
清原和博は不器用で世渡り下手な男であり、人情に厚く、しばしば男泣きするキャラクターである。
清原は球界に入る時、巨人か阪神を熱望していたが、交渉権は西武が取得し、ドラフト会議直後の記者会見では失意で目に涙を溜め、西武ライオンズに入団した。

1987年の巨人との日本シリーズで、清原は「9回、ファーストから、三塁ベンチの巨人の選手、王さんの姿が見え、ドラフトのことを思い出し涙が止まらなくなった」と自著の中で述べているそうである。(wikipedia)
清原は引退する時、長渕剛が「とんぼ」をアコースティック・ギターの生演奏で熱唱して、その隣で男泣きに泣いた。

最近、薬物の使用が疑われ、番組収録中にろれつが回らなくなったり、また新宿歌舞伎町をランニング一丁で、徘徊する姿が目撃されていた。
現代の豪傑であり、銀座のクラブで豪遊し、通常、人が住むことはないオフィスビルの1フロアを貸し切って居住したり、愛車として、BMW、フェラーリ、ベンツ、ベントレー、ハマー、ポルシェ、ロールスロイスなどの高級車を乗り回す。

野球解説の仕事では遅刻の常習者で、社会規範を守る適応性に欠け、野球界での指導者の道も芸能界での道も薬物疑惑によって断たれた。
そして、人間不信になり、家庭内暴力で家具を破壊し、亜希夫人の金遣いや生活費をクレジットカードで決済し、そのポイントを亜希夫人が溜めていたことについて不満を持つような繊細な感情も示し、自身の体がボロボロになったことについて、亜希夫人の作る食事のせいにし、亜希夫人を殺したい衝動で出刃包丁と斧を購入していたという。

怨嗟の結婚生活が判明!清原は元妻を殺したい衝動で「斧と包丁」を買っていた 2016年2月10日 10:20AM Asagei+plus 当然といえば当然だが、清原和博容疑者の薬物中毒を元妻も知っていた! 「子供達を守ることが一番の責任」とコメントしたまま、元夫の薬物逮捕に沈黙を守っている清原亜希さん。そんな中、2月10日発売の「週刊文春」が怨嗟にまみれた夫婦生活を詳報している。 二人は98年に出会い、00年に挙式。二人の息子をもうけている。しかし、清原の薬物依存によって、14年間の結婚生活は想像を絶する状況だったようだ。 「記事によると、すでに薬物に手を染めていた清原は、家では家具を破壊するほど暴れまくっていた。そのため、薬物濫用で入院した際、亜希さんは『このまま死んでほしい』と友人に語っていたといいます。一方の清原は自分の体がボロボロになったのを亜希さんの食事のせいにして、彼女を殺したい衝動で斧と出刃包丁を買っていたとも。ほかにも常軌を逸した衝撃エピソードがあるのは確実ですから、すでに複数の出版関係者が彼女の手記を狙っています」(芸能記者) 子供たちのことを考えてか、あるいは自身のモデル活動での“清原ブランド”を守るためか、旧姓の「木村」に戻さない亜希さん。しかし、壮絶な結婚生活が明るみになった今、誌面でどんなに笑顔を見せても「清原」の文字がドス黒い印象を与えてしまうかもしれない。 |
一方、引退試合の時に駆け付けた2人の息子たちを抱え上げて涙する。

また清原は日本シリーズ優勝後のインタビューで、1988年10.19の死闘の末、西武との優勝争いに敗れていた近鉄の選手のことを慮り、「これで近鉄の選手の皆さんに顔向けができます。」と語ったそうである。(wikipediaより)
つまり、人の情を思いやり、義理人情に篤い所がよく出ている。

このように感情の起伏の激しい自己破滅型の男であった。
また現役を引退してから、髪を茶髪に染めたり、足に入れ墨を入れたり、ホワイトのスーツを来て、球場に登場したりと、非常に目立ちたがりの面を見せていた。

