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お金の正体は信用である – 堀江貴文が主張するお金の理論から銀行の信用創造について再評価する –

前回、記事『リチャード・ヴェルナーの『円の支配者』を振り返る』で、銀行の信用創造の問題点について検討した。


何故、信用創造の特権を銀行家だけが持っているのか?


銀行は、中央銀行の当座預金に一定の金額を準備預金として預け入れるだけで、その預け入れた金額の何倍も人にローンとしてお金を貸し付けることが出来る。


このことを銀行家の詐欺だと言うのだが、実際、経済が拡大し、文明が発展していくにあたっての必要悪であったとも考えられるのである。


産業革命が起こり、生産革命が起こって、世界経済は大変な量のお金を必要としたのである。


そのお金の量を稀少価値のある貝殻や石などでは到底賄えず、また金(gold)でも賄うには量が足りなかったのである。


もし全てのお金の裏付けが例えば、採掘された金の量に一致しているとすると、金の埋蔵量は少ないため、世界経済を支えるだけのマネーの量が賄えないのである。


そのお金の量を賄うには、銀行の信用創造の仕組みが必要であった。当時の必要悪として必然的に生み出されたのが信用創造であったと考えるべきかもしれない。


流通している現金は3%で、残り97%は銀行の預金通帳の中に書き込まれた数字にすぎないと言うのにはそれなりの実用上の理由があったと思われる。


流通する全てのお金を現金で用意するとしたら、大変な作業になり、大変な管理能力が必要である。


97%のお金が銀行の口座間でやり取りされるお金であれば、その管理はより容易である。


銀行家はとにかく世界経済が必要とする量のお金を供給する信用創造(加えて、その仕組みを維持する全てのネットワークや業務)という方法を発明したのである。


それで銀行家が信用創造を行なう特権を得て、世界の支配者になったのではないかと思われる。



堀江貴文が以前から「お金の正体は信用である」と述べている。


これに追随しているのか最近、同じようなことを語る人が増えている。


この概念は別に銀行からお金を借りる場合のみを指すのではなく、例えば、困った時にお金を知人から貸してもらったり、給料を前払いしてもらうといったことも該当するのである。


お金というものは人からの「信用」を数値化したもので、信用がある人は、常にお金には困らないということである。



この堀江貴文の「お金の正体は信用である」という概念を銀行システムに当てはめると、確かに銀行は返済する見込みがある人にお金を貸すのである。


お金を返済することが出来ると信用された人だけが、銀行からお金を借りることが出来る。


そして銀行がお金を貸すと、世の中に新しいお金が生み出されてマネーサプライが生じる。


そのお金が色々な人を巡って、経済活動の役に立つのであるが、その際にやはり最も価値のある商品やサービスを生み出すことが出来る信用ある人にお金は集まっていくのである。

つまり、創造的で、生産的で、世の中に新しい価値を作り出せるような人にお金は集まっていく。


逆に食欲、性欲、睡眠欲などに振り回されて消費だけに没頭するような非生産的な信用のない人にはお金は集まらない。



但し、そうした非生産的な人でも例えば、生きるためにはお金が必要である。


従って、どこかで雇用されて労働をして、お金を稼ぐことになる。



この場合の労働によって賃金として得られるお金は、「信用」という意味で言えば、最も最低限の信用である。


つまり、どんなに食欲、性欲、睡眠欲などに振り回されて消費だけに没頭するような非生産的な人であっても、生き残る為にちゃんと毎日、出勤して労働をしてお金を稼ぐだろうという見込み、そうした性悪説的な最低限度の信用を雇用主から得られるということである。


銀行は企業を信用して、資本を貸し付けて、企業は労働者に信用という意味では、最低の信用をして、労働の対価として給与(お金)を支払う。



信用がある時、お金を得ることが出来るという、堀江貴文の説は、正しいように思われる。



色々な人を巡って、経済活動の役に立ったお金は、最後に借りた人が銀行にローンを返済することによって消滅し、マネーサプライの総額から差し引かれる。



経済活動には一定の量のマネーサプライが必要である為、銀行は常に誰かに新しく銀行から借金をしてもらわなければならないのである。



その場合、銀行が信用するのは、技術やアイデアがあり、資本や労働力、土地などを所有する生産力の高い大企業である。



だから銀行の信用創造は、主に大企業に資本を貸し付けて、その大企業が労働者を雇用して、給与として支払うことでお金を世の中の末端まで行き渡らせる仕組みである。




然し、十分に教育を受けておらず、文化や教養の面で、洗練されていない労働者が多かった時代には、そういうモデルでも良かったのである。



現代は、教育を受けており、文化や教養の面で洗練されており、民主主義や人権の概念を持ち、企業から独立して仕事をしたり、企業に雇用されないで創造的、生産的な仕事をして生きていく生活スタイルが拡大している。



つまり、雇用されないで生きる資本家=個人の時代である。



例えば、『【無料お試し版】 サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門+現代ビジネス記事付』といった本が最近出ているが、同じような思想が出てきている。






一億総資本家という思想が世の中に出てきている。



そうすると、信用創造によって大企業にだけお金を貸し出して、企業が雇用した従業員に給与を支払う形で、全体としての国民にマネーサプライを行なうという形式は、時代遅れになって来ている。



そして、量的緩和政策などによって、日本銀行の買いオペなどによって、市中銀行の日銀当座預金に準備預金を供給しても、銀行は貸し出す企業がないのである。



銀行は返済能力のない中小企業に資金を貸し出して、それらが暴力団のダミー会社だったりして、不良債権問題で苦しんだ経験などもあり、資本をあまり中小企業に貸したくなく、大企業に貸したいのである。



然し、大企業は内部留保もあり、従業員に給与を支払える新しい成長分野が見つからない為、雇用も資本も必要としておらず、銀行は貸出先を見つけることが出来ない。



それで、銀行の日銀当座預金には、準備預金が積み上がるばかりで、それらのマネーは市場に流通せず、末端の人々にマネーが供給されないのである。




このような状況で、銀行の信用創造を行ない十分なマネーサプライを提供する仕組みが機能不全になっており、皮肉なことに信用創造の特権を保持するだけの「信用」がなくなったのである。



従って、銀行は売り上げを上げることが出来ず、従業員を削減するばかりで、事業規模は縮小するばかりである。



また振込みの処理が遅いとか、海外送金の手数料が高いとか、様々なサービス自体の品質の悪さなど「信用」がないことによって、銀行にはお金が集まらなくなっている。




銀行はお金を創造できる機関であったにも関わらず、銀行に「信用」がないため、実際のお金自体が、銀行からどんどん逃げてしまっている。



このことは、非常に興味深い。



つまり、お金の本質が、堀江貴文の言うように「信用」だとすると、銀行自体もまさにその「信用」に左右されるのである。




そこで、最近、時代の必要に応じて、仮想通貨や、クラウドファンディングなどの資金調達の方法が出て来たのである。




銀行がもはや信用創造によってマネーサプライを提供する「信用」が得られないので、個人が投資を募ったり、新規に仮想通貨を発行して、それで資金調達する方法が出て来たのである。



これは、信用創造の機能をもはや銀行に依存しないで、自分たち自身で、信用創造する仕組みを起ち上げたということである。




また仮想通貨の場合、マイニングすることによって新しいマネーサプライを提供する(お金の総量を増やす)ことが出来る。




つまり、銀行の信用創造機能に依存しなくても世界が必要とするマネーの総量を賄うことが出来る。




しかも今まではほとんど大規模な企業しか銀行の信用創造の恩恵に与かることが出来なかったのだが、比較的小規模のスタートアップ企業なども資金調達できるようになった。



例えば、イーサリアムプラットフォーム上で、使用できるERC20トークンという形式の仮想通貨を簡単に発行できるようになったため、仮想通貨のICOを多くの企業が行うようになっている。



また全くの個人でトークンを発行できるようなサービスも現れている。



欧米では、小切手に裏書して相手に支払うような文化があったが、よほど社会的に信用のある人だけである。



その小切手が流通するのであれば、それも個人が発行した通貨と言えるかもしれないが、それは銀行に持ち込んで現金化する為だけの銀行システムの補助的な意味しかなかった。



然し、今後、個人が発行する仮想通貨は「信用」が得られれば、流通したり、他の仮想通貨との交換も可能である。



それは、個人が自分の現在価値ではなく、将来の価値、現在価値以上の価値を仮想通貨という形で、振り出すことが出来るのである。



但し、発行した仮想通貨(トークン)に価値が付くのは、その人に信用がある時のみである。




これまでは、政府が国民の未来の労働(未来に税金として徴収できるお金)を国債という形で振り出して、それを市中銀行を1回かますなどして、最終的には中央銀行がそれを買い取って、市中銀行の当座預金にお金を振り出した。



つまり、中央銀行が国債と引き換えに市中銀行の当座預金に金額を書き込む時、お金が誕生する。



お金とは、政府が中央銀行に国民の未来の労働を支払うことで作ってもらうのである。



そして、市中銀行が企業にお金を貸し付けて、信用創造を行なう。



この時に「国民の未来の労働」を準備預金として、それを信用創造によって何倍にも膨らませて、お金を市場に流通させるのである。



それが成り立つのは全ての国民が一度に預金を引き出さないからである。



つまり、お金とは、その国の国民の未来の労働である。



だからその国の価値とは、国債の値段であり、また国債の値段とは、その国の国民の未来の労働の価値である。



政府と中央銀行と市中銀行の連携プレイで、国民の未来の労働がお金に変えられるのである。



国家が人口が増えて(労働力が増える)、国民の教育水準が高く、国民の未来の労働に「信用」がある時、その国の国債価格(通貨価格)や株価は高くなり、



国家が少子化で、高齢化が進み、国民の教育水準が低かったり、犯罪率が高く、国民の未来の労働に「信用」がない時、その国の国債価格(通貨価格)や株価は低くなる。



つまり、通貨の価値(国債価格)が低くなり、ひどい時にはハイパーインフレなどになり、国民は貧しくて自国通貨では何も買うことが出来なくなる。




このように国民の未来の労働をお金に変換する仕組みは、政府と中央銀行と市中銀行が独占してきたのであるが、



個人が自分の現在価値ではなく、将来の価値、現在価値以上の価値を仮想通貨という形で振り出せるということは、個人が自分の未来の労働や価値をお金に変えることが出来るということである。



政府や中央銀行、市中銀行によって独占支配されてきた「国民の未来の労働」をお金に変換する機能を個々人が自分の手に取り戻すことを意味する。



また信用創造とは、効率的にマネーサプライの必要量を流通させる仕組みであり、それこそが銀行家の専売特許、秘伝であり、他の人に真似のできない技術であった。



管理労力を大幅に単純化して、世界に必要な量のマネーを供給することが出来るこの力が、銀行家の「信用」を生み出す源であった。



然し、この世界に必要な量のマネーサプライを生み出す技術は、今後は銀行家の専売特許ではなくなり、インターネットとブロックチェーンなどの技術革新により、様々な仮想通貨が市場に溢れかえって、必要量のマネーサプライは供給できるようになる日が近い。



銀行家は、お金が滞りなく流通する仕組みを提供するビジネスを行なって、それで社会的に「信用」を得ていたということである。



それは主に「国民の未来の労働」をお金に変換するビジネスであり、それを政府と共謀して行ってきた。



それが独占的ビジネスで、その「信用」が絶大だったために銀行家はお金持ちになった。



今後は、インターネット、ブロックチェーン、マイニングによってマネーシステムの維持運営に参加する一般市民、企業が、十分な量のマネーサプライを提供し、「信用」を得ることになる。



個人や企業など民間部門が仮想通貨を発行するとは、自分たちの未来の労働を売って、先に現金を取得するようなものであり、国債と似たようなものとして個人債を発行するようなものである。



その個人や企業が信用に応えて、何か新しい価値を生み出せば、その仮想通貨は値上がりするし、怠惰で、非生産的であれば、その仮想通貨は値下がりする。



その辺りは国債の市場価格と同じである。








銀行の信用創造を詐欺として批判する論客として、安部芳裕氏や天野統康氏がおり、これらの方々が担ぎ上げている経済学博士に山口薫教授がいる。




山口薫教授の『公共貨幣』東洋経済新報社 では、政府の負債によるお金ではなく、政府自身が発行する政府紙幣が問題を解決すると主張している。




私も安部芳裕氏の著作に一時期はまり、お金の仕組みについて多くを学習させてもらったが、信用創造の仕組みは、拡大する世界経済の必要に応えて、必要悪として誕生したのではないかという歴史的事実としての視点が欠けているのではないかと思われる。





確かに銀行はこの信用創造の秘密を一般市民に秘匿して、自分たちの支配力の源にしたが、然し、当時、この信用創造の仕組みを提供出来たのは銀行家だけであり、そういう意味で、「信用」があったのである。



銀行家を詐欺師であると非難することも出来るが、銀行が行う信用創造というものが、世界に必要な量のマネーサプライを提供する効率的で優れた方法であると評価することも可能なのである。



そのように見た時に陰謀論的な見方から脱出することが出来る。





銀行が出てくる前は、皇帝や国王が通貨を発行していたが、その通貨は、金の含有率を操作したり、ある日、突然、紙切れになったり、銀行家のネットワークよりも「信用」が乏しかったかもしれない。




お金とは、政府がそれを法律的に定めるだけで、通用力が得られる訳ではなく、国家の整備されたインフラ、勤勉な国民(しかも人口も多い)、国家が保持する鉱物資源、外貨預金など、政府の支払い能力、生産能力などの「信用」に依存している。




また政府が民主主義国で、法治国家としてきちんと約束を守るかどうかなどの「信用」も関係する。



独裁政権や共産主義の国家や世情不安な国家だとそこの国の通貨は信用されないのである。



そういう意味で、歴史的に国家や政府は常に世情不安で戦争を繰り返して来たため、世界的に協力関係にある銀行ネットワークよりも「信用」が乏しかったと思われる。



そうしたことで、政府が、政府紙幣を発行する場合、やはり、その価値については「信用」があるかどうかで決定されると考えられる。



政府の権力が単独で紙幣などに信用力を与えることは出来ず、様々な要素の複合で「信用」が評価される。



例えば、日本国の場合、民主主義国家で、官僚機構、憲法、法律が整備され、国民は勤勉で、真面目であり、識字率も高く、義務教育も行き届いている。



従って、日本は巨額の財政赤字があるにも関わらず、日本株や日本国債は安心の投資先と見られて来ていた。これは日本に「信用」があるということかもしれない。



然し、米国の格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)が2017年1月27日に日本の10年物長期国債の格付けをAAからAAマイナスに引き下げたりしているが、こうした具体的に「信用」を評価する方法もある。



今、銀行業界が衰退しつつあるのは、例えば、国際送金を担うSWIFTという銀行間ネットワークがあり、国際送金する場合、一度、ドルに換金され、現地に送金された後、現地通貨にドルから換金されるが、このネットワークよりもインターネットの方が「信用」が出て来たからではないかと思われる。



そして、実質的に個人の銀行家が所有するSWIFTとは違って、インターネットには特定の個人の所有者はおらず、皆で作り上げている仕組みである。



それこそが、銀行家が提供して来た信用創造とマネーサプライの提供手段からの自立を意味している。



つまり、今後、銀行家にマネーシステムを提供してもらう必要はなくなっていくのである。




皆で作り上げているインターネットが、ブロックチェーンの発明などによって、お金の送受信をする方法まで提供するほど「信用」の厚いものになったのである。



相対的に銀行は、マネーサプライを提供したり、送金したりする機能として、より「信用」が低下した。



お金の実態が「信用」だとすれば、銀行もこの「信用」によって評価されるということが非常に興味深い点である。




そして、今後、政府の発行する政府紙幣というものが、仮想通貨として発行されるとすると、個人が発行する通貨と、政府が発行する通貨は、全く対等な立場で、その通貨の「信用」が評価される。



例えば、世情不安で革命が起こりそうな国の政府の発行する通貨よりも、一個人の発行する通貨の方が「信用」されてしまうようなケースも出てくるかもしれない。















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リチャード・ヴェルナーの『円の支配者』を振り返る -信用創造のカラクリを暴露した元祖で、銀行家の陰謀を明らかにした-

以前、『金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った』安部芳裕著や、youtube上の動画『money as debt』(負債としてのお金)などを見て、銀行の信用創造の仕組みなどを初めて知った。

今日、政府が作るお金はマネー全体の5%程度に過ぎず、残りの95%のお金は誰かのローンによって作られているということを知って非常に驚いた。

誰かが銀行にローンをすると銀行はその人の預金通帳に数字を書き込むだけで、お金が生み出されるのである。

銀行は日本銀行(中央銀行)の当座預金に一定額の預金をしていれば、その何倍もの資金をローンとして貸し出すことができる。

つまり、銀行は自分が実際には持っていないお金を人に貸し付けているのである。

『money as debt』はこの銀行が自分が持っていない金を人に貸し付けて金利を取る行為を銀行家の詐欺であると告発し、いつ頃、この詐欺が始まったのかを考察している。





この信用創造が始まったのは、ヨーロッパで、金細工師のゴールドスミスが人々から預かった貴金属を金庫で保管し、代わりに預かり証を発行する業務を行った際にそのうちに預かり証それ自体が物の売買、交換に使われて流通するようになり、誰も預かり証を持って貴金属を受け取りに来ない為、そのうちにゴールドスミスが金庫で保管している貴金属の額面以上の預かり証を発行したことが、この詐欺の始まりであると解説している。


従って、もし全ての人が銀行からお金を引き出そうとする取り付け騒ぎが生じれば、銀行にはそれを支払うだけのお金がないのでシステムはたちまち支払不能になってダウンする。

当時、この話を初めて知った時、この銀行家の自分たちが持っていないお金を貸し出す権力というものに驚愕した。

つまり、銀行は自分たちが持っていないお金を貸し付けて、その返済を受けるだけでも十分に利益になるが、更に貸し出した金額に対する利子までも受け取るのである。

この銀行家がお金を人に貸し付けることによる支配力、これは現在の成功物語である。

成功物語というよりも残酷物語で、このシステムによって人類を家畜のように支配することが出来る。

あらゆる人が銀行の為に働いているのである。

何故なら、人は給料をもらうために働いているが、その給料は企業からもらうお金である。

企業は銀行から資本金の融資を受けており、ビジネスの収益からその返済と利息を支払う。

従って、企業は銀行に返済する為にビジネスを行ない、人々は給料をもらうために企業と雇用契約を結んで労働する。

人が給料として受け取るお金は、誰かの銀行へのローンなのであり、それが市場に流通している95%を占めている。

このお金を人々が売買や交換などの経済行為を行なって、人々がいす取りゲームのように取りあうのだが、銀行が利子を取るため、流通しているお金は常に不足することになるのである。

つまり、銀行はローンで貸し付けたお金以上のお金を受け取るため市場には全ての人に行き渡るだけのお金がない為、生活していくには新たに銀行から借金をしなければならないのである。

そのようにして銀行は人々を永遠に支配する。


この信用創造できる割合のことを預金準備率と呼び、銀行は融資する金額に対していくらの金額を日銀の当座預金に支払い準備として預けておかなければならないかが定められている。


この割合が、年代によって様々だが、日本銀行のHPにも載っているが、1991/10/16 実施のもので、それ以降のデータが見当たらない。



別のサイトには、1994年2月は0.4%、1980年は10月は1.3%、2019年2月は0.8%であると記されている。


例えば、預金準備率が2019年2月の値で、0.8%というのは、1億2千5百万円の融資を行うことは、100万円を日本銀行の当座預金に預け入れておけば、可能なのである。


つまり、1億2千4百万円を無から作り出したということになる。



この信用創造のカラクリを初めて明らかにした元祖が、リチャード・ヴェルナーの『円の支配者 – 誰が日本経済を崩壊させたのか』であると言われている。






その論点について紹介してみたいと思うが、リチャード・ヴェルナーによれば、戦前の1920年代の日本は、アメリカよりも資本主義的であったという。


この1920年代の日本は、大衆は貯蓄もせず、稼いだお金のほとんどを消費に回してしまう傾向があったという。


ところが1929年に世界大恐慌が起こり、世界がブロック経済を採用し、1930年代には国家社会主義が台頭して、領土を海外に拡大して、経済的活路を切り開こうとする軍国主義的な風潮が出てくる。


1930年代というと、ちょうど天王星が今と同じように牡羊座をトランジットしていた時期であるから興味深い。


右翼的な国家社会主義が台頭してくる時代である。


すると日本の軍部の指導者と官僚は、日本経済を急成長させるために自由放任経済体制をやめて、戦時経済体制への移行を要求した。


国民には貯蓄を奨励し、資本を軍需産業などに重点配分する政策が取られた。


そうした戦時経済体制の中で、株主に対する配当は、経済成長の邪魔であるという認識になり、株主なしの資本主義が推奨された。


この時、会社は経営者と従業員のものであり、会社に生涯を通して忠誠を尽くせるような終身雇用制、年功序列制などの日本型の雇用形態が生み出されたという。


そして、日本の会社同士は株の持ち合いをして、外国資本が日本企業を買収して株主になったり、経営権を握ったりできないようにした。


戦時下に作られたこうした軍国主義的経済体制が、戦後も引き続いて、通産省が日本の企業を保護し、政府と企業が一丸となって、他国に日本の自動車やテレビ、工業製品を売りまくる護送船団方式が生み出された。


その上で、外国からの製品には高い関税を掛けて、日本市場への参入を排除し、巨額の貿易黒字を生み出すことになった。


そして、これがジャパン・アズ・ナンバーワンと呼ばれた日本の経済的繁栄をもたらしたのである。


1989年10月に三菱地所がロックフェラー・センタービルを2,200億円で買収したのが、その経済的繁栄を物語る出来事であった。



日本の質の高い工業製品と政府が企業を保護して国を挙げて、海外にビジネスを仕掛ける方式が国際競争力を生み出し、日本が貿易黒字となり、独り勝ちをすることになった。


すると、それを不公平であるとして、日本製品の不買運動やバッシングが起こるようになった。



アメリカは、日本の市場開放や、構造改革を要求するようになる。



日本の護送船団方式の軍国主義的な経済体制が、世界市場で、大成功したので、その成功を妨害しようとしたのである。




考えてみれば、今の中国もこの時の日本と同じように見える。



現在、中国は、国を挙げて、国内企業を保護し、海外への拡大に力を貸しているが、アメリカと世界覇権国を争うぐらいにまで経済力を身に付けるようになった。



中国経済も軍国主義的な戦時経済そのものである。



例えば、先日、カナダで拘束されたファーウェイ幹部が中国共産党のスパイではないかと言われている。



そして、今の中国が日本と違うのは、日本は、アメリカに戦争に敗北し、日米地位協定や、日米安保条約などによって、軍事的に米国の管理下に置かれ続けている。



従って、最終的にアメリカの要求を呑んで、市場開放や、構造改革を受け入れなければならなかったことである。



中国の場合、そのようなことはなく、アメリカに経済的にも軍事的にも挑戦し続けている。





リチャード・ヴェルナーが言うには、戦時経済体制下で、軍部の指導者や官僚は、中央銀行は、政府のコントロール下になければならないと考えており、どの部門にどれだけの融資を行なうかについて政府(大蔵省)の指示に従わなければならない状況で、戦後もこれが続いたようである。


そのため、政府(大蔵省)が資本を重工業に集中させることができ、日本の高度成長が可能になったのだという。



大蔵省と日銀は、どちらが銀行に対する指導力、経済に対する指導力を発揮するかを争う状況があったが、日銀は、政策金利を決定する権限などがあるが、それよりも銀行へ融資枠の割り当てという窓口指導が決定的に重要なのである。


その窓口指導の権限は信用創造、すなわちマネーサプライをコントロールすることを意味したが、この窓口指導の権限について日銀は秘匿し続けた。



1980年代には窓口指導を通じて、銀行への融資枠を拡大し、企業に豊富な融資を行なって、バブル経済を招いたのである。



然し、あるタイミングで、日銀は、銀行への貸出枠を制限した為、バブルが崩壊し、長い間、マネーサプライを制限して、融資を必要としていた企業に資金を供給しなかった。



その為、日本は長期の経済不況に陥ったまま、失われた10年、20年を後に過ごすことになる。



マネーサプライ(通貨供給量)は経済の規模を決定する要素であり、資本を必要とする企業に資本が与えられなければ経済成長が起こるはずもない。



リチャード・ヴェルナーによれば、信用創造量を拡大して日本をバブル経済に陥らせ、その後、信用創造量を制限して、バブル経済の崩壊を招き、その後も長い間、信用創造量を制限し続けて、経済を回復させなかったことは、日銀総裁の意図的な行為によるものだという。



つまり、日本を長い間、経済不況に陥らせれば、日本には市場開放や規制緩和、構造改革が必要であるという雰囲気や世論を作り出すことが出来るからである。



リチャード・ヴェルナーは、日銀総裁が、米国の連邦準備銀行総裁と連携して、日本に長期間の経済停滞をもたらしたというのである。



以下の引用箇所にて、名指しで、その責任者たちを批判している。



われわれは、日本のバブル経済を生み出し、戦後最長の不況と1930年代以来という記録的な失業増加をもたらした責任者たちをつきとめた。
それは日銀内部の少数グループで、彼らは他の日銀スタッフによるチェックもコントロールも及ばないところで行動していた。円のプリンスたちである。
日本をコントロールしてきたのは彼らだった。彼らの名は三重野康福井俊彦、そしてバブル生成の初期には彼らの師である前川春雄も加わっていた。
だが、もうひとつの謎は依然として残る。彼らは高い教育を受け、経験を積んだ人々である。それなのに、なぜ、そのような行動をとったのか?


(『円の支配者』リチャード・ヴェルナー著 P.238より引用抜粋)


因みにリチャード・ヴェルナーは、この日銀の責任者たちがアメリカの指示で行ったとまでは書いていないが、彼らの目標は、アメリカの要求に酷似していることを指摘している。


日本で今、流行っている”忖度”が働いたかもしれない。



米国の連邦準備理事会やウォール街の財界人たちの要求を空気を読んでそれとなくかなえたのではないかと思われる。



あるいは、彼ら自身が、日本の軍国主義時代に築かれた護送船団方式の経済体制(終身雇用制、年功序列制)を破壊して、日本を規制緩和、構造改革することこそが、日本の為、ひいては世界の為になるという理想を抱いていたかもしれない。




このバブル崩壊後の経済不況の責任は、大蔵省になすりつけられ、大蔵省は解体され、財務省に名前を変えた。




そして、日本銀行は、今は、政府からの独立性の高い機関になっている。





問題はこのリチャード・ヴェルナーの指摘、日本経済不況陰謀論が正しいかどうかである。






リチャード・ヴェルナーのチャートを作成すると、チャンドララグナが天秤座であり、木星が蟹座10室で高揚しており、金星がアスペクトして保護している。


また4、5室支配のヨーガカラカの土星が魚座6室に在住して、高揚する木星がアスペクトバックしている。


魚座や蟹座が非常に強い人物である。





リチャード・ヴェルナー




この配置のため、日本の愛国主義、民族主義的な立場から、欧米の中央銀行の日本側のカウンターパートとなって働いているような日銀総裁(円のプリンスたち)の政策について批判をするような人物であることがよく分かる。


中央銀行や、ウォール街の金融財界人は、水瓶座や双子座で表されるが、リチャード・ヴェルナーの強い魚座や蟹座から見ると、それらは12室や8室のドゥシュタナハウスに在住しており、決して、愉快な相手ではない。むしろ不利益を味あわされる相手である。


因みに福井俊彦元日銀総裁のチャートを見ると、月は射手座と蠍座の境界線付近にあり、おそらく月は蠍座にあった可能性が高い。






何故なら、日銀総裁で、政策金利など政府の金融政策を決定する公的機関のリーダーであった為、10室で太陽が定座にあったと考えるのが自然である。


そうすると、土星が水瓶座でムーラトリコーナの配置であり、しかも土星はヴァルゴッタマで、天秤座から木星がアスペクトしている。


非常に水瓶座が強いことが分かる。


月が蠍座であれば、水瓶座で土星がシャシャヨーガを形成する配置である。




福井俊彦



従って、福井俊彦氏は、水瓶座-双子座-天秤座の価値を推進する人物である。


10室の定座の太陽は強力な支配力、エゴを表わしている。


この福井俊彦氏が、水瓶座-双子座-天秤座の価値を体現する欧米の金融財界人、ウォール街の金融資本家たちの意向を汲み取って、同じ価値を共有して行動したことは容易に理解できる。


強いエゴを表わす太陽は、日本に市場開放や規制緩和、構造改革をもたらすためにわざと、金融引き締めを行ない、日本の経済の回復を遅らせるぐらいのことはやったのではないと思わせる配置である。


リチャード・ヴェルナーは、三重野康、福井俊彦、前川春雄らの日銀のプリンスたちが、日本が長く経済不況から抜け出せない原因を作ったと考えているが、これらの人々は、政府の経済への介入を少なくし、連邦準備銀行など各国の中央銀行が、国家の頭越しに世界を支配するという価値観を共有する人々である。


デヴィッド・ロックフェラーなどのウォール街の金融資本家の世界政府のビジョンに賛同していたと考えるべきである。


従って、三重野康、福井俊彦、前川春雄らの日銀のプリンスたちが、日本が長く経済不況から立ち直れない状況を作り、その責任を大蔵省に転化して、大蔵省解体のきっかけを作り、日銀の独立性を高める契機をつくったのである。


陰謀論的な意味ではなく、占星学的におそらくそうした価値観の下に行動したであろうことは推測できる。


リチャード・ヴェルナーと、福井俊彦氏のチャートを比較すると、そうした立場の違いを浮き彫りにしている。




因みに安倍政権下の黒田東彦日銀総裁は、異次元の量的緩和政策を行なって、日本のマネーサプライ(貨幣供給量)を増やそうとして来た。


量的緩和政策とは、日銀が市中銀行が保有する国債を買い取って(買いオペ)、銀行の日銀当座預金の残高を増やす操作である。


日銀当座預金の残高を増やせば、銀行は貸出を行なって、信用創造を積極的に行ってくれるとの期待をしてのことである。


然し、日銀が買いオペをしても、銀行は貸出を行なわず、日銀当座預金残高が積み上がるばかりである。




また政策金利もマイナスに設定して、銀行は日銀の当座預金に預けているだけで、金利がかかってしまう。


従って、銀行は積極的に貸し出しを行なうのではないかと期待してのことである。


然し、銀行の貸し渋りなどが問題となっている。



また現在、日銀の買いオペとは、量的緩和政策というよりも、日本の財政赤字をカバーするための財政ファイナンスに近いものがある。


財政ファイナンスとは、中央銀行が政府の発行する国債を直接引き受けることであり、第一次世界大戦後のドイツなどでハイパーインフレを招いた方法である。


現在、政府が発行する国債を直接、日銀が引き受けることは財政法第5条によって、特別の事由がある場合を除いて禁止されている為、一旦、市中銀行が国債を買い取って、その後、日銀がお約束のように市中銀行から買い取っている。


「国債の市中消化の原則」を形上、破っていないが、実質的には、日銀が直接、政府から国債を引き受けているのと同じである。


それで、国債発行残高の7割を日銀が引き受けているという。


こうした実質的な財政ファイナンスによって、円の価値が毀損し、インフレを招いている。


最近、物価が直ぐに上がるのはその為である。


政府は巨額の財政赤字を抱えているので、毎年、税収だけでは予算がまかなえず、国債を発行することによって予算を補っているが、その国債を日銀が直接引き受けるような状況は、末期的状況なのである。




リチャード・ヴェルナーの論点は以下である。



1. 日本は、市場開放、規制緩和、構造改革する必要はなく、日本の護送船団方式は、日本の強みである優れた方式であった


2. 日本のバブル経済は意図的に生み出され、意図的に崩壊させられ、その後、長期間の不況を日銀総裁たちによって意図的に作り出された


3. 日本の失われた10年、20年といった経済不況時に日銀は窓口指導で貸出枠を拡大し、市場にマネーを供給すべきであった




このうち、最も重要なのは、1.の意見である。


日本は、今の中国と同じように市場開放、規制緩和、構造改革など妥協して受け入れずに世界市場で、勝ち続ければよかったのである。


但し、こうした意見は、自国の経済的繁栄を優先する民族主義的、軍国主義的意見かもしれない。



3.の意見は、ミルトン・フリードマンのマネタリズムの観点になっている。


マネーを供給しさえすれば、経済の規模は拡大し、経済発展が生じるという短絡的な考えである。




現在、アベノミクスは、強い右翼的政権の意向により、日銀にほぼ直接、政府の国債を引き受けさせて、財政ファイナンスを行なっている。


然し、そうして日銀当座預金に積み上げられたお金は、市場に供給されずにそのまま日銀当座預金に積み上がるばかりである。


企業は内部留保などを蓄えていて、特に資本は必要としていない。


お金が必要なのは、企業ではなく、普通に働く一般の人である。


然し、政府がいくら異次元の量的緩和などを行なおうとも、普通の働く一般の人にお金が届かない。


何故なら企業は、一般の人に支払う給料を最低賃金に引き下げたからである。


ただ日銀の当座預金に残高が増えるだけである。




まずは正規雇用を減らして、非正規雇用を増やすという形であったり、とにかく企業は給料を支払いたがらない。


そして、内部留保として、いざという時の為にお金を蓄えるのである。




結局、日本は、市場開放、規制緩和、構造改革をして、日本の強みを失い、世界市場において、経済的に勝利することが出来なくなり、無駄な公共事業など行い過ぎたり、税金の垂れ流しで、巨額の財政赤字を積み上げた。


