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ニーチャバンガ・ラージャヨーガ(普通でない成功法則)

最近、知人の招待で理論物理学者の保江邦夫教授(ノートルダム清心女子大学教授)を交えた学習会に参加する機会があった。

その学習会に参加するまでは、全く知らなかったが、保江教授は、ノーベル物理学賞の湯川秀樹博士が晩年に提唱していた「素領域理論」を研究し、国際的な学会においても認知されている。

「素領域理論」については湯川博士の弟子たちからは敬遠され、その弟子たちの中では、ただ一人保江邦夫氏だけが、それに注目したという。

その理論は素粒子が存在する所にはビールの泡のように素領域が存在し、その素領域を飛び移っていく形で素粒子が移動していくという。

そして素領域が変形することによって、素粒子によって構成されている物質が変形したり、消えて別の所に現れたりできる。

従って、「素領域理論」を使えば、超能力でスプーンが曲げられたり、また幽霊現象や、合気道で巨体の人物が簡単に投げ飛ばされたりするといった物理学では理解しがたい現象も説明可能であるという。

また愛とか情とかそうした目に見えない形而上の存在についても「素領域理論」によって理解可能であるという。

この保江邦夫教授が最近、出版した『ついに愛の宇宙方程式が解けました』徳間書店では、その人生の奇想天外な通常ではあり得ないような成功法則が紹介されている。

それはジョーティッシュのフレームの中で言うならば、明らかにニーチャバンガラージャヨーガやヴィーパリータラージャヨーガ、パラシャラの例外則などの二重否定の法則が何重にも張り巡らされている印象なのである。

二重否定の法則というものが如何なるものなのか、それを理解したい方には是非、お勧めしたい一冊である。

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実際、この本の中に書かれている保江邦夫教授の普通でないエピソードについて以下に著書の中から要約して紹介してみたい。


①【高校入学時のエピソード】

担任の教師から成績が悪く普通科高校受験は無理なので職業高校進学を勧められたが、県内でトップの進学校である岡山県立岡山朝日高等学校に志願し、通常、成績が良くなければ教師から許可されることも難しいが、叔母の担任教師との気迫の直談判で出願を許可される。

出願した年に岡山県教育委員会の方針で朝日高校への出願が集中しないように書類選考による選抜方式で本人の希望は無視して市内の普通科4校に振り分けられることになったが、保江氏は運良く朝日高校の出願が認められる。

当日の試験では、実技科目であった美術の試験科目で「美しい空間図形を構想して立体的に描いてみよ」という創造性が必要な科目で、優れた才能を示して合格する。


②【大学進学時のエピソード】

志望して受験した東北大学では、過激派学生が拠点を築いていたキャンパスでは入試を行うことが出来なくなり、異例の措置として、宮城県内の県立高校のいくつかが入試会場となる。過激派学生がヘルメットと角材で武装して試験会場に突入すると噂されていたため、高校の周囲を機動隊が取り囲んでいた。

通常なら二日間朝から晩まで行われる入学試験は、二日間の午前中のみでやってしまうという異例の措置となり、試験時間は通常の半分、出題された問題の数は極端に少なくなる。試験問題は通常とは異なるかなり斬新、悪い意味では受験生の多くを思考停止に追い込むような問題ばかりが出題された。

そのような斬新な問題は、まっとうな受験勉強をせずに天文や宇宙などの趣味的な知識を増やしていた保江氏にとっては楽勝で理解でき、試験に合格する。


③【東北大天文学科配属時のエピソード】

大学入学後、一年次の授業をまともに出なかったため、二年次の授業を理解してまともに単位をもらうことが難しい状況で、留年の危機にあったが、
当時、東北大学教養学部では学生運動が最盛期を迎えており、過激派のみならず、穏健派の学生も巻き込んで無期限の学生ストライキが決議された。

