信長、秀吉、家康のパーソナリティーの違いについて詠んでいる有名な歌がある。
「鳴かぬなら殺してしまえ時鳥」:織田信長
「鳴かぬなら鳴かせてみせよう時鳥」:豊臣秀吉
「鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥」:徳川家康
信長、秀吉、家康の3人のチャートが揃ったので、この歌で詠まれている性格の違いが、占星術的にはどのように説明できるのか、一応、整理しておきたいと思う。
まず、信長は、典型的な牡羊座の人物であり、牡羊座は短気で切れやすい性格の持ち主である。
秀吉は、4室に吉星が集中し、5室でも月が高揚しており、文化的素養の習得に熱心であった。
「鳴かせてみせよう」というのは、クリエイティブな才能を表すもので、この句は、秀吉の芸術性を示すものである。
また月が牡牛座で高揚しているということが、こうした優美な性格をもたらしたと考えられる。
家康の「鳴くまで待とう」という態度は、非常に他者を尊重した忍耐強い態度である。
家康のラグナロードは天秤座に在住しており、天秤座は土星が高揚する星座である。
山岡荘八著 『徳川家康』 では、家康のことを平和主義者のように描いていると言うが、
おそらく、ラグナロードの木星が天秤座に在住しているので、平和主義者というのは間違いではないのである。
徳川家260年の間、戦のない社会を築いたのは、平常時から外交力や駆け引きの能力を使って、諸大名をシステマティックに統治したからで、
それは天秤座の能力であったということができるかもしれない。
信長、秀吉、家康のパーソナリティーの違い
2015.02.24
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