こうした状況の中で、強い経済の基盤がない所で、マネタリズム的な発想で、市場にマネーを供給しても無駄である。



リチャード・ヴェルナーの3.の意見のような状況はもう日本にはなく、窓口指導という言葉もあまり聞かれない。


もし日銀が窓口指導できるのであれば、銀行に貸し出すように強制するのもいいかもしれないが、銀行が貸し出ししたくても企業が必要としていないのであれば貸し出すことは出来ない。



日本は、財政ファイナンスをする所まで追い込まれたが、政府が発行した国債は、未来の若者たちが返済する国民の借金である。


この国債を市中銀行に買い取らせ、その後で、日銀が買い取り、日銀当座預金に残高が増えるが、その準備預金で、銀行はどこにも信用創造して金を貸し出すことが出来ず、経済を活性化することが出来ない。役に立たない無駄な残高である。


その日銀当座預金の準備預金は、未来の若者が返済する国民の借金である。



つまり、政府は未来の若者の金を日銀当座預金に積み上げて、それは誰にも還元されないで滞っている状態である。



リチャード・ヴェルナーが『円の支配者』を著してから、大分、年月が経過しているが、日本は、市場開放、規制緩和、構造改革をして、日本の強みを失って、経済戦争で敗北し、銀行による信用創造は、上手く機能しておらず、マネーが末端まで行き届かない。



銀行による信用創造の仕組みは全く機能していない。



従って、こうした状況の中で、役に立たなくなった銀行システムの代わりにビットコインや仮想通貨が登場したのである。





リチャード・ヴェルナーは、日本のバブル経済と、その後の長期の不況は、円のプリンスたちによって意図的に作り出されたと主張している。



実際、そうかもしれないが、春分点が水瓶座に移動するに連れて、水瓶座-双子座-天秤座の風のトライアングルが強くなっていくのである。



その運命に対して、蟹座に木星と金星が在住する愛国民族主義のリチャード・ヴェルナーが日本の立場に立って、日本国民の為に怒りを表明してくれたのである。




アベノミクスは、財政ファイナンスに近いことを行なって、財政赤字を国債の発行で賄い、買いオペで、量的緩和を行なおうとしても無駄な日銀当座預金残高を積み上げるだけで成果が上がっていない。



そして国民の厚生年金と国民年金の積立金(GPIF)で、日本の経団連の関連株を購入して、株価を釣り上げている。




最近の就職活動の状況を見ると、『大卒就職率、今春96%』日本経済新聞と出ているようだ。




従って、企業にはお金があるのだと思うが、働く一般市民にお金がないのである。





因みに銀行の信用創造の仕組みを批判する論客として、安部芳裕氏や天野統康氏がいる。



これらの方々が担ぎ上げているのが、経済学博士の山口薫教授である。



『公共貨幣』東洋経済新報社 では、政府の負債によるお金ではなく、政府自身が発行する政府紙幣が問題を解決すると主張している。



もし政府が紙幣を発行することができるとするならば、それはブロックチェーンを使った政府発行の仮想通貨として実現できる可能性がある。





これまでの銀行システムというものは、非常に維持にお金がかかる仕組みである。



コンピューターや独自に構築したネットワークなどのインフラや人件費、電気代などランニングコストがばかにならない。



こうしたものを維持するのは大変だから手数料や利子をもらいますよというのが銀行の論拠にもなってくる。



然し、こうしたコストがかからないでインターネット上で実現できるマネーシステムがある時、銀行システムの時代は終わりを遂げる。



リチャード・ヴェルナーが信用創造の仕組みを暴露してから20年以上過ぎた現在、世界には、新しいマネーシステムの可能性が見え始めている。





三重野康





前川春雄


























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大川隆法のチャート再検証 -D9のラグナ、D10のラグナについて-

大川隆法のチャートについては、2009/6/7に『幸福の科学・大川隆法氏のチャート』という記事を書く中で、種々検討した結果、牡牛座ラグナに設定している。


当時、出生図のラグナだけをダシャーから割り出しただけで、ナヴァムシャやダシャムシャのラグナについては検討していなかった。


今回、長男の決別宣言の話で、改めて、大川隆法のチャートを調べてみたが、ナヴァムシャで、太陽が高揚し、火星がムーラトリコーナの座にあり、対向のムーラトリコーナの座にある金星と相互アスペクトしている。


このナヴァムシャの配置が強力である為に牡羊座タイプの人物たちが、幸福の科学に集まってくるようである。


例えば、2011年に幸福の科学職員となった与国秀行氏は、1990年代、東京最強の不良と呼ばれた人物で、経歴を見ると、牡羊座とか火の星座の人物像そのものである。


また幸福の科学との決別宣言をした長男も牡羊座など火の星座が強調された人物に思える。


こういう人材が、周辺にいることが、大川隆法の底力ではないかと思われる。


もっと前には小川知子や景山民夫など芸能プロデューサーや女優も熱心に信者として活動していたし、最近では、清水富美加などがそうである。



小川知子と景山民夫



清水富美加


やはり、ナヴァムシャで、金星が天秤座で、ムーラトリコーナの座にあり、強い火星、太陽と相互アスペクトしている配置に底力が感じられる。


単にアストラル界の低次の階層とチャネリングでコンタクトして、質の悪い霊媒のようなことをやっているというのは表面的なことにすぎない。


本当の実力は、この強い太陽と火星、金星などによって発揮されている。






大川隆法のチャートについて改めて検証してみたいと思うが、結論としては、出生図のラグナが牡牛座クリティッカーの第2パダ、ナヴァムシャのラグナが獅子座、ダシャムシャのラグナが乙女座ではないかと思われる。


牡牛座ラグナに設定すると、2室に金星、月、水星、太陽が集中しているが、この2室で形成されるラージャヨーガ、ダナヨーガが、出版や講演(スピーチ)、映画製作などメディアを駆使した事業で成功する配置である。


ラグナロードの金星は2室に在住して、2室に惑星集中しているが、2室は起業のハウスであり、自分でビジネス、会社を立ち上げるハウスである。


過去の出来事とダシャーが一致するか、再度、確認すると、例えば、1981年3月に法学部を卒業し、総合商社のトーメン(現豊田通商)に入社しているが、木星/土星期である。


木星期はまだ会社から雇用されていた時期であり、8室支配の木星が4室に在住して10室にアスペクトしていることが象徴している。


この商社マンとして勤めていた時に宗教家としての「霊的覚醒」が始まったということだが、木星は8、11室支配で、8室は霊的体験を表わすハウスである。


1986年7月にトーメンを退社し、10月に幸福の科学を設立し、主宰に就任しているが、この時は、木星/金星期で、金星はラグナロードで2室に在住している。


2室は起業のハウスであり、まさに宗教法人を立ち上げたタイミングである。


wikipediaには、『11月23日東京の日暮里酒販会館にて、87人の会員未会員らに対して初めての説法を行う』と書いてある。


つまり、そのビジネスとは、主にスピーチ(2室金星)を駆使する仕事である。


おそらく2、5室支配の水星がコンジャンクトしている為、面白い話を言葉巧みに行うことが出来るのだと思われる。


1988年3月に木村恭子氏(大川きょう子元夫人)と結婚した時、木星/太陽/ラーフ又は木星/太陽/木星期辺りである。




マハダシャーの木星はナヴァムシャで10室に在住し、アンタルダシャーの太陽はナヴァムシャのラグナロード(7室から見た7室)である。


1997年11月に幸福の科学総裁に就任し、教団内での地位が一段とグレードアップしている。


この時期は、土星/水星期で、土星はヨーガカラカで、水星は5室の支配星でラージャヨーガを形成している。



2009年4月に幸福実現党を創立し、第45回衆議院議員総選挙に出馬し、落選しているが、土星/ラーフ期である。


土星もラーフも7室に在住しているが、この時期、政治に進出しているという意味では、社会デビューの時期である。


因みに土星は10室に在住する火星と星座交換しており、この10室の火星の配置が、強力なリーダーシップを表わしており、かなり高圧的な指導力というものを発揮する配置である。


自身を「エル・カンターレ」、仏陀の生れ変わりであると信者に押し付ける強引さなどはこうした配置から読み取れる。






8、11室支配の木星はおそらくアストラル界の第4、第5辺りの低次の界との接触を表わしており、それが10室在住の火星と相互アスペクトして、自分自身が仏陀の生れ変わりという幻惑、錯覚や、その信者への強制などが生じたのではないかと考えられる。


2009年12月に学校法人幸福の科学学園を設立しているが、この時は、土星/木星期である。


アンタルダシャーの木星は教育の惑星であり、4室の木星は学校を設立することを表わしている。


2010年4月にHS政経塾創立、名誉塾長に就任したのは、同じく土星/木星期であるが、木星は10室にアスペクトしており、教師、教える仕事を表わしている。



問題は、2012年に木村恭子(大川きょう子)と離婚し、教団職員の近藤紫央(大川紫央)と結婚していることである。






この時、ダシャーは水星/水星期に移行したタイミングである。



ナヴァムシャのラグナが獅子座であれば、2室支配の水星期は、結婚(結婚生活)の時期である。



大川きょう子元夫人とは、木星/太陽期に結婚して、5~6年後にマハダシャー土星期に移行している。



その後、19年間の土星期に大川きょう子元夫人と婚姻関係を続けているが、獅子座ラグナだと土星は6、7室支配でラグナに在住している。



マハダシャー土星期になって、主に3人の子供が誕生しているが、大川宏洋氏(長男)は、1989年2月24日の木星/月/木星期に生まれている。




木星はサプタムシャの5室に在住し、月はサプタムシャのラグナロードの金星とコンジャンクトしている。


次の大川咲也加氏(長女)は、1991年の木星/ラーフ期に誕生し、大川真輝氏(次男)は、1993年5月12日の木星/ラーフ/火星期、三男の大川裕太氏は、1995年の土星/土星期に誕生している。


ラーフはサプタムシャの4室でディスポジターの太陽が6室で、出産を説明出来ないが、おそらく、プラティアンタルダシャーで説明出来ていると思われる。


プラティアンタルダシャーの火星は5室支配の水星とコンジャンクトし、9室にアスペクトしている。


土星は9室の支配星で、サプタムシャのラグナに在住している。




この土星期の間は、子供が小さいこともあって、子育てが重要なテーマであったと思うが、サプタムシャで9、10室支配の土星がラグナに在住していいることから、この頃は、子供との関係が悪くはなかった印象である。



ナヴァムシャのラグナはどの星座か?  -ナヴァムシャのラグナ乙女座の場合ー




マハダシャー土星期に大川隆法は、大川きょう子元夫人と子育てのことなどで度々衝突し、また教団内で、夫人が人気が出てしまったので、それに嫉妬して、最終的に夫人を教団から追い出してしまうのである。


従って、そのように考えると、ナヴァムシャで5、6室支配の土星が12室に在住する配置が、夫婦仲の悪さを表わしていたと考えることが出来る。


木星期の間は、夫婦仲がまだよかったが、土星期になってから、夫婦仲は悪くなっていたのではないかと思われる。


そうした状態が土星期の間、ずっと続いていたのである。(6室支配で12室に在住する土星期は離婚するような時期であり、土星期の間、結婚生活が続いていたとは考えにくいため、後にこの考えは却下した)



例えば、ナヴァムシャのラグナを獅子座にして、土星を6、7室支配でラグナに在住する土星に変えることも出来るが、そうするとラグナロードの太陽と4、9室支配のヨーガカラカの火星が9室で、それぞれ高揚とムーラトリコーナの強力な配置となる。


これはその道の第一人者のような優秀な師匠に師事する配置であり、師匠や霊性を求めて海外に留学に行く配置でもある。


この配置は非常に良いため、学問や真理を求めて海外に留学する配置であり、神や自然を探究する方法も霊能などを弄ぶのではなく、まともな信仰や学問によるはずである。


然し、大川隆法は、実際には、チャネリングで様々な有名人、偉人たちとコンタクトし、そこからメッセージを受け取るという霊能活動を主にしてきたのであり、それは太陽と火星が8室で高揚や定座にある配置から説明することができる。


チャネリング能力でそれらの偉人たちと接触したということである。(ナヴァムシャのラグナが獅子座であると決めるまでは、ナヴァムシャの9室で太陽と火星が強力なラージャヨーガを形成する配置は当てはまらないと考えたが後にこの考えも却下した)



2014年に幸福の科学大学の設立を2011年から計画していたが、文部科学省から大学設置認可が下りず、大学構想が頓挫してしまう。


その為、私塾「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ」として開校しているが、この時、ダシャーは、水星/水星期である。



乙女座ラグナであれば、水星は、ナヴァムシャで、1、10室支配で4室に在住しているが、4室はオーガニゼーション(組織)のハウスであり、大学の設立などを象徴している。


10室支配の水星は4室で木星の星座に在住し、ディスポジターの木星は4、7室支配で9室に在住しているため、教育事業である。(こうした説明で当初、納得していたが、後に獅子座ラグナの方が説明できるため、却下した)




ナヴァムシャのラグナ蟹座の場合




またナヴァムシャのラグナを蟹座ラグナに設定し、7、8室支配の土星が2室に在住する形にしても土星期の結婚生活を象徴するが、然し、太陽と火星が10室で高揚したり、ムーラトリコーナの強い配置で、火星はルチャカヨーガを形成している。


この配置であれば、本当の政治家になれるはずの配置である。然し、実際には政治家にはなっていないので、この配置ではないと思われる。



ナヴァムシャのラグナ獅子座の場合




大川隆法は、1982年8月にニューヨーク本社に研修生として派遣され、その間にベルリッツ語学学校ニューヨーク校を卒業し、ニューヨーク市立大学大学院センターで国際金融論を学んでいるが、この時は、木星/水星期である。


木星は5室支配でケートゥとコンジャンクトしている為、語学の学習である。


そして水星は5室に在住して、国際金融論の学習である。


もし乙女座ラグナだと、4、7室支配の水星が4室に在住する配置になるため、この時期に研修で海外に行ったようには見えない。


そうすると、ナヴァムシャではラグナロードの太陽と、4、9室支配の火星が9室でコンジャンクトして、強力なラージャヨーガを形成している。


何かの教育の活動において、パイオニアになる配置である。



また3、10室支配の金星が3室で自室に在住している配置は、映画の原案や制作総指揮をしていることを考えると、納得できる配置である。



またマハダシャー土星期に大川きょう子元夫人と婚姻関係を続けたことも説明できる。



そして、水星期に再婚したのは、水星が2室(結婚生活)の支配星だからである。



今回のように長男の素行不良や、父親への反発が公に暴露されてしまうことは、獅子座ラグナで5室支配の木星が10室でラーフ/ケートゥ軸と絡み、6、7室支配の土星からアスペクトされて傷ついているということで説明可能である。




10室は誰にも隠せず、あらゆる人に見られ、知られるハウスである。



このように考えると、ナヴァムシャのラグナが獅子座でも十分説明が可能である。




ナヴァムシャのラグナの考え方



大川隆法は、熱しやすく情熱的な性格で、キャリアも商社マンからスタートさせており、本来、外向的で、活発な性格のようである。



牡牛座の中には、クリティッカーの第2~第4パダ、ローヒニーの第1~第4パダ、ムリガシラー第1~第2パダが存在する。



このうち、まず支配星が月となるローヒニーの性格には全く当てはまらない。



従って、太陽が支配星となるクリティッカーか、火星が支配星となるムリガシラーが候補になるが、ラグナがクリティッカーの場合、ナヴァムシャのラグナが山羊座、水瓶座、魚座の可能性がある。



山羊座ラグナの場合、土星期に結婚したことなどは説明出来るが、水星期に再婚したことなどが説明しにくい。水瓶座ラグナでも同様である。


魚座ラグナの場合、水星期に再婚したことは説明できるが、土星期に結婚したことが説明しにくい。



従って、山羊座、水瓶座、魚座の可能性は却下した。


そして、ローヒニーは性格的に全く一致しない為、可能性としては、火星が支配星となるムリガシラーが残ることになる。


ムリガシラーは火星が支配星となるため、好奇心旺盛で、情熱的で激しい性格であり、向いている職業としても『作家、宗教家、華道・茶道・芸事の先生、タレント、芸術芸能』などが挙げられている為、よく一致している。


大川隆法は作家でもあり、映画のプロデューサーで、制作総指揮などにも携わり、芸能にも強く、宗教家でもあるということで、マルチな才能を発揮しており、好奇心旺盛で、活発なムリガシラーの象意そのものである。


牡牛座にはムリガシラーの第1、第2パダが在住しているが、ナヴァムシャのラグナは、獅子座か、乙女座に絞り込まれることになる。



因みにナヴァムシャのラグナが乙女座の場合、ダシャムシャのラグナは天秤座となり、ナヴァムシャのラグナが獅子座の場合、ダシャムシャのラグナが乙女座に移動するようである。



・(D9ラグナ)乙女座-(D10ラグナ)天秤座
・(D9ラグナ)獅子座-(D10ラグナ)乙女座




ナヴァムシャとダシャムシャは、幅が3°20’と3°で、非常に近いため、ナヴァムシャのラグナが移動すると、ほぼダシャムシャのラグナが移動すると考えることが出来る。


全てそうなるとは言えないが、ほぼセットで考えることが出来る。



もしダシャムシャのラグナが天秤座の場合、4、5室支配のヨーガカラカの土星が11室に在住し、11室支配の太陽が4室に在住して、4-11の星座交換をしている。


11室は高い地位やステータスを表わし、称号や肩書きを表わしており、4室は玉座を表わしている。


従って、土星期は良さそうであるが、2009年4月の土星/ラーフ期に幸福実現党を創立し、第45回衆議院議員総選挙に出馬しているが、落選しており、マハダシャー土星期の間に幸福の科学から一人の議員も国政選挙での当選させることが出来ないでいる。地方議会選挙では21人の当選者がいるようであるが、成功とは言えないはずである。


現在も幸福実現党は、成果が出ないにも関わらず、出馬時に法務局に支払わなければならない供託金などが発生する為、財政的に厳しいようである。


もしダシャムシャが乙女座ラグナで5室支配の土星が12室に在住し、5室と12室で星座交換していたら、国政に打って出て成功したのではなく、信者たち(5室)を選挙に出馬させるのに出費(12室)が発生する配置である。


ダシャムシャが乙女座であると、4、7室支配の木星が2室に在住するが、マハダシャー木星期に総合商社トーメン(現豊田通商)に入社し、商社マンとしてのキャリアをスタートさせ、それから5~6年で辞めて、木星/金星期に幸福の科学を立ち上げている。


木星は7室の支配星であるため、商社マンとして取引先との交渉(7室支配の木星)などを行なった可能性があり、また木星期に宗教法人を起ち上げたのは、木星が起業の2室に在住しているからではないかと思われる。


アンタルダシャーの金星は2、9室支配で10室に在住して、4室にアスペクトしている為、このタイミングで、宗教法人の立ち上げになったのではないかと思われる。キャリア上の躍進の時期である。


1989年11月の木星/月期に『仏陀再誕』を出版し、1990年10月28日の木星/火星期に自分が「仏陀の魂の再誕」であると明示し、エル・カンターレ宣言などを行なっており、この辺りが宗教家としてのキャリア上で、最も輝いた時期ではないかと思われる。


アンタルダシャーの火星がラグナに在住している為、この時期にキャリア上のピークを経験したのである。



この頃の大川隆法は、非常に勢いがあり、マスコミ、メディアにも頻繁に登場した。



もしダシャムシャのラグナが天秤座であると火星が12室に位置するため、エル・カンターレ宣言などを行なっているようには見えない。



従って、ナヴァムシャのラグナは獅子座、ダシャムシャのラグナは乙女座である可能性が高そうである。






ナヴァムシャのラグナが獅子座になると、マハダシャー土星期に大川きょう子元夫人と婚姻関係を続けたことも説明でき、また木星が10室に在住しているので、宗教家、教師であり、2室にアスペクトするので、説法をよくする配置となる。



このようにもしナヴァムシャのラグナが獅子座ラグナであると、ラグナロードの太陽が9室で、高揚し、4、9室支配の火星がムーラトリコーナの座にあって、強力な1-9のラージャヨーガを表わしている。


1室の支配星と9室の支配星が9室に在住する配置は、生涯続く名声を表わす配置である。しかも星位も最高に強いため、これは強力である。



大川隆法のナヴァムシャのラグナが、乙女座になるか、獅子座になるかは、非常に難しい難問となった。



どちらでも説明できるように思える出来事が非常に多いのである。



然し、最終的にやはりナヴァムシャのラグナは獅子座ではないかと思うのである。


3、10室支配の金星が3室で自室に在住しているからこそ、映画プロデューサーで、映画の製作総指揮をしているのである。


そして、12室支配の月が同室しているので、自分が満足する映画を作るために巨額の出費も厭わないのではないかと思われる。


獅子座ラグナにすれば、木星/水星期に商社マン時代にニューヨーク本社に研修生として派遣され、その間にベルリッツ語学学校ニューヨーク校を卒業し、ニューヨーク市立大学大学院センターで国際金融論を学んだといったキャリアが説明できる。


水星が射手座5室に在住して、11室双子座にアスペクトバックしている為、国際金融論などを学んだのである。


また水星のディスポジターである5室支配の木星がケートゥとコンジャンクトしている為、ベルリッツ語学学校ニューヨーク校で語学を学んだのである。


大川きょう子元夫人とマハダシャー土星期に婚姻関係を続けたものの、あまり仲が良くなかったのは土星が7室の支配星であると同時に6室の支配星だからである。


そして、マハダシャー水星期に教団職員の近藤紫央(大川紫央)と結婚したのは、2室支配の水星は、7室からみた8室の支配星だからである。


自分の秘書で、教団職員との結婚であるため、部下との結婚である。


部下との結婚の場合、部下にとっては上司との結婚は8室の象意で表され、相手の財力などからの恩恵を受ける配置となる。


2室の支配星の時期にした結婚というものは、部下や愛人の立場の人物との結婚を表わしており、事象によく一致している。






このようにやはり大川隆法のナヴァムシャのラグナは獅子座である。


獅子座であると、ラグナロードの太陽が9室で、高揚し、4、9室支配の火星がムーラトリコーナの座にあって、強力な1-9のラージャヨーガを表わしているが、9室は5室から見た5室であり、5室の本質のハウスである。


従って、自分の息子や信者(5室)の中から牡羊座的な力のある人物が出てくることを意味している。



例えば、それが父親に反発して、教団を飛び出して、父親に対して、『社会や人様に迷惑をかけないようにしてほしい』と言ってのけるような息子を生み出したと考えられる。



例えれば、ダレイオス1世の息子にアレクサンダー大王が生まれて来たようなものである。


父親に王としての振る舞い方を諭すなど、子供が父親の師匠のようになってしまう配置である。



また与国秀行氏のような典型的な火の星座を象徴する人物が入信して来たこともそれに当たる。



土星や水星がダシャムシャの12室に在住しているため、最近の大川隆法は、全くマスコミに姿を現さなくなり、キャリア的には、隠遁生活を送っているものと思われる。


幸福実現党の選挙活動なども主に信者たちの活動である。


やはり最も社会的に輝いたのがエル・カンターレ宣言をしたマハダシャー木星期であり、その時、木星は4、7室支配で、2室に在住し、10室にアスペクトしている。


その後、土星期になって、衆院選に出馬してみたが、国政には誰も当選させることができず、水星期に大学を設立しようとしても国からの認可が下りない。


このようなことを考えると、やはり、大川隆法のダシャムシャは、乙女座ラグナで、マハダシャーの土星期や水星期は、ダシャムシャの12室(隠遁)に在住しているのである。


大川隆法のチャートは、人を出生図だけでは判断してはいけないという教訓がよく適用できるチャートである。


ナヴァムシャの惑星の強さ、そして、特にナヴァムシャのラグナを特定した上での惑星の支配と在住などをみていかなければ、その人物の本質というものが全く理解することが出来ない。
















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大川隆法の長男の幸福の科学との決別宣言 - グルチャンダラヨーガの典型例 –



大川隆法の長男・大川宏洋氏が、昨年2018年8月23日にユーチューバーデビューし、幸福の科学との決別宣言をし、家族や兄弟の話、父親の霊言についての評価、もらっていた給料や教団の会員数や収入など様々な情報を暴露しているらしく、その動画が面白いと聞いた。


「私は大川隆法総裁を信仰していません。彼のことを神だと思ったことは一度もありません」とか、「彼は私の戸籍上の父親です。それ以上でも以下でもありません」などと発言しているようである。


また教団と決別した理由を清水富美加との“結婚強制”が原因であると語っている。


大川隆法長男が語る「『幸福の科学』決別の理由は清水富美加との“結婚強制”
2019/02/20 「週刊文春」編集部 (週刊文春 2019年2月28日号)

 1986年に設立された「幸福の科学」。大川隆法総裁(62)の長男である宏洋氏(29)が「週刊文春」の取材に応じ、教団と決別した経緯について詳細に語った。

 1989年、5人きょうだいの長男として生まれた宏洋氏は、青山学院大学を卒業後、「幸福の科学」理事長や系列芸能事務所の社長を歴任。教団の映画制作を担うなど「幸福の科学」の幹部として活動していたが、2018年10月、「YouTube」の個人チャンネルで教団との決別を宣言していた。

 宏洋氏によれば、教団との決別の契機は、2017年に女優・清水富美加(現在は千眼美子に改名)との結婚を再三迫られたことにあるという。


「その年の1月末、父から『彼女と結婚しなさい』と言われましたが、どうしても彼女との結婚を受け入れられませんでした。最終的に、同年11月18日、結婚しませんと断ると、父は怒り狂いました。僕と結婚させるため、彼女に芸能事務所を辞めさせたのに、メンツを潰されたと感じたのでしょう。その一方で、僕も限界でした。結局、その日を境にして教団を離れ、一人で生きて行く覚悟を決めました」

「幸福の科学グループ広報局」は次のように回答した。

「大川総裁が宏洋氏に千眼氏との結婚を強制した事実は一切ありません。17年1月25日、宏洋氏自身が霊言を行ったなかで、宏洋氏に入ったある霊人が宏洋氏の口を通して結婚を勧める話を出しました。霊言後、当時の宏洋氏本人はその気になっていたというのが事実であり、大川総裁から結婚を勧めたことは一度もありません」

 2月21日(木)発売の「週刊文春」では5ページにわたり、宏洋氏の独占告白を掲載。宏洋氏は、6時間に及ぶインタビューで、父・大川隆法氏の“素顔”や、部屋に監視カメラがあるなど特殊な環境で育った自身の半生について赤裸々に語っている。また、「週刊文春デジタル」では、インタビューの完全版動画を同日5時より公開する。

(略)


それに対して、幸福の科学は、自身の広報ページにおいて、『「週刊文春」(2019年2月28日号)インタビュー記事 「大川宏洋氏の虚言・誹謗中傷」に反論する』と題する記事を掲載して、文春のインタビューの内容に反論している。



因みにこの内容によれば、大川宏洋氏は、素行不良で中高生時代から友人宅を泊まり歩いていたということで、高校も一旦、男子校に入学した後、女子と付き合いたいからという理由で、共学に入り直したという話で、両親から見れば、手の付けられない不良息子であったことがよく分かる。


そして、こうした親子同士の諍いごとが公に暴露されているのだが、その普通とは違った様子が、非常に興味深く、ある種のエンターテイメント性を発揮している。



大川隆法のチャートについては、以前、牡牛座に設定している。






このラグナで以前、検証した所、過去の様々な出来事がヴィムショッタリダシャーで説明できるため、出生図のラグナに関しては、間違いないと思われる。



2室に金星、月、水星、太陽が集中しており、この2室で形成されるラージャヨーガ、ダナヨーガが、出版や講演(スピーチ)、映画製作などメディアを駆使した事業で成功する配置であり、また8、11室支配の木星が4室に在住して、10室から火星がアスペクトする配置が、教団を創り、支部など沢山の教団施設を建設した配置である。


また9、10室支配のヨーガカラカの土星が7室蠍座(霊能力)に在住しているが、この土星から見ると8室に惑星が集中(霊能力)している配置が、霊能力を駆使して、霊言などのお告げのチャネリングを行なった配置である。



今回のテーマは、長男・大川宏洋氏が、父親である大川隆法に反発しているという事実はどこで説明できるかということである。



出生図では子供の表示体である木星が、土星、火星からアスペクトされて傷ついている。



また木星から見た5室の支配星も木星であるため、二重の意味で、子供の表示体は傷ついている。



ナヴァムシャでは、子供の表示体である木星は、ラーフ/ケートゥ軸と絡んで、土星からアスペクトされている。



これはグルチャンダラヨーガであり、子供が不良化したり、子供が反発する配置である。



グルチャンダラヨーガとは、グル、師匠に不敬を働いてしまう配置であり、グルから嫌われる配置であるが、それともう一つは、子供が不良化したり、子供に不敬を働かれる配置でもある。



特にナヴァムシャにおいて形成されている場合、これは強力である。



現在、大川隆法は、水星/太陽期であるが、水星はサプタムシャの3室に在住し、火星とコンジャンクトして、土星からアスペクトされている。



アンタルダシャーの太陽は、4室支配で6室で減衰し、火星からアスペクトを受けている。



従って、子供との関係に問題が生じる時期である。






ナヴァムシャ(D9)やダシャムシャ(D10)のラグナはまだ検討中であるが、サプタムシャ(D7)のラグナは牡牛座で問題ないと思われる。



従って、長男の大川宏洋氏が、教団の様々な内部の事情を暴露してしまうという状況は、ダシャーの支配星がサプタムシャ(D7)の3室や6室に在住して傷つけられているために起こっているということである。




そして、現在、水星/太陽期であるが、子供の5室をラグナとすると、10室に水星と太陽が在住している。



これは水星/太陽期というのは、子供が有名になる時期であることを物語っている。





息子が不良化して、反発し、教祖としての父親を批判したり、霊言を話すには事前調査が必要など、父親の霊能力をこき下ろしている辺りは、非常に面白い。



但し、幸福の科学の方も実の息子であるということもあって、厳しい法的手段など取れそうもなく、宏洋氏の過去の素行不良なエピソードを様々と書き連ねて批判した後、



『宏洋氏がやるべきことは、中傷でなく、俳優や脚本家として大成する努力が必要だ』


とか、


『自身の目標に向かって淡々と努力を重ねることを期待したい』



といった親心からのエールを送るような締めくくりに終わっているのは、ほのぼのとしている。



所詮は、家族内の諍いごとなのである。




大川隆法と、長男の大川宏洋氏との争いは、ある意味、見ていてほのぼのしてくるぐらいの平和な家族の諍いごとである。







因みに大川隆法は、長男の大川宏洋氏だけではなく、大川真輝氏(次男)と大川裕太氏(三男)も追放したとのことで、追放すると、過去世が妖怪だったといった話に変えてしまうのだという。



例えば、大川真輝氏(次男)は、過去世が空海だったのが、妖怪に格下げさせられ、大川裕太氏(三男)は、過去世が日本神道の最高神、明治天皇、桓武天皇などとされていたが、日本稲荷の狐、人をだます動物霊、富士山のカラス天狗であったという話に変えられてしまったという。