教養部二年生全員が単位不足で留年し、学部の三年生がゼロという日本の大学史上初めての不名誉な事態に陥る状況が逼迫している中で、機動隊が守りを固める教養部の教室棟で、期末定期試験が開催されることになり、異例の措置として定期試験の会場に出向き、答案用紙に学籍番号と氏名を記入すれば自動的に単位がもらえることとなる。

物理系学生のうち、ボイコットせずに定期試験を受けた学生の中で、天文学科を志望していたのは、保江氏含めて5人であり、ちょうど定員も5名であったため、成績が良くなかったにも関わらず、通常なら倍率が高く入ることが難しい天文学科への志望が成就する。


④【京都大学大学院受験時のエピソード】

成績が悪かったが、京都大学大学院での理論物理学の専攻を志望する。

(保江氏曰く、無鉄砲極まりない選択であり、理論物理学に関しては、日本人として初めてノーベル賞に輝いた湯川秀樹博士や朝永振一郎博士を輩出した京都大学が日本一と目されており、全国から秀才中の秀才たちが、新しい物理理論を見つけようと、こぞって京都大学大学院を受験するような超難関の大学院であるとのこと)

一次試験では出題されたほとんどの問題は手つかずで時間切れとなる。辞書持ち込み可であったドイツ語の読解が、保江氏が興味のある自然現象のものであった為、適当な文章を捏造して回答用紙に記入する。⇒合格する。

二次試験では、「君は、うちの大学院に進めたなら、どの教授の研究室に入りたいのかね?」という質問に対して、有名な教授たちの中で一人だけ全く知られていない助教授の名前を挙げて、「誰々先生の研究室に入りたいと願っています」という意外な指名を行う。「誰々先生の研究室に行きたいので、第二希望の研究室など考えていません」と追い打ちを掛けられた助教授は「いや、こんな学生がうちの大学院に入ってくれるといいですね」と主任教授や他の教授たちに向かって言い放つ。⇒このようなやり取りの結果、合格する。


⑤【名古屋大学大学院への編入時のエピソード】

京都大学大学院では、重箱の隅を箸で突くような枝葉末節の研究テーマに失望する。

湯川秀樹博士の「素領域理論」を国内で唯一理解しており、研究成果が世界的に高く評価されている高林武彦教授の自宅をアポイントなしで訪問し、
編入の希望を伝えるが、名古屋大学の素粒子論研究室では、共産党系の教官や院生が行き過ぎた民主主義で運営しているため、教授が誰を受け入れるかを決定できない旨を告げられる。

そのため、名古屋大学大学院の超難関編入試験を受けることを決める。

試験はセミナー発表形式で行われ、素粒子論研究室の中で一番の論客と恐れられていた市内の私立大学に勤務していた男性が、保江氏の理解力を試してボロを出させようとする厳しい質問をぶつけてきたが、その男性が不慣れた数学の抽象論についてたまたま保江氏は以前から興味を持って深く考察していたため、質問に対して理路整然と説明でき、男性は、保江氏がかなりの才能を持っていると勘違いし、その後は全く質問して来なくなった。⇒結果として合格。


⑥【博士号取得時のエピソード】

当時、大学院には博士号を取得しても大学の助手になれないオーバードクターの人々がゴロゴロおり、海外に可能性を見出そうとして、毎日英文で何通もの手紙を書き、発表した論文を添付して、海外の著名な教授たちに航空郵便で発送していた。

保江氏は、博士号を取っていない早い段階から手紙だけを出して、活動しておこうと考え、アメリカとヨーロッパの数人の高名な教授宛てに助手にしてもらえるように依頼する手紙を送付する。

ジュネーブ大学のチャールズ・エンツ博士から電報で助手として採用する旨の返事が来る。

真相としては、既に決まっていた採用予定者が急に来れなくなったが、助手を採用しないと予算が大学側から削減されてしまうため、ちょうど机においてあった保江氏の助手としての採用を依頼する手紙を読んで、一年間だけ急遽、予算枠確保のために採用したのであった。

