月別アーカイブ: 2019年1月

サルトルとボーヴォワール ー近代的結婚(契約結婚)が意味するものー



ここ最近、出生時間が分かる有名人のチャートを次々とひたすら作成して眺めていた。


特に詳細を調べなくてもパッと見で、色々なことが分かる。


ボーヴォワールとサルトルのチャートを調べた時、彼らが行った契約結婚の意味が非常に良く分かった。


この哲学者同士の結婚は、極めて変わっていたことで有名である。



契約結婚


サルトルは1929年哲学の教授試験を受けて1番で合格し、この時、2番だったシモーヌ・ド・ボーヴォワールと恋に落ちた。


同じ年の秋頃、サルトルがボーヴォワールに2年間の「契約結婚」を申し込むのである。


2人の契約は、2年間は2人一緒にパリに住むが、それを過ぎればお互いに自由に好きなところで暮らし、もしまた2人がばったり会ったら再び共同生活をしよう、というもので、人間は偶然的な恋愛も必要であり、お互い別の相手との一時的な恋愛を縛らないようにしようというサルトルの提案によるものだった。




ジャン=ポール・サルトル




サルトルのチャートを見ると、1929年秋頃は、ちょうど木星/土星期で、マハダシャー木星期に入った直後のセカンドアンタルダシャーの時期であった。


木星はラグナから見て5室支配で7室に在住しており、7室の木星は、古典的には”複数の妻を持つ”配置である。


木星には”複数の”という象意があり、7室に在住すれば複数の妻、4室に在住すれば、複数の家もしくは乗り物という象意になる。


5室の支配星が7室に在住する配置は、恋愛の配置であり、まだ若く様々な女性に出会える可能性があったサルトルとしては、結婚によって、一人の女性との関係に縛られるのが嫌だったに違いない。


興味深いことにこの配置は、私が先日、ラグナを蠍座に修正したカルロス・ゴーンのチャートの木星の配置と全く同じである。


カルロス・ゴーンもマハダシャー木星期になってから複数の女性との恋愛にのめり込んだ。


※ナヴァムシャでもマハダシャーの木星とアンタルダシャーの土星がラグナに在住しており、「契約結婚」という特殊な条件を付けはしたが、この時期に結婚した理由というものが理解できる。



サルトルは、そのようにして自分自身が相手との関係に縛られたくない為にシモーヌ・ド・ボーヴォワールとの結婚を「契約結婚」というあたかもビジネスの契約やあるいは不動産の賃貸借契約の短期契約であるかのように長期的に縛られないように”2年間”という期間を設けて、結婚しようと提案するのである。


この提案自体は、いかにも計算高く狡猾なビジネスマンの契約のようでもある。


8室双子座の定座に在住する8、11室支配の強い水星は、機能的凶星であり、かなり悪意を表現する狡猾な知性の表示体となっていると考えられる。


人を騙し、自分をも騙すという配置である。



然し、8室は研究のハウスであり、8室の水星は研究にのめり込む知性でもあり、また月から見て5、8室支配で5室双子座で自室に在住している為、サルトルの知性は、極めて哲学的探究に没頭する創造的知性でもあった。


実存主義哲学は、この水星がもたらしたものである。



この双子座で自室で強い水星は、ウォール街の金融工学を駆使する金融資本家(双子座)のように両建てやヘッジ(損失に備えた保険)を駆使する複雑なオプション取引を開発する知性でもある。


一つの対象に100%入れ込まないで、あちこちに保険となる代替を準備して、いつでも損失に備えて逃げられるように準備しておく狡猾さがある。


強い水星は、現実主義で基本的に性悪説に彩られており、盲目的にのめり込むことはないのである。


恋は盲目というが、サルトルは、シモーヌ・ド・ボーヴォワールとの恋において盲目的にのめり込むことはなかった。


そして、2年間の「契約結婚」ということで、ヘッジ(保険)をかけたのである。




シモーヌ・ド・ボーヴォワール




一方で、シモーヌ・ド・ボーヴォワールの方は、哲学的な才能に溢れたサルトルに魅了され、自分の一生を捧げてもよいような気持ちになったに違いないのである。


何故なら、ボーヴォワールのチャートを見ると、8室にラーフが在住しており、ナヴァムシャでも8室にラーフが在住している。


また出生図では8室の支配星もラーフ/ケートゥ軸に絡み、太陽とコンジャンクトして傷ついている。


8室のラーフは結婚願望を持つ配置であり、相手の持つ、家族、人脈、財産などに期待し、強く求める配置である。



然し、8室のラーフは同時に8室を傷つける為、相手から結婚生活の恩恵を与えられないのである。


またしばしば8室が強調される場合、しばしば相手の浮気(不倫)や三角関係に悩まされる配置である。



従って、まず、ボーヴォワールにとって、自分が愛し、結婚したいと思った男性の最初の仕打ちが「契約結婚」という提案だったのである。



苦悩する結婚生活


これはサルトルが、自分は好きなように自由に複数の女性たちと不倫するから君も好きなようにしたまえという宣言なのである。


但し、サルトルは、ボーヴォワールの方が、サルトルにのめり込んでおり、常に一緒に居たがっていることを知っていたはずである。


だから、この契約は、自分が優位に立っており、自分にとって有利な契約であると知っていたのである。



ボーヴォワールは、サルトルからの提案が通常の結婚であっても良かったのであり、サルトルとの結婚願望があったと思われる。


ボーヴォワールはサルトルに惚れ込んでいたので、サルトルからの提案が、2年間の「契約結婚」でも受け入れたのである。


まず「契約結婚」というのは、サルトルからの提案であって、ボーヴォワールが積極的に提案したのではないことは重要である。



実際に2人の契約結婚がどのように推移していくかと言えば、常にボーヴォワールは忍耐を強いられる連続で、偶然的な恋愛はサルトルだけが楽しみ、彼女は嫉妬に悩まされ続けたのだという。


サルトルは、女性に関してマメで女優、有名人の妻、 自分の教え子と次々と浮気をし、恋愛が終わったあとも、一度愛したその女たちに、望むものを何でも惜しみなく与えたのだという。



何故なら、ボーヴォワールは、本来、サルトルと結婚したいと思っていたのであり、常に一緒に居たいと思っていたのであるが、サルトルが、契約結婚という自由な恋愛の実験をしようと提案して来たので、その尊敬するサルトルの提案を断れなかったからである。


むしろ、サルトルのために自ら嫉妬する自分を抑制し、サルトルの為に若い女性を紹介することまでしたのである。


そこまでして、サルトルの理想とする近代的な自我を備えた嫉妬から自由な自立した女性であろうと努力した。





ボーヴォワールが1929年秋にサルトルと結婚した時、ダシャーは水星/火星期であった。


水星は8室支配で2室(7室から見た8室)でラーフ/ケートゥ軸と絡み、太陽とコンジャンクトして傷ついており、アンタルダシャーはラグナロードの火星であった。


ラグナロードの火星は7室から見た7室の支配星であり、ラグナロードの時期は、結婚の時期である。



この火星はラグナロードで、5室で9室支配の月とコンジャンクトし、ディスポジターの木星が9室で高揚して5室にアスペクトバックしている。


つまり、この火星期というのは、むしろ、9室の象意である学問や真理、師匠への献身の時期であり、哲学的天才であるサルトルへの敬愛、崇敬に近い感情があったと思われる。


火星はロマンティックで、理想主義の魚座に在住しているからである。



冒頭で、私はボーヴォワールが、サルトルに対して、『哲学的な才能に溢れたサルトルに魅了され、自分の一生を捧げてもよいような気持ちになったにいないのである』と書いたが、本来、ボーヴォワールは、ラグナが蠍座で、ラグナロードの火星が魚座で、月も魚座に在住し、蟹座で高揚する木星がラグナと魚座にアスペクトし、月と木星は魚座と蟹座で5-9の星座交換をしている。


つまり、水の星座である蠍座、魚座、蟹座が圧倒的に強調されており、非常に古風な封建的な価値観が似合う女性なのである。



そのボーヴォワールが、双子座にアスペクトバックするマハダシャー水星期において、このサルトルにとって都合の良い「契約結婚」という実験に付き合わされたと解釈するのが割にあっている。


そして、嫉妬心などに悩みながら、サルトルの契約結婚という実験にその後、50年間付き合わされるのである。



そこまでしてサルトルについていったのは、やはりサルトルを敬愛したが為である。



ボーヴォワールの5室支配の木星が蟹座のアーシュレーシャに在住しているが、アーシュレーシャは世間の常識、道徳、規範、文化的習俗などに従わないので、男女の恋愛や結婚の常識に囚われないで、そして、そのような常識に縛られない価値判断や師匠によって啓発されるという面はあったかもしれない。



然し、本来、ボーヴォワールは、古風な女性であり、一途な女性であり、著作の中で、「私にとって恐ろしいことは、たった一つしかない。それはサルトルが死ぬことなのだ」と綴っているようである。



実際、ボーヴォワールが、女性解放運動に関わる中で問題としていたのは、結婚した後で、女性があたかも女中や召使であるかのように家庭の仕事を引き受けるという奴隷的な女性のあり方についてだったのである。


