巨人は存在した - 隠蔽された歴史の真実-
2018.03.15
ティラノザウルスに襲われる人間 [ガブレラ博物館 所蔵]
2016年11月8日付の記事『かつて人類は恐竜と共存していた時期があった-聖書考古学者が辿り着いた結論-』の中で、聖書考古学者ロスパターソン氏による「昔、人類は恐竜と共存していた時代があり、その時代の人類は巨人だった」という説を紹介した。
ロスパターソン氏によれば、大昔の地層を調べていると、木の化石が地層を縦に貫いている例が発見されており、通常、地層をまたいで存在する化石は考えられないのである。
その為、巨大な地殻変動が起こって、何か短期間のうちに全ての地層が堆積したと考えるしかないのだという。
その巨大な地殻変動によって、その時に大気中の酸素濃度が大幅に削減され、その結果、人間を初めとする現在の生物は、昔よりも小さいサイズになったということである。
ロスパターソン氏によれば、聖書に記されているノアの方舟の物語に出てくる洪水がそれにあたるというのである。
つまり、聖書のノアの方舟の物語は、アトランティス大陸の水没時の記録だということである。
ロスパターソン氏によれば、化石の中に見つかった木の樹液に含まれる空気の中の酸素濃度を調べた所、現在よりも濃かったことが分かったのだと言っている。
そして、その当時の酸素濃度でハエを育ててみた所、巨大化したとのことである。
その理論を採用すると、昔、地球の大気中の酸素濃度は現在よりも濃かった(現在はその当時の20%ぐらい)ため、全ての生物が巨大であり、恐竜も昆虫も人間も巨大だったという理屈は、筋が通っている。
例えば、昔のトンボは巨大であった。
トンボだけではなく、ムカデとか、様々なあらゆる生物が巨大だったことは、地質学の本などを見れば、そうした生物群の化石の写真が載っている。
以下は全長20cmもある巨大なトンボの化石であるが、70cmぐらいある化石もあるようである。
米アリゾナ州立大のジョン・ヴァンデンブルックス博士が率いる研究チームが古生代の環境をラボで再現し、巨大なトンボの生育に成功したとされる動画がyoutubeに投稿されている。
それによれば、ジュラ紀(約1億9960万年前~約1億4550万年前まで続いたとされる地質時代)の環境と想定される空気中の酸素含有率を31%まで上げて育てた所、トンボが巨大に生育したということである。
2008年6月14日に岩手県内陸南部で発生したマグニチュード7.2 最大震度6強の地震で岩手県一関で崖崩れが生じたが、その第一報を伝える上空からの映像に巨大な人間の骨の化石が映っているのが発見されている。
当時、取材したスタッフは、撮影に集中していて気が付かなかったそうである。
但し、それが放映された直後に現場にブルーシートが掛けられ、その後のニュース映像では巨人の骨は映像から消去されたそうである。
世界中で、巨大な人間の骨の化石が見つかっているが、それが発見されてもその骨はどこか行方不明になってしまうという。
巨人は本当に存在したのか?世界10の巨人に関する発見
スミソニアン博物館を運営するスミソニアン協会が巨人の骨を回収したが、発見は公にされず、その骨の所有を否定しているそうである。
何故、このように巨大な人間の骨の存在を否定しなければならないかと言えば、この人間の骨を考古学、歴史学の中に位置づけると、西洋中心的な進歩史観の土台が根底から覆されてしまい、西洋文明や西洋文化が世界に輸出され、広められなければならないとする根拠が失われるからである。
進歩史観はダーウィンが適者生存により唱えた進化論を人間社会に応用し、西洋文明が他国に近代化を押し付けることを正当化する根拠になっている。
この理論によって欧米列強の帝国主義や世界の植民地支配が正統化される根拠となっている。
つまり、より進化している西洋の文明をより進化していない途上国に広めるのは、歴史の必然とする考え方である。
その結果、革命理論というものが生まれ、暴力革命というものが正当化される根拠にもなる。