この次々に自分の息子たちと関係が上手く行かなくなり、追放してしまう所などがいかにもグルチャンダラヨーガである。



大川宏洋氏によれば、大川隆法が仏陀の生まれ変わりであるとか、霊能力を本気で信じてる人は、ほとんどいないのではないかという話である。



こうしたことから、幸福の科学は、真理を探究するというよりもエンターテイメントを追求する団体だと言える。



因みに大川宏洋氏のチャートを作成すると、月が乙女座で、9室支配の金星と太陽が6室でラーフとコンジャンクトし、土星からアスペクトされている。






木星にラーフがコンジャンクトする典型的なグルチャンダラヨーガはなく、9室支配の金星や太陽とラーフとの6室での絡みは、父親との対立を表わしている。



父親を批判して、見下す配置である。



またナヴァムシャでも月から見た8室に太陽が在住し、ラーフがコンジャンクトしている。




よく宗教では、子供が不良になったり、放蕩に耽ったりするのは、親の不徳や罪穢れを洗い流すためだという話があるが、その典型的な例かもしれない。



この父と息子の騒動は、大川隆法の主にナヴァムシャに現れているグルチャンダラヨーガの発現ではないかと思われる。



罪穢れを洗い流すために息子が放蕩息子になって暴れまわっているイメージである。



然し、長男・大川宏洋氏の父親に対する批判は、的を得たものが多く、非常に正直であり、また惑星配置としても単に父親との対立を表わす配置があるのみである。



特に出生図でもナヴァムシャでも典型的なグルチャンダラヨーガが形成されている訳ではない。



従って、長男・大川宏洋氏は、精神性がひどく損なわれているという解釈にはならない。



ただ父親を見下し、批判する配置があるというだけである。



むしろ、大川隆法の方が、典型的なグルチャンダラヨーガがナヴァムシャで形成されており、こうした息子からの批判を経験しなければならない原因があると考えられる。




(参考資料)



「幸福の科学」大川総裁長男、ユーチューブで「父を信仰してません」 教団が痛烈に批判、反論
2018/10/6 13:12 JCASTニュース

宗教法人「幸福の科学」の大川隆法総裁の長男がユーチューブに投稿した動画が波紋を呼んでいる。

長男の大川宏洋氏は動画内で自身を信者ではないなど教団との関係性を告白。それについて教団が公式サイト上で反論、批判を展開している。

30分近い独白

大川隆法総裁の長男である宏洋氏は2018年8月23日にユーチューバーデビュー。「宏洋の人生ゼンツッパ!!」と題した動画を投稿し、映画の批評を行う動画を公開していた。

初回の動画では自身が教団とは関係のない「宏洋企画室」という会社を立ち上げ、所属タレントを募集していると言及していることがあったが、教団について突っ込んだコメントはそれ以降なかった。

しかし、10月1日に「宏洋の人生ゼンツッパ!! ※炎上注意!!※宏洋は幸福の科学と決別したのか?!」との動画を投稿。かねてから質問が多かったという幸福の科学と自身の関係について話した。すると早速動 画の序盤で、

「結論から言うと、宏洋は幸福の科学を辞めています。幸福の科学の職員を辞めています」

と話した。実際、宏洋氏は1月1日にインスタグラムで、1月いつぱいで教団職員を退職すると投稿していた。

宏洋氏は教団に対し辞意を伝えているとコメント。教団の仕事から一切離れているとし、こう強調した。

「幸福の科学とは完全に無関係の状態。宏洋は幸福の科学とは無関係です」

「幸福の科学の信者ではありません。信者ではないんです」

宏洋氏によると幸福の科学に入信する再、「三帰誓願(さんきせいがん)」との儀式を行うそうだが、それを行っていないため信者ではないと主張している。

父である大川隆法総裁については、

「私は大川隆法総裁を信仰していません。彼のことを神だと思ったことは一度もありません」

「彼は私の戸籍上の父親です。それ以上でも以下でもありません」

などと言及。

続いて教団内では大川隆法総裁と考えを合わせなければならない状況に、

「教義の内容に賛同できない部分がある。個人の考えと一致しない部分がある」

「価値観を1つにする必要なんてそもそも無い」

「みんなが同じことを考えて、同じようなことを言う そういう世界って気持ち悪いな」

と批判を展開。さらには「生理的に無理」と突き放した。

その後も自身の今後や清水富美加さん出家に反対したものの総裁に反対されたことがやめる引き金になったことなどを説明した。

「入会信者レベルの自覚もない」

この動画を受けて幸福の科学は10月5日に「『大川宏洋氏のYouTube動画』についての幸福の科学グループ見解」と題した声明文を発表した。冒頭、動画について、

「数多くの事実誤認があるとともに、多数の信者の心を傷つける記述が見られるので、本人に厳重注意・反省を促す」

宏洋氏の立場については「宏洋氏は現在、教団職員として休職中の立場」として動画内の「幸福の科学の職員を辞めています」、「先方も了承している」との発言を虚偽とした。

「『神だと思ったことは一度もありません』も虚偽」として、過去に宏洋氏が行った講和の内容を引用し、「確実に、大川総裁を至高神、主エル・カンターレとして信仰していた」と結論付けた。さらに、

「自身の未熟さ、努力不足を謙虚に反省することができず、処遇に対する不平不満を募らせて、教団を飛び出そうとしているというのが客観的な事実」

「教学不足とリーダーとしての資質のなさ、公私混同ぶりが露呈」

など、ほとんど罵倒同前の批判。

また、大川隆法総裁の長女の大川咲也加氏が後継者であると主張した上で、

「妹である長女に追い越されたことへの嫉妬の表れ」

と結論づけている。

宏洋氏が今回、このような言動を展開した点については、

「一連の虚偽・誹謗中傷をなぜ大川宏洋氏は行うのでしょうか? 恐らく、一種の炎上商法なのでしょうが、この手法は当グループには通じません」

「教団の敵になることでは世間の幅広い支持を得られないことを知るべき」

など「炎上商法」にすぎないと一刀両断。「教団の敵になることで人気が出ることはないことを知るべき」とも主張している。

声明の最後では、

「今回の過ちについて直接、宏洋氏に厳重に注意するとともに、今後、生きるべき正しい道から逸れることがないよう、引き続き厳しく指導を行ってまいります」

と結んでいる。

(J-CASTニュース編集部 大山雄也)
参照元:「幸福の科学」大川総裁長男、ユーチューブで「父を信仰してません」 教団が痛烈に批判、反論
2018/10/6 13:12 JCASTニュース

大川隆法総裁のイケメン長男が「幸福の科学」退職発表の衝撃
2018/01/23 00:00 女性自身

《私、大川宏洋は2017年12月31日をもってニュースタープロダクションとのタレント契約を終了いたしました。そして、宗教法人幸福の科学の職員も今月いっぱいで退職させていただくことになりました。(中略)出 来ることであれば、もっとニュースタープロダクションでの仕事を続けていきたかったです》

「宗教法人・幸福の科学」の総裁・大川隆法氏(61)の長男であり、副理事長も務めていた大川宏洋氏(28)。1月1日に投稿されたInstagramの文面からは、無念さがにじみ出ていた。

「’16年からは、映画製作などをしている教団系の芸能事務所『ニュースタープロダクション』の社長に就任し、自ら俳優や歌手としても活躍しています。’16年12月に開催された教団の祭典『エル・カンターレ祭』 では歌も2曲披露し、大川総裁が激賞しました。教団の文化芸能方面を任されており、信者たちの人気も高かったのです」(幸福の科学の関係者)

今年初夏に公開予定の大川総裁製作総指揮の恋愛映画『さらば青春、されど青春。』では主演も務めている。ヒロインは昨年に出家宣言で話題になった女優・清水富美加(23、現・千眼美子)。一部週刊誌では、宏洋 氏が清水の“婚約者”と報じられた。

幸福の科学を離れることになった宏洋氏だが、これは追放同然の処分だという。彼はInstagramを通じてこんな言葉も発信しているのだ。

《ニュースタープロダクションの皆様に、お別れのメッセージを贈らせていただきます。もう会って話すことも難しいでしょうし、グループLINEもすぐ消されてしまう可能性があるので……》

宏洋氏の教団追放について、前出の幸福の科学関係者が語る。

「芸能事務所『ニュースタープロダクション』の経営について、大川総裁と宏洋氏が衝突したと聞いています。宏洋氏は『教団のPRだけではなく、もっと自由に表現をしていきたい』と主張し、総裁を激怒させたのだ とか……」

大川家の“家族追放”は、宏洋氏が初めてではない。総裁の前妻であり『幸福実現党』の党首も務めた大川きょう子さん(52)も、’12年に総裁と離婚すると、5人の子供たちとも会えない状況に……。きょう子さん に、大川総裁と宏洋氏の確執について話を聞いた。

「宏洋さんの幸福の科学退職については知りませんでした。“向こう”にとって私は死んだ人間同然ですから、いまは連絡もできないのです。ただ母の立場で言えるのは、宏洋さんがとてもナイーブで芸術家肌の人間 だということです。仕事にも創意工夫をこらすタイプですし、それが余って、教団の枠からはみ出てしまったのだと思います」

さらに今回の確執について幸福の科学サイドの見解を聞くため、芸能事務所社長退任の理由などについての質問状を送った。すると広報担当者が次のようなコメントを寄せてきたが、父子の関係などについては、ふれ られていなかった。

《大川宏洋氏は、現在も幸福の科学職員という立場に変わりはありません。また、大川宏洋氏は、今後も、初夏公開予定の映画「さらば青春、されど青春。」の宣伝活動に参加されると聞いております》

だが、前出のきょう子さんは、こうも語っていた。

「幸福の科学では、総裁よりも目立ったり、メディアで取り上げられたりすると、教団をクビになるというジンクスがあるのです。宏洋さんも、私たちの子供とは思えないほどのイケメンです。性格も良く、演技力も あり、最近人気が高まってきたので、大川総裁から嫉妬をされてしまったのではないかと思います」

女優・清水富美加との一連の報道も“嫉妬”の一因だったのだろうか。教団内外から注目される“父子確執”の行方は――。
参照元:大川隆法総裁のイケメン長男が「幸福の科学」退職発表の衝撃
2018/01/23 00:00 女性自身

清水富美加が8月女優復帰 共演は…結婚説浮上の大川隆法長男
2017/07/06 16:00 女性自身

清水富美加(22)がついに女優復帰!今年2月に当時の所属事務所での待遇を“奴隷契約”と訴え、宗教団体『幸福の科学』に出家した清水。あれから5カ月。教団傘下の芸能プロダクション「アリ・プロダクション」 に所属して“千眼美子”と名を改めた彼女が、教団の製作する映画で主演を務めるという。

「監督は赤羽博さん(65)。5月に公開された幸福の科学の映画『君のまなざし』でもメガホンを取っています。製作はアリ・プロダクション。映画は8月クランクインで来年公開の予定です。当初は別の映画を撮影す る予定でしたが、それを後回しにして清水さんの主演作を撮ることが決まりました」(映画関係者)

異例の主演抜擢指令と言えそうだが、さらなるサプライズが。共演者は大川隆法総裁(60)の長男・大川宏洋氏(28)に決まっているというのだ。宏洋氏は、今年6月に一部週刊誌で“清水の結婚相手”と報じられた 人物だ。

「宏洋さんは教団グループ芸能プロダクション『ニュースター・プロダクション』の代表ですが、所属俳優としても活動しています。さらに『君のまなざし』では準主演をこなし、総合プロデューサーや脚本まで担当 しました。今作では8月から徳島県で阿波踊りロケも計画されています。泊まり込みでの撮影が続くでしょうから、2人の仲が急接近することも考えられるのではないでしょうか」(前出・映画関係者)

今後、教団関連の映画6本に関わることも決定しているという清水。アリ・プロダクションの担当者は本誌の取材に対してこう答える。

「製作は着々と進んでいます。次回作の内容は、しかるべきときが来たら発表させていただきます。2人が結婚するという事実はございません。プライベートに関しては本人に任せております」

映画内容は明かさず、2人の結婚は否定したものの、共演や交際については否定しなかった。女優復帰作はまたしても波紋を呼びそうだーー。
参照元:清水富美加が8月女優復帰 共演は…結婚説浮上の大川隆法長男
2017/07/06 16:00 女性自身

宏洋氏がやるべきことは、中傷でなく、俳優や脚本家として大成する努力
2019.03.17 The LibertyWeb

俳優や脚本家としての活躍を目指しているはずの大川宏洋氏が、YouTubeで幸福の科学を中傷し続けている。

これまで宏洋氏は、自分は教団とつながりがあると見られているために思うように仕事ができない、という趣旨の発言を繰り返してきた。

ではなぜ、あえて教団を批判する必要があるのか。それはおそらく、宏洋氏がアップしている他のカードゲームや食レポなどの動画の再生数が少ないことと関係があるだろう。

客観的には、自分の努力や実力、創意工夫で、新しい価値を生み出したり、付加価値の高いものを提供したりして、人を感動させたり、人気を得ることができないために、教団を誹謗中傷して注目を集めようとしてい る、と見える。

だが、このようなことを続けても、俳優や脚本家としては大成しない。誰もがそう思うはずだが、宏洋氏自身はそれに気づいていないのだろうか。

YouTubeで弟妹をののしる異常さ

今月14日にアップされた動画(※現在はYouTube側から削除され、閲覧できない)の中で、宏洋氏は、大川隆法・幸福の科学総裁の後継者で、長女の咲也加副理事長兼総裁室長について言及。

2011年の夏ごろ、軽井沢において、付き合いのあった男性について家族からネガティブなことを言われたため、怒り狂って周りを困らせ、仲裁に入った宏洋氏も悪口を言われたと語っている。

だが、事実は異なる。

幸福の科学広報局によると、宏洋氏は2011年8月9日から14日まで軽井沢に滞在し、当時交際していた女性について、周囲から将来の結婚相手ではないかもしれないと言われ、不本意に思って怒ったのが真実だという。

つまり、激怒したのは咲也加氏ではなく、宏洋氏本人であり、シチュエーションも真逆で、まったく話をすり替えてしゃべっている、ということだ。

あることないことを言って弟妹のプライバシー侵害や個人情報の漏えいを行っているわけだが、一般的な感覚で考えても、わざわざYouTubeで家族や兄弟を罵るのは異常だろう。

その異常さをYouTube側も問題視したためか、動画がアップされた翌15日、宏洋氏が咲也加氏を中傷した動画は閲覧できなくなっている。

動画の削除を受けた後、宏洋氏は別のYouTubeチャンネルで、感情にまかせて教団を「カルトきちがい宗教」「肥溜めに集まってくるゴキブリみたいな人たち」などと口汚く罵っているが、こうした言動を見ても、や はり、異常性があると言わざるを得ない。

創作や思い込みで意見を発信。率直に言えば「嘘つき」

そもそも、宏洋氏は、人の発言を自分の都合のいいように創作したり、思い込んだりして、それが事実であるかのように表現する癖がある。率直に言えば、「嘘つき」だ。

今回の動画でも、「小さい頃はぼくの方が後継者ってことだったんで、『宏洋お兄ちゃんを支えなさい』みたいな。それがたぶんけっこう嫌だったんでしょうね。『私を見てくれない』っていうのが。だから、僕のこ とはたぶんすごく邪魔だったと思いますし」と語っている。

だが、宏洋氏が「後継者」として指名された事実はなく、正式に教団からも否定されている。2月に行われた教団の説明の場でも、咲也加氏は、後継者問題に関する宏洋氏の週刊誌のインタビュー記事について、こう 指摘していた。

「後継者が宏洋氏さんだと言われて育った記憶はございません。『後継ぎのお兄ちゃんを支えなさい』と、他の弟妹は言われていたと書いていますが、私の記憶では『お兄ちゃんの受験があるから静かにしなさい』と か、(中略)むしろ、『お兄ちゃんが、ちょっと素行が良くないから、他の子たちがしっかりしなさいよ』と言われた記憶がいっぱいあります」

自身の努力不足・能力不足・素行不良などが原因で、教団にさまざまな迷惑をかけて飛び出した宏洋氏だが、あくまでも自分を「被害者」として捉え、人の同情を引こうとしているのだろう。

不確かなネット情報で人を批判する稚拙さ

宏洋氏は動画で、幸福の科学に奉職している2人の弟についても言及。この2人を咲也加氏が「粛清した」と語っている。

だが、幸福の科学広報局に確認したところ、「事実無根です。2人は今も出家者として聖務に励んでいます。異動などはすべて幸福の科学人事局の組織としての判断によるものです」と話す。

確かに、教団を離れて久しい宏洋氏が、教団内のことを詳しく理解できるはずもない。おそらくネット上に流れている情報をかき集めて、発信しているのだろう。

実際に、宏洋氏は今回の動画の最後で、「リアルな情報っていうのはもう入ってこない部分があるので、何かあったらですね、コメント欄ですとか、ツイッターとかで、『こんなことが起きたよ』みたいなことを教え ていただければありがたい」と話している。

どのような人がどのような意図を持って提供したか分からない、嘘か本当か分からない情報を、あたかも事実であるかのように発信し、教団や個人を貶めることは許されない。

裏取りもせず、自分の感情の赴くまま、寄せられた情報を垂れ流すだけなら、それはもはや愚痴や誹謗中傷を書きなぐったトイレの落書きに近い。30歳の大人がやることではなく、あまりにも稚拙だ。

自身の目標に向かって淡々と努力を重ねることを期待したい

宏洋氏は、自身の会社のホームページに、過去の出演作を紹介しているが、誇るように掲載している4つの映画は、すべて大川総裁が製作総指揮した幸福の科学関連の作品だ。

俳優や脚本などで関わったことは事実だが、総裁や教団のさまざまな支援がなければつくれるものではなかったし、関わることもできなかっただろう。

30歳を迎えた宏洋氏が、これから本当に俳優や脚本家として大成したいのであれば、血のにじむような勉強や稽古が必要であり、日々、YouTube動画で人を中傷している暇などないはずだ。

現在の自分の実力を客観視し、目標に向かって淡々と努力を積み重ね、新しい道を拓くことを期待したい。
参照元:宏洋氏がやるべきことは、中傷でなく、俳優や脚本家として大成する努力
2019.03.17 The LibertyWeb

「週刊文春」(2019年2月28日号)インタビュー記事 「大川宏洋氏の虚言・誹謗中傷」に反論する
幸福の科学 2019.02.22

「週刊文春」(2019年2月28日号)において、「大川宏洋氏インタビュー記事」が掲載されました。同記事で紹介されている宏洋氏の発言は全くの虚偽であり、テレビ番組で取り上げられた同誌の宏洋氏のイン タビュー内容も同様です。同記事中には、多くの誹謗中傷、事実誤認が含まれ、当グループおよびその関係者の名誉を傷つける不当な記述が多数存在するため、以下の通り、誤りを正し、当グループの見解を示します 。

締め切り間際に送りつけられてきた「週刊文春」編集部からの取材ファックス

今回の記事では、締め切り間際の2月18日(月)午前11時過ぎに「週刊文春」編集部(加藤晃彦編集長)から大川宏洋氏に関する記事についての事実確認を求めるファックスが入りました。しかし、企画の趣旨に ついての説明は一切なく、その回答期限は当日夕方と極めて短く設定されていました。

そもそも、この記事の主要な取材対象者である大川宏洋氏は、教団幹部として芸能事業を任されるなかで、女性問題等の公私混同が目に余り、映画制作に支障をきたす等、当グループに多大な損害を与えたことが原因 で、2017年11月23日に当グループの芸能事務所、ニュースター・プロダクション(NSP)社長を解任されています。また、解任後もネットやその他のメディアのインタビューにおいても、多くの誹謗中傷や 虚言を繰り返し、多数の信者の心を傷つける表現を発信しています。加えて、かつて信仰心があるかのように振舞うことで映画の主演や教団の要職に就いていたこと自体が、詐欺に当たる恐れが強いとも言えます。

こうした問題に全く触れないまま、一方的に宏洋氏の言い分のみを大々的に取り上げ、教団関係者について論じさせることは、報道の社会的相当性の範囲を逸脱しており、言論の自由の濫用に他なりません。同時に、 宗教活動の妨害につながるという意味で、憲法が保障する「信教の自由」の侵害に相当します。

そのため、当グループは「週刊文春」編集部に対して上記事実を説明し、代理人弁護士名で事前に書面にて強く警告いたしました。にも関わらず、同編集部が記事掲載を強行したことに対して、ここに、改めて強く抗 議いたします。

大川隆法総裁の「結婚強制」は全くの虚偽

同記事では、宏洋氏に対して千眼美子(本名・清水富美加)氏との結婚が強制されたとしていますが、全く事実ではありません。また、大川総裁が千眼美子氏に対して、結婚を念頭に所属していた芸能事務所を契約途 中で辞めることを承諾させたなどの記述も全く事実に反します。

この頃(2016年7月以降)の経緯を時系列に沿って、整理してみたいと思います。

2008年 8月 映画の仕事を手伝い始める(大学1年)
2012年 3月 大学卒業とともに 幸福の科学理事長に就任(~5月)
12月 大川総裁が紫央総裁補佐と再婚
2013年 2月 大手建設会社に出向
2014年 1月 大手建設会社に正式入社
2015年 11月 幸福の科学職員に復帰
2016年 1月 副理事長(兼)NSP株式会社社長に就任
7月 清水富美加氏が悪霊封印秘鍵を受ける、宏洋氏参列
2017年 1月17日 富美加氏の守護霊の公開霊言
1月22日 宏洋氏が富美加氏に霊言ビデオを見せる
富美加氏と父親が大川総裁と面談
1月24日 富美加氏の出家が決定、法名・千眼美子授与
1月25日 宏洋氏による霊言(霊人が千眼氏との結婚を勧める)
2月7日 この日まで旧事務所の仕事(以後はドクターストップ)
2月11日 知人宅の会食で宏洋氏の悪口に千眼氏が不快感
2月12日 スポーツ紙で千眼氏出家の大報道、記者会見
11月18日 大川総裁と千眼氏・宏洋氏が会食
11月23日 宏洋氏NSP(株)社長解任
2018年 9月7日 宏洋氏、幸福の科学を休職することに同意
9月12日 宏洋氏、休職の説明を人事担当と弁護士から受ける

2016年7月当時、若手新進女優として日増しに注目度がアップしていた当時の清水富美加氏は、自身の思想信条に合わない映画の撮影を前にして、毎日のように金縛りにあっていました。そこで、NSP関係者で ある知人に相談し、当教団の精舎の一つである東京都港区高輪の東京正心館で祈願「悪霊封印秘鍵」を受けました。宏洋氏は、この祈願の場にNSPスタッフとともに参列しています。この時から宏洋氏は、清水氏に 当グループ製作映画に出演して欲しいと思い、彼女への接触を図り始めています。飲み会を企画し、彼女との共通の友人を介して何度か誘ったものの、この時は清水氏に断られています。

2017年1月17日に『女優・清水富美加の可能性』と題して、清水氏の守護霊霊言が収録されると、宏洋氏はこのビデオを清水氏に見せようと、同年1月22日に清水氏本人と父親を東京正心館に呼びました。つ まり、清水氏と最初に接触・交流を図ったのは、宏洋氏だったのです。

その場で自身の守護霊霊言を見た清水氏は、当グループの映画に出てみたいと語るとともに、信条に反した映画出演によって心身の強い不調を感じており、「今の仕事をやめてもいいと思っている」と訴えました。こ の意外な返答に宏洋氏は驚き、自分だけでは対処しきれなくなったため大川総裁を頼り、そのまま清水氏と父親を連れて大川総裁のもとに向かいました。急なアポイントにもかかわらず、会ってくれた大川総裁に対し て、清水氏は、ずっとつらい労働環境で死にたいと思っていたこと、当教団の映画に出るのが夢でしたと語りました。

「清水富美加さんのフォローをよろしくお願いします」

同席していた宏洋氏は、清水氏が事務所での仕事より当会の信仰を深めたいという意向を持っていたことに驚きました。映画で共演したいと思っていたのですが、まさか事務所を辞めて当会にくるという話にまで進展 するとは思いもよらなかったのです。

ここから宏洋氏は清水氏の出家に対して逃げ腰になっていきます。当時、劇場公開を控えていた自身が助演する教団映画『君のまなざし』が、影響を受けて公開中止に追い込まれるのではないかと恐れたのです。そし て、宏洋氏は、清水氏に対して「今の仕事をやめるべきではない。決められた仕事を遂行するべきだ」などと主張するようになり、心身ともに疲れ果てている清水氏の出家に反対し続けました。

その後1月24日に、大川総裁の裁可により、清水富美加氏の出家が決まり、「千眼美子」という法名が授与されました。翌日25日に、彼女の今後について、天上界の霊人の意見を聞こうと霊言収録が行われた際、 参加していた宏洋氏は、自身がチャネラーとなって霊を入れ、霊言を行いました。そのなかで、宏洋氏に入ったある霊人が、同氏に千眼氏との結婚を勧めました。(ただし、宏洋氏の霊言は、大川総裁の霊言とは違い 信頼性が低いため、宏洋氏の願望が霊言内容に強く反映していた可能性も否定できません。また、千眼氏本人はこの場にはおりませんでした。)

この霊言収録の直後、宏洋氏は「納得しました。(結婚は)たぶん、正解なんだろうなと思う。だから、正解を選んでいくようにしないといけないんだろうなと。でも、僕、一回、失敗しているから。あのタイプは幸 せな家庭をつくるタイプだなあと(思う)」と発言し、結婚に前向きでした。周りのスタッフが宏洋氏に「自分の意志として、結婚したいのですか」と聞いたところ、宏洋氏は「結婚したい」と答えており、「清水富 美加さんのフォローをよろしくお願いします」と頼んでもいました。

“結婚の強制”という虚構の始まり

その後、この霊が語った結婚話を、宏洋氏は大川総裁から言われたものと思い込むようになります。これが、「週刊文春」記事で取り上げられている“結婚の強制”という虚構の始まりなのです。霊体質である宏洋氏 は、記憶がすり替わることが極めて多く、また、記憶自体が飛んでしまったり前後の脈絡が交錯してしまうなどの理由で、言うことがコロコロ変わります。また感情のブレが激しく、つい先ほどまで好感を持っていた 人に対して、突如、強い悪感情や攻撃心を持つことが頻繁にありました。一般に、宗教者が霊能者となった場合、悪霊や悪魔の声が聞こえるようになるなどして、翻弄されることがしばしばあります。そのため、霊的 な指導を行える導師(マスター、グル)の導きのもと、教学や絶えざる精神修行を必要とします。なお、当教団から離れてしまった宏洋氏は、師を見失って孤立し、たった一人で様々な悪魔・悪霊を相手にしなくては ならない状態にあります。このことが当教団に対する虚言・誹謗中傷を行うことの原因になっていると言えます。

「高畑裕太に似てますよね」

一方、千眼氏に関しては、記事で言われているような、宏洋氏との結婚のために当時の所属事務所を辞めたということは全くありません。事実としては、出家後、同じ教団職員同士という間柄になった宏洋氏について 、彼が大川総裁への悪口を連発したり、教祖の長男であることを理由にして、余りにも馴れ馴れしい態度を取ることに対して、千眼氏は生理的な違和感を覚えてさえいました。ある時には、宏洋氏に対し「(強姦致傷 容疑で逮捕された)高畑裕太に似てますよね」と告げ、やんわりと距離感の近さをたしなめたこともあります。

この一言で、千眼氏に振られたと思い込んだ宏洋氏は、これみよがしに自身が社長を務めるニュースター・プロダクションに所属する女性タレントとの交際を始めます。そして、この女性との結婚話が、後述する「“ 結婚強制”を断わったことで大川総裁を怒らせた」という「週刊文春」記事の虚構へとすり替わっていくのです。以上が、千眼美子氏の出家の経緯と宏洋氏との関係のあらましです。

生命の危険もあった出家前後の千眼美子氏

上記事実からも分かる通り、大川総裁が千眼氏に連絡を入れ、所属していた芸能事務所を契約途中で辞めるよう話をつけたとの記事内容は全くの誤りです。大川総裁から直接、千眼氏に連絡を取ったなどということも 、一度もありません。

千眼氏は、以前の事務所に所属していた当時、心身が甚だしく消耗し、ドクター・ストップがかかるような、毎日が綱渡りのギリギリの状態が続いていました。当教団は、いわば“駆け込み寺”として同氏が希望する 出家を認めたというのが事実です。精神的にも肉体的にも限界であり、そのままでは生命の危険がありました。それでも千眼氏は、出家が決まった1月24日から2月7日まで仕事も続けています。

自身の舞台出演のために映画撮影を中断、数千万円も予算を超過させた宏洋氏

同記事には、千眼氏が映画製作スタッフの陰口を言っていたなど、同氏について多くの誹謗中傷がなされています。しかし、千眼氏は出家以前、共演したい女優ナンバーワンとなり、スタッフの評判がいいことで有名 でした。現場での評判が悪く、スタッフの士気を下げたのは宏洋氏の方です。自身の舞台出演のために映画の撮影を中断し、数千万円も予算を超過させるなど、当グループに打撃を与えています。一方、千眼氏は当教 団の宗教的真理を広めることに強い使命を感じて、当グループの映像芸術事業に参画しており、この純粋な信仰心を傷つける宏洋氏の発言は、決して許されるものではありません。

記事中には、千眼美子氏が「基本となる経典『悪霊撃退の祈り』さえ読んだことがないと本人から聞かされた」などの記述が存在しますが、事実に反します。同氏は幼少時からの熱心な信者であり、出家以前から教団 の支部や精舎で、たびたび祈願や研修を受けており、「悪霊撃退の祈り」を読んだことがないというのはあり得ません。

千眼美子氏は引退表明などしていない

記事では、千眼美子氏が芸能界からの引退を表明し、その際、出演していたテレビや映画の放送中止や差し替えなどの混乱が起きたとされていますが、いずれも事実ではありません。

千眼氏は引退を表明したのではなく、女優業を続けつつ、出家して宗教修行を積み、人々に救いや希望を持っていただく救済行の一環として、良心的な作品への出演を希望する旨を発表していました。また、千眼氏の 出家によって放送中止や上映中止となった作品はありません。ドクター・ストップにより出演をキャンセルした事例はありますが、完成した映画作品等はすべて公開されています。

「千眼さんとの結婚の話は出さなくていいんですか?」

記事中では、2017年11月18日に宏洋氏が千眼美子氏と同席の上、大川総裁と面談した際、千眼氏との結婚強制を断ることで大川隆法総裁を怒らせたとの記述があります。

この日は、映画『さらば青春、されど青春。』のクランクアップを受けて、製作総指揮者である大川総裁が、主演とヒロインである宏洋氏と千眼氏を教団施設の大悟館に呼び、他の役員数名も同席のもとで映画の仕上 がりについての感想を聞く機会を設けていました。千眼氏は、主演を頑張った宏洋氏をおおむね褒めて、「宏洋氏には演技の才能がある」と言っていました。

宏洋氏は、映画出演の感想を聞くために呼ばれているにもかかわらず、「千眼さんとの結婚の話は出さなくていいんですか?」などと言い始めました。前述したように、宏洋氏は霊人から言われた千眼氏との結婚話に ついて、総裁から命じられたことであるとすり替わって思い込んでおり、総裁から結婚話を切り出すように催促したわけです。

「わぁ、良かった!」

大川総裁は、何のことを言っているのか分からない、千眼氏と宏洋氏との結婚話などないだろうと発言しています。宏洋氏が別の所属女性タレントと付き合っており、結婚話を勧められる状況ではありませんでした。 これを聞いた千眼氏は「わぁ、良かった!」と思わず言いました。

そして映画出演の感想を聞く中で、映画のクライマックスである名古屋港で2人が演じた別れのシーンの話題になりました。この場面で、宏洋氏が演技中に感極まって泣いたことについて、大川総裁が「(自制心と責 任感にあふれた主人公の性格からして)監督が『あそこで泣いてはいけない』と言っていたけど、結局、宏洋は泣いちゃったんだよね」と言ったことに対して、千眼氏が相槌を打ち「確かに、あれはやりすぎでしたか ね」と発言しました。

「あいつはくそ女だ、信用できない」

現場では「よかった」と褒めてくれていたのにもかかわらず、自分の演技について大川総裁の前で千眼氏から批判されたと思い込んだ宏洋氏は突如逆上し、千眼氏が帰った後、大川総裁に対し、「あいつはくそ女だ、 信用できない」などと言い始めました。千眼氏が宏洋氏の演技がうまかった、才能があると褒めてくれていたことはすっかり忘れ、千眼氏の悪口を言いまくる宏洋氏の様子は明らかに異常で、まるで駄々っ子のようだ ったと同席した役員たちは言っています。

“結婚の強制”という虚構の真相

また、当時、宏洋氏は芸能プロダクション社長の立場でありながら、所属女性タレントとの交際に走っていたことは既述の通りですが、この場で、宏洋氏は感情に突き動かされ、この女性との結婚をプロダクション会 長である大川総裁に懇願しました。しかし、大川総裁は、社長としての宏洋氏の公私混同をたしなめています。このことが、千眼氏との結婚を大川総裁から強制され、それを断って激怒されたという話へと宏洋氏の記 憶の中ですり替わっていくのです。これが、「週刊文春」記事の中心的なテーマである“結婚の強制”という虚構の真相です。つまり、結婚を勧めた霊人が大川総裁にすり替わり、公私混同をたしなめられたことが、 結婚強制を断って怒られたことへとすり替わり、この二重のすり替えが、「週刊文春」の虚報記事「清水富美加との“結婚強制”」を生み出しているのです。

