月別アーカイブ: 2019年4月

スペースX社がロケット実験中に事故を起こす



イーロン・マスクのスペースXがロケットエンジンの実験中に事故を起こしたとニュースが伝えている。


スペースXとNASA、宇宙船のエンジン異常の原因について沈黙続ける
AFPBB News 2019/04/26 06:23

【AFP=時事】米フロリダ州で20日に発生した米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)のカプセル型宇宙船クルー・ドラゴン(Crew Dragon)のエンジン試験中のトラブルをめぐり、同社と米航空宇宙局(NASA)は25日になっても原因を明らかにせず、重大とみられるトラブルは謎に包まれたままとなっている。

 同宇宙船は年内に米国人宇宙飛行士を乗せ、国際宇宙ステーション(ISS)に打ち上げられる計画となっている。

 イーロン・マスク(Elon Musk)氏が創業し最高経営責任者(CEO)を務めるスペースXは、フロリダ州ケープカナベラル(Cape Canaveral)での20日の地上試験中に「異常」が発生したと述べた。

 ニュースサイト「フロリダ・トゥデイ(Florida Today)」には、試験場から大量の煙が出ている様子を捉えた画像が掲載され、爆発の可能性があるとの臆測を呼んでいる。ツイッター(Twitter)には爆発の瞬間を捉えた動画が投稿されている。動画が本物であるかは証明されておらず、スペースXは動画の信ぴょう性を否定していない。

20日の発表以降、スペースXは詳細を明らかにせず、NASAもいかなる質問もスペースXに問い合わせるようにと回答している。

 ただNASAの航空宇宙安全諮問委員会(ASAP)は25日、クルー・ドラゴンのエンジン「スーパードラコ(SuperDraco)」8個の発火によりトラブルが生じたことは認めた。

 同諮問委員会のパトリシア・サンダース(Patricia Sanders)委員長は、アラバマ州ハンツビル(Huntsville)での会合で、今回のトラブルで「負傷者は出ていない」とし「スペースXが調査を主導し、NASAも積極的に参加」していると述べた。


まさに現在、射手座に土星がトランジットして、ラーフ/ケートゥ軸が重なり、火星もアスペクトしている効果である。


マンデン占星術では、土星や火星などの凶星の影響が重なった場合、地震や災害、戦争や事故などを表わすが、特に土星、火星、ラーフ/ケートゥ軸という太陽を除いた凶星群のほどんどが射手座にフルアスペクトしている状態である。


先日からこの象意が飛行機墜落事故(エチオピア)や爆弾テロ(スリランカ)、そして今回のロケット爆発事故(米国)など次々に大規模事故や災害を起こしていることがはっきりと理解できる。






因みに今回のスペースXの事故の映像、写真を探そうとして、検索していた所、スペースX社による過去の事故の写真が検索されて出て来た。



スペースX社は、2016年9月1日にフロリダの空軍基地で、2日後に打ち上げ予定だったロケットが爆発しており、2015年6月28日にも無人ロケット「ファルコン9」が打ち上げ後に爆発している。






2016年9月1日の事故の時、射手座には凶星の影響はないが、太陽と月が獅子座でコンジャンクトし、そこにラーフ/ケートゥ軸が重なっている為、日蝕が生じている。


そして、そこに土星がアスペクトしているが、獅子座にラーフが在住し、そこに土星がアスペクトしている。


つまり、獅子座にラーフと土星の影響が見られる。


獅子座も射手座と同様、事故などを表わす危険な星座であり、ジャイミニの解釈では、射手座の他に獅子座、牡羊座なども危険な星座である。


要するにジャイミニのロジックでは、火の星座は危険である。


その獅子座に日蝕が形成されて、土星がアスペクトしているが、獅子座から見ると4室に土星と火星が在住し、10室にアスペクトしている。


そして、この日の同じ朝に中国が衛星「高文10号」の打ち上げに失敗して、長征4号丙ロケットが失われたようである。



世界の別の地域で、ロケットの打ち上げに失敗していることは、明らかに占星学的な約束事であったことを表わしている。







2015年6月28日の事故の場合は、まさに打ち上げ後の爆発であり、また高い所からの転落にも相当するが、トランジットを見ると、逆行する土星が蠍座から射手座にアスペクトし、火星が双子座からアスペクトしている。


またジャイミニアスペクトでは、火星、ラーフ、ケートゥが射手座にアスペクトして、射手座を傷つけている。






2018年12月6日にも爆発ではないもののスペースXのファルコン9がロケットの着地に失敗している。






この時は、既にトランジットの土星が射手座を通過中である。




米国では20世紀に164回ロケットの打ち上げに失敗したようである。




失敗した回数が多いことを考えると、決して安全な乗り物であるとは言えない。



ロケットエンジンとは、燃料に火を付けて爆発を起こして、推進力に変える仕組みであり、車のガソリンエンジンなどと比べると、大規模で、火力も強いため、非常に危険である。



ロケットが打ち上げられる時、それは爆発であり、周囲に煙と音を響かせる。



元々ロケットとは、ナチスドイツが世界で初めて開発したV2ロケットの技術を元にしており、終戦後、米国がペーパークリップ作戦で、ドイツの科学者、技術者を米国に連れてきて、ミサイルの開発競争をした結果、生まれた技術である。


敵の陣地へ着弾させるという発想の技術であり、人を運ぶ乗り物という発想ではない。



しかし、現在、イーロン・マスクなどがもてはやされて、ロケットで火星に移住する計画とか、既存のロケット工学などの技術の延長で、色々と壮大な計画を夢想しているようだが、非現実的に思えるプランである。



現在の物質科学のパラダイムの中から全く外れていない発想であるが、燃料を燃やして、推進力に変えるロケットエンジンは、石油を支配する巨大企業の利益に合致しているため、こうしたイーロン・マスクのロケットによる有人宇宙旅行計画などが世間的に受け入れられているように思える。



因みに米国のロッキード社などは墜落したUFOからリバースエンジニアリングによって既に反重力推進の技術を取得して、地球製のUFOを開発して保持している。



この反重力推進システムで宇宙に行く方がより安全であるが、石油系の巨大多国籍企業の利益に合致しないためか、全くこうしたパラダイムシフトが起こらない。




ジャイミニの発想だと、射手座、獅子座、牡羊座などの火の星座は、事故などが起こりやすい危険な星座なのだが、ロケットエンジンで燃料を燃やすというのはまさに火の象意である。


一方で、反重力推進システムなどで、空を飛ぶUFOなどは、よりスマートであり、明らかに水瓶座、双子座、天秤座の風の星座の象意である。



世間的にはようやく電気自動車というものが、普及し始めているが、まだまだこれからである。


この電気自動車はガソリンエンジンを使わないので、燃焼系の推進システムではなく、これは明らかに水瓶座の象意である。


電子とは電子の流れであるが、光が粒子性と波動性を持つように電子も粒子性と波動性を持っており、一種の波であると考えられる。



この波動を扱う科学は、水瓶座の科学であり、電波を使うラジオ、テレビ、携帯電話などは、現代の白魔術である。



燃料を燃焼させて爆発を起こし、それを推進力に変えるロケットエンジンは、原始的であり、これだけテクノロジーが発達した今、非常に違和感を感じざるを得ない。



石油による火力や原子力といった分野は、政治権力と関係があり、原子力も権力者が、戦争する力、支配する力を保持する為に必要とされている。



それはやはり石油系の巨大な既得権益者のせいである。



現代社会は、どちらの方向に進んで行くのか、古いパラダイムか、それとも新しいパラダイムか、非常に迷走し、混迷の度を深めている。



しかし、電気自動車、人工知能、ブロックチェーンによる分散型社会、物のインターネット(IOT)、シェアリングなど、少しずつ水瓶座の文明へとシフトしていく兆候が見られるのは確かである。





(参考資料)



スペースXのロケット爆発、悲劇から学ぶ
失敗から成功へ、一進一退を繰り返す宇宙開発
2016.09.06 NATIONAL GEOGRAPHIC

米国東部時間の9月1日朝、フロリダ州ケープカナベラルにある空軍基地で、2日後に打ち上げ予定だった宇宙企業スペースX社のロケットとイスラエルの通信衛星が爆発した。

爆発が起こったのは午前9時7分ごろ。NASAのケネディ宇宙センターの東にある軍事施設、ケープカナベラル空軍基地第40複合発射施設でのことだった。目撃者らは、数キロ離れた場所からでも黒い煙の雲が見え、雷のようなごう音が響いたと話している。

 米空軍は、爆発によって「一般市民に危険がおよぶことはない」とコメントを出したほか、基地の救急隊員が現場に向かったと述べた。スペースX社も独自に声明を出し、「発射台に異常があったため、ロケットとペイロードが失われた。発射台は標準的な手順に従 って片付けられ、負傷者は出ていない」とした。

発射にはリスクが伴う

 宇宙飛行産業にリスクは付き物で、今回のような爆発は決して珍しくない。この日だけでも、もう1件ロケット事故が起こっているのだ。同じ朝、中国が衛星「高文10号」の打ち上げに失敗した。現時点で原因は不明だが、長征4号丙ロケットが失われるという大き な損害が出ている。

 スペースX社のロケットにしても、爆発は今回が初めてではない。2015年6月28日、国際宇宙ステーションに物資を届ける無人ロケット「ファルコン9」が打ち上げ後に爆発。NASAに少なくとも1億1000万ドルの損害が出た。数週間後、スペースX社のCEOイーロン・マ スク氏は、同社のロケットが爆発したのは、過去7年で初めてであると述べた。(参考記事:「物資の残りわずか2カ月分、国際宇宙ステーション」)

 アポロ13号のフライトディレクター、ジーン・クランツ氏は「失敗は選択肢にない」という不朽の名言を残したが、ロケットに関しては失敗の可能性が常にあることを、1日の事故はあらためて示した。英語では「難しいことではない」という場合に「ロケット科学 じゃないんだから(it’s not rocket science)」という言い回しが使われるが、実際には、ロケット科学はごく基本的な物理の法則に基づいている。本当に厄介なのは、ロケット工学だ。

 マサチューセッツ工科大学安全保障研究プログラムで研究員を務めるジム・ウォルシュ氏は、米国の公共ラジオネットワークであるナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)に対し、「ロケットは極めて複雑な装置です」と語った。「数百万の部品があり、ミスを犯 す可能性は部品の数だけあります。計算上のミスかもしれませんし、構造上のミスかもしれません」

 とりわけ、新たに設計されたロケットでは不具合が珍しくない。例えば、米国では20世紀に164回打ち上げに失敗したが、うち101件は宇宙開発計画開始後10年以内に発生している。ソビエト連邦に遅れを取るまいと、技術者たちが奮闘していたころだ。(参考記事 :「NASA黄金時代のお宝写真約700枚がオークションに」)

 ここ10年は、効率的で費用対効果の高いロケット設計への需要が高まり、技術革新が進んでいるが、その反面、落胆することもよく起きている。

 ロケット工学を専門とし、1985年から1999年までに米国で起こった打ち上げ失敗例の研究を主導したイーシー・チャン氏はこう記している。「米国では、デルタIII、コネストガ、アテナ、ペガサスなど、新たに開発された商業用打ち上げシステムでは、初期に打ち 上げの失敗があった。1950年代後半から1960年代前半にかけて起こったバンガード、ジュノー、ソー、アトラスの失敗を再現することになったのだ」

悲劇から学ぶ

 ロケット打ち上げの全体的な成功率は高い水準を保っているが(昨年は世界で行われた打ち上げ87回のうち、82回で軌道投入に成功している)、1度失敗すれば、金額の面でも信頼性の面でも甚大な損失が発生する。

 例えば2003年には、日本がH-IIAロケットの打ち上げに失敗した。H-IIAロケットはH-II発射システムより経済的で競争力のあるロケットを目指して開発されたものだが、2本のブースターが分離できず、指令破壊せざるを得なかったため、軌道投入に至らなかった。

このロケットには情報収集衛星が積まれていた。損失額は7800万ドルに上り、世界各国からの信頼も揺らぐ事態となった。

 米国で起こった無人打ち上げ機の失敗のうち、最大級の損失額となったのは2011年の4段式ロケット、トーラスXLだ。地球の気象研究を目的とした4億2400万ドルの衛星を積んでいたが、先端のノーズコーンが時間通りに分離できず、太平洋に落下した。

 発射台から1度も飛び立てなかったロケットもある。なかでも、1967年のアポロ・サターン宇宙船は最も悲惨な結果となった。発射台での演習中に突然火災が起こり、NASAの宇宙飛行士3人が亡くなったのだ。NASAにとっては当時まだ着手したばかりの有人宇宙飛行 計画で初めて人命を失った悲劇であり、このミッションは後に3人の犠牲者に敬意を表して「アポロ1号」と命名された。

 一方で、この悲劇を教訓にして実を結んだこともある。NASAは事故後、アポロ宇宙船の安全装置と手順を大幅に改善し、それ以降のアポロ計画は(アポロ13号のような事態はあったものの)安全面でほぼ完璧という実績を挙げたのだ。

「悲劇から学ぶ」という意志は現在でも受け継がれている。NASAのチャールズ・ボールデン長官は2015年に起きたスペースX社の事故を受けて、過去の事例同様、この爆発事故によって「宇宙飛行が途方もない挑戦だということをあらためて教えられました。しかし、 我々は一つ一つの成功と挫折から学んでいくのです」と語った。
参照元:スペースXのロケット爆発、悲劇から学ぶ
失敗から成功へ、一進一退を繰り返す宇宙開発
2016.09.06 NATIONAL GEOGRAPHIC

解き明かされた"難解で複雑な"原因、1月8日に打ち上げ再開へ
鳥嶋真也 2017/01/05 10:09 マイナビニュース

9月1日(日本時間)、米国の宇宙企業スペースXの「ファルコン9」ロケットが、打ち上げに向けた試験中に爆発する事故が発生した。この事故によりロケットは完全に破壊され、ロケットの先端に搭載されていたイスラエルの人工衛星「アモス6」も喪失。さらに発射台も大きな被害を受けた。

事故から4カ月が経った1月2日、スペースXはこの事故の調査結果を発表。同時に1月8日の打ち上げ再開を目指すと発表した。はたして、イーロン・マスク氏が「スペースX史上、最も難解で複雑な失敗」と語った事故の原因は何だったのか。そしてスペースXとファルコン9はこのどん底から這い上がれるのだろうか。

解き明かされた「難解で複雑な原因」

9月1日の事故後、スペースXからはまず11月中の打ち上げ再開を目指すという発言があったものの実現せず、続いて12月中を目指すという発言もあったがこれも実現せず、年明けを迎えることになった。

1月2日、スペースXは事故原因の調査結果を発表し、ロケットの第2段の液体酸素タンク内に搭載してある、ヘリウムの入った3つの圧力容器のうちのひとつの破損によるものだった、と明らかにした。

この圧力容器は外側(外張り)が炭素繊維複合材、内側(内張り)がアルミニウムで作られた二重構造になっており、Composite Overwrapped Pressure Vesselの頭文字から「COPV」と呼ばれている。ファルコン9の第1段と第2段の両方に搭載されており、中には極低温に冷やされたヘリウムが詰め込まれ、各段のタンクの加圧に使われる。

このCOPVは液体酸素タンクの"中"、つまり液体の酸素に沈み込ませた形で設置されており、言い方を変えるとCOPVと液体酸素が直接触れ合った状態にある。圧力容器の中に入った冷たいヘリウムは、冷却し続けなければすぐに温度が上がって膨張してしまうため、同じように冷たい液体酸素に沈み込ませることで、温度が上がるのを抑えている。