従って結婚自体に反対していたとも思えないし、またサルトルの「結婚契約」の実験というものは、彼女にとって本質的に重要であったとは思えない。


現にボーヴォワールは、サルトルと一緒に歩み続ける為に涙ぐましい努力をしているように感じられる。



ボーヴォワールは、男女が平等であればよく、結婚して一緒に生活を共にすることを望んでいたはずである。



ボーヴォワールは、若い女性とレズビアン的な関係を結んだことがあるようだが、「人間は偶然的な恋愛も必要であり、お互い別の相手との一時的な恋愛を縛らないようにしよう」というサルトルの実験に付き合い、そして、自らも他の相手と交際しようとしたようにも見えるが、結局の所、ボーヴォワールは、そのようなことは苦手で、サルトルに一途であったのである。



「私にとって恐ろしいことは、たった一つしかない。それはサルトルが死ぬことなのだ」という言葉がそれを物語っている。




ボーヴォワールの月と、ラグナロードの火星は、ウッタラバードラパダーに在住しており、ウッタラバードラパダーは、一つの対象に一途に献身し続ける配置である。







従って、敬愛する師であるサルトルと同じように振る舞ってみてもそれは彼女にとっては、ピンと来ず、レズビアンとして交際していた少女(ランブラン)を挙句の果てには、サルトルに紹介することまでしている。


ランブランという少女が16歳の時にボーヴォワールの愛人となり、その後、17歳の時にサルトルに引きあわされて関係を結び、その後、サルトルに捨てられて2人に弄ばれたことについて『ボーヴォワールとサルトルに狂わされた娘時代』という本の中で、綴っているようである。


つまり、ボーヴォワールは、サルトルに気に入られようとして、サルトルの理想を生きようとして、同性愛も含めた自由な恋愛を楽しむ自分というものを実験してみたのではないかと思われる。


そういう意味では、常にサルトルへの想いがあったのである。



2人の恋愛ゲームに付き合わされた少女はいい迷惑を被ったようである。




マリアカラスなどもそうであるが、蠍座ラグナの人の恋愛というものは、一途な恋愛であり、一人の相手に対して、決して変わらぬ愛情を注ぎ続けるものである。


マリアカラスが、ギリシャの大富豪オナシスと別れた後で、オナシスからの連絡を電話機の前で、ずっと一途に待ち続けたというエピソードからもそれが伺える。




従って、これまでの内容をまとめると、ボーヴォワールは、女性解放運動、フェミニズムの騎士のように思われているが、本来は、一途に一人の男性に想いを寄せる献身的な女性であったということである。


従って、好きな男性(サルトル)と常に一緒にいたいという結婚願望も持っていたということである。


然し、彼女のカルマの為か、8室が傷ついていたために結婚生活に恵まれず、サルトルの「結婚契約」の実験に付き合わされ、サルトルの他の女性たちと自由に恋愛して不倫する自由を謳歌したいという宣言を受け入れつつ、自らもそうした相手の理想に合わせて努力するようになったのである。


但し、7、12室支配の金星が3室(食欲、性欲、睡眠欲)に在住しているため、ボーヴォワールも性的な願望というものも強かったことは確かに伺えるのであり、従って、サルトルの「結婚契約」の実験を彼女自身試したいという動機づけはあったかもしれない。


然し、本来、ボーヴォワールは、献身的で理想主義的で一途な性格であり、古風な性格でもあった為、本質的には、サルトルに対しての一途な気持ちを持ち続けたのである。


サルトルは、そうしたボーヴォワールとの関係性を理解しつつも、あえて2年契約の「結婚契約」の実験を行ったと言える。


ボーヴォワールと、サルトルは、隣り合うラグナであり、お互いの木星がお互いのラグナにアスペクトもしており、非常に相性が良く、結局、契約は更新を重ねて、50年間も関係が続いていくのである。その間、ボーヴォワールは嫉妬の感情に苦しみ続けた。


ボーヴォワールの7室支配の金星は3室山羊座に在住しているが、サルトルは、ナヴァムシャのラグナが山羊座である。


従って、ボーヴォワールのパートナーはサルトルであるという関係が読みとれる。


然し、サルトルの7室支配の金星は牡羊座のバラニーで、月から見た7室支配の太陽も双子座に在住しているが、ナヴァムシャのラグナから見た7室支配の月は天秤座に在住し、月から見た7室支配の火星は水瓶座に在住している。


ところが、ボーヴォワールは出生図でもナヴァムシャでも牡羊座、双子座、天秤座、水瓶座には、ラグナや月などの特別な惑星は配置しておらず、ナヴァムシャのラグナと月は乙女座である。


サルトルは、出生図でもナヴァムシャでもラグナや月から見た7室や7室の支配星は、乙女座と全く関係していないのである。


従って、ボーヴォワールにとってはサルトルは、パートナーであったが、サルトルにとっては、ボーヴォワール以外にパートナーがいたということになる。


それは、例えば、サルトルの7室支配の金星が牡羊座のバラニーに在住しているため、出生図やナヴァムシャにて、そうした配置にラグナや月を持つ女性とか、双子座にラグナや月が在住する女性とか、天秤座にラグナや月が在住する女性、水瓶座にラグナや月が在住する女性といった相手である。


ボーヴォワール以外にもそうした相手が恋愛の対象であったと言うことが出来る。



女性解放運動やフェミニズムのシンボルのようになる女性のチャートを見ると、それらの人々は、ラグナ、月、金星から見た8室や8室の支配星が激しく傷ついているのである。


例えば、アナイス・ニンのようなフェミニズムのシンボルのようになっている性愛小説家もそうである。



従って、結婚生活に恵まれない女性が、自らの境遇を合理化し、理論化した結果として、フェミニズム理論が出来上がるのではないかと思われる。


特に8室にラーフが在住している場合、結婚願望が強いのだが、相手から思いやり、愛情、物質的恩恵などが得られない為、非常に苦悩するプロセスを経て、そうした欲求が摩耗して消滅し、最終的には、パートナーに期待しない、依存しない、パーソナリティーが出来上がるのである。


※私は自分自身の8室にラーフがトランジットした時の経験によって、そのプロセスについて臨床的に確認している。



その最終的な結果が、パートナーに期待しない、依存しないシングルウーマンというものなのである。


そして、パートナーに依存し、パートナーから養われて恩恵を受ける生活のことを奴隷の生活、召使の生活として非難するのである。



もし彼女たちが結婚生活に恵まれていたら、決して、戦闘的なフェミニストにはならなかったであろうと思われる。


結婚生活に恵まれなかった、シングルウーマンとしての生活が輝き、尊敬されるには、フェミニズムの戦士として、理論武装する必要があるのである。


そして、後に続く人たちで、同じような境遇に遭う人々は、やはり、その同じ理論によって、自らを合理化し、輝かせる。



例えば、多くの女性たちのチャートを見ると、8室が傷ついている人々が多く、8室が非常に吉星によって保護されているような人は稀である。


稀にそのような人もいるのだが、かなり多くの女性たちは、8室、8室の支配星が何らかの形で傷ついている。



つまり、完全に結婚生活が上手くいくというのは理想に過ぎず、現実は、何らかの問題を抱えているということである。



完璧に上手く行っている結婚生活というものは、イメージ(理想)の中にしか存在しない。



然し、裏を返せば、そのような女性たちが近代的な女性なのであり、結婚、結婚生活(パートナー)に依存せずに仕事や趣味や社会活動などで自らの人生を切り開いていく女性なのである。


つまり、ここで価値の転倒が起こっており、近代的な結婚、女性の自立というものは、結婚生活で十分に満たされない為に与えられるとも言えてしまうのである。



これまで、2-8軸の役割、結婚や結婚生活についての占星術解釈については、何度も述べて来たし、それらは私が当初から6-8の人間関係の支配と服従の関係性について多大な関心を抱いてきたことと、『Single Woman and Astrology』という著作を研究することから得られた。



そして、こうした関係性について、特に2-8軸に位置するラーフ/ケートゥ軸の働きを理解するには、サルトルとボーヴォワールの関係性、ボーヴォワールの本音などを調べることが重要ではないかと思えた。



何故なら、ボーヴォワールの出生図とナヴァムシャの8室にはラーフが在住しており、彼女は2-8軸の傷ついたチャートの典型例であるからである。



そして、既に知られているようにサルトルとの関係の中で演じられた「契約結婚」という実験と、その結果が得られているからである。




私は、ボーヴォワールの作品群を読んでいないが、もしこれらを詳細に分析したら、更に確信的なことが言えるかもしれない。



結果として、サルトルとボーヴォワールは、契約を延長しつつ50年間、共に過ごし続けるのであるが、結婚生活の8室が傷ついていても相性が良い場合の人間関係、「家庭」というものを除いた人間関係について物語っていると考えられる。



そういう意味で、サルトルとボーヴォワールの自伝や経歴、エピソードといったものは、結婚や結婚生活について理解するための非常に重要なサンプルである。



彼らはいまだに語り継がれ、ニュースになる程、伝説的なカップルである。






(参考資料)



自由すぎる!有名哲学者たちの「恋愛と結婚」
「逃げ恥」とは一味違う"契約結婚"をした人も
2017/01/01 6:00 東洋経済ONLINE

私たちの日常で、疾病・ケガの問題、借金といったカネの問題など苦しいことはたくさんありますが、その中でもダントツに難しさを感じるのは人間関係ではないでしょ うか。

なかでも、一人の相手とじっくりと対峙し関係を結ぶ「結婚」は、人生の大決断。肩に重くのしかかってくる責任や重圧、結婚のメリットやデメリットなどを考えれば考 えるほど、何がベストな選択か、わからなくなってしまうことも。

そんな「結婚」について、歴代の哲学者たちはどう答えを出したのでしょうか。私たちにさまざまなヒントを与えてくれるかもしれない彼らの思想と人生を、『超訳 哲学 者図鑑』などの著書を持つ富増章成氏が解説します。

夫婦の信頼関係は「契約結婚」から?