女性タレントとの結婚を認められなかったことに怒り狂った宏洋氏は、直後にスタッフに連絡を入れ、「幸福の科学を辞める」と言ってきました。スタッフから「生活費や養育費はどうするのですか」と問いただされ たところ、宏洋氏は「お金がないので社長を続ける」と言っていました。

東大を期待できるような学力ではなかった宏洋氏

また、今回の記事では、幼少時から宏洋氏が受けてきた手厚い教育について事実誤認や曲解している箇所がいくつもあります。

一例を挙げると、小学校に上がる前から「東大法学部に現役合格せよ」と言われ、友達との遊びも禁じられたなどです。大川総裁はこのようなことを言ったことはありません。実際には、宏洋氏の家庭教師を務めた教 団職員に東大医学部卒や東大法学部卒が多くを占めていたことを、宏洋氏が東大に合格しなくてはならないと曲解していただけです。集中力が続かない宏洋氏を案じて、教育係をつけたということに過ぎません。宏洋 氏は東大を期待できるような学力ではありませんでした。また長女の咲也加氏はお茶の水女子大学を勧められており、それぞれの個性に合った教育方針が採られていました。

記事には、4歳か5歳の頃には、開成中や麻布中などの有名進学校、東大の学園祭に連れて行かれたとの記載があります。これは、宏洋氏の守護霊が、同氏の生まれる前に「開成から東大に行く」と豪語していたので 、その意向を叶えるために小学校中・高年の頃に進学校を見学させたものです。ちなみに宏洋氏の弟2人はそれぞれ開成、麻布中高に行っています。都会では小学生で志望校見学に行くのはよくあることです。

他人へのいたわりや、人格的な向上の大切さが記された大川家の家訓

また記事では、「何事も一番でなければ意味がない」というのが大川総裁から教わった唯一の教えだとされています。しかし、大川総裁はそのように言ったことはありませんし、宏洋氏が一番を取ったこともありませ ん。この言葉は、大川総裁がその父・善川三朗氏から言われた「どんな田舎の学校であっても、どんな小さな学校であっても、一番の人だけは違う」という教えを曲解しているだけのことです。大川総裁が定めた大川 家の家訓や養育方針には、学力についてだけではなく、他人へのいたわりや、人格的な向上の大切さが記されており、ここにも宏洋氏の記憶のすり替えと思い込みが見られます。なお、宏洋氏は、進学した学芸大学附 属竹早中学3年時に、学年ビリを記録しています。そのため学芸大学附属高校に内進できなくなりました。

40分以上は机に向かっていられなかった宏洋氏

また記事中には、幼稚園当時、朝8時から夜の8時まで『太陽の法』などの経典を叩き込まれていたなどの記述があります。しかし、本来、多動性で、40分以上は机に向かっていられない宏洋氏が何をし始めるか分 らないため、勉強以外の遊びやスポーツの時間も常に付き添う人が必要だったというのが実態です。宏洋氏は、人が付いているだけなのに、監視・勉強させられていたなどと曲解しています。子供部屋とは別の勉強部 屋に監視カメラが設置されていたというのも、ベビーモニターの進化形で、親が離れた所にいても子供を見ることもでき、双方向で会話が出来るものをスタッフが実母に提供していただけのことです。こうした手厚い 教育配慮にもかかわらず、宏洋氏の遊興好きは変わりませんでした。

ムシ好きだったのは総裁ではなく、息子たちのほう

また、記事には、総裁がムシ好きなため、軽井沢の別荘内に秘書たちが店で買ってきたカブトムシやクワガタを野生に見せかけて置いていたとの記述があります。しかし、これは総裁ではなく、子供たちがムシ好きだ ったので、彼らを喜ばせようと秘書が育てていたものであり、こうしたことへの感謝もないのは、残念でなりません。なお、これらのクワガタやカミキリムシは自生していたものです。ちなみに、息子たちはムシ好き のため、誰が一番目にカブトムシを捕獲できるかを、表を作って競争していたくらいです。

素行不良で中高生時代から友人宅を泊まり歩いていた宏洋氏

そのほか、記事では、リビングで私語をすると叱られたという記述についても、「本を読んでいる時は、静かにしてね」と言われただけのことです。宏洋氏だけが家族と切り離され、食事も一緒に取れなかったなどと 、恨みがましく書かれていますが、大川総裁は、宏洋氏にそのような対応を指示したことは一度もありません。宏洋氏が希望すれば、大川総裁と交わり、家族の団欒を楽しむことも可能でした。しかし宏洋氏は、中高 生時代から素行不良で友人宅を泊まり歩くなど不在がちでした。大川総裁は何度も声をかけたにもかかわらず、むしろ本人が寄り付かなかったというのが事実です。

また、男子進学高校に進学後、女性と付き合いたいという理由で別の男女共学校に入学し直した際、父親から「お前の考えていることはもう理解できない」と言われ、自宅から追い出されてしまったとの記述がありま すが、そう言って追い出したのは当時の母親です。大川総裁は、「大人にならないと、どうなるかは分からない」と言って宏洋氏をかばい、その成長を信じて見守ることを選んでいます。

また、陰で世話係の職員から殴られていたなどの記述も大きく誇張されています。実際には、仲の良い女性職員から冗談で「今度、悪さをしたら、お尻ペンペンよ」などと言われていたというのが事実です。

教団のアニメ映画にクレームをつけ、原画を全て書き換えさせる

記事では、大学一年で教団のアニメ映画「仏陀再誕」の脚本を担当したことが、一生の仕事の発見につながったとされています。しかし、実際は、宏洋氏に何とか教団関係の仕事の道はないかと考えた妹の咲也加氏が 、まずは映画事業はどうかと、本人に気づかれないように斡旋したものでした。こうした配慮にもかかわらず、宏洋氏は、映画関係の仕事担当となるやいなや、それまで2年間かけて描いたアニメ原画にクレームをつ け、すべて描き換えさせるという暴挙に出て、監督を怒らせています。

「飢えないようにパパについていく」などと弟妹たちは言っていない

また記事では、大川総裁の離婚の際に、宏洋氏を含めた5人の子供たちが集まり、「ママに付いていったら、飢え死にする。パパに付いていこう」と全員一致で決めたことが述べられています。しかし実際は、上記の 発言は、実母である前妻が「ママに付いていくと食べていけるか分からないから、子供たちはパパに付いて行きなさい」と発言した際の内容です。自身は料理が得意ではなく、子供たちの食事を用意したことがなかっ たため、父親へ付いていくように言ったのです。宏洋氏は実母の発言を子供たちの意見としてすり替えて記憶しているわけです。

この離婚の経緯について、記事では宏洋氏が仲介役を務めたかのように書かれています。しかし事実としては、大川隆法総裁は、最後まで20年間連れ添った妻を導こうとしていました。妻として、5人の子供たちの 母として、大切に思われていましたが、教団の発展に伴って、前妻の実務能力・仕事能力が追いつかず、彼女が教団を自分が仕切れる大きさにするため縮小したいと主張するなど、教団の全世界伝道のミッションを妨 げる状況にまで到ったため、公的使命を果たすべく、やむを得ず、自ら離婚に踏み切られました。

取引先企業への出向と就職にコネを使う

記事中では、宏洋氏が民間企業に就職し、建設会社で3年ほどサラリーマン生活を送ったとされています。しかし、事実は、父親に頼み込み、教団の取引先である大手建設会社に出向という形で引き受けてもらったも ので、給料もその間は教団側が負担していました。しかも、わずか1年ほどで信者ではない一般女性との間に子供が出来たため、宏洋氏が出向から正社員になりたいと父親にさらに頼み込み、同じ企業に正社員として 入社することになりました。これは普通に就職活動をしたわけではなく、幸福の科学の強いコネで大手企業に入っただけでした。

「総裁先生に恩返しをしたい」

また記事では、「『父の後を継ぎたい、宗教の仕事をしたい』と思ったことは一度もありません」とされていますが、大手建設会社から当グループに戻った際には、「総裁先生に恩返しをしたい」と発言しています。 また、後継者になることが出来るのは、霊能者としてチャネラーを務めることができる自分ともう一人の弟だけだとの発言を聞いた職員は複数います。

「信仰の火を灯していきたい」

記事中で宏洋氏は、「父を神だと思ったことはありません」と述べていますが、これが事実であれば、同氏は重大な詐欺行為を働いていたことになります。宏洋氏が教団幹部時代の2011年4月29日、「成功への 道」という演題で大川隆法総裁による青年向け御法話がなされた際、宏洋氏は前座として「エル・カンターレ信仰と伝道について」と題した講話を行っています。そのなかで同氏は、「エル・カンターレは、絶対に、 何があっても、あなたがたを見てくださっている。これだけは、確信して言えます」と語っています。

また、理事長に就任した直後の2012年3月17日には徳島県鳴門市の教団施設で行った信者向け講話のなかで、「私には目標があります。それは、信仰者が最も尊い仕事をしている人だと全世界の人たちが認める 世の中になっていくこと。これが私の掲げる目標です」としています。さらに1ヵ月後に東京で行われた全国の支部長向け講話のなかでは、「まだ目覚めていない我々の仲間たち、光の天使たちに燎原の火のごとく信 仰の火を灯していきたいと思う」と語っています。

欺いていたことを認め、謝罪の上、金品を返納すべき

もし、こうした信仰心あふれる講話が、そのように振舞うことで教団の要職に就き、生活の糧を得るためだけの“演技”でしかなかったのであれば、宏洋氏は信者から返金を求められる可能性すらあります。同氏は、 信者を欺いていたことを認め、謝罪の上、過去に遡って当グループから与えられた金品を返納すべきでしょう。また、信仰心があることを前提に起用されていた当会映画での主演・準主演級での起用に伴う出演料も、 同様に返還すべきです。

記事の中で宏洋氏は霊言について「占いみたいなもの」などと揶揄しています。しかし、自分自身もチャネラーとして過去、何度も霊言を行っていることをどう説明するのでしょうか? 宏洋氏は大川総裁が事前に霊 言対象となっている人物の資料に目を通していることを指摘しています。しかし、霊言の前には、大川総裁による事前解説が行われるのが通例で、そのためにも、その人物の業績や歴史的位置付けを確認することは必 要です。

宏洋氏も霊能者ですが、修行を怠り、悪魔や悪霊に人生を翻弄されていることを、まず自らが反省すべきです。

宏洋氏が後継者だったことは一度もない

また記事中では、弟妹には両親に対する特別な感情がないであるとか、他の弟妹も当教団を宗教としては見ておらず、“家業”として捉えているかのような記述がありますが、これも事実に反します。後継者に決定し ている長女の大川咲也加 副理事長兼総裁室長は、大川隆法総裁との共著『幸福の科学の後継者像について』のあとがきのなかで、次のように書かれています。「大川家の長女として生まれさせていただいた私は、本 当に世界一幸運な人間であると、日々実感しております」、「幸福の科学の皆様と共に、主エル・カンターレの説かれる教えの素晴らしさを、世界中にお伝えしてまいりたいと思います」。

記事中に、弟妹は「跡継ぎのお兄ちゃんを支えなさい」と言われていましたという記述がありますが、宏洋氏が、当教団の後継者であったことは一度もありません。「お兄ちゃんの受験のために静かにしなさい」と言 われたことはあっても、そんなことを言われたというのは事実ではありません。

弟妹たちは「自分が一番」と自己主張するようになり、喧嘩の回数が目に見えて増えていきましたとの記述がありますが、これも事実ではありません。弟妹たちは仲が良く、大川咲也加氏の結婚式の際も、親戚の方々 からも話題になりました。宏洋氏は、家族に関する虚偽の流布を即刻止めるべきです。

再婚相手は大川総裁自身が決めた

また記事中には、大川隆法総裁の再婚について、「誰と再婚すれば良いかな」と相談された宏洋氏が、現在の紫央夫人を推薦することで決まったとの記述があります。しかし事実は、子供たちにもよい人をと思ってい たため、子供たちには最後に承認を得るために話しただけの話です。

現在の紫央夫人は、大川総裁と同じ徳島県の出身者であり、今も同県で健在の大川総裁のお母様との相性が良いこと、日本銀行出身で秀でた実務能力を持ち、教団発展の重責に耐えうることなどを総合的に勘案して、 大川総裁自身が決められたというのが事実です。

記事のなかには、大川総裁は日本のドナルド・トランプになりたいのでしょうという宏洋氏の発言が掲載されていますが、大川総裁の使命の大きさを全く見誤っています。大川総裁は、民族や宗教の違いを超えた普遍 的な価値を説くワールド・ティーチャーです。その教えは、宗教の枠を超え、日本国内のみならず、諸外国にも大きな影響を与えています。世界中の人々にメッセージを発信し続けることが、地球神としての大川総裁 の使命です。

また、宏洋氏は大川総裁が反面教師であり、名誉欲や金銭欲にまみれると、人生で大事なものを失うとしています。しかし、信仰心があるかのように欺くことで、教団幹部としての地位と収入を得てきたのは、他なら ぬ宏洋氏自身ですし、彼こそ、他の兄弟姉妹に対する最高の反面教師です。

宏洋氏をあえて「休職中」扱いとする理由

宏洋氏は、今回の取材を受けた理由として、自分のことを休職中の職員だといい続ける教団側の姿勢に納得できず、自分の口で真実を伝えたかったのだとしています。

当教団としては、宏洋氏の自由を奪うつもりはありませんし、俳優業など自由にやっていただいても構いません。

しかし、宏洋氏は、パンツ一丁になるなどの奇行に走り、記憶のすり替わりが見られるなど、現在、宗教的には霊障状態です。これは、霊体質で霊道を開いておりながら、本来必要な仏法真理の教学や精神修行を怠っ たために起きていることであり、一種の精神異常を来して、宗教が保護せざるをえない状態にあると言えます。

多くの誹謗中傷や虚言を繰り返し、多数の信者の心を傷つける表現を発信する宏洋氏の言動は、本来ならば懲戒免職に値する行為です。そうしたなか、あえて宏洋氏を「休職中」扱いとしている理由は、上記のような 宏洋氏の精神状態を鑑み、宗教として庇護し、守る形をとっているというのが事実です。

また、宏洋氏は、これまで“昨年9月に退職したのに教団は休職中だと嘘を言っている”などと述べていたはずですが、今回の記事では、「今年1月、僕は「幸福の科学」に退職届を出しており」と述べて、自らの従 前の主張こそが虚偽だったことを暗に認めています。

女優の千眼美子氏に嫉妬した宏洋氏

宏洋氏が、千眼美子氏との「結婚強制」という、ありもしない虚構を持ち出し、執拗な誹謗中傷を行うのは一体なぜでしょうか?

千眼氏が当教団に出家し、当グループ製作映画に出演するようになって以来、人々の注目は千眼氏に集まり、宏洋氏の影は薄くなってしまいました。演技力、歌唱力など才能の差は歴然としており、ツイッターのフォ ロワー数には圧倒的な差がついています。教祖の長男として、親の七光りで注目されてきた宏洋氏は、千眼氏に対する嫉妬に突き動かされ、教団の悪口を言って、アンチの人々の支持を取り付け、芸能界でマーケット を作ろうとしているのでしょうが、正直に言って醜く、当教団の基本教義である「正しき心の探究」にも合っていません。

すべては幻想の王子キャラから来ていると思われますが、宏洋氏は真実を正しく認識し、自らの過ちや未熟さ、実力の欠如としっかり向き合うべきです。まさかプロダクションの社長としてタレントのプロモーション をすべき宏洋氏が、女優の千眼美子氏に嫉妬するとは、誰も予想していませんでした。

虚言を鵜呑みにした、ずさんな取材を繰り返す文春編集部

「週刊文春」は2017年12月に宏洋氏と千眼氏の結婚話についての記事を掲載しましたが、結局これは事実ではなく虚報でした。今回の“結婚強制”記事は、この虚報を取り繕うためのものでしょう。

さらに、かつて、「週刊文春」編集部は2012年7月19日号において、元信者の発言に基づく当グループに関するありもしない虚偽事実を掲載したため、当教団より損害賠償などを求める訴訟を起こされています 。2015年1月、最高裁が文藝春秋社の上告を受理しないことを決定。これにより、同社に400万円の損害賠償と「週刊文春」誌上に全面1ページの謝罪広告を載せることを命じた東京高裁の判決が確定しました 。

「週刊文春」(2015年2月12日号)に掲載されたお詫び広告では「……記事の掲載により、宗教法人幸福の科学およびその関係者の皆様に対して多大なるご迷惑をお掛けしましたので、同記事内容を取り消したう え、ここに謹んでお詫び申し上げます」との謝罪文を、当時の松井清人社長と新谷学編集長名で掲載することを余儀なくされています。

今回の記事は、当時のずさんな取材と全く同じ性質のものです。「週刊文春」(2015年2月12日号)は、謝罪広告の次のページから4ページにわたり、延々と反論記事を掲載し、「本誌は今でも記事の内容に確信 を持っている」などと開き直っていましたが、こうした無反省な態度によって、虚言を鵜呑みにしたずさんな取材と信教の自由の侵害が繰り返されているわけです。

また、今回の「週刊文春」記事が、4年前の謝罪広告掲載への報復であるとすれば、週刊文春編集部は過去の過ちに学ぶことなく、かつての誤報を取り繕うために宏洋氏の悪業を再利用することで部数増を目指す路線 をひた走っていると言わざるを得ません。当グループは同編集部に対して、改めて、宗教的真理の立場から猛省を促すものです。 以上
参照元:「週刊文春」(2019年2月28日号)インタビュー記事 「大川宏洋氏の虚言・誹謗中傷」に反論する
幸福の科学 2019.02.22

部屋に監視カメラを設置 息子が語る大川隆法氏の教育法
2019年1月28日 6時50分

「親を切り捨てる判断をするのは悪いことじゃない」父・大川隆法と決別した宏洋の親子観
2019年1月28日 6時50分 新R25

R25世代にとって、身近すぎて深く考えるきっかけがなかったり、つい面倒に感じてしまったりするのが「親」というもの。一方で、偉大な親を持った人にとっては、その存在が大きすぎて、彼らにしかわからない思いや経験が多そうです。子どものころから親を意識せざるを得なかった著名人に、「親」について語っていただきたい…!今回登場いただくのは、有名すぎる宗教家・大川隆法氏の息子として「父を信仰していない」「無関係」発言で昨年、世間をザワつかせた大川宏洋(ひろし)さん! 果たしてどんなお話が聞けるのか…。

【宏洋(ひろし)】1989年生まれ。映画プロデュース、脚本、タレントマネジメントをおこなう宏洋企画室の代表取締役を務めるかたわら俳優業もこなす。現在ではYouTuberとしても活動の幅を広げている

編集部・N:

昨年末に出演された『真夜中の事件簿』(フジテレビ系列の報道エンタテインメント番組)観ました。

ご両親のことやご自身の恋愛事情までかなりぶっちゃけていましたね。

宏洋さん: みなさん、聞きたいことも多いと思うので、ウソなくすべてぶっちゃけました。

編集部・N: 有名な宗教家のご子息ということで、番組MCの小籔(千豊)さんでなくとも「何から聞いていいのかわからへん」かんじなのですが、本日はズバリ「親」をテーマにお話をうかがいます。

「なんでも聞いてください!」

「親は『先生』と呼べ」厳しい教育を受けた子ども時代

編集部・N: 子どものころは“後継者”として英才教育を受けてこられたそうですね。どんな教育を受けてたんでしょうか?

宏洋さん: 親と直接話すことが許されていなくて、秘書の人が教育係であり身のまわりの世話をしてくれていました。

編集部・N: 親と話せない…!

それもすごいですし、秘書がお世話をしてくれるというのもかなり特殊ですね。

宏洋さん: そうですね。しかもうちは5人兄弟だったので、それぞれにひとりずつ担当の秘書がいました。

学業の面も見てもらっていたので、担当の子どもの成績が下がると秘書がクビになるとか、普通にありましたね。

編集部・N: 外資系企業並みの厳しさ…

宏洋さん: そうですね。僕らの教育に関して、親はかなりビジネスライクなシステムを導入していたようです。

いきなりシビアなエピソードを淡々と語る宏洋さん

編集部・N: ほかにも厳しい面がありましたか?

宏洋さん: 親のことは「お父さん」ではなく「先生」と呼ばなくてはなりませんでした。

本人としては、歌舞伎など伝統芸能の世襲制と同じように「親である前に師匠」というようなスタンスをとりたかったのではないかと思います。

編集部・N: 分かりやすいたとえ。

宏洋さん: でも、やはり伝統芸能とはちょっと違って、そもそもの思考に共感できなければ、世襲も何もないですからね。

僕の場合は、あの人(大川隆法氏)の考え方にひとつも共感できるものがなかったので、いまこうして独立しているんですけど。

編集部・N: (親のことを「あの人」と…)

部屋にも監視カメラが…完全監視体制から逃れた10代後半

宏洋さん: ほかにも驚かれるのが、「部屋に監視カメラがついてた」こと。

ちゃんと勉強してるのか常に監視されている状態でした(笑)。

編集部・N:

ひえ~!

宏洋さん: 玄関にも監視カメラがついていたので、登下校の時間までしっかり監視されていました。

編集部・N: そんなに監視されてる状況でちょっとでもサボろうものなら…

宏洋さん: 「なにやってんだ宏洋っ!」って天の声がスピーカーから降ってくるわけです。その直後、母親が登場して怒りにくるという感じで。

宏洋さん: 父も母も東大卒だったので、子どもたちに求めるレベルも高かったんです。だから過剰に厳しかったんでしょうね。

編集部・N: そのように厳しく育てられていながら、宏洋さんは高校時代に青山学院高等部へ転校したり、大学卒業後は一般企業に就職したり、自由な選択をされたんですね?

宏洋さん: それは僕が強行突破しただけですね。父は「君の考えは理解できない」と呆然としていました。

「君の考えは理解できない」。このポーズは…?

編集部・N: 親の理解や周囲の目は関係なく、自分がこうだと決めたことは強行する性格なんですね。

宏洋さん: 昔っから全ツッパ(麻雀用語。相手がリーチをかけていたり、大きな手であったりする状況でも降りないこと)な性格なんです(笑)。

YouTuberとして活動する宏洋さんは、公式チャンネルタイトルにも「ゼンツッパ」を採用

宏洋さん: 10代後半で高校を早稲田大学高等学院から青山学院高等部へ転校し、その時点で実家を追い出されて一人暮らしを強いられました。家賃と光熱水費+生活費5万円だけ支給され、あとは放置状態。

そこからは、僕の交友関係に口出しされることもなく、生活面は苦しくなったぶん、思考や行動に自由を得たかんじです。

エンタメ業界に開眼したキッカケは、“親から与えられた”仕事だった

編集部・N: そこから成人し、一時は一般企業に勤めた宏洋さんは現在、映画製作、俳優、YouTuberとしてエンタメの世界に活路を見出しています。そのきっかけを教えてください。

宏洋さん: まだ10代のとき、親に『仏陀再誕』というアニメ映画の脚本を任されたことがきっかけになっているのは間違いありません。

そこで映画づくりの面白さに目覚めたんです。

宏洋さん: ただ、だからと言って扱っているテーマに賛同していたわけではありません。

むしろテーマとしては「どうなんだろう?」と疑問でしかなかったわけですから。

編集部・N: テーマはさておき、映画製作者や俳優として表現する楽しさの気づきを与えてくれたのは親だったと。

宏洋さん: 皮肉ですけどそうなりますね。

でも、しつこいようですけど、いまの僕が表現したいものは親が表現したいテーマはまったく相容れないですから、そこは理解してもらえるまで主張しつづけたいです。

編集部・N: いずれにしても文才や想像力がないと脚本なんて書けないから、宏洋さんにはそれが備わっていたんですね。

宏洋さん: なんせ制限されまくり、監視されまくりの子ども時代を送ってきたので、妄想力だけは相当鍛えられてきましたから(笑)。

親との決別に、後悔も歩み寄りも「まったくない」

編集部・N: 天職の道を進む現在の宏洋さんをみて、さすがにそろそろ理解してくださってるのでは?

宏洋さん: それはないでしょう。あくまで自分の後継者として子どもをコントロールしておきたかった人ですから。

編集部・N: そんな親子の距離が今後、縮まっていく可能性は…

宏洋さん: ないですね。

編集部・N: (即答!)宏洋さんが年齢を重ねることで、歩み寄っていくことは…

宏洋さん: まったくないですね。

ないですよ。何も。

清々しいまでに「まったくないですね」を連発

編集部・N: しつこいようですが、親に対してなにか思いはありませんか?

宏洋さん: 社会や人様に迷惑をかけないようにしてほしい。ただそれだけです。

自身も人の親だからこそ…それでも親のことを尊敬できる点は?

編集部・N: それでも親のことを、大人になったからこそ尊敬できる点はありますか?

宏洋さん: ちゃんとお金を稼いでいたところです。家族を飢えさせることなく、5人の子どもに過剰なまでの教育を受けさせるくらいまでの収入を得てきたわけですから。

僕自身も子どもを持ったことで、その大変さは理解しているつもりです。

実は宏洋さんには離婚歴があり、お子さんが1人いる

編集部・N: 自分は厳しい教育環境で育ったものの、それは結果的にいまにつながっている…という思いはあるんですね?

宏洋さん: それはありますよね。僕の体験は極端ですが、教育のおかげで身に付いたものも多いですし。

最後に「親とはどう付き合うべきか」と聞いてみた

編集部・N: 特殊な親子関係にある宏洋さんだからこその経験値からでもいいですし、理想論でもいいです。20代のうちは親とどう関わっていくのがベストだと思いますか?

宏洋さん: 仲良くするに越したことはありませんよね。

結婚や子育てを夫婦だけでやっていくのは大変で、そこには両家の親の存在や協力が非常にありがたいものになってきます。

宏洋さん: ただ、どうしても仲良くできない場合や親のほうが子どもの人生を妨げる場合もある。

「この親に一生付き合っていたら自分の人生がダメになってしまう」と感じるようであれば、迷いなく切り捨てることです。

編集部・N: 切り捨てる。

宏洋さん: なにをもって親が妨げになるかは個々人によるので、一般化はできません。

でも、親と子の人生は明らかに別物なので、まずは自分の人生をどうしたいか、最終的にはどう自立していくのかを、自分で決めることが大事だと思うんです。

そのうえで、これからの自分の人生に対して親はどう関わってくるのか、寄り添っていくのか切り離すのかを冷静に判断することは、悪いことではないと僕は思います。

親が有名すぎる宗教家という特殊な環境で育った宏洋さんは、親と決別することで呪縛から解き放たれ、自分のやりたいことができる人生を歩んでいます。とにかく「特殊」とばかり思っていましたが、「親に縛られず、自分の人生を生きるべき」というシンプルな考えは、R25世代にも参考になるものだったのではないでしょうか。2019年は新作映画づくりが本格始動したり、初のミュージカル出演が決まっていたりと、エンタメ業界での仕事に目を輝かせる宏洋さん。自身の足で歩く彼の挑戦に注目しましょう。〈取材・文=新R25編集部/写真=福田啄也(@fkd1111)〉
参照元:部屋に監視カメラを設置 息子が語る大川隆法氏の教育法
2019年1月28日 6時50分

「親を切り捨てる判断をするのは悪いことじゃない」父・大川隆法と決別した宏洋の親子観
2019年1月28日 6時50分 新R25






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イルミナティ創設者 アダム・ヴァイスハウプトについて

最近、私のAK(アートマカラカ)が12室の魚座(神秘主義、隠された知識)に移行したからか、またトランジットの土星が9室(高等学問)を通過していることもあるからか、秘教や神秘主義についてより深く学習したいという探究心が起こり、いくつかの分厚い書籍を購入して、秘教について研究している。

このトランジットの土星が9室を通過している時期に私は仮想通貨と出会ったが、一方で、最も高度な学問、知識を追求する時期にもなっている。心理学の様々な学説を体系的に学び直したりしたのも土星が9室に入室してからである。

それで、例えば、最近、読んだ秘教関連本としては『秘密結社版 世界の歴史』ジョナサン・ブラック書 松田和也訳がある。




この本を読むことで、プラトンのイデア論が単なる学説ではなく、実際の体験であったことがよく理解出来る。

昔の人々は、物質の現実の世界よりもアイデアの世界の方を実在の世界として認識し体験していたことが分かった。

つまり、プラトンが洞窟の比喩で語ったようにアイデアの世界の方が、実在で、この世の生活は仮象であると、実際に体験していたというのである。単なる理論ではなかったのだ。

つまり、この本を読むと、新プラトン主義のプロティノスが唱えた流出説や古代のグノーシス主義が本当に理解できることになる。

神智学や秘教を本当に理解するための必読の書ではないかと思われる。

相当前から購入して置いてあったが、中々手を付けられないでいたが、9室にトランジットの土星が入室したタイミングで初めて読むことになった。

その他にも『悪の秘儀―アーリマンとルシファー』ルドルフ・シュタイナー著 松浦賢訳なども読んだ。




アーリマンとは、中世ペルシア語で、ゾロアスター教の暗黒と破壊の神であり、サタン(悪魔)のことで、私が聞いた情報では、ルシファーとは、明けの明星、光をもたらす者を意味し、人間に個別化した自我意識をもたらした大天使であるとされている。

キリスト教の解釈では、ルシファーは堕天使であり、サタン(悪魔)の同義語になっているが、これは誤解であるという。

ルドルフ・シュタイナーも、この本の中で、アーリマン(サタン)とルシファーは、はっきりと区別する必要があると述べている。

因みにフリーメーソンの上級幹部が崇拝するのが、このルシファーだとされており、ルシファーという天使の名前は度々登場する。


神智学的に言えば、このルシファーが人間に自我意識(理性)を与えたことは、1850万年前に金星から地球に訪れたサナット・クマラが、当時の動物人間にマインドの萌芽を与えた出来事を意味している。

これにより人間が個性化した魂として転生することが可能となり、理性を持ち、自由意志で行動できる可能性が生まれたのである。


また他にルドルフ・シュタイナーの本として、『神殿伝説と黄金伝説 シュタイナー秘教講義より』ルドルフ・シュタイナー著 高橋 巖、笠井 久子、竹腰 郁子訳なども読んだ。

こちらはフリーメーソンの誕生の秘密などに言及している本である。




フリーメーソンには神殿伝説というものがあり、ソロモン神殿を設計した建築家ヒラム・アビフが、親方にしてもらえなかったことで恨みを持っていた3人の弟子に殺されて埋葬された悲劇の物語である。

ルドルフ・シュタイナーによれば、フリーメーソンに入会する際に殺されて埋葬されたヒラム・アビフを疑似体験させられる儀式を行なうそうである。

この出来事(神殿伝説)について、アリスベイリーの著作の中で、詳しく言及されており、物質を手放せという師の指示に逆らった3人の弟子の子孫がフリーメーソンの最初の伝統を築いたと述べられている。

つまり、フリーメーソンは、その最初の誕生時に物質欲を手放せなかった罪を背負っており、それが現在まで受け継がれているのである。

現在のフリーメーソンは、欧米の金融財界人・王侯貴族・グローバルエリートなどによって乗っ取られているのは、このフリーメーソンの神殿伝説で説明ができるのではないかと思われる。

彼らのマインドは相当に高度に進化しながらも物質に執着するという罪を犯し続けているということである。

そのことについて、私は以前、『デヴィッド・ロックフェラーとフリーメーソンについての考察』という記事の中に記した。


また私は更に兼ねてから読みたいと思っていた『円の支配者 – 誰が日本経済を崩壊させたのか』リチャード・ヴェルナー著 吉田 利子訳もやっと読むことが出来た。





銀行の信用創造の仕組みについて初めて詳しく暴露した本で、連邦準備理事会の指示か、もしくは、連邦準備理事会の意思に忖度して、日本銀行の総裁たちが窓口指導を通じて、市中銀行の貸出枠の制限をして、マネーの流通量を支配し、貸出を促進してバブルを引き起こし、その後、貸出規制をして、日本に深刻な経済不況をもたらし、後の構造改革、市場開放への道を開いたのではないかと告発する本である。

日銀総裁たちは円の流通量をコントロールすることによって経済をコントロールすることが出来る。

彼らは欧米の金融資本家の指示か、あるいは、忖度して行ったのか分からないが、当時の護送船団方式で、軍国主義的性質を持つ日本の強い経済を破壊して、構造改革し、日本の市場を開放することが、世界平和の為になるといった使命感を持っていた可能性が、この本を読むと浮かび上がってくる。

つまり、日銀総裁たちは、欧米の金融資本家たちのカウンターパートとなって、日本売りを行なったのではないかと指摘する本である。


この欧米の金融資本家たち(ウォール街の金融資本家)は、私が兼ねてから主張するように双子座が象徴する人々である。


フリーメーソンは双子座に春分点が通過していた時に重要な2本の柱が打ち立てられたと、アリスベイリーの著作の中で指摘されており、フリーメーソンと金融資本家は同じ双子座が表示体となる。