今回の事故では、まずCOPVの外側の炭素繊維複合材と内側のアルミニウムとのあいだにある隙間、もしくはアルミニウムが歪んだことで発生した隙間に、推進剤である酸素が入り込んで蓄積。くわえて、炭素繊維の破壊や摩擦によって火がつき、爆発に至ったという。実際、事故現場から回収されたCOPVからは、内張りのアルミニウムが変形していることが確認されたという。

また、COPVの中に充填された極低温のヘリウムが、周囲の液体酸素を冷やして固体酸素にしてしまった可能性もあり、この場合さらに引火する危険が高まるとしている。

COPVのような、炭素繊維複合材を使った圧力容器、というのは珍しいものではなく、金属製の容器に比べ軽く造れるので、ほかのロケットでも、あるいはほかの用途でも広く使われている。また、圧力容器を液体酸素タンクの中に置くことも特段おかしなことではなく、ほかのロケットでも液体水素や液体酸素のタンクの中に圧力容器を入れるといったことは行われている。

しかし、ファルコン9の場合は「COPVを液体酸素の中に入れる」という点がほかにはない特徴だった。ほかのロケットの場合、COPVを使う場合は推進剤タンクの中に入れず、外に搭載する。あるいはタンクの中に入れる場合でも炭素繊維複合材を使わない、純粋な金属製タンクを使用する。

これには、炭素繊維複合材が極低温に弱く、また内側の金属部分との熱膨張率の違いで割れたり破裂したりする可能性があること、生産時に品質にムラが生じやすいこと、さらに液体酸素という強力な酸化剤の中に炭素繊維複合材を入れることは(まさに今回のような)引火につながる可能性がある、といった理由がある。

さらに、ファルコン9の現行型「フル・スラスト」では、推進剤をたくさん詰めるよう、通常よりもさらに冷やして密度を高めており、さらにヘリウムもより冷却し、さらに充填も打ち上げ直前に急速に流し込むという手順をとっていた。そのためほかのロケットよりも各部分へかかる影響が大きく、それが今回、COPVで顕著に出た、ということもあった。

こうしたファルコン9ならではの理由が重なり、事故に至った。

1月8日の打ち上げ再開を目指す

事故発生後、スペースXは「故障の木解析」と呼ばれる、こうした事故ではおなじみの解析方法を使って原因を推定。さらに地上での再現試験なども経て、特定に至った。調査には連邦航空局(FAA)、米国空軍、米国航空宇宙局(NASA)、そして国家運輸安全委員会(NTSB)、外部の専門家なども参加しており、今回の結論には彼らスペースX以外の専門家の同意も得られたものと考えられる。

スペースXではこの調査結果を受け、短期的、長期的の2つの面から是正措置を取るとしている。

まず短期的には、COPVの設置場所を変え、詰め込むヘリウムの温度をこれまでよりも若干上げられるようにするという。もちろん極低温であることには変わらないが、少なくとも隣接する液体酸素が固体にならない程度には温度を上げるということだろう。またヘリウムを充填する手順も以前のやり方に戻し、ゆっくり流し込むようにするという。この場合、ヘリウムの充填量が減ったり、充填中に蒸発するヘリウムの量が増えるなど、効率やかかるコストという点でやや劣るものの、致し方ないところだろう。

また長期的には、COPVの内側のアルミニウムの歪みを防ぐための設計を変えるとしている。これが完成すれば、ヘリウムを充填する手順をもとに戻し、ここ最近と同じ、急速に流し込めるようにできるとしている。

1月2日の時点で、ファルコン9の打ち上げ再開は1月8日に予定されている(時刻は不明)。打ち上げ場所はカリフォルニア州にあるヴァンデンバーグ空軍基地で、衛星通信会社イリジウムの通信衛星「イリジウムNEXT」を10機まとめて打ち上げる。

また、事故が起きたフロリダ州ケイプ・カナヴェラル空軍ステーションはまだ修理中だが、隣接するケネディ宇宙センターの第39A発射台を使えるようにする作業が進んでいる。この発射台はもともとスペース・シャトル、さらにさかのぼるとアポロ計画で使われたサターンVロケットが打ち上げられていた場所で、シャトルの引退後にスペースXがNASAから借り、同社の有人宇宙船「ドラゴン2」を打ち上げるための改修を続けていた。しかし、今回の事故が起きたことで、ドラゴン2だけでなく無人の人工衛星も打ち上げられるようにするための改修も同時に行われることになった。

もともと事故前から、ドラゴン2を打ち上げるための作業が進んでいたこともあり、改修作業はほぼ完了し、1月下旬には打ち上げが可能になるという。

NewSpaceの雄、這い上がれるか

結論から言えば、今回の事故はスペースXに極低温の液体酸素やヘリウム、そして炭素繊維複合材を扱うための知見が欠けていたということになろう。また、今回の事象が試験で再現できたということは、事前の試験も不十分だったということになるだろう。さらにファルコン9は2015年にも一度失敗しており、このときの原因はCOPVを支える支柱に欠陥があったと結論付けられているが、実は今回と同様の原因だった可能性も指摘されている。いずれにしても、同社がファルコン9の開発、そして改良を急ぎすぎた結果という感は否めない。

だが、そうした今流行の言葉で言うところの「スピード感」こそが、スペースXをスペースXたらしめているのも事実で、ほかのロケットのように入念な設計や開発、試験を経ていれば、今回のような事故は起きなかったかもしれないが、一方で同社が今日のような著しい成長を果たすこともなかっただろう。そしてこれからも、重厚長大なこれまでの宇宙開発とは一線を画するこのやり方を、彼らは貫き続けるだろう。

しかし、その姿勢をどう評価するのかは顧客である。衛星の事業者が、いくら安価でも危なっかしいロケットに自社の衛星は載せられないと判断すれば、スペースXは商業打ち上げという収入源のひとつを失うことになる。また今年以降からは米空軍など政府系衛星の打ち上げも始まり、さらに2018年からは宇宙飛行士を乗せた有人飛行も控えており、同社にとってはとにかく8日の打ち上げを成功させ、さらに連続成功を続けていくことで、顧客の信頼を取り戻していくほかない。

また、COPVの設計変更を行うということは、これまでのロケットの設計が間違いであったということを意味する。スペースXはファルコン9で政府系衛星や有人宇宙船を打ち上げるにあたって、米空軍やNASAなどから審査と認証を受けてきたが、その有効性も疑わしくなる。設計変更後のロケットそのものの再認証が必要になるのか、設計を変えた箇所のみ最低限の再審査で済むのかは現時点では定かではないが、ともかく2017年はスペースXにとって試練の年となりそうである。

もっとも、スペースXはそんな心配をよそに、2016年12月29日、Instagramに「ファルコン・ヘヴィ」ロケットの写真を投稿した。ファルコン・ヘヴィは同社が今年打ち上げ予定の巨大ロケットで、ファルコン9を3機束ねたような姿をしている。

まだファルコン9の事故の調査結果を発表する前の段階でこの写真を公開したあたり、ファルコン9の打ち上げ再開はもちろん、さらにその先へも我々は立ち止まらず突き進んでいくぞ、というメッセージのようにも受け取れる。
参照元:解き明かされた"難解で複雑な"原因、1月8日に打ち上げ再開へ
鳥嶋真也 2017/01/05 10:09 マイナビニュース

米スペースXの宇宙船、試験中に「異常」 有人飛行に影響か
2019年04月22日 BBC NEWS JAPAN

アメリカの宇宙開発企業スペースX(エックス)の宇宙船「クルー・ドラゴン」で20日、エンジンの試験中に「異常」が発生した。同社が年内に予定している国際宇宙ステーション(ISS)への有人飛行が延期される可能性もある。

アメリカでは2011年にスペースシャトルの飛行を終了。それ以来、同国の宇宙飛行士はロシアの宇宙船ソユーズでISSに行っている。

米空軍の広報官が地元メディアに語ったところでは、「クルー・ドラゴン」は、フロリダ州のケープ・カナベラル空軍基地でエンジンの燃焼試験中だった。この事故によるけが人はいなかったという。

「クルー・ドラゴン」は、3月に初の無人の打ち上げ実験を成功させたばかりだった。

スペースXは事故に関する調査の開始を発表。宇宙船のシステムが「厳しい安全基準」に適合していることを確認すると述べた。

この事故が原因とみられる煙を撮影した写真が、ソーシャルメディアで出回っている。下のツイッターでは、投稿者が「ビーチから煙が見えた」と書いている。

スペースXは、起業家イーロン・マスク氏が2002年に設立した。

(英語記事 SpaceX capsule suffers 'anomaly' in tests)
参照元:米スペースXの宇宙船、試験中に「異常」 有人飛行に影響か
2019年04月22日 BBC NEWS JAPAN









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スリランカ連続爆弾テロについて -シンハラ人、タミル人、ムーア人 26年の民族的確執-



昨日(4/21)、スリランカの大都市コロンボなどでキリスト教会や高級ホテルで計8回の連続爆弾テロが起きている。


テロによる死者が290人にも及び、その中には日本人も含まれているという。


日本人1人死亡=連続爆弾テロ、死者290人-スリランカ
2019年04月22日12時15分 時事ドットコム

【ニューデリー時事】スリランカの最大都市コロンボなどのキリスト教会や高級ホテルで21日、テロとみられる計8回の爆発が起きた事件で、河野太郎外相は22日、東京の外務省で記者団に対し、日本人の被害について1人が死亡、4人が負傷していると明らかにした。一方、スリランカ警察は22日、テロによる死者数が290人に達したと発表した。ロイター通信が伝えた。

日本政府関係者によると、死亡した日本人はスリランカ在住者だった。ロイター通信は、外国人の死者数について、少なくとも32人と報じた。米英両政府も自国民の死亡を確認した。

ロイターによると、警察当局者は「爆発のほとんどは自爆テロによるものだ」と語った。当局は容疑者13人を拘束し、背後関係を調べているが、動機も含め実行犯の実態は明らかになっていない。ウィクラマシンハ首相は、容疑者について「地元の者とみられる」と語ったが、外国とのつながりも調べている。
 爆発はまず21日午前、キリスト教のイースター(復活祭)を祝う教会や、外国人の利用者が多いコロンボの五つ星ホテルで6件が相次いだ。午後になってコロンボ近郊のホテルでさらに1件が発生。当局がコロンボの住宅に捜索に入った際にももう1件起きた。


スリランカというと仏教の国で、平和で、アーユルヴェーダなどをしにバカンスを楽しみに行くといったイメージがあるが、そんなスリランカで、大規模な連続爆弾テロが起こったことに非常に驚かざるを得ない。


然し、調べてみれば、1983年にシンハラ人とタミル人との大規模な民族対立が起こって、全土にわたって暴動が繰り返され、26年に亘る内戦が繰り広げられたというので、平和なイメージはごく最近のものである。


wikipediaによれば、スリランカは、1948年2月4日にイギリス連邦内の自治領(英連邦王国)として、セイロンという国名で独立している。


その後、1972年に仏教を準国教扱いにする新憲法を発布し、共和制に移行し、国名をスリランカ共和国に改称したと記されている。


1978年に議院内閣制から大統領が執行権を行使する大統領制に移行し、スリランカ民主社会主義共和国という現国名に改称したようである。



アストロデータバンクには、1948年2月4日の最初の英領内の自治領としての独立時と、1972年の新憲法発布、共和制への移行時のデータがあったため、まずは、1948年2月4日の最初の独立時の建国図を作成してみた。






まず、チャートを作成してみると、非常に驚いたが、今回のテロリズムの理由を瞬時に読み取ることが出来た。



このマンデン図によれば、スリランカは2018年9月15日からマハダシャーがラーフ期に移行しているが、ラーフは牡羊座のバラニーに在住し、土星からのアスペクトを受け、ディスポジターの火星は8室で逆行し、逆行する土星のアスペクトを受けている。



4室は国土や不動産、教会や大学などの建物などのインフラ関係、愛国心や民主化運動を表わし、また議会なども表わし、国民感情や国民生活などに関わるハウスである。



ラーフが4室に在住して土星がアスペクトすることによって4室が激しく傷ついている為に爆弾テロで、教会やホテルなどの国内の重要な不動産、インフラが破壊されたのである。



またディスポジターの火星が8室(災難、苦悩)に在住していることも、国土が荒廃し、国民生活が混乱に巻き込まれることを示している。



まず基本的にスリランカが26年間にも亘って、内戦によって国民生活が不安定化したのはこの配置の為である。



またラーフは、牡羊座のバラニーに在住しているが、バラニーは反体制組織や諜報機関などを表わすナクシャトラである。




スリランカのシンハラ人とタミル人との民族対立の歴史の中に今回のテロリズムの原因が潜んでいると考えられる。



シンハラ人とは、元々北インドから移住してアヌラーダプラ王国を作ったとされる人々であり、上座部仏教を信仰し、総人口のうち約7割を占める人々である。



一方で、スリランカ・タミル人の原型とは、 南インドのタミル・ナードゥ地方から断続的に移住してきた人々であり、古くから南インドに住みついている土着のインド人である。



インドには古くからドラヴィダ系の土着のインド人が住んでいたが、北部からアーリア人が侵入して来たのである。



因みにwikipedia インド・アーリア人には以下のように記されており、戦闘的な狩猟民族が、土着のドラヴィタ系の平和なインド人の住む地域に侵入してきたと理解できる。




インド・アーリア人は、馬曳戦車を駆使し、青銅製の武器を使い、鎧を身にまとっていたため、戦闘においては強力で、さまざまな争いに打ち勝ったものと考えられている。

(wikipedia インド・アーリア人より引用抜粋)



シンハラ人とは、ドラヴィタ系とアーリア人の混血ということから、おそらくアーリア人という範疇で考えることが出来る。


そして、タミル人はドラヴィタ系の土着の昔からのインド人である。




シンハラ人には、一部にはキリスト教徒も含まれており、おそらく今回のキリスト教会へのテロの標的になったものと思われる。



1977年に総人口の7割を占めるシンハラ人を主体とする中道右派政党の統一国民党 (UNP)が選挙に勝利して政権を取得し、資本主義の導入、経済の自由化などを推し進めて来たのである。



その後、1983年からシンハラ人とタミル人に対する大規模な民族対立が26年間も続いていることを考えると、この国内の混乱とは、欧米と結託して、資本主義政策や経済の自由化政策、特に最近では、市場原理主義政策による国内の政治運営についてのタミル人の不満と、シンハラ人に対する武装蜂起が、スリランカの民族対立の本質である。



今回のテロで欧米人が使うキリスト教会や高級ホテルなどが標的にされたのは、市場原理を押し付けてくる欧米と、欧米と結託し、欧米の価値観を持ちこむシンハラ人に対する武装蜂起だからである。



wikipedia スリランカによれば、『1983年: シンハラ人とタミル人との大規模な民族対立が起こって、全土にわたって暴動が繰り返された。これ以後、2009年に至るまで長期にわたる事実上の内戦状態が継続した。シンハラ人とムーア人の対立、シンハラ人内部の対立も激化する。』と記されている。



上記でシンハラ人と対立したムーア人とは、イスラム教を信奉するムスリムであり、8世紀から15世紀にかけてスリランカに住み着いたアラブ人商人達であるという。




つまり、スリランカの内戦とは、シンハラ人(アーリア人)と、タミル人(ドラヴィタ系土着インド人)、ムーア人(イスラム教)との三つ巴の戦いである。



そして、今回のテロとは2009年に治まっていた国内の内戦のぶり返しであり、おそらく人口の3割しか占めていない少数民族であるタミル人(ドラヴィタ系土着インド人)やムーア人(イスラム教)の反体制武装組織によるシンハラ人やシンハラ人の背後にいる欧米人に対する犯行なのである。



