
外務大臣・岩屋毅のラグナが、蠍座ラグナだということは、昨日2025年5月6日付の『外務大臣・岩屋毅について -中国のスパイというのは本当か-』で明らかになった。
これを調べている時に岩屋毅が、ソフトバンクの孫正義と親友で「孫」「岩屋」とお互い呼び捨てにする仲であることを知った。

これは牡牛座ラグナである孫正義の9、10室支配のヨーガカラカの土星が蠍座に在住し、蠍座ラグナである岩屋毅の表示体になっているということである。
それと同じロジックが、石破茂にも当てはまることが分かった。

石破茂も牡牛座ラグナで9、10室支配のヨーガカラカの土星が7室で蠍座に在住している為、明らかにこの土星は、岩屋毅の表示体である。
しかし、石破茂の場合、9、10室支配のヨーガカラカの土星は、ラーフ/ケートゥ軸によって傷つけられ、12室支配の火星からアスペクトされ、更に月ラグナから見ると、土星は11、12室支配の機能的凶星となっている。
従って、岩屋毅からは足を引っ張られることをこの配置は示している。

ただそれでも岩屋毅を庇い、続投を続けさせているのは、岩屋毅を示す蠍座の土星が、9、10室支配のヨーガカラカだからである。

石破政権は、自民党内部で、意見が分かれて、決選投票で、高市早苗ではなく、消去法で、選ばれただけの臨時政権である。
もう既に黄昏感が出て来て、いつ退陣するか分からない状況になって来た。
石破内閣はいつ退陣するか
そこで石破内閣がいつ退陣するかを予想したいと思うが、その予測にとって重要なことに今回、気づいた。
これまで石破茂が、何故、月/土星期に当選できたのか疑問だったが、特に3室の支配星である月期には何の強さも見られないからである。
月/土星期に当選できたの理由が分からない為、牡牛座ラグナで正しいのか確信できず、暫く放置した状態だった。
しかし、石破茂のナヴァムシャとダシャムシャのラグナを牡羊座に設定すれば、全て上手く説明できることに気づいた。

ナヴァムシャのラグナを牡羊座に設定すると、ダシャムシャのラグナもほぼ連動して、牡羊座に移動するが、その場合、月は4室の支配星で、10、11室支配で10室で、シャシャヨーガを形成する土星とコンジャンクトし、9室支配の木星やラグナロードの火星からのアスペクトを受けて、土星、火星、木星の間で形成される1-10、1-11、9-10、9-11、1-9の強力なラージャヨーガに含まれるのである。

そして、月自身も木星とは、ガージャケーサリヨーガを形成し、火星とはチャンドラマンガラヨーガを形成し、火星は減衰しているが、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している。
そして、土星はシャシャヨーガで強力であり、月と土星のコンビネーションはカリスマのコンビネーションである。
そして、これらのヨーガに対して、太陽と金星は、ケンドラの位置にあり、太陽は高揚して、金星はムーラトリコーナで、マラヴィアヨーガを形成している。
申し分ない配置であり、だからこそ、石破茂は、これまでにも多くの閣僚経験を積み上げて、実際、首相にもなれたのである。
このようにダシャムシャを牡羊座ラグナに設定することによってはじめて、月期に首相になれたことを納得することが出来る。

そして、そのようにダシャムシャを牡羊座ラグナにして納得できるが、更にナヴァムシャも牡羊座ラグナに設定することで納得することが出来るようになる。
例えば、石破茂は軍事マニアで、兵器などに詳しいオタクであるが、石破茂の5室支配の太陽は、4室に蟹座(国防、自衛隊)に在住して、火星、ラーフとコンジャンクトする配置が物語っている。
火星はナヴァムシャでもダシャムシャでも10室や10室の支配星にアスペクトしているが、これが石破茂に防衛庁長官(第68・69代)や防衛大臣(第4代)を務めさせることになった理由である。
おそらく、石破茂が、座ったまま挨拶したり、握手したり、ポケットに手を突っ込んだまま飛行機のタラップを降りたり、椅子にだらしなく座ったり、汚い食べ方だったり、見た目を気にしないのは、ナヴァムシャが、牡羊座ラグナだからである。



無頓着で、ぶっきらぼうなのであり、単純で、分かりやすい男である。
妻の佳子夫人とは大学時代の同級生で、1年次の4月に図書館で見かけて、「こんなきれいな女性が世の中にいたのか」と一目惚れして8年かけて恋愛結婚した(wikipediaより)というが、1981年に石破茂の父親が亡くなった事実を新聞報道で知り、弔電を送ったことがきっかけで1981年に交際を開始し、1983年に結婚している。
石破茂は、大学を卒業して、三井銀行に就職する時に夫人に「結婚を前提としてこれからもお付き合いいただけませんか」と頼んだが断られ、「弁護士になりたいから法律学科に入ったのに、私と結婚したいから安定した仕事がいいと言って三井銀行にしたんですよねと。そういうふうに人生の目標がコロコロ変わる人は私は嫌いです」と言われたらしい。
つまり、結婚を一度、断られている。
このことも牡羊座ラグナに設定すると、よく理解できる。