助手としての採用が決まったが、博士号は持っていなかったため、学歴詐称となる可能性があったが、指導教官の厚意で博士の学位を異例の措置で間に合わせてもらう。⇒結果として、最短で博士号を取得する。


⑦【ジュネーブ大学での任期延長のエピソード】

ジュネーブ大学での助手としての任期は1年であったが、大学院生(ジャンクロード)の指導教官を引き受けた所、ジャンクロードが博士の学位を取得できるまで、任期が5年間、自動延長される。

ジャンクロードはジュネーブ大学の重鎮であったシュテュッケルベルク教授と個人的に親しかったため、研究室なども移動することができ、優遇される。

保江氏曰く、エンツ博士は、シュテュッケルベルク教授に買い物に行かされる程の上下関係があり、シュテュッケルベルク教授の意向に逆らえず、保江氏の任期延長の案件について無条件に受け入れるしかなかったという。


以上、保江邦夫教授の学生時代から博士となるまでのエピソードを要約したが、非常に普通でない幸運が次々と重なることによって、全く普通ではあり得ないような上昇が起こっている。
保江氏は、成績が悪かったとして、謙遜しているのではないかという向きもあるが、実際、世間的な常識で考えると、成績が悪かったのではないかと思われる。
逆に通常の学習には興味が持てなかったにも関わらず、天文学や宇宙についての知識には詳しかった辺りなどは非凡な才能に恵まれていたと考えることも出来る。

但し、何を持って才能となすのかという議論を抜きにしても、保江氏の上昇は全く普通でないあり得ない幸運によって彩られている。
私がこのように保江邦夫教授の過去のエピソードを要約して紹介するのは、実際、保江邦夫教授のチャートでは、全く普通ではない上昇がもたらされる配置が形成されていることを発見したからである。
保江邦夫教授の出生データについては、wikipediaに掲載されているので、それを元にしてチャートを作成した。

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出生時間が分からないため、12:00で作成するが、ナヴァムシャに注目すると、牡羊座で太陽が高揚し、火星が自室に在住して、土星が減衰している。

そして、その牡羊座にムーラトリコーナの木星がアスペクトしている。

非常に強力な配置である。
このように強力なナヴァムシャは、ビルクリントンのチャートでしか見たことがない。

ビルクリントン元米大統領のチャートのナヴァムシャでは、牡羊座に太陽と火星が在住し、木星が天秤座からアスペクトしている。

クリントンもスキャンダルの材料が多かったにも関わらず、有力者からの強力なサポートを受け、大統領に当選していくのであるが、保江氏は、そのような大統領に匹敵するほどの強いナヴァムシャを持っている。

但し、ビルクリントンの場合は、ダシャーヴァルガシステム(Dasa varga:D1,D2,D3,D7,D9,D10,D12,D16,D30,D60)において、D1、D3、D4、D7、D9、D10などかなり多くの分割図で、太陽は定座以上の強い配置にあるため、太陽の強さの点においては、最強であるが、ナヴァムシャの配置だけを見る限りにおいては、保江氏は、ビルクリントンの配置よりも強力ではないかと思われる。

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保江教授のナヴァムシャの牡羊座では土星が減衰しているが、ディスポジターの火星が同室しているためにニーチャバンガラージャヨーガが形成されている。

また減衰する土星は高揚する太陽とコンジャンクションしているため、この点でもニーチャバンガラージャヨーガを形成している。

二重の意味でニーチャバンガラージャヨーガを形成していることが分かる。

太陽は高揚し、そこに友好惑星の火星が自室の牡羊座で同室して強力にサポートして、ムーラトリコーナの木星が射手座からアスペクトしており、これだけでも十分強い配置であるが、減衰する土星がこれに加わって、ニーチャバンガラージャヨーガを形成することによって味わい深い体験をもたらしているのである。