290人犠牲、捜査本格化=謎の実行組織-スリランカ連続爆弾テロ
2019年04月22日14時24分 時事ドットコム

【ニューデリー時事】スリランカで日本人を含む290人が犠牲になった連続爆弾テロから一夜明けた22日、治安当局は拘束した13人を正式逮捕するなど捜査を本格化させた。警察筋がAFP通信に語ったところによると、13人は同じ過激派に属し、最大都市コロンボ内外の2カ所で拘束された。ただ、テロの実行組織やその動機など事件の背景は不明のままだ。

事件ではスリランカ在住の日本人1人が犠牲となり、4人が負傷した。日本政府は職員を新たに派遣し、爆発に巻き込まれた邦人の保護などに当たる。

 ロイター通信によると、21日に起きた8件の爆発のうちコロンボの3件と近郊ネゴンボの1件が同じ午前8時45分(日本時間午後0時15分)に発生。その5分後にコロンボでもう1件、さらに15分後、東部バティカロアで1件起きた。高い精度で実行された同時多発テロだった可能性が疑われている。

 AFPによると、最後の爆発は、警察が踏み込んだ家で起きたという。容疑者の自爆で警官3人が巻き添えになった。さらにコロンボの空港で「簡易爆弾(IED)」とみられる爆発物が見つかり、21日夜までに処理された。

 警察内部では今月に入って「イスラム過激派『ナショナル・タウヒード・ジャマア(NTJ)』が、いくつか目立つ教会と、インド大使館を狙い自爆攻撃を計画していると外国の情報機関が報告してきた」と警告する文書が回覧されていた。NTJは昨年、仏像を破壊する事件を起こしたとして捜査関係者の間ではその名を知られていた。



この牡羊座のバラニーに在住するラーフのマハダシャーに移行したことによって、地下に潜伏していた反体制組織が活動を開始したということなのである。



そして、再び、過去の内乱状態の時のように国内の平和を脅かし始めたのである。



そして、それは2016年半ば頃から牡羊座に天王星が入室し、世界の右傾化が始まり、民族主義、国家主義、国家社会主義が勃興して来たこととも関係している。



スリランカのマンデン図のラーフに天王星がトランジットしているのである。








そして、もう一つは、現在、やはり射手座に土星、木星、ケートゥが集中し、火星がアスペクトして、射手座にトランジットの惑星のエネルギーが集中していることである。射手座には木星と土星のダブルトランジットが成立している。



射手座はスリランカの建国図で、12室に該当し、12室はマンデン占星術によれば、秘密の敵、秘密の計画、地下活動、外国のスパイ、敵によるスパイ活動、破壊活動家、陰謀、テロリスト、戦争と損失、暗殺などを表わすハウスである。



従って、今回の連続爆弾テロは、この12室の象意そのものである。



この連続爆弾テロに外国の勢力、例えば、イスラム原理主義などの支援があったのかどうかは分からないが、そうした可能性も考慮することが出来るのである。


何故なら、12室は外国のスパイという象意もあるからである。



日頃、欧米諸国に対して恨みのある勢力が外国からスリランカ国内の反体制活動を支援しているかもしれないのである。





因みにバラニーは非常に凶暴なナクシャトラであるが、CIAとかKGBとかMI6とかモサドとか諜報機関の最前線で働く人物はこのナクシャトラに惑星が在住している人が多い。


例えば、元イギリス海軍の情報部に所属し、退職後、007(ジェームズ・ボンド)などスパイ小説を書いたイアン・フレミングなどは、月がバラニーに在住しているし、CIAに所属していたことのあるデヴィッド・ロックフェラーは火星がバラニーに在住している。


CIAは戦後のアメリカの第二の植民地政策において重要な役割を果たし、諸外国の反体制運動を組織したり、アメリカに従わない国家指導者を暗殺したりして来たが、アメリカのそうした活動は、諸外国にとっては12室に該当するのである。



因みにブリハットサンヒター 第15章 星宿の分野には以下のように記されている。



27 バラニー宿には、血のついた肉を食べる人、残酷な人、殺戮・捕獲・破壊を好む人、籾のある穀物、低い家系に生まれたもの、精神の弱い人が属する。

(占術大集成(ブリハット・サンヒター)〈1〉古代インドの前兆占い (東洋文庫) ヴァラーハミヒラ (著), Varahamihira (原著), 矢野 道雄 (翻訳), 杉田 瑞枝 (翻訳)より引用抜粋)


この象意を見ると、『血のついた肉を食べる人、残酷な人、殺戮・捕獲・破壊を好む人』など不吉な象意が列挙されており、外国で爆弾テロなどの工作活動などに従事するCIAなどの諜報員の象意そのものである。




因みに1972年にスリランカで新憲法を発布し、共和制に移行した時のデータでマンデン図を作成してみたが、このチャートだと、現在、マハダシャーが木星期で、木星/金星期である。








木星は月から見た4室の支配星で、3、8室支配の火星からアスペクトされており、木星、土星、ケートゥが4室をトランジットして、火星も4室にアスペクトしている状況である。


月から見た3、8室支配の火星は10室に在住しており、その火星にトランジットのラーフがコンジャンクトし、土星や木星がアスペクトして、3、8室支配の火星にダブルトランジットしている。


そして、この火星のディスポジターの水星は8室のバラニーに在住して、8室と10室で星座交換している。



こちらのチャートでも今回の連続テロのことが説明できるようである。




今年中は、射手座に土星、木星、ラーフ/ケートゥ軸などがトランジットし、木星は一旦蠍座に逆行して、再び、年末に射手座に入室していくが、射手座はスリランカの12室である。



今年中はスリランカはテロリズムに巻き込まれる危険性があると言えるのである。



もし射手座が土星や火星、ラーフ、ケートゥによって傷つけられ、そこにラグナロードが絡んでいたり、あるいは、ジャイミニのロジックで、傷ついたAKやGKが絡んでいたりする場合、飛行機でスリランカまで跳躍して楽しもうとした矢先にこうしたテロリズムに巻き込まれる可能性があるということが出来る。



そうした場合、飛行機の墜落に例えられるような悲劇になりかねない。












(参考資料)



スリランカ連続テロ、邦人1人死亡 死者290人に
2019/4/22 8:58 日本経済新聞

【ムンバイ=早川麗】インド洋の島国スリランカの計8カ所で21日起きた爆発を巡り、菅義偉官房長官は22日午前の記者会見で「現時点で邦人1人が死亡、4人が負傷したと確認した」と明らかにし た。ロイター通信によると、計290人が死亡し、約500人が負傷した。スリランカ政府は連続爆破テロとみて捜査を進めており、捜査当局が13人のスリランカ人を拘束したという。

安倍晋三首相は首相官邸で記者団に「日本はスリランカ、国際社会と手を携えて断固としてテロと戦う決意だ」と述べた。政府は同日までに、被害状況を把握するため、首相官邸直轄の「国際テ ロ情報収集ユニット」を現地に派遣した。菅氏は在留邦人や旅行者にメールで注意喚起したことも明らかにした。

外務省幹部は邦人の死者がさらに増える状況にはないとの見通しを示した。死者の性別や身元は遺族の希望で公表できないとしている。

KDDIは22日、社員1人がスリランカの最大都市コロンボ市内のホテルに滞在中、爆発に巻き込まれて負傷したと明らかにした。社員は電話ができ歩ける状態で、現在入院しているという。

スリランカ政府によると、11人の外国人死亡者の身元が確認された。インド人が3人、英国人が3人、英国と米国の二重国籍が2人、トルコ人が2人、ポルトガル人が1人。さらに外国人とみられる25 人の遺体があり、21日時点で36人の外国人が死亡した可能性がある。このほか19人の外国人が負傷し、病院で手当てを受けている。

海外での主な邦人被害では、2016年7月にバングラデシュの首都ダッカの飲食店で日本人7人がイスラム過激派に殺害されたほか、19年3月にはエチオピアで武装勢力が車を襲撃し、日本人女性1人 が死亡した。

スリランカでは21日午前、コロンボにある「シャングリラ」など3つの五つ星ホテルと、西部ネゴンボなどにある3つの教会でほぼ同時刻に爆発が起きた。その後、コロンボ近郊の動物園などでも 爆破があった。

経済活動への影響は必至だ。スリランカ政府は夜間外出禁止令を出し、偽情報の拡散を防ぐためフェイスブックなどソーシャルメディアの利用を停止した。同国のコロンボ証券取引所は22日を休 みにすることを決めた。スリランカ経済は観光への依存度が高く、事件で客足が遠のけば大きな打撃となる恐れもある。

この日はキリストの復活を祝う復活祭(イースター)にあたる。同国で少数派のキリスト教徒や、観光で訪れた外国人を狙った可能性が浮上している。ウィクラマシンハ首相は21日、自身のツイ ッターで「人々に対する卑劣な襲撃を強く非難する」とする声明を出し、爆発がテロ行為という認識を示した。

現地時間21日夜時点で、犯行声明は出ていない。スリランカでは1970年代に結成されたタミル人過激派組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」と、仏教徒中心の多数派シンハラ人の間で抗 争が続き、90年代に大統領が爆弾テロの犠牲になるなど治安が悪化した。その後、2009年にLTTEが敗北宣言し、ラジャパクサ前大統領が内戦終結を宣言していた。

現地では「周到に準備されたテロ」(現地ジャーナリスト)との見方が強まっているが、スリランカではキリスト教徒を狙った大規模なテロは珍しく、現地警察が爆発の背後関係を調べている。
参照元:スリランカ連続テロ、邦人1人死亡 死者290人に
2019/4/22 8:58 日本経済新聞

スリランカ連続テロ、邦人女性死亡 イスラム教徒13人拘束
2019年4月22日 中日新聞

 【コロンボ=共同】日本外務省は二十二日、スリランカの連続爆破テロで日本人一人が死亡し、四人が負傷したことが確認されたと明らかにした。日本政府関係者によると、死亡したのは現地在住の女性で高橋香(かおり)さん。地元メディアによると、警察当局者は二十二日、死者が二百九十人に上ったと述べた。負傷者は五百人以上。当局はイスラム教徒の計十三人を拘束、事情を聴くなどして実行犯の身元や動機、背後関係の捜査を続けた。

 日本政府関係者によると、日本人負傷者四人のうち一人は現地の日本大使館員。KDDIは出張中の男性社員一人が巻き込まれ、負傷したと明らかにした。

 スリランカでは今回のテロを受け、宗教間の対立が激化する懸念が出ている。犯行声明は出ていないが、当局はイスラム過激派が関与しているとみており、AP通信によると、国防相は八カ所で起きた爆発の大半が自爆だったとみられると述べた。二〇〇九年五月の内戦終結以降、安定していた治安が揺らぐ恐れもある。

 警察当局は今回の事件前に、イスラム過激派によるキリスト教会攻撃の可能性があることを把握していたとの情報もある。当局がテロを阻止できなかったことの責任を問う声も高まりそうだ。

 スリランカは人口の約七割をシンハラ人中心の仏教徒が占める。一割強がタミル人のヒンズー教徒。イスラム教徒は約一割、キリスト教徒は一割弱でいずれも少数派だ。

内戦ではタミル人が独立を求め、シンハラ人と争った。終結後の治安は比較的安定していたが、一部の仏教徒が過激化し、イスラム教徒と衝突。昨年三月には、イスラム教徒に襲われた仏教徒が死亡したことをきっかけに、報復として仏教徒によるイスラム教徒への襲撃が起き騒動が拡大、非常事態宣言が出された。

 事件は二十一日午前、コロンボ、西部ネゴンボ、東部バティカロアにある三つの教会と、コロンボ中心部の三つのホテルで相次いで爆発が起きた。さらにコロンボ郊外のホテルで爆発があり、住宅地で警官が職務質問をした容疑者が自爆して警官三人も死亡した。警察当局者によると、外国人は少なくとも三十五人が死亡した。

◆政府、情報収集へ派遣

 安倍晋三首相は二十二日、日本人一人を含む二百人以上が死亡したスリランカの連続爆破テロを受け「日本はスリランカ、国際社会と手を携えて断固としてテロと戦っていく決意だ」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。日本政府は、関連情報を官邸へ一元的に集約する組織「国際テロ情報収集ユニット」を現地に派遣した。関係者が明らかにした。

 首相はテロに関し「深い悲しみを覚えると同時に強い憤りを感じる。犠牲となられた方に対してお悔やみを申し上げたい」と強調。同時に「このようなテロは断じて許すことができない。強く非難する」と語った。
参照元:スリランカ連続テロ、邦人女性死亡 イスラム教徒13人拘束
2019年4月22日 中日新聞










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燃えるノートルダム大聖堂 -古い秩序の終わりを象徴-



フランス・パリのノートルダム大聖堂が火災で崩壊するショッキングな映像が、今朝のニュースで伝えられている。


ノートルダム大聖堂は、ローマ・カトリック教会の大聖堂で、ゴシック建築を代表する建物で、ユネスコの世界遺産にも登録されているフランスを象徴する歴史的建造物である。

wikipediaによれば、ノートルダムとはフランス語で「我らが貴婦人」という意味であり、聖母マリアを指すそうである。


パリから各地への距離を表わす時の起点はノートルダム大聖堂の前が起点となっており、歴史的に多くの祝賀行事や記念式典なども開かれており、フランスを象徴する歴史的建造物であるという。


但し、この歴史的建造物は、カトリック教会の建造物であるため、フランス革命の時には、ノートルダム大聖堂も襲撃を受け、大聖堂を飾っていた歴代の王の彫像が破壊されて埋められたという。


つまり、旧世界の封建的な秩序を象徴する建物であり、フリーメーソンやイルミナティーの立場からは、打倒すべき対象ということになる。


修復

1789年のフランス革命以降、自由思想を信奉し宗教を批判する市民により、大聖堂は「理性の神殿」とみなされ、破壊活動、略奪が繰り返されていた。1793年には西正面の3つの扉口および、王のギャラリーにあった彫刻の頭部が地上に落とされた。ノートルダムの歴史を語る装飾が削り取られ、大聖堂は廃墟と化した。

その後、ヴィクトル・ユーゴーの『ノートルダム・ド・パリ』の出版が、国民全体に大聖堂復興運動の意義を訴えることに成功し、1843年、ついに政府が大聖堂の全体的補修を決定した。1844年、ジャン・バティスト・ アントワーヌ・ラシュスとウジェーヌ・エマニュエル・ヴィオレ・ル・デュクに委任が決まり、1845年に修復が開始された。1857年、共同修復者のラシュスが死去。その後はヴィオレ・ル・デュク単独の作業となった。1864年に修復は完了した。

ヴィオレ・ル・デュクは、1330年のノートルダム大聖堂を想定し、その完全なる復元に努めた。大規模な修復の一つが、大聖堂の交差部にあった尖塔の復元である。この尖塔は落雷でたびたび炎上し、倒壊の危険があるため1792年に一時撤去されたが、ヴィオレ・ル・デュクらが修復に乗り出した。ヴィオレ・ル・デュクによる尖塔の復元案は、全体の高さを以前よりも約10m高く設定し、デザインもより豊かなものとなった。さらに、最も大きな変更として、尖塔基部を囲んで福音史家と十二使徒の彫刻が付加された。ヴィオレ・ル・デュクは聖トマ像のモデルとなり、自らデザインした尖塔を見上げるポーズを取っている。

(wikipedia ノートルダム大聖堂より引用抜粋)


フランス革命後、大聖堂が廃墟と化し、その後、ヴィクトル・ユーゴーの『ノートルダム・ド・パリ』の出版が、国民全体に大聖堂復興運動の意義を訴えることに成功したと記されている。


ヴィクトル・ユーゴーは、ロマン主義の時代の代表的小説家であり、ロマン主義は、理性や啓蒙の時代から反動的に感受性や主観に重きをおく、恋愛賛美、民族意識の高揚、中世への憧憬といった近代国民国家形成を促進した一連の精神運動である。


