近藤真彦のジャニーズ退所、独立について -ジャニーズの「長男」の転機-




最近、マッチこと、近藤真彦が、不倫騒動やジャニーズ事務所退社で、注目を浴びている。



マッチと言えば、私は小学生ぐらいの頃に「たのきんトリオ」として、一世を風靡していた時を知っている。



この「たのきんトリオ」がジャニーズのその後のアイドルグループのはしりであり、少年隊や光ゲンジ、SMAP、嵐などのアイドルグループがそれに続いた。



昔、ジャニーズ事務所に郷ひろみがいたが、稼ぎ頭だった郷ひろみが移籍して、事務所が途方に暮れていた所、「たのきんトリオ」がヒットしてジャニーズの救世主となった。



その時の栄光で、これまでテレビに出演せず、仕事をほとんどしなくても特別待遇で、事務所で養われて来たのである。



ニュース記事によれば、特別待遇で、ジャニーズ関連株の譲渡を受けており、その配当益で、生活するには困らないという。



だから近藤真彦は、最近まで、ジャニーズの元アイドルたちの中で、最も古株と化して、「ジャニーズの長男」と呼ばれる存在であった。



然し、そうした特別待遇を羨望される存在でもあり、最近は、居場所もなくなって来ていたようである。



マッチは、存在自体が、もう忘れられているような状態だった。




ネットでは出生時間が21:00~22:59の間に誕生したとする情報や22:38という情報が見られる。



その為、まずは「1964年7月19日 22時38分 神奈川県大和市」で、チャートを作成してみた。







魚座ラグナ


非常に意外だが、マッチのラグナは魚座で、典型的な一匹オオカミで、個人主義者である。



チームワークや集団生活を苦手とするこの魚座ラグナが、ジャニーズ事務所のような集団に属していること自体が不思議である。



マッチは、ジャニーズ事務所内では、特別扱いを受けていて、事務所が望んでいないにも関わらず、カーレースに夢中になるなど、我が道をゆく存在である。



ちょうど野球界で言えば、同じく団体行動、集団生活が苦手な松井秀喜(魚座ラグナ)のような存在である。







松井秀喜は、いつも練習に遅れてきたりして、実はチームワークが苦手な男であり、控えめに謙譲の美徳を持って、野球道を追及する男である。



ホームランを打ってもはしゃいだり、ガッツポーズをすることなく、自分を抑えて、黙々と修行僧のようにベースランして、ホームに戻ってくる。



マッチが、一人で、黙々とカーレースに没頭する姿は、あたかも松井秀喜と同じような集団生活に馴染めず、黙々と我が道を行く魚座スタイルを感じるのである。



マッチは、そういう訳で、ジャニーズ事務所で浮いた存在になってしまったのは、魚座ラグナだから仕方がないのである。







わざとやっているのではなく、あの表現しか取れないのだと思われる。



そうした魚座の性格である為、「たのきんトリオ」が早々に解散して、グループとしての持続力がなかったのは、リーダー格であったマッチの性格にもよるのである。



マッチにメンバーと協調する能力がないため、田原俊彦は独立し、野村義男は長髪にして、マニアックなミュージシャンの道に走ってしまった。



マッチは、誰からも好かれる性格で、敵を作らないが、しかし、団体行動が苦手で、変り者になってしまうのは、魚座ラグナの為である。







結婚のタイミング


1994年6月11日に一般人のOL女性と結婚するが、ダシャーは、ケートゥ期への移行のタイミングである。



ケートゥは10室に在住し、ディスポジターの木星はラグナロードで結婚生活の2室に在住しており、また月から見て2室の支配星でもある。



ナヴァムシャでは、ケートゥは5室に在住し、ディスポジターの水星はラグナに在住している。







トランジットを見ると、木星が天秤座8室から2室とラグナロードの木星にアスペクトし、土星が水瓶座から2室とラグナロードの木星にアスペクトしている。



1室(7室から見た7室)と2室にダブルトランジットが形成されており、結婚のタイミングである。



ラーフ/ケートゥ軸も2-8軸にあり、ラーフは8室をトランジットして、この時点での結婚願望を表わしている。





長男の誕生


また2007年10月8日に長男が誕生しているが、金星/ラーフ/木星期である。









サプタムシャを見ると、金星は9室の支配星で、ラーフは、ラーフ/ケートゥ軸として、ラグナに絡み、木星は9室に在住している。




サプタムシャのラグナや9室(子供の本質)に絡んでいる為、子供の誕生のタイミングである。







トランジットを見ても木星は9室をトランジットし、5室の支配星とコンジャンクトし、5室にアスペクトしている。




土星は子供が誕生した10月8日の約3ヶ月前の7月15日の時点で、蟹座5室をトランジットしており、5室へのダブルトランジットが確認できる。





従って、出生図は魚座ラグナで正しく、ナヴァムシャのラグナは水瓶座、サプタムシャのラグナは水瓶座で正しそうである。