●サルトル
僕たちの恋は必然的なものだ
だが、偶然の恋も知る必要がある

フランスのサルトルとボーヴォアールは、映画の題材にもなった優秀な哲学者カップル。この2人の結婚は、やはり、普通のものではありませんでした。1929年の秋、ルー ブル博物館のベンチで、サルトルはボーヴォアールに2年間の「契約結婚」を申し込んだのです。

「契約結婚」というと、昨年人気だったテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」を彷彿とさせますが、家事代行で住み込みをするというその設定とはちょっと違います 。2人の契約は、2年間は2人一緒にパリに住むが、それを過ぎればお互いに自由に好きなところで暮らし、もしまた2人がばったり会ったら再び共同生活をしよう、という もの。サルトルは、人間は偶然的な恋愛も必要であると主張し、お互い別の相手との一時的な恋愛を縛らないようにしよう、と提案したのです。

なんだか男にとって都合のいい話に思える奇妙な契約ですが、彼らは法律や社会の常識にとらわれない新しい男女の関係を作ろうとしていたのでした。

でも、ボーヴォアールは、「もしサルトルが『24カ月後きっかりに、ギリシャのアクロポリス神殿の上で午後5時に会おう』と言ったら、きっかりとその時間を守って再会 する確信がある」と思ったほど、この契約を大切にしていたそうです。

結局、サルトルは宣言どおり「偶然の恋」を繰り返し、ボーヴォアールは嫉妬に悩まされつつも、最終的に、2人の関係はサルトルの死まで50年続いたのでした。

そんなサルトルの「契約結婚」の土台にある哲学は、「人間は自分で自分をつくっていく存在だ」という“実存主義”。たとえばナイフなどの物(即自存在)は“切るた め”という目的ありきで作られますが、それに対し人間(対自存在)は、まず先に世界に投げ出され、それから自分の本質を創造する、という考え方です。その意味で、 人間は限りなく自由な存在であり、その自由を縛ってはいけないというのが、サルトルの考えだったのです。

この考えを支持し賛同してくれた才女・ボーヴォアールと出会えたためにこの「契約結婚」は成立したわけで、この良き理解者との出会いは彼にとって実に幸運だったと いえるでしょう。

その結婚ちょっとまった!?悩みすぎて婚約破棄

●キルケゴール
結婚したまえ、そうすれば君は後悔するだろう。
結婚しないでいたまえ、そうすれば君はやはり後悔するだろう。

ニーチェとともに実存主義の先駆者とされる、デンマークの思想家キルケゴール。彼は、24歳だった1837年に15歳のレギーネと出会い、この後、2年間にわたって彼女に執 拗ともいえる結婚申し込みを繰り返しました。しかし、やっとのことで結婚を承諾してもらったにもかかわらず、なんとキルケゴールは、婚約した翌年に一方的に婚約指 輪をレギーネに送り返して関係を絶ったのです!

あんなにしつこく結婚を迫った人が、うまくいったとたんに婚約破棄なんて、落ち着きがなさすぎ。新しい女ができたのか……?なんて疑ってしまいますよね。もちろん レギーネも、何度もキルケゴールに考え直してくれるよう婚約破棄の取り消しを頼みましたが、彼は考えを翻すことなく、結局、2人は別々の道を歩むことになりました。

意味不明なキルケゴールの行動ですが、これは、彼があまりにレギーネを深く愛しすぎたがための決断によるものだったようです。婚約したはいいけれど、本当に彼女を 幸せにできるのは自分ではないのでは?と考え込んでしまったのです。

この経験もふまえ、キルケゴールは彼の哲学を築き上げました。すなわち、人とは生きている理不尽さについて悩み、絶望という病にもかかるが、それは人間が動物以上 のものである証であるのだから、絶望という病気にかからないほうが不幸だというのです。

とはいえ、この絶望をなんとか対処しなければいけないということで、彼は三段階の発展を提唱しました。

第一段階は「美的実存」。人生のあらゆる快楽に身を任せる生き方で、快楽を享受するために絶えず変化を求めます。でも、美的実存の人生はいつかは快楽を満たすこと に失敗して絶望します。

そこで、第二段階の「倫理的実在」へと踏み込みます。これは家族や社会の一員として頑張ろうという段階です。それでも絶望は襲ってくるものです。

そこでキルケゴールのオススメは、第三段階の「宗教的実存」です。自己自身の罪の意識に基づいて、神様(キルケゴールはキリスト教信者でした)の前にただ一人の“ 単独者”として立ち、「内面的な真理」を見つける、というものです。

彼の哲学は少し難解ですが、絶望をより高度な自己意識へと自分を引き上げるいい機会だととらえた、前向きな哲学であるのです。

恋愛は、性的な快楽(美的実存段階)と密接につながっています。結婚すればその快楽だけではなく、誠実さということに重きが置かれます(倫理的実存段階)。だから 、「結婚しようがしまいが、どちらにせよ絶望は生じる」というのが彼の考え方で、より高い宗教的な永遠性を求めるために、一人孤独に生きる道を選んだ(宗教的実存 段階)のだといえるでしょう。

レギーネと別れたあとも、彼は代表作『あれかこれか』などいくつもの著作を彼女のために捧げ、42歳でこの世を去りました。婚約破棄後も彼女を愛し続けて人生を終え たのでした。

一方、レギーネは他の男性と結婚。結婚とは「あれかこれか」の人生の大決断ですが、あまり悩みすぎると結婚ができないという話かもしれません。勢いに乗って結婚し て幸せになっている人たちもたくさんいますからね。

ニーチェ、唐突すぎるプロポーズであえなく撃沈

●ニーチェ
結婚した哲学者というもの謎は喜劇に属する

ニーチェは、現代において哲学史を塗り替えたといわれるドイツの大哲学者です。ところが、彼は恋愛に関しては、ヒットゼロ。一生独身で、最後は発狂して死にました 。

彼の最初の失恋は、ジュネーヴで出会ったオランダの女流音楽家。4時間の散歩をともにしただけで、いきなりの求婚の手紙を出したところ、彼女はドン引き。ニーチェは 非礼を詫びる手紙を出したあと、友達に「もう絶対結婚なんてしない!」と宣言したのでした。

ところが、この宣言を覆すような、すばらしい女性が彼の目の前に出現したのです。友人のパウル・レーとともにローマに旅行した時に出会った、知性にみちた美しい女 性ルー・サロメです。彼女と哲学について語り合い、彼女が作った詩を彼の得意なピアノで曲にしてあげたり、もうぞっこんの状態。ニーチェの有名な「永遠回帰」の思 想の構想を最初に打ち明けたのも、ルーに対してだったのです。

ニーチェはルーを哲学の弟子かつ伴侶と考えはじめました。ところが、ルーにとってニーチェは哲学の先生以上でも以下でもなく、尊敬しているヒゲおやじという程度。 ニーチェはルーに求婚しましたが即効で断られたらしく、そのあとのルーと、件の友人レーとの三人で撮影した三位一体という写真のニーチェは、どこか虚しく空を見つ めているような感じがします。

恋愛では負け続けだったニーチェ。彼は「結婚なんてバカバカしい。過去の偉大な哲学者はみんな結婚なんてしていなかった!」という負け犬の遠吠えのような言葉を残 していますが、こうした経験によるものだったのかもしれません。

どんな逆境であっても運命を愛する

しかし、ニーチェは、この失恋をバネにして名著『ツァラトゥストラはこう言った』を書きあげたのでした。現実の苦しみをそのまま受け入れながら強い自分を保持し、 どんな逆境であっても運命を愛する(運命愛)というもので、「これが人生だったのか。ならばもう一度!」と人生を何度でも肯定するというもの。

この彼の哲学書は、前述のように哲学史を塗り替えるほどの傑作となったわけで、結婚の代わりに得たものは大きかったかもしれません。

このように、歴代の哲学者たちは、自身の哲学に基づいて「契約結婚」を敢行したり、一生独身を貫いたり、失恋をバネに成功を収めたりと、独自の人生を歩みました。

私たちも、理想を貫いて生涯ひとりを謳歌するもよし、結婚という人間関係の中で幸せを模索するもよし、選択は自由です。長くも短い人生の中で、あなたの哲学を追求 してみてください。

(構成:山岸美夕紀)
参照元:自由すぎる!有名哲学者たちの「恋愛と結婚」
「逃げ恥」とは一味違う"契約結婚"をした人も
2017/01/01 6:00 東洋経済ONLINE

ボーボワールが年下の恋人に向けた情熱とサルトルへの不満、書簡で明らかに
2018年1月22日 12:40 AFP BB NEWS 発信地:パリ/フランス [ ヨーロッパ フランス ]

【1月22日 AFP】フランスを代表するフェミニストのシモーヌ・ド・ボーボワール(Simone de Beauvoir)が18歳年下の交際相手にささげた「狂おしい情熱」が21日、初公 開された書簡の中で明らかになった。

 書簡では、ボーボワールのパートナーだった実存主義哲学者のジャンポール・サルトル(Jean-Paul Sartre)が、ボーボワールを性的に満足させたことが一度もなかっ たこともうかがえる。