つまり、極めて、理性的、合理的なフランスの急進的な啓蒙的精神から保守反動的な動きが生じて、ノートルダム寺院の復興運動につながった。


フランスの歴史的建造物であるが、フランス、あるいはヨーロッパの歴史の過去に属する建造物である。



ノートルダム大聖堂のショッキングな崩壊を見ると、まず、これは最近、相次いでいる射手座が象徴する航空機墜落事故と同じ範疇に属する出来事ではないかと思われる。


カトリック教会の高い建造物は、「天まで届け」という高い理想主義の象徴である。


「神」という理想まで届かんとするキリスト教の理想主義を象徴し、ニーチェがキリスト教は世俗化されたプラトン哲学であると看破したように真・善・美というイデアの中のイデア、抽象化の最高レベルを表わしている。


射手座は魚座からみた10室目であり、魚座の行為を表わしており、魚座の行動原理を示している。


すなわち、ノートルダム寺院の火災とは、射手座の理想主義の挫折であり、やはり射手座の高い所からの転落と似たような象意である。






現在、土星やケートゥが射手座にトランジットし、木星も射手座に入室して、火星も牡牛座から射手座にアスペクトしている。



そうした状況の中で起こった出来事である。



このようにヨーロッパの旧秩序の象徴であるカトリック教会の歴史的建造物が燃えて崩壊するという出来事は、旧世界の秩序の崩壊を象徴しているイベントではないかと思われる。


例えば、最近、フランスで激しさを増している燃料税増税へ反対する「黄色いベスト運動」などは、フランス革命の再来であり、そうした啓蒙主義運動の中で起こった火災である。


フランス革命などの過去の歴史においてノートルダム大聖堂が旧世界の秩序の象徴として打倒する対象として破壊されたことと関連しているかもしれない。



もう一つは、フランスの第五共和政のマンデン図を見た時にこの火災が説明できるかどうかである。






このマンデン図によると、火の惑星である3、10室支配の火星が4室(不動産、土地)に在住し、12室支配の土星と相互アスペクトしている配置がある。


3室は4室(不動産、土地)を損失するハウスであり、3室と4室の絡みは不動産の損失を意味する。


4-10の軸を土星と火星が傷つけているのであり、そこに不動産を損失する3室や出費の12室が絡んでいる。


マンデン占星術において、火星と土星の両方がコンジャンクトしたり、アスペクトすることは、戦争や大地震、原発事故など、巨大な自然災害を表わす配置である。


従って、フランスの第五共和政のマンデン図は、国内の激しい大変動を表わしているように思える。


そして、トランジットの火星がこの4室に在住する火星にリターンしていることに注目である。


このマンデン図だと、現在、火星/金星期であり、マハダシャーの火星は、3室支配で4室に在住し、火災による建物、建造物、不動産の損失を表わしており、アンタルダシャーの金星は、4室(不動産)支配で8室で減衰して、ラーフ/ケートゥ軸、太陽、6室支配の月などと絡んで傷ついている。


従って、このマンデン図だと、フランスの国土や建造物についての災難を表わすタイミングであることが説明できる。


最近、「黄色いベスト運動」などによって、フランスの凱旋門前のシャンゼリゼ通りの店舗が破壊されたり、そこに立ち並ぶ、銀行ATMが破壊されたり、高級車に火が放たれて破壊されたが、それらもこの配置が表わしていると考えられるが、ノートルダム大聖堂の火災も、全く関連なさそうに見えて、形而上においては、同じ原因から発する現象の一つであると考えられる。






フランス国民は、民主化運動に没頭する一方で、ノートルダム寺院の火災を目の前にして、「アベマリア」を合唱し、国民的悲劇の前で、愛国心を募らせているのである。


実際、どうしてノートルダム大聖堂に火が燃え広がったのかは不明であるが、フランスで起こっている出来事と密接な関連があるように思える。



























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射手座と航空機墜落事故の関係について検証する

前回、記事で、射手座と最近の飛行機墜落事故の関連について述べたが、理論的には、射手座が土星、火星、ラーフ、ケートゥ、太陽、GK(グナティカラカ)などによって傷ついており、ヴィムショッタリダシャーが射手座に絡む惑星のダシャーであったり、ジャイミニのチャラダシャーで射手座の時期が来ていたり、またトランジットの土星、木星、火星、ラーフ、ケートゥ、太陽などの惑星が射手座を通過している時期であることが想定されるのである。


実際にそうなっているかどうか、以前の飛行機墜落事故や、飛行機墜落事故に遭った方の出生データがアストロデータバンクにあるため、それらで検証してみることにした。


まず、最初は、イタリアの名門財閥一族のエドアルド・アニェッリのチャートである。


父親のジョバンニ・アニェッリは、イタリアの自動車会社フィアットの創業者で、その息子である。


1935年7月14日に水上飛行機で着陸に失敗して、飛行機が転倒し、プロペラに巻き込まれて亡くなったようである。






チャートを見ると、射手座にGKの水星とMKの太陽が在住し、マラカに相当するDKの土星がジャイミニアスペクトしている。


ダシャーは飛行機事故の時、ダシャーは土星/水星/水星期であり、土星は6、7室支配のマラカでマラカの2室に在住し、アンタルダシャーの水星は2、11室支配のマラカで、またGKでもあり、射手座でラグナロードとコンジャンクトしている。


水星は土星のディスポジターであり、マハダシャー土星期は、2、11室支配のマラカでGKの水星の象意が強く出ると考えられる。


ジャイミニの変動表示体の象意をヴィムショッタリダシャーに拡張するジャイミニの現代的な適用において、GKの水星の象意を水星のアンタルダシャーの時期に体験するということである。


マハダシャー、アンタルダシャー共にマラカで、アンタルダシャーの水星はGKでもあり、射手座に在住している。


チャラダシャーは、牡羊座/双子座/牡牛座である。


サブダシャーの双子座から見ると、AKの月とPKの金星が8室に在住し、ケートゥからアスペクトを受けている。


また双子座にはMKの太陽、GKの水星、DKの土星などがアスペクトして、双子座を傷つけている。






その娘のスザンナ・アニェッリのチャートである。


父親のエドアルド・アニェッリと共に1935年7月14日の飛行機の事故で亡くなっている。


またこの他にもう一人娘がいるようだが、このもう一人の娘も同じく事故で亡くなっている。


射手座にマラカに相当するDKの火星が在住し、GKの土星とラーフ、ケートゥなどがアスペクトしている。

ダシャーは水星/ラーフ/木星期である。


水星はマラカの7室に在住し、ラーフは12室に在住して、マラカの3、6室支配の木星、土星とからでおり、ディスポジターの水星はマラカの7室に在住している。


木星はマラカの3、6室の支配星である。



但し、これらの惑星は射手座には直接絡んでいない。プラティアンタルダシャーの木星は逆行して、射手座にアスペクトしている。



チャラダシャーは射手座/蟹座/魚座である。



チャラダシャーでは事故が生じやすい危険な射手座のメジャーダシャーである。


射手座にはマラカに相当するDKの火星が在住し、GKの土星、ラーフ、ケートゥがアスペクトしている。


従って、射手座は激しく傷ついており、チャラダシャーの射手座の時期は、かなり危険な時期である。



サブサブダシャーの魚座にはAKの月が在住し、DKの火星、GKの土星などからアスペクトされて傷ついている。


魚座は傷ついたAKが在住する星座である。



従って、ヴィムショッタリダシャーでは射手座との関連がそれ程、認められないが、チャラダシャーでは射手座の傷つきなどが役割を果たしていることが認められる。




次は、フランスのパイロット・ジュール・ヴェドリーヌのチャートである。


1919年4月21日に飛行機事故で亡くなっている。






チャートを見ると、山羊座ラグナで射手座12室にAmKの太陽、PKの水星、マラカに相当するDKの金星が在住し、乗り物を表わすMKの火星がアスペクトしている。


また土星が逆行して、射手座にアスペクトしている。


1919年4月21日は、チャラダシャーでは獅子座/蟹座/蟹座の時期であり、獅子座は8室でAKの月とGKの土星がアスペクトしている。


ヴィムショッタリダシャーでは、月/水星/木星である。


月はマラカの7室の支配星で、乗り物の4室に在住し、ラグナロードの減衰した土星、そして、3、12室支配のマラカの木星とコンジャンクトしている。


wikipediaでは、1919年8月に飛行機事故で亡くなったと記されている。


1919年8月は、獅子座/獅子座/山羊座→水瓶座であり、こちらの方がより説明がしやすい。


ヴィムショッタリダシャーだと月/ケートゥ/金星である。




次は、飛行機の墜落ではなく、航空機の爆発で亡くなった乗務員のチャートである。




マラカの射手座2室に土星とGKの木星が在住している。


そして、ラーフ、ケートゥ、MKの太陽、マラカに相当するDKの金星がジャイミニアスペクトしている。


射手座が激しく傷ついていることが分かる。


ミッチェル空港での飛行機の爆発事故は、1993年12月10日で、太陽/木星/ラーフ期である。


アンタルダシャーの木星はマラカ3、4室支配の土星とマラカの2室でコンジャンクトしている。


太陽のディスポジターは木星であり、ラーフのディスポジターは8、11室支配のマラカで、ラグナロードの火星と水瓶座でコンジャンクトしている。


このケースの場合、ミッチェル空港での航空機の爆発によって亡くなっていると記されている。


水瓶座は航空産業や空港の表示体であり、その水瓶座で、ラグナロードの火星がマラカの8、11室支配の水星がコンジャンクトし、3、4室支配のマラカの土星がアスペクトしていることが、この空港での爆発事故を表わしていると考えられる。


火星はラグナロードであるが、6室の支配星でもあり、また火の惑星である為、爆発事故を表わしたのである。


チャラダシャーでは、双子座/牡羊座/牡牛座である。


双子座は8室で、GKの木星、土星、ラーフ、ケートゥ、DKの金星、MKの太陽などがアスペクトして傷つけている。




次は、飛行機事故のマンデン図である。



1992年10月4日にエル・アル航空1862便墜落事故のチャートである。






トランジットのラーフは、射手座を通過し、逆行の土星が射手座に絡み、また火星がアスペクトしている。


ジャイミニアスペクトを検討すると、木星や太陽もアスペクトしており、射手座にエネルギーが集中していることが分かる。



次は、1996年7月17日のトランスワールド航空800便の墜落事故である。






射手座では木星が逆行し、土星、火星がアスペクトしている。


ジャイミニアスペクトを検討すると、ラーフ、ケートゥもアスペクトしており、射手座にトランジットの惑星のエネルギーが集中している。


特に土星、火星、ラーフ、ケートゥといった4つの主要な生来的凶星群がアスペクトしていることが注目に値する。



次は、1964年4月17日15:14に起こったエアアラスカのフェアチャイルドF-27航空機が山に激突して機体がバラバラになり、火災が起こった事故である。


32人の乗組員のうち、10人がパイロットと副操縦士を含めて死亡したと記されている。


ケートゥが射手座をトランジットしているが、ジャイミニアスペクトを含めれば、ラーフ、火星もアスペクトしている。


この配置は、2019年4月現在のラーフ/ケートゥ軸が双子座/射手座軸を通過している配置と同じである。




次は、中国南方航空3943便の墜落事故である。




桂林空港への降下時に墜落し、141人全員が死亡したと記されている。


この事故では、射手座には金星がトランジットしているが、それ以外の凶星は関係していない。


ジャイミニアスペクトを考慮すると、木星も射手座にアスペクトしている。




次は、1987年8月16日 20:45:19で起こったノースウェスト航空 255便の事故である。




149人の乗客の唯一の生存者は4歳の少女だけであったと記されている。


土星が逆行して、射手座にアスペクトしているが、特に射手座に顕著な影響は見られない。


ジャイミニアスペクトを検討すると、ラーフとケートゥが射手座にアスペクトしている。



次は、1983年11月27日 00:06にスペイン・マドリードで起こったアビアンカ航空011便墜落事故である。




乗員乗客合わせて181人が死亡したとつたえられている。


土星と火星が射手座にアスペクトしており、ジャイミニアスペクトでは、火星と金星がアスペクトしている。




次は1982年7月9日16:08にルイジアナ州ケナーで起こったパンアメリカン航空759便の墜落事故である。




ラーフ/ケートゥ軸が射手座に絡み、太陽、火星がアスペクトし、水星もアスペクトしている。


ジャイミニアスペクトを確認すると、更に土星も射手座にアスペクトしており、射手座が激しく傷ついているのが分かる。



次は、1980年7月8日 00:39にソビエト連邦カザフ・アルマトイで起こったアエロフロート航空4225便の墜落事故である。




火星、水星、太陽が射手座にアスペクトしており、またジャイミニアスペクトでも同じ惑星がアスペクトしている。



次は、1991年5月26日16:17にタイのタイ・スパンブリー・ダーンチャーン郡で起こったラウダ航空004便墜落事故である。




ラーフ/ケートゥ軸が射手座に絡んでおり、逆行の土星も射手座に絡み、対向から金星がアスペクトしている。


ジャイミニアスペクトも考慮に入れると、ケートゥもアスペクトしている。




次は、1994年6月6日 8:22:42に中国西安市付近で起こった中国西北航空2303便墜落事故である。




搭乗していた160人全員が死亡する最悪の事故であったが、射手座には水星と金星だけがアスペクトしている。



次は、2000年1月31日 16:21にカリフォルニア州オックスナードで起こったアラスカ航空261便墜落事故である。




射手座には、金星が在住しているだけだが、ナヴァムシャでは土星、火星、ラーフ、ケートゥがジャイミニアスペクトしている。



次は、1989年7月19日 16:00にアイオワ州スーシティで起こったユナイテッド航空232便不時着事故である。




射手座には土星がトランジットし、対向から木星がアスペクトしている。



次は、1984年12月23日 14:15にクラスノヤルスクで起こったアエロフロート航空墜落事故である。




射手座には木星、太陽、月がトランジットしており、土星は3日前まで天秤座をトランジットしていた為、射手座にアスペクトして射手座にダブルトランジットが生じている。


1977年11月19日 21:48にポルトガル・フンシャルで起こったTAPポルトガル航空425便墜落事故である。






射手座には木星がアスペクトしているが、ジャイミニアスペクトも考慮すると、ラーフ、ケートゥもアスペクトしている。




このように見てくると、必ずしも航空事故時のトランジットの凶星群が、射手座を通過していたり、アスペクトしている訳ではないが、かなりの頻度で、射手座に関係しており、特にラーフ/ケートゥ軸が射手座に絡んでいるケースが何例か見られた。


従って、現在、土星と木星が射手座をトランジットし、ラーフ/ケートゥも射手座に絡んでいるが、多くの凶星が射手座に絡むタイミングは、危険な時期である。


そうした時期は、何らかの射手座の上昇と下降の象意における転落の象意を持つ出生図の人々が運命的に引き合わされて、墜落する飛行機に乗り込むのである。


そして、ヴィムショッタリダシャーやチャラダシャーで示すそのタイミングが、今回の射手座への凶星のトランジットなどがトリガーになって実現していくのである。


事故に遭われた方々のチャートを知る機会がないが、おそらくそうしたことではないかと思うのである。


飛行機の墜落事故では、乗客、乗務員合わせて100名以上の方が亡くなるような大惨事になることが多いが、そこに乗り合わせてくる方々は運命の方々なのである。


然し、その飛行機に乗らなくて済んだといったエピソードが時々生じることがあるが、それもまた乗らなくて済むような吉の惑星の影響などが、ホロスコープ上にあり、トランジットの惑星もそれをサポートするなど、特別な条件があったのではないかと思われる。




