稲田朋美防衛相が8月15日に戦没者追悼式を欠席したことについて、民進党の辻元清美から言行不一致と指摘され、涙ぐむ場面があったという。
これは既に前回の記事で指摘しているが、蟹座ラグナであれば、現在、稲田朋美は金星/ラーフ期であり、ラーフのディスポジターである水星が8室に在住しているからではないかと思うのである。
8月15日の全国戦没者追悼式は、日頃の稲田朋美の主張からすれば最も重要な行事であったはずである。
それをアフリカのジプチの自衛隊の視察の職務が急に入ったので、欠席したというのは明らかにおかしいのである。
それは誰が考えてもおかしいので、辻本清美の指摘につながったと考えられる。
日頃の稲田朋美の発言などを振り返ると「戦没者追悼式欠席」は残念なことである。
彼女の政敵であっても日頃の彼女の切れのある政治的発言や信念にある種、敬意を表していた面もあったと思うが、こうした一貫性のない行動を見て、政敵ですらがっかりさせたのではないかと思われる。
彼女が自分自ら出席しないことを望んだのか、あるいは、防衛官僚の考えに従って、戦没者追悼式に出席できないようなスケジュールを組まれてしまったのか、いずれにせよ、稲田朋美としてもこのことは本望ではなく、悔やまれることに違いない。
辻本清美の指摘に対して、いつもの強い調子でやり返すことができず、泣くしかなかったというのは、辻本清美の指摘が図星であり、的を得ており、稲田朋美自身がそのことを悔いている証拠である。
ラーフは外国を表し、ラーフのディスポジターである水星は3、12室支配で8室に在住しており、12室を支配していることから海外を表している。
海外への急な出張により、重要な政治的行事を欠席しなければならなかったというのは、この3、12室支配で8室に在住している水星が示しているとしか思えないのである。
このことから分かることは、現在、稲田朋美は自分のスケジュールをコントロールできない立場にいるということである。
中国を刺激したくない防衛省の文官か、首相周辺のもっと上からの指示で、こういうスケジュールを組まされたということではないかと思うのである。
つまり、金星/ラーフ期の稲田朋美は、お飾り的な役割しか果たさせてもらえないということである。
リベラル派の影響を受けて、彼女はかなり日頃の自分の信念とは矛盾した行動をとらざるを得ないのではないかと考えられるのである。
もし蟹座ラグナであれば、彼女はラグナロードの月が12室に在住して、7、8室支配の土星と6-12室の軸で相互アスペクトしている。
従って、ラグナロードが8室の支配星(束縛)と12室(海外)で絡んでいることから、彼女の行動は制限される可能性があることを示唆している。
彼女のアフリカのジプチの自衛隊の視察とは、海外への監禁と解釈も出来るかもしれない。
「戦没者追悼式欠席」に出席させないために海外に監禁したということである。
因みに蟹座ラグナ・プナルヴァス第4パダでのダシャーバランスによれば、今後、彼女は金星/ラーフ期が終わると、次に2018年9月23日から金星/木星期となる。
このアンタル木星期から彼女は自分らしさを取り戻すのではないかと思われる。
木星は6、9室支配で、5、10室支配のヨーガカラカの火星と相互アスペクトして、5-11室の軸で、ラージャヨーガを形成している。
また木星は魚座にアスペクトバックして、マハダシャーロードで魚座9室で高揚する金星を強めている。
従って、金星/木星期は相当に彼女本来の理想、信念というものが行動に現われてくる時期である。
現在、防衛大臣を務めているのは、ダシャムシャ(D10)でマハダシャーの金星から見てもアンタルダシャーのラーフから見ても10室支配の太陽が高揚して、火星と接合しているからではないかと思われる。
ナヴァムシャでもラーフから見て火星が10室でルチャカヨーガを形成している。
従って、防衛大臣を務めるのは、金星/ラーフ期の間で終わるかもしれない。
但し、上述したように出生図でラーフのディスポジターの水星は8室に在住しているので、「戦没者追悼式欠席」のように金星/ラーフ期の間は彼女自身が意図しない状況に振り回される可能性を示唆している。
そして、金星/木星期は木星は9室の支配星であり、9室は10室を損失するハウスである。
そして、木星は5室に在住しているが、5室は仕事の10室から見た8室目(中断)である。
また木星はマハダシャーの金星から見て9室に在住している。
ナヴァムシャでも木星は、もし蟹座ラグナであれば、9室の支配星で3室に在住している。
ダシャムシャでも木星は金星から見て5室の支配星で11室に在住している。
従って、5室や9室の象意が繰り返し現れてくるため、金星/木星期は、彼女は閣僚などは務めずに教育とか宗教活動に専念する時期ではないかと思われる。
政治家を辞めるかどうかは分からないが、閣僚などになって表舞台で、派手に立ち回ることからは退く可能性が高いのである。
そして、従来の法律家としての専門知識を前面に出して、宗教的な理想の学習や追求に力を入れたり、本を執筆したり、教える活動にシフトしていくはずである。
日本の国家像や国民の理想、日本国憲法のあるべき姿といった生長の家の谷口雅春から教えられた理想をどう日本の法律や憲法に落とし込むか、そうしたことを追求していくのではないかと思うのである。
稲田朋美防衛相の現在と今後について
2016.10.01
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