結婚は女性を奴隷にする「わいせつな」制度と批判した古典的作品「第二の性(The Second Sex)」の著者であるボーボワールは1953年、映画監督クロード・ランズマン (Claude Lanzmann)氏(92)に宛てた手紙の中で、「(あなたの)腕の中に身を投げ出し、いつまでもそのままでいたい。私は永遠にあなたの妻です」と記している。

 この書簡は、ボーボワールが共に暮らした唯一の男性であるランズマン氏に宛てた112通のラブレターの一つ。書簡はすべて米エール大学(Yale University)に売却さ れた。

 この書簡からは、多くの愛人を作り、別々のアパートに住み続けたサルトルが、ランズマン氏と同じようにボーボワールを肉体的に満足させたことが一度もなかったこ とがうかがえる。

 ボーボワールはランズマン氏に対し、「確かに彼(サルトル)のことは愛していた」「でも愛が戻ってこなければ、私たちの肉体は何の意味も持たなかった」と記して いる。

 ランズマン氏は、サルトルの秘書をしていた26歳のときに当時44歳だったボーボワールに出会った。仏知識階級の黄金コンビだったボーボワールとサルトルは、互いの 関係をオープンにし、同様の三角関係を数々楽しみ、時に耐え忍んだ。

 ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)をテーマにしたドキュメンタリー映画『ショア(Shoah)』で高い評価を受けたランズマン氏は、仏紙ルモンド(Le Monde)に対し、 2人の恋愛の全容を今になって明らかにしたことについて、ボーボワールの養女との対立が原因だと語っている。

ランズマン氏は、自身の死後、フランスの法律の下でこれら書簡の著作権を譲渡されることになる養女のシルビー・ルボン・ド・ボーボワール(Sylvie Le Bon de Beauvoir)氏が母親の人生から同氏を抹消しようとしていると非難。そうされることを恐れ、歴史家に参照してもらえるようにエール大学に書簡を売却したと語った。ル ボン氏は、ボーボワールの最後の恋人で遺作管理者でもある。

 ランズマン氏は、ルボン氏が「ボーボワールのすべての書簡を出版する計画を立て、その中から自分との間でやりとりされたものを除こう」としていることを知るまで は、これらの書簡を公にするつもりは全くなかったと述べている。

 ルモンド紙に掲載された、ボーボワールがオランダ・アムステルダムからランズマン氏に送った手紙には、「私のいとしい子、あなたは私にとって初めての絶対的愛で す。(人生で)ただ一つのもの、あるいは一度も生まれないものかもしれません」「自分がこんなことを言うようになるとは思ってもみなかったけれど、あなたに会うと 自然に口をついて出ます。あなたを崇拝しています。全身全霊で。あなたは私の運命であり、永遠であり、人生そのものです」と記されている。

(c)AFP/Fiachra GIBBONS
参照元:ボーボワールが年下の恋人に向けた情熱とサルトルへの不満、書簡で明らかに
2018年1月22日 12:40 AFP BB NEWS 発信地:パリ/フランス [ ヨーロッパ フランス ]










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新天皇即位のマンデン図 -2019年5月1日 00:00-

2019年5月1日は、0時きっかりに元号が変わるため、このタイミングで、新天皇が即位すると考えることが出来る。

2019年5月1日00:00東京のチャートは、皇太子徳仁親王の天皇としての公務全体を象徴するチャートである。




まず山羊座ラグナで、3室で5、10室支配のヨーガカラカの金星が高揚し、9室支配の水星が3室で減衰して、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な働きと共に水星はニーチャバンガラージャヨーガを形成している。

減衰する水星は高揚する金星とコンジャンクトし、また水星のディスポジターである木星からアスペクトされ、また更に木星は月からケンドラに在住している。

従って、減衰する水星が複数のニーチャバンガラージャヨーガの条件を満たしている。


そして、水星と金星のディスポジターである3室支配の木星は3室にアスペクトバックして3室が強い状態である。


この配置からすると、現、皇太子は、天皇として即位した後は、常にメディアに注目され、ハリウッドスターのような扱いを受けるのではないかと思われる。


元々天皇はメディアに常に注目される存在であるが、こうしたチャートが出来たのであれば、尚更そうかもしれない。


然し、ラグナロードの土星は12室でケートゥとコンジャンクトし、火星からアスペクトされて傷ついている。


従って、新天皇は、常にメディアの目に晒されて、世間の注目を浴びていくが、本質的には目立ちたくなかったり、隠遁的な生活を好むということかもしれないが12室が傷ついている場合、その隠遁的な生活が得られないという配置である。


普通の出生図であれば、そのように解釈することができる。


あるいは、メディアに出る姿、華やかさとは裏腹にその実情は人目を避けた慎ましい生活であるということかもしれない。


あるいは12室は海外を表わすが、海外訪問などでの目立たないが、地味な活動を表すかもしれない。


マンデン占星術のハウスの象意によれば、12室の象意とは以下のような象意である。


12室
秘密の敵、秘密の計画、地下活動、スパイ活動、誘拐、陰謀、スパイ、刑事、組合、ストライキ、違法な薬物、ギャンブル、組織化された売春、黒い郵送、刑務所、病院、少年院、孤児院、慈善団体、超自然的な社会、精神病院、予想外のトラブル、亡命、ローンの返済、密輸、裏の世界、秘密の情事、戦争と損失、強姦、暗殺その他


12室は一般に公開されない秘密のプライベートを意味するのである。


そして、12室には収監とか、監禁といった象意もある。


つまり、3室が華やかなことに比較して、ラグナロードの土星が12室でケートゥとコンジャンクトし、火星からアスペクトされている配置は、非常に対照的で地味である。


天皇としての華やかな一面と、孤独で、皇居などに監禁されているかのような寂しい一面も示していると考えられる。






また8室支配の太陽が4室で高揚しているが、太陽はバラニーに在住している。


これは公務を行なう場に公安やCIAのような諜報関係者がいそうな配置である。


諜報関係者からの監視を受ける配置と言えるかもしれない。



2019年5月1日 0時の新天皇即位のチャートからそうしたことを感じ取った。




(参考資料)



「10連休」法が成立=新天皇即位日を「祝日」に
2018年12月08日03時02分 時事ドットコム

皇太子さまが新天皇に即位される来年5月1日と、新天皇即位を公に示す「即位礼正殿の儀」が行われる同10月22日を来年に限り祝日とする法 律が8日未明の参院本会議で、賛成多数で可決、成立した。祝日法の規定により、来年4月27日から5月6日まで10連休となる。

 国民の祝賀ムードを高めるのが狙い。祝日法は、祝日に挟まれた日を休日にすると定めており、連休谷間の5月1日が祝日になると、4月30日 と5月2日が休日となる。

 参院内閣委員会は6日、共産党以外の賛成多数で可決。医療機関や保育施設などの長期休業が国民生活に支障を来すことがないよう政府に対応を 求める付帯決議を全会一致で採択した。(2018/12/08-03:02)
参照元:「10連休」法が成立=新天皇即位日を「祝日」に
2018年12月08日03時02分 時事ドットコム











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皇太子徳仁親王のチャート -新天皇即位後について-

今年2019年5月1日に新天皇として即位する皇太子徳仁親王のチャートである。




ラグナは蟹座アーシュレーシャで、世間の常識を軽々と超えていく感性の持ち主である。


結婚時のエピソードとして、側近の運転する後部座席を黒いフィルムで目隠ししたワゴン車に身を隠して赤坂御用地を出発し、雅子妃に会いにいったエピソードが知られているが、アーシュレーシャの世間の常識や道徳を軽々と踏み越えていく性質というのは、特に恋愛関係において発揮される。

瀬戸内寂聴なども私はラグナを蟹座アーシュレーシャに修正したが、不倫や駆け落ちなど、普通でない恋愛をするのは、このアーシュレーシャの人々である。

ラグナロードの月が6室に在住しており、無償の献身的行為を表わす配置であり、6室の木星はヒーラーの配置であり、治療家の配置である。

そこに7、8室支配の土星が在住しているが、これは病気がちで世間から引きこもっているパートナーに献身し、尽くす配置であると言える。

従って、このチャートは正真正銘、皇太子徳仁親王のチャートであると言える。


7室には4,11室支配の金星と5,10室支配の火星が在住してコンジャンクトしており、7室の金星はパートナー関係において恋愛感情や情熱を常に持っていたい配置である。

そこに火星がコンジャンクトしており、情熱的な恋愛の配置となっている。

然し、7室の支配星は6室に在住する配置は、本来は、パートナー(雅子妃)が結婚から逃げたいと思う配置なのである。

それで引きこもりになっていく配置である。

ラグナロードの月と9室支配の木星のアスペクトは、そうした雅子妃に皇太子自身や側近の侍従医たちが、献身し尽くす配置なのである。

月と木星はガージャケーサリヨーガであり、ナヴァムシャでも相互アスペクトしてガージャケーサリヨーガを形成している。

知性、記憶力、永続する名声を表わす配置である。





2019年5月1日の即位は、木星/ラーフ/水星期であるが、水星は3、12室支配で8室で、2室支配の太陽とコンジャンクトしている。


この水瓶座の水星とそれにコンジャンクトしている太陽は、システマティックに構造化され、儀式化されている天皇家に伝わる宮中行事をこなす時期を表わしていると思われる。


8室は相続に関係しており、天皇としての称号を受け継ぐ儀式である。


2室支配の太陽が絡んでいるのは、両親、家族、つまり、天皇家の血族を意味している。


3室支配の水星は、儀式の際の身体パフォーマンスなどを表わしており、それらの構造化した儀式の内容には、一切逆らうことが出来ない。


それは完璧に伝統に則って、行わなければならない儀式である。


つまり、天皇家の血族、姻戚関係者が集う宮中行事において、天皇の称号を受け継ぐための儀礼、祭式において身体パフォーマンスを行なうという象意が、8室に在住する3、12室支配の水星と2室支配の太陽のコンビネーションである。


