木星の獅子座への入室

5月20日となったが、7月13日から木星が獅子座に入室する為、既に2か月前を切っている。

木星はハウスへの入室の約2か月前から効果を発揮し始める。

その頃になると木星のハウスへの入室にともなう事象の現象化が見られるということである。

実際には2か月半前ぐらいからうっすらと効果は感じさせるが、本当にはっきりと効果が明らかになり始めるのが2ヶ月を切った頃からである。

今、木星が獅子座への入室の効果を発揮し始めたと思われるのが、橋下徹の敗北と政界引退表明、そして、大阪都構想否決に落胆する官邸といった現象によってである。

「安全保障関連法案で修正協議を通じて維新を取り込み、野党分断を図る狙い」があった官邸は、橋下徹の敗北、すなわち維新の失墜により、その目論見が中断に追い込まれた。

これは明らかに木星が獅子座に入室して水瓶座にアスペクトし始めた効果である。
安全保障関連法案を通すこと、これは憲法改正と同じように右翼政権である安倍政権の大きな目標の一つである。

集団的自衛権を確立し、領土を拡大しようとする近隣諸国を力で威嚇して自国を守ろうとする。

それは基本的に蟹座の特徴であるが、木星が蟹座を通過していたここ暫くは、そのような民族主義的、国家主義的な姿勢を政府が示しても特に問題はなかった。

それは日本ばかりでなくどこの国でも同じであった。

民族主義、ナショナリズムといったものが優勢でどこの国でも個人主義的な傾向が見られた。
木星が蟹座に入室して、蟹座と山羊座にダブルトランジットが形成されてきたここ最近は全てが蟹座と山羊座の特徴に色づけられてきた。

蟹座は保守的で、山羊座は厳格で家父長的な特徴がある。
それが獅子座に木星が移動すると木星は獅子座から水瓶座にアスペクトしている。

この水瓶座にアスペクトすることによって、協調、和合といった特徴が出てくる。

従って、民族主義的、ナショナリズム的なここ最近の傾向は、これで収束していくと思われる。

水瓶座は蟹座からみて8室であるため、蟹座にとっては中断、又は苦悩の時期である。

つまり、蟹座の主な特徴は個人主義であるが、それを水瓶座への影響下では発揮できない。
また安倍晋三のチャートで言えば、蟹座ラグナからみて2室に木星が入室すると、木星は8室にアスペクトする為、物事の中断に追い込まれるタイミングである。

特に安倍晋三の場合は8室支配の土星が天秤座に在住しているため、その土星に対して、トランジットの土星が逆行して絡んでいる状況は、木星が8室にアスペクトし、土星も8室の支配星に絡んでいるため、8室にダブルトランジットが生じている。

従って、安倍晋三、あるいは安倍晋三が率いる官邸に中断、停滞が訪れることを意味している。
例えば、維新の停滞も橋下徹の政治をハシズムといって揶揄するほど、国家社会主義とか、民族主義的、ナショナリズム的な表現の一つであった、
また19日付のニュースによれば、「欧米の日本研究者ら187人が、戦後70年を過去の植民地支配や侵略の過ちを清算する機会にするよう安倍政権に求める声明」を出したようである。

このように横のつながりによって団結して人々が行動するのは水瓶座への木星の影響がもたらしたと考えれる。
ここの所、領土問題における緊張が続いて来たが、これで暫くこの傾向が終わってゆくと思われる。
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大阪都構想否決:落胆隠せない官邸 安保法案審議に影響
毎日新聞 2015年05月18日 22時01分(最終更新 05月19日 10時19分)

「大阪都構想」の否決から一夜明けた18日、橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)の勝利を期待していた首相官邸サイドは「最終的に決
定するのは大阪市民」(菅義偉官房長官)と平静を装った。しかし、26日にも審議入りする安全保障関連法案で修正協議を通じて維新を
取り込み、野党分断を図る狙いもあっただけに、維新の失墜に落胆は隠せない。

これまで橋下氏を援護射撃してきた菅氏は、18日の会見でも「二重行政の解消と無駄をなくすことは必要だと言ってきた」と指摘。橋
下氏の引退表明についても「橋下徹という政治家らしい会見だった」と親近感を隠さなかった。

