小池百合子の次の野望

7月2日の都議選で、小池百合子率いる都民ファーストが圧勝した。


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都民「第1党」の圧勝「小池勢力」で過半数 自民、過去最低の38議席下回る見通し
2017.7.2 21:37 産経ニュース

各政党が国政選挙並みの総力戦で臨んだ東京都議会議員選挙(定数127)が2日、投開票された。

 産経新聞の出口調査では、小池百合子都知事率いる地域政党「都民ファーストの会」が第1党となる圧勝を収めた。小池氏の支持勢力は公明党などを含めて過半数を獲得、議会の主導権を握る。

 学校法人「加計学園」(岡山市)の文書問題や、稲田朋美防衛相の失言など国政の問題で逆風となった自民党は、過去最低だった平成21年の38議席を下回る惨敗となる見通し。

 安倍晋三首相の政権運営に影響を与えるのは必至だ。

 計42選挙区に立候補したのは前回を6人上回る259人。うち女性は65人で過去最多だった。

 選挙戦は、小池氏の支持勢力と最大会派の自民が対決する構図。小池都政の是非や議会改革、市場移転問題などが論戦のテーマとなったが、国政をめぐる問題が持ち込まれ、明確な争点は浮かばなかった。

60人を擁立した自民は、告示前から党幹部や閣僚らが積極的に選挙区を回る態勢を敷いた。安倍首相が候補者の集会や街頭で演説したほか、選挙戦後半には人気の高い小泉進次郎衆院議員も街頭演説に投入。懸命にてこ入れを図ったが、逆風をはね返すことができず続々と議席を落とした。

 「古い都議会を新しく」をテーマに挑んだ都民は50人を公認したほか、民進離党者ら無所属の11人も推薦。2人区や3人区で推薦候補を合わせて2人を擁立するなど、強気の戦略で挑んだ。小池氏は選挙戦中、島部を除く41選挙区で100カ所以上の街頭演説を行い、昨夏の都知事選の勢いを加速させた。

 現職と新人計23人を公認した公明は堅調な戦いぶり。民進や共産は議席死守に向け、安倍政権批判も絡めた選挙戦を演じた。

都選挙管理委員会によると、期日前投票者数の最終結果は135万5163人で前回より約45万7700人増え、1・5倍となった。2日午後7時半現在の推定投票率は35・88%で、前回の同時刻を3・40ポイント上回っている。前回の投票率は43・50%。

小池百合子については昨年からそのラグナについて検討してきたが、今回の勝利を受けて、やはりラグナは牡牛座ラグナで間違いないのではないかと改めて確認した。


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何故なら、今年の1月26日以降、トランジットの土星が射手座に入室すると、小池百合子が豊洲移転について慎重に対処する姿勢を批判する橋本徹や、櫻井よしこなどの論客に苦しめられて、また小池百合子自身も中々方針が決定できず、豊洲移転問題の意思決定は、完全に行き詰まりの状況に陥ったからである。


それは、小池百合子の責任というよりも、汚染のある豊洲への移転を進めてきた関係者たちの責任である。


しかし、小池百合子が、中々、意思決定しないことで都の財政負担が増しているとか、様々な批判を受け、意思決定しないこと自体を小池百合子の重大な過失であるかのような論調によって苦しめられた。


費用負担「なぜこれまで結論出さなかった」 黒岩祐治神奈川県知事が小池百合子都知事を批判
2017.5.12 12:25 産経ニュース

2020年東京五輪・パラリンピックの仮設施設整備費を東京都が全額負担するとしたものの、大会運営費について明言がなかったことに関して11日の記者会見で不満を示した黒岩祐治知事は「(小池百合子都知事から)これまでなかなか返事がいただけなかったが、総理との会談からわずか2日で仮設費用の全額負担が決まった」と皮肉まじりに述べたうえで、「なぜこれまで結論を出さなかったのか謎だ」と語った。