木星/ラーフは、木星期最後のアンタルダシャーであり、木星期の締めくくりであると同時に土星期の影響も受けるダシャーチッドラの期間に該当する。


そして、アンタルダシャーのラーフはディスポジターの水星がやはり8室に在住して、太陽とコンジャンクトしている。


そして、プラティアンタルダシャーの水星は3室支配で8室で太陽とコンジャンクトしている。


つまり、新天皇としての即位は、主にアンタルダシャーのラーフと、プラティアンタルダシャーの水星によって表されている。


まさにこの時期に新天皇として即位することが決まっていたのである。



そして、2020年5月26日からマハダシャー土星期に移行するが、土星はナヴァムシャでラグナロードで9室で高揚している。


9室は、教育、慈善活動、宗教、大学、真理のハウスである。






これはおそらく新天皇として即位してから霊的使命が始まる配置であると言える。



つまり、天皇とは、国の発展と国民の幸せを祈る霊的、宗教的な役割である。



ダシャムシャでも土星は9室に在住して、2、5室支配の木星と相互アスペクトしている。






これまでの木星期は、木星が3室で減衰していたため、それ程、重要な役割は与えられていなかった印象である。


然し、土星期は、土星自身が9室に在住し、2、5室支配の木星のアスペクトを受けている。



天皇でなかったとしてもこうした配置の場合、教育啓蒙活動や、慈善活動を行う時期であると評価することになる。


従って、天皇としては、国家の象徴としての国民の為の様々な活動を表わしている。




因みに更にナヴァムシャを検討すると、ラグナが水瓶座で、水星が5室双子座で自室に在住しており、ラグナロードの土星が9室で高揚している。

これは非常に風の星座が強い配置である。


基本的にリベラルであり、新しい考え方に開かれていて、人種、性別、年齢、宗教などに拘らないオープンな心情の持ち主ではないかと思われる。


従って、皇太子徳仁親王が即位することは、時代の変化というものを象徴するかもしれない。



月から見ると2、5室支配の木星が7室に在住し、7室支配の金星が5室で高揚している。そして、ラグナロードの火星と5室でコンジャンクトしている。


これはまさに恋愛結婚の配置であり、情熱的な恋愛の配置である。


結婚は、1993年6月9日であり、ラーフ/土星/火星期である。


ラーフはナヴァムシャで12室に在住しており、7室支配の太陽とコンジャンクトしている。


結婚した当初は、慣れない関係で、むしろ、それから12年経過した木星期の方が結婚や結婚生活が安定している印象である。


木星は2、11室支配で、結婚生活の2室を支配して、4室に在住し、4、9室支配のヨーガカラカの金星と2-4の星座交換している。


2001年12月1日のラーフ/月/月期に子供(愛子妃)が誕生している。






サプタムシャ(D7)で、ラーフは9室に在住し、月はラグナロードで5室にアスペクトし、9室支配の木星からアスペクトされている。






おそらく、愛子妃が誕生することで、夫婦が円満となり、家庭生活が安定してきたものと思われる。


木星はナヴァムシャ(D9)で2-4の星座交換をして、月から見ても5-7の星座交換をしているからである。


木星のディスポジターである金星は2室で高揚している。



木星はサムタムシャで9室の支配星で、ラグナとラグナロードにアスペクトしており、子育てを通じて幸せを得た時期であると解釈できる。


木星は減衰しているが、木星のディスポジターである土星が月からケンドラに在住しているので、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している。



木星期になるまでのラーフ期は、ラーフがナヴァムシャの12室に在住しており、7室支配の太陽とコンジャンクトしており、むしろ、遠距離恋愛、夫婦に距離感があり、中々会わないなど、夫婦関係に問題を抱えていた可能性がある。


然し、子供が出来たことで、子育てを通じて、夫婦が円満になり、恋愛関係を育んだかのように見える。




土星期



次の土星期であるが、土星はナヴァムシャのラグナロードで9室で高揚しているため、公務で忙しくなると思うが、土星は12室の支配星でもあり、3室支配の火星によってアスペクトされているため、夫婦関係には若干、問題も出そうな配置である。


土星は7、8室支配で6室に在住しているため、6-8の絡みにもなっており、6室の凶星は、パートナーに厳しい態度も取らなければならない配置かもしれない。


土星期は、雅子妃の公務ボイコット、引きこもり問題が生じてくる可能性がある。


土星には、ラグナロードの月と9室支配の木星がコンジャンクトしており、そうした引きこもり傾向の雅子妃を労わる感じが出ているが、但し、それにも限界があると思われる。


土星はサプタムシャで8室の支配星でもあり、ラグナロードの月と5室にアスペクトして傷つけている為、子供(愛子妃)との関係も難しくなってくる時期である。



従って、皇太子徳仁親王は、新天皇として即位することで、霊的な使命が始まるが、公務についていけない雅子妃と、愛子妃との関係に若干、悩みながら、公務をこなしていかなければならないという試練があると考えられる。


このようにどのような地位にいる人間も基本的に人生で遭遇する試練や戦いというものは、普通の人と全く同じである。


例外なく全ての人間は、人間として何らかの試練を味わうことになる。



試練は人生の中の人間関係の中から生じてくる。




最後にもう一度、ナヴァムシャに戻るが、ナヴァムシャの5室双子座に在住する水星からは、非常に高いインテリジェンスが感じられる。


国際金融やフリーメーソンについての高度な理解に到達できるセンスが感じられる。


この水瓶座ラグナ、5室の自室の水星、9室で高揚するラグナロードからは、背後にフリーメーソンの伝統を持つヨーロッパのリベラルな王族たちと交流できる国際感覚が感じられる。




(参考資料)



新天皇の大嘗祭、ご即位と同一年 平安期の宮中儀式踏襲
2019.1.5 08:30 産経新聞

皇太子さまが新天皇に即位されることに伴う一連の儀式は、前天皇の崩御の服喪期間を挟んだ明治以降と異なり、新元号元年に行われる。一世一度の重要祭祀(さいし)である「大嘗祭(だいじょうさい)」も平安期からの前例にならい、ご即位と同一年に営まれる。

 今回の大嘗祭は、5月1日に新天皇に即位した皇太子さまが同8日、皇居・宮中三殿でまつる先祖や神々に儀式の期日を奉告されることから始まり、「亀卜(きぼく)」により、神前に供える新穀を収穫する水田(斎田(さいでん))の地域を決める同13日の「斎田点定(てんてい)の儀」へと続く。

新天皇が神前に新穀を供えて自らも食し、五穀豊穣(ほうじょう)と国家・国民の安寧を祈る主要儀式の「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」は、皇居・東御苑に新設される「大嘗宮」で11月14日と15日に営まれる。

 宮内庁によると、平安期の宮中儀式などを編纂(へんさん)したとされる「貞観(じょうがん)儀式」や「延喜(えんぎ)式」などでは、譲位に伴う即位が7月以前であれば、その年のうちに大嘗祭を行うと定めており、5月即位の今回も千年以上にわたる前例を踏襲する。

 直近の譲位例である江戸後期の光格天皇の後を継いだ仁孝天皇は、1817年9月に即位。翌年4月に「文政」に改元、11月21日に大嘗祭を営んでいた。

 一方、新旧の皇室典範で天皇の譲位を認めていない明治以降の大嘗祭は、明治4年、大正4年、昭和3年、平成2年のそれぞれ11月に挙行。前天皇の崩御で喪に服すなどしたため、新天皇即位の翌年以降にずれ込む形となった。
参照元:新天皇の大嘗祭、ご即位と同一年 平安期の宮中儀式踏襲
2019.1.5 08:30 産経新聞

皇太子が天皇になると、「待遇」はこんなに変わる
移動方法、晩餐会、相談相手まで
2017.07.06 週刊現代

社長と専務よりもその差は大きい――天皇と皇太子は、父子の関係だが、地方訪問での歓迎ぶりなど、その「待遇」のグレードは段違い。再来年、即位を迎える新天皇は、どんな変化を経験するのか。

海外王室からの扱いが違う

皇太子が親善のために、北欧・デンマークを訪れたのは、6月15~21日のことだ。

15日の午前11時過ぎ、皇太子は羽田空港・国内線ターミナルの一角にある「貴賓室」から政府専用機に乗りこんだ。青い絨毯が美しい貴賓室は、皇族や海外からの賓客だけが利用できるもの。

見送りには、最高裁判所長官の寺田逸郎氏、デンマーク大使らが忙しい合間を縫って駆けつけ、皇太子が専用機のタラップを昇る姿に手を振った。

防衛省が管理する専用機は、同省の操縦士が細心の注意を払って操縦する。VIPが使う機内前方は毛足の長いふかふかの絨毯が敷き詰められ、その一角には革張りのソファや、フラットに倒すことができ、ゆったりと身を沈められる大きな座席が用意されている。

