
女優・三田佳子の次男・高橋祐也氏の覚醒剤容疑による4度目の逮捕のニュースが最近、ワイドショーを賑わしていた。
三田佳子次男、高橋祐也容疑者4度目の逮捕 2018/9/11 11:39 日刊スポーツ 覚醒剤を使用したとして、警視庁渋谷署は11日、覚せい剤取締法違反の疑い(使用)で、女優三田佳子(76)の次男、高橋祐也容疑者(38)を逮捕した。覚醒剤関連での逮捕は4度目となる。 関係者によると、10日夜、渋谷区内の飲食店から客がもめているという趣旨の通報があり、警察官が駆けつけ、様子がおかしな高橋容疑者の尿検査をしたところ、覚醒剤の陽性反応があったという。容疑を認めているという。 舞台などで俳優として活動していた高橋容疑者はこれまで98年、00年、07年の3回、同法違反容疑で逮捕歴がある。3度目の逮捕では懲役1年6月の実刑判決を受け、出所後は薬物更生施設に入所するなどしていた。 近年、目立った芸能活動はしていないが、10年に一般女性と結婚。同年、第1子長男が生まれていた。 |
1998年に次男が覚醒剤取締容疑で逮捕された時、当時、未成年だった息子について、「母が女優ということで未成年である息子の事件が報道されてかわいそう」と息子を擁護し、毎月50万円の小遣いを渡していたことを明かしたために世間からバッシングを受けて、「原因は私が人生をかけて究明いたします」として、7社あったCMをすべて降板し、女優活動を10ヶ月自粛した(wikipedia)ようである。
その後、2000年に同じ容疑で、次男が再び逮捕された時、世論の猛烈な批判に晒されたために1年間、活動自粛を行なっている。
2007年11月15日に次男が覚醒剤所持で逮捕(三回目)されると、翌日の会見で、「すべては私たち夫婦の教育の失敗」「引退も考えた」「今も月70万円の小遣いを渡している」「翌月の舞台(『エドの舞踏会』)については降板しない」(wikipedia)などと話したという。
興味深いことは、三田佳子は息子が覚醒剤で逮捕され、子供を甘やかし多額の小遣いを渡し続けたことが原因の一部ではないかと報道されていたにも関わらず、1998年の逮捕以後もずっと息子に多額の小遣いを渡し続けてきたという事実である。
2007年の3回目の逮捕時の会見で、「今も月70万円の小遣いを渡している」と発言していることから、1998年~2007年までずっと多額の小遣いを渡し続けてきたことが推測できる。
そして、おそらくその後も渡し続けてきたに違いないのである。
何故、三田佳子はこんなにまで息子に振り回され、家が傾くほどの大金を貢ぎ続けなければならないのか、このことを占星術的に解明することは非常に興味深いテーマである。
三田佳子「もうお金ないの…」高橋祐也容疑者のタカリ地獄 2018年9月18日 0時0分 女性自身 9月19日放送の『過保護のカホコ2018 ~ラブ&ドリーム~』(日本テレビ系)に出演予定の三田佳子(76)。そんな彼女を“ある事件”が襲った。9月11日、次男の高橋祐也容疑者(38)が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されたのだ。高橋容疑者の逮捕は、これで4度目。三田はこうコメントを発表した。 《親としては、もう力及ばずの心境です。このうえは、本人ももう40手前ですし、自らの責任と覚悟をもって受け止め、そして罪を償って、生き抜いてもらいたい》 これまでも高橋容疑者の逮捕とともに、三田の“過保護”ぶりが話題となってきた。最初の逮捕は98年。高橋容疑者は18歳だったが、三田が小遣いとして月に50万円をわたすこともあったと報じられた。その後も00年と07年に覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕されたが、3度目の逮捕時に報じられた小遣い額は70万円になっていた。 「三田さんは『子供の不祥事で、私の女優人生が左右されるのはさすがにもう嫌……』と言っていました。ただ『忙しさにかまけて母らしいことをしてあげられなかった』という後ろめたさもあったのではないでしょうか」(三田の知人) 本誌17年12月5日号では、高橋容疑者の“暴行騒動”をスクープ。