例えば、土星はルールや規則、形式を表すが、上記にエピソード①~⑦にまとめた保江氏のあり得ない形での上昇は、全て通常のルールや常識が失われた中で生じている。

②や③の大学進学時や天文学科配属時のエピソードでは、過激派の学生運動のせいで、通常の試験が行えなくなった所で、逆にそれが上昇をもたらしている。

通常は、過激派の学生運動のせいで試験が行えなくなるなどといった事態は、災難であり、マイナスの出来事であるが、保江氏の場合、こうした非日常の異常な事態が、逆に「災い転じて福と為す」の効果で、試験に通過するためのチャンス(機会)に転換しているのである。

これが二重否定であり、ニーチャバンガラージャヨーガの味わい深い効果である。

牡羊座で減衰する土星などは、大学のルールを守らない過激派の学生運動を象徴しているが、そのことが、安江氏にかえって味方する訳である。

つまり、安江氏にとっては減衰する土星は全くマイナスに働いておらず、プラスとして働いていることが分かる。
他のエピソードとしては、例えば、⑥の博士号取得時のエピソードなどもそうである。

博士号をまだ取得する前に「博士号取得済み」と経歴詐称に近い形の手紙を海外の教授宛てに送る所など、まさにルールを守れない減衰した土星の働きと考えらえる。

通常は、このようなルールを守れない土星による行為は、社会に適応できない反社会的行為として、マイナスに働くはずである。

然し、保江氏の場合、そのことが却って、博士号を最短で取得することにつながっていく訳であり、本来、マイナスであるはずの減衰した土星が、プラスに働いていることが分かる。
保江邦夫教授が、「神様に溺愛される人の法則」と自ら名付けた奇想天外な普通でない成功法則は、まさにこのニーチャバンガラージャヨーガのことを示していたのである。

このように二重否定の法則というものは非常に味わい深いのであるが、二重否定には、ニーチャバンガラージャヨーガや、ヴィーパリータラージャヨーガ、そして、パラシャラの例外則など様々なものがある。

保江教授のチャートにはおそらく、ニーチャバンガラージャヨーガの他にパラシャラの例外則なども働いているのではないかと思われる。

出生時間が分からないため、ラグナが特定できていないが、3室、6室、8室の支配星が減衰したり、惑星が3室、6室、8室で減衰する場合に生じるパラシャラの例外則も、このような通常、マイナスに働く減衰がプラスに働くという逆転の作用を持っている。

個性的な人生、奇想天外な人生とは、このような二重否定の法則によってもたらされるのである。

今回の保江教授のエピソードは、ジョーティッシュにおける二重否定の概念について理解するための教科書的な事例である。

またナヴァムシャチャートがいかに重要であるかを理解するための極めて分かりやすい事例ではないかと思われる。















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インド占星術講座(練馬)の結果報告 [2015/12/19]

12月19日(土)13:30~練馬で行われた南アジア文化協会主催のインド占星術講座が無事終了しました。

当初、申込者が少なかったのですが直前に参加者が大幅に増え19名での座学と実習のワークショップとなりました。

実際、西洋占星術も含めて全く初めて占星術の話を聞くという方もおられる中で、前半はジョーティッシュの背景や基礎知識と運命の分析が可能となる仕組みについての話をし、後半で、「惑星と職業」というテーマで、どのような職業に就く可能性があるかをハウスや惑星の絡みから判断する手順についての解説と実習を行い、そして、最後に残り時間が少ない中で、「惑星と教育」「惑星と旅行」といった話に簡単に触れました。

正味3時間半でしたが、やはり時間が足らなくなって、準備していた「惑星と教育」「惑星と旅行」や有名人の事例については、簡単な原則の紹介のみで、ほとんど触れることが出来ずに終わりました。

「自分のホロスコープを読むための最短学習法」というテーマで、ジョーティッシュを最も短時間で理解するための内容を盛り込もうとしましたが、やはり、ジョーティッシュの学習を基礎から応用まで一気にやろうとするには3時間半では足りず、ヴィムショッタリダシャーやトランジットの話は簡単に触れるだけで、ほとんど出来ていません。基礎から応用まで全てを網羅するには6時間や9時間は必要です。