現在のトランジットは、射手座に土星、木星、ケートゥがトランジットして、太陽、水星、ラーフなどもジャイミニアスペクトしており、射手座にエネルギーが集中している。


火星も射手座にアスペクトするタイミングなどは危険なタイミングである。


過去の航空機墜落事故時のトランジットを調べてみてもいくつかのケースで、ラーフ/ケートゥ軸が射手座に絡んでいるケースが見られた。


こうした条件が整ったからこそ、今回、めったに墜落しないはずの自衛隊のF-35戦闘機が墜落したのである。






最近、盛んに民間のロケットによる有人宇宙旅行が計画されているが、この現在のトランジットが形成されている今、そのような旅に行きたいとは全く思わない。



そのような旅は非常に危険である。


















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相次ぐ航空機の墜落-射手座の高い所から転落の象意-

先日3/10にエチオピアで、ボーイング737が離陸直後に墜落した。




この事故を受けて、各国の航空会社が軒並みボーイングの新型旅客機「737MAX8」の運航停止を決定している。


エチオピアで旅客機墜落、157人全員死亡 離陸直後、操縦士「引き返す」
2019.3.10 19:07 産経新聞

 【カイロ=佐藤貴生】ロイター通信によると、エチオピアの首都アディスアベバから10日朝、隣国ケニアの首都ナイロビに向け出発したエチオピア航空の旅客機ボーイング737が離陸直後に墜落した。

 同機には乗客149人と乗員8人の計157人が乗っており、同航空は事故後の記者会見で157人全員が死亡したと発表した。乗客の国籍はケニア、エチオピア、カナダ、中国など33カ国に上るとしており、在エチオピア日本大使館は邦人が乗っていなかったか確認を進めている。

 旅客機は10日午前8時38分(日本時間午後2時38分)に離陸。6分後に交信を絶ち、アディスアベバの南東約60キロの地点で墜落した。墜落直前に操縦士が空港に引き返すと管制官に伝えていたという。上昇時の速度が不安定だったとの目撃情報もあり、機体にトラブルが生じた可能性がある。


同機は昨年2018年10月にもインドネシアで墜落事故を起こしており、同じように離陸直後に不具合が発生し、事故には類似性が見られるという。


米ボーイング、小型機戦略に暗雲=5カ月で2機墜落
2019年03月11日20時56分 JIJI.COM

【ロンドン時事】米航空機大手ボーイングの小型機の販売戦略に暗雲が漂っている。最新鋭の737MAX8が10日、エチオピアで墜落。わずか5カ月間で2機目の墜落事故を受け、安全性への疑念が高まっているためだ。
 エチオピアの事故では、乗客乗員157人全員が死亡した。同型機の墜落事故は昨年10月にインドネシアでも起きており、離陸直後に不具合が生じたのも同様だった。
 エチオピアのアビー首相は10日、事故原因の究明に向け、包括的な調査を指示。政府は究明のカギを握る墜落機のブラックボックスを回収した。ボーイングのミューレンバーグ最高経営責任者(CEO)は「政府と規制当局の調査に技術的な協力をしている」と表明した。
 事故機を運航していたエチオピア航空は、保有する全ての同型機の運航を当面停止すると発表。中国やインドネシアの当局も、安全性が確認されるまで同型機の運航停止を航空会社に指示した。
 格安航空会社(LCC)の台頭で、小型機の需要は世界的に急速に高まっている。ボーイングの737MAXシリーズは、競合する欧州航空機大手エアバスのA320シリーズに対抗するための小型機戦略の柱だ。中でも737MAX8は2017年に初号機を納入し、LCCを中心に受注が好調だっただけに、相次ぐ墜落事故はボーイングの経営戦略にも大きな打撃となりかねない。


航空機の墜落とは、離陸した後での墜落を表わしており、一度、上昇してからの転落(下降)を表わしている。


これはまさしく射手座の象意である。



一方、日本でも航空自衛隊のF35戦闘機が海に墜落する事故が発生している。

航空自衛隊のF35戦闘機、海に墜落と断定 尾翼の一部を回収
2019.04.10 Wed posted at 13:08 JST CNN.co.jp

香港(CNN) 三沢基地所属の航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35が太平洋上で消息を絶った件で、防衛省は10日、同機が墜落したと明らかにした。

同機は9日、三沢基地から他のF35戦闘機3機とともに訓練飛行に出発したが、東約135キロの太平洋上で通信が途絶えた。防衛省によれば、10日午前、機体の残骸の一部が発見された。

同機のパイロットはレーダーから消える直前に訓練中止を伝える通信を送っていた。

捜索チームが尾翼の一部を回収した。日米が行方不明となったパイロットの捜索を続けている。

日本は昨年12月までにA型105機、B型42機の調達を決めた。不明機を含む三沢基地の十数機は先月末に運用を開始したばかりだった。

昨年9月には米海兵隊のF35Bがサウスカロライナ州で墜落した。米国防当局は燃料管の不具合が原因との見方を示し、F35の運用を一時的に停止して検査を実施した。


墜落した事故海域に米軍がB-52爆撃機を投入して、血眼になって機体を捜索しているようである。


F-35戦闘機の墜落事故海域にB-52爆撃機を投入する異例の対応
JSF | 軍事ブロガー
2019/4/10(水) 21:53

 4月9日、日本航空自衛隊のF-35戦闘機が青森県の三沢基地から135km離れた海上で突然消息を絶ち行方不明となりました。海上で戦闘機の破片が発見され、墜落したものと思われます。搭乗していたパイロット1名は発見されておらず事故原因はまだ分かっていません。

 F-35戦闘機はアメリカ軍のものを含めて現時点で既に400機近く量産されており、開発中に試作機が墜落したわけではないので、事故原因が機械的な欠陥と判明しない限りは生産配備計画に影響は出ないでしょう。また墜落現場は三沢基地と目と鼻の先で、既に日米の艦艇や航空機が捜索に出ており、ロシアや中国などの他国が残骸を回収に来るような心配も無いでしょう。

 それでもアメリカ軍は自衛隊に協力し異例の捜索態勢で臨んでいます。三沢基地からP-8哨戒機を捜索に参加させるだけでなく、グアムのアンダーセン基地からB-52爆撃機を事故現場海域に投入しました。なんと大型爆撃機が出て来たのです。

 軍用機は通常は位置情報を発信せずに運用されますが、位置を意図的に知らせて存在を誇示する場合があり、アメリカ軍の場合は大型爆撃機が民間旅客機と同じように詳細な情報を発信しながら飛行するケースがあります。

 もともと、グアムのB-52爆撃機は通常訓練で特に用事が無くても日本周辺まで飛行することはこれまでに何度も確認されていたので、飛行してきたこと自体は珍しい話ではありません。また昨年にグアム島の周辺で遭難漂流していたカヌーをB-52爆撃機が捜索し、装着していた暗視能力のあるAN/AAQ-33スナイパーポッドで発見した事例もあります(20th EBS Aid in Rescue off Coast of Guam)。しかし昨年のこの事例は配備基地の近くでたまたま付近を飛んでいたからであり、今回F-35墜落事故でグアム島から片道3000kmの墜落事故海域まで爆撃機が飛んで来たのは、異例中の異例といってよいでしょう。絶対に日米以外の他国に残骸を回収させるようなことはさせないという、強い意思表示の現れなのかもしれません。


ボーイング737にしても、F-35戦闘機にしても米国の航空産業の主力製品である。


明らかに木星が2019/3/29から射手座に入室し、射手座にダブルトランジットが形成されている効果であるが、特にジャイミニのロジックで、例えば、射手座に土星、火星、ラーフ、ケートゥやGK(グナティカラカ)などの在住やアスペクトがあり、射手座に傷がある状態で、チャラダシャーの射手座の時期がメジャーダシャーやサブダシャーで訪れていたり、あるいは、土星、木星、ラーフ/ケートゥ軸などのトランジットの惑星群の射手座への入室がトリガーとなって、生じた否定的事件ではないかと思われる。





木星は射手座に入室する直前であり、ラーフ/ケートゥ軸も射手座に入室する直前であった為、射手座をトランジットしていると考えることができる。(通常、2ヶ月もしくは2ヶ月半ぐらいから入室の効果が始まる)


一方で、自衛隊機の墜落事故は、木星とケートゥ(ラーフ/ケートゥ軸)が射手座に入室した後で起こっている。




射手座と転落の関係については、以前の2016年12月7日付の記事『射手座への土星の入室と<高い所から転落>の象意』にも記したが、航空機の墜落というのは、傷ついた射手座の典型的な象意のようである。




カルロス・ゴーンのように高い地位からの転落という象意としても現れるが、物理的に高い所から転落するという単純な現れ方もするのである。


現在、射手座への土星やラーフ/ケートゥ軸などの凶星の影響が強いことを考えると、射手座へのダブルトランジットの効果は期待できるが、射手座への傷もまた大きいと考える必要があるかもしれない。







墜落したボーイング737の機体は無残なまでに跡形もなく解体している。



射手座は上昇した時の上昇力は凄まじいが、転落した場合の被害もまた甚大であり致命的である。

















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NHKスペシャル「詐欺の子」から考えたこと ― 万人の万人に対する闘争・リバタリアニズム的世界-

先日、NHKスペシャルの「詐欺の子」というドラマを見た。

振り込め詐欺の実態について詳細に描いている作品である。

そこには善と悪が入り乱れて交錯し、人々に考えさせる内容となっている。



NHKスペシャルの「詐欺の子」より 「受け子」に現金を渡す夫人


印象的なのは、詐欺がまるで会社組織のようにそれぞれの役割分担が明確に決められており、その役割の担当者は自分の仕事の内容を知っているだけで、全体を統括しているリーダー格の人間は、末端の実行部隊の人間と面識もなく、電話で話すぐらいである。

何かあった時にトカゲのしっぽ切りを行なえるようにリーダー格の人間は現場の実行部隊の人間とは直接会わないのである。

実行部隊の最前線の人間は、ターゲットとなった家に現金を受け取りに行く「受け子」という役割である。

あるいは「受け子」をターゲットの家に運ぶ車の運転手なども実行部隊の一部である。


そのターゲットとなる家に電話を掛けるのが電話担当であり、これが詐欺の電話営業部隊である。


先日、タイで日本人15名が摘発されたとのニュースが報じられていた。


電話代が安いタイから日本全国に電話を掛けまくっていたようである。


“振り込め詐欺”日本人相次ぎ逮捕 「ほほ笑みの国」で何が?
FNN.jpプライムオンライン 2019/03/30 18:02

「ほほ笑みの国」タイで、“振り込め詐欺”に関わったとされる日本人が相次ぎ逮捕された。

タイの首都バンコク。

FNNは29日夜、ある住宅に警察が踏み込む様子をとらえた。

逮捕されたのは、三重県出身の日本人、橋本和也容疑者(38)。

タイ警察「日本のコールセンターを知っているか?」

橋本容疑者「はい、わたしの友達です」

2013年、奈良県在住の75歳の女性に対し、「あなたの銀行口座が詐欺の被害に遭っている。現金を引き出し、銀行協会の職員に渡してほしい」と警察官を装い、うその電話をかけ、800万円をだまし取った疑いで奈良県警などに指名手配されていた。

逮捕後、橋本容疑者から話を聞いた。

橋本容疑者「関係しているものもあるというのは、自分の中でわかっていますので、その中でやったことというのは、ちゃんと話そうと思っている」

近く、橋本容疑者は、日本に送還される見通し。

一方、タイのリゾート地パタヤ近郊でも29日夜、振り込め詐欺グループのアジトとみられる住宅が摘発された。

不法就労の疑いで逮捕されたのは、日本人の男15人。

部屋には、およそ50台の電話機が置かれていて、インターネットを使った通話料金の安いIP電話で、日本に振り込め詐欺の電話をかけていたとみられている。

「3月 個人目標」と書かれた紙が貼られ、名前の横には、売上、受電数などが書かれていた。

逮捕された男「(逮捕されたが、そのことについてどう思う?)さあ」、「(日本に電話掛けていたのでは?)コップンカップ(ありがとう)」

振り込め詐欺の被害者は、およそ500人。

被害総額は、およそ9,000万円にのぼるとみられている。

日本の警察の捜査網にかからないように、タイから電話をかけていたものとみられる。

逮捕された15人は、調べに対し、「覚えていません」、「掃除をしていました」などと話し、詐欺について認めていないという。


例えば、「息子さんが大変なトラブルに巻き込まれたため、直ぐに200万円の現金が必要になりました」などと言った詐欺の電話をかけ、親は息子を救いたい一心で、現金の支払いに同意する。

電話担当者は、「これから会社の〇〇を向かわせますので、その○○に現金を渡して下さい」などと騙された親に説明し、「受け子」というのは、会社の〇〇を装って、現金を受け取りに行く担当である。


警察がもし覆面捜査などによって、その現場の「受け子」を取り押さえたとしても、電話担当やリーダー格の人間は、「受け子」とは会ったこともないということで、トカゲの尻尾切りを行ない、「受け子」が組織に不利な供述をしないように裁判の模様を傍聴席から監視し、組織は「受け子」を脅して、口封じするような弁護士も抱えているようである。


ドラマではその辺りの詳細が描かれていた。


つまり、振り込め詐欺というのは、組織犯罪の体裁を整えており、組織暴力団予備軍、あるいは組織暴力団そのものかもしれない。






ドラマは何故、「受け子」に関わることになったのかという疑問について、「受け子」は、家庭に問題を抱えていて「受け子」のアルバイトがスリルがあり、仲間意識や寂しさから免れられる面があったりといったお金目的だけではない複雑な動機を描いている。


また実家が貧しく、「受け子」で得た搾取金で親に仕送りをする姿などについても描いている。



私がドラマの中で、一番衝撃を受けたのは、リーダー格の人間が詐欺電話営業部隊のメンバーに対して、イデオロギー的に洗脳している姿である。


リーダー格の人間はこれからメンバーとなる人間に対して、昼間の時間帯からゴルフに興じている裕福な老人たちの姿を見せて、「彼らは沢山の年金をもらって安楽に過ごしているが、お前たちは、汗水たらして働いてもたいした給料はもらず、貧しいままだ。それは何故か?」といった問題提起をし、不平等について説き聞かせるのである。



「彼らは何故、そんなに安楽に暮らせる金があるのか、また何故、彼らはポンポンと100万、200万の大金を簡単に支払うことが出来るのか?それは彼らは、金が余っているからだ。」


リーダーの論理は、最終的に自分たちが行う詐欺の活動を「老人の口座に眠っている『死に金』を社会に還元する大義ある活動」として位置づけるのである。






我々が老人の口座に眠っているお金を社会に出させてあげて、それで社会にお金が回るようにすることが社会に対する善なのだという都合の良い論理で、メンバーを説き伏せ、お前たちならできるとして、お前たちならやれるよなと、「俺たちの金を取り戻せ」として、イデオロギー的に詐欺の活動に大義を与えるのである。


大義を与えられたメンバーは、この活動を善だと信じて、自分の意志で、積極的に活動し始める。






ドラマのこの辺りの場面は、人間が組織的に自らの意志で行動するには、イデオロギーが必須であり、組織管理におけるイデオロギーの重要性について描いているのであるが、それが鬼気迫っていて、このドラマを秀逸なものに仕立て上げている。


まるで、イスラム原理主義組織のリーダーが、メンバーを説き伏せて、敵であるアメリカを倒すため、自爆テロを遂行すれば、死後、天国で暮らすことができ、親族、一族には名誉が与えられると洗脳している姿にそっくりである。