元乃木坂46の大和里菜(23)が「交際している男性に殴られた」として交番に駆け込んだところ、相手が高橋容疑者だったというもの。このときも高橋容疑者の驚きの金銭感覚が明らかになっていた。 「高橋容疑者が住んでいたのは、都内有数の高級住宅街。『今でも1日15万円もらっている』『家族カードも持っていて、月200万円使うことがある』と豪語していたそうです。大和さんは『彼に会うと、必ず車代として3万円をくれる』と話していました(大和の知人) 今年4月にはテレビ番組に出演し、04年までの生涯収入が47億円だったと紹介されていた三田。だが、息子にはこんな“涙の訴え”をしていたという。 「高橋容疑者は『母親から絵が送られてきたこともあった』と漏らしていたそうです。彼によると、三田さんから『もうお金がないの。これを売って何とかして……』と言われたそうです。そこまで尽くしても、彼は『母親は俺に逆らえない。もう言いなりだよ』とうそぶいていたといいます。『過保護のカホコ』が放送されたときは『ドラマのギャラが1千万円入るから、俺が全部もらってやる!』とも言っていたそうです」(前出・大和の知人) 三田の所属事務所は小遣いや家族カードを渡していたことや、絵画を送ったことについて「そのような事実はありません」と否定。だが、高橋容疑者を10年前から知る知人は語る。 「彼は『クスリなんてどこでも買えるんですよ』と平気な顔で言うんです。また三田さんからお小遣いをもらっていることについても、『僕がお金をせびっているんじゃない。親がお金をあげるというからもらっているだけなんです』と言っていました」 最初の逮捕から20年がたっても、母の想いは高橋容疑者に届かなかった――。 |
三田佳子と次男・高橋祐也は、心理学的に共依存の関係であるという論評も見られるが、何故、そのような関係性なのだろうか。
共依存の関係とはお互いに依存し合い、お互いを支配している関係性である。
次男・高橋祐也は、親に金を依存し、三田佳子も息子に心理的に依存しているがために息子を突き放すことが出来ず、金を支払うのである。
三田佳子のラグナを検討する上で、ポイントとしては、まず5室が激しく傷ついていること、そして、出費の12室が強調されていることである。
こうした条件を満たすラグナを特定しなければならない。
種々検討の結果、三田佳子のラグナは、おそらく双子座ラグナである。

双子座ラグナに設定すると、まず、ラグナロードで4室支配の水星が5室に在住し、2室支配の月と相互アスペクトしている。
水星はスピーチやコミュニケーションを表わし、月は感情、情緒を表わし、文学や音楽など芸術を表わす惑星である。
従って、ラグナロードの水星が5室に在住し、月からアスペクトされる配置は、非常に質の高い芸術性を表わす配置である。

女優としての三田佳子は、強烈な個性がないかわり、「多くのファンに感情を移入させるタイプの女優」(wikipedia)と評されているようである。
つまり、個性が強く、脇役を押しのけて自己主張する獅子座タイプの女優ではないということである。
この三田佳子への評価は、今や国際的スターになった演技派俳優・渡辺謙のチャートを思い起こすのである。

渡辺謙のチャートもラグナロードの水星が5室に在住し、減衰する太陽や火星とコンジャンクトしている。
以前、私は渡辺謙が何故、繊細な演技ができるかというと、それは天秤座で減衰する太陽の為なのだと分析したことがある。
つまり、自己主張の太陽が減衰しているためにどんな役にでも成りきることができるのである。
三田佳子のチャートにもこれは当てはまり、彼女のラグナロードの水星が太陽が減衰する星座である天秤座に在住しているために繊細な表現力をもたらすのである。
「多くのファンに感情を移入させるタイプの女優」という評価は、月と水星のコンビネーションによる、繊細で情緒的な表現力から来ているのである。
つまり、三田佳子はギラギラとした演技の下手なカリスマ的なスターではなく、表現力豊かな職人のような演技派女優である。
5室は創造性を表わし、演劇や舞台のハウスでもあり、テレビなどマスメディアに頻繁に露出する3室の象意とは異なっている。
三田佳子は、演技という表現の活動を通じて、観客を魅了したり、感動させる表現者であり、本格派女優である。
