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近藤真彦のジャニーズ退所、独立について -ジャニーズの「長男」の転機-

2021 5/20



最近、マッチこと、近藤真彦が、不倫騒動やジャニーズ事務所退社で、注目を浴びている。



マッチと言えば、私は小学生ぐらいの頃に「たのきんトリオ」として、一世を風靡していた時を知っている。



この「たのきんトリオ」がジャニーズのその後のアイドルグループのはしりであり、少年隊や光ゲンジ、SMAP、嵐などのアイドルグループがそれに続いた。



昔、ジャニーズ事務所に郷ひろみがいたが、稼ぎ頭だった郷ひろみが移籍して、事務所が途方に暮れていた所、「たのきんトリオ」がヒットしてジャニーズの救世主となった。



その時の栄光で、これまでテレビに出演せず、仕事をほとんどしなくても特別待遇で、事務所で養われて来たのである。



ニュース記事によれば、特別待遇で、ジャニーズ関連株の譲渡を受けており、その配当益で、生活するには困らないという。



だから近藤真彦は、最近まで、ジャニーズの元アイドルたちの中で、最も古株と化して、「ジャニーズの長男」と呼ばれる存在であった。



然し、そうした特別待遇を羨望される存在でもあり、最近は、居場所もなくなって来ていたようである。



マッチは、存在自体が、もう忘れられているような状態だった。




ネットでは出生時間が21:00~22:59の間に誕生したとする情報や22:38という情報が見られる。



その為、まずは「1964年7月19日 22時38分 神奈川県大和市」で、チャートを作成してみた。







魚座ラグナ


非常に意外だが、マッチのラグナは魚座で、典型的な一匹オオカミで、個人主義者である。



チームワークや集団生活を苦手とするこの魚座ラグナが、ジャニーズ事務所のような集団に属していること自体が不思議である。



マッチは、ジャニーズ事務所内では、特別扱いを受けていて、事務所が望んでいないにも関わらず、カーレースに夢中になるなど、我が道をゆく存在である。



ちょうど野球界で言えば、同じく団体行動、集団生活が苦手な松井秀喜(魚座ラグナ)のような存在である。







松井秀喜は、いつも練習に遅れてきたりして、実はチームワークが苦手な男であり、控えめに謙譲の美徳を持って、野球道を追及する男である。



ホームランを打ってもはしゃいだり、ガッツポーズをすることなく、自分を抑えて、黙々と修行僧のようにベースランして、ホームに戻ってくる。



マッチが、一人で、黙々とカーレースに没頭する姿は、あたかも松井秀喜と同じような集団生活に馴染めず、黙々と我が道を行く魚座スタイルを感じるのである。



マッチは、そういう訳で、ジャニーズ事務所で浮いた存在になってしまったのは、魚座ラグナだから仕方がないのである。







わざとやっているのではなく、あの表現しか取れないのだと思われる。



そうした魚座の性格である為、「たのきんトリオ」が早々に解散して、グループとしての持続力がなかったのは、リーダー格であったマッチの性格にもよるのである。



マッチにメンバーと協調する能力がないため、田原俊彦は独立し、野村義男は長髪にして、マニアックなミュージシャンの道に走ってしまった。



マッチは、誰からも好かれる性格で、敵を作らないが、しかし、団体行動が苦手で、変り者になってしまうのは、魚座ラグナの為である。







結婚のタイミング


1994年6月11日に一般人のOL女性と結婚するが、ダシャーは、ケートゥ期への移行のタイミングである。



ケートゥは10室に在住し、ディスポジターの木星はラグナロードで結婚生活の2室に在住しており、また月から見て2室の支配星でもある。



ナヴァムシャでは、ケートゥは5室に在住し、ディスポジターの水星はラグナに在住している。







トランジットを見ると、木星が天秤座8室から2室とラグナロードの木星にアスペクトし、土星が水瓶座から2室とラグナロードの木星にアスペクトしている。



1室(7室から見た7室)と2室にダブルトランジットが形成されており、結婚のタイミングである。



ラーフ/ケートゥ軸も2-8軸にあり、ラーフは8室をトランジットして、この時点での結婚願望を表わしている。





長男の誕生


また2007年10月8日に長男が誕生しているが、金星/ラーフ/木星期である。









サプタムシャを見ると、金星は9室の支配星で、ラーフは、ラーフ/ケートゥ軸として、ラグナに絡み、木星は9室に在住している。




サプタムシャのラグナや9室(子供の本質)に絡んでいる為、子供の誕生のタイミングである。







トランジットを見ても木星は9室をトランジットし、5室の支配星とコンジャンクトし、5室にアスペクトしている。




土星は子供が誕生した10月8日の約3ヶ月前の7月15日の時点で、蟹座5室をトランジットしており、5室へのダブルトランジットが確認できる。





従って、出生図は魚座ラグナで正しく、ナヴァムシャのラグナは水瓶座、サプタムシャのラグナは水瓶座で正しそうである。




出生時間も22:38で、ほぼ正しいと思われる。






ナヴァムシャのラグナ



まずナヴァムシャのラグナを一目見て、水瓶座で正しいと思ったが、8室に金星と火星が在住していたからである。




この愛情問題を表わす金星と火星が8室(三角関係)に在住していることが、アイドル時代の中森明菜との松田聖子を交えたスキャンダルを表わしている。




金星と月が8室でコンジャンクトする配置は、母性的な女性から保護されたり、世話されたり、支配される傾向を表わしている。







週刊女性PRIMEの表現では、“ヤバい甘え上手”と表現されているが、女性たちから追いかけられる典型的な配置である。




然し、相手の女性が一途になり過ぎて、ストーカー化したり、中森明菜のように思い詰めて自殺未遂をして困らせるなど、恋愛問題において大きな苦悩をもたらす配置でもある。









ラグナから見ると、3、10室支配の火星が芸能活動を表わしているが、8室(行き詰まり、中断、苦悩)に在住して、6室支配の月やパートナーの表示体である金星とコンジャンクトすることで、こうしたスキャンダルが、仕事を中断させることを意味している。



この事件の後、近藤真彦は、カーレースを続行したが、本業の芸能活動は避けるように表舞台から遠のいていったという。



そして、一般女性と結婚したのである。



従って、芸能活動が、恋愛のスキャンダルによって、中断するというのが、このナヴァムシャの8室に現れた配置である。




またラグナロードの土星が12室に在住しているが、その辺りの配置も、華やかな芸能活動の表舞台からは退きたい傾向をもたらしている。







アヌラーダの月



出生図では、蠍座のアヌラーダに月が在住しているが、両側に惑星が在住していない為、ケーマドルマヨーガであり、孤立しやすい配置である。




近藤真彦が、あまり人とつるまず、独りでいる印象なのは、魚座ラグナであることの他に月がケーマドゥルマヨーガだからである。




このアヌラーダの月は、女性であれば、銀座のホステス、男性であれば、歌舞伎町のホストと呼べるかもしれない。



よく仕事が終わった水商売の女性が、仕事が終わった後、今度は、自分が客になって、歌舞伎町のホストに通いつめ、知らない間にホストに入れ込んで、巨額の借金を背負ってしまうといったエピソードが聞かれるが、マッチこと、近藤真彦は、そうした女性を破滅させるホスト体質があると思われる。