お金や利益といった単純な動機だけでは人は動かず、そこにイデオロギー的な洗脳が加わることで、組織としての力が生まれるのである。


それは宗教と同じである。



詐欺師集団が、何故、それ程の組織的な詐欺のグループを作ることが出来たのかと言えば、その辺りが関係している。



この詐欺師のグループは、市場原理主義の殺伐とした、競争原理の中で、登場したのである。



自分自身の利益だけを考える自己中心的な殺伐としたリバタリアニズム的な世界観がそこにある。



リバタリアンにとって「社会」や「他人」は存在しないのである。



本来、思想的には、リバタリアニズムとは、他人に迷惑をかけなければ何をしてもいいという思想である。



従って、売春をしたり、麻薬を摂取したりといった反社会的行動は、その当人が自由意志でしている分には何の問題もないという思想である。



実際の所、リバタリアンは「他人に迷惑をかけなければ」という但し書きを付けているのではあるが、その辺りの基準が非常にあいまいで、しばしば独善的な倫理感、自分に都合のよい道徳観などによって、社会や他人に迷惑をかけることが多いのである。



リバタリアンは、自分のしている行為の社会に対する影響とか社会に対する責任というものはほとんど考えずに自分の自由は極限まで主張し追求する。



リバタリアニズムは、しばしば日本では急進的自由主義、あるいは、自由至上主義などと訳される。



このリバタリアニズム的な世界観は、主に蟹座、そして、蟹座から見た10室(行為)である牡羊座が主に示す世界観である。



あるいや、牡羊座、蟹座、山羊座、天秤座などのグループが示す世界観といってもいいかもしれない。




因みに組織暴力団などは、リバタリアニズム的な発想が強い。




東日本大震災(3.11)の時、大量のATMの被害があったが、組織暴力団が関わっていたと言われている。




「他人に対する迷惑をかけなければ」というリバタリアンの但し書きは、容易に独善的な道徳観念に辿り着くのである。






このNHKスペシャルの「詐欺の子」では、詐欺という犯罪は、詐欺をする当人たちの責任ばかりでなく、社会問題として考えなければならないという視点を保持している。



市場原理主義、弱肉強食の世界において、まともなやり方では生きていくことが難しくなった人々が詐欺を働くのである。



一番、末端の弱者であり、倫理的文化的な洗練度においても教育においても経済的な面においても、最も弱い末端の数パーセントから詐欺などに手を染めていくと考えられる。



反社会的傾向が強いものは詐欺師になり、強さがないものは生活保護などに頼るかもしれない。



いずれにしても詐欺や生活保護などが増えて社会不安が増しているのは、政治、経済の運営の仕方に問題があり、そこに正義がないからだという考え方が必要である。




是枝裕和監督の『万引き家族』という作品がカンヌ国際映画祭・最高賞(パルムドール)を受賞し、米国アカデミー賞・外国語映画賞にノミネートされもしたが、犯罪に手を染めた家族の中に小さな幸せや愛情の物語があり、そうした犯罪に手を染めざるを得ないように追い込んだのは、社会正義の欠如、政治経済の問題という強烈なメッセージがあった。


そして是枝裕和監督が、文科相の祝意を辞退したのも、映画の内容が日本の現政権に問題提起をし、批判するような内容であった為である。


是枝監督、文科相の祝意を辞退 「公権力とは距離保つ」
2018年6月8日20時39分

 「万引き家族」でカンヌ国際映画祭の最高賞(パルムドール)を受賞した是枝裕和監督(56)が7日、林芳正文部科学相が対面して祝意を伝えたい意向を国会で示したことに対し、「公権力とは距離を保つ」として祝意を辞退する考えを自身のサイトで明らかにした。

発端は7日の参議院文部科学委員会。文化政策について尋ねた神本美恵子議員(立憲民主党)が、安倍晋三首相がノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」に祝意を示さなかったことをあげ、「好きな人だけお祝いをするのはいかがなものかと思う」と指摘。その上で、林大臣に「ぜひ近いうちに(是枝監督に)祝意を述べていただきたいのと、総理にちゃんとやりなさいと言っていただきたい」と述べた。これに対して、林大臣は「大変いいアイデアをいただいた。来ていただけるかどうかわからないが、お呼びかけはしたい」と答弁した。

 一方、是枝監督は同日付で「『祝意』に関して」とする文章をサイトに掲載。受賞を顕彰したいとする団体や自治体からの申し出を全て断っていると明記し、「映画がかつて、『国益』や『国策』と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、大げさなようですがこのような『平時』においても公権力(それが保守でもリベラルでも)とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないかと考えています」とした。

 林大臣は8日朝の閣議後会見で改めて、「国会で祝意を表したつもりだが、もし受け入れていただけるのなら、改めて祝意は述べたい」と話した。



私が衝撃を受けたのは、NHKスペシャルの「詐欺の子」のリーダー格が主張する「俺たちの金を取り戻せ」という独善的な論理が、一部、真理を含んでいる点である。



確かに戦後、高度経済成長期に従順に企業において定年まで働き、年金を受け取っている老人たちが、振り込め詐欺で、ポンポン100万、200万の金を振り込んでしまうのは、金が預金口座に余っているからである。


そもそも貯金などがない若者たちとは大違いである。


そして政府は年々借金を積み重ね、その返済を後年の世代(現在の若者たち)につけを回している。


積み立てられた年金も老人たちの払い出しに使われて、年金基金は、制度崩壊し、若者たちに払い出す時には原資がもうないものと考えられる。


富裕層への税金の優遇やGPIFの資金を使った経団連関連企業への株式購入など、法律を定めて社会正義を行なうはずの国家自体(政治家、官僚、財界など)が、不正義の温床になっている。



例えば、最近、サウジアラビアのムハンマド皇太子がジャーナリストのカショギ氏の暗殺事件に関与した疑いがもたれ、CIAがクロと判定したが、国家権力の中枢にいる人物の法律や道徳を無視した行為が目立っている。


インドネシアでの金正男氏の暗殺事件なども金正恩が関与したと考えられているが、そうした権力者たちの何でもありの行為が公然と行われている。


コインチェックの580億円分のNEM流出事件なども北朝鮮などが国家ぐるみでサイバー攻撃を仕掛けた疑念がもたれている。


アメリカ、ロシア、中国など、国際政治の舞台の攻防などは、ルール無用のぶつかり合いであり、最近では、中国のファーウェイの幹部が逮捕された報復措置として、カナダ人を大量に逮捕するなど、アメリカと中国の攻防は、平常時の戦争といってもいいかもしれない。


宣戦布告などもない国際法のあらゆる法規の及ばない力と力のぶつかり合いである。



世界的に見て、最も大きな共同体である国家でさえもこの調子であるので、それよりも小さな共同体、組織などでも詐欺が増えている。



例えば、仮想通貨のICOなど70%は詐欺であると言われている。



国益がぶつかり合う世界における現実は、弱肉強食の論理で動く、リバタリアニズム的な世界観そのものである。




個人を裁くのは国家が定めた法律であり、裁判官であるが、それでは国家の行為(すなわち、国家の中枢部にいる政治家、官僚、財界人の行為)を裁くことが出来るのは誰なのか?



それは国連ではありそうにない。国連には警察もなければ軍隊もないし、権力機関として国家を裁くことは出来ない。



国家を更にその上から裁くことのできる国際機関というものはないのである。



国家を裁くことが出来るのは、他の国家の良識だけであり、他の国家の良識は国民が形成するものである。



アメリカ合衆国憲法によれば、もし政府が不正や不正義を行なった場合、人民は武器を持って立ち上がる権利があると規定されている。



つまり、個人を裁けるのは、国家の法律や裁判官であるが、そうした国家の法律や裁判官を運用している国家エリートたち(国家の中枢部にいる政治家、官僚、財界人の行為)を裁けるのもまた国民である。



NHKスペシャルの「詐欺の子」のリーダー格が主張する「俺たちの金を取り戻せ」という独善的な論理が、一部、真理を含んでいたことに衝撃を受けたと書いたが、但し、何の罪もない人々から金を搾取して、不幸に陥れた罪は免れ得ない。



然し、そうした詐欺師たちを裁く国家権力の運営者たちも、裁かれる側になり得るのである。



政治に正義がなく不正義がはびこれば、それは当然、国家という機関を使って、国民に対して不正行為(詐欺行為)を行なっていると判定され得るのである。



私がNHKスペシャルの「詐欺の子」を見て思ったことは、振り込め詐欺などの詐欺師たちの集団は、人を不幸にしたという点で罪がある。



国家も同じ穴のムジナだということである。国家権力も容易に腐敗し、人を不幸に陥れる力を持っている。



従って、国民は不断に国家権力を監視し、国家の運営者(国家の中枢部にいる政治家、官僚、財界人)たちの行為を監視しなければならないのである。



その不断の活動によって社会正義は担保される。



一般市民は、もっと賢くなり、強くなって、政府の不正を正せる位にならなければならないし、もっと政治参加や政治的なスタンスが必要である。



もっと普通の一般市民が知識を持ち、判断力を養い、政治的人間になる必要があると考えられる。



そうしないと社会の不正への怒りは、政府に向かわずにリバタリアニズム的なとにかく自分がこの社会混乱の中で生き抜いていけばよいという発想にしかならない。




このように国家というものは容易に腐敗し、その国家官僚が制定する法律も正義を反映したものであるかどうかは疑わしいのである。



それでは善悪の判断とか正しさについて何を担保にすればよいかというと、それは最大多数の幸せという観点から判断するのが妥当だと思える。



詐欺師の行為について言えば、自分たちの利益の為に大勢の人々を不幸に陥れたため、それは悪である。



然し、例えば、外国の軍隊が攻めてきて、それをそのままに放置したら国民の大勢が死ぬという場合、外国の軍隊を迎え撃つのは善である。



もし国家が定めた法律であったとしてもそれが著しく不平等なもので、それによって多くの国民が苦しむとすればそれは悪である。




・・・このようにブログを書きながら、考察しているといつの間には、私の結論は、どこかで読んだことのある理論に似ているのに気づいた。



それは、「最大多数の最大幸福」、ジェレミ・ベンサムの功利主義の理論である。



全く意図せずに私は、ジェレミ・ベンサムの功利主義の結論に達していた。



ベンサムの功利主義や道徳理論は、極めて、外面的な理論である。



私の理解では、カントの道徳理論だと、道徳的行為とは、その行為そのものの為に行うのである。



従って、功利主義的な「誰かを不幸にしているかどうか」といった頭の中での計算は行なわない。



道徳とは、普遍的な法則として、各人が感じ取るものであって、直感的にこれは悪い行為で、これは善い行為だと気づかなければならないのである。



ベンサムの功利主義の方が、圧倒的に分かりやすい理論で、詐欺の実行犯のメンバーにカントの道徳哲学を説いてみた所で、誰も理解出来ないと思われる。



それよりもあなたの詐欺の行為によって、苦しんでいる人が大勢いる。



その人たちの幸せを奪ったのが、あなたの行為なのだという指摘の方が、最も理屈にあっている。



然し、本質的なことを言えば、道徳とは魂との接触、融合度に応じて養われる善悪に対する感性である。



であるから、その行為は良くないことで、気が進まないから行わない。



その行為をしたくはないというのが、自然な発露としての道徳心である。



嘘をつくのも嘘をつくと気持ちが悪いから嘘はつかないのである。



つまり、カント哲学で言う所の道徳とは、目的なき行為である。





私は最近、悪の起源というものに非常に関心を持っている。



悪とは何か?何故、西洋文明は過去においてアジアへの侵略や殺戮を繰り返したのか。



日本は戦後、自虐史観を受け付けられてきたが、アジアを開放したという歴史の一面があり、台湾やインドネシアから日本統治時代を懐かしむ声も多い。



日本はどの程度の悪を行ない、どの程度の善を行なったのか。



日本の本当の歴史、ありのままの真実を知りたいと思っている。



人類に何故、悪が発生したのか。



フリーメーソンや神秘主義、秘密結社の歴史などとも絡めて、それらの関連書籍などを読み漁っている。



そうした書籍から興味深い情報が得られているので、また別の記事で紹介したいと思っている。

















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カルロス・ゴーン再逮捕について



日産自動車前会長カルロス・ゴーンが再逮捕された。

ゴーン前会長、オマーンルートで4回目の逮捕 日産に5.6億円損害
2019年4月4日 / 08:05 Reuters

[東京 4日 ロイター] – 東京地検特捜部は4日午前、日産自動車(7201.T)の前会長カルロス・ゴーン被告を会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕した。子会社の「中東日産」からオマーンの販売代理店名義の預金口座に送金した資金の一部を、自身が実質的に保有する会社名義の預金口座に送金させる方法で、日産に損害を与え、損害額は合計5億6300万円にのぼると、同特捜部は指摘している。

ゴーン容疑者の逮捕は4回目。同特捜部によると、ゴーン容疑者は、1)2015年12月─17年1月に日産に125万ドル(当時のレートで約1億4700万円)、2)17年7月に125万ドル(同約1億3900万円)、3)18年7月に250万ドル(同約2億7700万円)──を、実質的に同容疑者が保有する会社名義の預金口座に送金させた。

共同によると、オマーンの代理店には2012年以降、日産の「CEO積立金」から計35億円が支払われた。この代理店幹部の個人口座から投資会社を通じ、ゴーン被告の妻が代表となっていた会社に流れ、一部が約16億円のクルーザー購入に充てられた疑いが浮上している。

ゴーン被告は昨年11月、自分の役員報酬を有価証券報告書に少なく記載したとして金融商品取引法違反容疑で逮捕され、その後、同法違反容疑と会社法違反(特別背任)の容疑で計2回、再逮捕された。起訴後、ゴーン被告は今年3月6日に保釈された。


3月6日に保釈され、作業服で車に乗り込む姿が報じられ、ゴーン氏の威厳が全く損なわれた保釈劇であった。






然し、このタイミングでの保釈は、理由としては分かりにくいものだった。


蠍座ラグナで、両側の射手座と天秤座にラーフと土星が在住して、バンダナヨーガを形成しており、現在、木星/ラーフ期で、アンタルダシャーのラーフが、バンダナヨーガを形成する一方の惑星であり、しかもトランジットの土星や木星がバンダナヨーガを形成する惑星群にアスペクトしている。


従って、まだまだ逮捕拘留が続いてもおかしくはなかったのである。


然し、今回、カルロス・ゴーンが2019年4月4日に再逮捕されたことは、バンダナヨーガやダシャーの観点からすると、納得できるものであった。


何故なら、木星が3月29日に射手座に入室して、バンダナヨーガを形成する2室と8室にダブルトランジットが形成されたからである。


このトランジットによって、再び、バンダナヨーガが再起動し、再逮捕は、中断、行き詰まり、拘束などを表わす8室にもダブルトランジットが形成されたためだと考えられる。


然し、保釈された3月6日の時点で、木星は既に射手座入室の1ヶ月前を切っており、2室と8室にダブルトランジットが形成される効果を発揮していたはずである。


保釈などされずにそのまま拘留の延長が為されていてもおかしくはなかったはずである。


それなのに何故、3月6日に一度、保釈されたのか疑問が残る。


一般的な理由で考えると、カルロス・ゴーンの拘留は3回の再逮捕を理由として延長が行われてきた。


それがさすがに長期に渡ってきた為、これ以上の拘留が難しくなってきた。


その為、一旦、保釈したが、再び、別件で、再逮捕したということではないかと思われる。


東京地検特捜部は全く保釈の意志はなかったのである。



トランジットから考えると、そのように考えると納得できる。



また今回は、カルロスゴーンのラグナを蠍座ジェーシュタの第3パダに設定した。



そうすると何故、今回、一時的に保釈されたのかの理由がプラティアンタルダシャーで説明できるかもしれない。



おそらくカルロスゴーンは、木星/ラーフ/月であった時に保釈されたのだが、木星/ラーフ/火星に移行したタイミングで、再逮捕されたのである。






ヴィムショッタリダシャーを確認すると、月は9室支配で6室に在住しており、このプラティアンタルの月期に一時的に弁護士の助けなどを受けて、保釈への道筋が整ったのかもしれない。


