ピコ太郎の世界的躍進の謎を解く

ピコ太郎という名前の芸人(小坂大魔王)がyoutubeで世界中でヒットしているというのは昨年から聞いていたがあえて見ないようにしていた。

初めてピコ太郎の『ペンパイナッポーアッポーペン』(PPAP)を見たのが、昨年の年末で、今年の年初のNHKの紅白歌合戦ではっきりと見た。

「Pen」「Pinapple」「Apple」「Pen」という簡単な単語を組み合わせて、それを横に並べるだけだが、妙にリズム感があり、一度、聞いたら忘れることが出来ない。
それで世界中で真似されて、youtubeの動画再生回数が、億を超える大ブレイクとなっている。



種々検討した結果、ピコ太郎(小坂大魔王)はおそらく双子座ラグナである。


PicoTaro_chart
※当初、魚座ラグナか双子座ラグナかで非常に迷ったが、後で述べる2つの過去のエピソードから双子座ラグナではないかと考えられる。


ピコ太郎(小坂大魔王)の出生図を検討すると、月が山羊座に在住しており、00:00:01でも23:59:59でも同じ山羊座である。


従って、チャンドララグナは山羊座で決定である。


チャンドララグナから見ると、木星は3、12室支配でラグナで減衰している。


3室(芸能、踊り、パフォーマンス)の支配星が減衰していることから、パラシャラの例外則で、ラージャヨーガ的に働く配置である。


また木星は12室を支配していることから海外も表している。


またラグナから見ると、7、10室支配の木星が8室(棚から牡丹餅)で減衰している。


この配置もパラシャラの例外則で、ラージャヨーガ的に働く配置である。


またこの木星はディスポジターの土星がラグナに在住しているため、ニーチャバンガラージャヨーガも形成している。


従って、この木星は非常にトリッキーで、奇想天外な働きをすることが考えられる。



もし双子座ラグナだとすると、現在、ダシャーは木星/月期辺りである。


また乙女座から木星がアスペクトして、土星が蠍座からアスペクトして、この10室支配の木星と12室(海外)にダブルトランジットしているのである。


従って、このパラシャラの例外則やニーチャバンガラージャヨーガの木星の効果によって、このようなブレイクをもたらしたと考えられる。



木星はチャンドララグナから見て3、12室支配で踊り、パフォーマンス(3室)が海外(12室)で評判になり、また木星はラグナから見て10室の支配星であるため、有名(10室)になり、また木星は8室で減衰しているため、ピコ太郎本人もびっくりするほど、突然、海外でブレイクしたのである。


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しかもジャスティン・ビーバー(カナダ人歌手)がツイッター上で、「お気に入りの動画」として紹介したことをきっかけに爆発的に広がったため、彼は他人の力を借りて、棚から牡丹餅的な恩恵(8室)を得たのである。


彼のブレイクの昨年の8月以降の突然の唐突な感じはまさしく8室で減衰する木星のパラシャラの例外則によるラージャヨーガ的効果、またニーチャバンガラージャヨーガ的に効果なのである。



ピコ太郎(小坂大魔王)のブレイクは、木星が乙女座に入室した昨年(2016年)の8月付近から始まっている。


以下のように2016年の8月頃からブレイクがスタートし、9月27日に9000万人のフォロワーを持つジャスティン・ビーバー(カナダ人歌手)がツイッター上で、「お気に入りの動画」として紹介したことをきっかけに爆発的に広がり、10月28日には「全米ビルボードトップ100に入った世界最短曲」としてギネス世界記録に認定されている。

また第58回輝く!日本レコード大賞(TBS、2016年12月30日) で特別話題賞を受賞している。


8月25日、自腹(約10万円)で制作した「ペンパイナッポーアッポーペン」を「YouTube」上に公開。古坂と親しいAAA、LiSA、Silent Sirenらにリンクを貼って知らせたところ拡散され]、ミニブログ「ツイッター」や日本国内の女子高生などに人気の動画編集/投稿アプリ「MixChannel」(ミクチャ)において、元動画を模倣したカバー動画のアップロードが相次ぐようになり(「りかりこ」によるやってみたのアップロードはTwitterには9月16日、ミクチャには9月19日)、シルバーウィーク(9月17日-25日)には特に盛り上がりを見せた。9月21日配信のネット記事では、元動画の再生回数が60万回を超えたと報道された。9月24日にはNMB48のメンバーにも人気とのネット記事があった。再生回数は9月25日の記事では100万回超えを伝えた。

英語圏ではソーシャルメディア「9GAG」で動画が共有されて広がった。日本でシルバーウィークが終わった翌日の9月26日、タイム(米国)が、一気に拡散されることを意味する「バイラル」(本来は「ウイルス性の」の意)との言葉を使って「”Next Viral Hit” かも知れない」と表現した。翌9月27日、ジャスティン・ビーバー(カナダ人歌手)がツイッター上に「インターネット上の私のお気に入り動画」と紹介したことから、同日中にBBC(英国)およびCNN(米国)も取り上げ、他の国内外メディアも追随、元動画の再生回数は9月29日18時時点で一気に936万回を超え、10月4日時点ではその倍以上の1900万回を超えた。