 黒岩知事は9日に都内で開かれた首都圏9都県市の首脳会議で小池氏に対して費用負担の早期決定を求めたが、小池氏は「5月中に結論を出す」と結論の先送りを示唆。会議後、黒岩知事と千葉県の森田健作知事、埼玉県の上田清司知事とともに安倍晋三首相に「非常事態だ」と会談の席で訴え、早期決着への協力を要請していた。

 一方、野球・ソフトボールのメイン会場とサッカーの会場がある横浜市の林文子市長は11日、小池氏からは電話などはなかったとしたうえで「(小池氏の)決断に感謝申し上げたい」と喜びを示した。

またこの間、オリンピックの費用負担についての意思決定をしなかったことについて、黒岩神奈川県知事が小池百合子を批判している。


5月12日付けのニュースであるため、これまでの間、小池百合子の意思決定が中断していたことが示されている。



つまり、5月ぐらいまで、小池百合子は、豊洲移転問題でもオリンピックの費用負担の問題でも、判断の難しい問題を抱えて、行き詰っており、意思決定が滞る事態に直面していた。


そして、反対者の批判から苦しめられた。



こうした状況は、牡牛座ラグナであると考えなければ理解できないのである。



小池百合子が牡羊座ラグナであると主張している人もいるが、もし牡羊座ラグナであれば、ラグナも月も牡羊座に在住しているため、土星は今年2017年1月~5月まで、9室をトランジットしていたことになるが、土星が9室をトランジットしている時にこのような行き詰まりは生じない。


少なくともラグナから8室に土星がトランジットしていたと考えなければ説明が付かないのである。



そして、トランジットの土星が6月21日から蠍座に逆行したが、ちょうどこのタイミングで、小池百合子は、豊洲移転問題について明確な方針を発表した。



豊洲移転はするが、築地市場も食のテーマパークとして再開発し、築地に戻ることを希望する業者に対しては支援するという内容である。



悩んだ末での最後の結論であった。



小池氏、22日に築地訪問、豊洲移転・築地再開発の基本方針説明
2017.6.21 22:00 産経ニュース

築地市場(東京都中央区)から豊洲市場(江東区)への移転問題で、都は21日、小池百合子知事が豊洲移転・築地再開発の両立案の基本方針を説明するため、22日に築地市場を訪問し、業界団体代表者らと会談すると発表した。基本方針の具体化に向けた課題を議論する都の幹部会議も22日に開催する。

 小池氏は20日、築地跡地を5年後をめどに市場機能を残した「食のテーマパーク」として再開発する考えを表明。幹部会議では、再開発前に、築地跡地を2020年東京五輪・パラリンピックの輸送拠点として活用し、競技会場がある臨海部から築地を通って都心部を結ぶ環状2号線を大会前までに開通させることなどの課題も協議する見通し。

 一方、都議会自民党は21日、「二重投資・二重運営をすれば、いずれ市場会計は破綻」などとする統一見解を発表した。「都議選しのぎの思い付きとしか映らない」と批判している。

これらは、食の安全に対する意識の低い無責任な自民党都議会の尻拭いをさせられて、苦しんだ末の結論だったということである。


土星が蠍座に逆行して、ラグナから9室、月から10室にダブルトランジットが形成されたタイミングで、この意思決定がもたらされた。


土星が射手座をトランジットしている間は、土星と木星は乙女座にダブルトランジットしていたため、月から見て、10、11室支配で6室に在住する土星にダブルトランジットして。6室、10室、11室へのダブルトランジットが生じていたのである。


6室は敵対者を表しており、11室は小池百合子に反対する地位の高い人物(自民党都連、橋本徹や、櫻井よしこなどの論客、著名人)を表している。


これらの人物と、小池百合子は戦わなければならなかった訳である。


6室に生来的凶星の土星が在住する配置であり、敵と戦って決して引けを取らない強い配置であり、また11室の支配星と6室が絡んでいるため、闘争が喚起される配置である。


しばしば6室と11室の絡みは政治闘争、選挙などで戦う人の配置に見られる。


因みに土星は牡牛座ラグナから見ると、9、10室支配で5室乙女座に在住しており、5-9、5-10のラージャヨーガが乙女座で成立している。


乙女座は、保健・衛生を司る星座であり、また品質管理などにおいて、厳しい水準を求める星座である。


従って、食の安全についての意識の乏しいずさんな計画に対して、監査を施し、関係者に厳しく責任を追及する仕事において、創造的な良い仕事を行ったのである。


こうした乙女座の長所を生かした質の高い仕事を行う一方で、月から見て6室にダブルトランジットも形成されているため、批判を受け、対立する勢力の批判にも苦しめられてきた。