中森明菜が、結婚資金として貯めていたお金をマッチがカーレースにつぎ込んでしまったなどと言われており、中森明菜は騙されているといった報道が当時、週刊誌で流されたようである。



月から見たケンドラに惑星が在住している場合、ケーマドゥルマヨーガの凶意を緩和すると言われるが、例えば月から見て、ラグナロードの火星が7室に在住し、7、12室支配の金星とコンジャンクトしているこの配置、すなわち、女性との関係が、近藤真彦の心の不安定さを緩和する配置でもある。



そうであるから、尚更、近藤真彦と女性の間に強い絆が出来てしまう配置でもある。







またラグナから見ると、3、8室支配の金星が2、9室支配の火星と共に3室に在住しているが、これは近藤真彦の芸能活動を表わす配置である。



然し、その3室支配の金星は、8室支配の金星でもあり、火星から傷つけられている為、スキャンダルで、芸能活動が中断してしまう配置である。



但し、9室の支配星と8室の支配星がコンジャンクトしており、芸能界では、保護者や師匠にも恵まれており、8-9のコンビネーションは、師匠とは寝食を共にし、生活の面倒を全てみてもらい完全に師匠の保護下に入る(師匠から支配される)配置でもある。



テレビに出演しないのにも関わらず、マッチが、ジャニーズ事務所で、これだけ長い間、養ってもらえたのは、メリー喜多川に可愛がられていたからである。



メリー喜多川は、自分の娘である藤島ジュリー景子をもしタレントと結婚させるならマッチしかいないと述べていたそうである。



このようにメリー喜多川から可愛がられていた為、マッチは、ジャニーズ関連企業株の譲渡してもらい、その配当金で、生活が保障されているのである。



このように近藤真彦は、まさにジゴロ的な資質がある。



ジゴロとは、wikipediaの定義によれば、「女から金を得て生きている男」のことである。


まさに近藤真彦は、生まれついてのホストであり、女性に貢がせて、それでいて相手を幸せな気持ちにさせる天才であると言える。






不倫スキャンダルと無期限謹慎処分


調べた所、2020年11月に『週刊文春』が25歳下の女性との5年にわたる不倫を報じたようである。



この25歳年下の女性は、会社経営者で、ネットの情報によれば、オーダーメイドスーツ専門店「Re.muse/レ・ミューズ」を運営する勝友美氏であるという。







この女性の写真を見て、直ぐ分かることは、アパレル業界で活躍するこの女性は、近藤真彦の出生図の月から7室支配で7室に在住するマラヴィアヨーガの金星の表示体そのものである。



牡牛座は、美容、健康業界や、アパレル、ファッション、インテリア関係のラグジャリーで、高級品を扱うような業界であり、デザイナーやアート系の仕事に携わる女性が多い星座である。



商売が上手で、現実社会で、経済的にも上手く立ち回る能力を備えており、おっとりした性格で、優美な品を備えているが、この牡牛座ラグナの女性が、しばしば自分とは全く対照的に見える蠍座のホストタイプの野卑な男性を好むのである。



その組合せというのは、例えば、ウォーレン・ビーティーとアネット・ベニングのカップルとか、ハリウッドにもその典型例は多い。




この写真の女性もその典型であるように思えた。



メリー喜多川が近藤真彦を可愛がったようにこの女性も母性本能をくすぐるマッチにのめり込んだのだろうと思われる。



但し、通常、マッチに貢ぐだけの経済力や力がないと、マッチとの恋愛は上手くいかないのであるが、この女性は経営者でもあるので、経済的にも余裕があり、年上であるマッチを包容し世話するぐらいの実力があるのだろうと思われる。



この写真を見て、そんな風に感じられるのである。







ジャニーズ退所


2021年4月30日、40年以上、ジャニーズ事務所に所属していた、ジャニーズの「長男」こと、近藤真彦(56)が、遂に退所を発表した。







ダシャーは、太陽/太陽/月期であり、ちょうどマハダシャー太陽期に移行した直後である。



太陽は、出生図のレベルでは、6室の支配星で、通常は離婚という象意があるが、所属事務所との契約解除も同じような象意を意味している。



6室支配の太陽が、7室(10室からみた10室:仕事の本質)を傷つけており、また月から見て、太陽は10室支配で9室に在住し、8、11室支配の水星とコンジャンクトしている。



9室は10室(仕事)を損失するハウスであり、通常は、教育や慈善活動などに従事する配置である。




太陽期の前の20年間の金星期は、3、8室支配で、3室に在住しており、まさに芸能の3室の支配星が定座に在住している為、芸能界で、ジャニーズ事務所の庇護下にいることが出来たのである。



また金星は、ナヴァムシャでは、3、10室支配の火星とコンジャンクトしている為、ここでも芸能、芸能界との関係が見られる。



然し、太陽は、ナヴァムシャでは7室支配で7室に在住し、月から見ると12室支配で12室自室に在住している。



従って、ここからは芸能という象意は見られない。



ジャニーズ事務所にいても芸能活動はあまり上手く行かず、主に不労所得を得ていた訳であるが、それは金星が出生図で8室の支配星で定座に在住したり、ナヴァムシャでも8室で、ラージャヨーガを形成しているからである。







ダシャムシャでは、太陽は2室支配で10室で高揚しており、2室の支配星の時期は、起業の時期である。



10室で高揚する太陽期は、昇進の時期であり、仕事運は良いと思われる。



長い間、ジャニーズ事務所の庇護下で安逸な生活を送ってきたが、ここで、起業したり、色々、冒険して自らリーダーとして何かを行なう自由を得たと言えるかもしれない。



またダシャムシャの4室(乗り物)に4室支配の金星が在住して、マラヴィアヨーガを形成し、5、10室支配のヨーガカラカの火星が在住する配置は、カーレースの活動を表わしていると思われる。



4室で金星がマラヴィアヨーガになる配置は、レーシングカーなどの見た目の美しいレーシングカーを表わしており、そうした車を所有したり、運転することを表わしている。




10室で高揚する太陽は、この金星と火星のコンビネーションと相互アスペクトしている為、やはり、ジャニーズ退社後のマッチは、カーレースの世界で、新たな会社を起ち上げたり、何らかの起業を行なうのではないかと思われる。



これまでは、ジャニーズ事務所でタレントとしての立場であった為、そうした起業活動は、本格的には出来なかったと思われ、また事務所の束縛も受けたと思うが、ようやく自由に好きなことが出来る自由を得たのである。