これはサッカー界のスターである三浦知良(カズ)が、日本代表の選考に落選した時、髪を金髪に染めて、記者会見に臨んだのに心理的に似ていると思えるのである。
自分の能力が低下し、世間からの評価が下がった時にそれを打ち消すかのように自分の存在をアピールし、髪を染めたり、目立つ服装をしたりするのである。それは傷ついたプライドを補償する行為のようである。
ネット上では以前から清原和博は、三国志に出てくる呂布(りょふ)という異端の無敵の豪傑とそっくりであると言われていた。(※朝青龍も呂布に似ていると言われていた)
呂布はとにかく強いのだが、性格的に欠陥がある人物で、父性が理解できずに上司と上手く関係を結ぶことが出来ない。
従って、最後に魏の曹操に捕まって、「殺すには惜しい男だ」と言われたが、結局、処刑されたのである。
こうした呂布のキャラクターとは典型的に牡羊座のバラニーの象意なのである。
異端の将軍であり、体制側に組しないで、独自の反勢力を築く。それは巨人軍の中で、元木大介などの子分とつるんで番長と呼ばれ、正規の監督やチームの体制側に対抗する独自の勢力を作りだしてしまう。
バラニーは第3パダがナヴァムシャでは太陽が減衰する天秤座に位置している。
だからか、非常に精神的な弱さが露呈するのである。
ヴァラーハミヒラの占術集大成によれば、バラニーは「血のついた肉を食べる人、残酷な人、殺戮・捕獲・破壊を好む人、籾のある穀物、低い家系に生まれたもの、精神の弱い人が属する」と記されている。
清原の豪傑ぶりと一方で、近年、露呈していた精神的弱さなどを見て、ラグナは牡羊座のバラニーではないかと考えていたが、過去の出来事やエピソードを検討した所、おそらくラグナは蠍座なのである。

以下にその理由を記すが、
【入れ墨】
まず、清原和博は背中と足に入れ墨を入れている。

まず、身体に何か変化が生じる時は必ず1室や1室の支配星が関係しているとラオ先生が言っている。
蠍座ラグナにすると、ラグナロードの火星が12室に在住し、ケートゥと接合している。(ラーフ/ケートゥ軸と絡んでいる)
これがおそらく入れ墨を入れている占星術的な理由である。
例えば、デヴィッド・ベッカムも牡牛座ラグナで身体の1室に水星とラグナロードの金星が在住し、ケートゥが在住して、火星がアスペクトしている。

この場合、火星がラグナに絡むことは頻繁にあるが、そのような人が特に毎回、タトゥーを入れる訳ではない。
デヴィッド・ベッカムの例で言えば、ラグナにおけるケートゥの働きというものが大きいのである。
清原和博の場合、ラグナロードの火星は12室でケートゥと接合している。
そして、12室は、カーラプルシャでは足を表している。
従って、清原は身体の真ん中である背中と、足に入れ墨を入れたのである。
【蠍座ラグナとラグナロード12室から来る典型的なパーソナリティー】
そのような身体的な所から出発して、清原の性格的な特徴や過去のエピソードなどが、蠍座ラグナに設定すると全て説明できるのである。
まず、蠍座は義理人情に厚く、情が深くて強いのである。
通常、蠍座は情を表には出さずに何を考えているか分からないような性格となる。
しかし、清原の場合は、引退後、酒や薬物によって、感情のコントロールが効かなくなり、それが却って、清原の単純な分かりやすさをもたらしている。
男泣きに泣くのは、蠍座の特徴である。
銀座や歌舞伎町などの酒場や風俗街に頻繁に出入りするのも水の星座である蠍座の特徴である。
そして、情に溺れやすい人間は、酒にも薬物にも溺れやすいのである。
また蠍座はヤクザや暴力団の星座である。
従って、清原和博は、その著作のタイトルから見られるように任侠精神のような義理人情の哲学で貫かれている。

ラグナロードの火星が12室でケートゥとコンジャンクションしているために通常は引っ込み思案な所もあり、社会的に上手く立ち回れて、テレビに度々出演して副収入を得ている桑田真澄のことを羨んでいるところもあったようである。
ラグナロードが12室に在住すると社会の中で上手く立ち回れずに隅っこに追いやられるのである。
またテレビ解説の仕事で時間に遅れたり、ドタキャンするなどは、ラグナロードが12室に在住しているからである。
時間に度々遅れる、遅刻の常習犯というのはラグナロードが12室に在住している大きな特徴であると思われる。
清原が結婚生活も自らぶち壊し、配偶者も社会的評価も仕事の機会も財産も全て失っていくのは、この配置が大きく影響していると考えられるのである。
牡羊座にはラーフが在住しているが、アシュビニーに在住している。
しかし、火星は天秤座の22°18’で、牡羊座のバラニーの付近にアスペクトバックしているのである。
従って、火星があたかも牡羊座に在住しているかのように働き、しかもそこは牡羊座のバラニーの付近である。
従って、やはり、私が直感していたように清原和博には、牡羊座のバラニーの特徴が確かに出ていたのである。
またナヴァムシャでは火星がやはり、20°47’に在住しており、バラニーに在住している。
然し、清原和博は、基本的に蠍座ラグナであり、ヤクザのような義理人情に厚い任侠精神の男である。
過去に起こった出来事のタイミングにおけるダシャーとトランジットを検討していくが、
【結婚】
まず、清原は2000年12月に清原亜希夫人と結婚している。
この時、ダシャーはラーフ/月期で、トランジットの土星と木星は牡牛座7室(配偶者)をトランジットしていた。
そして、ラーフ/ケートゥ軸は結婚生活を表す2-8室の軸をトランジットしていた。