バラエティー番組でも何にでもオファーがあれば出演するようなタレント役者ではない。
それはラグナロードの水星が5室に在住して、月からアスペクトを受けている為である。
それでは息子との悩ましいカルマ的な繋がりはどこに表されているかと言えば、これは5室(子供)支配の金星に表れている。
5室支配の金星は蠍座6室(奮闘、障害)に在住しているが、これは息子に振り回されて煩わされたり、息子に献身する配置なのである。
金星は愛情を表わす惑星であり、それが最も深い情念を表わす蠍座に在住している。
ナクシャトラはアヌラーダに在住しているが、銀座のホステスやホストの表示体であり、人に対して非常に気を使い、最も感情に振り回されるのがこの星座、このナクシャトラである。
この息子の表示体となっている金星に12室から7、10室支配の木星と8、9室支配の土星がアスペクトしており、これが息子の為に出費する配置なのである。
通常、1、5、9室のようなトリコーナの支配星が12室に在住する場合、慈善活動とか、ボランティア団体に寄付をするような配置である。
お金を人の為に使うのである。
三田佳子の場合、9室支配の土星と10室支配の木星が12室で、9-10のラージャヨーガ(ダルマカルマラージャヨーガ)を形成している。
質の高いラージャヨーガを形成しているが、これらが障害のハウス(6室)に在住している5室支配の金星(息子)にアスペクトして、息子の為に出費している配置なのである。
その為、三田佳子は息子が不祥事を起こすと、記者会見を開いたり、その対応に追われ、エネルギー(労力)や金銭を費やすのである。
例えば、三田佳子は、2000年5月17日に暴走族同士の抗争に三田佳子名義の車が、次男・高橋祐也から犯人に貸し出されたものが発覚し、事件の被害者から民事訴訟を起こされている。
2000年5月17日に起こった関東連合を当事者とする暴走族同士の抗争に伴う一般人誤認集団暴行殺人事件「トーヨーボール殺人事件」において、加害者の暴走族が犯行時に使用した犯行車両が三田佳子名義のもので、高橋祐也が犯人に貸したものであったことが発覚。三田は釈明会見で「逮捕されたほうの発言ですから」と関与を否定したが、事件から1年後、被害者遺族から責任逃れしていると高橋と三田を相手とする民事訴訟を起こされた。 (wikipedia 高橋祐也より引用抜粋) |
こうした息子の不祥事への対応で、三田佳子は、女優の仕事もそこそこに対応に追われたはずである。
そして、息子が覚せい剤取締法違反で逮捕されれば、記者会見を開き、女優としての活動を自粛したり、沢山のCMを降板しなければならなかったり、その失ったものは計り知れない。
また特に息子が何もしない場合であっても通常の日常生活の中で、常日頃から息子に金の無心をされ、それに応じて来たのである。
10室支配の木星に5室支配の金星がアスペクトする配置は、演技や表現の仕事も意味しているが、これが6-12室の軸で形成されているということは、女優の仕事が度々妨害を受けたり、失われたりしたことを意味している。
そして、日頃、女優として演じている三田佳子ではないプライベートの三田佳子は、案外、こうした息子の面倒や対応などの仕事が多く、それらは消耗し、出費する重労働なのである。
10室の支配星に土星がコンジャンクトしていることから、それがハードワークであることが理解できる。
10室支配の木星や9室の支配星が5室支配の金星にアスペクトすることで息子を保護して来たのである。
木星は7室の支配星でもあるため、そうした息子への対応は、三田佳子の夫である元NHK映像プロデューサーの高橋康夫氏との共同作業であったと言ってもいいかもしれない。
因みに何故、三田佳子は、息子の言いなり状態になって、息子に多額のお金を渡してしまうのだろうか。
実際、次男・高橋祐也は、『母親は俺に逆らえない。もう言いなりだよ』とうそぶいていたようである。
例えば、こうしたパターンは、昔の任侠映画に出てくる飲む・打つ・買うなどで放蕩の限りを尽くす夫に貢いで尽くし続ける女といった図式でよく見た覚えがある。
それがいくら不合理なことであっても感情で縛りつけられており、決して夫から逃げずに尽くし続けるのである。