然し、その後のプラティアンタルダシャーの火星に移行すると、火星はまさにラーフと土星から挟まれて、バンダナヨーガを形成するラグナロードの火星である。


従って、木星/ラーフ/火星期に再逮捕となったのである。






火星は、ナヴァムシャでも12室(監禁)に在住しており、逮捕監禁を表わしている。


月はナヴァムシャでは6室支配で9室に在住しており、やはりこの時期に一時的に自由を得たのである。


更にダシャムシャを見ると、火星は12室に在住しており、ここでも監禁を象徴している。


月は5室支配で9室に在住しているため、やはり、プラティアンタルダシャーが月から火星へ移行したことで再逮捕が生じたと考えると納得できる。


前回の検証で、ナヴァムシャのラグナやダシャムシャのラグナも検討していたが、ナヴァムシャのラグナが水瓶座、ダシャムシャのラグナが魚座ということで考えると、プラティアンタル火星期に再逮捕されたことの理由が説明できる。


カルロスゴーンは、この再逮捕で更に保釈金の納付が必要になった。


カルロス・ゴーン容疑者、再逮捕でさらに保釈金納付が必要…若狭勝氏が解説
2019年4月5日 6時0分スポーツ報知

日産自動車のカルロス・ゴーン前会長(65)が中東オマーンの販売代理店側に支出された日産の資金を流用し、約5億6300万円の損害を与えたとして、東京地検特捜部は4日、新たな会社法違反(特別背任)の疑いで、ゴーン容疑者を再逮捕した。逮捕は4回目となる。

 若狭勝氏(元東京地検特捜部副部長)「ゴーン容疑者の再逮捕には検察内でも慎重論があり、『在宅でも十分調べられる』との意見もあった。オマーンルートはもともと捜査していた容疑であり、同容疑者が記者会見を予告したことは逮捕とは無関係だろう。

保釈保証金は勾留された被告の拘束を解く保釈が決定された際、裁判への出頭を確保するために裁判所への納付が命じられる。

金額は〈1〉犯罪の性質〈2〉情状〈3〉証拠の証明力〈4〉被告人の性格〈5〉資産で決まる。前回の逮捕時、ゴーン容疑者は10億円を東京地裁に納付している。

現時点で保釈条件違反は認められておらず、今回の再逮捕でもこの10億円は没収されない。今後、勾留された場合、保釈の際にはこの10億円に加え、さらに保釈金を納付しなくてはならない。


この財政を圧迫し、破産に導く、この経済的足枷も8室の象意が感じられる。


8室のケートゥはこの更なる保釈金について誰にも頼れない印象である。


自分の財布から出さなければならない。






因みにチャラダシャーを見ると、カルロスゴーンが最初に逮捕された昨年2018年11月19日は、水瓶座/山羊座であった。


更に言えば水瓶座/山羊座/天秤座である。


メジャーダシャー水瓶座の時期に逮捕監禁があったのはAKとGKが水瓶座に在住し、土星からのアスペクトを受けているからである。


身体を表わすAKがGK(6室、8室、12室の支配星の象意に相当)とコンジャンクトし、土星のアスペクトを受けていたことが原因である。


サブサブダシャーの天秤座には8Pが在住し、AK、GKがジャイミニアスペクトしている。



カルロスゴーンが3月6日に保釈された時、ダシャーは水瓶座/水瓶座/水瓶座であった。



この時、カルロスゴーンは作業服に着替え、珍妙な出所劇を演じた。(この時、まだカルロスゴーンは身体の拘束を受ける時にいたことが分かる)


その2日後、ダシャーは山羊座/射手座(2019/3/8~2019/6/8)に移行した。



メジャーダシャーの山羊座から見て12室の射手座のサブダシャー(一度、上昇させて引き落とす)


今回の再逮捕は、山羊座/射手座の間に起こった出来事である。


ジャイミニにおいて射手座は転落などを経験する危険な時期である。


再逮捕された2019年4月4日は、山羊座/射手座/獅子座である。



山羊座には9Pが在住し、AmKの木星からのアスペクトも受けているが、サブダシャーの射手座は、バンダナヨーガを形成する2室のラーフであり、この象意が発現して、再逮捕につながったのではないかと思われる。


射手座は上昇と下降の星座であるが、一度、保釈されて自由へと飛翔した矢先の再逮捕であった。


山羊座から見て射手座は12室でラーフが在住し、ケートゥがアスペクトしている。


従って、保釈と再逮捕という上昇と下降を経験したのは、山羊座から12室でラーフが在住する射手座のサブダシャーの時期に生じたのである。


ヴィムショッタリダシャーは木星/ラーフ期で、アンタルダシャーがラーフ期であることから、ここではジャイミニの変動表示体をヴィムショッタリダシャーに拡張するジャイミニの現代的な適用が可能である。


山羊座には9Pが在住し、盛んに弁護団が、再逮捕について検察の横暴であるとして非難している。


早朝、騒然の逮捕劇 弁護団反発「何のための身柄拘束か」 ゴーン容疑者再逮捕
株式会社 産経デジタル 2019/04/04 11:45

108日間の勾留を解かれてから約1カ月、日産自動車前会長、カルロス・ゴーン容疑者(65)が再び身柄を拘束された。東京地検特捜部は4日、会社法違反(特別背任)容疑で4度目の逮捕に踏み切った。保釈を勝ち取った弁護団は「何のための身柄拘束か」と反発を強めた。

 ゴーン容疑者が暮らす東京都内のマンション前には、4日早朝から海外メディアを含め数十人の報道陣が詰めかけた。

 周辺住民への影響を最小限に抑えるためか、東京地検特捜部は早朝から動いた。午前6時前には地検の係官とみられる男性がマンションの玄関前に立ち入りを制限するロープを張った。その後、任意同行の様子が見えないように車がシートで覆われ、10人以上の係官が建物内に入った。

 午前6時45分ごろ、カメラに囲まれ、激しいフラッシュがたかれる中、ゴーン容疑者を乗せたとみられる車が駐車場から出ようとすると、係官が報道陣に「下がれ」と怒鳴り、一時騒然となった。車の後部座席は全てカーテンで覆われ、ゴーン容疑者の表情はうかがえなかった。

 弁護人を務める弘中惇一郎弁護士は4日午前、報道陣に「立件できると思えば普通に追起訴すれば良いと思うが、何のために身柄を拘束したのか。人質司法として本人を痛めつける以外に意味があるのか。非常に不適当な方法だ」と不満をあらわにした。

 弘中氏は3日に特捜部の再逮捕方針が報道された際、ゴーン容疑者自身が「バッドニュースだ」と話したことも明らかにした。

 日産本社(横浜市)に出社した男性社員は「ニュースを見て逮捕を知ったが、われわれにもう関係ないことだ」と硬い表情。40代の男性社員は「(疑惑が)まだあるのかという気持ち」と語り、ゴーン容疑者が保釈時に変装して出てきながら再び身柄を拘束されたことに「残念」と苦笑を浮かべた。


弁護団からこのようなサポートを受けられるのは、山羊座に9Pが在住しているからではないかと思われる。



カルロス・ゴーンは2019年6月8日に山羊座/蠍座に移行するが、その時にこの射手座12室の象意から抜け出すはずである。


然し、蠍座はバンダナヨーガを形成する星座の一部である。



ほぼ同じ2019年6月6日頃からヴィムショッタリダシャーは土星/土星に移行して、またカルロスゴーンは新たな局面に入るのである。




土星は3、4室支配で12室で高揚しているため、おそらく快適な住まい(海外の別荘)で生活するものと思われるが、やはりこの土星はバンダナヨーガを形成する惑星の一部である。



従って、今後、公判中も、今後の生活においてもカルロスゴーンは監視の目が避けられず、完全な自由を満喫できるとは思えないのである。



カルロスゴーンが逮捕された時、ダシャーは木星/ラーフ期であったが、ラーフのディスポジターは木星で木星は5室支配で7室からラグナにアスペクトしていた。



従って、木星/ラーフ期の間、キャロル・ゴーン夫人のサポートを受け続けた。


ゴーン前会長が日本の拘置所で「過酷な扱い」を受けているとして、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチに書簡を提出したりと、拘留中も色々と、サポートを続けていた。


今回の保釈中もカルロス・ゴーン氏に付き添って、最大のサポーターの一人となっている。


土星期に移行すると、土星のディスポジターである金星は7室支配で5室で高揚する金星であり、金星は7室在住の木星と星座交換しているため、カルロスゴーンは土星期も妻のサポートを受け続けると思われる。






ナヴァムシャでも土星はラグナでシャシャヨーガを形成し、7室から金星と木星がアスペクトして保護している。


従って、カルロスゴーンは妻によって救われると考えられる。



最近、フランスのルノーは、カルロスゴーンの一部の支出について「重大な疑念」が生じたと発表し、またゴーン氏の年金や一部報酬を認めないと取締役会で決定したと伝えられている。


ルノー、ゴーン前CEOの支出に「重大な疑念」 調査結果発表
AFPBB News 2019/04/04 04:22

【AFP=時事】(更新)仏ルノー(Renault)は3日、日産自動車(Nissan Motor)と設立したオランダの統括会社「ルノー日産BV(RNBV)」に対する日産との共同調査の結果、カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)前最高経営責任者(CEO)による数百万ユーロ(数億円)分の支出に「重大な疑念」が生じたと発表した。

ルノー取締役会は、「正確な額はまだ明確になってはいないが、2010年以降で数百万ユーロに上る可能性がある特定の支出で、RNBVの企業利益との合致という点で重大な疑念が生じている」と発表。「RNBVの内部組織は、財務の透明性と支出統制手続きの面で深刻な欠陥があったことを示唆している」と説明し、ルノー経営陣は日産と協力し「これらの欠陥を可能な限り早急に共同で正す」としている。

日産での報酬などをめぐる不正行為で起訴されたゴーン被告は、3か月以上にわたり勾留された後に保釈されたが、3日の報道によると日本の検察当局は、新たに会社法違反(特別背任)容疑での立件を検討している。

 報道によれば、新たな容疑は日産からオマーンの販売代理店に送金された少なくとも3200万ドル(約36億円)に関連するもので、この取引にはRNBVが関与していたとされる。情報筋によると、送金された金の一部はゴーン被告とその家族が使用するクルーザーの購入に充てられたとみられている。

 ルノーは3日の発表で、ゴーン被告による一部の支出は「疑わしい内密慣行と弊社グループの倫理規定の違反に関わる」ものと説明。特に「第三者との関係、利益相反の管理、企業資産の保護」と関連があるとした。

 ルノーは、ゴーン被告がベルサイユ宮殿(Palace of Versailles)で開いた結婚披露宴に関する情報に続き、「中東にあるルノーの販売代理店への支払いに関する潜在的な問題」をフランス当局に通報したとも明らかにした。ゴーン被告はベルサイユ宮殿での披露宴開催に当たり、ルノーのスポンサー契約に基づき宮殿利用料を免除されていた。


仏ルノー、ゴーン被告の年金や一部報酬認めず 取締役会で決定
2019/04/04 00:55 Reuters

[パリ 3日 ロイター] – 仏自動車大手ルノーは3日、取締役会を開き、前会長兼最高経営責任者(CEO)のカルロス・ゴーン被告に対する年金支給を認めないことを決めた。
また社内調査の結果、「疑問の余地がある秘密の取引」が判明したと指摘。中東の業者への不審な支払いについて、司法当局に通報したことも明らかにした。

ゴーン被告は1月、ルノーの会長とCEOを辞任。同社に近い関係者は、ゴーン被告が取締役会に辞任を伝える書簡で、年金受け取りの権利があると主張していた。

しかし、ルノーは辞任を受けゴーン被告に年間76万5000ユーロ(85万9000ドル)に上る年金受け取りの権利はなくなったと説明。関係筋はこの日の取締役会後、被告の弁護士に誤解があったと指摘した。

また取締役会は2018年の変額報酬支給(22万4000ユーロ)の停止を株主に諮ることを決めた。取締役会のメンバー数を20人から18人に減らすことも承認した。

ロイターは先に、ルノーの社内調査で、ゴーン被告在任時にオマーンのパートナー会社に不審な支払いがあったと報じたが、 ルノーはこの日、「仏司法当局に対し、中東のルノー取引業者への支払いに関する問題を通報した」と明かした。取引がこれまで明らかにされていないほか、疑問の余地があり、社内の倫理規定にも反すると説明した。


これがマハダシャー土星期につながる流れであると考えられる。






ダシャムシャのラグナが魚座で正しいとすれば、土星は11、12室支配のマラカでラグナでケートゥ(ラーフ/ケートゥ軸)とコンジャンクトし、木星の星座に在住し、1、10室支配の木星からアスペクトバックされている。






土星期は経済的損失などに苦しめられるように見えるが、木星からの保護も受けており、木星期に築いたものを土星期に完全に失うようには見えない。



一方で、木星期は、木星は1、10室支配で7室でラーフとコンジャンクトし、拡大志向で、ラーフの絡みは道徳的に手段を選ばない印象である。


この木星期にカルロス・ゴーンは派手で贅沢になり、日産の資金を海外の会社の口座などへ迂回させて自らの口座に還流させる方法を編み出した。


そして、ベルサイユ宮殿で結婚式を挙げたり、豪華なクルーザーを購入したり、あらゆる贅沢をし始めたのである。


これは7室でラーフとコンジャンクトする1、10室支配の木星が物語っている。


木星期は、木星はケンドラに在住して強いため、取りあえずは、成功に導かれたのだが、12室支配の土星のアスペクトなどを受けており、成功するだけでは済まなかったようである。


マハダシャー木星期にはマハダシャー土星期へと続く種があったのである。



カルロス・ゴーンの逮捕は、高い地位についていた人々の転落を表わす象徴的な事件である。


これが現在、射手座に土星と木星が通過している今、進行中である。


フランスでは、ガソリン税の値上げへの抗議活動から黄色いベスト運動に発展し、フランスの大衆は、自分たちの活動に照らし合わせて、このカルロスゴーンの逮捕劇を冷ややかに見ている。


今年の年末にかけて、更にこうした高い地位からの転落の事象が起こってくると予想される。





(参考資料)



「ゴーン会見」を阻止した再逮捕に日産がほくそ笑む理由
2019.4.4 DIAMOND Online

 日産自動車が中東オマーンの販売代理店に支出した資金の一部を不正に流用した疑いがあるとして、東京地検特捜部は4日、 日産前会長のカルロス・ゴーン被告を会社法違反(特別背任)の疑いで再逮捕した。特捜部が動く事件(いわゆる特捜事件)で 、保釈後の被告が再逮捕されるのは異例だ。

 すでに同法違反(特別背任)の罪などで起訴されていたゴーン被告の逮捕は4回目。3月6日に保釈されるまで、100日余りの長 期にわたって勾留されていたゴーン被告は再び身柄を拘束されることになった。

 ゴーン被告は再逮捕後、代理人を通じて「常軌を逸しており、恣意的だ」と特捜部に抗議する声明を発表した。ゴーン被告の 長期勾留は、海外メディアなどから「人質司法」と批判されてきたが、非難の声が再燃しそうだ。

 そもそも保釈前も、「再逮捕」が勾留の延長理由に使われていた。3回目の逮捕があった昨年12月21日の前日、東京地裁はゴ ーン被告の勾留延長を認めない決定をしており、再逮捕がなければゴーン被告はもっと早く保釈されると見られていた。