このラーフ/月期に結婚したことが、ナヴァムシャチャートで機能するように設定すると、
射手座ラグナに設定した時にラーフは7室に在住し、月は8室の支配星(結婚生活)となる。
ナヴァムシャのラグナを射手座に修正すると、出生図のラグナは蠍座ジェーシュタの第一パーダである。
後に検証するが、清原和博が蠍座のジェーシュタの性格をしているかどうかである。
蠍座のジェーシュタには二面性があり、他人に見せる顔と、親しい身内の人間に見せる顔がある。
内面と外面が激しく変化する人物である。
海千山千の人物で、世知辛い人生の教訓を知っており、狡猾かつ、賢い人間である。
清原は選球眼に優れていて四球を選ぶことも多かったのであり、単にがむしゃらにバットを振る選手ではなかった。
この辺りはジェーシュタに見られる古い魂の経験に基づく知恵が見られるのである。
一方で、その一つ前のナクシャトラであるアヌラーダに見られるコーディネーター的な社交性は見られない所から、
やはりラグナはジェーシュタの第一パーダで良いのではないかと思われる。
【子供の誕生―長男】
長男が誕生したのは、2002年8月である。
ダシャーは、ラーフ/火星期である。

サプタムシャ(D7)を見ると、ラーフは10室で高揚し、ディスポジターの金星は5室に在住し、火星は9室の支配星である。
因みにサプタムシャの1室でラグナロードの太陽が自室に在住して強い配置は子供に恵まれることを表している。
トランジットを見ると、木星が蟹座から5室にアスペクトし、土星が双子座から5室にアスペクトして、5室にダブルトランジットが生じている。
またラーフ/ケートゥ軸は1-7の軸にあったが、first born childの原理として、ラーフ/ケートゥ軸が1-7軸にあることは機能していると思われる。

【子供の誕生―次男】
次に2005年に次男が誕生しているが、やはり、この時も木星は乙女座から魚座5室にアスペクトし、土星は双子座から魚座5室にアスペクトして、5室にダブルトランジットが生じている。
土星は5/26以降は蟹座に移動し、土星は9室をトランジットして、5室の支配星に接合し、9室の支配星にアスペクトしており、木星は5室と9室の支配星にアスペクトしており、5室と9室にダブルトランジットが生じている。

ダシャーは木星/木星期 ⇒ 木星/土星期である。
木星は出生図で5室支配で9室で高揚し、土星は5室に在住し、5室の支配星からアスペクトされている。
またダプタムシャ(D7)では、木星は5室の支配星で5室にアスペクトし、土星は逆行して、5室に絡み5室支配の木星にアスペクトしている。
【病気と入院】
そして、2014年3月に2型糖尿病のために入院し、毎日の血糖値測定と一日一回はインスリン注射が必要なことを明かしている。
この時、ダシャーは木星/太陽期であるが、太陽はマラカの7室支配の金星と接合し、木星から見てマラカの2室を支配して、マラカの2室に在住している。
また太陽は月から見て8室の支配星で8室に在住し、2室にアスペクトしている。