あるいは、銀座のホステスなどをしている女性たちが、ストレスの発散のためにホスト通いをしてホストに入れ込んでしまい巨額の借金を抱え込んでしまうというケースは、しばしばこうした業界で見られる不幸な光景である。
5室支配の金星は、月から見た7室の支配星
このように三田佳子があたかも息子に対して、感情的に支配されて夫に尽くし続ける女のようになってしまっているのは、金星が5室の支配星で、息子の表示体になっていると同時に月から見た7室の支配星である為である。
月から見た7室支配の金星が8室に在住しており、あたかも息子が自分の恋人のようになってしまっており、その金星が8室に在住していることによって、息子に支配され、翻弄され、言いなり状態になってしまっているのである。
8室に在住する7室の支配星、あるいは、金星とはそのようなパートナーに愛情的に支配される状態を表している。
実際の夫である元NHK映像プロデューサーの高橋康夫氏は仕事で忙しくて家におらず、自分自身も女優の仕事を追求していて家にいない。
つまり、キャリアを追求する夫婦の宿命でもあるかもしれないが、ほとんど夫婦は接する時間が少ないと考えられる。
それが7室支配の木星が12室に在住する配置である。
この配置は、パートナーが出張していたり、遠くにいて、中々会えない配置である。
例えば、日中仕事で忙しいので寝ている時にだけ会うというパートナーもいたりする配置である。
従って、そうした心の隙間を埋める存在が、やはり息子であり、次男の高橋祐也氏なのである。
それで、三田佳子は、息子の不祥事に振り回されながらも息子にお金を出すことで、寂しさを紛らわしている面があると考えられる。
つまり、恋人である息子にお金を貢げば見捨てられないで済むからである。
秘教文献(例えば、アリスベイリーなど)によれば、月は「過去」を表わすと記されている。
またヴィムショッタリダシャーで、人生の流れが月の位置によって決まることを考えると月の配置というものは重要である。
月から見た7室支配の金星が同時に5室の支配星として、息子の中で、パートナーに愛情的に支配され、貢ぎ続けるというメンタリティーが再現されているということが興味深いのである。
つまり、過去世から繰り返しているサンスカーラ(前世からの習慣的行為)が息子との関係という形式の中で、再現したのではないかと思わせる配置である。
勝手な想像にすぎないが、そうしたことを考えさせる配置である。
三田佳子の月から見た7室支配の金星は、蠍座8室のアヌラーダに在住しており、あたかもホストに貢いで巨額の借金を抱え込んでしまったホステスにそっくりである。
都心の繁華街でホストが歩いている女性をスカウトしているが、もし女性がそうしたホストに感情的に入れ込んでしまい、言いなり状態になると、そのうち女性は紐となったホストの男性に貢ぐために水商売などで働くようになる。
女優として良い仕事をして輝かしい名演技で世間を魅了してきた三田佳子が、一方で、ホストに貢ぎ続けるホステスのようになってしまっていたということなのである。

それはラグナロードの水星が5室の天秤座に在住し、優れた演技力を表している一方、ディスポジターの5室支配の金星が6室に在住して、息子との愛情問題に巻き込まれていたからである。
単に息子への愛情という単純な問題ではなく、実際の恋人に貢ぎ、感情的に支配されるような関係性があったということである。
三田佳子は、今回、息子の4度目の逮捕を受けて、新聞各社にコメントを発表し、謝罪した。
三田佳子 38歳次男4度目逮捕でコメント「親としては、もう力及ばずの心境です」 2018/9/11 17:11 スポニチアネックス 女優・三田佳子(76)が11日、次男で職業不詳・高橋祐也容疑者(38)が覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕された件について報道各社にコメントを発表し謝罪した。高橋容疑者が覚醒剤を巡り逮捕されるのは4回目。 三田は「このたびの事件を受け、大変ご心配をおかけして申し訳ありません」と謝罪。高橋容疑者が統合失調症を抱え治療を行っていたことを明かしながらも「このような結果になり、大変残念としか言いようがありません。