快適な空の旅を終えた皇太子は、デンマークのコペンハーゲンにあるカストロップ空港に到着。デンマーク王室のフレデリック皇太子夫妻からハグで迎えられた。

現地で、両国の国交樹立150周年を記念したイベントに参加したり、博物館を訪れたりと親善に努めた皇太子。デンマーク市民とスマホで「自撮り」を楽しむ場面もあった。その間、東宮大夫、東宮侍従、東宮侍医長、皇宮警察護衛第二課長など、9名の随行員が身の回りのお世話をする。

滞在中の宿泊先は、市内にあるコペンハーゲン・マリオットホテル。運河沿いに立地し、その景色のよさで人気の高級ホテルだ。

視察を終えた20日、皇太子はカストロップ空港を専用機で発ち、翌日には日本に到着。今度は貴賓室で衆院議長・大島理森氏の迎えを受け、雅子妃の待つ東宮御所に帰りついた――。

一般の人間は決して経験することができないVIP待遇と言える。しかしこれほどの待遇であっても、あくまで皇太子に対するもの。天皇が海外訪問をする場合には、周囲からの扱いは段違いにグレードアップする。では、天皇が訪問していたら、どうなっていたのか。

「随行する職員の人数が増えるなど違いはいろいろありますが、一番の違いは、『晩餐会』に招かれるか否かでしょう」と語るのは、全国紙の宮内庁担当記者である。

「天皇陛下が海外訪問をする場合は必ず、豪勢な晩餐会に招待されます。'98年に両陛下がデンマークを訪れた際には、マルグレーテ女王主催の晩餐会が催された。

出席者は全部で144人。女王の夫・ヘンリック殿下が自ら狩猟した野ジカの背肉のローストをメインに据え、コース料理がふるまわれました。調理を担当したのは、王室専属の日本人シェフです。

皇太子殿下が単独で海外訪問する時に晩餐会に招かれる例は多くない。今回、殿下は、女王さま主催の『昼食会』に招かれましたが、歓待の度合いという意味では晩餐会に劣ります」

宿泊先の違いも大きい。天皇の訪問の際は、18世紀に建てられた「フレーデンスボー宮殿」だった。王室の「夏の離宮」としてつくられ、緑にあふれる庭園を抱いている。部屋数は数十とも言われる巨大な白亜の城だ。

東京駅地下の「貴賓通路」

天皇の生前退位に関する特例法が国会を通過し、'19年の年初、もしくは同年4月には、皇太子が新天皇として即位することになる。

デンマーク訪問の例に見られる通り、その時、「待遇」は一変する。天皇と皇太子に対する周囲の応対には、どのような差があるのか。

まずわかりやすいのは、地方巡幸の際の移動である。前出の宮内庁担当記者が解説する。

「皇族の方が移動する時、西は大阪、東は仙台くらいまで新幹線を使いますが、両陛下は一編成すべてを貸し切る。グリーン車に両陛下と随行の宮内庁職員が乗り、ほかの車両に宮内記者が乗る形です。皇太子殿下は、ご本人が乗る1両と前後1両ずつ、計3両が貸し切られることが多い」

新幹線を使う時は東京駅から出発するが、そこでも象徴的な相違がある。第17代東京駅長の木下秀彰氏が解説する。

「天皇陛下、皇太子殿下の場合、『御料車』(皇族のための車)で駅まで来て、それを駅長が出迎え、丸の内の正面玄関の入り口から、乗り場に繋がる『貴賓通路』へと案内します。

赤絨毯が敷き詰められた100mほどの地下通路で、両陛下と皇太子ご夫妻、そして国賓しか利用できません。

頻度は少ないですが、出発までの時間がある時は貴賓室を利用します。『松の間』と『竹の間』があり、前者には両陛下しか入れない。

両陛下と皇太子殿下が一緒にお越しになった時も、別々に過ごすことになる。松の間は20~30畳ほどで、陛下専用の椅子が置いてあり、正面には横山大観の『富士に桜』という絵がかかっていた」

飛行機はどうか。デンマークに行く時、皇太子は政府専用機を貸し切った。これは天皇が海外に行く場合と同じだが、国内で飛行機を使う際には、大きな差が出る。

「天皇陛下は、ANAかJALの小型機を貸し切ります。その機が羽田空港の貴賓室のすぐそばにつけ、陛下が乗り込むのです。皇太子殿下の場合は一般客と同じ便を使う。

貴賓室から黒塗りの専用車で、客が搭乗し終わった機に向かい、ファーストクラスに乗る。

興味深いのは、天皇陛下の場合、利用する航空会社の社長が同乗する例が多いこと。『万が一事故があったら命をもって償う』ということなのでしょう。それだけ陛下の命を預かるのは重いことなのです」

海外に行く際、天皇と皇后だけが慣例に従ってパスポートを必要としないことも特別な待遇のひとつだろう。皇太子を含む皇族は、一往復限定のパスポートをその都度発給されている。

旅先の献立も全然違う

天皇が国内訪問をする場合、自治体側の準備も入念なものになる。昨年11月に天皇夫妻が訪れた長野・阿智村役場の総務課職員が振り返る。

「両陛下がいらした際には、役場の近くと、宿泊先の昼神温泉内の村道が傷んでいたので、3700万円の予算で修繕しました。1週間の急ピッチでの工事でした。万が一、お怪我でもされたら大変ですから」

皇太子が地方を訪問する場合には、車道のラインを引き直したり草刈りをしたりという程度で、ここまでの予算を費やしての工事はなかなか見られない。

宿泊先の対応も、天皇の場合は一通りのものでは済まない。天皇夫妻は昨年11月、私的な旅行で愛知、長野を訪れ、二泊三日の2日目に長野県下伊那郡にある老舗旅館「湯多利の里 伊那華」に一泊した。同旅館の上原政起会長の言。

「ご宿泊には一番格式の高い部屋を準備しました。県からは事前に『部屋の段差を改装してほしい』とだけ言われましたが、結局お部屋全体をすっかりリニューアルした。玄関周りからトイレの壁まで、秋田杉の無垢材を使い、天井は薄板を手織風に編んだ『網代』に変えました」

訪問先での食事も、天皇には格別の配慮がなされる。皇室ジャーナリストの久能靖氏が言う。

「地方訪問での食事も、栄養面で管理されています。天皇陛下は把握できないほど多くの公務をこなさなくてはならない。体調管理には細心の注意が払われており、両陛下の一日の摂取カロリーは、基本的に1900kcal前後に調整されている。

訪問先でも事前に宮内庁の大膳課(食事係)の職員が旅館を訪れ、献立の打ち合わせをします」

天皇になるということは、皇太子に比べて、こうした「管理」が厳しくなるということなのだ。

こうして待遇が変わるのは、天皇になると公務が膨大な量にのぼるためでもある。天皇は昨年1年間で、約1000件の「上奏書類」を決裁したとされる。しかも、この「1件」には、数千人分の叙勲関係の書類が入っていることもある。

さらに天皇は、年間100件近い儀式、式典にも参加している。皇太子は今後、「いまに比べると、公務は確実に増える」(皇室ジャーナリストの山下晋司氏)。

しかし、そうした立場に立ち、多くの公務をこなしながら様々な人と触れ合うことで、国民から向けられるまなざしも、自然と変わってくる。

昨年10月1日に天皇夫妻が、同月22日には皇太子が訪れた岩手・北上市役所。同市の政策企画課担当者によれば、皇太子来訪の際の出迎えは、副市長と市内の小学2年生の児童80名が市役所の玄関に並ぶ、というものだった。

一方、天皇ご夫妻を迎える際には、達増拓也岩手県知事、市長、市議会議員が顔を揃えたのに加えて、大勢の市民が、沿道、役所の前に並んで出迎えた。しかも、天皇が県内を移動する間は、その多くの時間を、達増県知事が随行していた。

「天皇陛下がお越しになった場合、基本的に知事はそれに随行することになっています。'07年、天皇皇后両陛下が福岡を訪れたことがありましたが、県知事選の後で、当時現職の麻生渡知事は非常に忙しかった。それでも、陛下がいらっしゃる間はずっと随行していました。

やはり皇太子殿下と比べても、天皇陛下を迎える際には、別次元の『緊張感』があるのだと思います」(前出の記者)

見てきた通り、天皇になると待遇がガラリと変わる。会社でも専務が社長になれば待遇はまったく変わるが、皇太子と天皇の変化の度合いは、その比ではない。

同時に、発言や行動の重みもケタ違いに大きくなる。そのため、天皇の相談役「宮内庁参与」の役割が重要になる。

「宮内庁参与は、天皇陛下と様々な重要事項について話し合っています。あまり知られていませんが、平成25年の誕生日会見で、天皇陛下は、東京五輪招致に皇族が引き出されたことに関連して、皇室と政治の関わりについて尋ねられた。

その際、『参与の意見を聴くことにしています』と言っている。生前退位も、参与と話し合った結果、提案されたものですし、それだけ陛下にとって重要な存在なのです。

ですから過去、同職には元経団連会長の平岩外四氏、元外務事務次官の栗山尚一氏、東大名誉教授の三谷太一郎氏など著名な経営者、官僚、学識者が名を連ねてきました。

現在は、元最高裁長官の竹崎博允氏などが務めています。皇太子時代には、こうした相談相手は存在しない。大きな変化だと思います」

「上皇」はどこに住むのか

それだけではない。天皇が「ご進講」を受ける人物たちも超一流だ。近年は高齢のためか減少気味だが、'08年には、年間17回のご進講を受けている。前出の記者が続ける。

「あまり知られていませんが、分子生物学者の渡辺格氏など陛下が専門とする生物学の権威がご進講に来ている。さらには、アフガニスタンで井戸を掘って多くの人の命を救った『ペシャワール会』の中村哲氏なども御所を訪れ、話をしています。こうして陛下は、深い見識を身につけている」