但し、そうして沢山内容を盛り込んだとしても、かなり多くの方が、「支配星」で躓かれるようです。

「支配」と「在住」ということが理解出来ないで終わる方がセミナー終了後にもおられます。

府中とか他の所で、セミナーを開催した際もそこで分からないという方がおられたので、日頃、ジョーティッシュを行っている人間は、当たり前のように行っている支配と在住の分析が、初めて学ぶ方にとっては難しいようです。

実際、私自身も一番最初に習った時は、支配と在住によって、意味が生じるということは理解しないで帰った記憶があります。

後に他の方が支配と在住を使って分析しているのを見て、見よう見まねで理解していったという所が実際です。

やはり、この最初の段階での学習は何度も繰り返して、この占星術特有のロジックやシステムに慣れていくしかないと思います。
多少、学習している人にとっては、分かりやすいセミナーだったのではないかと思います。

実習的な要素も盛り込んだため、参加者同士がコミュニケーションする機会もあり、白熱教室化している感じもあり、非常に良かったと考えております。

この南アジア文化協会さんとのコラボレーションは今後も続けていきたいと思います。

是非、次回もご参加ください。

(当日のセミナーの風景)

photo20151219_001 オープニング

photo20151219_002 オープニング2

photo20151219_003 実習時にて

photo20151219_004 セミナー会場1

photo20151219_006 白熱教室1(実習中)

photo20151219_008 白熱教室2 (実習中)

photo20151219_009 白熱教室3 (実習中)

photo20151219_010 白熱教室4 (実習中)

photo20151219_011 白熱教室5 (実習中)

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photo20151219_013 白熱教室7 (実習中)

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(参加者の感想)

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NPO SACA主催・インド占星術講座のお知らせ

NPO SACA(特定非営利活動法人 南アジア文化協会)さん主催のインド占星術講座を
12月19日(土)に行います。

日時:12月19日(土)13:30~18:00  (13:30開場 13:45開演)
参加費:料金:6,000円(早割料金/5,000円※一週間前までの入金)
会場:「練馬区立区民産業プラザ 研修室2」(練馬駅北口徒歩1分)

前回、開催した「自分のホロスコープを読むための最短学習法」とは若干、内容を変更し、

賞味4時間弱ありますので、基本的なインド占星術の概要を説明した後は、

「惑星と職業」「惑星と旅行」「惑星と学業」との関係といった話を海外の洋書の内容を参考に進めていきます。

当日参加者のチャートをホワイトボード上で使用して実際に公開解読していきますので、もし自分のチャートで、職業運、その他を検証してみたいという方にはよいと思います。

その他、おそらく少人数のイベントになりますので、当日の状況次第で、色々柔軟に対応していきます。

また日頃、学習上の疑問などがある方も講座の後半やイベント後の交流会などで質問して頂けます。

申し込みについては、直接、南アジア文化協会にご連絡下さい。















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川端康成について

先日、川端康成のチャートについて調べていた。

ラグナが射手座で、水星が7室双子座ムリガシラーで自室に在住して、バドラヨーガを形成し、ケートゥと接合している。

過去の事象を調べた結果、このラグナで正しいことが分かった。
ノーベル賞を受賞するような人のチャートは非常に味わい深く個性的である。

分割図も見ていくと非常に個性的でまたチャートが強いことが分かる。
因みに川端康成が生み出す作品の特徴は、特に水星に現れていると思ったのである。

私は以前、読んだことがあるノーベル文学賞の選考対象となった『雪国』という作品について、

再び見返してみた。
それはまさしく強い水星の”見る力”によるものであると思うのである。

然し、水星は見る力は強いが木星のように細かなことに気づかない優しさはないのである。

それは鋭敏であり、無情に現実をありのままにとらえる。

それはジョーティッシュに通じている。
現象界で生きている人間の喜び、怒り、悲しみ、嫉妬、栄光と屈辱、悲哀、人間のうつろい、変化する様相を占星術師はチャートと眼前のクライアントに相対して、それに共感しつつも感情的に没入せずにそれを見るのである。