従って、この欧米が各国に市場開放を迫り、中央銀行を設立して支配する動き自体が、フリーメーソンの活動と言ってもいいのである。


そういう意味で、私はこの本をフリーメーソンとの絡みで、兼ねてから読みたいと思っていた。


これらの読書を通じて私が探究したかったことは、悪の起源や、フリーメーソンの真実を深く知ることで、欧米の金融財界人・王侯貴族・グローバルエリートを理解したかったからである。

彼らの悪がどこから来ているものなのか深く理解したいと思ったからである。



因みにこうした書籍に関連する本として、『秘密結社イルミナティ入会講座<初級篇>』アダム・ヴァイスハウプト著、副島 隆彦(解説)、芳賀 和敏訳を読んだ。




この書籍は、イルミナティーの創設者、アダム・ヴァイスハウプトが秘密結社の使命や必要性、会員が読むべき本、神秘主義に対する見解、秘密結社の組織論などについて語った本である。


アダム・ヴァイスハウプト自身が語ったとされる以下の言葉がある。



理性が人間の唯一の規範になる。これがわれわれ人間の最大の秘密だったのだ。理性が人間の唯一の信仰の対象になるとき、ついに人間(人類)が、長い間抱えてきた問題は解決するのである。

(『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた』ヴィクター・ソーン著 副島隆彦訳より)



アダム・ヴァイスハウプトは、「純粋理性」を常に人間の行為の指針にすべきであると述べている。






フランス革命の時にジャコバン派独裁の中で、理性の祭典という極めて無神論的性格の強いイベントが行われたが、ヨーロッパの啓蒙思想の背後にこうしたイルミナティーといった秘密結社があったことを物語っている。


この本を読んで驚いたことは、イルミナティというのは純粋な政治結社であって、アダム・ヴァイスハウプトは哲学教授で、緻密な理論と厳格な会則による組織化の天才であったが、神秘主義や秘教には全く無理解な人間であったということである。


プラトンのイデア論、プラトン-ピタゴラス体系、新プラトン主義の創始者プロティノスの流出論、グノーシス派、エッセネ派、カバラ、中世神秘主義(テンプル騎士団や薔薇十字団)、パラケルスス、ヤーコブ・ベーメの思想を口汚く罵倒して否定し、カント哲学も批判したようである。


因みにカント哲学が言う「物自体」とは、プラトンのイデアのことであり、ヘーゲルまでの西洋思想は、皆、プラトンのイデア論と本質的には同じである(『反哲学入門』木田元著より)ため、ドイツ観念論哲学も否定したかなり唯物的な人物であったということになる。


プラトン-ピタゴラス体系を参考にして生まれた哲学(折衷主義)をナンセンス不細工哲学と罵り、占星術についても否定的である。


神智学関連書籍では、H.P.ブラヴァツキー夫人の過去世であったとされるカリオストロにも冷たい評価を下しているようである。


つまり、アダム・ヴァイスハウプトは、「純粋理性」や「道徳」について語る啓蒙主義運動の担い手であるが、一切の神秘主義を否定している人物である。

イルミナティーの会員がフリーメーソンに加入して、フリーメーソン内部でイルミナティーへの勧誘活動を行ない、しばしばフリーメーソンとの間に問題をもたらしたようである。


そもそもフリーメーソンの上級幹部はカトリックの三位一体説は信じず、イエス・キリストは人間であったという立場であるが、霊性を完成させたイエス・キリストに対する敬意は持っており、エッセネ派などの原始キリスト教の考え方と相通じるものがある。


フリーメーソン自体は、キリスト教には全く反対しておらず、フリーメーソンでありながら、なおかつキリスト教徒であることは可能なのである。


またフリーメーソンの本質とは神秘主義であり、上級幹部は神秘主義や秘教に精通したマスターである。


フリーメーソンの目的は、博愛や人間性の完成であるが、そこには神秘主義的な価値観が入っている。


然し、イルミナティーの目的は、「理性」や「道徳」を世間に広める秘密結社的な政治活動なのである。


このような違いからフリーメーソンと、イルミナティーには衝突があったようである。



因みに神智学やアリスベイリーの著作に記されていることは、フリーメーソンの奥義であり、神智学は、H.P.ブラヴァツキー夫人が創始したが、夫人は元々は、フリーメーソンの養子ロッジに加入していた。(フリーメーソンは男性しか加入が認められない為、女性はフリーメーソンの養子ロッジに加入した)


私は以前、フリーメーソン内部の推薦図書となっている『メーソン―第三等級の姉弟』ウィル・L. ガーヴァー著 尾高樹良訳 を読んだが、中で使っているマスター、霊ハイアラキー、アデプト、イニシェ―ションといった用語は、神智学やアリスベイリーの著作の中で使われているものと全く同じであった。


つまり、フリーメーソンとは、神秘主義のオカルト兄弟団であり、「宇宙の大建築家」としての神を信奉する宗教である。


イエス・キリストのことを神とは思わないが、この宇宙を生み出した大いなる存在のことは信じており、プラトンの流出論と同じような意味で、神を信仰している。


ニーチェはキリスト教は世俗化されたプラトン哲学のことだと指摘したが、原始キリスト教の教父たちは、まさにこのプラトンの流出論的な意味で、神を信仰していたのである。



その一方で、イルミナティーは理神論であるが、アダム・ヴァイスハウプトがプラトン哲学を否定したことを考えると、限りなく唯物主義に近いと考えられる。



このように考えると、イルミナティーはフリーメーソン内部の政治色の強いメンバーであり、おそらくフランス革命などの際にも具体的な政治活動などで力を発揮したように思われる。



ロシアのロマノフ王朝が倒されて共産主義革命が起こったが、フリーメーソンの影響があったと考えられており、むしろ、こうした具体的で、暴力的な政治活動で成功を収めるのは、イルミナティーであると考えられる。




アダム・ヴァイスハウプトのチャートを作成してみると、以下のようになる。






出生時間を00:00:01~23:59:59までどこに取っても月は牡羊座である。


天秤座で高揚する土星と水瓶座の金星が星座交換しているが、月から見ると7室と11室で星座交換している。


11室はサークルや組織を表わすため、秘密結社の組織の能力はこの配置に現れている。


土星と金星が星座交換で強く絡んでおり、禁欲、節制の精神が見られ、それが厳格な会則の実行などに現れているかもしれない。


自分の欲求に対して厳しいが、人に対しても厳しくなる配置である。


土星が水瓶座で高揚して、シャシャヨーガを形成しているが、民主主義や平等、自由を求める配置であり、それがキリスト教を表わす魚座とは6-8の関係となるため、カトリックやイエズス会と対立したのである。


『秘密結社イルミナティ入会講座<初級篇>』の冒頭で解説を書いている副島隆彦氏によれば、アダム・ヴァイスハウプト自身は、イエズス会の家系に生まれたそうである。

イエズス会に激しく反対したが、イルミナティーの組織構造は、既存のカトリック教団やイエズス会のものと似たものにならざるを得なかったと記している。


前書き「はじめに」を書いたF.W.シュミットによれば、イルミナティー教団は、略称と暗号のシステムを守り続け、各イルミナティー信者は、固有の仮名を持ったそうである。


こうしたインテリジェンス組織のような防諜のセンスは、CIAなどの諜報活動に通じるものがあり、また秘密結社として、社会を改革する活動を展開していたことを考えると、スパイなど諜報に関係しやすく、異端の反逆児で、反体制派のリーダーなどになり易い牡羊座のバラニーの象意が感じられる。


従って、月は牡羊座のバラニーになければならないと考えた。


出生時間を08:08:28に設定すると、月は牡羊座のクリティッカーからバラニーに移動する。


従って、出生時間は、00:00:01~08:08:28の間で、ラグナは天秤座から水瓶座のいずれかであると考えられる。






アダム・ヴァイスハウプト自身は、広く社会を教育、啓蒙することを考えていた為、水瓶座ラグナで、ラグナロードの土星が9室に在住している可能性が考えられる。


そうすると魚座の2室(家族、両親)に火星が在住しているが、魚座はキリスト教を表わしており、イエズス会の家系に生まれたことを説明することが出来る。


そのイエズス会やカトリックと激しく対立したのは、ナヴァムシャで魚座(キリスト教)にケートゥが在住し、土星、火星によって傷つけられているからではないかと思われる。


イルミナティー運動はアメリカ独立戦争の1776年に始まったようだが、この時は、マハダシャーラーフ期である。



水瓶座ラグナに設定すると、ラーフは12室に在住しており、12室に木星、水星、太陽などの惑星が集中している。



イルミナティーとは秘密結社であり、上述したように本名を隠した上での地下活動が主体であるため、おそらく12室に惑星集中しており、12室のラーフ期に活動が始まったと考えると納得がいく。


ラーフは12室に在住している為、アメリカ独立戦争が、イルミナティーの戦いでもあることを考えると、外国の12室にラーフが在住している配置は、海外(アメリカ)にイルミナティーの会員を派遣するなどして、政府転覆の工作活動に従事するような配置である。


まさにCIAそのものだと思われる。



ラーフは月から10室に在住しているが、狂信的な活動を表わす配置である。


左翼の過激派の行動だと考えるとイメージしやすい。



おそらくイルミナティーに危険な組織というイメージがついたのは、このアダム・ヴァイスハウプトの月が牡羊座のバラニーに在住しており、完全に政府転覆の工作活動など、秘密裏の作戦に従事する諜報員そのものだからではないかと考えられる。


アダム・ヴァイスハウプトが全く神秘主義が理解できない人物だったのは、山羊座への惑星集中が物語っている。


おそらく5室支配の水星が山羊座に在住し、減衰する木星、ラーフ、太陽とコンジャンクトしている。


従って、宗教や神秘主義に疎く、現実的、具体的なことしか理解出来なかったのではないかと思われる。




ラグナは非個人的で博愛主義の水瓶座であり、組織化が得意で、ラグナロードの土星は教育、啓蒙の9室に在住し、4、9室支配の金星と星座交換しているため、4室(組織)、9室(啓蒙、教育)が人生の主な目的になったのである。



このように見ていくと、アダム・ヴァイスハウプトは水瓶座ラグナで良さそうである。


またラグナはシャタビシャーである可能性が高い。


精神世界の住人で、無駄なおしゃべりは好まず、頭の回転が速く論争になると誰も太刀打ちできないなど、シャタビシャーの性質が良く当てはまっている。


『秘密結社イルミナティ入会講座<初級篇>』の中で、プラトンの流出説やプラトン-ピタゴラス体系など、様々な世界の起源説について論駁し、口汚く罵る有様は、火星が2室(スピーチ)に在住しているからではないかと思われる。



出生時間を08:08:28に設定すると、ラグナは水瓶座シャタビシャー13°34’であり、最初の0°~6°40’の間は、ダニシュターである為、ラグナは6°40’~13°34’までの間で、シャタビシャーの第1パダ~第3パダのいずれかで、ナヴァムシャのラグナは射手座、山羊座、水瓶座のいずれかである。




啓蒙主義(西洋近代合理主義)= 人類の歴史を牽引する力


因みに神智学で言う所のワールドティーチャー(世界大師)は、愛とは純粋理性のことであると述べている。


つまり、霊ヒエラルキー及び、ワールドティーチャーは欧米の啓蒙主義思想及び、その背後で活躍したフリーメーソン、イルミナティーの運動そのものである。


然し、この本来、純粋な活動のはずだった啓蒙主義運動(思想)が、現代では、欧米の金融資本家・多国籍企業の経営者・王侯貴族のグローバルに利益追求する活動に堕落したのである。


これは上述したようにこの純粋な霊ヒエラルキーの啓蒙主義は、特に建築家ヒラム・アビフを殺害した3人の弟子に象徴されるように弟子たちの過ちによって常に歪められる可能性を秘めているからである。


ルシファーの顕現によって、人間に自我意識が生まれると当然そこに欲望が生じるのであり、利己主義が生じてくる。


ルドルフ・シュタイナーは、ルシファーの顕現は、必要悪であると述べている。


聖書で知恵の木の実を食べて、堕落したアダムとイブは、自我意識、自由意志を得たのであるが、それは自己中心的に生きる自由も手にしたことになる。


これがいわゆるキリスト教で言う所の原罪であり、人間の堕落であるが、人間が神から分離して自ら神のように振る舞うことを可能にした必要悪なのである。



特にアリスベイリーや神智学によれば、ユダヤ人は、以前の第3光線の太陽系(現在は第2光線の太陽系)において進化の旅路を歩んでいたが、より高位の段階に進めずに堕落して、現在の第2光線の太陽系に取り残された人々であるとされている。(だからユダヤ民族は科学、芸術の分野で多くのノーベル賞受賞者を生み出し、金融や実業の分野においても優秀なリーダーを輩出しているのである)


以前の基準からすれば落第生であるが、現在の地球人類のレベルからすると、高度に進化した存在であり、霊ヒエラルキーの高位の弟子たちを構成していたのである。


然し、ユダヤ教やタルムードなどを見れば分かるようにユダヤ人の思想には精神的な達成と共に物質的な富も獲得するという価値観が常について回り、欧米の成功哲学なども常にそうした思想で色づけられている。


フリーメーソンはユダヤ人の宗教のようなものであるが、このユダヤ人の弟子たちの物質を手放せない歪んだ価値観が根底にある。


フリーメーソンの儀式を司る際の豪華絢爛の衣装や物品、調度類を見ると、いかにもユダヤ色の強い、物質的な価値感を感じさせる。


東洋の腰布一枚で生活し、お金に触れたことがないといった霊性の高いレベルには到達し得ていない印象である。


ワールドティーチャー、霊ヒエラルキーの最上層は、この弟子たちの問題、西洋の物質主義について頭を悩ませている。


フリーメーソン、イルミナティーが世界支配を企む秘密結社で、悪魔教の崇拝者であるとする一般に陰謀論的に流布されているイメージは、元々フリーメーソン、イルミナティー自身が、ユダヤ色が強く、物質的な価値観(物質を手放せなかった3人の弟子たち)の影響を強く受けていること、そして、カトリックやイエズス会に象徴されるような旧世界の封建的諸勢力のフリーメーソン、イルミナティーへの攻撃、中傷、陰謀、貶めなどが原因である。


物質を手放せなかった3人の弟子たち、すなわち、フリーメーソン、イルミナティーというのは、物質性の勢力に半分足を突っ込んだ堕ちた弟子を象徴している。


本来、フリーメーソン、イルミナティーは、西洋の啓蒙主義の精神そのものであり、人類の歴史を牽引している力そのものである。




東洋人(日本人)はこの歴史を推進する力にどう対処すべきか


ルシファーの顕現が人類にとっての必要悪で、それが主に西洋世界で西洋近代合理主義として花開いたが、副産物として、欧米列強のアジア、アフリカなどの再分割、侵略や殺戮、植民地化などが生じた。


ルドルフ・シュタイナーが『悪の秘儀―アーリマンとルシファー』の中で指摘していることであるが、理性をもたらしたルシファーと、物質性のアーリマン(サタン)は連携して働くようである。


それで、西洋近代合理主義は、帝国主義(植民地獲得競争)という形で現れたのである。


基本的に2000年前後から日本に襲い掛かってきた金融ビッグバン、市場開放、規制緩和、構造改革などの新自由主義の流れも、ルシファーとアーリマン(サタン)の連携による悪であったと考えるべきである。

(然し、規制緩和、構造改革など一部、日本にとって良いものもあったと思えるのは、こうした流れはルシファーの権限でもあるからである。従って、合理化そのものは良いものも沢山ある。)



この動きを必要悪などと諦めて受け入れる必要は全くないのであり、ルドルフ・シュタイナーによれば、中国人や日本人、チベット人などは、アトランティス人種の直系の末裔で、霊的傾向を持っているという。


従って、霊性において、西欧人からあえて学ぶ必要などないのである。


欧米人がやってくる前に日本には清潔で、勤勉な洗練された文化が既に存在していた。


欧米からは理性だけを学び、古来からある精神文化を捨てる必要はないのである。


日本は全て欧米の真似をする必要はなく、むしろ欧米人よりも優れた習慣や文化は残していけばよいのである。

















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資本主義の共産主義化について



共産主義が失敗した理由は、物価や供給量を中央の共産党指導部が管理しようとすると莫大な人材と労力、時間が必要になるため、全く現実性を欠いていたからである。

そのため、5カ年計画など大規模な計画経済を行なっても人々のニーズに細かく対応することができる経済を作り出すことが出来なかった。

物は常に不足し、また労働者のモチベーションも低く生産性も上がらなかった。

それで共産主義国、ソ連などでは物を買うために行列が出来るお馴染みの光景が出現した。


つまり、全く経済合理性に欠けていたのである。

その為、共産主義は崩壊した。


そして、共産主義のように中央の指導部で物価や供給量を管理するよりも、自由市場が需要と供給の均衡点により物価を自動的に調整する方がよりコストが安かった。

それで、今も尚、資本主義が続いている。


然し、今、資本主義は円熟期を迎えていて、市場を独占する企業が出現し始めた。

売買や人間のコミュニケーションなどあらゆる人間活動がインターネットを媒介にして行われるようになって来たため、インターネットを制した企業が市場を独占するようになった。

GAFA(グーグル、アップル、フェースブック、アマゾン)の4社は市場を独占するタイプの企業であり、最近、この4社の市場独占について語られることが多くなっている。


そうした企業が今、一番力を入れているのがビッグデータと人工知能を活用して、顧客のニーズをとらえて、その人が欲しがりそうな物を提案していく仕組みだったりする。

例えば、アマゾンのAIが顧客データを分析し、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」と勧めてくる商品は買いたい商品ばかりである。

特定の書籍を買うと芋づる式に提案された本を買ってしまうことが度々ある。

そのうち人類全ての需要と供給が顧客のビッグデータを解析することでAIによって把握されてしまうことが予想される。

人々のニーズを細かく分析し、製造業では受注生産方式なども発達して、在庫を抱えることもなくなって来ている。


かつて共産党指導部が夢見たあらゆる国民のニーズを分析し、需要と供給を完全にコントロールすることが、インターネット、ビッグデータ、人工知能によって可能になりつつあるのだ。

先日、ある郊外の街で、急にHDMIケーブルが必要になって買おうとした所、以前あったスーパーマーケットが閉店しており、以前あった電気の小売店なども全くなくなっており、どこにもHDMIケーブルを買うことが出来る店はなかった。

Amazonや電気店にネットで注文するか、都心部の大型電気量販店などに行かないと買うことが出来ないのだ。そういう時代である。


従って、以前、沢山の小売店で賑やかだった街は、店が全くなくなっており、最近、建て替えた市役所の立派な建物とだだっ広い前庭にぽつんぽつんと2、3の人影があるぐらいで、まるで、ソ連のクレムリン広場のような何もない殺風景な空間があるだけだった。


その街の光景は、昔、テレビで見たソ連の街並みによく似ていて、商店が全くなく殺風景な空間なのである。


スーパーマーケットが閉店しても新しい店がオープンする気配はなく、跡地は住宅になるか、あるいは駐車場になるかぐらいしかない。


つまり、工場や配送所から直接、個人宅にネットで注文された商品が届けられるという文化が浸透して、もはや小売店は全く売り上げを上げられなくなってしまったのだ。


それでかなり小売店の数が少なくなってしまった印象がある。



最近、ベーシックインカムという議論が盛んになってきたが、その根底にある理論は、税金を徴収して福祉を充実させるよりも、直接、お金を国民一人一人に配った方がコストが安いという経済合理性について主張している。


大規模な福祉や徴税システムを維持するには、その事務作業、会計処理などを行なう莫大な人材や労力などのコストが発生する。


ベーシックインカムは、これらのコストを不要にするため、経済合理性が高いのである。


経済合理性が高いことはやがては実施されることになる。それは時間の問題である。



そうすると、西洋近代合理主義が推進した強欲な資本主義は、ついに人類に健康で文化的な最低限度の生活が維持できるぐらいの保障をベーシックインカムなどの直接的な手法で与えた方が、自分たちの利益や経済的な支配力を最大化できるという理解にまで、まもなく辿り着くのである。


かつて、フォード自動車で初めて、週休2日制を導入した時も、その方が労働者の生産性が上がることに気づいた結果であった。


だからフォード自動車が行った「週休2日制」という労働者へのプレゼントは「経済合理性」を突きつめた結果である。




フレデリック・テイラーというアメリカの技師が、労働者の作業や道具の標準化を図り、仕事を細分化し、それに擁する時間を計測して、合理的で効率的な生産現場の革命をもたらしたのである。(以前の記事『フレデリック・テイラーの科学的管理法』参照)




これが後に大規模工場での多数の単純労働者の単純作業の組合せによる効率的な生産ラインをもたらし、また資本家の利益も最大化することになった。


そして、後にこれが機械(ロボット)によるオートメーション化をもたらした。



この時、フレデリック・テイラーのこの科学的管理法に熟練労働者たちからなる労働組合は、単純労働者に仕事を奪われるため、大反対したのである。


そうした仕事の工程の細分化が、ロボットによる作業を可能にして、最終的には人工知能で制御された完全無人の工場を作り出すのである。


最近、無人のコンビニなどが出現し始めたが、資本家たちは、自分たちの利益を極大化するために経済合理性を追求するためにそれを求めている。



しかし、こうして経済合理性を追求した結果、不必要になった労働者たちの生活を支えるための莫大な社会的コストを支払う必要性が生じたのである。


何らかの手を打たないと社会不安は増大し、フランスで現在、起こっているようなデモも多発してしまい、自分たちが作りだした経済的支配体制も揺らぎかねず、また社会的損失にも多大なものが生じてしまう。



そこで最終的に経済合理性のゆえにベーシックインカムを導入せざるを得ないのである。



そして、その結果、労働者は労働から解放されることになる。



かつて、フレデリック・テイラーの科学的管理法に反対した労働者たち(熟練工)もそこまでの未来は見通せなかったということである。




これが資本主義の共産主義化である。



資本主義の円熟した最終形態は、共産主義なのである。



これが今、水瓶座の時代に入っていくにつれて起こりつつある出来事である。



最近、ビットコインが再び、上昇トレンドに入ったようだが、ベーシック・インカムを実施する上で、鍵となるのが、仮想通貨である。



ベーシック・インカムの導入は、経済合理性を追求しなければならないため、既存の政府機関や銀行業界で、その仕組みを実施するのではコストがかかり過ぎる。



ベーシック・インカムが、仮想通貨で支払われるのであれば、簡単で、低コストで実施することができる。



これまでのお金は政府が国債を発行して日本銀行から日本銀行券を購入したものである。



政府がこの日本銀行券に法的通用力を与えて市場に流通させているが、この物理的紙幣や貨幣の維持管理、そして、銀行ネットワークを用いた振込みの仕組みでは、コストがかかり過ぎる。



仮想通貨であれば、こうしたベーシックインカムという仕組みをほとんどコストなしで実施することが出来る。



仮想通貨の本質とは、こうした政府と中央銀行、市中銀行によるお金の仕組みの維持運営を民間の個々人のコンピューターパワーを使って行なおうというものである。



やがて、エネルギー革命が起こり、核融合や変換効率の良い太陽光発電など、安価なエネルギーが使用できるようになると、仮想通貨が無尽蔵にマイニングできるようになる。



つまり、それはお金が有り余っている世界である。



お金は有り余って、全ての人が十分に持てるようになるため、それはお金がいらない社会の一歩手前である。



そして、それが訪れる時には、人々の必要物を工場から直接配送する流通の仕組みがAmazonのような巨大企業によって作り上げられているのである。



人々はインターネットで何でも自由に注文すれば、翌日には品物が自宅に届くといった便利な生活を送ることになる。



その支払いは、自分でマイニングした仮想通貨、あるいは、ベーシックインカムとして政府から支給された仮想通貨で行うのであるが、エネルギーが無料になったら、その支払いの意味もやがてはなくなってしまう。



このようにして進化した資本主義は、共産主義社会となるのである。



但し、その共産主義社会は、ソ連のような一党独裁の管理者による全体主義的な社会ではなく、リバタリアニズム社会主義といったものである。



人々は、今だかつてないほどの自由を享受し、政府の機能は、警察、軍事、インフラ管理(ガス、水道、下水道、公共交通機関)などに限定され、限りなく小さい政府となる。



リバタリアンとは、政府を嫌い、社会を認めずに個人的な最大限の自由を追求する急進的自由主義者(自由至上主義者)である。



そうした人々が政府を意識せずに自由を満喫できる社会主義が、リバタリアニズム社会主義である。



資本主義の経済合理性がこのまま進んで行けば、これが民主化運動などとも連動して、上記のような社会を作り上げていくと考えられる。



こうした社会のリーダーたち(管理運営者)とは、やはり、現在、注目を浴びているGAFAの経営者のような人物たちが担うことになると考えられる。



但し、ユヴァル・ノア・ハラリの『ホモデウス』やヒトラーの予言で示されたような一般大衆にサービスを提供する側の有能な超人たちと、サービスを享受するだけの一般大衆というような二分化が進んでしまうかもしれない。



そうした問題は残るものの、無料で何でも欲しいものが手に入る社会、そして、システムを脅かさない限り、許される最大限の自由を享受することが出来る。



それが資本主義の共産主義化の意味であり、資本主義を推進した理性の光が、純粋理性として最終的に人類を桃源郷(リバタリアニズム社会主義=共産主義)に導くのである。

















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あだ名づけ名人・有吉弘行のブレイクの秘密



以前からお笑い芸人・有吉弘行のチャートについて詳細に調べたいと思っていたが、後回しになっていた。

猿岩石としての旅行企画で、ブレークし、その後、売れない時期が7~8年続き、内村プロデュースという番組に出演し始めることで、復帰し、芸能人にあだ名をつけたことで、大ブレークして、現在、レギュラー番組を15本以上抱える売れっ子芸人になった。

こうした浮き沈みの大きい人生というのは非常に興味深い。

どのような配置が転落をもたらし、どのような配置がブレークをもたらしたのか調べないではいられなくなる。

そこで以前、チャートを作成して調べてはいたが、確信が持てないこともあり、記事の方にまとめられてはいなかった。


結婚、子供の誕生といった人生のイベントが起こっていない為、中々、決定的な証拠を見つけにくいのである。

然し、以前、番組でブレークした時のトランジットやダシャーから、また性格的な特徴、雰囲気などから、私は、有吉弘行は、獅子座ラグナではないかと思っている。


獅子座ラグナにすると、一度、ブレークして、その後、売れない時期が続き、再ブレークしたことがダシャーから綺麗に説明することが出来る。




まず、高校に在学中の1992年12月に『EXテレビ』(読売テレビ)の企画「公開弟子審査会」に合格し、オール巨人に弟子入りするといった形で、芸能界に最初の接触をしている。


この時、土星は2室に乙女座に木星がトランジットし、土星が6室をトランジットし、6室と8室にダブルトランジットを形成している。




この時期、兄弟弟子と喧嘩をして相手に怪我を負わせてしまい、巨人から謹慎を言い渡されたようである。


6室と8室へのダブルトランジットの象意と一致している。


ラーフは4室をトランジットし、ケートゥは10室をトランジットしていたが、このような事件によって謹慎の憂目にあったことは10室のケートゥが象徴している。


ダシャーはラーフ/水星期であったが、水星は11室支配で6室支配の土星とコンジャンクトしており、またラーフから見て、水星は8、11室支配で3室支配の土星とコンジャンクトしており、6-11、8-11、3-11、3-8の絡みなどが生じている。


兄弟弟子などの身近な人物は、3室や11室の象意などによって表されるため、ちょうど、この時期の喧嘩、争いの象意に一致している。


芸能界の象意は3室であるが、このように芸能界に入る人の最初のきっかけはテレビ番組の企画に応募するなどの形で入るケースもかなり多い。



1994年、地元の同級生だった森脇和成を誘って二人で上京し、太田プロダクションに所属し、お笑いコンビ猿岩石を結成している。



1994年はトランジットの土星が7室を通過していた時期である。






その為、相棒を自ら誘って、上京して、お笑いコンビを結成したのである。


これはある種、結婚などに近い、ビジネスパートナーを選ぶ行為である。



通常、お笑い芸人は、事務所に入ってから、事務所側からコンビを組まされたりするケースも多いが、有吉弘行の場合、自分で相方を見つけて、コンビを結成したということである。


5室、8室支配の木星が7室に在住し、その木星に対して土星がトランジットしていた為、イベントや企画ものなどの創作活動を一緒に行う相方が欲しい時期であり、8室の支配星が7室に在住していることから、相方というものに依存する時期でもある。


一緒に上京してくれる相方を必要としたのである。


ラーフは3室をトランジットし、芸能活動をこれからやっていくという意気込みが感じられる配置である。




そして、1996年に『進め!電波少年』でのヒッチハイクの旅の企画でブレイクするのであるが、1996年2月16日~12月26日までのトランジットで、土星、木星、ラーフ、ケートゥ軸は、以下のような配置になっている。






木星が5室をトランジットし、土星が8室から5室にアスペクトして、5室(創作活動、演劇、舞台)にダブルトランジットが生じている。


この為、この時期、『進め!電波少年』で1年がかりで、ヒッチハイクの旅の企画で番組を作り上げ、主演を務めたのである。


この時、注目すべきは土星が8室を通過し、ケートゥが8室を通過していたことである。


旅の企画で、ヒッチハイクで、いろんな人に声をかけても必ずしも車に乗せてくれる訳ではない。


8室に2つの凶星がトランジットしていたことは、テレビ番組の企画とはいえ、相当、協力者を見つけるのに苦労したことを表わしている。


車に乗せてもらえませんかと相手に持ちかけても容易には乗せてくれない配置である。


この時の土星とラーフ/ケートゥ軸のトランジットは、そうした経験を物語っているのである。



そして、猿岩石は、この企画で、ブレークし、一躍有名になるが、その後、暫く低迷が続く。






まず、このヒッチハイク企画でブレイクしたのが、ラーフ/金星期であるが、ラーフ/金星期は、デビューの時期であり、その後のブレイクの最初のタイミングである。


金星は3、10室支配で海外旅行の9室に在住して3室にアスペクトバックしている。



従って、旅番組でのブレイクなのである。



ラーフ自体は4室に在住しているが、蠍座で減衰している。



そして、ディスポジターの火星は4、9室支配のヨーガカラカだが、12室で減衰している。



ラーフ期は、ラーフ自身もディスポジターも減衰し、9室(海外旅行)の支配星で、12室(海外)に在住している。



マハダシャーのラーフは幸福な配置とは言い難い。



アンタルダシャーの金星が、3、10室支配で、9室に在住し、3室にアスペクトバックするなどしている為、アンタルダシャーレベルで、芸能界で活躍できる時期が訪れたというだけである。



おそらくラーフ/金星期、そしてその後のラーフ/太陽期が終わった後、2000年4月頃からラーフ/月期、ラーフ/火星期に移行していくがこの時期が、彼らの最も悲惨な低迷期である。


アンタルダシャーの月は12室支配で2室に在住して、お金がないこと、あるいはお金が稼げないことを表わしている。



またアンタルダシャーの火星は、12室で減衰し、ディスポジターの月は2室に在住しているため、やはり12室支配で2室に在住する月の象意をもたらしている。


月はケーマドルマヨーガで不安定で弱く、他の惑星のアスペクトなども受けていない為、全く孤立無援で、サポートがない状態である。



彼らはこの時期にあまりにも仕事がなく貧しいので、トイレットペーパーを食べたと後の対談番組で語っている。


トイレットペーパーを食べるというのは、芸人のネタのような話だが、然し、実際、この時期は、孤立無援で稼げない様子が、この月の弱さから推測できるのである。



そして、この苦しい時期を7~8年経験し、それから抜け出るのが、マハダシャー木星期に移行した後である。






2004年に猿岩石を解散し、ピン芸人として活動を始め、『内村プロデュース』に度々出演するようになったことで、新しいスタートを切ることになる。


ダシャーは、木星/木星期であるが、この時、番組内で、度々裸になり、体を張った企画が多くこなしている。



そして、2007年に品川庄司の品川祐に対し世間が持っているイメージを「おしゃべりクソ野郎」と表現して爆笑を呼んだことで、あだ名付け毒舌芸人として、大ブレークするのである。



2007年、『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』で発生した「おしゃクソ事変」が話題を呼ぶ。これは2007年8月23日放送回で、品川庄司の品川祐に対し世間が持っているイメージを「おしゃべりクソ野郎」と表現し、これが爆笑を呼んだと言うもの。このコメントは同番組の年間流行語大賞となり、有吉本人も「久々に爆笑と言う感覚を味わった」と言う。この後有吉はあだ名、毒舌芸人として人気を得ることとなる。