皇太子が天皇に即位し、待遇が変わる。それはつまり、今上天皇が上皇となることを意味する。宮内庁クラブのデスクが言う。

「即位の後、新天皇は、延べ床面積4900平方メートル、17LDKとも伝えられる御所へと引っ越すことになる。

退位をした明仁上皇については、京都市や奈良市が新たな居住地として立候補していますが、ご本人は、'93年まで暮らし、慣れ親しんだ東宮御所(東京・元赤坂、現在の皇太子の住居)に住みたいはず。東宮御所を修復すべきか否か、いま宮内庁では検討が行われています」

これまで身の回りの世話をしてきた侍従などはどうなるのか。前出の山下氏が言う。

「現在、皇太子ご一家のお世話をしている宮内庁職員は、侍従、女官、事務方、運転手など合わせて70人ほど、両陛下には90人ほどです。

両陛下についているすべての職員がそのまま『上皇職』に異動になることはないでしょう。半分が上皇職に異動し、半分は新天皇のお世話をする、というイメージだと思う」

現在、上皇や秋篠宮につく職員の人数をどうするかは、宮内庁内でのもっぱらの課題だという。

その秋篠宮は、次の皇位継承者として「皇嗣」という新たな地位につくことになる。それはつまり、今後は「皇太子並み」の待遇となることを意味する。

宮家皇族が地方訪問する際、宿泊先は貸し切りではなく、泊まる部屋を借りるだけ(天皇、皇太子は全館貸し切り)、新幹線での移動でも、周りの数席を確保するだけだった。

「天皇、皇太子ご一家は、外出の際、交通規制が敷かれ、常に青信号の道を移動している。

一方、宮家皇族は、外出の際、交通規制もなく、昨年11月には悠仁さまが高速道路で追突事故に遭いました。しかし秋篠宮さまが『皇太子並み』となれば、交通規制が敷かれ、事故のリスクもほとんどなくなる。現在20人前後しかいない職員も増えるでしょう。

また、両陛下と皇太子ご一家に『内廷費』として、生活費を丸々支給するという考えのもと、年間3億2400万円が支払われてきましたが、秋篠宮ご一家には、生活費の8割程度という考え方で約6710万円しか支払われていなかった。これも増額される予定です」(前出・記者)

宮家皇族も含め、退位によって各々の環境は大きく変わる。皇太子は、前述したデンマーク訪問に臨む会見で、退位について尋ねられ、表情を変えずに淡々とこう述べた。

「それぞれの務めに全身全霊で取り組んでまいりたいと思います」

すでに5~6年前から退位の議論について知っていた皇太子は、長い時をかけて覚悟を固めてきた。環境の変化を受け入れつつ、ご自身の天皇像を模索していくだろう。

「週刊現代」2017年7月8日号より
参照元:皇太子が天皇になると、「待遇」はこんなに変わる
移動方法、晩餐会、相談相手まで
2017.07.06 週刊現代










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2019年度のヒンドゥーニューイヤーチャートから今年一年を考える

皆様、新年明けましておめでとうございます。


今年も本、鑑定コラムを更新していきますので、宜しくお願いします。


秀吉



◆ ◆ ◆



2019年になったので、ヒンドゥーニューイヤーチャートを作成して今年一年を占ってみたいと思うが、まず、その前に昨年の2018年のヒンドゥーニューイヤーチャートは当たっていたのかどうかが気になる所である。




2018年度版のチャートにはいくつか特徴があるが、マンデン占星術で注目しなければならないのは特に動きの遅い、土星、木星、ラーフ、ケートゥなどである。


これらの惑星が在住している星座、ハウスなどは非常に重要である。


特に地震や紛争、大災害などは、土星と火星の影響が見られることが多く、土星と火星がダブルトランジットしている星座やハウスは要注意である。



例えば、2018年で最も大きなニュースの一つは西日本の記録的豪雨による水害や北海道の地震とそれに続く停電などの災害である。


これは以前の記事で、水害というのは水の星座が関わっていると考えられるため、蟹座にトランジットしているラーフと水星、それにアスペクトしている火星が影響したのではないかと書いた。


北海道の地震と停電に関しても同じで、私は以前から北海道は蟹座が表示体になると考えてきた。


ラーフが蟹座をトランジットすることによって、蟹座、水の星座という要素に関係する災害が起こったのである。


それは2018年度のヒンドゥーニューイヤーチャートにも兆候として表れていて、蟹座にラーフが在住し、火星がアスペクトしている。



また射手座の3室に土星と火星が在住して、3室射手座を傷つけているが、これが何を意味したのかということである。


3室はコミュニケーションや通信、交通、輸送などの象意を持っている。


西日本の水害では交通網が遮断され、物資の輸送などに問題が生じたようである。


また北海道地震では、送電網などに影響が出て、電気のやり取りに支障が生じた。


昨年のソフトバンクによる大規模な通信障害も3室の通信の象意である。


ソフトバンク通信障害 「重大インシデント」の影  格段に進んだ「負の広がり」
2018年12月7日 16時6分 共同通信

 「史上最大の通信網まひ」「高度情報化社会のもろさ」。34年前の1984年11月、東京・世田谷で起きた通信ケーブルの火災が

起き、約9万3千回線の電話や銀行のオンラインが不通となり、完全復旧まで11日間かかった通信障害があった。当時の社会に与えた

インパクトはすさまじく、電話・通信の回線に依存する都市社会のもろさが露呈したと報じられた。この年の国内10大ニュースには「

グリコ・森永脅迫事件」と並んでランクイン、90年代まで、ことあるごとにインフラの危機管理の教訓として取り上げられてきた。ま

だ携帯電話の黎明期、電電公社が民営化された翌85年に登場の「ショルダーホン」は重さ3キロ、連続通話時間は40分足らずの代物

という、そんな時代だった。

機能まひ

 「初めて公衆電話を使った」。12月6日に発生したソフトバンクの通信障害のため、駅前の電話ボックスに行列して並んだ若い女性

がテレビのインタビューに屈託なく答えているのを見た。多くの人が携帯モバイルに依存している今の状況を物語る一シーンとして、は

っとした方も多いのではないだろうか。

 火災という物理的な要因で、一般加入電話や銀行が利用していたデータ通信の専用線が直撃を受けた34年前のハード面の事故と違っ

て、今回はスウェーデンの通信会社、エリクソンの交換機のソフトウエアの異常だったという。海外11カ国の通信事業者でも同じぐら

いの時刻に障害が出たとされ、「負の広がり」は1980年代の比ではない。

 通信障害は6日午後1時39分から約4時間半。119番通報が一時できなくなるなど深刻な事態だった。東京消防庁は公式ツイッタ

ーなどで「ソフトバンク回線の一部で、119番通報がかかりづらい状況」「火災や救急等の緊急時は他社の固定電話または携帯電話か

ら」と呼びかけた。

 「怒りの投稿」

 総務省は7日、ソフトバンクの携帯電話サービスでの大規模な通信障害が電気通信事業法の「重大事故」に当たると判断し、速やかな

原因究明と再発防止策の報告を要請した。石田真敏総務相は「行政指導を含む必要な対応を検討したい」と述べた。

 今回の障害は大容量通信プランなどを扱うソフトバンクの契約者に加え、同社が提供する格安スマホのサブブランド「ワイモバイル」

でも起きた。ワイモバイルを合わせた契約数は今年9月末時点で計4千万回線に上る。ソフトバンクの回線を使う格安スマホブランドに

はLINEモバイルやmineo(マイネオ)などがあり、つながりにくくなったとされる。

 通話だけでなく、ネットも使えなくなった利用者の怒りは、やはりすごかった。ほかの機種を使ってだろうか、「アポ取れない」「グ

ーグルマップも開けない」など、仕事やプライベートで支障が出たという怒りの声がSNSに次々と投稿された。一時は、ツイッターの

トレンドの用語がすべてソフトバンク関連の用語で並んだ。ソフトバンクにとっては、今月19日にソフトバンクグループから携帯子会

社として独立する直前の大障害に、肝を冷やす思いだったろう。今回の通信障害は後世、どんなかたちで記憶されるだろうか。

(共同通信=柴田友明) 