トランジットを見ると、土星とラーフが天秤座12室をトランジットし、木星が8室双子座をトランジットしていた。
つまり、土星も木星もラーフもケートゥも8室や12室や6室といったドゥシュタナハウスをトランジットしていた。
特にこの時期に入院したのは、土星とラーフが12室(入院)をトランジットし、木星も双子座からアスペクトしているので、12室にダブルトランジットが生じている為である。
またこの時、週刊文春によって違法薬物使用疑惑(2014年3月13日号)が報じられ、またこの時期に肩や足に入れ墨をしていたことが報じられた。
これは12室で形成しているラグナロードの火星にケートゥが接合する配置が、正に入れ墨を表している配置だからである。
その12室にラーフと土星がトランジットして、土星と木星のダブルトランジットも形成されているため、この時期に入院し、また入れ墨に注目が生じたのである。
【離婚】
そして、2014年9月22日に亜希夫人と離婚していたことをファックスで発表している。
ダシャーは木星/月期である。
つまり、この病気で入院して、薬物疑惑や入れ墨などが報じられた頃、トランジットのラーフ/ケートゥ軸は6-12室の軸にあり、ラーフと土星は6室支配の火星にトランジットし、木星も6室支配の火星にトランジットしていた為に6室にダブルトランジットが生じていた。
すなわち、離婚のタイミングである。
また12室は別離のタイミングでもある。
6室へのダブルトランジットの時期は配偶者の方が批判的になり離れていく時期である。
実際に離婚を発表した時期にはラーフ/ケートゥ軸は5-11室の軸に移動しているが、6-12室の軸にラーフ/ケートゥ軸がトランジットしていた時期(糖尿病で入院したタイミング)に既に実質的に離婚が成立していたと考えられる。

因みにこの木星/月期で離婚した理由がダシャーによれば、はっきりとしない。
例えばナヴァムシャで木星から見て月は6室の支配星であったからだと考えられる。
然し、清原夫妻には2人の息子がおり、離婚ははっきりとした離婚ではないのである。
つまり、離婚した後でも腐れ縁が続いて行き、実質的に関係が続いていくのである。
そのような離婚である。
【お遍路巡り】
その後、2015年2月28日に日刊スポーツ関西版の「猛虎の80年」の中で、日刊スポーツ評論家としての契約が終了した事が明らかになっている。
そして、2015年3月16日から四国霊場八十八カ所を巡る遍路に取り組んでいる。

これは明らかに聖地を巡礼する旅であり、9室の象意である。
その前に日刊スポーツとの仕事が契約終了しているため、仕事を辞める(9室:10室から見た12室目)タイミングでの出来事であることも表している。

トランジットを見ると、木星は9室蟹座をトランジットしており、出生の木星にリターンしている。
そして、ラーフ/ケートゥ軸は5室と11室の軸をトランジットし、土星はこの時には12室から1室に移動している。
土星が1室をトランジットするタイミングとは、物事を一からやり直す再出発の時期である。
物事の始まりのハウスである。
従って、病気になって、仕事も失い、木星が9室をトランジットして、土星は9室支配の月にアスペクトしていた為に清原にしては珍しく敬虔な気持ちになり、再出発という願いもかけて、お遍路巡りに出発したのである。
ダシャーは木星/月期であり、木星は5室の支配星で9室で高揚し、月は9室支配で3室に在住し、9室支配の木星からアスペクトされていた。
3室は短距離の移動であり、それが巡礼の旅を表す9室の支配星と結びついているために霊場八十八カ所を行ったり来たりする時期だったのである。
【不倫疑惑】
因みに少し時間を遡るが清原は2009年6月と9月に「銀座ホステスとの逢瀬、旅行スキャンダル」を複数の週刊誌によって報じられている。
この時、ダシャーは木星/水星期である。
水星は8、11室の支配星であり、8室は不倫や三角関係のハウスであり、また木星から見て水星は食欲、性欲、睡眠欲の3室と性的関係の12室の支配星でもある。
マハダシャーの木星は月から見て3、12室の支配星であり、パートナー関係の7室に在住している。
アンタルダシャーの水星も月からみて6、9室支配でパートナー関係の7室に在住している。


この時のトランジットは2009年6月の時点では、土星が10室獅子座をトランジットし、木星が4室水瓶座から10室獅子座にアスペクトして、10室にダブルトランジットが生じていた。
そして、その10室には10室支配の金星と7、12室支配の金星が在住しているため、これらのハウスにもダブルトランジットが生じていた。
この獅子座10室に在住する7、12室支配の金星は清原が旅行に連れて行った銀座のホステスを表している。
金星は獅子座のプールヴァパールグニーに在住しており、金星が金星のナクシャトラに在住しており、芸能界に縁があり、タレント性のありそうな華のある相手である。
獅子座は不妊の星座であると言われるが、銀座のホステスというのはこの金星のことである。
金星は7室と12室を支配しているため、結婚も考えるようなパートナー関係(7室)と性的関係(12室)が示唆されるのである。
この獅子座にダブルトランジットが形成されていた時期に銀座ホステスとの不倫旅行疑惑が噴出したことは重要である。
然し、疑惑というよりも清原は、銀座のホステスを連れて旅行をすることを隠そうともせず、堂々としていたという。
これは獅子座でムーラトリコーナで10室支配で10室在住の太陽がそのような卑屈なことをさせないからである。
この金星が7室の支配星となるのは、蠍座ラグナの場合と牡羊座ラグナの場合があるが、牡羊座ラグナでは種々の出来事が説明できないため、やはり、その点から見ても蠍座ラグナなのである。
この獅子座は、清原が仲間を引き連れて銀座のクラブに陣取ってホステス達と派手に豪遊していたことを象徴している。
このように清原和博のチャートを蠍座ラグナに設定すると、トランジット及び、ダシャーによって全ての過去の出来事が説明できる。
従って、清原和博は蠍座ラグナである。
【清原亜希夫人のチャート】
清原和博のラグナが特定できたことで、清原亜希夫人のチャートのラグナもおよそ見当が付くのである。
ラグナは牡牛座ラグナである。