近藤真彦は、今、庇護者も失ったが、自由も得たという状況なのである。






出生図でもダシャーラグナの太陽から見た4、11室支配の金星が11室で、5、10室支配のラージャヨーガカラカの火星、そして、ラグナロードの月と相互アスペクトしている。




また太陽から見て、10室には9室支配の木星が在住しており、まさに指導者として何かを教えたり、コンサルすることを表わしている。




ナヴァムシャでも太陽から見て、2室には惑星集中しており、そこには3、10室支配の金星、4、9室支配の火星、12室支配の月などが在住しており、2室への惑星集中は起業して稼ぐことを意味している。



つまり、今後の近藤真彦の仕事は、今まで行ってきたカーレースでの新たな起業であり、その内容は、コンサルしたり、何か指導するような仕事ではないかと思われる。






(参考資料)

近藤真彦がジャニーズ退所、“ヤバい甘え上手”を愛した中森明菜は今こそ再起の時
週刊女性PRIME / 2021年5月15日 19時0分

世の中には「ヤバい女=ヤバ女(ヤバジョ)」だけでなく、「ヤバい男=ヤバ男(ヤバダン)」も存在する。問題は「よいヤバさ」か「悪いヤバさ」か。この連載では、芸能人や有名人の言動を鋭くぶった斬るライターの仁科友里さんが、さまざまなタイプの「ヤバ男」を分析していきます。

第16回 近藤真彦

「オトコは度胸、オンナは愛嬌」ということわざを聞いたことがありますか? これは「男性は物怖じせずに勝負する度胸が大事、女性は笑顔が大事」という意味ですが、実は反対で「オトコは愛嬌、オンナは度胸」なのではないかと思うのです。

 男性こそ、周囲に甘え、かわいがられることを目指す。そんなオトコらしくない……と思う人もいるかもしれませんが、オトコらしさで社会を生き抜くのはものすごい倍率が高い。それなら、いっそ「人がしないこと」をして「かわいいやつだ」と思われたほうがトクではないでしょうか。

 天性のものなのか、それとも手段なのか。マッチこと近藤真彦はとても「女性に甘えるのがうまい人」なのではないかと思います。

メリー喜多川氏とマッチの関係

 4月30日、近藤真彦(以下、マッチ)が40年以上在籍していた、ジャニーズ事務所を退所することを発表しました。昨年11月『週刊文春』に25歳年下女性との5年にわたる不倫を報じられたマッチ。同誌によると、マッチは不倫相手の女性に、もし不倫がバレても「もみ消せる権力を持っている」と言っていたそうですが、マッチは不倫を認め、事務所は無期限の謹慎を言い渡します。

 マッチが言ったとされる「不倫をもみ消せる権力」を持っているのがジャニーズ事務所のことを指すのか、それともそれだけの権力を持つ人と親しいという意味なのか詳細は不明ですが、多数の人気アイドルを輩出するジャニーズ帝国の“女帝”・メリー喜多川氏がマッチをかわいがっていたことはよく知られていることでしょう。

『週刊文春』(2015年1月29日号)のインタビューに応じたメリー氏は、実娘である藤島ジュリー景子副社長(当時)とSMAPのマネージャーであるIさんの二人が“社長候補”と書かれたことについて「もし、ジュリーとI(※編集部注:文春での報道は本名)が問題になっているのなら、私はジュリーを残します。自分の子だから」と不快感をあらわにし、なんとインタビュー場所にIさんを緊急招集するヤバい展開に。そこで「うちのトップは誰?」と質問、Iさんに「近藤真彦です」と答えさせるなど、次期社長はジュリー氏、事務所のトップは近藤真彦と強調します。

 メリー氏のマッチへの思い入れは凄まじく、同誌で「(ジュリー氏を)タレントと結婚させるんだったらマッチしかいない。亡くなったマッチのお母さんのことが、すごい好きでね」「マッチのお母さんは二人を結婚させるつもりだったんだもの」と仰天秘話を告白。

 マッチは実母を交通事故で亡くしていますが、2010年にマッチが出演した『中居正広のキンスマ波瀾万丈スペシャル』(TBS系)によると、マッチ母は事故の際、大病院への搬送を拒否。自分が事故を起こしたことが明らかになれば、マッチや事務所に迷惑がかかると判断したからだそうです。身を挺して息子や事務所を守ろうとしたマッチ母に対し、メリー氏は先のインタビューで「私がマッチの面倒を見るのは当たり前だと思う……話しているだけで涙が出てきちゃう」と語っていました。

マッチは“情の濃いオンナ”と相性がいい

 ショービジネスにおいて重要視されるのは、“セールス”です。芸能事務所は営利企業ですから、タレントが稼いでくれないことには、共倒れになってしまう。それでは、“情”の部分が全く必要ないかというと、それもまた違うと思うのです。「ご恩と奉公」という言葉がありますが、事務所はタレントを愛し、タレントも所属事務所の恩に報いたいと思ってもらわないと事務所の先行きは明るくないでしょう。

 明石家さんまは2019年にMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』で、メリー氏の情にまつわるこんなエピソードを披露しています。さんまがメリー氏とばったり会うと「うちの子どもたち(所属タレントのこと)が本当にお世話になって」というお礼を言われ、「一緒のレストランになると、全部はろてくれはる。こっちがどれだけの人数であろうと払ってくれる」とメリー氏の太っ腹加減を明かしています。

 メリー氏のマッチ愛も、セールスでの評価というより、マッチのお母さんに対して、同じ子どもを持つ母親として強く共感する“情”のように感じます。弟である故・ジャニー喜多川氏と二人三脚で、たった一代で帝国を築いた人ですから、並みの女性であるわけがありません。切った張ったもいとわないような芸能界を渡り歩ける強さや冷徹さがある一方で、愛するものはどこまでも守るという優しさが同居している人なのではないでしょうか。

 こういう情の濃い人と相性がいいのは、放っておいても大丈夫なまじめタイプよりも、自分が目をかけていないとちょっとヤバい、わがままな甘ったれなのではないかと思います。そういう意味で、メリー氏とマッチはすごく相性のいい組み合わせだったと思います。

 そういえば、マッチの周りにもう一人、情の濃いオンナがいましたね。


明菜にチャンスが巡ってきた

 過去のことを蒸し返してなんですが、マッチと中森明菜が交際していたことはよく知られている事実です。かつて明菜が「お母さん」と呼んでいたディレクター、木村恵子氏が書いた『中森明菜 哀しい性』(講談社)という本があります。木村氏は一時期、明菜のビジネスパートナーだった人物で彼女の写真集を制作していたのですが、決裂。木村氏は明菜側からの一方的な契約破棄の無効と損害賠償を求めて提訴しました。