親としては、もう力及ばずの心境です。このうえは、本人も40手前ですし、自らの責任と覚悟をもって受け止め、そして罪を償って、生き抜いてもらいたいと思います」と突き放し、自らについても「多くの方の支えや応援に感謝しつつ、俳優としての残りの人生をかけて、仕事に邁進していきたいと存じます」とした。 渋谷署によると、10日午後8時45分ごろ、渋谷区内の飲食店から「客が口論になっている」と通報があった。駆け付けた署員が店にいた高橋容疑者から話を聴いた際、様子が不審だったため尿検査を実施。覚醒剤の陽性反応が出たことから、11日朝に逮捕した。高橋容疑者は知人と店を訪れていたという。逮捕容疑は8月下旬から9月10日までに、東京都内またはその周辺で覚醒剤を使用した疑い。 高橋容疑者は、覚醒剤に絡み直近では2007年に同法違反容疑で警視庁に逮捕され、08年に懲役1年6月の実刑判決を受けている。三田は00年に高橋容疑者が逮捕されたときに1年間、芸能界での活動を休止していた。 |
世間も今回は、それ程、三田佳子を非難する論調はなく、同情する声も多かった。
おそらくダシャーは既に2017年9月前後からマハダシャー水星期に移行しているからである。

その前は19年間、マハダシャー土星期が続き、更にそれより前は、16年間のマハダシャー木星期があった。
それらのマハダシャー木星期と土星期には、木星と土星は5室支配の金星に12室(出費)からアスペクトしているので、次男の高橋祐也には月に50万円などの多額の小遣いが渡されて来たと考えられる。
12室は7室から見た6室(批判)であるため、12室の在住星のダシャーの時期に世間は三田佳子を非難し続けてきたのである。
1998年に次男が覚醒剤取締容疑で最初に逮捕された時、マハダシャーは土星/土星期でまさに土星期になったタイミングでの出来事であった。

土星は8室の支配星で、10室の支配星にコンジャンクトしている為、突然の出来事であり、三田佳子は仕事の中断に追い込まれたのである。
しかし、この当時、三田佳子は、「母が女優ということで未成年である息子の事件が報道されてかわいそう」と息子を擁護し、親バカな一面を露呈したのである。
そして、多額な小遣いについても世間からバッシングを受け、子育てについて考えさせられるきっかけとなったかもしれない。
そういう意味で、9室の支配で12室に在住する土星期であったのである。
息子を薬物中毒から立ち直らせるために色々勉強したかもしれない。
2000年に同じ容疑で、次男が再び逮捕された時、やはり、同じ土星/土星期であり、土星期の洗礼を受けたと言える。
2007年11月15日に次男が覚醒剤所持で三度目の逮捕をされると、もうこの頃には、「すべては私たち夫婦の教育の失敗」「引退も考えた」と反省の弁も出ているのである。
この頃は、土星/金星期辺りである。(因みに土星/金星期は、土星/土星期のように働くと言われている)
然し、反省の弁も述べているが、結局、「今も月70万円の小遣いを渡している」と述べており、やはりお金を息子に渡すことはやめられなかったようである。
これは8、9室支配の土星が、出費のハウスである12室に在住しているからである。
おそらく女優の仕事が忙しく親として何もしてあげることが出来ないため、お金を渡すぐらいしかしてあげられることがないということなのかもしれない。
それすらやめてしまえば、親としてもう何も息子にしてあげられることがないという心境かもしれない。
お金で解決するなら安いものという話があるが、女優の仕事に没頭したい三田佳子としては、お金を渡すことのハードルは低いのである。
慈善事業に献金しているような感覚で、息子にお金を渡し続けてきたと思われる。
例えば、息子の不祥事に謝罪しつつも、息子には今も小遣いを渡していると宣言し、「翌月の舞台(『エドの舞踏会』)については降板しない」と主張して、女優の仕事はしっかりと続ける意思を示している。
2018年9月現在、三田佳子は、マハダシャー水星期に移行しており、土星期から始まった息子の不祥事への対応というカルマの最も厳しい時期は終わったと言えるのかもしれない。