こうしたダブルトランジットが、9室と10室に移行したために築地への希望を与える形での意思決定を最終的にすることが出来たのである。


そして、この決定を下した後、7/2の都議選において、都民ファーストの会が、議席の過半数を押さえる圧勝となった。



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小池百合子は、牡牛座ラグナであると考えているが、ナクシャトラはおそらくクリティッカーなのである。



それは兵庫県の芦屋で生まれたお嬢様であり、貴族的な雰囲気を持っている所から、ナクシャトラの支配星が太陽となるクリティッカーなのである。



どこか庶民離れしている高貴な印象は、クリティッカーが持つ特徴である。


(私は以前、プリンセス天功のラグナをクリティッカーに設定したが、何か庶民離れしたセレブのような雰囲気を持っている)




小池百合子が、牡牛座でしかもナクシャトラがクリティッカーであれば、牡牛座でのラグナの取り得る範囲は、0°~10°であり、ナヴァムシャのラグナは、山羊座、水瓶座、魚座、牡羊座のいずれかである。


このラグナの中で、小池百合子が、ジャーナリズムに関わったことを考えると、ナヴァムシャのラグナは、水瓶座ではないかと思うのである。



水瓶座ラグナに設定すれば、3、10室支配の火星は、3室(メディア)と10室(仕事)を支配し、5室支配の水星(ジャーナリズム)と、4、9室支配の金星(エンターテイメント、表現力)からアスペクトされている。



そして、ナヴァムシャのラグナが水瓶座であれば、ダシャムシャのラグナもほぼ水瓶座であり、火星が在住することになる。



現在、小池百合子は、ラーフ/火星期であるため、その結果、都知事選で勝利して、東京都の最高司令官(火星)となり、都民ファーストの会で、多くの支持者を擁立し、大勝利を収めたのである。


出生図を見ると、ラグナからは、ラーフは10室に在住し、火星は7室に在住している。


そして、ラーフはラグナから見ても月から見てもケンドラとトリコーナの支配星からアスペクトされて、ラージャヨーガを形成している。



アンタルダシャーロードの火星は、月から見てラグナロードで、9室支配の木星と相互アスペクトして、1-9のラージャヨーガを形成し、また叡智と実行力を表すグルマンガラヨーガも成立している。


また火星は月との間にチャンドラマンガラヨーガも形成しており、ダナヨーガの条件となる経済的な強さも得ている。



そして、ダシャーロードのラーフから見て、火星は10室に在住しており、これも非常に強い配置である。




更に注目すべきことは、このラーフは、火星が支配星となるダニシュターに在住しており、火星はラーフが支配星となるスヴァーティーに在住している。



従って、ナクシャトラレベルで、ラーフと火星は星座交換している。




これはラーフと火星の強い結びつきを表しており、ラーフ/火星期は、そうした意味でも強い力を発揮する時期である。




ナヴァムシャではラーフから見て、火星は6室に在住しており、6室の火星は戦いにおいて敵を徹底的に粉砕する強い配置である。


また月から見て、火星は10室に在住しており、2、5室支配の水星と共に同室して、5-7のラージャヨーガを形成し、更にラグナロードの金星とも相互アスペクトして、1-7のラージャヨーガも形成している。



そして、更にダシャムシャにおいても火星は、月から見てケンドラの10室に在住している。



またもしダシャムシャのラグナが水瓶座であれば、火星がダシャムシャのラグナに在住しているということである。



これは火星期において、キャリア上の上昇が生じる配置である。



ラーフから見ると火星は6、11室支配で9室に在住している。





自民党が小池百合子に公認を与えない中で、都知事選に立候補し、対立する自民党東京都連や自民党執行部が擁立した候補を叩きのめして、更に都民ファーストの会を立ち上げ、自ら党首として、選挙戦を戦い、擁立した大勢の支持者を都議会に送り込んだ。