清原亜希夫人は木村亜希という名前で芸能活動をしていたが、あまりパッとしなかった。
然し、清原の妻となることで、カリスマ主婦として人気が出て、息子の2人を有名学校に入学させたということで、母親たちのカリスマとなり、主婦の雑誌などの表紙を飾るようになった。
おそらく、カリスマ主婦となって、料理や家事や服装の趣味、育児などの素晴らしさについて高く評価されるのは、典型的な牡牛座ラグナなのである。
牡牛座ラグナは月が高揚する星座であり、主婦たちの間で人気が出るのである。
また亜希夫人の場合、3室支配の月が10室に在住している。
こうした配置からも芸能界でカリスマ主婦として人気が出たのである。
またラグナロードの金星が11室で高揚し、8、11室支配の木星と相互アスペクトする配置は、配偶者の高収入の恩恵を受けながらセレブ階級で人脈を築いて活躍する配置である。
但し、7室蠍座に在住する定座の火星は夫である清原和博を表しており、7室に火星が在住して1室にアスペクトする配置は、配偶者から虐待されることを表している。
1室は7室から見た7室であり、7室にアスペクトする火星は妻虐待の配置だからである。
また7室からみた6室に土星、太陽、水星が集中しているが、これは夫が暴力的であることを表している。
6室は暴力のハウスである。
そして、牡牛座ラグナからみた12室であるため、清原和博の家庭内暴力によって経済的にも肉体的にも多大に消耗することを表している。
現在、夫人は夫の不祥事で雑誌の表紙モデルの仕事を失い、子供たちと雲隠れの生活をしているそうである。
これはこの12室の惑星集中が表している。
10室支配の土星が12室で減衰し、4室支配の太陽が高揚して、ニーチャバンガラージャヨーガを形成し、5室支配の水星も接合している。
仕事を失い、居場所や心の安定が得られず、子供もそこに巻き込まれることが、そのハウスの絡みに示されている。
然し、これはニーチャバンガラージャヨーガも形成しているので、この経験が何らかの強みになって生きてくるはずである。
因みにラグナが牡牛座であるとすれば、ナヴァムシャのラグナは山羊座~乙女座のどれかであるが、結婚したタイミングや子供が誕生したタイミングのダシャーを検討すると、ナヴァムシャのラグナは牡牛座である可能性が高い。
結婚した2000年12月のダシャーは水星/金星期であり、ナヴァムシャのラグナを牡牛座に設定すると、水星はラグナに在住し、金星はラグナロードで7室支配の火星と接合している。