(wikipedia 有吉弘行より引用抜粋)


その後、数々の芸能人たちに対して、有吉弘行は次々とあだ名を付けていくが、全てその人物の特徴をとらえていて、面白く爆笑を誘うものが多い。


この有吉の才能が爆発したのが、2007年7月以降の木星/水星期である。



まず、既にマハダシャーは木星期に移行していたが、木星は5室支配で7室に在住しており、ラージャヨーガを形成している。



そして、アンタルダシャーの水星は2室(スピーチ)の支配星で、11室(高い評価)で自室に在住し、5室(創作)支配の木星からのアスペクトを受けている。



従って、言葉遊びのようなことで、高い評価を得たことを意味している。



木星から見ると、水星は5室支配で5室に在住し、ラグナロードの土星と1-5のラージャヨーガを形成している。



水星はジャーナリズムとか評論などを意味する惑星であり、その水星に6室支配の土星がコンジャンクトすることで、リアリズムを追求した鋭い評論を表わしている。




実際、有吉のあだ名は、相手の弱点、個性などをえぐりだして鋭く風刺するもので、しかも俳句や川柳のように短く一言でまとめているという点で、芸術的である。


まさにあだ名の名人といってもいいかもしれない。






このブレイクした2007年8月は、木星は4室蠍座をトランジットし、土星はラグナの獅子座をトランジットし、10室に木星と土星がダブルトランジットしていた。






つまり、注目を浴びて大舞台に立つ時期である。



何故、私がこの有吉のあだ名づけに共感し、興味を覚えたかと言えば、私自身、水星が双子座で自室に在住し、土星がコンジャンクトしている配置を持っているが、言葉遊びというのが昔から好きである。



そして、人にあだ名を付けたり、毒舌を吐くのも昔から好きで、かなり上手だった。



相手の弱点、相手が気にしているコンプレックスのようなものを鋭くえぐって、相手をいじるのである。



以前から私は人に対して、毒舌を吐かずにはいられない性格であった。



こうした趣向があったが、これをやるとかなり嫌われるので、最近は封印している。





以前、K.N.ラオ先生によれば、ユーモアを表わすコンビネーションは、水星と火星の絡みであるそうである。



つまり、水星は批評家精神を表わし、火星はそれに実行力や鋭さを与える。



ユーモアとは、鋭い批評精神のことである。



例えば人気コメディアンのトークショーなどでも、必ず、ある対象に対する風刺や批評によるものがほとんどである。



私の水星にも火星がアスペクトしているので、私の記事を呼んで頂いている方は、必ず記事の中で、取り上げる人物に対する批判や批評、毒舌的なものが混じっていることに気づいて頂けるのではないかと思うのである。


もしそれらがなかったら文章は味気ないものになってしまう。




有吉弘行の水星には、火星は絡んでいないが、土星がコンジャンクトして木星がアスペクトしているので、かなり表現力豊かである。


しかもその水星は11室の支配星で11室で自室に在住している。



従って、木星/水星期になって、有吉弘行は、次から次へとまるで、文学作品や詩や俳句、川柳を生み出すかのように数々の傑作のあだ名を生み出して、あだ名付け名人のような形で高い評価を受けて、大ブレークを遂げたのである。



そのようにして、有吉弘行は、マハダシャー木星期に大ブレークを遂げた。



ナヴァムシャでもやはり水星期にあだ名付けトークでブレークした理由がなければならない為、今回は、獅子座に設定してみた。



獅子座ラグナに設定すると、2、11支配の水星が5室に在住して11室にアスペクトバックする為、水星期にトークやスピーチで創造性を発揮する配置となる。



またラグナロードの太陽が10室で、3、10室支配で自室の金星とコンジャクトしているが、これは主演俳優の配置であり、テレビ司会者などで、自らの冠番組などを持って、番組の中心にいる獅子座的なスターの配置であり、現在、レギュラー15本を持つまでになった彼の現在の芸能界での立場に一致している。






もしナヴァムシャが獅子座ラグナであれば、ラーフ/金星期にヒッチハイクの番組でブレークした理由もよく説明できる。


ラーフは海外の7室に在住し、常に車に乗ってもいいかどうか交渉しながらの旅であった為、7室の象意に該当する。


またこの時、相棒の森脇和成がいたということも7室の象意に該当するかもしれない。


とにかく、旅の企画で、多くの外国人と遭遇した(7室のラーフ)ことと思われる。



そして、この番組でテレビの人気者になることが出来たが、アンタルダシャーの金星が3、10室支配で10室でマラヴィアヨーガを形成し、ラグナロードの太陽とコンジャンクトしているからである。

とにかく、この猿岩石のヒッチハイク企画は、当時、一世を風靡したのはこの配置があったからではないかと思われる。



そして、現在、有吉弘行は特に結婚していないが、それは1-7軸にラーフ、ケートゥが在住し、7室支配の土星が6室(離婚)に在住し、火星からアスペクトされているからではないかと思われる。また8室に土星がアスペクトしており、また月からみた8室に土星が在住し、火星がアスペクトしている。



もしナヴァムシャが、獅子座ラグナで正しければ、ダシャムシャもほぼこのラグナで行けると思うが、山羊座ラグナで、3、12室支配の木星が9室に在住している。


この木星期にブレークしたことを考えると、仮にラグナが山羊座ではなかったとしても木星は、ケンドラやトリコーナなどの良いハウスに在住している可能性が高い。


そして、土星がコンジャクトしていることから、マハダシャー土星期にも有吉のブレークは継続していくと思われる。



有吉は既に2018年11月からマハダシャー土星期に移行しており、現在、土星/土星期である。






ダシャムシャが山羊座ラグナで正しければ、ラグナロードの土星が9室に在住して、3室支配の木星とコンジャンクトしており、月から見ても3室支配で5室支配の木星と11室に在住している。


基本的にマハダシャー木星期の流れを引き継いでいく時期である。


出生図でも木星が土星に一方的にアスペクトしており、土星期は5室支配の木星の影響を受け続け、そして、11室支配で自室に在住する強い水星がコンジャンクトしている為、あだ名付け名人としての称号はこれからも維持し続けていくということである。


このようにラグナから11室で強い惑星が在住する場合、その人物は、その惑星のダシャーの時期に一躍、高い称号や評価を得て、表彰されることになる。


有吉のチャートは、見る人が見れば、成功者のチャートなのである。


但し、それをいささかも感じさせない位、惨めな境遇に落ちいる要素を持っていたのが、マハダシャーラーフ期である。



ラーフは4室で減衰し、ディスポジターが12室で減衰しており、全く良い所が見られない。


彼の弱点は、ラーフと火星と月である。


これらのダシャーが前面に出て来た時、彼は、いささかの不遇を味わうのである。


有吉弘行の浮き沈みが大きく落差の大きい人生の秘密は、こうした配置にある。




因みに今回、出生時間を12時に設定して作成したチャートで、そのまま出生図が説明できてしまった。


ナヴァムシャやダシャムシャも説明できるような気がしたが、これについてはまだ検討が必要である。




有吉は、最近、これまで5年半続いた『有吉弘行のダレトク!?』(フジテレビ系)が終了するなど、「人気低下」を指摘する声も出ているようである。



これはおそらくマハダシャーが5室支配で7室に在住してラージャヨーガを形成する木星期から、6、7室支配で11室に在住する土星期に移行したからである。


マハダシャー木星期の間は、マハダシャーがラージャヨーガを形成している為、アンタルダシャーにどんな惑星が来たとしても、大抵は問題がなかったのであり、創造的で良い仕事が出来る時期であった。



然し、マハダシャーが6、7室支配の土星期に変わった後は、今までのようには行かなくなるのである。


土星は11室に在住して、木星のアスペクトを受け、11室支配の強い水星とコンジャクトしている為、依然として、木星期に築いた評価や称号を引き継いで維持し続けると思われるが、6室支配の土星が11室に在住する配置は、有吉弘行への酷評や批判なども表わしている。


今後、有吉弘行がつまらなくなったとか、有吉弘行は、思い上がっているといった高い評価に疑問符を投げかけるような批評にさらされることになる。


これは11室に在住するマハダシャーラーフ期に入った途端に「つまらない」とか「大御所のつもりなのか」といった酷評を受け続けたダウンタウンの松本人志と同じである。


上記の「人気低下」を指摘する声というのは、早くも6室支配で11室に在住する土星の象意が噴出して来たことを表わしている。



然し、松本人志に見られるように批評や酷評に晒されながらも何とかそれを乗り切って行くのが11室に在住する凶星である。


11室のウパチャヤハウスに在住する凶星は、酷評されたとしても依然として注目を浴びている存在には変わりない。


注目されているからこそ酷評されるのである。



従って、11室の凶星とは、酷評されてもその酷評が多くの人から注目されている証であり、多くの酷評も評価の一つなのである。


つまり、最近、炎上ビジネスといったものがあるが、酷評されるということは、多くの人から注目されているという意味で、むしろ、それは評価の一種なのである。










(参考資料)



有吉弘行、毒舌でも嫌われない驚異の処世術
自分を下げ聞き役に徹し、直球で核心へ迫る
木村 隆志 : コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
2016/07/09 6:00 東洋経済ONLINE

最も多くの番組でMCを務めた有吉弘行

早いもので2016年の上半期も終了。下半期がスタートしましたが、あらためてテレビ業界を振り返ってみると、最も多くの番組でMCを務めたのは有吉弘行さんでした。

レギュラー番組では、月曜の『有吉ゼミ』(日本テレビ系)、火曜の『有吉弘行のダレトク!?』(フジテレビ系)、水曜の『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)、木曜の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)、金曜の『究極の○×クイズSHOW!!超問!真実か?ウソか?』(日本テレビ系)、『有吉ジャポン』(TBS系)、土曜の『有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビ系)、『有吉反省会』(日本テレビ系)の8本。日曜以外の全曜日でレギュラー番組を持つ上に、『なるほど!ザ・ワールド』(フジテレビ系)や『有吉の壁』(日本テレビ系)などの特番でもMCを務めることが多く、正真正銘のトップと言えます。

芸人のMCと言えば、お笑いBIG3(ビートたけしさん、タモリさん、明石家さんまさん)の時代こそ単独でしたが、それ以降は、とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、爆笑問題、ナインティナインなどのコンビ芸人が主流になっていました。

さらに、最近のバラエティー番組は出演者が増えて仕切ることだけでも難しいのに、笑いを取ることも求められるため、「よほど能力が高くなければ単独MCは務まらない」と言われています。

しかし、仕切りと笑いを取る能力で言えば、他の芸人たちも負けていないはず。また、現在42歳で芸歴22年の有吉さんは、会社員で言えば中間管理職のポジションに過ぎず、先輩世代の出演者も多いだけに、トップとして現場をまとめるのは難しいところもあるはずです。

なぜ有吉さんは芸人たちの間から一歩抜け出し、単独MCを務めるまでに登り詰めたのでしょうか?

その答えはズバリ、誰からも一目置かれ、好かれるキャラクター。MCの番組が多いのは共演者やスタッフから好かれている証拠であり、ツイッターのフォロワー数が日本人トップの約580万人であることから視聴者も同様でしょう。

猿岩石として大ブレイクしたあと、「天狗になって周りに人がいなくなった」と語るなど嫌われていた有吉さんが、どんな処世術を身に付けて人から好かれるようになったのか? ここでは有吉さんの処世術に触れながら、一般企業のサラリーマンが上司、部下、取引先などから好かれるための方法を紹介していきます。

「できると思われたい」「モテたい」が命取り

有吉さんの武器と言えば、誰もが知っているとおり、毒舌。しかし、同じように毒舌を売りにしたタレントも多い中、有吉さんが受け入れられているのはなぜでしょうか。

受け入れられるベースになっているのは、どん底の過去と裸一貫の再スタート。月収2000万円から0円に転落するまでの一部始終を知る人々は、「有吉なら言ってもいいかな」と許すだけでなく、「有吉が言うと面白い」とまで思っているのです。実際、再ブレイクしてからしばらくの間は、「お前、地獄見たことねえだろ!」を決めゼリフにして笑いを取っていました。

特筆すべきは、過去の失敗や恥部をすべて認め、詳細まで明かしていること。たとえば、「どん底のとき、唯一やらなければいけなかった仕事は、午後4時に事務所へ電話をして、明日の仕事を確認することでした。『仕事はありません』と言われるためだけに毎日電話するのがつらくて、午後4時になると体が震えて。そんな生活が7~8年間も続きました」というエピソードは壮絶です。

その他にも、「人から『落ち目だ』とさげすまれるのが嫌で引きこもりになっていた」「1日1食で、夜10時まで待ってスーパーの見切り品を買いに行く生活」「ホームレスやるのも大変だから本気で自殺を考えた」などとセキララに明かして、現在のベースとなるキャラクターを作りました。

しかし、雌伏のときを経て、有吉さんはあることに気づきました。それは、プライドを捨てること。「才能を認めてもらいたい」「女にモテたい」という願望を捨てた有吉さんは、『内村プロデュース』(テレビ朝日系)で全裸になり、マスクや顔面ペイントで出演するなど芸風を変えることで、男性ファンを獲得しました。つまり、ターゲットを男性に絞ったことで、新たな道を切り開き、多くの仕事だけでなく好感度も獲得したのです。これがのちに『アメトーーク!』(テレビ朝日系)での「おしゃべりクソ野郎」につながり、あだ名芸を確立させる転機になったのは間違いありません。

この流れをサラリーマンに当てはめると、大切なのは「できる人間だと認めてもらおう」「女性社員からモテよう」という願望を捨てること。多くの人々にアピールするのではなく、一部の層に好かれることでチャンスをつかみ、実績を積み重ねることでやりたい仕事に近づくという形が考えられます。このような流れに乗れたら、結果として「有吉さんのように、仕事の成功だけでなく、多くの人々から好かれていた」という状態も夢ではありません。

嵐や指原に共通するネガティブさ

毒を吐いても受け入れられる、もう1つの理由は、ネガティブさと脱力感。もともと有吉さんは、どん底時代ですら、「頑張ってはい上がろうとは思わなかった」「『オレ、もうダメだな』とへコんでばかりいた」というネガティブな性格の持ち主でした。ブレイク時も無駄遣いはせず、「仕事がなくなったときのために7000万円貯めていた」というエピソードは、およそ芸人のイメージからかけ離れています。

しかし、そんなネガティブさは、2010年代における芸能界のトレンド。かつて不遇の日々を過ごし、「個性がない」「トークがグダグダ」と揶揄されることを自虐的に話していた嵐は、親近感や正直さを武器に、今や国民的グループになりました。一方、AKB48ではヘタレキャラに加えて、異性スキャンダルまで起こした指原莉乃さんが、親近感と正直さを武器に、選抜総選挙で3度の1位を獲得。有吉さんも含め、ネガティブさをベースにした親近感と正直さは、今の時代に求められているものなのです。

有吉さんは著書の中で、「『絶対に面白い』という絶対評価ではなく、『ここでは面白い』という相対評価でいい。だから、できるだけ芸人が多い番組で仕事をしたくない」と語っていました。実際、有吉さんはアイドルや俳優など、芸人以外のタレントが多い番組で強さを発揮していますし、ピン芸人の一大イベント『R-1ぐらんぷり』にも出場していません。

芸人を志す人のほとんどは、「絶対に面白い」と言われたいものですが、有吉さんにそのような承認欲求はなし。芸人同士でバチバチ競い合おうとせず、「芸人以外のタレント相手に、勝てる戦いをしているだけ」という脱力感を漂わせています。一見、ずるいような気もしますが、現実は「芸人以外のタレントから一目置かれるうえに、芸人仲間に敵を作らない」などいいこと尽くし。ちなみに、嵐も指原さんもアイドル同士では戦わず、アイドル以外の出演者が多い番組で、かっこよさやかわいさを際立たせています。

この考え方はサラリーマンも同じで、「あらゆる仕事で、全社員から認められよう」という絶対評価ではなく、「この仕事で、この人たちから認められよう」という相対評価を目指すのが得策。それが同僚と戦わないことにつながり、一目置かれるうえに、好かれやすくなるのです。

キーワードは、「暖簾に腕押し」「糠に釘」「豆腐にかすがい」。いずれも手応えがなく、あるのは脱力感のみ。少なくとも、脱力感を漂わせる人は嫌われることはないでしょう。

大御所や苦手な人と話すときの必勝法

有吉さんのコミュニケーションに関する処世術で最も参考になるのは、そのバランス感覚と合理性。これまで有吉さんの毒舌に対して、「毒を吐いたあとに必ず笑うなど、バランスがいい」「毒というより、視聴者の気持ちを合理的に代弁している」などの分析もありましたが、決してそれだけではありません。

バランス感覚と合理性が如実に表れているのは、先輩や後輩との接し方。有吉さんは「先輩からも後輩からも好かれよう」という理想論を追求してストレスをためることはなく、先輩についていくのが基本で、後輩は後回しにしているそうです。さらに、「育てた後輩が辞めるとショックが大きいから、育てるとしても1からではなく、8から育てて10にするだけ」と話しているように、自分と相手がストレスをためない方法に徹しています。

先輩(上司)や後輩(部下)とのコミュニケーションは、芸能人よりもサラリーマンのほうが多いものですが、有吉さんのようなバランス感覚と合理性を持ち合わせている人はごくわずか。社内の人間関係でストレスを抱えて、肝心の業務に支障をきたしているようでは、質の高い仕事に恵まれることはないでしょう。

有吉さんのコミュニケーション方法で、もう1つ特筆すべきは、聞き上手であること。ただ、特別なテクニックがあるというよりは、「聞き役に徹する」というスタンスの取り方が絶妙なのです。

有吉さんは、「大御所や苦手なタイプと話すときは聞き役に徹する」と明言しています。相手が答えやすそうな質問を続けることで、気分よく話させていますし、自分に難しい質問が返ってくることもないなど、実に合理的。ツッコミや毒舌を最小限に留めることで、相手の持ち味を引き出しています。また、自分が詳しくないジャンルの人に対しても、知っていることをわざわざ聞くようなシーンも多く、聞き役に回って前に出すぎることはありません。

サラリーマンも同様に、上司や他部署の人、苦手な人や他業界の人には聞き役に徹するのが得策。有吉さんが「僕は聞くフリがうまいだけ」と話しているように、あなたもある程度は聞くフリができるはずです。余裕がある人は、有吉さんのようにツッコミや毒舌をはさんでみても面白いかもしれません。

余談ですが、冠番組の名前が『マツコ&有吉の怒り新党』『櫻井有吉のTHE夜会』の順であることも、有吉さんのバランス感覚と合理性が垣間見えるポイント。これくらいのわずかな謙虚さで好感度を得るテクニックは、実にクレバーと言えます。

「毒舌を吐くうえでのポリシー」とは?

ここまで有吉さんの人から好かれる処世術を紹介してきましたが、最後に触れておきたいのは、「仕事ができるように見せない」「成功しているように見せない」こと。「実力以上に見せたい」「成功しているように見せたい」のが人の心ですが、有吉さんは「実力以下に見せる」どころか「自分を下に下に見せる」ことを心がけているそうです。トップに君臨する現在でも、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんをはじめ、残念なキャラの芸人たちと楽しそうに接しているのは、そういう姿勢によるところもあるのでしょう。

これをサラリーマンに置き換えると、「仕事ができるように見せない」ほうが攻撃を受けにくく、仕事がしやすいということ。社内外の人々から反感を買うか、好感を得るかは紙一重であり、このような処世術1つで大きく変わるものです。

また、「『毒を吐いているけど、本当はいい人なんでしょ』というイメージを持たれるようになってから、意図的に風俗や性癖の話を入れて自らを下げている」のもポイントの1つ。「上がりすぎず、下がりすぎず」のイメージコントロールは、みなさんにも参考になると思います。

コラムの締めくくりとして、「自分も有吉さんのように毒を吐きたい」という人にヒントを挙げておきましょう。

有吉さんは自身の毒舌について、「余計な言葉を抜きにしてストレートに物事の核心に迫る。内輪で言うような言葉を外に向けることで、相手の心の中に飛び込めて人間関係がうまくいく場合もある」と語っていました。このコメントから有吉さんは、仲良くしたい相手に対して、距離を縮めるために毒を吐いている様子がうかがえます。

その証拠に有吉さんは、「悪口は言っても陰口は言わない」をポリシーにしていますし、どうでもいいと思っている人には毒を吐きません。これも“芸能界の中間管理職”に過ぎない有吉さんが、毒を吐きながら現場のトップを務められる秘訣のような気がします。好きなものだけでもいいので、有吉さんの処世術をマネしてみてはいかがでしょうか。
参照元:有吉弘行、毒舌でも嫌われない驚異の処世術
自分を下げ聞き役に徹し、直球で核心へ迫る
木村 隆志 : コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
2016/07/09 6:00 東洋経済ONLINE











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皇室の今後について ー 未来の天皇についての議論-



平成31年4月30日午後11時59分を持って明仁天皇が退位し、平成が終わり、新たに皇太子徳仁親王が新しい天皇に即位し、元号が令和となった。


このように平成から令和へと元号が変わると、天皇や天皇制について改めて意識することになる。






徳仁天皇のチャートを見ると、2019年5月4日現在、木星/ラーフ/水星期である。


マハダシャー木星期における最後のアンタルダシャーであるが、2020年5月26日からマハダシャー土星期がスタートする。


従って、天皇として即位して公務にあたる中心がマハダシャー土星期の19年間であると理解できる。


以前の記事で、この徳仁天皇のチャートのナヴァムシャ(D9)が極めて素晴らしいチャートなのだと書いたが、ラグナが水瓶座で、ラグナロードの土星が9室で高揚し、5室支配の水星が5室で自室に在住し、4、9室支配のヨーガカラカの金星が2室で高揚し、10室支配の火星とコンジャンクトしている。


宗教家のチャートのようであり、ラグナロードの土星が9室で高揚するラーマクリシュナのチャートに似ているのである。


この土星期に関して、ダシャムシャ(D10)の配置がどうなっているかというと、3、4室支配で9室に在住し、2、5室支配の木星からのアスペクトを受けている。


ディスポジターの月は10室に在住している。


月はナヴァムシャでも6室支配で10室で減衰しており、パラシャラの例外則で、ラージャヨーガ的に働く配置である。


ナヴァムシャ、ダシャムシャで月が10室に在住していることから、大衆からの人気を表わしていると考えられる。


ダシャムシャの土星が9室に在住していることを考えると、これからの土星期19年間は、国民の統合の象徴としての天皇の公務に相応しいような精神的な活動であることを示している。


例えば、以前、ZOZOTOWN 前澤社長のチャートを見た時に3、4室支配で9室に在住する土星は、芸術家たちを支援する慈善事業を表わしていた。


従って、徳仁天皇のD10での3、4室支配で9室に在住する配置は、芸術文化の振興を支援するような活動であるかもしれない。






因みにD60でも同じ土星が3、4室支配で9室に在住する配置が見られる。


次にマハダシャー水星期が来るが、水星は3、12室支配で8室に在住し、2室支配の太陽とコンジャンクトしている。



この水星はダシャムシャ(D10)では、8、11室支配で、ラグナで自室に在住してルチャカヨーガを形成する火星、そしてラグナで高揚するケートゥとコンジャンクトしている。


水星期にラグナで2つの強力な惑星とコンジャンクトする水星は、8、11室支配とはいえ、強力な配置である。


6-8の絡みなどは見られるが、キャリア上の上昇を表わすかもしれない配置とも言える。


然し、この水星期は、年齢としては79歳以降であり、退位も検討される時期に入っていくと考えられる。



現在、次の皇位継承順位は、1位が秋篠宮文仁親王で、2位が悠仁親王である。



もし徳仁天皇の現役で公務を行なう最も重要な時期が、マハダシャー土星期であるとすれば、およそ20年後が次の天皇のおよその即位時期と仮定して検討することが可能である。



秋篠宮文仁親王は、最近、「兄が80歳のとき、私は70代半ば。それからはできないです」と、高齢での自らの即位を否定する発言を行なっている。



従って、次の悠仁親王が、俄然、注目を浴びることになる。



次の皇位継承者としての悠仁親王の存在感が増しているのである。


そんな中で、悠仁親王の学校の机に刃物が置かれる事件が発生している。


「机に刃物」認める=悠仁さま学校侵入の男―警視庁
時事通信社 2019年5月1日 11:53

 お茶の水女子大付属中学校(東京都文京区)で秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さま(12)の机に刃物が置かれた事件で、建造物侵入容疑で逮捕された長谷川薫容疑者(56)が刃物を置いたことを認める趣旨の供述を始めたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。

 事件前に長谷川容疑者がナイフを購入していたことも新たに判明した。警視庁捜査1課は同日、同容疑者を送検。銃刀法違反容疑も視野に、計画的な犯行だったとみて動機や経緯を調べる。


悠仁親王は、現在、ラーフ/土星期で、マハダシャーのラーフは7室に在住して、世間の注目を集めることを表わしている。






7室は10室から見た10室目のハウスである。


そして、このラーフに3、8室支配の火星がアスペクトしているが、これが刃物の象意である。


3、8室支配の火星がラグナに在住し、ケートゥとコンジャンクトし、6室支配の土星からアスペクトを受けている。


従って、身近に敵が多い印象である。


3、8室支配の火星が4室(机)にアスペクトしており、その4室をトランジットの土星が通過しているので、傷ついた4室の象意(机に置かれた刃物)が出て来たのである。




土星は、5、6室支配で11室支配の月と星座交換及び、相互アスペクトして、5-11の強力なダナヨーガを形成している。


また土星と月は、それぞれ定座にアスペクトすることによって強くなっている。


インディラガンディーなどに見られる強力な配置である。


月と土星のこうした強い絡みは、カリスマ性を表わす配置であり、天皇制の批判者や秋篠宮家の批判者などからの敵対的行為と合わせて、次期天皇として男系天皇を維持しようとする保守派の強い後押しがあることで、強いカリスマ性を発揮しているのである。


この悠仁親王も、もし20年後の2040年頃に即位するという想定をしてみると、その時期は、マハダシャー木星期の半ば頃である。


そして、次のダシャーが土星期である。


マハダシャー土星期は、5室支配で11室支配の月と星座交換している為、非常に高い地位に就いたり、カリスマ性を発揮して、大衆からの注目を集める可能性がある。


ナヴァムシャでは6室支配で6室に在住し、3、8室支配の火星とコンジャンクトしている。


そして、月から見て7室で自室に在住しており、シャシャヨーガを形成している。


ダシャムシャ(D10)では、土星は10室で減衰するラーフとコンジャンクトしているが、特にニーチャバンガは形成していない。


2047年5月からのマハダシャー土星期においては、それなりの高い地位についている可能性があるが、然し、土星は太陽との絡みがなく、土星から見た10室や10室の支配星への太陽の絡みもない。


またダシャムシャにおいても同様である。


その前のマハダシャー木星期は、ダシャムシャにおいて木星は2、11室支配で3室に在住し、6室支配の月とコンジャンクトしている。


従って、マハダシャー木星期の間は、キャリア上の高い地位に就いているように見えない為、おそらく即位はしていないと考えられる。


またマハダシャー土星期に移行してから高い評価を得たり、仕事を行なうような立場に着く可能性があるが、但し、土星は太陽との絡みを得ておらず、公務を表わしているかどうかは疑問である。



現在の皇室典範は、「直系男子への皇位継承優先」とする規定があるが、徳仁天皇の娘・愛子内親王に次の天皇になって欲しいという国民の声も多数出てきているようである。


これが例えば、皇室典範を「皇統に属する長子」が継承できるように改正すべきといった議論も前から行われている。


天皇陛下に「親しみ」82% 女性継承賛成79%、共同通信
2019/5/2 16:18 共同通信社

 共同通信社が1、2両日実施した全国緊急電話世論調査によると、即位された天皇陛下に82.5%が「親しみを感じる」と回答した。「親しみを感じない」は11.3%にとどまった。皇室典範で「男系男子」に限るとした皇位継承を巡り、女性天皇を認めることに賛成は79.6%で、反対の13.3%を上回った。

 内閣支持率は51.9%。4月の前回調査比0.9ポイント減でほぼ横ばいだった。不支持は1.1ポイント減の31.3%となった。

 退位は、上皇さま一代に限って認められた。今後の天皇の退位に関しては「認めるべきだ」が93.5%に上った。「認めるべきではない」は3.5%。


愛子さま天皇待望論高まる 鍵は2年後、「女性」8割賛成
2019年5月4日 05:30 スポニチアネックス

天皇陛下が即位されたことで、皇位継承資格者は(1)皇嗣秋篠宮さま(2)悠仁さま(3)常陸宮さまの3人となった。次世代に限れば悠仁さましかいないという状況の中「愛子さま天皇論」が浮上している。
 共同通信の調査では皇室典範で「男系男子」に限るとした皇位継承を巡り、女性天皇を認めることに約8割が賛成。女性天皇が認められた場合、陛下の子供である愛子さまが皇位を継承する可能性がある。宮内庁関係者は愛子さまについて「愛らしい笑顔で最近はより親しみやすくなられています」と話している。

 女性天皇は歴代天皇で8人おり、いずれも父方の家系をたどると初代とされる神武天皇に行き着く「男系女子」。愛子さまも立場は同じだ。

 女性天皇が関心を集める背景には秋篠宮家が抱える問題がある。秋篠宮さまについては、陛下と年齢が近いことなどを理由に即位をためらわれる意向が伝えられている。長女眞子さまは小室圭さんとの結婚騒動が収束していない。悠仁さまが将来的に皇位を継承しても、結婚相手に「絶対に男を生まなければ」と大きな重責を担わせることになる。

 安定的な皇位継承を巡る議論では、母方をさかのぼれば神武天皇の血筋に行き着く「女系天皇」容認論もある。ただ、安倍晋三首相は女性、女系天皇には否定的だ。

 神武天皇から「男系」によって126代受け継がれた「万世一系」の原理の転換が、果たして可能なのかという問題もある。女性、女系天皇を容認した場合「皇位継承を巡り内乱が起きた壬申の乱のように、愛子さまと悠仁さまを巡る対立が起きる恐れもある」という意見もある。

 賛否がある中、識者の間では「令和3年(2021年)がキーポイント」と指摘する声がある。慎重派の安倍首相の3期9年の総裁任期が満了。さらに、愛子さまが成年皇族として公務を始める。公務を通じ、より親しみやすい愛子さまの姿が伝われば「愛子さまが天皇でもいいのではないか」という声が国民の間に上がってくることも考えられる。

 ▽壬申の乱 672年、天智天皇の弟・大海人皇子に対し、天皇の長子・大友皇子が皇位継承を巡り起こした内乱。敗れた大友皇子は自殺し、大海人皇子は673年に即位し天武天皇となった。



従って、今後、皇室典範が書き換えられて、愛子内親王が天皇として即位できるかどうかが問題となる。






愛子親王のチャートを見ると、ラグナが牡羊座バラニーで、ラグナロードの火星が11室に在住し、10、11室支配の土星と相互アスペクトして、1-10、1-11のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。


これは高い地位や高い役職を表わす配置であり、このラグナロードの火星に対して9室支配の木星がアスペクトして保護している。


これらの配置から有名になり、高い地位について、父親あるいは恩師からのサポートも厚いことを表わしている。


月から見た場合、9、10室支配のヨーガカラカの土星がラグナロードで6室支配の金星と相互アスペクトして、1-9、1-10のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。更にそこに5室支配の水星や4室支配の太陽などが絡んでいる。


ラグナから見た場合でも月から見た場合でも10室の支配星に太陽がアスペクトしており、公務を表わしている。


ナヴァムシャを見ると、10室の支配星が王室のハウスである獅子座に在住し、5室支配の木星のアスペクトを受け、ディスポジターでラグナロードの太陽は、玉座を表わす4室に在住している。


10室は4、9室支配のヨーガカラカの火星やラグナロードの太陽からアスペクトを受け、公務や権威を表わしている。



4支配の月が2室で高揚しているが、土星とコンジャンクトし、火星からアスペクトされている。


これは母親である雅子皇后が、鬱病、あるいは、産後うつとマスコミから報じられたような不安定な養育環境の中にあったことを示唆している。


然し、月は高揚して、金星や水星のアスペクトや逆行の木星の絡みを受けており、吉星のサポートを受けている為、これはそれ程、問題にならない。




また以前、マスコミが、愛子親王の発達障害・自閉症の可能性について報じていたが、5室の支配星が8室に在住して土星のアスペクトを受けている為である。


8室に惑星が集中している為、引きこもり傾向や自閉症的な状況があったと考えられる。



然し、偉大な宗教家や科学者なども幼少時に自閉症に見えたり、全く発達障害に見えたりすることはよくあることである。


むしろ、天才の証であったりすることもある。



ダシャムシャ(D10)を見ると、ラグナロードの太陽が5室支配で自室の木星と5室でコンジャンクトして、1-5のラージャヨーガを形成している。



因みに徳仁天皇の在位期間が20年ぐらいとして、その後、退位するなどの可能性を仮定すると、2040年ぐらいが即位の時期と想定することが出来る。


その時はマハダシャー木星期であり、木星はダシャムシャの5室で定座の強い配置にあり、ラグナロードの太陽とコンジャンクトして強力なラージャヨーガを形成している。


太陽と木星のコンジャンクトは、教育者のコンビネーションであり、国民の幸福を祈る天皇の宗教的、精神的役割を表わす配置と言えるかもしれない。


また5室には大臣という象意があり、高い地位を表わしている。



通常、5室は10室から見た8室であり、仕事の中断を表わすハウスであるが、徳仁天皇の場合もマハダシャーロードの土星はD10の9室に在住しており、9室は仕事を失う(10室から見た12室)ハウスである。