YouTubeの週間再生回数ランキング『ミュージック全世界トップ100 (YouTube Music Global Top 100)』では、集計期間:9月30日 – 10月6日において関連動画を含めると累計1億3400万回に上り、2位のザ・チェインスモーカーズの「クローサー(英語版)」(7月29日リリース)の7050万回にダブルスコア近い差をつけて世界1位になった(同週を含めて3週間1位を保持)。同ランキングにおいて日本人が世界1位を獲るのは初めてである。
10月7日に『ペンパイナッポーアッポーペン』ほか4曲を世界134カ国で配信リリースした。同日、9GAGのAMA (ask me anything)に登場した。10月12日時点で、元動画の視聴数は4000万回を超えた。10月14日に初めての全国放送(テレビ朝日系列「ミュージックステーション」)に出演した。
10月19日、アメリカのビルボードソングチャート(Billboard Hot 100)にて、2016年10月29日の週で初登場77位を記録したと発表された。これは、日本人として松田聖子に次ぐ26年振り・7人目のチャートインである。また、ビルボードにチャートインした最も短い曲としてウィメンフォーク(英語版)の”Little Boxes(英語版)”が持っていた1分02秒という記録を52年振りに塗り替え、わずか45秒の曲でチャートインという新記録を打ち立てた。10月28日、『ペンパイナッポーアッポーペン』がギネス世界記録に「全米ビルボードトップ100に入った世界最短曲」として認定された。元動画の視聴数は、12月20日時点で1億回を超えた。

(wikipedia 小坂大魔王より引用抜粋)

このように有名になる時は10室に木星と土星のダブルトランジットが生じていなければならない。



トランジットの木星が2016年8月から乙女座に入室し、山羊座に在住する7、10室支配の木星にアスペクトし、トランジットの土星は蠍座から7、10室支配の木星にアスペクトして、7室や10室にダブルトランジットが生じていたのである。


更に木星は12室(海外)にもダブルトランジットしている。


7室は契約のハウスであり、また海外を表すハウスでもある。


彼は今回のブレイクで、有名になり、レコード会社と契約し、世界デビューを果たしたのである。


それは7室、10室、12室へのダブルトランジットで説明することができる。



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木星は7、10室支配で、1、4室支配の水星、5、12室支配の金星、3室支配の太陽と相互アスペクトし、2室支配の月と接合している。


従って、1-5、1-7、1-10、4-5、5-7、5-10のラージャヨーガを2-8室の軸で形成している。

また1-2、2-5のダナヨーガも2-8室の軸で形成している。



ピコ太郎(小坂大魔王)はyoutubeへの動画の配信は所属事務所などは関係なく、全く自主的な活動(セルフプロデュース)として行い、10万円の経費をかけて、『PPAP』を撮影して編集して、youtubeにアップしたようである。


こうした活動は、自営業であり、起業的であり、2室(起業、自営業)で表される。


そして、その活動から全く思いがけない棚から牡丹餅的な幸運を得たのは8室(棚から牡丹餅)の象意である。


そして、今回、youtubeの動画再生回数が1億円を超えたことで、ピコ太郎には莫大な広告収入が入ってくるようである。


これも棚から牡丹餅的な収益であり、8室の象意である。


従って、2-8室の軸で、ラージャヨーガやダナヨーガが形成されているということで納得できるのである。




それでは何故、今のタイミングでブレイクしたのかということが問題なのである。


その謎を解明しなければならない。


今回、双子座ラグナだとしてもマハダシャー木星期は既に2004年から始まっていたのである。


それならば、成功はもっと前でもよかったのではないかと思うかもしれない。


然し、ラグナを双子座に設定すると、ナヴァムシャ(D9)で月が高揚して木星と接合し、またダシャムシャ(D10)で、月は土星と星座交換している。


この土星と月の絡みはカリスマを表す配置であり、大衆からの支持を表している。


彼は現在、木星/月期であったからこそ、この月と土星との間で星座交換することによって示されるカリスマ的な大衆的熱狂が表れたのではないかと思うのである。




月はマハダシャーの木星と絡むことによって、マハダシャーの木星のパラシャラの例外則やニーチャバンガラージャヨーガの恩恵や、木星が金星や水星との間に形成するラージャヨーガやダナヨーガにも参加して、これらの恩恵を全て受けたということである。




何故、彼がお笑い芸人になったかというと、10室支配の木星に5室支配の金星や3室支配の太陽がアスペクトして絡んでいた為である。


但し、底ぬけAIR-LINEとして、お笑いをしていた時も音楽にあわせて行なう芸が多かった印象である。


そして、2003年9月からお笑い活動を休止し、『テクノユニット・ノーボトム』というバンドの活動に専念して音楽に没頭するようになっている。


その音楽活動の時に作成した曲が以下の『サンバ・ジャ・ネイヨ・ネブタ・ダヨ 2004』である。


サンバ・ジャ・ネイヨ・ネブタ・ダヨ 2004

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