異例の保釈中再逮捕

 特捜事件で、保釈後の被告が再逮捕されるのは確かに異例だ。

 ただし、保釈許可の主な条件は、証拠隠滅、口裏合わせなど、既に起訴された事件に関して今後予定されている公判への支障 がないかどうか。起訴された事件以外は“無罪放免”というわけではない。起訴された事件とは別の容疑があり、逃亡、証拠隠 滅の恐れなど再逮捕の必要があればあり得る。

 過去には大阪地検特捜部が2007年、談合罪で起訴されて保釈中だった元警察官を、収賄容疑で再逮捕したケースがある。そも そも特捜事件の絶対数が少なく、「異例」な点のニュース性は低かろう。

 では、なぜ「在宅のまま追起訴」(つまり逮捕をせずに、任意の事情聴取で証拠を固めて公判請求)ではなく、逮捕に至った のか。

 ゴーン被告の弁護人である弘中惇一郎弁護士は保釈決定のあった3月5日、「(今後任意の事情聴取の要請があっても)応じな いですね」と発言。この全面対決姿勢に、東京地検特捜部は「全容解明には強制捜査が不可欠だ」と判断したのかもしれない。 再逮捕の方針が報道された4月3日夜、弘中弁護士は「内容と条件によっては(ゴーン被告は事情聴取に)応じる」と態度をやや 軟化させていたが、“時すでに遅し”だったようだ。

口封じだったのか

 では再逮捕は4月11日にゴーン被告が予定していた会見の“口封じ”だったのか。

 あるいは、否認事件では異例の保釈に対する特捜部の“意趣返し”だったのか。

 今回の逮捕容疑である中東関係の疑惑は、保釈前から報道レベルでは浮上していた。当然、特捜部も保釈前から動いていたは ずで、「起訴後勾留中に任意聴取で証拠固め→追起訴」という算段だったに違いない。

勾留中の調べは「任意捜査が建前」(刑事事件に詳しい弁護士)とは言うものの、「密室故に捜査員は言葉巧みに聴取に応じさ せることがある」(同)からだ。だが、保釈されれば文字通り任意捜査となって、特捜部にとって形勢は不利だった。

 口封じについては、これまで起訴された事件、今回の事件いずれも民間人参加型の裁判員裁判対象事件ではないので、ゴーン 被告が会見でどのように世論誘導しようが、公判は裁判官の下で開かれる。捜査機関は通常、裁判員に予断を与える世論誘導を 非常に嫌うが、裁判官に会見の影響があるとは考えにくい。

幸運がもたらされた日産

このタイミングでの再逮捕が“口封じ”という意味合いになることを喜んでいるのは、特捜部ではなくむしろ日産自動車だろう 。

 前述のように特捜部は保釈前も保釈後も粛々と捜査を進めていたとみられ、「異例の保釈に対する意趣返し」という見方も少 し無理がありそうだ。

 実際に、特捜部と日産の両者が協力し合っているのかどうかの真偽はわからない。それでも、特捜によるゴーン被告逮捕によ って、西川廣人・日産自動車社長ら日産経営陣に幸運がもたらされたことだけは確かである。

 どういうことか。

 いまや幻となった「ゴーン会見」は、4月11日に予定されていた。

 ちょうどこの期間は、ガバナンス改善特別委員会からの報告書を受けて発足した「暫定指名・報酬諮問委員会」が、日産の取 締役会メンバー候補者を選定する作業がヤマ場になるタイミングだ。

 日産経営陣は、暫定指名・報酬諮問委員会からの助言を受けて新しい取締役会メンバー候補者案を決めて、6月末の定時株主 総会で付議する予定で進めている。

 つまり、ゴーン会見予定日と重複する「4月中旬」は、日産にとって、首脳人事を決める重要な時期だと言える。

ゴーン被告は、今回の逮捕前日に、「何が起きているのか、真実をお話しする準備をしています」とツイッターで予告していた 。その“真実”とは、「西川社長を個人攻撃すること」(日産幹部)だったに違いない。

 日産や特捜部がこぞって情報を流してきたゴーン被告の不正事案に、「実は西川社長による何らかの意思決定が関与していた 」とゴーン被告が証言したならば、一連の経営責任の矛先は、ゴーン被告のみならず、西川社長ら経営陣にも向かうだろう。

 そうなれば、日産経営陣が温めた新しい首脳人事案、新しい経営体制案などいとも簡単にひっくり返ってしまう。

 ただでさえ、第三者的な立場にあるべき榊原定征・ガバナンス改善特別委員会共同委員長(東レ特別顧問)が日産取締役会議 長へ“横滑り”する人事案が取りざたされており、「ケチがついている」(日産幹部)薄氷の人事案である。

 だが、ゴーン氏は逮捕された。特捜部による“強力なパス”によって、日産はゴーン被告の発言の機会を制することに成功し 、西川社長は“鉄壁の守り”を築いたかのようにみえる。

 だが、ゴーン被告側は、会見の代わりとなる「動画メッセージ」の公開を近く予定しているという。ほくそ笑む日産だが、思 わぬ時限爆弾が用意されているかもしれない。

(ダイヤモンド編集部 千本木啓文、土本匡孝、浅島亮子)
参照元:「ゴーン会見」を阻止した再逮捕に日産がほくそ笑む理由
2019.4.4 DIAMOND Online

ゴーン前会長、オマーンルートで4回目の逮捕 日産に5.6億円損害
2019年4月4日 / 08:05 Reuters

[東京 4日 ロイター] - 東京地検特捜部は4日午前、日産自動車(7201.T)の前会長カルロス・ゴーン被告を会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕した。子会社の「中東日産」からオマーンの販売代理店名義の預金口座に送金した資金の一部を、自身が実質的に保有する会社名義の預金口 座に送金させる方法で、日産に損害を与え、損害額は合計5億6300万円にのぼると、同特捜部は指摘している。

ゴーン容疑者の逮捕は4回目。同特捜部によると、ゴーン容疑者は、1)2015年12月─17年1月に日産に125万ドル(当時のレートで約1億4700万円)、2)17年7月に125万ドル(同約1億3900万円)、3)18年7月に250万ドル(同約2億7700万円)─ ─を、実質的に同容疑者が保有する会社名義の預金口座に送金させた。

共同によると、オマーンの代理店には2012年以降、日産の「CEO積立金」から計35億円が支払われた。この代理店幹部の個人口座から投資会社を通じ、ゴーン被告の妻が代表となっていた会社に流れ、一部が約16億円のクルーザー購入に充てられた疑いが浮上している。

ゴーン被告は昨年11月、自分の役員報酬を有価証券報告書に少なく記載したとして金融商品取引法違反容疑で逮捕され、その後、同法違反容疑と会社法違反(特別背任)の容疑で計2回、再逮捕された。起訴後、ゴーン被告は今年3月6日に保釈された。
参照元:ゴーン前会長、オマーンルートで4回目の逮捕 日産に5.6億円損害
2019年4月4日 / 08:05 Reuters

「ゴーン再逮捕は東京地検特捜部の口封じ」三井環元大阪高検部長が激白
2019/04/04 13:16 AREA dot.

会社法違反などの罪で起訴され、3月に保釈されたばかりだった日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告が今朝、東京地検特捜部に“電撃”再逮捕された。再逮捕の容疑は今回も会社法違反(特別背任)で、ゴーン被告が日産の資金をオマーンの販売代理店側に送金し、一部を私的流用したというものだ。

 東京地検特捜部の事件で一度、保釈された被告を再逮捕するというのは異例で、ゴーン被告はまたも「囚われの身」となる。

 奇しくも4月2日夜、ゴーン被告本人のものと思われるツイッターのアカウントがアップされた。

<何が起きているのか真実をお話しする準備をしています。4月11日木曜日に記者会見をします>などと記されていた。

 一連の事件で、ゴーン被告が公の場で日産や特捜部の捜査に関して語るのは、初めてで注目されていた。だが、その直前に再逮捕された。

 実は過去にも同じようなケースがあった。

 2002年4月、現職の大阪高検公安部長だった三井環氏が詐欺容疑で突然、逮捕された。

 それまで週刊朝日は三井氏の証言で、検察の裏金問題を何度もスクープ。

 そして、逮捕日午後にはテレビ朝日が三井氏を検察の裏金問題でインタビューする予定だった。

 筆者も当時、三井氏の取材を担当しており、あまりのタイミングのよさに絶句するしかなかったことを今も覚えている。容疑は落札したマンションに居住の実態がないのに登録免許税を軽減させたという微罪の容疑だった。三井氏がこう検察の姿勢を批判する。

「検察は裏金が表にされるのを嫌がり、テレビ朝日のインタビュー前に口封じする目的でとんでもない容疑で私を逮捕した。ゴーン被告も、会見を予定していたようで、検察の口封じの可能性が高い。これで保釈請求を後日するにしても、検察が異議を唱えることができる。まさに人質司法だ」

 特捜部の手掛ける事件は、起訴できる証拠が揃って逮捕するのが通例で、ゴーン被告の会見を阻止するためだけの逮捕とは、考えられない部分もある。

 だが、検察は再逮捕でゴーン被告をまたも「長期拘束」できるカードを握ったことも事実だ。ゴーン被告の弁護人である弘中惇一郎弁護士は4日午前、特捜部による再逮捕について、不適切な方法であると強調し、勾留は必要ないと徹底抗戦する方針だ。特捜部にかつて在籍した元検事の弁護士はこう話す。

「今回の事件は海外が舞台で、裁判の立証が大変な事件。ゴーン被告が会見して『オレは悪くない、日産こそが悪い。検察と癒着している』などと主張され、日本だけでなく海外の世論がそちらに向かうとやりづらい側面がある。ゴーン被告が保釈になった時、インターネットの使用は制限するというものがあったにもかかわらず、ツイッターで発信をしたとされる。逮捕して自宅を捜索し、保釈条件に反している証拠をつかめれば、検察はさらなる長期拘束を主張するはず。ゴーン被告の弁護士は、勾留に反対と裁判所に徹底して訴えるだろう。どちらの主張が裁判所に認められるのか、見ものだ」

 ゴーン被告の初裁判前に、熾烈な攻防の第1ラウンドがはじまっているようだ。(今西憲之)

※週刊朝日オンライン限定記事
参照元:「ゴーン再逮捕は東京地検特捜部の口封じ」三井環元大阪高検部長が激白
2019/04/04 13:16 AREA dot.

ゴーン容疑者、代理店側から借金3000万ドル=署名入り念書も-東京地検
時事通信社 2019/04/04 16:01

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(65)が中東オマーンの販売代理店を介し、日産資金を不正取得したとされる特別背任事件で、ゴーン容疑者が、この代理店の創業者から約3000万ドル(現在のレートで約33億円)の借金をしていたことが4日、関係者への取材で分かった。ゴーン容疑者が署名した念書も見つかったという。

 販売代理店には、少なくとも計3200万ドル(約35億円)の日産資金が送金されており、東京地検特捜部は、こうした資金が借金返済に充てられていた可能性もあるとみて、捜査を進めているもようだ。

 関係者によると、ゴーン容疑者が代理店創業者から借金をしたのは2009年1月。前年秋のリーマン・ショックで世界的に株価が下落し、同容疑者も私的なデリバティブ取引で巨額の評価損を抱え、資金繰りに困っていたとされる時期だった。

 署名入りの念書は、昨年11月に役員報酬を隠した疑いで逮捕された後、同容疑者が使用していた東京都内のマンションで見つかったという。
参照元:ゴーン容疑者、代理店側から借金3000万ドル=署名入り念書も-東京地検
時事通信社 2019/04/04 16:01

東京地検がゴーン被告を再逮捕へ、特別背任容疑で-報道
堀江政嗣、鈴木偉知郎
2019年4月3日 14:24 JST 更新日時 2019年4月3日 15:54 JST Bloomberg

特別背任などの罪で逮捕、起訴されている日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告について、東京地検特捜部が同容疑で再逮捕する方針だと3日付の産経新聞が報じた。ゴーン被告は同日、ツイッターで11日の記者会見を実施する考えを表明していたが、朝日新聞はゴーン被告の弁護団がさらに早い段階での会見開催も検討していると伝えた。

産経新聞は、オマーンの友人側に日産資金を不正に支出したなどとして、会社法違反の容疑でゴーン被告を近く再逮捕する方針を固めたことが関係者への取材で分かったとしている。逮捕となれば4回目で、最高検と協議して最終決定するという。

  ゴーン被告の弁護を担当する弘中惇一郎弁護士は2日の会見で、「検察が別の事件で追起訴する可能性がないとは思っていない」と発言。仏ルノーが、ゴーン被告によるオマーンへの不審な支出があった可能性について当局に通報したと報じられたことについて、「まだそれについてゴーンさんと話をしたことはない」と述べた。保釈後に検察から任意の事情聴取は受けていないことも明らかにした。

  ゴーン被告は会社法違反(特別背任)や金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)で起訴されたが、3月6日に東京拘置所から保釈されていた

  ゴーン被告は3日、ツイッター上に自身のアカウントを開設。「何が起きているのか真実をお話しする準備をしています」と日本語で投稿し、11日に記者会見を開く考えを明らかにしていた。日産は同被告をすでに会長から解職しており、8日に開催する臨時株主総会では取締役から解任する方針。
参照元:東京地検がゴーン被告を再逮捕へ、特別背任容疑で-報道
堀江政嗣、鈴木偉知郎
2019年4月3日 14:24 JST 更新日時 2019年4月3日 15:54 JST Bloomberg

弁護士も11日会見の意向 ゴーン前会長ツイッター発信
朝日新聞社 2019/04/03 20:04

会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)が3日、自身のツイッターのアカウントを開設し、「真実をお話しする準備をしています。4月11日木曜日に記者会見をします」と発信した。弁護団の弘中惇一郎弁護士も11日に会見したいとの意向を示した。東京地検特捜部が捜査を続ける中、実現すれば3月の保釈後初めての会見となる。

 アカウントには、本人であることを示す認証バッジがついている。日本語と同じ内容を英語でもツイートした。弘中氏によると、保釈条件でパソコンの使用は弁護人の事務所に限定されている。事務所でネットに接続するのは問題ないという認識だ。一方、検察幹部の一人は「本人がネットを使っていたらアウトでは」との厳しい見方を示した。

 ゴーン前会長は、私的な損失を日産に付け替えるなどしたという会社法違反(特別背任)などの罪で1月に追起訴された。3月6日の保釈後、弁護団に会見を開く意向を示したが、会見での発言内容について慎重な検討を続けているという。前会長は「海外のメディアにも来てほしい」と話しているほか、法的助言を求めるため、弘中氏の同席も要望しているという。

 東京地検特捜部は、ゴーン前会長をめぐる捜査を継続している。オマーンの日産販売代理店オーナーとの間の資金の流れに焦点を当てて調べている。
参照元:弁護士も11日会見の意向 ゴーン前会長ツイッター発信
朝日新聞社 2019/04/03 20:04

ゴーン容疑者、再逮捕も保釈金10億円は影響なし
2019年4月4日17時43分 日刊スポーツ

3月6日に保釈された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(65)が4日、再逮捕されたことを受け、容疑者が納付した保釈保証金10億円に現時点で影響がないことが分かった。

東京地裁によると、保釈保証金を納付したのは、3回逮捕された事件が対象。4回目の逮捕となった今回は別の事件で、保釈条件に違反したわけではなく、現時点で保釈保証金は納付された状態のままだという。

ゴーン容疑者は3月6日に保釈保証金10億円を全額納付し、108日にわたる勾留を経て同日保釈されていた。
参照元:ゴーン容疑者、再逮捕も保釈金10億円は影響なし
2019年4月4日17時43分 日刊スポーツ





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