例えば、牡羊座ラグナであれば、結婚した1983年は、水星/木星期であり、水星は3、6室支配で8室に在住しており、相性的に不調和が生じるからである。
結婚する前の8年間も同じマハダシャー水星期である。
この水星期に交際を続けられたのは、6-8のヴィーパリータラージャヨーガが成立しているからだと思われる。
6-8のヴィーパリータラージャヨーガは関係が不安定の中で安定をもたらす配置である。
6室の支配星の時期は離婚を表すのであり、通常は結婚することができないが、
水星は結婚生活の8室に在住している為、最終的に結婚できたものと思われる。
一方、アンタルダシャーの木星は、月から見た7室の支配星で、7室に在住しており、結婚のタイミングを表している。
この牡羊座ラグナにすると、火星と太陽が4室に在住し、10室にアスペクトしているが、これこそが政治家になり、防衛大臣や首相になった理由である。
ナヴァムシャが牡牛座ラグナでは、火星と太陽が10室に絡まない為、このような政治キャリアを説明することが出来ない。
石破内閣退陣のタイミング
このようにナヴァムシャとダシャムシャのラグナを修正した上で、改めてチャートを見ると、退陣のタイミングが見えてくる。
現在、2025年4月24日前後から、月/水星期に入っているが、水星のアンタルダシャーの時期が退陣の時期である。
何故なら、水星はナヴァムシャで、中断、行き詰まりの8室に在住し、ダシャムシャでも3、6室支配で5室に在住しているが、5室は10室から見た8室で、仕事、キャリアの中断を意味するハウスである。
3室はドゥシュタナハウスで、キャリアを終わらせるハウスである。
そして、水星は、2、5室支配で8室に在住しているが、再び、5室はキャリアの中断を表し、8室は中断、行き詰まりのハウスである。

トランジットを見ると、2025年5月15日から木星が双子座に移動して、射手座8室にアスペクトし、土星も魚座から射手座8室にアスペクトして、8室にダブルトランジットが形成されるが、そこには5室の支配星が在住している為、5室の支配星にもダブルトランジットが成立する。
つまり、8室は中断、行き詰まりのハウスで、5室は10室から見た8室目で、キャリアの中断、行き詰まりのハウスである。
従って、石破政権は、このまま突き進んでも次の2025年7月の参議院選挙に勝てそうもない為、選挙前に退陣するか、あるいは、参議院選挙で大敗して、退陣するかのどちらかである。
石破茂は決断できない
因みに石破茂は、防衛庁長官や防衛大臣を歴任しているので、決断力のある強面の男かと思うが、実際は、優柔不断で決断できない男である。
それはナヴァムシャとダシャムシャで火星が減衰している配置に表れている。

例えば、石破茂は、夫人と結婚する為に三井住友銀行に入行しようとして、「弁護士になりたいから法律学科に入ったのに、私と結婚したいから安定した仕事がいいと言って三井銀行にしたんですよねと。そういうふうに人生の目標がコロコロ変わる人は私は嫌いです」と、その優柔不断を夫人から叱責されている。
また最近では、2025年8月に予定されていた高額療養費制度の負担上限額の引き上げを見送っている。
この決断には時間がかかり、患者や学会や地方自治体などから反対の声が上がった為、逡巡した後に見送りを決めている。
既に決まっていたことを実行しないのは、実行力の弱さであり、火星の弱さに起因していると考えられる。
(逆に火星が強い人は、決められた予定や計画は迅速に実行する)
決断力が弱いことは、優男であることを意味しており、今回のようながん患者にとって厳しい決断となるような場合は、メリットになるかもしれないが、結局の所、優柔不断であることを示している。
これは例えば、安全保障の場面で、軍事行動を決断しなければならないような場面で、全く決断できないことを意味している。
従って、自ら退陣するタイミングも決断できないし、岩屋毅を更迭することも決断できない。

何も決断できず、なんとなく首相への立候補を続けて来て、首相への立候補を辞めることも決断できずにダラダラ続けてきて、最後になんとなく首相になれたので、なんとなく首相を続けているのである。
ただ私は牡羊座ラグナだからか、無骨で、座ったまま挨拶したり、握手したり、ポケットに手を突っ込んだまま飛行機のタラップを降りたり、椅子にだらしなく座ったり、汚い食べ方だったり、見た目を気にしない石破茂に好感を覚えている。
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