水星のディスポジターが傷ついた5室支配の金星であるため、今後も息子のことでは対応が続くと思われるが、水星は12室に在住しておらず、息子のことで、多額のエネルギーを消耗したり、金銭を費やす時期は終わったのである。
そのため、三田佳子は、今回の息子の不祥事への対応を簡単にマスコミへの通知で済ませ、そして、世間もそれ程、激しく反応しなかったため、これで終わりのようである。
特に仕事に支障が出た様子も見られない。
三田佳子のラグナが双子座であるいくつかの証拠
三田佳子のラグナが双子座である理由を示さずに結論的なことから先に書いてしまったが、三田佳子は結婚や出産をしているので、それらのタイミングをダシャーとトランジットから検討することが出来る。
まず元NHK映像プロデューサーの高橋康夫氏と結婚したのが、1974年とwikipediaに記されている。
1974年は、ラーフ/水星期であり、マハダシャーはラーフ期であるが、しばしば人はラーフ期に結婚すると言われている。
またアンタルダシャーの水星は、ラグナロード(7室から見た7室の支配星)であり、結婚のタイミングを示している。

1974年のトランジットを見ると、以下のように1974年2月9日の時点で、土星が双子座をトランジットし、双子座-射手座の1-7室の軸にラーフ/ケートゥ軸が重なっている。
また木星が水瓶座から双子座にアスペクトして、双子座1室にダブルトランジットが形成されている。
これは結婚のタイミングを示している。
(更に言えば、三田佳子にとっては1室であるため、自分よりも結婚相手の方が結婚に乗り気であり、パートナーという象意を経験する時期である。相手が結婚したかったから三田佳子もそれに合わせた感じと言ってもいいかもしれない。)
因みに双子座ラグナである場合、ナヴァムシャのラグナは、ラーフ/水星期に結婚したとなれば、いくつかの可能性に絞られてくる。
例えば、水星が7室の支配星になる射手座ラグナなどは有力である。
またまた同じように水星が7室の支配星になる魚座ラグナも検討できるが、メディア、演技の3室に惑星が集中する射手座ラグナの方が、三田佳子の仕事も説明することが出来る。
因みに出生図のラグナが在住しているナクシャトラについて検討すると、三田佳子の場合、息子を甘やかし多額の小遣いを渡すなどした子育てが世間のバッシングを浴びて、共依存という言葉も出るほど、親子の関係や親の教育について世間に考えさせるきっかけとなった。
三田佳子は、子供の教育に失敗した極端な事例を世間に晒すことで、家庭の教育について世間に問題提起したのである。
このように例えば、犯罪や不祥事など自らの失敗を世に晒すことで、世の中に革命を起こすのは、「アールドラー」の象意である。
アールドラーは「偉大な指導者と天才的な悪人のどちらにもなり得る」と言われ、自らの巨大な失敗例などによって世間に教訓を与えたり、問題提起するような所がある。
三田佳子のように息子に振り回された人生を世間に晒して、世間に教訓を与えた人生を考えると、おそらくこうしたアールドラーの象意ではないかと思うのである。
ラグナがアールドラーの場合、ナヴァムシャのラグナは射手座、山羊座、水瓶座、魚座のいずれかに絞られるが、このうち、ラーフ/水星期に結婚し、更に女優の仕事をしている配置ということであれば、射手座ラグナの可能性が高いと考えられる。
射手座ラグナに設定すると、水星は7室の支配星で3室に在住している。
同じメディア関係者との結婚という象意になるため、元NHK映像プロデューサーの高橋康夫氏との結婚が説明できる。
長男の森宮隆氏が誕生したのは、1975年1月19日であるが、

ダシャーはラーフ/水星期で、サプタムシャ(D7)を見ると、マハダシャーロードのラーフは7室に在住して、9室支配の火星とコンジャンクトし、ラグナロードの太陽と相互アスペクトしている。

またディスポジターの土星は5室に在住している。
アンタルダシャーロードの水星は6室に在住しているが、5室支配の木星からアスペクトされており、ディスポジターの土星は5室に在住している。
5室や9室、ラグナロードとの絡みがあるため、このタイミングで誕生したと考えることができる。