 裁判を起こすまでにこじれた関係性の人をよく書くわけはなく、そのあたりを頭にいれて読む必要がありそうですが、明菜は「好きになったら命がけ」のようです。

 信用したスタッフに実印を簡単に預けて金銭トラブルに巻き込まれてしまう。貧乏性で自分には全くお金を使わず、シャネルの偽物を身に着けていたりするのに、マッチには一着100万円もするスーツを何着も買ってあげたり、マッチに頼まれるままに「マンション購入資金」として7000万円ものお金を渡すなど、金銭的にだいぶ貢いでいたようです。一緒に暮らしていたころは、マッチの帰りが遅いとマンションのエレベーターの前や、玄関で座って待っていたそうですが、ここまで来るとちょっとヤバい感じもします。

 しかし、ここまで思い詰めて相手を好きになるタイプの女性は、“おねだり”も「それだけ信用されている、頼られている」と思って嬉しかったのかもしれません。しかし、こういう関係はお互いに精神的、金銭的に消耗しますから、あまり長続きしないでしょう。

 明菜は自殺未遂事件以降、トラブル続きで、ファンの期待するような復活を遂げているとは言えないでしょう。明菜自身の判断力にも問題はあるような気がしますが、個人的にはメリー氏と明菜という二人の情の濃いオンナがマッチというヤバい甘え上手を愛した結果、業界に影響力がない明菜が“位負け”してしまったように見えて仕方がありません。

 しかし、メリー氏も齢90を超え、いつまでもマッチを守ってあげられなくなったのでしょうか。不倫をもみ消せる権力があると豪語していたマッチですが、今はSNSがありますから、一般人とて情報を拡散することはできてしまいます。

 この状態をジャニーズ事務所、もしくはメリー氏の影響力が弱い時代になってきたとみるならば、明菜にチャンスが巡ってきたということではないでしょうか。何もテレビに出たり、大きな会場でコンサートをする必要はないのです。今はYouTubeがありますから、彼女の望む形で歌う姿を見せることもできるはず。

 表立った活動をしていないのに、人々の記憶から消えることなく、再起が望まれる歌手は、明菜をおいてほかにいないでしょう。ちょうど今年は明菜のデビュー40周年。時代は明菜に味方していると私は思います。今こそ、明菜の歌手としての底力を見せてほしいものです。

<プロフィール>

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。『サイゾーウーマン』『週刊SPA!』『GINGER』『steady.』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。また、自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む男女の相談に応えている。2015年に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)を発表し、異例の女性向け婚活本として話題に。好きな言葉は「勝てば官軍、負ければ賊軍」
参照元:近藤真彦がジャニーズ退所、“ヤバい甘え上手”を愛した中森明菜は今こそ再起の時
週刊女性PRIME / 2021年5月15日 19時0分
近藤真彦が不倫相手に語っていた「明菜のこと」、平成芸能を揺るがせた金屏風事件
2020/11/11 週刊女性PRIME

文春オンラインが近藤真彦の「5年不倫」を報じた。お相手は25歳年下の女性社長のA子さん(31歳)で、沖縄でゴルフを楽しむ姿の写真まで掲載されている。近藤は妻子ある身で、結婚生活は実に26年。昨今、激動するジャニーズ事務所でも“長男”という立ち位置で、所属歴は43年の大ベテランだ。

 事務所に守られ、大切に育てられた近藤のスキャンダルといえば、過去に1度しかない。それは平成の芸能史に残る“事件”とも言われる、中森明菜との「金屏風事件」。明菜とのスキャンダルは、不倫相手のA子さんにも「自分のせいだった」と話しているようで、A子さんへの信頼度がうかがえる。

 ここで、平成が終わる直前に週刊女性PRIMEで配信した「《平成芸能回顧録》中森明菜のトラウマ “金屏風事件” の代償」を再掲する。

平成元年

 平成元年が始まったのは1989年1月8日からだった。

 国内では初となる消費税、税率3%が施行されたのはこの年から。任天堂が『ゲームボーイ』を発売し、大ヒット。NHKはBS衛星第1・第2テレビの本放送を開始した。

 ファッションでは“渋カジ”やラルフローレンが大人気で、小説『TUGUMI』で作家の吉本ばなながブレイクし、村上春樹の『ノルウェイの森』も大ヒットする、小説の当たり年でもあった。

 そんな中、国民的漫画家・手塚治虫さんが死去。美空ひばりさんもこの世を去った年でもある。

 まだバブル景気がピークを迎えたこの年の芸能界で、一番の話題といえばこの2人の動向だったことは間違いないだろう。

 平成元年の7月11日、中森明菜(当時23歳)が近藤真彦(当時24歳)の自宅で衝撃の自殺未遂を起こしたことだった。

 仕事を終え六本木の自宅マンションに帰った近藤は、浴室に血まみれで横たわる明菜を発見。明菜の自傷状態は左肘内側に深さ2センチ、長さ8センチの深いもので、神経に達するほどの重傷だった。すぐさま慈恵医大病院に運ばれ、6時間にも及ぶ手術の結果、一命を取り留める。

 当時、現場を取材したベテラン記者が振り返る。

「すぐに結婚したかった明菜と、結婚は30歳を過ぎてからという近藤の考えには温度差があったわけですが、すでに6年間も交際をしていた明菜にとっては、近藤に全てを捧げる覚悟を持っていたに違いない状況でした。

 当時、明菜が結婚後の新居のために蓄えていた数千万円の資金を、近藤が自身のカーレースに使い込んだなど、明菜が騙されているという報道が多くありました。

 その中でも一番、明菜の心を砕いたのが最大のライバルであった松田聖子と近藤の、ニューヨークでの密会キス写真を写真週刊誌に掲載されたことだった。これが自殺未遂の最終的な引き金となったと言われています」

無念な表情の明菜

 その後、約半年間も表舞台から姿を隠していた明菜は、12月31日の大晦日、夜10時過ぎという時間に緊急復帰会見を行なうことになる。テレビ朝日は大晦日の特番を急きょ変更して生中継にするなどの気合の入れようだった。

 会見場には明菜だけではなく近藤の姿もあり、バックが金屏風というものだった。これは婚約発表会見ではないかと、現場の新聞記者たちが、元旦のトップ記事の差し替えや、見出しのやり取りでちょっとしたパニック状態になっていたという。

 長かったロングヘアをショートにし、グレーのスーツ姿の明菜が姿を表すと、途切れることなくカメラのフラッシュが光り、シャッター音が鳴り響く。彼女は200人を超える報道陣を前に、深々と頭を下げていた。

 自殺未遂に及んだ理由を仕事上の人間関係が原因としながらも、「一番最初に見つけてほしかった」と近藤への思いを静かに切々と話す。

 会見に同席した近藤は、

「(復帰会見の)お手伝いが少しでもできたことに、すごく喜びを感じています」と他人事のように話し、リポーターからの「結婚は?」の質問に対しては「そういうことはまったくありません」と、明菜との6年間におよぶ恋愛すら否定してみせたのだ。