出生時間も22:38で、ほぼ正しいと思われる。






ナヴァムシャのラグナ



まずナヴァムシャのラグナを一目見て、水瓶座で正しいと思ったが、8室に金星と火星が在住していたからである。




この愛情問題を表わす金星と火星が8室(三角関係)に在住していることが、アイドル時代の中森明菜との松田聖子を交えたスキャンダルを表わしている。




金星と月が8室でコンジャンクトする配置は、母性的な女性から保護されたり、世話されたり、支配される傾向を表わしている。







週刊女性PRIMEの表現では、“ヤバい甘え上手”と表現されているが、女性たちから追いかけられる典型的な配置である。




然し、相手の女性が一途になり過ぎて、ストーカー化したり、中森明菜のように思い詰めて自殺未遂をして困らせるなど、恋愛問題において大きな苦悩をもたらす配置でもある。









ラグナから見ると、3、10室支配の火星が芸能活動を表わしているが、8室(行き詰まり、中断、苦悩)に在住して、6室支配の月やパートナーの表示体である金星とコンジャンクトすることで、こうしたスキャンダルが、仕事を中断させることを意味している。



この事件の後、近藤真彦は、カーレースを続行したが、本業の芸能活動は避けるように表舞台から遠のいていったという。



そして、一般女性と結婚したのである。



従って、芸能活動が、恋愛のスキャンダルによって、中断するというのが、このナヴァムシャの8室に現れた配置である。




またラグナロードの土星が12室に在住しているが、その辺りの配置も、華やかな芸能活動の表舞台からは退きたい傾向をもたらしている。







アヌラーダの月



出生図では、蠍座のアヌラーダに月が在住しているが、両側に惑星が在住していない為、ケーマドルマヨーガであり、孤立しやすい配置である。




近藤真彦が、あまり人とつるまず、独りでいる印象なのは、魚座ラグナであることの他に月がケーマドゥルマヨーガだからである。




このアヌラーダの月は、女性であれば、銀座のホステス、男性であれば、歌舞伎町のホストと呼べるかもしれない。



よく仕事が終わった水商売の女性が、仕事が終わった後、今度は、自分が客になって、歌舞伎町のホストに通いつめ、知らない間にホストに入れ込んで、巨額の借金を背負ってしまうといったエピソードが聞かれるが、マッチこと、近藤真彦は、そうした女性を破滅させるホスト体質があると思われる。



中森明菜が、結婚資金として貯めていたお金をマッチがカーレースにつぎ込んでしまったなどと言われており、中森明菜は騙されているといった報道が当時、週刊誌で流されたようである。



月から見たケンドラに惑星が在住している場合、ケーマドゥルマヨーガの凶意を緩和すると言われるが、例えば月から見て、ラグナロードの火星が7室に在住し、7、12室支配の金星とコンジャンクトしているこの配置、すなわち、女性との関係が、近藤真彦の心の不安定さを緩和する配置でもある。



そうであるから、尚更、近藤真彦と女性の間に強い絆が出来てしまう配置でもある。







またラグナから見ると、3、8室支配の金星が2、9室支配の火星と共に3室に在住しているが、これは近藤真彦の芸能活動を表わす配置である。



然し、その3室支配の金星は、8室支配の金星でもあり、火星から傷つけられている為、スキャンダルで、芸能活動が中断してしまう配置である。



但し、9室の支配星と8室の支配星がコンジャンクトしており、芸能界では、保護者や師匠にも恵まれており、8-9のコンビネーションは、師匠とは寝食を共にし、生活の面倒を全てみてもらい完全に師匠の保護下に入る(師匠から支配される)配置でもある。



テレビに出演しないのにも関わらず、マッチが、ジャニーズ事務所で、これだけ長い間、養ってもらえたのは、メリー喜多川に可愛がられていたからである。



メリー喜多川は、自分の娘である藤島ジュリー景子をもしタレントと結婚させるならマッチしかいないと述べていたそうである。



このようにメリー喜多川から可愛がられていた為、マッチは、ジャニーズ関連企業株の譲渡してもらい、その配当金で、生活が保障されているのである。



このように近藤真彦は、まさにジゴロ的な資質がある。



ジゴロとは、wikipediaの定義によれば、「女から金を得て生きている男」のことである。


まさに近藤真彦は、生まれついてのホストであり、女性に貢がせて、それでいて相手を幸せな気持ちにさせる天才であると言える。






不倫スキャンダルと無期限謹慎処分


調べた所、2020年11月に『週刊文春』が25歳下の女性との5年にわたる不倫を報じたようである。



この25歳年下の女性は、会社経営者で、ネットの情報によれば、オーダーメイドスーツ専門店「Re.muse/レ・ミューズ」を運営する勝友美氏であるという。







この女性の写真を見て、直ぐ分かることは、アパレル業界で活躍するこの女性は、近藤真彦の出生図の月から7室支配で7室に在住するマラヴィアヨーガの金星の表示体そのものである。