長男が誕生した2002年8月も水星/金星期であり、水星はサプタムシャ(D7)の5室の支配星であり、金星はサプタムシャのラグナに在住している。

次男が誕生した2005年は水星/月期か水星/火星期であるが、月はサプタムシャの9室支配の金星と相互アスペクトし、火星はサプタムシャの9室に在住して5室支配の水星にアスペクトしている。
ナヴァムシャのラグナを牡牛座以外に設定すると、結婚のタイミングのダシャーが説明できないため、おそらくナヴァムシャのラグナは牡牛座である。
ナヴァムシャのラグナを修正するためのコツはおそらく結婚したダシャーがナヴァムシャで説明できるかどうかという観点が有効なのではないかと思われる。
【今後の清原和博について】
清原は現在、木星/火星期であり、次に木星/ラーフ期と続いていく。
今はマハダシャーの木星が高揚してラグナにアスペクトしているので、幸運の木星が何かと助けてくれるはずである。
然し、2019年4月8日からマハダシャー土星期に移行するのである。
土星期に移行すると、土星はラグナから見て3、4室を支配して5室に在住している。
月ラグナから見ると、1、2室支配の土星が3室に在住している。
土星は5室支配で9室で高揚する木星からアスペクトされているため、今後も清原はこの強い木星の影響で何かと助けられると考えられる。
然し、土星は努力の3室と心やプライベートを表す4室の支配星で子供の5室に在住している。
4室は5室から見て12室目であるため、子供を損失するという象意がある。
従って、清原は子供を溺愛しているが、子供との関係に苦労しそうである。
そして、5室は学習や判断力、マインドのハウスでもある。
ここに土星が在住する場合、判断能力の低下など色々な弊害と戦わなければならない。
例えば、5室が激しく傷ついている人で、アルツハイマー病になったケースを何例か見ている。
月から3室に土星が在住していることは節制して努力しなければならないことを表している。
清原は新しく人生を再出発させるために努力しなければならない。
然し、そんな土星に5室支配の高揚する木星がアスペクトしているため、子供たちは清原を温かく見守っていると思われる。
清原は幼少時のマハダシャー月期もマハダシャー火星期もマハダシャーラーフ期もマハダシャー木星期も、ダシャーロードをラグナとした場合の10室に火星がアスペクトなどして絡んでいる。
火星はナヴァムシャで牡羊座でムーラトリコーナの座にあり、高揚する太陽と接合して強力である。
この配置が打球を客席に放り込むスラッガーとして野球界に君臨してきた理由である。
10室に絡む火星は通常は軍隊の司令官とか警察官とかそうした強面の人種である。
清原は戦時中ならば、軍隊を指揮する司令官のような人物で、旧日本軍で、清原のような軍人が軍刀を振り回していたかと思うと、かなり昔の軍人は恐ろしかったと想像できるのではないかと思われる。
更に別の解釈をすれば、土星は3、4室支配で5室に在住している。
3室の支配星は食欲、性欲、睡眠欲などの低次の肉体的欲望に振り回され、5室(娯楽)に在住しているため、タマシックな娯楽に走るかもしれない。
3室と5室が絡んでいるため、今後もメディアに登場する機会はありそうである。
ナヴァムシャのラグナが射手座で正しければ、2、3室支配でラグナに在住して、ケートゥと接合する土星は健康面での不安が深刻化する可能性を示している。
土星から見て6室で6室支配の太陽と3、8室支配の金星が接合し、今後、銀座や歌舞伎町のホステスの元に通い続けるように見える配置である。
6室は経済的な奮闘を表しており、つけで飲んだり、ホステスに通い、そのつけを踏み倒すようなことも起きてきそうに思える。
8室の支配星が6室に在住して、ヴィーパリータラージャヨーガを形成しており、今まで多額の金銭を銀座や歌舞伎町につぎ込んできたその貸しを返してもらうということかもしれない。
また6室はパートナーではなく、お金を支払ってサービスをしてもらう相手、又はサービスしてあげる相手である。
妻ではなく、そうしたホステス(愛人)通いが続くと思われる。
しかし、土星から見ると4、7室支配の水星とラグナロードの木星が5室で接合している。
今後も子供を通じて、元妻の亜希夫人とも関わりが続いていくし、子供との交流も続いていくのである。
清原にとってそこに人生の喜びがある。
土星は3、4室支配で5室に在住して、識別力や判断能力が低下し、身体の衰えも感じるが、最後に助けてくれるのは元妻や子供たちなのだろう。
土星は5室(子供)支配で9室で高揚する木星(子供)からアスペクトされ保護されているからである。
清原を死から救っているのが、このラグナや月にアスペクトする木星なのである。
実際、清原自身が「息子がいなかったら、この世にはいなかった」と語っているようにそれは真実である。
またラグナロードの木星は7室支配の水星と接合しているので、子供たちが接点となって、元妻の亜紀夫人ともつながりを保つのである。
【清原和博のシャシティアムシャチャート】
最後にシャシティアムシャ(D60)を見てみるが、非常に興味深いのは木星は高揚しているが、太陽、土星、金星が減衰している。

これは清原が野球人として優れていたにも関わらず、人間的な弱さがあり、自律性に欠け、破滅型人生を送ったことを解明するための有力な資料であると考えられる。D60はしばしば出生図よりも重要なチャートであると、ランク付けされ、ナヴァムシャ以上にその人の本質を表すチャートであるからである。
インド占星術でなく西洋占星術です。