 隣でうつむきながら近藤の話を聞いていた明菜は、最後に近藤に促されるように“友人として”握手をするという形で会見を終えた。

 この時の明菜の表情は何ともいえない無念さをにじませていたのはいうまでもない。これがいわゆる“金屏風事件”だ。

 その後、近藤はカーレースを続行していくが、本業の芸能活動は避けるように表舞台から遠のいていき、94年6月には一般女性と結婚。

克服できない“トラウマ”

 90年に復帰した明菜はシングル『Dear Friend』や『水に挿した花』とヒットを飛ばす一方で、近藤との距離は離れていくばかり。結果的に精神状態が不安定なまま、相次ぐ事務所とのトラブルや奇行などの問題が続き、歌唱力は高く評価されながらも活動を自粛していく。

 その後、所属事務所やファンクラブに関するトラブルを繰り返すも、女優としてテレビドラマに出演するなど、ファンの前に顔は出していた。が、次第にその活動範囲は狭まり、2010年、体調不良により無期限の活動休止を発表。

 4年後の14年、サプライズゲストとして紅白歌合戦に出場。その後も復帰を模索するがうまくいかず、16年には久しぶりとなるディナーショーを行った。そして、35周年メモリアルイヤーとなる17年もディナーショーで顔を見せるものの、18年の年末はツアーも開催できないまま、年を越してしまう。

「今でも活動がうまくいかないのは、金屏風会見がトラウマとなっていることが克服できないからと言われています。あのような形で会見に引っ張り出された彼女は、大手の芸能関係者に嫌悪感を持っているんです。

 メディアに囲まれるのをものすごく嫌がりますし、限られたスタッフ以外は信用ができないという状態で、大きな活動がしにくいわけです。周囲の信用できるスタッフは、恋人関係と言われるマネージャーのA氏を中心に限られた数人だけ。

 前回のディナーショーは、ツアーイベントをやったことがなく、芸能界ではない人物が窓口だったので、大きな活動や継続がそもそも難しいのだと思います」(芸能界関係者)

 現在は、アメリカと日本を行ったり来たりの生活をしているという明菜。

 自殺未遂はアイドル全盛時代の中で、今では想像できないほどの大スキャンダルだったわけだが、30年を過ぎて今もなお、乗り越えることができない出来事となっているのかもしれない。
参照元:近藤真彦が不倫相手に語っていた「明菜のこと」、平成芸能を揺るがせた金屏風事件
2020/11/11 週刊女性PRIME
近藤真彦の実弟が明かした“ジャニーズ退所”の「真相」と奥さんの「胸の内」
05/10 21:00 週刊女性PRIME

謹慎生活に耐え切れず、40年以上も“庇護の下”にあった“帝国”から飛び出した“長男”。常にジグザグとわが道を進んできたが、自慢のハンドルさばきを誤ったのか? 近藤のことを知る人に聞くと、彼はさりげなく「俺のやり方」を生きるだけで──。

近藤真彦・ジャニーズ退所の真相

 “ジャニーズの長男”が事務所を去った。40年以上、在籍していた近藤真彦(56)が、4月30日に退所を発表したのだ。

「昨年11月に『週刊文春』が、25歳下の女性と5年にわたる不倫を報じました。ジャニーズ事務所は不倫があったと事実を認め、近藤さんには無期限の謹慎処分が下されていました」(スポーツ紙記者)

 昨年はデビュー40周年という節目の年だった。

「事務所のスタッフが走り回って取ってきた仕事が10本以上あったのですが、すべて白紙に。でも、マッチが気にしていたのは芸能活動ではなく、カーレースのことだけ。謹慎間もない昨年末には“レースなら復帰できるでしょ”と高をくくっていたんです」(テレビ局関係者)

 これまでもジャニーズのタレントが不祥事を起こすことはあったが、現役で写真をガッツリ撮られた不倫騒動は、今回の近藤が初めて。風当たりも強く、事務所としても簡単に活動を再開させるわけにはいかなかった。

「5月から本格的なレースのシーズンということもあり、マッチは“無期限”という処分に業を煮やしていました。ジャニーズの“礎”を築いた1人でもあり“俺が辞めたら困るだろう”と考えていたよう。誰かが引き留めるだろうと、退所を“ブラフ”としてチラつかせたら、事務所は“辞めたかったら止めません”ということに。彼の扱いに困っていたところ、本人から退所を申し出てくれて、事はすんなり運んだ。マッチと事務所は、そういった意味では“円満”なんです」(同・テレビ局関係者)

 そんな近藤には、後輩たちから感謝のコメントが相次いだが、東山紀之(54)は違った。メインキャスターを務める『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)で、厳しく批判したのだ。

「後輩たちにも、ファンたちにも、何の説明もしていない。説明をしたくなかったのか、することができないのか、それともこれからするのか」

「僕らはたくさんのファンの人たちに支えられている。それに向き合うのが礼儀のひとつだと思う」

 会見を開くこともなく明確な謝罪もなかったうえ、突然の独立宣言に「すごく薄っぺらく感じる」とまで言い切ったのだった。

“恩師と同級生”の反応はーー

 近藤の“恩師”はどう考えているのか。'79年に放送されたデビュー作『3年B組金八先生』(TBS系)で共演した武田鉄矢(72)に、自宅前で話を聞いてみたが、

「もう10年以上、付き合いはないし、年賀状のやりとりもない。'19年のジャニーさんのお別れ会で見かけたくらいですから、私がコメントをする立場にありません」

 ただ、それでも“教え子”であることに変わりはないと、複雑な胸中を明かす。

「私はダメな教師でしたが、いつまでも私の生徒だという気持ちに変わりはありません。何か相談がきたら? もちろん、そのときは応えます」

 かつての恩師に、今のところ相談はないようだ。

 では“同級生”はどうか。同じ『金八』に出演し、たのきんトリオとしてジャニーズで同じ釜の飯を食べ、先に退所した田原俊彦である。

「トシちゃんにも、今回のマッチの退所に関してコメント依頼が殺到しているようですが、“まぁ頑張ってとしか言えないね”と、他人事です」(ワイドショースタッフ)

 近藤の“兄貴分”にあたるという音楽業界関係者にも、退所について事前の連絡はなかったという。

「事務所の上層部にだけ伝えて、パッと消えた。あまり考えないほうがいいというタイプだし、それが彼の引き際の美学なんだと思う。誰か1人に相談するのも負担をかけるし、後輩たちに迷惑をかけたくなかったんじゃないかな」

 なので、東山の痛烈な言葉には驚いたと話す。

「マッチは誰からも好かれるタイプで、何でも許されちゃう。人当たりがいいとはいえないヒガシからすれば、何でっていう気持ちがずっとあったのかな。マッチはおとこ気があるし、実はヒガシよりもマッチのほうが後輩の信頼は厚い。でも時代の変化で、今はヒガシのようなお堅いタイプが世間ウケはいいのかもしれないね」(同・音楽業界関係者)

 近藤がオーナー兼監督を務める『KONDO Racing Team』は、従来どおりレース活動を続けると発表したが、今のところサーキットに姿を見せていない。そんな近藤とチームを支援するスポンサーの1人によると、

「彼はジャニーズとは歩合制の契約で、芸能活動は開店休業状態だったから、ほとんど給料はもらっていなかったはず。彼の稼ぎは、レースの監督として日産自動車から出ています。チームはレースで優勝もするなどトップクラスなので、監督としてかなり稼いでいるはずですよ」

奥さんは離婚したい?