【世田谷のケーブル火災】

 1984年11月16日、日本電信電話公社(現NTT)の世田谷電話局のケーブル施設地下で発生。総延長約1万5千メートルのケ

ーブルや壁面が焼けた。約9万3千回線の電話回線が不通、三菱銀行(現三菱UFJ銀行)の全国支店のオンラインが止まるなど、一般

加入電話、専用データ通信網の中枢に実害が出た。東京地検が業務上失火罪で作業員2人を起訴、控訴審判決で有罪となった。


またソフトバンクとヤフーが共同で行ったpaypayという決済サービスで、「100億円あげちゃうキャンペーン」が行われたが、セキュリテ

ィ面での甘さに起因するクレジットカードの「不正利用」問題などが発生した。


PayPay、システム障害で二重決済のトラブルも 決済取り消し対応へ
2018年12月04日 20時49分 ITmedia Mobile

 12月4日に「100億円あげちゃうキャンペーン」を開始したPayPay。キャンペーンが始まった9時以降、決済が集中したため、PayPayでシ

ステム障害が発生した。12時45分頃から13時56分頃まではPayPayサービスがつながりにくい状態に、18時14分頃から18時31分頃までは

PayPayが利用できない状態になっていた。

 さらに、今回のシステム障害に伴い、1回の決済で誤って複数回の決済が発生するトラブルも起きた。PayPay広報によると、原因は決済

処理が集中したことによる輻輳(ふくそう)。決済端末から何度も処理を投げかけるも応答がなく、決済が完了したにもかかわらず、処

理を続けたことで、二重決済が起きてしまったという。

 二重決済が起きた場合、カスタマーサポート窓口に連絡するようPayPayは呼びかけている。その後、「加盟店様と協力して、決済取り

消しの手続きを行う」としている。また、PayPay側で把握している誤決済のユーザーに関しては、個別に連絡をするとのこと。

 ただし同じ製品を意図的に複数購入したケースもあるため、本当に誤決済なのかどうかを確認するには、店舗の販売記録と照らし合わ

せる必要がある。このように煩雑なやりとりが行われることから、決済を取り消すには、購入した店舗にユーザーが出向いて確認する必

要があるという。

 カスタマーサポート窓口は、問い合わせフォームと電話番号(0120-990-634)を用意。24時間、365日受け付けている。


こうした決済サービスも通信インフラの障害にカウントされると思われる。



またもっと早いものになれば、コインチェック社が過去最大の流出事件を起こしているが、これもインターネット上でやり取りできる仮

想通貨を保持する取引所のシステムのセキュリティーの問題であるため、通信関連のインフラの問題にカウントされると考えられる。


コインチェックの仮想通貨不正流出、過去最大580億円
2018/1/27 1:00 日本経済新聞社

仮想通貨取引所大手のコインチェック(東京・渋谷)は26日、利用者から預かっている約580億円分の仮想通貨が外部からの不正アクセス

により流出したと発表した。2014年に日本のビットコイン取引所だった「マウントゴックス」が約470億円分を消失させて以来、過去最大

の仮想通貨の流出となる。

同日都内で記者会見を開いた和田晃一良社長は「このような事態になり深く反省している」と謝罪した。現在は一部サービスを停止し、

再開の見通しは立っていない。

26日午前3時前に仮想通貨の一種である「NEM(ネム)」のほぼ全額が不正に外部に送金された。同日午前11時過ぎに社内で異常を検知し

、全通貨の出金を中止した。NEM以外の仮想通貨の売買も中止している。

NEMの保有者の人数は確認中としているが、保有者には補償も含めて対応を検討するとしている。NEMを同社が外部のネットワークと接続

できる状態で管理していたことが、今回の不正流出につながった。同社のシステムが、外部から不正にハッキングされて盗まれた可能性

がある。

金融庁や警視庁には報告済みで、他の取引所にNEMの売買の停止を要請している。「不正流出が財務に与える影響は精査中」(大塚雄介最

高執行責任者=COO)としている。

コインチェックはビットフライヤー(東京・港)などと並ぶ国内大手取引所の一角。取り扱う通貨の多さを売りにして利用者を獲得。口

座数などは非公表だが「預かり資産は数千億円規模」(業界関係者)とされる。

17年4月の改正資金決済法の施行で仮想通貨取引所は金融庁への登録を義務づけられた。コインチェックは関東財務局に登録を申請中だが

、まだ審査を通っておらず、現在は「みなし業者」の立場で営業している。


更に言えば、2017年はビットコイン、仮想通貨が上昇トレンドで、バブルの状況を呈したが、2018年には下降トレンドで年末には底値に達したのではないかと見る投資家もいたようである。






ビットコイン、仮想通貨というインターネット上でやり取りできるお金であることから、つまりは決済インフラであるが、これらの評価自体が下がっている。



これもおそらく射手座3室(通信)が土星、火星によって激しく傷つけられている為である。



またこの射手座に冥王星も在住しているので、更に3室の傷つきの激しさを増したはずである。



この射手座に土星が入室したタイミングで、ビットコインが急上昇し始めたのである。



2017年にビットコインや仮想通貨の価格が急上昇したが、2017年のヒンドゥーニューイヤーチャートでは、土星が射手座に在住し、木星が乙女座から逆行して射手座にアスペクトしている。



従って、射手座に吉の影響が見られたのである。



然し、2018年度のヒンドゥーニューイヤーチャートでは、3室射手座には土星と火星が在住して傷ついているだけなので、主に下降トレントとして現れたと考えることができる。


韓国駆逐艦が海上自衛隊機に火器管制レーダーを照射する事件が勃発して、日本側が公開したVTRの映像を証拠にはならないと韓国側が主張するなど、いまだに揉めている。


その前には、韓国の最高裁が日本企業に損害賠償を命じた徴用工判決があったがこれに対しても日本側が抗議していまだに問題が続いている。


3室には近隣国という象意があり、火星、土星、冥王星が在住して3室が激しく傷ついているためにこうした近隣国とのトラブルが勃発していると考えられる。



このように見てくると、明らかに2018年のヒンドューニューイヤーチャートは機能していたと考えられる。



その前の2017年のヒンドューニューイヤーチャートを見ても牡羊座のバラニーに火星と水星が在住しており、英国のEU離脱(ブレグジット)やドナルド・トランプの大統領就任などが起こったのはこの年であり、牡羊座の象意が確認できる。


英国の象意は牡羊座であり、リバタリアニズムや個人主義的な行動は、牡羊座の象意(蟹座から見た10室)である。


また日本では牡羊座に月が在住する小池百合子の台頭などが見られた。


小池百合子の都民ファーストの会とは、トランプ大統領の「アメリカファースト」と同じであり、人のことよりも自分のことを優先するというリバタリアニズム的な発想である。


これは牡羊座に在住する火星、水星の象意が出たと考えなければ説明が出来ない。






2019年のヒンドューニューイヤーチャート




それでは、2019年のヒンドューニューイヤーチャートを見てみるが、まず射手座に木星と土星が在住して、射手座にダブルトランジットが形成されているが、ケートゥとコンジャンクトして傷つき、火星もアスペクトして傷ついている。


ケートゥは木星の星座で強くなり、ラーフは水星の星座で強くなるため、ラーフ/ケートゥ軸も非常に星位は強い状態である。



そして、10室のラーフに土星と木星がアスペクトして10室にダブルトランジットが生じている。


とにかく4-10室の軸が強いのである。


4室は国土、農業、鉱物、不動産、民主化運動、国民などを表わすハウスである。


建造物の建設、議会(野党)の再組織化などが考えられ、民主化運動の高まりなどが考えられ、国民が元気になることを意味しているのではないかと思われる。


10室で、ラーフが高揚してそこに木星と土星がダブルトランジットして10室双子座にダブルトランジットが生じている状態は、ウォール街の金融資本家が、高い地位に就いたり、権力を持つことを意味しているかもしれない。


例えば、これはビットコインや仮想通貨市場においては良いことで、遂にビットコインや仮想通貨に理解のある人物が重要ポジションに就き、それらの人々の計らいによって、株式市場や仮想通貨市場などが熱を帯びてくると考えられる。


2018年は規制の動きが強かったため、特に仮想通貨市場などは冷え込んだのだが、これは双子座に土星と火星がアスペクトして双子座を傷つけていたということもあったかもしれない。


昨年は米国株も暴落して株式市場も冷え込んでいる状態だが、2019年は、おそらく株式市場、仮想通貨市場などが活況を呈して来るのである。


また特徴的なのは、水瓶座6室に1、10室支配の水星と2、9室支配の金星が在住して、ラージャヨーガを形成する配置である。


水瓶座は高度なテクノロジーを表わす星座で、特に人工知能、ロボット、決済インフラなどの分野が日本でも進んで行くと思われる。


例えば、デジタル通貨や、自動運転自動車といったものの実用化に向けた動きも進んで行くと考えられる。


6室には労働者や医療といった象意があるため、製造、サービス業や医療の現場において、人工知能などの高度なテクノロジーが発達していくと思われる。


これは2020年のヒンドゥーニューイヤーチャートを見ても水星が水瓶座に在住しており、暫く続いていく流れではないかと思われる。



例えば、モバイル通信でも5Gが2020年に実用化されるが今よりも100倍早い速度で、莫大なデータ量がやり取りできるようになるため、インターネット・オブ・シングス(IOT)の実用化への道が進んで行くことになりそうである。


チッブを搭載したデバイスがインターネットに常時接続され、位置情報などを瞬時に自動で判断し学習しながら社会のインフラを動かしていく世界である。


例えば、自動運転自動車や無人のコンビニが出来たりといった今始まりつつある流れが更に進んで行くと思われる。




水瓶座は共産主義の星座である為、民主主義やベーシックインカムなどの議論が更に進んで行くものと思われる。



この2019年のヒンドゥーニューイヤーチャートはラグナは変わるが、世界のどこの国であっても基本的にこの同じ星座に在住するチャートを使用するため、世界的な状況を表わしている。


特に水瓶座や双子座が強くなっていることが、非常に重要であり、これは古い時代から新しい風のエレメントの時代への移行が行われていく1年であることを表わしている。
























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