トランジットを見ると、木星は9室をトランジットして5室にアスペクトし、土星は双子座で逆行して9室にアスペクトし、5室支配の金星にもアスペクトしている。
従って、5室と9室にダブルトランジットが成立している。
次男の高橋祐也氏が誕生したのは、1979年12月9日であるが、

ダシャーは、ラーフ/太陽期で、サプタムシャ(D7)を見ると、マハダシャーロードのラーフは既に説明した通りである。
アンタルダシャーロードの太陽はラグナロードでラグナに在住して、9室支配の火星からアスペクトされている。
従って、子供の誕生のタイミングである。
因みにサプタムシャ(D7)のラグナロードがラグナで、獅子座の自室に在住している配置は、非常に興味深い因縁めいた配置と言えるかもしれない。
太陽は自室で強いが、ケートゥとコンジャンクトして自信の喪失や失望も表わしている。
これは次男の高橋祐也氏がやはり三田佳子にとって特別な子供であることを物語っている。

トランジットを見ると、誕生の4ヶ月前の1979年8月9日の時点で、木星は蟹座から5室支配の金星にアスペクトし、土星は獅子座から5室にアスペクトして、5室にダブルトランジットを形成している。
もう一つ2014年の春の叙勲(4/29発令)で旭日小綬章を受賞している。

2014年4月29日のトランジットを見ると、土星が5室から11室にアスペクトし、木星がラグナの双子座をトランジットしている。
ラーフ/ケートゥ軸が5-11室の軸にあり、発令をされた当日、月、太陽、水星は11室をトランジットしていた。
そして、金星は11室支配の火星にコンジャンクトし、火星は乙女座から11室支配の火星にアスペクトしている。
このケースでは木星がラグナから11室もしくは11室の支配星にアスペクトはしていない。
但し、月から見た11室にはアスペクトしている。
ラグナから見た11室の支配星に部分アスペクト(1/4)はしているが、然し、ラグナから見た11室と11室の支配星にダブルトランジットしていない。
珍しいケースだが、一応、このタイミングで、受賞(11室)したと考えざるを得ないようである。
ダシャーは土星/ラーフ期で、マハダシャーロードの土星は月から見た11室の支配星である。
アンタルダシャーロードのラーフは月から見た5-11室の軸にあり、またディスポジターの太陽はラグナから見た11室の支配星からアスペクトされている。
もう少し遡ると、三田佳子は1984年に『Wの悲劇』での女優役の演技が高く評価され、各映画賞を総なめにしている。
ここでもやはり受賞(11室)の象意が出てくるのではないかと考えられる。
ダシャーは、木星/木星→木星/土星辺りである。
マハダシャーロードの木星は月から見た9室の支配星であり、11室支配の土星とコンジャンクトして9-11のダナヨーガを形成している。
アンタルダシャーロードの土星は11室の支配星で、やはり、マハダシャーロードの9室支配の木星と9-11のダナヨーガを形成している。
マハダシャーロードの木星とアンタルダシャーロードの土星が9-11室のダナヨーガを形成しており、11室(受賞)の象意が顕現したと考えられる。
トランジットを見ると、1983年12月22日~1984年12月21日まで、木星が射手座から牡羊座11室にアスペクトし、土星が天秤座から牡羊座11室にアスペクトしている。
従って、この各映画賞を総なめにした1984年は1年を通して11室にダブルトランジットが成立している。
このように見てくると、やはり三田佳子は双子座ラグナで良さそうである。
何故、2018年9月10日に次男・高橋祐也の覚醒剤使用の疑いによる4度目の逮捕が発生したかと言えば、現在、トランジットの木星がまもなく蠍座に入室するからである。
そして、土星は9月6日まで射手座を逆行して、蠍座に絡んでいた為、蠍座6室にダブルトランジットが生じていた為である。
6室には5室支配の金星が在住し、子供に対する献身、奉仕(6室)を表しており、子供の不祥事の尻拭いの為にメディアを通じて謝罪を行なったのである。
ダシャーは水星/水星期であり、ディスポジターの金星が5室支配で6室に在住している為、やはり、この水星期にも5室支配で6室に在住する金星の象意を常に抱えているのである。