民主が安保関連法案への反対姿勢を明確にするなか、維新は修正協議に応じる姿勢を見せていた。しかし、次期代表に有力となっている
松野頼久幹事長は民主との連携を重視する立場だ。維新が民主と足並みをそろえて安保関連法案に反対すれば、野党分断を狙う政権側のも
くろみは崩れる。

一方、府連が否決に全力を挙げた自民党側は複雑だ。大阪に近い京都選出の谷垣禎一幹事長や、和歌山選出の二階俊博総務会長は冷やや
かで、橋下氏を巡る官邸と自民党幹部の距離感も改めて浮かんだ。

官邸との食い違いを懸念する谷垣氏は、表向きは都構想への批判は避けてきた。しかし、府連幹部に都構想を「羊頭狗肉(くにく)」と
語るなど本音では否定的だ。18日の会見でも、「『維新旋風』は一時は相当な猛威をふるい、関西の議員には極めて複雑な感情が維新に
ある」と指摘した。

踏み込んだのは二階氏だ。東京都内の講演で「大阪でやかましく言ってんの」と橋下氏をこき下ろしつつ、「まさか負けると(橋下氏)
は思ってないから『負けたら引退する』なんて言って。引退してもらうしかない」と突き放した。そのうえで「大阪の政治をどう立て直す
かが大事だ。大阪市長選に立派な候補者を出し、名実ともに大阪を奪還しなければならない」と「ポスト橋下」に言及した。【影山哲也、
高本耕太】
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<日本研究者>さらに賛同者、456人に 安倍政権への声明
毎日新聞 5月19日(火)21時49分配信

◇欧米の日本研究者ら187人が安倍政権に求めた声明

欧米の日本研究者ら187人が、戦後70年を過去の植民地支配や侵略の過ちを清算する機会にするよう安倍政権に求めた声明に対し、
さらに賛同者が269人増え、世界で456人が署名したことが19日、分かった。欧米では、安倍政権の歴史認識に対する懸念が高まっ
ており、8月にも首相が表明する戦後70年談話を念頭においた欧米から日本への進言といえる。

【ドナルド・キーンさんに聞いた】戦後70年 今も続く国民への忍耐押しつけ

声明は「日本の歴史家を支持する声明」。19日に公開された新たな署名者にはオランダ人ジャーナリストのイアン・ブルマ氏などが含
まれている。日本研究者を中心に、歴史学、人類学、政治学、文学などの研究者が幅広く参加し、賛同の輪も、米国や日本、スウェーデン
、オーストラリアなど世界に広がる。4日に発表された声明には、マサチューセッツ工科大のジョン・ダワー名誉教授やハーバード大のエ
ズラ・ボーゲル名誉教授など著名な日本研究者も賛同していた。

米コネティカット大のアレクシス・ダデン教授は「比較的小さな研究界でこれだけの署名が集まることは画期的」と述べ、「特定の歴史
について率直な議論を規制する日本の動き」に対して研究者間で懸念が拡大しているため、と説明した。

米国では今年2月、日本政府が歴史教科書を出した米出版社に対して慰安婦関連の文書の訂正を要請したことで、「検閲」との批判の声
があがった。

また、米国では、歴史問題を巡って日韓の亀裂が深まり、東アジアの安全保障体制が揺らぐことへの懸念も強い。【國枝すみれ】

◇「日本の歴史家を支持する声明」の要旨

・日本の歴史家が正確で公正な歴史を求めることに賛意を表明

・「慰安婦」問題は日本、韓国、中国の民族主義的な暴言でゆがめられてきた

・「慰安婦」の身に起こったことを否定したり、過小評価したりすることはできない

・「慰安婦」になった経緯や正確な人数は確定されなくても、大勢の女性が意思に反して拘束され、恐ろしい暴力にさらされたことに変わ
りはない

・過去の不正義を認めることは難しいが、そうすることで民主主義は強化される

・戦後70年の今年は、日本政府にとって過去の植民地支配と侵略の問題に立ち向かい、指導力を見せる絶好の機会だ
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