然し、仕事自体が、教育活動や慈善活動のような性質を帯びている時には、こうした象意は問題とならない。



木星期が終わった後は、土星期になるが、土星はダシャムシャで、6、7室支配で11室に在住している。



11室は高い評価、高い称号、肩書きを表わすハウスである。



2040年前後にマハダシャーロードの木星は、出生図では9、12室支配で、ナヴァムシャでは5室支配で9室に在住しており、ダシャムシャでは5室支配で5室で、ラグナロードとコンジャンクトしている。



木星が5室や9室の支配星として、極めて吉祥である配置である。



こうした配置の場合、教育者や宗教家のような活動をしていることが想定される為、もし天皇の公務というものが、宗教的活動、慈善活動としての性質を持っているとするなら、こうしたダシャーでも良いことになる。



従って、天皇として即位する可能性は十分にあると考えられる。



未来においては、よりリベラルな社会風潮の中で、天皇制もかなり柔軟に変更される可能性がある。



因みに悠仁親王の机に刃物が置かれた事件ばかりでなく、この所、秋篠宮家に対する激しいバッシングが起こっている。


例えば、秋篠宮文仁親王が大嘗祭について国費で行なうのではなく、天皇家の私的活動費である「内廷会計での実施」を提案したことや、「兄が80歳のとき、私は70代半ば。それからはできないです」と即位辞退を示唆する発言をしたことなどが、「出すぎた発言」などと批判されたようである。


また長女・眞子内親王と小室圭氏の結婚問題などについても批判を受けているという。


以前から秋篠宮文仁親王は、タイに足繁く通っており、タイに愛人がいるのではないかといったことが2チャンネルなどで囁かれており、秋篠宮文仁親王と文仁親王妃紀子との冷え切った関係の間で板挟みになった宮内庁の女官が心労で辞職するといった出来事なども週刊誌で報じられている。


国民は、皇族には居て欲しいが、但し、皇族は自己主張せず、道徳的に手本となるような生き方をして、経済的にも慎ましく生きることを強いているのである。そうでなければ国民は強い嫌悪感を示す。


皇族、天皇家とは、人権は認められず、国民から常に監視され、行動の制約を受けるある種の囚人と言えるかもしれない。


女系とか男系といった議論も本人たちの意志とは関係なく、国民があれこれと勝手に議論しているのであり、これはちょうど動物園のパンダなどの絶滅が危惧される希少な動物をいかに繁殖させるかといったことを当のパンダ以外の人間たちが人間の利益の為に議論しているのと似ているのである。


明仁天皇が老化が進み、公務を務めるのが難しいため、退位を希望することを国民に対して示した行為は、最近では、天皇が自ら自分の意志を積極的に示した一例となった。


あそこまでしなければ、退位を真剣に検討してもらえなかったということなのだ。


天皇には権威があり、象徴となった今も国民に君臨しているのだが、同時に全く自由がなく、国民から束縛される存在でもある。


天皇は、明治維新の時に日本の実権を得た薩摩、長州などの政治家によって駒として利用された。


退位する自由もないというのは奴隷であり、駒であるということである。


そして、その薩摩、長州の明治維新で成り上がった支配者たちの末裔の最後の大物が安倍晋三である。


今、安倍政権は、天皇を駒として最大限政治利用し、自らの権威を高めている。


また第二次世界大戦の戦勝国アメリカも天皇制を存続させることで、日本の天皇を最大限政治利用している。



皇室というものは、封建的な価値体系の中の一つであり、近代合理主義革命の中で破棄されるべき対象であった。


血の議論というものは、極めて物質的な発想であり、古い時代の産物である。


ヨーロッパで軒並み王朝が打倒された近代革命の中で、皇室は本来は消えていくべきものだったのだ。


一夫一婦制度が導入された近代民主主義社会には、なじまない制度が、天皇制である。




改元特番でNHKだけが伝えた”不都合な真実”
水島宏明 | 上智大学教授・元日本テレビ「NNNドキュメント」ディレクター
2019/5/1(水) 17:22

「日本の象徴天皇制は自然消滅する」

 ショッキングな表現でそう語っているのは改元の前夜に放送された「NHKスペシャル」に登場した古川貞二郎・元官房副長官だ。今のままでは象徴天皇制は存続し続けるかどうかわからないと警告する。番組を見ると、象徴天皇制で初めてとなる「生前退位・即位」という大きな出来事を前にして、政権の中枢にいた人物でさえ強い危機感を露わにしていることがわかる。その危機感が国民の間であまり知られていないように思う。この「NHKスペシャル」が問いかけた内容は後でくわしく述べるが、他の番組は「お祝いムード」一色で、肝心な”不都合な真実”がまったくと言っていいほど報道されていないのだ。

「5,4、3,2、1・・・令和、おめでとう!」 
 

 2019年(=平成31年)4月30日から翌日となる2019年(=令和元年)5月1日にかけて、テレビ番組は”改元”の話題一色である。連休中の人々があちこちに集まって、再び正月がやってきたようなお祝い騒ぎを繰り返している。テレビはこうしたお祭りが本当に好きで便乗して盛り上げているような感じさえある。

30日は「平成」の時代を、節目となる事件や災害、トピックスの映像とともに振り返り、そこに前天皇・皇后両陛下(現上皇・上皇后両陛下)がいかに被災地の人々らに寄り添い、「象徴としての天皇」のあり方を模索して来られたのかなどについて時間をさいて伝えていた。

 筆者は、30日夕方、テレビ各社が中継した前天皇陛下の退位のセレモニー「退位礼正殿の儀」の様子を見ていた。最後まで「象徴としての私」という言葉で「象徴」としての天皇のあり方に最後まで向き合ってきた思いをにじませていたのが強く印象に残った。立場は違っても同じ時代を生きてきた「人間の思い」が通じたように感じられて、心を揺さぶられた。

 翌1日昼、皇太子から天皇に即位されたばかりの新しい天皇陛下が「即位後朝見の儀」でお言葉で「象徴としての責務を果たす」と決意を述べられた。

一連の儀式や改元にあたっては「象徴」こそ鍵となる言葉である。
 この両日、「ニュース番組」でも通常よりも番組時間を拡大して特別編成の態勢になっていた。当然、「象徴」としての天皇のあり方についても視聴者に示唆を与えたり、現状の問題を提起したりするような報道が行われるだろうと想像していた。天皇を中心とする皇室の行儀がこれほど連続して生中継という形で長時間報道されることはかつてないからだ。

 冷静に考えれば、前天皇陛下がこれほど強調され、それを引き継いだ今の天皇陛下も口にされた「象徴」としての天皇の役割について、突っ込んで議論することがニュースなどの報道番組には求められているはずだ。

 ところがこの点で「象徴」に正面から切り込む番組は民放にはなかった。

 各局のテレビ番組を見ていると、役割・機能としての「天皇」や「皇后」と、現存する前「天皇陛下」や前「皇后陛下」があまり明確に区別されず、丁寧な言葉づかいばかり意識して不必要な敬語が乱用されている印象を受けた。

 一方で、ほとんどの民放局の報道番組が触れていなかったのが、皇位継承での「女性天皇」や「女系天皇」の可能性をめぐる議論である。


「象徴」とは何をする仕事なのかを真正面から追求して取材力を発揮したのが、NHKスペシャル「日本人と天皇」だ。

 「天皇」も役割としての天皇としての意味で大半をつかっていた。

 冒頭のナレーションはこう始まる。

「東京の光の海に囲まれた夜の皇居。今から4時間後に新たな天皇が即位します。これから行われる一連の儀式。天皇の知られざる伝統の姿が現れます。それは神と向き合い祈る姿です。」

 鎌倉時代から江戸時代までの即位の時に行われてきた神道と仏教の儀式も明らかにされる。そこには天皇と神と仏を一体にするサンスクリット語の呪文「ボロン」も明らかにされる。

このように番組では天皇が行う宗教的な儀式などを撮影した映像をふんだんにつかって天皇の宗教行事の歴史的や経緯や変化などを伝えていた。

 その上で、番組の圧巻な部分は、「皇位継承」についての取材である。

 戦前の皇室典範も戦後の皇室典範も「男系男子」(男親の系譜で生まれる男子)を天皇継承の条件と定めている。これまでの歴史では女性の天皇がいた時も、「男系」(父親か祖父などが男性)の天皇であって女系はいなかった。

 この問題をめぐる取材が非常に深い。

 戦後に新しい憲法が発布されて、天皇は「象徴」という立場になり、宮家も11が廃止されて51人が皇族から民間人に身分が変わった。この

 取材班は、新憲法が発布された日に三笠宮崇仁親王(昭和天皇の末弟)が皇室典範の草案を審議していた枢密院に提出した皇室典範改正をめぐる意見書を掘り起こしたが、そこで三笠宮は以下のように書いている。

「今や婦人代議士も出るし、将来、女の大臣が出るのは必定であって、その時代になれば今一度、女帝の問題も再検討」するのは当然だと。

 進歩的な思考の持ち主だった三笠宮は、天皇にも基本的人権を認めて、場合によって「譲位」という選択肢を与えるべきとも書き残していた。

 けっきょく、三笠宮の意見書は枢密院で検討された形跡がなかったが、その後、小泉政権で「女性天皇」「女系天皇」の問題が検討の対象になる。

 平成13年(2001年)、当時の皇太子ご夫妻(現天皇皇后両陛下)に女子(愛子さま)が生まれたことで平成17年(2005年)、小泉政権で皇室典範に関する有識者会議が発足して、10ヶ月間、委員はいろいろな資料を元にして議論を進めたという。その中で委員が知った意外な事実があったという。

 これまでの125代におよぶ天皇のうち、約半分が「側室」(第2夫人、第3夫人など)の子と見られているという。戦後は「側室」という制度はない。過去400年間では側室の子どもではない天皇は109代の明正天皇、124代の昭和天皇、125代の前天皇(今の上皇陛下)の3人のみで、側室の制度がない現在においては「男系」の伝統の維持は難しいという声が多くの委員が認識したという。

 けっきょく、この有識者会議では男女の区別なく「直系の長子(天皇の最初の子ども)を優先する」という最終報告を出し、翌年(平成18年=2001年)、政府は「女性天皇」「女系天皇」の容認に舵を切った。

 ところがこの動きに猛反発したのが男系の伝統を重視する人たちだったと、2006年3月に日本会議が行った「皇室の伝統を守る1万人大会」

の映像が登場する。日本会議の関係者の映像がNHKスペシャルのような正統派ドキュメンタリー枠で登場するのはかなり珍しいが、NHKのスタッフは今回、番組制作にあたってこうした団体も正面から取材して放送している。

 当時の平岩赳夫衆議院議員(日本会議国会議員懇談会会長=当時)は演説で以下のように語っている。

「連帯と125代万世一系で、男系を守ってこられたご家系というのは日本のご皇室をおいて他にはありません。守らなければならない伝統や文化は断固守っていかねばならない」

 さらに國學院大學名誉教授の大原康男さんもインタビューで「女系はいまだかつてない、まったく別の王朝が生まれること」などと説明するが、けっきょく2006年秋に秋篠宮ご夫妻に長男の悠仁さまが誕生したことで棚上げとなって議論が見送られた。

 だが、有識者会議の委員の一人だった元官房副長官の古川貞二郎さんが以下のような言葉を述べるのである。

「私はね、不本意ながら、本当に日本の象徴天皇制は自然消滅するのね、そういう言葉は使いたくないけれど、そういう可能性が高いんじゃないかというふうに心配しますですね。これは。というのはお一人。いずれ悠仁親王殿下おひとりになられる。

 本当に国民が理解し支持するという案で、この象徴天皇制を継承する議論をし、取り組みをしないと、私は後生に非常に悔いを残すことになりはしないだろうか、というふうに思いますね」

 確かに、これまで125代の天皇のうち、側室から生まれていない天皇が3人しかないのであれば、側室という制度がなくなった以上、「女性天皇」を認め、「女系天皇」を認めない限りは、古川氏の言う通りで「自然消滅」してしまう可能性が高い。

 「男系」を維持すべきと訴えてきた(日本会議系の)人たちは「ある案」に期待を寄せていると、番組で紹介している。

 それは旧宮家の子孫を皇族に復帰させることで、男系が続く家の男子が女性皇族と結婚するか、皇族の養子になってもらう、という案だという。いずれにせよ、本人にその意思がなければ実現できないため、NHKの番組取材班は旧宮家の人たちに「質問状」を送って、皇族に復帰する気持ちがあるかどうかを尋ねたところ、全員が「この件はコメントをさし控えたい」という反応だった。

 番組では「仮に復帰する意思があったとしても皇室典範の改正は必要」とナレーションで説明。

 「女系」に反対する急先鋒だった平沼赳夫元衆議院議員にもインタビューしている。

(平沼赳夫元議員)

「やっぱり悠仁親王に男の子がたくさん将来お生まれになることが望ましい。」

(ディレクター」

「一般の我々にしても、女の子がずっと生まれるというのはある。天皇家だけ例外があるのかというとそれも・・・」」

(平沼、しばらく無言で考えた後で)

「誰も結論は出ないでしょうけどじっと待つしかないな。それを信じながら」

 右派の大物議員で現政権にも少なからぬ影響力を与える人物でさえ「じっと待つ」「信じる」という他にこれという妙案がないという。

 そうであればこそ、100年先、200年先でも継続するような仕組みを国民全体でどうやってつくるのか議論することが必要なテーマであるはずだ。

 この番組の最後は、戦後すぐに皇室典範に「女性天皇」「女系天皇」の余地を検討すべきだと提言していた三笠宮崇仁親王の晩年の声が登場する。2004年にNHKのラジオ番組に出演した時の肉声だ。

「女帝自体も大変だし、けれども今度は一般の人が配偶者になるということはこれは大変で、戦後、華族制度がなくなりまして、華族制度をなくすということは、いわば、天皇制の外堀を埋められたようなこと・・・。今になって考えますとね、だから女帝になっても、配偶者になる方がいないんじゃないかと思うんですね。今の日本人では・・・。今はマスコミが騒ぎすぎますねえ。あれだと本当に将来もそういう立場になるという人もおじけづくだろうし・・・。

理屈では当然、女帝であってもしかるべきだけれども、

現実問題としては、果たしてそれがどうなるのか。女帝おひとりで終わっちゃうのも困りますしね、

これはともかく大きな問題だと思いますね」

 三笠宮は皇室の行く末を案じながら、3年前に100歳でこの世を去った。

 この部分の音声には前天皇ご一家の家族写真の映像が挿入されている。

 現天皇の長女・愛子さまの他に秋篠宮ご夫妻(現皇嗣・皇嗣妃ご夫妻)の長女眞子さまや次女の佳子さまも写っている写真。眞子さまとかつて婚約を発表した小室圭さんをめぐる報道を思い出してみても、確かに将来、女帝が誕生するにしても、その配偶者になる人が現れるものだろうかと想像してみる。改めて三笠宮の慧眼には恐れ入るほかない。

 三笠宮が考えていた「持続可能性がある象徴天皇制」ということを考えると、現状ではあまりに課題が多いということをこの番組で突きつけられた気がする。

 「お祝いムード」一色に染まったテレビ番組が圧倒的に多い中で、このNHKスペシャルは長い目で見た「象徴天皇」のあり方を国民に訴える非常にすぐれたドキュメンタリー番組だったと思う。

 番組の最後のナレーションはこう終わっている。筆者自身の経験でも番組の最後のナレーションは制作者がそれこそ全身全霊をかけて書き上げるものだ。

「長い歴史の中で、伝統を受け継ぐそれぞれの時代の日本人の姿を反映した天皇をめぐる課題に、主権者である私たちはどう向き合っていくのか。新たな天皇に何を期待し、どのような時代をともに作っていくのか。その問いとともに、令和がまもなく始まります。」

 生前退位の儀式の後にNHKが放送したドキュメンタリーが突きつける課題はとても重い。お祝いムードに浮かれてばかりいるのではいけない。象徴天皇制をどうつくっていくかは、私たち一人ひとりの国民の意識なのだと訴えている言葉だ。日本人が「象徴天皇」について考えるこの数日、どうあるのが望ましいのかじっくり考えるべきだろう。





(参考資料)



秋篠宮家バッシングなぜ過熱? 眞子さまと小室圭さん、結婚騒動の今を皇室ウォッチャー解説
2019/05/03 19:30 文=サイゾーウーマン編集部

 5月1日、新しい天皇が即位し、「令和」の時代が開幕した。日本国民は祝福ムードに包まれているが、一方で、昨年から続く秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんの結婚延期問題が、平成のうちに決着しなかったことを問題視する向きもある。当初は、借金トラブルを隠していた小室さん側に国民の批判が集中していたものの、最近では、眞子さま、ひいては秋篠宮家バッシングも盛んになる中、この現状を皇室ウォッチャーX氏はどう見ているのか、話を聞いた。

――眞子さまと小室圭さんの結婚延期騒動がなかなか決着を見せず、世間では双方へのバッシングが吹き荒れています。

皇室ウォッチャーX氏(以下、X) 当初は借金トラブルを抱える小室家への批判が吹き荒れていましたが、今ではそんな圭さんと眞子さまのご結婚を許可した秋篠宮ご夫妻に対する批判に切り替わっている印象です。「小室家の借金トラブルを、きちんと調査をしていればよかったのに」という意見もあります。さらに、眞子さまが圭さんを結婚相手に選んだのは、秋篠宮家の「自由な家風」による教育の影響ではないかという批判も起こっているのではないでしょうか。

――世間の批判の矛先が、秋篠宮ご夫妻に向いたきっかけはありましたか。

X 「圭さんのアメリカ留学」ではないでしょうか。昨年8月に国際弁護士の資格取得を理由に、圭さんは3年間のアメリカ留学に発ちました。もちろん、この謎の留学に対しても批判は起こりましたが、圭さんが日本からいなくなったことにより、週刊誌も彼の取材を行うのが困難になったようで、近影はおろかニュース自体が減ってしまったのです。同時に、圭さんの母親・佳代さんもまったく姿を現さなくなりましたから。そんな中、秋篠宮家の方々がご公務を行う様子などは変わらず報じられていましたので、自然と批判の矛先が秋篠宮家に変わってしまったのだと考えます。

 もう一つ、これは「きっかけ」ではないですが、結婚延期から1年以上たったのにもかかわらず、秋篠宮ご夫妻が具体的な行動を取っていないのも、批判が起こった「理由」だと思います。かろうじて、昨年秋篠宮さまが、お誕生日会見で踏み込んだ発言をされたものの、事態はほとんど動いていない。そんなもやもやとした状況に国民が業を煮やしたのかもしれませんね。

――ネット上を見ていると、国民は秋篠宮家の方々それぞれに対して、意見や要望を訴えている様子が垣間見えます。

X 秋篠宮さまに対しては、小室家への調査が甘かったことを批判されている印象です。また、破談を望む国民からは「早く小室さんを説得して結婚辞退させてほしい」という意見が聞こえるように思います。紀子さまに関しては、眞子さまとのコミュニケーションが取れていないという週刊誌報道によって、「眞子さまと今以上に、結婚についての話し合いを進めてほしい」との声が上がっているのではないでしょうか。そして、眞子さまに対しては、やはり「なぜこれだけの批判が起こっているのに、皇族というお立場を考慮して結婚を諦めないのか」という批判が目立っています。さらに佳子さまは、最近大学を卒業する際に発表した文書で「姉個人の希望が叶ってほしい」と、眞子さまの結婚を応援するスタンスを取られたことで、一気に集中砲火が起こりました。また、悠仁さまご本人に対する直接的な批判は目立ってありませんが、問題を抱えている秋篠宮家が未来の天皇陛下である悠仁さまをきちんと教育できるのかといった不安の声があると思います。

秋篠宮さまは「自由」、紀子さまは「カリカリ」

――もともと皇室ウォッチャーの間で、秋篠宮家はどのようなご家族であるととらえられていたのでしょうか。

X 秋篠宮さまは幼い頃から、お兄様である天皇陛下に比べて、自由奔放なご性格だったように思います。学習院大学で紀子さまと出会われてご結婚したことも、皇族では珍しく「自由な恋愛をされた」と見る向きが強いです。また、ナマズや家禽類のご研究に没頭されていたり、お好きなことをやられている印象もあります。紀子さまは、秋篠宮家の職員への対応が時に厳しくなることがあるそうで、よく人員の入れ替えがあるという話も耳にしました。お出ましの際は、いつもにこやかにされている紀子さまですが、私生活では求めるハードルが高く、カリカリしている印象があります。

――平成のうちには、決着がつくだろうとみられていた結婚延期騒動ですが、結局何の動きもありませんでした。今後、どのような展開を見せると思われますか。

X とりあえず言えることは、今年中は即位関連の儀式が続くので、結婚延期騒動の決着はないでしょう。秋篠宮ご夫妻も、そんな大切な時期に事態を動かそうという思いはないと考えられます。あるとすれば、来年に入って早々、結婚延期が発表されてから2年たった頃なのではないかと思います。宮内庁の発表でも2020年までの延期とされていますし、ちょうど延期から2年たった節目は動きやすいのではないでしょうか。その際は、発表された内容同様に、結婚関連の儀式スケジュールが発表されるのか、もしくは圭さんから結婚の辞退が公表されるのか、もしくはさらなる延期期間を設けるかの3択しかないと思います。令和になっても、まだしばらくは騒動が終わることはないでしょう。
参照元:秋篠宮家バッシングなぜ過熱? 眞子さまと小室圭さん、結婚騒動の今を皇室ウォッチャー解説
2019/05/03 19:30 文=サイゾーウーマン編集部

悠仁親王の“机に刃物”でもやまない秋篠宮バッシング! 事件まで“秋篠宮のせい”にする攻撃
2019.04.27 08:00 LITERA

秋篠宮家の長男・悠仁親王が通う、お茶の水女子大学附属中学校の悠仁親王の机に刃物が置かれていたことがわかった。

 報道によれば、26日午後、悠仁親王の机の上に包丁のような刃物が2本置かれているのを学校関係者が発見し、通報したのだという。犯人や犯行の動機などはまだわかっていないが、悠仁親王を狙った嫌がらせ、脅しの意味があると考えて間違いないだろう。

 しかし、だとすると、考えなければいけないのは、このところ過熱していた秋篠宮バッシングとの関係だ。

 秋篠宮家の長女・眞子内親王と小室圭氏の結婚問題に端を発し、秋篠宮家に対して、ネットや週刊誌が猛烈なバッシングを展開してきた。

 眞子内親王が今も小室氏と結婚したいという意思を示していると報じられたこと、妹の佳子内親王が眞子内親王の結婚について「私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」と、個人の意思を応援するメッセージを発したことなどを、“ワガママ”のようにあげつらい、自主性を尊重する秋篠宮家のリベラルな教育方針を徹底批判。

 また秋篠宮が、大嘗祭について「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」として、天皇家の私的活動費である「内廷会計での実施」を提案したこと、あるいは、生前退位の特例法成立時に「兄が80歳のとき、私は70代半ば。それからはできないです」と即位辞退を示唆する発言をしていたことが最近になって報じられると、さらにバッシングは過熱。「単なるワガママ」「出すぎた発言」などと、総攻撃を受けた。

こうした批判は、まだ12歳の悠仁親王に対しても向けられた。それまで慣例だった学習院ではなく、幼稚園からお茶の水女子大学附属に通い、この4月もお茶の水の中学に進学した悠仁親王の教育を問題視するとともに、その適性にダメ出しする報道まであった。

 そして、そのさなかに、悠仁親王の机の上に刃物が置かれるという事件が起きたのだ。政治家への実弾送りつけなど、同種の事件のパターンを考えると、今回も秋篠宮家バッシング報道が後押しした可能性は十分にあるだろう。

 しかも、こんな事件が起きたにもかかわらず、バッシングは全く止む気配がない。たとえば、きょうYahoo!トピックスにアップされた事件を伝える「週刊朝日」記事のコメント欄には、あたかも事件を引き起こしたのが秋篠宮の教育方針のせいだとでもいうような批判があふれている。

〈好き勝手やってる秋篠宮御夫妻と姉妹への反感かな。怖いですね〉

〈この事件は過激ですが、秋篠宮家に不満を持つ民意の表れではないかと思います〉

〈秋篠宮様は皇位や皇室を軽く考えすぎているのでは? 好きな学校に行けばいいとか、好きな人と結婚すればいいとか、結婚後は年収300万円で慎ましやかに暮らせばいいだけとか〉

〈秋篠宮家も皇位継承者が2名もいる家なのにお茶の水だICUだと、考え浅すぎ〉

〈皇室の安全の為には、学習院の方が警護慣れてると思うのに、敢えてお茶の水に行かせた結果、悠仁様だけでなく、お茶の水に通う子供やその親御さんも不安にさせる事になってしまったね。(中略)公より個人を優先し、皇族の自覚が足りないような〉

それにしても、本来、批判がタブーだったはずの皇族に対して、なぜこんな前代未聞の激烈なバッシングが繰り広げられているのか。

 本サイトでは、つい先週、一連の秋篠宮バッシング報道のおかしさと、その背景に踏み込む記事を配信した。今回、記事を再編集してお届けするので、ご一読いただきたい。

眞子内親王結婚問題を機に「秋篠宮家の教育が悪い」バッシング

 眞子内親王の婚約相手・小室圭氏の金銭問題から始まったトラブルが、あらぬ方向へと広がりを見せている。

 眞子内親王がそれでも結婚したいという意思を示したと伝えられたこと、そして妹の佳子内親王がその眞子内親王の結婚について「私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」と、個人の意思を応援するメッセージを発したことから、ネットのみならず、週刊誌が姉妹と秋篠宮家に猛烈なバッシングを展開しているのだ。

 たとえば「週刊文春」は、「奔放プリンセス佳子さまの乱 全内幕」(4月4日号)、「佳子さま紀子さま ダンスで「母娘」断絶」(4月11日号)と、連続して佳子内親王批判。たかだかフィギュアスケートやダンスに熱中していたことや口げんかに強いなどというエピソードだけで「奔放」などと決めつけた。

 また、眞子内親王の結婚問題から秋篠宮家の問題にも話を広げ、小室氏との結婚問題が起きたことについても、学習院でなくICU(国際基督教大学)に進学したせいだと、その教育方針まで批判している。

〈悠仁さまに「帝王教育」施さない秋篠宮家の教育方針を、不安視する声もある〉〈秋篠宮家は「自主性を重んじる」教育方針です。そのため、過去に宮内庁参与が『(悠仁さまに)教育係を付けては』と進言した際に、秋篠宮さまは表情を曇らせていたそうです〉などと付け加えるのだ。

 さらに、今週発売の4月25日号では、「皇太子が漏らされた秋篠宮さまへの憂慮「抗不安薬」「千鳥足」」という特集を組み、皇太子が秋篠宮の「奔放な発言」について不満を漏らしていることを報じた上で、秋篠宮が抗不安薬を服用しているという記事まで掲載した。

「週刊新潮」も同様だ。4月4日号に「「佳子さま」炎上で問われる「秋篠宮家」の家庭教育」なるタイトルの記事を掲載し、佳子内親王「結婚は個人のもの」発言について「(女性皇族の結婚は)当人のお気持ちだけで成り立つものではありません」「誰でも好きになった人と交際し、そのまま結婚、とはいかないのです」「そもそも佳子さまは皇室という存在をどのようにご理解なさっているのか、訝ってしまいたくなるようなお答えでした」と全否定。眞子内親王の結婚問題や佳子内親王発言にかこつけて、秋篠宮家のリベラルな教育方針を徹底批判した。

 続いて、4月18日号でも、「「秋篠宮家」が「私」を優先して「愛子天皇」待望論」というタイトルで、秋篠宮家が“「公」より「私」を優先させている”と攻撃。 佳子内親王発言や秋篠宮家の教育に、美智子皇后も厳しい目線を送っていると指摘したうえで、“「公」より「私」を優先させる”秋篠宮家で育った悠仁親王より、愛子内親王が天皇にしたほうがいいと、女性天皇待望論まで持ち出す始末だった。

 しかし、これらの批判はほとんど言いがかりとしか思えないものばかりだ。たとえば、「結婚は個人のもの」とする佳子内親王の発言は本サイトが先日配信した記事で指摘したとおり、民主主義社会では当たり前の主張。眞子内親王の結婚問題も、小室氏や眞子内親王個人、あるいは秋篠宮家の教育方針に原因があるのではない。

 事実、結婚をめぐるトラブルは他の皇族や宮家でも起きている。個人の結婚や恋愛の自由が保障された民主主義社会と、血統を重視する差別的な天皇制・皇室制度は本来、相いれないものであり、その矛盾が皇族の結婚を複雑で困難にしているのだ。それを、秋篠宮家の問題だけに矮小化するというのは、どう考えてもおかしい。

秋篠宮バッシングは問題のすり替え、でっちあげと女性差別

 もっと不可解なのは、“美智子皇后が秋篠宮家の教育に眉をひそめている”などという記述だ。美智子皇后のこの問題に対するスタンスは昨年5月の宮内庁ホームページに掲載された「眞子内親王殿下に関する最近の週刊誌報道について」という声明ではっきりしている。

〈(眞子内親王の結婚問題について)両陛下は当初より一貫して変わらぬ対応をしてこられました。

 両陛下が第一に考えられたことは、これは眞子さまの内心に触れる事柄であり,何人といえども、恐らくはご両親殿下でさえ眞子さまのお考えを待つ以外おありでないということでした。そうした中、ご自分方として出来ることは,極力周囲の雑音から眞子さまを守り、静かな状況を保つ中で、眞子さまがご自分の考えを深められるよう助力なさるということでした。〉

 眞子内親王の結婚について、天皇・皇后は「内心」の問題であり、強引に立ち入るつもりはないし他の誰も立ち入るべきではないという姿勢を鮮明にしている。それが、佳子内親王の発言に、眉をひそめるというのはどう考えてもおかしいだろう。

 さらに、眞子内親王の結婚トラブルの原因を、自主性尊重やICUへの進学のせいにするにいたっては、ただの女性差別でしかない。週刊誌は秋篠宮や姉妹を叩くために、女性が自主性をもつことや本人が希望するレベルの高い大学に進学することが結婚トラブルにつながるかのような、男尊女卑丸出しの論理を口にしているのだ。

 週刊誌は秋篠宮を「『公』より『私』」を優先などと批判しているが、これもおかしい。秋篠宮は大嘗祭の費用問題などでもわかるように、公と私をきちんとわけるように主張するなど、現天皇皇后と同様、日本国憲法下の象徴天皇制について、高い意識をもっていることがうかがわれる。むしろ、「『公』より『私』を優先」というのは、雅子妃や愛子内親王との家庭生活に関心が集中している皇太子のほうではないか。

 それにしても、眞子内親王の結婚問題や佳子内親王の発言が、いったいなぜこうした過剰ともいえる秋篠宮バッシングに発展してしまったのか。いや、秋篠宮への批判は今週先週に限ったことではない。週刊誌では数カ月前から、批判記事や内部情報が散発的に掲載されてきた。それも、皇室タブーに強い「新潮」や「文春」だけでなく、ふだん、皇室のヨイショ記事しか掲載しない女性週刊誌までが秋篠宮を批判しているのだ。

官邸が流す秋篠宮批判情報、文春は安倍首相の秋篠宮批判を紹介

 これはもちろん、ネットが“秋篠宮家叩き”に盛り上がっているという状況が後押ししている部分もあるだろう。だが、もうひとつ、週刊誌の新たな情報源の影響も見え隠れする。それはズバリ官邸だ。週刊誌の皇室担当記者が証言する。

「これまでの秋篠宮バッシングは、保守的な他の宮家や宮内庁関係者、東宮周辺から出ていることが多かったが、ここ数ヶ月の秋篠宮家の記事は、それだけじゃない。皇室担当じゃなく、政治担当の記者が情報を入れてくるケースが増えてるんだ。官邸で皇室を担当している杉田和博官房副長官の周辺、それから内閣情報調査室あたりが、情報の出どころなんじゃないか、といわれている」