牡牛座は、美容、健康業界や、アパレル、ファッション、インテリア関係のラグジャリーで、高級品を扱うような業界であり、デザイナーやアート系の仕事に携わる女性が多い星座である。



商売が上手で、現実社会で、経済的にも上手く立ち回る能力を備えており、おっとりした性格で、優美な品を備えているが、この牡牛座ラグナの女性が、しばしば自分とは全く対照的に見える蠍座のホストタイプの野卑な男性を好むのである。



その組合せというのは、例えば、ウォーレン・ビーティーとアネット・ベニングのカップルとか、ハリウッドにもその典型例は多い。




この写真の女性もその典型であるように思えた。



メリー喜多川が近藤真彦を可愛がったようにこの女性も母性本能をくすぐるマッチにのめり込んだのだろうと思われる。



但し、通常、マッチに貢ぐだけの経済力や力がないと、マッチとの恋愛は上手くいかないのであるが、この女性は経営者でもあるので、経済的にも余裕があり、年上であるマッチを包容し世話するぐらいの実力があるのだろうと思われる。



この写真を見て、そんな風に感じられるのである。







ジャニーズ退所


2021年4月30日、40年以上、ジャニーズ事務所に所属していた、ジャニーズの「長男」こと、近藤真彦(56)が、遂に退所を発表した。







ダシャーは、太陽/太陽/月期であり、ちょうどマハダシャー太陽期に移行した直後である。



太陽は、出生図のレベルでは、6室の支配星で、通常は離婚という象意があるが、所属事務所との契約解除も同じような象意を意味している。



6室支配の太陽が、7室(10室からみた10室:仕事の本質)を傷つけており、また月から見て、太陽は10室支配で9室に在住し、8、11室支配の水星とコンジャンクトしている。



9室は10室(仕事)を損失するハウスであり、通常は、教育や慈善活動などに従事する配置である。




太陽期の前の20年間の金星期は、3、8室支配で、3室に在住しており、まさに芸能の3室の支配星が定座に在住している為、芸能界で、ジャニーズ事務所の庇護下にいることが出来たのである。



また金星は、ナヴァムシャでは、3、10室支配の火星とコンジャンクトしている為、ここでも芸能、芸能界との関係が見られる。



然し、太陽は、ナヴァムシャでは7室支配で7室に在住し、月から見ると12室支配で12室自室に在住している。



従って、ここからは芸能という象意は見られない。



ジャニーズ事務所にいても芸能活動はあまり上手く行かず、主に不労所得を得ていた訳であるが、それは金星が出生図で8室の支配星で定座に在住したり、ナヴァムシャでも8室で、ラージャヨーガを形成しているからである。







ダシャムシャでは、太陽は2室支配で10室で高揚しており、2室の支配星の時期は、起業の時期である。



10室で高揚する太陽期は、昇進の時期であり、仕事運は良いと思われる。



長い間、ジャニーズ事務所の庇護下で安逸な生活を送ってきたが、ここで、起業したり、色々、冒険して自らリーダーとして何かを行なう自由を得たと言えるかもしれない。



またダシャムシャの4室(乗り物)に4室支配の金星が在住して、マラヴィアヨーガを形成し、5、10室支配のヨーガカラカの火星が在住する配置は、カーレースの活動を表わしていると思われる。



4室で金星がマラヴィアヨーガになる配置は、レーシングカーなどの見た目の美しいレーシングカーを表わしており、そうした車を所有したり、運転することを表わしている。




10室で高揚する太陽は、この金星と火星のコンビネーションと相互アスペクトしている為、やはり、ジャニーズ退社後のマッチは、カーレースの世界で、新たな会社を起ち上げたり、何らかの起業を行なうのではないかと思われる。



これまでは、ジャニーズ事務所でタレントとしての立場であった為、そうした起業活動は、本格的には出来なかったと思われ、また事務所の束縛も受けたと思うが、ようやく自由に好きなことが出来る自由を得たのである。




近藤真彦は、今、庇護者も失ったが、自由も得たという状況なのである。






出生図でもダシャーラグナの太陽から見た4、11室支配の金星が11室で、5、10室支配のラージャヨーガカラカの火星、そして、ラグナロードの月と相互アスペクトしている。




また太陽から見て、10室には9室支配の木星が在住しており、まさに指導者として何かを教えたり、コンサルすることを表わしている。




ナヴァムシャでも太陽から見て、2室には惑星集中しており、そこには3、10室支配の金星、4、9室支配の火星、12室支配の月などが在住しており、2室への惑星集中は起業して稼ぐことを意味している。



つまり、今後の近藤真彦の仕事は、今まで行ってきたカーレースでの新たな起業であり、その内容は、コンサルしたり、何か指導するような仕事ではないかと思われる。






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