 ジャニーズを退所したことで、レースへの復帰は早まる可能性も高く、タイヤを提供している横浜ゴムによれば、今すぐに協賛が打ち切られることはなさそうだ。

 ただ、このスポンサーにも退所前の連絡はなかった。

「昨年の不倫報道のときは連絡がありましたが、今回の退所のことは本当に誰にも相談しなかったらしいですよ。唯一、親族である弟には連絡したようですけど」

 そこで、神奈川県に住む近藤の実弟に話を聞くことに。ふたり兄弟の3つ下。自宅の表札の横には『KONDO Racing』のステッカーが貼られたポストもある。

「私も辞めるなんて、ホント知らなかったです。でも、退所を発表する30分前にアイツから電話はありました。久しぶりだったから、なんだよ珍しいなと思ったら“これから退所を発表する”って」

 兄であるマッチのことを“アイツ”呼ばわりしていたが、仲が悪いわけではないらしい。兄弟の友人の話では、照れ隠しのようなものだという。

「昨年の不倫報道があった後はメールで“悪いな、迷惑かけて”って来たから“こっちは大丈夫だよ”って返したことはありました」

──ということは、兄の不倫は知っていた?

「まぁね。知らないことはなかったけれども……。普段から一緒に飲まないし、アイツとはすぐケンカになるから」

 自らの不倫騒動で謹慎となったにもかかわらず、誰にも相談せずに長年“庇護の下”にあったジャニーズから飛び出したマッチ。'94年に結婚した妻は、今回の件で激怒していないのだろうか。

「大丈夫だと思いますよ。私はアイツと仲は悪いけど、アイツと奥さんは、ね」

 兄弟で会うことは少なくなったが、マッチの離婚はないと確信しているようだった。

 “兄貴分”にあたる前出の音楽業界関係者も、同じように離婚はないと語る。

「不倫騒動のときにマッチに電話して“バカだな、お前”って怒ったら“ごめんなさい”って。しばらく芸能界は難しいから、レースに集中しろって言いましたよ。奥さんにも電話しました。大丈夫? って聞いたら、“私は芸能人と結婚したときから、こういう覚悟はできていました”って。彼女は一般家庭の人だったから、いろいろと大変だったと思うけれども、耐える気持ちが強い女性なんだよ」

 チームを運営するのは近藤の個人会社で、妻も役員として名を連ねている。

「先日も夫婦と一緒に食事をしたとき、マッチが“オレ、2度と女遊びはできないかな?”なんて言うと、奥さんは“また、そんなこと言って”なんて笑えるぐらい、本当に仲がいいんですよ。彼女がいる限り大丈夫でしょう」(同・音楽業界関係者)

 現在の窮状を切り抜けるには、支えてくれる妻に感謝をするのが、今のマッチに必要な“やり方”だろう。
参照元:近藤真彦の実弟が明かした“ジャニーズ退所”の「真相」と奥さんの「胸の内」
05/10 21:00 週刊女性PRIME
近藤真彦、ジャニーズ初の“不倫劇”で失墜「誰も止めなかった」退所申し入れの裏側
05/03 20:00 週刊女性PRIME

「後輩たちにも、ファンの人たちにも何の説明をしていない。説明をしたくなかったのか、することが出来なかったのか、それともこれからするのか」

 5月2日、『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)キャスターの東山紀之が、4月をもってジャニーズ事務所を退所した近藤真彦に向けた言葉は辛辣なものだった。そして、己を省みるように「僕らはたくさんのファンの人たちに支えられている。それに向き合うのが礼儀のひとつだと思う」と話し、先輩に苦言を呈したのだった。

「ヒガシはマッチに物申せる、ジャニーズ内でも数少ない1人。“ジャニーズの長男”などともてはやされ、良くも悪くもヤンチャで自由奔放なマッチとは違い、エンターテイメントに向き合って手本を示してきたヒガシこそ、後輩の信用を集める“長男”なんです。実際、マッチ本人も周囲に“東山には頭が上がらないんだよ”と話していたほど」(スポーツ紙芸能デスク)

ジャニーズ初の不倫騒動

 とはいえ、ジャニーズの“礎”を築いた1人でもある御大だ。そんな“レジェンド”が、なぜ急に自ら退所を申し入れたのだろうか。「ジャニーズ内でも“初めての事態”に相当の協議がなされたそうですね」とは、テレビ局プロデューサー。

「実は現役の所属タレントで、写真までガッツリ撮られた“不倫”騒動はマッチさんが初めて。よりによって“長男”がやらかしたんです。結果、ネットを中心に批判の声が大きくなり、ジャニーズもおとがめなしとはいかずに活動自粛を決定。でも、この処遇にマッチさんは不満を持っていたそうです」

 2020年11月に25歳年下女性との約5年間にわたる不倫を『週刊文春』に報じられたマッチ。記事では《(不倫を)揉み消せる権力を俺は持っている》と豪語したとされたが、実際には力及ばなかったということか。

 結局は謝罪会見などは行わずに処分を受け入れたマッチだったが、芸能活動と合わせて「レース」への参加自粛も余儀なくされた。

「現在は『KONDO Racing Team』の監督を務めており、昨年11月には『GT300クラス』でチームランキング首位に立ちタイトルを獲得するなど、2000年のチーム発足以降、ここにきて着実に結果を出しているのです。そうしたなかで“身から出た錆”とはいえ、ようやくノってきたレース事業から離れるわけにはいきません。

 レースは彼の人生でもあり、近年では芸能よりも優先させていたところがあります。昨年末ごろには“レースなら復帰できるでしょ”と吹聴していたとも言いますが、待てども明けない“無期限”の自粛に業を煮やしたのではないでしょうか」(芸能リポーター)

「退所」をチラつかせて復帰を

 4月30日には、自身が監督を務める『KONDO Racing Team』の公式HP上において、《弊社代表 近藤真彦に関するご報告》としてジャニーズ事務所との“円満退社”を報告し、さらに《弊社としましては、従来通りのレース活動を継続していくことを報告させて頂きます》と発表。今なお自粛期間中とはするも、5月からは本格的にレースシーズンが始まるだけに早々に復帰するのかもしれない。

