イランのライシ大統領がヘリコプターの墜落事故で死亡したとニュースが伝えている。
イラン大統領死亡 「悪天候」でヘリ墜落 最高指導者の「愛弟子」 毎日新聞 2024/5/20 20:22(最終更新 5/20 20:38) イランのライシ大統領(63)を乗せたヘリコプターが19日、イラン北西部の東アゼルバイジャン州にある山岳地帯で墜落し、20日にライシ師の死亡が確認された。イランメディアが報じた。同乗していたアブドラヒアン外相(60)も死亡した。事故の詳細は不明だが、悪天候で視界が悪かったことが原因だと報じられている。ライシ師は反米保守強硬派の大統領で、最高指導者ハメネイ師(84)の「愛弟子」として知られ、後継者と目されていた。 AP通信などによると、現場は首都テヘランから約600キロ離れたジョルファ近郊とみられる。ライシ師はアゼルバイジャンとの国境付近で同国のアリエフ大統領とダムの落成式に参加した後、州都タブリーズに戻る途中だった。ヘリは3機で飛行していたが、ライシ師らが乗ったヘリだけ墜落したという。バヒディ内相は19日夕、このヘリについて「悪天候と霧のため強行着陸を余儀なくされた」と説明していた。 山中でヘリの残骸発見 イランメディアは当初、ヘリが「不時着」したと報じたが、20日に山中で残骸が見つかった。報じられた現場写真では、折れたヘリの尾翼の周りに焼け焦げたような跡が写っており、墜落後に炎上した可能性がある。ヘリには地元州知事らも同乗していたが、生存者はいなかったという。ハメネイ師は20日、「イランは価値ある奉仕者を失った」と述べ、5日間の追悼期間を設けると宣言した。 イラン憲法では、在職中の大統領が死亡した場合、最高指導者の了承を得て第1副大統領が引き継ぎ、50日以内に大統領選を実施すると定められている。イランメディアによると、この規定に従い、モフベル第1副大統領が暫定大統領に就任。外相代行にはバゲリ外務次官が就いた。 ライシ師はイスラム教シーア派の聖地がある北東部マシャド生まれ。15歳で聖地コムの神学校に入学し、後に最高指導者となるハメネイ師のもとで教育を受けた。1979年のイラン・イスラム革命後に地方検事となり、2014年に検事総長に就任。19年には米国から個人制裁の対象に指定された。 大統領選には17年に初めて出馬し、保守穏健派で現職だったロウハニ師に敗れたが、再出馬した21年の大統領選では事実上の優遇措置を受けて当選した。 就任後は反米強硬路線を推し進め、ウラン濃縮やミサイル開発を推進。今年4月に在シリアのイラン大使館が空爆された際は報復を宣言し、イスラエルに向けて300発以上のミサイルなどを発射した。国内では22年に起きた女性らによる反ヘジャブ(スカーフ)デモを強硬に取り締まり、多くの死者を出した。【カイロ金子淳】 |
ライシ大統領は、イスラム原理主義者で、反米強硬路線で知られる人物で、就任後、ウラン濃縮やミサイル開発を推進し、ロシアのウクライナ侵攻を支援していた。
2024年4月にイスラエルによるガザ侵攻に際して、在シリアのイラン大使館が空爆された際に報復を宣言し、イスラエルに向けて300発以上のミサイルなどを発射した。
また2022年のイランの女性たちの反ヘジャブ(スカーフ)デモが大規模に拡大した際には、取締を強硬に行ない、多くの死者が出た。
ここ最近のイランの右傾化の流れを主導していた人物である。
最高指導者ハメネイ氏(1979年のイランイスラム革命の指導者ホメイニ氏の弟子)の後継者と目されていた。
wikipedia Ebrahim Raisiによれば、2021年の大統領選挙で、ハメネイ師の盟友だったライシ氏は、選挙の不正操作によって、大統領に当選したという。
エブラヒム・ライソルサダティ(ペルシア語: 1960年12月14日 ? 2024年5月19日)、一般にエブラヒム・ライシとして知られる)は、イランの政治家であり、2021年から2024年に死去するイラン大統領原理主義者でありイスラム法学者で2021年の選挙後に大統領に就任した。(中略) ライシ氏は2017年、保守派のイスラム革命軍人民戦線の候補者として大統領選に出馬したが、穏健派の現職大統領ハッサン・ロウハニ氏に57%対38%で敗れた。ライシ氏は2021年に2度目の大統領選に出馬し、63%の票を獲得して当選し、ロウハニ氏の後を継いだ。多くの観測筋によると、2021年のイラン大統領選は、最高指導者アリー・ハメネイ師の盟友とみなされていたライシ氏に有利になるように不正操作されたという。イラン政治の強硬派とみなされているライシ氏の大統領職では、包括的共同行動計画(JCPOA)をめぐる米国との交渉が行き詰まり、2022年後半にはマフサ・アミニ氏が9月16日に死亡したことをきっかけに全国で大規模な抗議活動が起きた。ライシ氏の任期中、イランはウラン濃縮を強化し、国際査察を妨害し、ロシアのウクライナ侵攻を支援した。また、ガザ紛争中にはイスラエルに対してミサイルとドローンによる攻撃を開始し、ヒズボラやフーシ派などの代理組織への武器供給を続けた。ライシ氏はハメネイ師の後継として最高指導者の最有力候補と目されていたが、2024年にバルザカン近郊でのヘリコプター墜落により死亡した。 (wikipedia Ebrahim Raisiより引用抜粋、一部翻訳) |