鋭敏に見るのである。

その惑星やハウス、星座が生み出す絡みから、それらの人間のドラマの様相が占星術師の目に浮かび上がる。

川端康成の出生データを2チャンネルの中にあることは知っていて、チャートを作成したこともあったが、12/2に再び、川端康成のチャートを何気なく調べ始めた。

ダシャーは、金星/ラーフ/ケートゥ/ラーフ/水星(2015/12/1 16:39 ~ 2015/12/3 01:15)だった。

川端康成のチャートは一見すると、それが作家であると断定はしにくいのであるが、結婚したタイミングや海外で有名になったり、ノーベル賞を受賞した時期のダシャーを検討すると、確かに射手座ラグナで正しいのである。

そして、この川端康成のケートゥと接合し、木星からアスペクトされる水星が彼の作品を生み出していることが分かった。

私も水星が双子座に在住し、ケートゥが接合しているので、川端康成が、『雪国』の島村を通して表した無情に研ぎ澄まされた鏡のような知性というものに共感できるし、また理解できるのである。

自室に在住する水星は見るだけで何もしない。しかし、見る力が異常に高まっている。そして、美や醜を鋭く知覚するのである。

そして、それが一種のデカダンス(既成のキリスト教的価値観に懐疑的で退廃的な芸術至上主義)と判定されるのだと思われる。

川端康成の作品にはそれらの異常に高まった水星の力による美や醜への鋭敏な知覚があるのだと思われる。

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西欧の前衛文学を取り入れた新しい感覚の文学を志し「新感覚派」の作家として注目され、詩的、抒情的作品、浅草物、心霊・神秘的作品、少女小説など様々な手法や作風の変遷を見せて「奇術師」の異名を持った。その後は、死や流転のうちに「日本の美」を表現した作品、連歌と前衛が融合した作品など、伝統美、魔界、幽玄、妖美な世界観を確立させ、人間の醜や悪も、非情や孤独も絶望も知り尽くした上で、美や愛への転換を探求した数々の日本文学史に燦然とかがやく名作を遺し、日本文学の最高峰として不動の地位を築いた。日本人として初のノーベル文学賞も受賞し、受賞講演で日本人の死生観や美意識を世界に紹介した。(wikipedia 川端康成より)
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水星は道徳とは関係なく冷静に感情を排除して、現実を分析し、知覚する。

私は全く何も予定せずにプラーナダシャー水星期に川端康成の作品の秘密に導かれた。

それは決して偶然ではなさそうである。















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国際情勢について -秘教的な世界観より-

現在、世界情勢を見ると、アメリカと中国の南シナ海での激突やイスラム国の蛮行とそれに対する空爆、イスラム国のフランスでの同時多発テロなどが起こっている。

そして、フランスはイスラム国への報復爆撃を開始し、ロシアはNATOの一員であるトルコ政府に戦闘機を撃墜されたとしてアメリカを非難し、フランスを同盟国と呼んでいる。

国内では安倍政権がTPPに参加を決定し、インフレ政策を推進し、国民の生活を厳しくしている。また安保法案で戦争が出来る国家に国内でも反対運動が盛り上がるなど、政治状況は緊迫している。

つまり、ナショナリズムや宗教的原理主義が台頭している。

世界の右傾化が進んでいる状況である。

然し、一方で、アジアインフラ投資銀行(AIIB)が中国で提唱され、57カ国が参加を表明している。アメリカの基軸通貨に挑戦する動きが起こっている。そのアジアインフラ投資銀行(AIIB)にはアメリカと日本は参加を保留している。