更にもう少し見ていくと、1996年に三田佳子は子宮体癌を発症し、緊急入院し、手術と5度の抗がん剤治療を行っている。
1996年は木星/火星期、木星/ラーフ期の頃である。
木星はマラカの7室を支配して、8室の支配星と共に12室(入院)に在住し、12室支配の金星(泌尿生殖器、婦人科系)と相互アスペクトしている。
また火星は6、11室支配で、金星のディスポジターとなっており、ラーフもディスポジターの太陽は、6、11室支配の火星と相互アスペクトしている。
三田佳子は、生後半年で、東京都に引っ越し、3歳の時に一家で山梨県に疎開したそうである。
誕生した時、マハダシャーは太陽期で、太陽は3室支配で4室に在住してる。
3室は4室(住まい、心の安定)を損なう(12室目)ハウスで、4室に在住して4室に絡んでいることから、このマハダシャー太陽期に引っ越しを2回しており、3歳にした山梨県への疎開は、明らかにしたくないのだが、やむを得ずにした引っ越しである。
おそらく太陽/木星期、太陽/土星期辺りだと思われるが、4室に在住する3室支配の太陽は6、11室支配の火星からアスペクトされており、戦火を避けてやむを得ず引っ越ししたことを表している。
そして、アンタルダシャーの木星や土星は12室(隠遁)に在住して、田舎に疎開して過ごしたことを表している。
三田佳子は中学高校時代に多数のテレビに出演し、高校在学中から映画会社数社にスカウトされるが断り続け、高校を卒業した1960年春に第二東映へ入社し、女優デビューしている。
中学はマハダシャー月期で、高校はマハダシャー火星期である。
月のディスポジターである火星は、3室(メディア)支配の太陽と相互アスペクトしており、そのため、月期、火星期とテレビ出演が多かったようである。
そして、1967年にマハダシャーラーフ期に移行すると東映を退社してフリーとなり、テレビと舞台を中心に活動したようである。
ラーフのディスポジターは3室支配の太陽であり、そのため、テレビ、舞台を中心に活動したと考えられる。
また太陽は6、11室支配の火星と相互アスペクトしているが、三田佳子が昔、出演した作品のラインナップを見ると、火星の象意ではないかと思われる作品が多い。
ギャング映画や任侠もの、暴力や戦争などのテーマとした作品が多い。
10室の魚座に在住する火星は伝統社会での抗争を表している。
従って、三田佳子が、『極道の妻たち 三代目姐(1989年)』に出演して、それがはまり役なのはその為である。

三田佳子と言えば、この『極道の妻たち 三代目姐』のイメージが強烈である。
そして、このストーリーの中で、萩原健一が扮する赤松と三代目姐のやり取りが必見である。
映画では幼い頃から子供のように育てた赤松に対して情に溺れる姿が、次男の高橋祐也氏に金銭を貢ぐ姿にそっくりである。
映画の舞台設定では、赤松は姐にとっては子供であり、てっちゃんと愛称で呼び、恋人として慕う相手にもなっている。


その在り方が、三田佳子と次男の高橋祐也との関係に似ているのである。
役者は自分自身に最も適した役柄を与えられるものだが、この三田佳子の三代目姐もまさに私生活とオーバーラップしている。
5室は前世の功徳のハウスであり、前世の良い行ないが結果として現れるハウスである。
このハウスが逆に傷ついている場合、前世の不徳が子供との関係の中で、噴き出してくると考えることができる。
宗教的な解説では、子供が不良になったり、親の財産を蕩尽したりといった子供による災難は、親の不徳を洗い流すためだと言われるのである。
子供と親は一体であり、子供の不祥事は親の不徳と致す所というのはある程度、真実である。
検索して見つかりませんでしたが、以前、三田さんは、あまり親として普通でないことを息子さんの前でした、という記事を見かけました。事実かわからないのでハッキリと書きませんが、それが事実なら、息子さんは相当に親を嫌悪し、記憶から消したいと思うはずです。
私の身近に、子供を世間的に不適合にして独占し続けようとしているのでは?という人がいますが、自己愛が強さが際立っているのが特徴です。子供を愛していませんが、離れていくなら殺したいというほど執着しているのです。その執着は孤独への恐れと恩着せがましさ(事故憐憫)が根底にあるように見えます。