ライシ大統領の事故死を受けて、各国は、哀悼の意を表明したが、アメリカだけは表明しておらず、その代わりにCIAは今回の事件に関与していないことを表明しているのみである。
早速、チャートを作成してみたが、ヘリコプターの事故による墜落死ということになれば、高い所からの転落の象意として、射手座が傷ついていることが想定されたが、実際、調べてみると、射手座の定座に木星が在住しているが、土星とコンジャンクトし、火星からアスペクトされて激しく傷ついている。
仮にチャンドララグナが天秤座だとすると、4室支配の土星が乗り物を損失するハウスである3室(4室から12室)で、事故の6室支配の木星とコンジャンクトし、2、7室支配のマラカで、事故の表示体である火星からアスペクトされている。
月ラグナが天秤座だとすると、乗り物の表示体である金星が4室に在住しているが、8室の支配星で、4-8の絡みを生じ、2、7室支配のマラカで、事故の表示体である火星からアスペクトされている。
乗り物の表示体である金星をラグナとすると、4室支配の火星は6室に在住し、射手座に在住する3、12室支配の木星、1、2室支配の土星からアスペクトされて傷つき、また傷つけている。
ライシ大統領の配偶者ジャミレ・アラモルホダ
因みにライシ大統領は、1983年にジャミレ・アラモルホダと結婚しており、2人の娘が誕生している。
非常に保守的な人物で、イスラム法学者の父親を持ち、保守強硬派の家庭で育ったという。
女性は、男のようになる必要はなく、社会進出せず、ヒジャブを着用して、家庭にとどまり、女らしくあることを理想として掲げる。
この夫人は、「妻が夫に殉教の準備をさせ、母親が息子に殉教者になってほしいと願い、抵抗の文化を教え込まなければ、殉教者は生まれない」と提唱するかなり狂信的な人物である。
欧州40か国の首脳夫人らに「イスラエルが悪魔の支配を広げている」と書簡を送りつけた。
イラン大統領夫人、欧州40か国の首脳夫人らに「イスラエルが悪魔の支配を広げている」と書簡 2023/11/08 19:21 讀賣新聞オンライン 【テヘラン=吉形祐司】イランの英字紙テヘラン・タイムズなどによると、イランのエブラヒム・ライシ大統領のジャミレ・アラモルホダ夫人が、パレスチナ自治区ガザ情勢に関し、欧州40か国の首脳夫人らに書簡を送り、イスラエル寄りの立場の修正を訴えている。書簡では激しいイスラエル批判も展開し、ライシ師に劣らぬ強硬派ぶりも発揮している。 10月28日付でマクロン仏大統領のブリジット夫人に宛てた書簡では「どうか…パレスチナの無防備な子どもや女性の 殺戮さつりく に加担しないよう、ご主人にお願いしてください」と呼びかけた。 「子ども、女性、母、平和」などの言葉を並べ、切々とガザの窮状をつづった一方、イランが敵対するイスラエルについては「恐怖と憎悪の政策を通して悪魔の支配を広げている」と表現し、「全能の神の懲罰を免れるだろうか」と非難した。イランはイスラム主義組織ハマスを支援している。 ジャミレ夫人はイスラム教シーア派聖地の北東部マシャド出身で50歳代後半とみられる。父親は有力なイスラム法学者で、筋金入りの保守強硬派の家庭で育ち、教育分野の著書もある。 9月に国連総会に出席したライシ師に同行したジャミレ夫人は米ABCニュースとの単独会見に応じるなど露出度を高めている。 |
この夫人と結婚したのが、1983年で、その時のトランジットが以下の配置である。
1983年の何月に生まれたかは分からないため、7月1日のトランジット図を作成した。
すると、土星は天秤座で逆行し、木星は蠍座で逆行し、これは1月からずっと変わっていない。
天秤座、牡羊座、蟹座にダブルトランジットが生じるため、ラグナは、蟹座、山羊座、天秤座、牡羊座の可能性が考えられる。
今回は、ラグナの検証は、情報が集まり次第、また行なうとして、射手座が傷ついていることが注目される。
0:00:01生まれであれば、現在、水星/金星期で、23:59:59生まれであれば、水星/土星期で、いずれにしても現在、マハダシャー水星期である。
水星は、射手座の木星にアスペクトして傷つけている火星と星座交換している。
そして、この火星はプナルヴァス(木星)に在住しており、支配星の木星は、再び、土星、火星から傷つけられた射手座の木星である。
従って、マハダシャー水星期は、星座交換という形で、射手座に在住する木星を傷つけている火星と密接に関係しており、ダシャーによって、高い所からの転落の象意を引き出したと言える。
また水星は蠍座の第2ドレッカーナに在住しており、サルパ・ドレッカーナ(蛇のドレッカーナ)に在住している。
そして、更に見ていくと、水星はナヴァムシャやダシャムシャでも射手座に在住し、シャシティアムシャ(D60)では、水星から見た4室(乗り物)射手座に6室支配の土星と8室支配の火星が在住して、6-8の絡みを形成している。
月から見ても乗り物の表示体である金星から見ても4室の支配星が6室と絡んで、傷ついており、マハダシャーロードの水星が、星座交換するディスポジターの火星の象意を引き出し、高い所からの転落を意味する傷ついた射手座の象意を顕現させたと言える。
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