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こうした動きは、独裁者のパワーであり、やはり、火星の力ではないかと考えられる。




しかし、もしこの分析が正しければ、これは小池百合子のマハダシャーラーフ期の最後の打ち上げ花火だということなのである。



小池百合子は、2017年9月頃からマハダシャー木星期に移行する。



木星はラーフと全く絡んでいないため、マハダシャーラーフ期とマハダシャー木星期は、全く違った様相を見せるはずである。



この結果を見ることによって、更に小池百合子のチャート(運命)への理解が深まると考えている。




マハダシャー木星期に小池百合子はどのように変化していくのか?


その兆候は既に表れている。




例えば、小池百合子は、7月3日に都民ファーストの会の代表を辞任した。


小池百合子知事、都民代表退任に有権者は複雑「少しずるい」
2017.7.3 22:47 産経ニュース

「都民ファーストの会」の候補に投票した有権者は、小池百合子都知事の代表辞任をどう考えるのか。

 「選挙前に代表になって選挙が終わった途端にやめるのは、少しずるいような気がする。新しい代表についても良く知らないので何とも言えない」と困惑気味に話すのは文京区の自営業、勝藤真紀さん(48)。「小池知事が代表でなくても、私が支持した政策の実現にプラスになるよう働きかけをしてほしい」と訴える。

 江戸川区の無職、奥村健さん(69)は「候補者の人柄で選んで投票したので、小池知事が代表でなくなっても問題ない」とする一方、「これまでの彼女の行動から考えると、今回の辞任もパフォーマンスや戦略の一つではないかと思ってしまう」。

 同区の会社員男性(48)は「小池知事がリーダーシップを発揮してくれると思って投票した面もあるので残念」と代表辞任に驚きつつ、橋下徹氏が大阪府知事と大阪維新の会代表を務めた例にも触れて、「二元代表制への懸念があるというが、もっと納得できる理由を説明してほしい」と不満も口にした。

 識者はこれをどう見るのだろうか。

 元都副知事で明治大公共政策大学院の青山●(やすし)教授は「選挙直前に代表に就任し、終わったら退くというのは筋書き通りという印象を受ける」と話す。

「公平性や中立性が求められる執行機関の長の立場でローカルパーティーの代表を続けるとは思えず、辞任は必然。知事は9割が行政官で1割が政治家。裏切られたという声は理解できるが、選挙期間中は政治家としての顔が前に出たのだと思う」と分析した。

 中央大の佐々木信夫教授(行政学)は「知事主導で政党を作り、代表となって議会の勢力を変えるという行為はやり過ぎで、二元代表制のルールから逸脱していたと思う。形式上辞任したことは、けじめとして評価する」とする。しかし、「腹心の特別秘書を新代表としたことは実質上、小池氏の影響力を維持することにみえる。有権者としては複雑な気持ちかもしれないが、影響力は変わらないと思う」と今後を予測してみせた。

これは自分はあえて表に立たず、擁立して都議会に送り込んだ支持者たちを通して影響力を行使するということであり、これは8、11室支配の木星が12室に在住する配置の表れとして考えることが出来る。


つまり、8室は頼る相手を表しており、例えば、橋下徹が、石原慎太郎を擁立して、国政に影響力を行使しようとした時、蠍座ラグナから8室に在住する10室支配の太陽の象意が現れたがそれと同じことである。