これは精神が絶対精神へと進化していくとしたヘーゲル哲学、そしてそれを唯物思想的に応用したマルクス主義の歴史観などに見られ、また基本的にはヘーゲル哲学の焼直しであると言われるフランシスフクヤマの『歴史の終わり』の中にもこの思想が現れている。
因みに佐藤優によれば、イワン・イリインは1918年に『神人の具体性に関する言説としてのヘーゲル哲学』というテーマで博士号を取得した保守思想家で、プーチンはこのイリインの思想を信奉しているのだという。
従って、プーチンはヘーゲルがナポレオンに見た絶対精神の顕現に自分をなぞらえて独裁者としてロシア民族を率いていくことを正当化しているのである。
『歴史の終わり』の中で、フランシスフクヤマは民主主義が文明や社会制度の進化の最終形態であるとしているが、こうした考え方が、保守思想家の理論となり、特にブッシュ政権の時にアメリカ21世紀プロジェクト(アメリカの力で世界に民主主義を広める)という形で、他国への侵略を正当化する理論となっている。
ネオコンとは元々は民主党の中にいたトロツキーの世界革命論を信奉していた人々で、後に共和党に寝返って、ネオコンサヴァティブ(新保守主義)となり、積極的にアメリカの力で世界に革命を広げていくという思想を持つ人々である。
例えば、これは、穏健な社会主義を目指すフェビアン協会などのメンバーの中の進歩的知識人の中にも見られた思想であり、右翼から左翼まで西洋人に共通して見られた思想である。
それが右翼的に表現されるとヒトラーのナチスやネオコンの革命思想として現れ、左翼の中で表現された際には、トロツキーの革命思想や、穏健なフェビアン協会の中にも見られたのである。
木田元が「反哲学入門」の中で、プラトンからヘーゲルに至る思想は根本的には同じものであると解説しているが、基本的にはヘーゲルまでの西洋哲学では、歴史というものは、人類が進化していく時系列的に一方向の道程なのである。
現在の考古学、歴史学では、人類は、アフリカで発生し、アウストラロピテクスが、約400万年前 – 約200万年前に生存していたとされている。
そして、約40万年前にネアンデルタール人が出現し、2万数千年前に絶滅し、約4万~1万年前にクロマニョン人が登場したとされている。
こうした現代科学で正統とされている考古学、歴史学も基本的にこの西洋中心的な進歩史観に沿ったものである。
もしアトランティス時代というものがあって、今の人類よりも巨大な人類が高度な文明を築いていたなどといった事実が明らかになると、文明文化の輸出者として振る舞っている西洋人の正統性が失われる。
人類は、アウストラロピテクスから時系列的に一方向に進化してきたので、それ以前に今の人類よりも進化した文明があってはいけないのである。
また今の人類とは異なる進化系を歩んでいた人類というものがあってはいけないのである。
従って、彼らはこの事実を公にしようとしない。
もっと直接的に言えば、現代の地球を支配している権力者のグループがこのことが公にされるのを阻止しているということが出来る。
これはおそらくUFOや宇宙人の存在について隠蔽され続けていることと理由は同じである。
UFO現象や宇宙人の存在を隠蔽する工作を行うグループが存在するのであるが莫大な資金を使ってこれを行なっている。
従って、岩手県の崖で見つかった巨人の骨が直ぐに青いビニールシートが被せられて隠蔽されたというのは、こうした勢力が行っているものと考えられる。
こうした事例から日本で起こったことであってもこうした権力筋の指示通りに隠蔽されるということが理解できる。
こうした人類の発生の真実について記された『シークレット・ドクトリン 第2巻 第1部 人類発生論 』(神智学叢書) 単行本 – 2018/1/1 H.P.ブラヴァツキー (著), 忠 源 (翻訳)がまもなく発売されるそうである。
この本を読むことで、人類と恐竜が同じ時代に生きていたことやノアの方舟の物語がアトランティス大陸の水没を意味しており、それは大洪水と呼ばれ、世界の宗教の神話の中にはこの大洪水を記したものが数多く見られるということなど、人類の発生の真実、人類初期の真実が理解できるものと思われる。
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