 一方で、ヒガシをはじめとした親しい関係者にも相談せずに突然、自ら退所を申し出たのには、こんな“思惑”が見え隠れしていたとも。

「マッチさんは自粛を解かせるための“ブラフ”として退所をチラつかせた、とも考えられます。“俺が辞めたら困るだろう、誰かが止めるだろう”と。ところが、彼を引き止めるものはいなかった、というのが実際のところではないでしょうか。

 というのも、ご存知の通り、近年のジャニーズは藤島ジュリー景子新社長と滝沢秀明副社長を中心に世代交代を押し進めています。『King & Prince』をはじめ、『Snow Man』や『Six Tones』らを中心とした、CDセールスやライブ、それに物販(グッズなど)で収益を出せる若手グループの育成を優先しているのです」(前出・テレビ局プロデューサー)

 かたや、昨年に40周年を迎えていたマッチだが、不倫騒動によってコンサートツアーも完走できずに歌番組への出演も取りやめに。そもそも近年の仕事ぶりは会社に大きな利益をもたらしていた、とは言いがたい。

「それでも、所内で我が物顔で振る舞うマッチさんは、ジュリー社長も強く言えない“目の上のタンコブ”のようなもの。扱いに困っていたところに本人から退所を申し出てくれて、すんなりと事が運んだということでしょう。苦楽を共にしたヒガシさんにしてみれば納得いかない退所劇なのかもしれませんが、マッチさんと事務所の双方で“円満”だったのは間違いなさそう」(前出・テレビ局プロデューサー)

 “けじめ”をつけたのか、つけられたのか。
参照元:近藤真彦、ジャニーズ初の“不倫劇”で失墜「誰も止めなかった」退所申し入れの裏側
05/03 20:00 週刊女性PRIME
「俺がジャニーさんの後継者」だったはずなのに… “マッチとヒガシ”ジャニーズ「兄弟」の明暗はなぜ分かれたのか
05/08 17:10 文春オンライン

〈「事務所との話し合いの結果、僕の新しい旅立ちを理解していただき、40年以上お世話になったジャニーズ事務所を退所させていただく事になりました」

「ジャニーズの長男」と呼ばれた近藤真彦が、40年以上所属したジャニーズ事務所から退所することを発表した。昨年11月の不倫報道を受け無期限の芸能活動自粛を申し出、“けじめ”として苦渋の決断だった。

マッチの退所に対し、ヒガシは滅多にしない「辛辣コメント」

「退所を受けてジャニーズの後輩タレント達も次々と情報番組でリアクションしましたが、中でも近藤さんの後輩で『次男』とも呼ばれる東山紀之さんが『サンデーLIVE!!』で近藤さんを批判して話題になりました。『今回の退所の仕方に大きな疑問が残っている。退所のコメントでも、すごく薄っぺらく感じる』等とかなり厳しい論調でした。東山さんがあそこまで辛辣なコメントを述べるのは異例でしたね」(スポーツ紙デスク)

 近藤は後輩タレントや芸能関係者、スタッフにもほとんど退所の相談や報告をしていなかったという。長年苦楽を共にした「次男」にさえも連絡が無かったとすれば、確かに東山が怒るのも無理はない。「そもそも今のジャニーズ事務所は、近藤さんにとっては信頼が得にくい場所だったのかもしれません」と話すのは、ジャニーズタレントとも日常的に仕事をするテレビ局関係者だ。

「近藤さんが番組に出演する時には、勿論毎回『長男』らしくマネージャーやレコード会社の担当者等大勢のスタッフをゾロゾロと従えていました。ですが正直、ほとんどの関係者は“ポーズ”だけだった。心の底から近藤さんを支えようとしているスタッフはごくわずかだったと思いますよ」(テレビ局関係者)

時代の流れとともに「心が離れてしまった」スタッフも

 ジャニーズ入所から44年が経ち近藤のポジションも変化してきた。「ギンギラギンにさりげなく」「ミッドナイト・シャッフル」等の大ヒット曲を歌い、事務所の一大功労者である事は間違いない。しかしながら、「実力以上に若い頃から藤島メリー泰子名誉会長の庇護を受け続けて来た」と周囲に思われてしまっていたのも事実だった。そんな背景もあり、時代の流れとともにスタッフの中には心が離れて行ってしまう者もいた。

「今となっては、古くから近藤さんを知る“マッチの理解者”は事務所に数人だけ。メリー氏や、超ベテランの幹部、4年程前に近藤さんの所属レコード会社からジャニーズに移籍して来た、こちらもベテランの社員…。当然、若手スタッフからは気安く話しかけられない様な存在ですし、今回の退所にもみんな戸惑っています」(同)

「こっちの仕事のタイミングは、俺の気分で決めているから」

「次男」である東山との対比も大きい。

「ドラマや映画、情報キャスター、後輩タレントの舞台の演出…東山さんの仕事は量も質も一流です。片や、近藤さんは芸能活動よりもレーシングチームの監督業の方が忙しそうになっている。音楽活動は2年に1曲位のペースで新曲を出す程度ですからね。以前『こっちの仕事のタイミングは、俺の気分で決めているから』と打ち合わせで豪語していて、周囲の関係者達も苦笑いするので精一杯という感じでした」(同)

 東山が「後輩たちにも、ファンの人たちにも何の説明もなかった。僕らは沢山のファンの人達に支えられている。それと向き合うのが礼儀の一つだと思う」と訴えた様に、長年支えられたファンに対しても直接言葉が伝えられることはなかった。

「近藤さんは去年、デビュー40周年ツアーを開催する予定でしたが、11月までの公演は新型コロナウイルス感染拡大のため延期となっていました。更に、12月に開催予定だった東京公演は自らの不倫報道による活動自粛のため中止、そのまま退所に至りました。これでは“ほっぽり出した”と言われてしまってもしょうがない。ずっと会える事を待ちわびていたファンが不憫でなりませんよ」(同)

退所の申し出を、事務所はすんなり受け付けた

 退所を申し出た近藤に対して、特に引き留める者も居なかった様だ。4月中旬の申し出からその月末で退所というスピード感もその為だという。

「メリー氏に決定権があるならまだ分かりませんが、現在は代表権も無い名誉会長。今は娘の藤島ジュリー景子社長が実権を握っていますから、申し出をすんなりと受け入れる流れで退所が決まってしまったんでしょう」(芸能事務所関係者)

台頭する後輩の姿に「諦めの境地」…?