8室は他人のふんどしで相撲を取る配置である。


8室の支配星が12室に在住していることは、自分は背後(12室)から操ることを表している。


そして、木星は11室の支配星でもあるが、11室は成功、肩書き、称号を表しており、都民ファーストの会が今回、大勝利を収めたことにそれは現れている。



しかし、その都民ファーストの会の称号を代表を辞任することで、あっさりと放棄してしまったのは、11室支配の木星が12室に在住しているからである。


但し、小池百合子は、自分の息がかかった野田数(かずさ)氏(都知事特別秘書)を通して、自分の思い通りの影響力を都政に行使できるのである。



従って、あえて、都民ファーストの会の代表に留まる必要はない。



巧妙に院政を敷いたのであり、自分の意思を好きなだけ行使できる。



これが表向きは、肩書きを捨てて、背後から実質的な影響力を保持するという立場が、11室の支配星が12室に在住する配置として現れたと理解できる。


そして、8室の支配星が12室に在住する配置は、ヴィーパリータラージャヨーガ(逆転のラージャヨーガ)である。



小池百合子は、自分が擁立した支持者たちを都政に送り込み、彼らの力を使っていくが、それが、全く見えない形になったのである。



8室の支配星が12室に在住する配置は、自分を悩ませる相手、支配する相手(天敵)がいなくなってしまうという配置である。


この辺りで、何かトリッキーなラージャヨーガが働いていくはずである。




そして、もう一つ注目すべきことは、小池百合子が、自民党の二階俊博幹事長と会食し、そこに安倍晋三や小泉純一郎がいたという出来事である。


安倍首相と「同席」小池知事&小泉元首相が赤坂料亭
2017年4月19日1時10分 日刊スポーツ

安倍晋三首相と東京都の小池百合子知事、小泉純一郎元首相が18日夜、東京・赤坂の日本料理店で「同席」するひと幕があった。

 店は、小泉氏が国会議員時代から行きつけにしている老舗の日本料理店。

 首相は、似鳥昭雄ニトリホールディングス会長ら政財界関係者との会食で訪れた。一方、小池氏と小泉氏は、自民党の二階俊博幹事長のほか、自民党の重鎮、山崎拓元副総裁、武部勤元幹事長との会合で滞在。それぞれの会合は別だったが、店内で会ったことから、首相と小池、小泉氏が数分間、話を交わすタイミングがあったという。

 首相と小池氏は、7月の都議選を前に、都議会自民党と小池氏が事実上率いる「都民ファーストの会」が対立する構図だが、一方で2020年東京五輪・パラリンピックに向けた協力体制では、足並みをそろえている。首相と小泉氏は、小泉氏が訴える「原発ゼロ」に首相が応じないことから、今は微妙な関係だが、もともとは師弟関係。小池氏は、小泉氏、二階氏とも師弟関係にある。

 巡り巡れば、もともとつながりがある面々が、一堂に会したことから、取材する報道陣も色めき立った。首相と小池氏の間で、都議選や東京五輪・パラリンピックなどが話題になった可能性が取りざたされている。また、都議選では東京都連が小池氏と対決する自民党で、選挙を事実上取り仕切る二階氏が、小池氏との会合に同席したことも、臆測を呼びそうだ。

二階俊博幹事長と小池百合子都知事が会食 安倍晋三首相も
2017.4.19 00:31 産経ニュース

 自民党の二階俊博幹事長は18日夜、小池百合子東京都知事と都内の日本料理店で会食した。小泉純一郎元首相と山崎拓、武部勤両元幹事長が同席した。小泉氏が会合を呼び掛け、都政運営などで意見交換した。同じ店には安倍晋三首相も滞在し、小池氏と挨拶を交わした。自民党と小池氏側は都議選(7月2日投開票)で対決するだけに、臆測を呼びそうだ。

そして、小泉純一郎や二階俊博氏と小池百合子は、師弟関係にあると記されているが、小泉純一郎が、小池百合子を大臣に起用し、小池百合子は、独身の小泉純一郎を気遣って首相官邸に手作りの弁当を届けていた仲である。