 また、全国紙の官邸担当記者に確認すると、官邸幹部や、安倍首相に近い自民党中堅幹部などが、秋篠宮への批判をオフレコでしゃべるようになっているという。

「皇太子殿下の秋篠宮批判や、抗不安薬の使用なども、宮内庁や皇室周辺ではこれまで聞いたことがなかった。もしかしたら、官邸や内調から出てきた情報なんじゃないでしょうか」(前出・週刊誌皇室担当記者)

 実際、一連のバッシング記事の中にも、安倍首相周辺や官邸が秋篠宮バッシングの情報源になっていることを物語る記述が出てくる。その典型が、「週刊文春」4月11日号に掲載されたこんな一文だ。

〈現天皇との“溝”を埋められない安倍首相。秋篠宮さまについても、昨年十一月の誕生日会見で「大嘗祭は内廷費で賄うべき」と発言されたことに対し、「反乱だね」などと言い放っていた。麻生氏も「内廷費も税金だし、なんで税金に介入してくるんだ」と不快感を見せていたという。〉

 さらに、同記事には、安倍首相に近い関係者のこんなコメントも掲載されていた。

「首相は眞子さまと小室圭さんの問題に関して『早いうちから色んな恋愛を経験していた方がいい。(眞子さまが)可哀想だ』と言っていた。悠仁さまの将来についても『多くの女性と接してもらった方がいいのかも』と。内定費問題をはじめ、首相には秋篠宮家への不信感が根底にあるようです」(前出・首相周辺)

「(前略、生前退位の意向報道について)首相はむしろNHKの情報源を気にしており『秋篠宮さまがリークしたようだ』と見ていました」(官邸関係者)

 どうも安倍首相自身が秋篠宮批判を口にし、それが側近を通じて外に漏れているようなのだ。そして、こうした安倍首相のスタンスを忖度した官邸スタッフや内閣情報調査室が、秋篠宮バッシング情報を週刊誌に流しているということらしい。

最後まで明仁天皇と敵対し続けた安倍首相は即位に乗じて新天皇取り込み

 もちろん、こうした官邸の動きの背景にあるのは、秋篠宮が現天皇・皇后のリベラルな考えを受け継ぐ姿勢を見せていることだろう。

 今さら説明するまでもないが、第二次安倍政権以降、明仁天皇と安倍首相は“対立”といっていい関係が続いてきた。護憲と戦争への反省、沖縄への思いを隠そうとしない明仁天皇と美智子皇后に対し、安倍政権は改憲と歴史修正主義を推し進めるために天皇夫妻の口をふさごうと、陰に陽にプレッシャーをかけ続けてきた。

 しかし、そんな安倍首相にとって、目の上のたんこぶになっているのが、明仁天皇のリベラルな姿勢を引き継ぎ、その意向を代弁し続けている秋篠宮の存在だ。とくに、昨年の誕生日会見で、大嘗祭について「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」として、天皇家の私的活動費である「内廷会計での実施」を提案したことは、国家神道復活を目指す右派勢力をバックにした保守派の安倍首相と相いれないものであり、相当な不快感を募らせたと言われている。

「秋篠宮殿下の発言は、明らかに天皇陛下の意向をくんだものでしたが、安倍首相は相当、危機感を持ったようです。その頃から、やたらと秋篠宮を批判するような情報が安倍首相の周辺から出てくるようになった。さらに今回、眞子さまの結婚問題がきっかけになって世論が秋篠宮家に批判的になったことに乗じ、殿下の影響力を封じ込めようと、官邸が一気にバッシング情報を流し始めたということじゃないでしょうか」(全国紙官邸担当記者)

 安倍官邸が、野党政治家や政権批判するジャーナリストや学者など敵対勢力のネガティブ情報を出し謀略攻撃を仕掛けてきたことは有名だが、まさか宮家まで標的にするとは……。とても「保守」のやることとは思えないが、しかし、この官邸の姿勢が、本来、タブーである秋篠宮報道の姿勢に影響を与えた部分はあるだろう。

 “官邸が発信しているくらいだから、われわれが秋篠宮を叩いたって大丈夫だろう”。そんな空気がいま、メディアに漂っている。

 いまや、皇室タブーよりも安倍政権の力がはるかに強大になった今、秋篠宮はこれからもどんどん追いつめられていくということかもしれない。

(編集部)
参照元:悠仁親王の“机に刃物”でもやまない秋篠宮バッシング! 事件まで“秋篠宮のせい”にする攻撃
2019.04.27 08:00 LITERA

皇位継承安定化へ動き鈍く=安倍政権、「女系天皇」論を警戒
2019年05月02日07時29分 時事ドットコム

 天皇陛下の即位を受け、皇位継承資格者は秋篠宮さま(53)、悠仁さま(12)、常陸宮さま(83)の3人だけになった。手を打たなければ、皇位継承資格者がいずれ不在になる恐れが否定できない状況だ。皇位継承を安定的に維持していくには打開策の検討が急務だが、女系天皇容認論の再燃を警戒する安倍政権の動きは鈍い。

 政府は1日、天皇陛下が皇位の証しとされる剣や勾玉(まがたま)などを引き継ぐ「剣璽等承継の儀」を挙行。成年男性皇族2人が同席する中、女性皇族は一人も姿を見せなかった。皇位継承の中心儀式に女性皇族が立ち会えば、女系天皇容認につながりかねないとの保守派の懸念に対する配慮も背景にある。

 皇位継承の安定化は2000年代初頭に盛んに議論されるようになった。皇室典範は、父方をたどって天皇と血統がつながる男系の男子が皇位を継承すると定めるが、当時の皇室では1965年の秋篠宮さまを最後に長く男子が生まれていなかった。このため、関係者の間で皇位が断絶しかねないと危機感が強まった。

 こうした中、小泉内閣の有識者会議が05年に提唱したのが女性・女系天皇の容認だった。47年制定の皇室典範が規定する皇位継承資格は、それまで可能だった婚外子即位の道も閉ざし、歴史上、最も門戸が狭い。一方、日本社会で進む少子化の波は皇室にも押し寄せる。

 有識者会議は報告書で、こうした事情に触れながら、「一組の夫婦の出生数が2人を下回れば、男系男子は世代を追うごとに減少し続ける」と警告。女性の社会進出も考慮しつつ、「皇位の男系継承を維持することは極めて困難。女性・女系天皇への道を開くことが不可欠だ」と結論付けた。

 これに異論を唱えたのが保守派だった。当時官房長官だった安倍晋三首相も、その一人だ。史上数人いる女性天皇はともかく、全く例のない女系天皇は皇室の伝統に反すると批判。代わりに47年に連合国軍総司令部(GHQ)の指令で皇籍離脱した旧皇族の皇籍復帰を主唱した。

 しかし、旧皇族は約600年前の室町時代までさかのぼらなければ今の皇室と共通の祖先にたどり着かない遠縁。国民の理解を得られないとの声は強かった。議論が行き詰まる中、06年に悠仁さまが誕生。第1次安倍政権が発足すると、安定継承の議論は立ち消えになった。

 女性皇族は一般男性と結婚すると皇籍を離れるため、皇族が将来ほとんどいなくなり、皇室活動に支障が出るとの懸念も現実味を帯びる。野田政権は女性・女系天皇の議論とは切り離し、女性皇族が結婚後も皇籍に残る女性宮家創設に限って議論を進めようとしたが、第2次安倍政権発足でこれも棚上げになった。

 国会が一代限りの天皇退位を認めた際の付帯決議は、皇位継承の安定化を「先延ばしできない」と指摘。速やかな検討を求めた。

 だが、政府は「慎重かつ丁寧な検討が必要」との姿勢を崩さない。菅義偉官房長官は1日の記者会見で「まずは天皇陛下の即位に伴う一連の儀式がつつがなく行われるよう全力を尽くす」と表明しており、着手は早くても秋以降になる見通し。政府関係者は「検討を始めても、ふりだけ。結論は数十年後だ」と語った。
参照元:皇位継承安定化へ動き鈍く=安倍政権、「女系天皇」論を警戒
2019年05月02日07時29分 時事ドットコム

秋篠宮さま、高齢で即位は「できない」 タブーの辞退論
2019年4月20日20時20分 朝日新聞DIGITAL

天皇陛下が「身体の衰え」を訴え、退位の意向をにじませた2016年8月のビデオメッセージから2年8カ月余。陛下のお気持ちは高齢化社会に直面している日本国民の共感を集め、あと10日で、約200年ぶりとなる天皇退位が実現する運びとなった。ただ、今回の退位は法的には一代限り。「その次」はどうなるのか。

「兄が80歳のとき、私は70代半ば。それからはできないです」

 一昨年6月、天皇陛下の退位を実現する特例法が成立した後、秋篠宮さまが皇位継承についてこう語るのを関係者は聞いた。当事者として、高齢で即位する難しさを指摘した形だ。代替わり後、秋篠宮さまは皇位継承順位1位の「皇嗣(こうし)」となる。「天皇になることを強く意識している」という皇室研究者の見方が報じられると、「そんなこと思ったことがない」と打ち消す発言もあったという。

 近代以降、天皇は終身在位制となり、逝去すれば疑問の余地なく、皇室典範で定められた次の皇位継承者にバトンが回ってきた。だが今回、高齢を理由とした退位が認められたことで、タブー視されてきた「即位辞退」の可否もが議論の俎上(そじょう)にのぼり出した。

 2月27日、衆議院予算委員会第1分科会。国民民主党の津村啓介氏は「皇嗣の地位にある方が、世代が近い、高齢などを理由に皇位の継承を望まない意思を公に表明した場合、皇室典範の中でどう解されるのか」と疑問をぶつけた。

 皇室典範は、皇位継承者の意思による即位辞退を想定していない。宮内庁の西村泰彦次長は「仮定を前提にした質問」として回答を控えたが、津村氏は、皇太子さまと秋篠宮さまが同世代であることを踏まえ、「決して非現実的な想定だと思っていない。国の根幹に関わる部分について、さまざまな内部検討をお願いしておきたい」と訴えた。

 しかし、保守派からは異論もある。麗沢大学の八木秀次教授(憲法学)は「退位の実現は皇室を危機にさらすパンドラの箱。将来的な即位辞退をも認めることにつながれば皇統を揺るがしかねない」と危惧する。かねて①短期間での退位や即位拒否を容認する余地を生み皇位継承を不安定化させる②退位が政治的に利用されかねない――と退位そのものに反対してきた。
参照元:秋篠宮さま、高齢で即位は「できない」 タブーの辞退論
2019年4月20日20時20分 朝日新聞DIGITAL

未来の天皇「やっぱり愛子さまがいい」「当然、悠仁さま」
いろんな意見があるけれど…
2015/01/13 週刊現代

明治以前には8人10代の女性天皇がいた。明治になり、女性の存在しない陸海軍のトップである大元帥の地位に天皇が就いたため、男である必要があったけれど、戦後は事情が違います。天皇は軍事力も財政力ももっていないんです。憲法でも男女同権になり、六三制の教育制になって男女共学にもなった。女性自衛官も生まれてきた。天皇は国の象徴にとどまる上、男性と女性の性差がなくなりつつある今、僕は女性天皇も有りだと思っています」

現法律では悠仁さま

ここで「女性天皇」と、「女系天皇」の違いを説明しておこう。歴史上の女性天皇は、いずれも男性の天皇や皇太子の皇女だった女性が即位したもので、つまりは「男系女子」の天皇だ。仮に愛子さまが皇位に就いた場合も、父が天皇家の血統なので男系女子の天皇ということになる。

一方、「女系天皇」とは、仮に女性天皇が非皇族の婿をもらって子を産み、その子が皇位を継承したら、その天皇は男女にかかわらず女系天皇ということになる。つまり、愛子さまが天皇になったとして、その子を天皇と認めるか否か、というのがポイントだ。

文化学園大学客員教授の渡邉みどり氏も、愛子さまが天皇になる道は開いておくべきだと主張する。

「女性の時代だからこそ、逆に男系男子でつながってきた天皇家の希少性、伝統の価値を大切にしたいという考えもわからなくはない。ただ、伝統を守りつつも、新しい風を入れていかないと、皇室そのものが滅びていく可能性がある。

かつて、皇后美智子さまが初の民間出身皇太子妃となったとき、昭和天皇は喜んでおられました。意外かもしれませんが、男系男子を主張する人々より皇室の方々のほうがよっぽど、新しい風を入れていく姿勢をお持ちだと思います。時代に合わせてリベラルに考えることが、皇室の将来に繋がるのではないでしょうか」

渡邉氏は、皇位継承資格を「男系男子」ではなく「皇統に属する長子」が継承できるように皇室典範の改正を考えるべきと言う。現行の皇室典範は憲法下にあるため、他の法律同様に国会で改正が可能だ。

「天皇の直系が次の天皇になる」という考え方は非常にシンプルに思えるが、事はそう単純ではない。麗澤大学の八木秀次教授はこの意見に強く反対している。

「そもそも、現皇室の直系の祖先は、江戸時代中期の光格天皇。その光格天皇は先代の天皇にとっては傍系にあたるのです。ですから、直系を重視するということは、今の皇室の血統を否定することになりかねない」

次世代の後継者である悠仁親王が天皇になるべきだと言う八木氏は、皇位における男系男子の重要性についてこう説く。

「一般の家庭では、男系継承というのは馴染みがないかもしれませんが、それは財産継承が基本だからです。祖先の築いた財産を守るため、能力が高い人物が後継者になるのが望ましい。しかし、天皇の地位は日本の最高の祭祀者の地位であり、権力者の地位ではない。能力ではなく純粋に男系の血筋による系統でなくてはならないんです。

日本が中長期的に安定した歴史を築いてこられたのも男系継承を守ってきたから。もし、女系にまで皇位継承権を広げてしまったら、収拾がつかなくなり、必ず争いに繋がりますよ。日本が根本から変わってしまうかもしれない」

もっとも、現行法通りに悠仁さまが天皇になるべきと語る識者のなかには、愛子さまの立場を考えて、「女性天皇」のみを容認してはどうかという意見もある。

教育方針もそれぞれ

今上天皇の「ご学友」の橋本明氏が語る。

「男系皇族による皇位継承は維持すべきだと思います。この条文は天皇存立の基盤ですし、皇室と関係の深い神社本庁の宮司たちが、一致して『女系はダメ』と言っている以上、そこは変えられない。

そこで、言い方は悪いですが、愛子さまには歴史上と同じくつなぎの天皇になっていただくのです。そして愛子さまが婚姻されたときには、本来の継承権をもつ悠仁さまに譲位していただいた上で、皇室にとどまっていただいてはどうでしょうか。こうすることで皇室のご公務も分担され、悠仁さま一人に負担がかかることも避けられます」

現在の皇室典範に従うと、将来、愛子さまが結婚ということになれば、法律の定めのとおり、皇族の籍から離れる。たった一人残る男系男子の悠仁さまに、皇統の全てを担うという重圧がのしかかることになる可能性が高い。

今上天皇も悠仁さまが生まれる前、「皇室の中で女性が果たしてきた役割については私は有形無形に大きなものがあったのではないかと思います」と、女性天皇への一定の理解があるとも取れる発言をしている。

あるいは、男系と女系といった、歴史的な原則論とは別の観点からも議論が出ている。愛子さま、悠仁さまと実際に接している皇室関係者や宮内庁の人々の間で話されているのは、未来の天皇として、よりふさわしい教育をされているのはどちらかという問題だ。

「悠仁さまは女性の学校であるお茶の水女子大学の附属小学校で教育を受けている。本当なら学習院初等科で帝王教育を施されてしかるべき悠仁さまだけに、将来の天皇として、今の教育で大丈夫なのかという声はあります」(宮内庁OB)

最近では、悠仁さまの次姉の佳子さまが学習院大学を中退して国際基督教大学に入り直したときも、秋篠宮殿下は佳子さまの意思を尊重した。その自由な教育方針に、不安を覚える人も少なくないようだ。

ただ、これも「愛子さま派」か「悠仁さま派」かで見方は大きく異なる。まずは「悠仁さま派」。

「悠仁さまは天皇陛下によくお会いになっていますし、伊勢神宮や神武天皇陵、春日大社にも行かれている。秋篠宮殿下が、自分たち天皇家のルーツとなるところに連れていって、きちんと教育されているのです。

むしろ、あまり両陛下とはお会いになっていない東宮家のほうに不安があります。帝王教育で一番大切なのは、じかに天皇にお目にかかって、天皇というのがどういう存在なのかを学ぶことなのですから」(前出・皇室担当記者)

確かに、秋篠宮家と比べ、皇太子一家は天皇皇后両陛下と距離を置いているように思われがち。雅子妃の「適応障害」もいまだに癒えず、そんな複雑な家庭環境で育った愛子さまの「不登校」問題など、なにかと目立ってしまう部分は多いかもしれない。一方、「愛子さま派」で皇太子一家をよく知るある皇室関係者は語る。

「皇太子殿下は自立し、次代がどうあるべきかということを真剣に考えておられる。宮中祭祀も陛下の後について、きちんとこなしており、その姿勢は本当に素晴らしい。これも幼少の頃からきちんとした帝王学を教えこまれ、天皇という立場をよく理解しているからこそです。

その様子を日ごろから見ているためか、愛子さまも日々勉学に励んでおられ、内親王という立場も自覚し始めておられるようです。現状では、愛子さまのほうが国の象徴となられる資質が備わっているように感じます」

教育にこれだけ大きな注目が集まっているのは、次のような問題が控えているからだ。皇室ジャーナリスト・久能靖氏が説明する。

「現行の皇室典範のままであれば、愛子さまは紀宮(黒田清子)さまと同じように、皇室を離れなければなりません。皇后美智子さまは、紀宮さまが民間に嫁いでも大丈夫なように、さまざまな教育を行い、結婚前には一緒に旅行して、お二人が布団を並べてお休みになったりしました。従来の皇室では親子が枕を並べて寝るようなことはないが、民間では当たり前。だから、一般生活を教えてあげていたのです。

それと同じことを、これから雅子さまは愛子さまにしてあげなくてはいけないが、愛子さまが天皇になるのか、民間に行くのかによって、教育が違ってくる。そこがどうなるかわからないから、皇太子殿下と雅子さまは悩んでいるのです」

学習院幼稚園のとき、愛子さまはICカードを使って目白駅からJRで帰られたり、ミニバスに乗られたこともある。これらは、愛子さまが民間に嫁ぐことを考慮した雅子さまの教育の一環だと久能氏は言う。

どちらが自然に感じるか

愛子さまと悠仁さま。未来はまだ誰にもわからない。将来、悠仁さまがご家庭をもったとき、女児のみを授かる可能性もある。

愛子さまが天皇となった場合でも、前述のように、民間から婿を迎え、男児をご出産になった場合、その子供に皇位を継ぐ資格があるかという問題は残る。そんな複雑な事情を孕んだまま、お二人はどんどん成長を続けている。

「議論しているのは、伝統や歴史を研究している人たち。けれども、そういうことを知らない一般国民の多くにとっては、この問題は、お二人のうちどちらが天皇になられるほうが、自然に感じられるかという感情の問題です。そして、天皇という存在はその国民の感情こそが重要でもある。

しかも、当事者である皇室の方々に発言権はないのです。担当政権の意見だけではなく、もし、国民全体に皇位継承権問題を問うということになれば、どういう流れになるかわかりません」(宮内庁関係者)

どちらが即位するほうが良いのか。もう一度向き合って、国民的な意見を集約していくべき時期ではないだろうか。

「週刊現代」2015年1月3日・10日合併号
参照元:未来の天皇「やっぱり愛子さまがいい」「当然、悠仁さま」
いろんな意見があるけれど…
2015/01/13 週刊現代

秋篠宮家バッシングなぜ過熱? 眞子さまと小室圭さん、結婚騒動の今を皇室ウォッチャー解説
2019/05/03 19:30 文=サイゾーウーマン編集部

 5月1日、新しい天皇が即位し、「令和」の時代が開幕した。日本国民は祝福ムードに包まれているが、一方で、昨年から続く秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんの結婚延期問題が、平成のうちに決着しなかったことを問題視する向きもある。当初は、借金トラブルを隠していた小室さん側に国民の批判が集中していたものの、最近では、眞子さま、ひいては秋篠宮家バッシングも盛んになる中、この現状を皇室ウォッチャーX氏はどう見ているのか、話を聞いた。

――眞子さまと小室圭さんの結婚延期騒動がなかなか決着を見せず、世間では双方へのバッシングが吹き荒れています。

皇室ウォッチャーX氏(以下、X) 当初は借金トラブルを抱える小室家への批判が吹き荒れていましたが、今ではそんな圭さんと眞子さまのご結婚を許可した秋篠宮ご夫妻に対する批判に切り替わっている印象です。「小室家の借金トラブルを、きちんと調査をしていればよかったのに」という意見もあります。さらに、眞子さまが圭さんを結婚相手に選んだのは、秋篠宮家の「自由な家風」による教育の影響ではないかという批判も起こっているのではないでしょうか。

――世間の批判の矛先が、秋篠宮ご夫妻に向いたきっかけはありましたか。

X 「圭さんのアメリカ留学」ではないでしょうか。昨年8月に国際弁護士の資格取得を理由に、圭さんは3年間のアメリカ留学に発ちました。もちろん、この謎の留学に対しても批判は起こりましたが、圭さんが日本からいなくなったことにより、週刊誌も彼の取材を行うのが困難になったようで、近影はおろかニュース自体が減ってしまったのです。同時に、圭さんの母親・佳代さんもまったく姿を現さなくなりましたから。そんな中、秋篠宮家の方々がご公務を行う様子などは変わらず報じられていましたので、自然と批判の矛先が秋篠宮家に変わってしまったのだと考えます。

 もう一つ、これは「きっかけ」ではないですが、結婚延期から1年以上たったのにもかかわらず、秋篠宮ご夫妻が具体的な行動を取っていないのも、批判が起こった「理由」だと思います。かろうじて、昨年秋篠宮さまが、お誕生日会見で踏み込んだ発言をされたものの、事態はほとんど動いていない。そんなもやもやとした状況に国民が業を煮やしたのかもしれませんね。

――ネット上を見ていると、国民は秋篠宮家の方々それぞれに対して、意見や要望を訴えている様子が垣間見えます。

X 秋篠宮さまに対しては、小室家への調査が甘かったことを批判されている印象です。また、破談を望む国民からは「早く小室さんを説得して結婚辞退させてほしい」という意見が聞こえるように思います。紀子さまに関しては、眞子さまとのコミュニケーションが取れていないという週刊誌報道によって、「眞子さまと今以上に、結婚についての話し合いを進めてほしい」との声が上がっているのではないでしょうか。そして、眞子さまに対しては、やはり「なぜこれだけの批判が起こっているのに、皇族というお立場を考慮して結婚を諦めないのか」という批判が目立っています。さらに佳子さまは、最近大学を卒業する際に発表した文書で「姉個人の希望が叶ってほしい」と、眞子さまの結婚を応援するスタンスを取られたことで、一気に集中砲火が起こりました。また、悠仁さまご本人に対する直接的な批判は目立ってありませんが、問題を抱えている秋篠宮家が未来の天皇陛下である悠仁さまをきちんと教育できるのかといった不安の声があると思います。

秋篠宮さまは「自由」、紀子さまは「カリカリ」

――もともと皇室ウォッチャーの間で、秋篠宮家はどのようなご家族であるととらえられていたのでしょうか。

X 秋篠宮さまは幼い頃から、お兄様である天皇陛下に比べて、自由奔放なご性格だったように思います。学習院大学で紀子さまと出会われてご結婚したことも、皇族では珍しく「自由な恋愛をされた」と見る向きが強いです。また、ナマズや家禽類のご研究に没頭されていたり、お好きなことをやられている印象もあります。紀子さまは、秋篠宮家の職員への対応が時に厳しくなることがあるそうで、よく人員の入れ替えがあるという話も耳にしました。お出ましの際は、いつもにこやかにされている紀子さまですが、私生活では求めるハードルが高く、カリカリしている印象があります。

――平成のうちには、決着がつくだろうとみられていた結婚延期騒動ですが、結局何の動きもありませんでした。今後、どのような展開を見せると思われますか。

X とりあえず言えることは、今年中は即位関連の儀式が続くので、結婚延期騒動の決着はないでしょう。秋篠宮ご夫妻も、そんな大切な時期に事態を動かそうという思いはないと考えられます。あるとすれば、来年に入って早々、結婚延期が発表されてから2年たった頃なのではないかと思います。宮内庁の発表でも2020年までの延期とされていますし、ちょうど延期から2年たった節目は動きやすいのではないでしょうか。その際は、発表された内容同様に、結婚関連の儀式スケジュールが発表されるのか、もしくは圭さんから結婚の辞退が公表されるのか、もしくはさらなる延期期間を設けるかの3択しかないと思います。令和になっても、まだしばらくは騒動が終わることはないでしょう。
参照元:秋篠宮家バッシングなぜ過熱? 眞子さまと小室圭さん、結婚騒動の今を皇室ウォッチャー解説
2019/05/03 19:30 文=サイゾーウーマン編集部

新天皇陛下、気取らず温かく 英のパブで友とビール
毎日新聞2019年5月1日 00時05分

 新しい天皇陛下は、若いころから多くの人と気さくに交流されてきた。皇室を取り上げるテレビ番組製作に長年携わるディレクターに新陛下とのエピソードを聞いた。

TBS・MBS系「皇室アルバム」を製作する毎日映画社のディレクター、大谷丕昭(ひろあき)さん(71)に聞く

 50年近く皇室を追いかけてきました。取材は、園遊会や一般参賀、行事出席や海外親善訪問など宮内庁が設定する場面でカメラを回すのが基本です。とはいえ、天皇や皇族の素の表情を撮りたいという思いは常にあります。視聴者に喜ばれますし、何よりそうした表情にこそ個性や人柄がにじみ出ると思います。

 新陛下の「オフショット」を撮影できた忘れられないスクープがあります。1986年、新陛下は英国王室の結婚式に参列するために渡英し、オックスフォードに宿泊しました。オックスフォード大に留学された経験があったので、空き時間は英国の友人と旧交を温めるだろうと踏んで、事前に一軒のパブに狙いを定めていました。

 公式行事のない時間にパブに行ってみると、新陛下は友人たちとテニスを終え、ビールを飲んでいました。友人と語らうリラックスした表情からは、かつての留学生活の充実ぶりが想像できました。新陛下は笑顔で撮影を承諾してくださった。後日、側近の侍従に写真を渡すと、焼き増しをお願いされました。新陛下は写真を友人に届けられたそうです。優しい気遣いをされる方だと感じました。

新陛下を小学生のころから取材してきました。スクープの背景には、皇太子になる前だったので周囲のガードがゆるかったという状況に加え、信頼関係もあったと思います。物心がついた時からカメラに囲まれ、一挙手一投足を撮られる環境を負担や不快に感じた時期もあったはずです。それでも、節度ある取材を心掛ければ、取材者を信頼し、温かく気さくに接してくださいます。

 登山の取材でも気取らない人柄が伝わってきます。新陛下の方から取材者の調子を気遣う声をかけられる。日ごろから運動し、健脚な新陛下はさくさく登られる。取材陣は遅れないよう必死です。もちろん自分の荷物は自分で持たれます。山小屋では持参したウイスキーかブランデーを紅茶に混ぜ、同行してくれるガイドや護衛たちにふるまわれたこともあります。

 山の地図やガイドブックを調べて登山ルートを吟味し、登山計画を立てるのがお好きだそうです。普段の地方訪問の日程は、訪問先の都道府県と宮内庁が調整して決めるので、登山ルートに考えを巡らす過程には、私が考える以上の楽しみがあるのだと思います。

 即位され、今まで以上に立場上の制約があると思いますが、登山を含め、これまで続けてきた研究活動もできる環境であってほしい。研究熱心な姿勢は父である前の天皇陛下そっくりです。新陛下は国連など国際的な舞台で何度も水問題の研究成果を発表していますが、皇族のこうした活動は一昔前は当たり前ではありませんでした。将来の天皇が海外で講演することに驚きながら取材をしてきました。

 即位されても優しくて気さくな人柄は変わらないと思います。新たな一面の発見や驚きに触れることも期待しつつ、新陛下を撮り続けます。
参照元:新天皇陛下、気取らず温かく 英のパブで友とビール
毎日新聞2019年5月1日 00時05分

【解説】 学問と家族を大切に、新時代を担う新天皇
2019年04月30日 BBC NEWS JAPAN

日本では4月30日夕、皇居での退位礼正殿の儀を終え、天皇陛下が退位した。5月1日午前0時をもって皇太子徳仁親王(59)が新天皇に即位し、元号が令和に変わる。

新天皇は、これまでの伝統にのっとった天皇とはさまざまな面で異なったアプローチをするとみられている。

徳仁親王は皇太子時代、家族や学業を優先することで、常に周囲の期待に挑戦してきた。

皇太子さまが天皇という立場を、新時代の要請に合わせてどう変えていくのか注目されているが、実際には歴代天皇の伝統の上に、自分なりの天皇としてのあり方を築いていく必要があるかもしれない。

学問に注力

新天皇は、以前とは大きく異なる日本と日本の皇室を代表することになる。

天皇陛下と異なり、徳仁親王は若いころ、自分自身の夢や学問を追求する機会があった。

学習院大学文学部史学科を卒業した後には、1983~1985年に英オックスフォード大学のマートン・コレッジへ留学した。

オックスフォード大学ではテムズ川の水運史を学び、その後、学習院で博士課程の研究を続けた。

オックスフォードでの生活は、徳仁親王に大きな影響を与えた。1993年に発行された回顧録「テムズとともに 英国の二年間」では、この時代を人生で「もっとも幸福な時間」だったと振り返っている。

1991年に皇太子となり、皇族としての責務が重くなった後も、徳仁親王は学問と世界の水運問題への情熱を絶やさなかった。2007~2015年には、国連「水と衛生に関する諮問委員会」の名誉総裁を務めている。

家族への献身

徳仁親王は30歳まで家族と同居していた。それまでの皇室では、未来の天皇は侍従によって育てられるのが伝統だったが、当時皇太子ご夫妻だったご両親の強い意向で、ご両親に育てられた。

かつては皇位継承者の教育において、皇族としての立場を自覚し、自分よりも国民を優先する姿勢を身につけることが重視されたが、徳仁親王が生まれた時代には、家族との生活も同様に大事だと考えられるようになっていた。

徳仁親王にとっての家族の重要性は、後に皇太子妃雅子さまがストレスによる「適応障害」に苦しんだ時にも表面化した。

元外交官の雅子さまは、皇室での生活や、男子の後継者を生まなくてはいけないという圧力から、2004年に適応障害と診断された。

そのため、徳仁親王は一人娘の愛子さまの子育てで積極的な役割を担い、公務を怠っているという批判から雅子さまを守り、強力に擁護した。

娘の愛子さまも、天皇継承をめぐる議論の的になっている。1947年に制定された皇室典範では、男子だけが天皇の位を継ぐことができる。

2004年、小泉純一郎首相(当時)は、この法律を改正して女性天皇を認め、愛子さまが未来の天皇になる可能性を作り出そうとした。

この計画は2006年、愛子さまのいとこに当たる悠仁さまが生まれたことで中断され、男性後継者がいないという危険は回避された。

令和を迎えて

5月1日をもって徳仁親王は新天皇となり、日本は令和の時代を迎える。

令和は「うつくしい調和」を意味し、古代の歌集「万葉集」から引用された。

中国の漢詩などから元号の名前を取る1300年来の伝統も、ここで終わりを告げた。

世論調査によると、日本人の7割以上が令和という新元号を気に入っており、新天皇に対しても好意的だ。

こうした高評価がある一方、変化の激しい日本において新天皇が持つ役割については疑問点が残る。

天皇の任務は象徴的なものがほとんどで、各地をめぐっての国民とのふれあいや、他国の元首や政府高官との会談が主だ。

しかし、第2次世界大戦後に生まれた最初の天皇は、それ以上の変化を期待されているかもしれない。

日本経済新聞は社説で、世界が移り変わる中、この新しい時代に新天皇がどのようにご自身の立場と責任を捉えるのか注視していると述べた。

娘が天皇になれないと定める法律には、特に関心があるだろう。

新天皇が法改正を望むのかどうかに注目がある待っているが、これまでのところ、徳仁親王はこの話題を避けている。

学問びいきの皇太子はその代わり、まずは歴代天皇に学び、公務を続けたいと述べている。

(英語記事 The prince taking Japan into a new era)
参照元:【解説】 学問と家族を大切に、新時代を担う新天皇
2019年04月30日 BBC NEWS JAPAN




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