「タッキー」こと滝沢秀明氏もアイドルを引退して副社長に就任。当の近藤も時代の移り変わりを感じているという。

「近藤さんは以前、自分が『ジャニーさんの後継者』だと言っていたこともある。ですが今の状況を考えると、とても無理だったでしょうね。滝沢さんがジャニー氏とともに若手を育成するために引退した後には、週刊文春の直撃に対して『いいんじゃない? みんなで滝沢を支えれば』と距離を置いていた。台頭する後輩の姿を見て、ある意味で諦めのような境地だったのではないでしょうか」(同)

 少々気の毒になってくる退所間際のマッチの境遇。“けじめ”の退所と言えば一見潔いのかもしれないが、その実「長男」は“裸の王様”だったのかもしれない。

(「文春オンライン」編集部)
参照元:「俺がジャニーさんの後継者」だったはずなのに… “マッチとヒガシ”ジャニーズ「兄弟」の明暗はなぜ分かれたのか
05/08 17:10 文春オンライン
東山紀之 近藤真彦”薄っぺらい”発言は「ジャニーズ事務所の総意」 有名リポーターが指摘
05/07 20:41 東スポWeb

芸能リポーターの井上公造氏(64)が7日、朝日放送の「おはよう朝日です」に出演し、近藤真彦のジャニーズ事務所退所騒動について解説した。

 近藤は昨年11月の不倫発覚で無期限活動自粛し、結局、先月いっぱいで退所。この電撃展開について井上は、近藤が「芸能活動はともかくレース(部門)」は4月までに、自粛期間が明けると考えていたとし「昨年も近藤さんのチームはものすごく成績が良かったんです。4月からシーズン開幕になるわけで、そこが納得いかなかった」と分析した。

 また今回の騒動では、「少年隊」の東山紀之がテレビ朝日系情報番組で、近藤の退所時の発表コメントについて「すごく薄っぺらく感じる」などと厳しいコメントをし話題となった。

 これについて井上氏は「厳しい(コメント)ですよね。でもこれは、東山さんのコメントであると同時に、ジャニーズ事務所の総意でもあると思う」とズバリ。「東山さんの性格から考えて生放送でしゃべる時に、全く事務所の許諾を取らずにしゃべるとは思えない」と指摘した。

 その上で「ただ東山さんだから言えたんです。近藤さんと年齢も近いし、家に行ってお酒を飲むぐらいの間柄なので、(近藤にとって)東山さんは一番近くて本音でしゃべれる人。その本音でしゃべれるはずの自分に一言もなく辞めたというのが、彼は許せなかった」とコメントの“裏”を説明した。
参照元:東山紀之 近藤真彦”薄っぺらい”発言は「ジャニーズ事務所の総意」 有名リポーターが指摘
05/07 20:41 東スポWeb
近藤真彦 GW中に退所発表も批判が収まらない「3つの誤算」
05/05 16:05 NEWSポストセブン

ゴールデンウィーク真っ只中の4月30日、近藤真彦(56)が同日限りでジャニーズ事務所を退所すると発表した。昨年11月、近藤は『週刊文春』に25歳年下女性との5年に及ぶ不倫が報じられ、無期限の芸能活動自粛を発表していたが、そのまま表舞台に出ることなく事務所を去ることになった。

 近藤は1979年の『3年B組金八先生』(TBS系)の生徒役で注目を浴び、1980年12月に『スニーカーぶる~す』で歌手デビュー。田原俊彦、野村義男とともに『たのきんトリオ』として映画やバラエティ番組などでも活躍し、1987年には『愚か者』で日本レコード大賞を受賞。田原の独立後、近藤は事務所の“長男”と呼ばれるようになり、ジャニーズファンにもその呼称が定着していただけに、退所には驚きの声が上がった。

 同時に、謹慎中に逃げるように退社したとも受け止められ、ネット上では批判の声も目立つ。芸能関係者が話す。

「近藤さんがGW中に発表した背景には、自らが監督を務めるレーシングチームの事情もあったのではないでしょうか。4月にシーズンが開幕しており、このままいつ謹慎が解けるかわからない状況だと、チームへの影響が避けられなくなる。最近20年くらいは芸能活動よりもレースに力を入れていたし、チームのことを考えるといつまでも自粛しているわけにはいかなかったのでしょう」

 近藤は4月中旬に退所を申し入れ、了承されたという。発表までには半月ほどを要した。関係各所への調整などがあるため、退所が決定してもすぐには公表できないだろう。ただ、少年隊の東山紀之がメインキャスターを務める『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)で、スタッフや後輩たちに連絡がなかったことを明かした。

「芸能人がGWやお盆などにあまり触れられたくない出来事を発表することはよくあります。連休中は週刊誌が合併号になるので、記者たちが動いてもすぐ記事にすることはできない。その間に時間が経って、ネタが新鮮ではなくなるため、記事にならない可能性も出てきます」

 とはいえ、そこに1つ目の誤算があったのではないだろうか。芸能記者が話す。

「ネット社会になってから、情報の消費速度が年々上がっています。ニュースの発生から1~2日も経てば、もう古くなるような感覚がある。テレビでもネットでも視聴者や読者はすぐに新しいニュースを求めるようになっている。

 しかし、近藤さんの退所発表から数日経っても、まだ鮮度は落ちていない。ニュースの意外性もありますが、GW中の発表という事情もある。連休中は芸能人の記者会見も少ないし、週刊誌も合併号で発売されないので、芸能ニュースが枯渇しがち。新しいネタがないので、近藤さんの退所が注目を集め続けているのでしょう」

 ワイドショーも軒並み退所のニュースを取り上げた。これが2つ目の誤算かもしれない。テレビ局関係者が話す。

「不倫を報じた号の『週刊文春』には、マッチが『俺は(不倫記事を)揉み消せる権力を持っている』と語ったと書いてありました。とはいえ、最近のワイドショーは、取り上げるべきものは取り上げるし、昨年の不倫発覚時も多くの時間を割いて放送していました。ネットニュースだけならともかく、ワイドショーがここまで取り上げるとは想像してなかったかもしれません」

 3つ目の誤算は、ジャニーズ事務所の合宿所で共に生活をした40年来の仲間である東山紀之が厳しいコメントを出したことだろう。

「近藤さん自身も、ヒガシがあそこまで辛辣なことを言うとは思わなかったのではないでしょうか。他の後輩たちは当たり障りのないコメントをしていますが、彼らの立場ではああいうしかない。年の離れた大先輩に対して、公然とは批判できないでしょう。それでもヒガシは、近藤さんの退所コメントについて『すごく薄っぺらく感じる』と発言した。それによってヒガシが株を上げたのと引き換えに、近藤さんの立場がさらに厳しくなった印象です」(前出・芸能記者)

 批判が収まらない背景にある、近藤真彦の3つの誤算──。時代の流れや仲間の心情を読みきれなかったことで、そうした誤算が生まれた面もあるのかもしれない。
参照元:近藤真彦 GW中に退所発表も批判が収まらない「3つの誤算」
05/05 16:05 NEWSポストセブン

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