8室の支配星は、上司を表しているが、その8室の支配星が、12室に在住している配置は、赤坂料亭での会合(密室:12室)を表している。


つまり、8室支配の木星が12室に在住する配置は、小池百合子が、小泉純一郎や自民党の幹部とのパイプなどをマハダシャー木星期に維持していくことを表している。


木星は牡羊座のバラニーに在住しており、小池百合子はこうした密会から重要な情報を得るなど諜報能力を発揮して、政界工作に奔走すると考えられる。


つまり、8、11室支配の木星は、機能的凶星であり、汚い政治の世界の権謀術数に長けた世渡りを意味しているのである。


以前から小池百合子は、政界渡り鳥と言われており、その時々の権力者にすり寄っていくのが、非常に巧みであると言われていた。


また以下の記事のように「次々と仲間を切る非情な女」と評価されている。


「次々と仲間を切る非情な女」小池百合子、安倍・自民党をぶっ壊し首相就任の可能性
2017.05.31 Business Journal文=横山渉/ジャーナリスト

東京都議選(6月23日告示)は7月2日の投開票まで2カ月を切っているが、ゴールデンウィーク前から立候補予定者はすでに臨戦態勢だ。小池百合子都知事は4日、初の街頭演説に立ち、公明党への支援を訴えた。小池都知事を支持する地域政党「都民ファーストの会」と都議会公明党が最大会派・都議会自民党の牙城を突き崩して、過半数を獲得できるかどうかが焦点だ。報道によれば、8日現在、42選挙区127議席に対して、205人が立候補の準備を進めている。
 

豊洲市場移転問題などをめぐり、自民党都連は小池都知事に激しく反発しているが、安倍晋三首相は記者との懇談会で「彼女と私は、皆さんが思っているような悪い関係じゃないですよ」「都議選も彼女が圧勝だろうね」と語っているという(「週刊新潮」<新潮社>23月16日号)。
 しかし、これは額面どおりには受け取れない。作家の大下英治氏はいう。
「安倍首相は決して小池さんを許すことはないだろう。第1次安倍内閣で小池さんを防衛大臣に抜擢したにもかかわらず、12年の党総裁選で小池さんは石破さんに付いた。安倍首相にすれば、裏切られたとの思いが強い」
 07年7月3日、防衛大臣だった久間章生氏の辞任を受けて小池氏は初の女性防衛大臣に起用されたのだが、翌8月下旬の内閣改造では自身の再任を固辞するかたちで大臣職から離れた。このとき、小池氏がカイロ大学に留学していた頃からの知り合いである元拓殖大学教授・佐々木良昭氏は「せっかく大臣になったばかりなのに、なぜ辞めた?」と聞いたそうだが、小池氏は「女の勘よ」と笑っていたという。「小池氏には人間関係をバッサリと切る非情な一面もある」と佐々木氏は語る。


一匹狼だが、機を見るに敏


 

1970年代前半、リビア大学に留学していた佐々木氏は、休日にはよくエジプトの首都カイロに遊びに行っていたという。カイロは当時から大都会で、リビアの首都トリポリからカイロまでは飛行機で1時間程度と近い。仲の良い日本人留学生5~6人で集まることが多く、カイロ大学の留学生だった小池氏もその輪の中にいた。
 小池氏を含め留学生たちは観光ガイドのアルバイトをしていたが、仕事に慣れてきた留学生たちはアルバイト代の値上げ交渉をし始め、ストライキも辞さないという姿勢になったという。しかし、小池氏はそんな団体交渉の輪の中からいち早く抜け出した。
「仕事を依頼してくれていた旅行会社は彼女を優先的に使うようになり、仲間たちから妬まれたことはあったが、彼女は目先のアルバイト代などで争っても仕方ないと思ったのだろう。当時から彼女には先を読む力があった」

小池氏の政治家デビューは92年7月の参議院選挙で、日本新党からの出馬だったが、大下英治氏は「今に至るまで3人の天才的な政治家から学んできた」と彼女を評する。その3人とは、細川護熙、小沢一郎、小泉純一郎だ。小池氏は日本新党→新進党→自由党→保守党→自民党と渡り歩き、その時々の権力者に近い立場にいたので、自民党内には批判も多いが、大下氏は彼女に肯定的だ。
「細川は大衆の心をつかんでゼロから新党を立ち上げ、首相にまで上り詰めた。小沢は経世会出身でありながら、壊し屋として仮想敵対勢力を見つけては自己の正当性を訴えて古いものを壊していった。小泉は郵政改革に反対する政治家を抵抗勢力と呼び、小泉劇場の中で国民的人気を維持した」
 

小池氏は都知事選に立候補するとき「崖から飛び降りる覚悟で」と言ったが、大下氏によれば、あれは小沢氏の言葉だとか。かつて小沢氏は「風が吹かないんだったら、自ら崖から飛び降りて風を起こせ」と言ったことがあるそうだ。
 小泉氏が首相に上り詰めるにあたり、「清和会」という派閥の後押しがあったものの、小泉氏自身は派閥の領袖ではなく、“子分”と呼べる政治家はいなかった。政権基盤を固めるために、“参議院のドン”と呼ばれた経世会の青木幹雄氏を味方につけた。
 小池氏は今も自民党所属だが、自民党都連と敵対しつつ、公明党とタッグを組み、民進党からの寝返り組とも関係を深め、都民ファーストの会を主導している。政治はひとりでは動かせないことを熟知しているので、“利用できるものは何でも利用する”ということだろう。このあたりの手法も小泉元首相と似ているのではないか。
女の武器と女の限界を知っている


 安倍首相は3日、憲法改正と新憲法の20年施行に意欲を示した。公明党はこれに否定的で、石破茂氏は異論を唱えている。安倍発言が今後政局になる可能性もあるが、国政での安倍一強支配は続いている。

森友問題の逆風があっても、内閣支持率は55%もある(5月2日付朝日新聞より)。
 よって、国政の場では、安倍首相に敵なし状態だが、そんな安倍首相にとってもっとも怖いのは、小池氏ではないか。2月5日の千代田区長選では、「小池印」の現職・石川雅己区長が自民党推薦候補にトリプルスコアで圧勝した。今度の都議選で都議会自民党が大敗するのは確定的で、自民にとっては負け幅をどの程度に抑えられるかという選挙になる。都議会議員が減れば、東京選出の衆院議員は、選挙運動で不利になる。国会でも議席減は免れない。
 小池氏は将来的には首相の座を狙っているという見方もあるが、小池氏の国政復帰はあり得るのか。大下氏は否定的だ。
「都知事が政治家として集大成になるのではないか。小池さんは女の武器と女の限界をよく知っている。小泉時代、郵政解散で刺客第1号として名乗りを上げたときは、女性だから大いに注目を浴びた。ただ、永田町では女性で大勢の子分をまとめあげるのは難しい。子分がいないとさすがに首相にはなれない」
 都議選の結果が国政にどのような影響を与えるのか、読みづらくなっている。
(文=横山渉/ジャーナリスト)


小池百合子は、豊洲移転問題などで、清々しく、改革の旗手として登場したが、そうした問題に決着を付けた今、マハダシャー木星期に移行すると、次なる自分の権力欲を追求するためにこうした昔からのパイプや、自民党幹部とのつながりを維持し、利用していくのだということがよく分かるのである。


都民ファーストの会の代表辞任からは、清々しさが全く感じられず、そうした政治の世界の狡猾な計算が働いているように思える。


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8、11室支配の木星とは、自分が権力欲を追求し、狡猾に計算高くなると共に計算高く、権力欲の強い人々との付き合いも表している。


つまり、小池百合子を自民党のために利用することを考える自民党党幹部、そして、そうした自民党党幹部を逆に利用してやろうと考えるようなお互いに相手を利用し合うようなそうした付き合いを表している。


小池百合子は、そうした権力者たちとの付き合いの中での権謀術数に非常に長けているようである。


11室は貪りのハウスであり、権力欲を表している。


貪りとは既に持っているのに更に権力や地位や財産を欲しがる貪欲な欲望である。


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小池百合子は、この自分が築いた立場を利用して、自民党幹部と取引しようと考えているかもしれない。


然し、木星は月から見た時に9、12室支配で、ラグナロードで8室支配の火星と、1-9のラージャヨーガを形成してもいる。



従って、そうした小池百合子の姿勢はあくまでも現象の半分のみである。








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