ヨーロッパはアメリカにロシア制裁を強制される筋合いはないと主張し、中国は米国の米ドル基軸通貨体制に挑戦している。

色々な出来事が起こっているように見えるが、実は、出来事は背後では全く同一のテーマによって貫かれている。

それはアメリカの衰退とアメリカの支配を排除して各国が自己主張するという動きである。

今まではアメリカが絶対的な力で世界を支配してきた。

米ドル基軸通貨体制やIMF、世界銀行体制である。経済的にも軍事的にも世界を支配してきた。

アメリカの支配の中で、巨大な悪が顕現したと言える。

アメリカの単独覇権、第二の植民地政策やドル基軸通貨体制が世界を不幸にしてきたのである。

そのアメリカの影響力が急速に衰えており、ドイツ、ロシア、中国などがアメリカと対等に振る舞いだしている。

中国がアメリカの南シナ海の海洋支配に挑戦し、ロシアや中国が連携してアメリカの覇権に挑戦している。

この状況は田中宇氏がいう多極化の状況である。

何故、多極化が良いのかと言えば、多極化して、世界の国家の力が対等に均衡して来ることで、国連がより重要度を増し、最終的には世界共和国が形成される過程に向かうからである。

どこか一つの国が圧倒的に強く他者を支配している場合には、一国が他国を支配する独裁体制となるだけであり、強いリーダーシップによるトップダウン型の経営が行われる。

その中では、トップに立つものが他者を支配し、残りのものは従属することになる。

この状況は古い時代の魚座がもたらしたトップダウン型の社会であり、全体主義体制である。

この状況の中ではグループ活動という状況は生まれない。

グループ活動というのは水瓶座がもたらす概念である。

西洋占星術の本などを読むと、水瓶座はグループ活動を生み出す星座であることが解説されている。

それは同好会、サークル、友人同士の輪を生み出すのである。

水瓶座は『社会』や『共同体』を生み出す星座である。

従って、国際連合は明らかに水瓶座の影響で出現した国際機関である。

国家の連携により共同経営していく、国家を超越した共同体である。

アメリカが崩壊していく中で、初めて国際連合がより健全な形で形成される可能性が生まれてきたと言える。

因みに何故、今、イスラム国という残酷な殺人を繰り返す野蛮な原理主義者が台頭してきたのか。

イスラム国の最高指導者は、バグダディという人物で元々イラクでアメリカの占領に反対する運動をしていたという。その運動にシリアで多くの人が参加して、最終的にイスラム国を立ち上げた。

つまり、イスラム国は、アメリカが石油欲しさにイラクに侵略し、その結果、イラク国内が無秩序の状態になった中で、過激なナショナリズム、宗教原理を唱える指導者が台頭したということである。

アメリカが第二の植民地政策で資源のある国家を自分たちの言うことを聞く傀儡政権にすげ替えたいためにCIAなどが反政府組織などに武器を提供して訓練してそれでアルカイダが誕生したが、最近の情報によれば、アメリカはシリアのアサド政権を倒すためにこうしたイスラム過激派勢力に武器を提供しているという。

つまり、全てアメリカが戦争の種を撒いているということである。

アメリカが戦争の種を撒き、戦争を起こして、最後に軍産複合体が儲かるのである。

そのような戦争ビジネスを延々とやってきたことの結果である。

因みに今現在、世界情勢を考える時、秘教的な歴史観から考察することにしている。

例えば、私は以前、2009/3/7付『人類の真の歴史について』の中で、アリスベイリーの著作を参考に秘教的な観点から見た人類の歴史について考察した。

そのアリスベイリーが描く秘教的な人類史の中では、アトランティス文明の末期にかつて覚者のグループの中にいて覚者方から教えを受けて力と知識を得た多くの追随者たちが、覚者方の教えから離脱し、覚者方に戦いを挑んだという。

その当時、知識と力を得た人々は富を蓄え、一般の人々とそのような力を持った人々の貧富の格差が今とは比べ物にならないほど拡大したと記されている。

つまり、今現在のアメリカのように従業員と経営者の賃金格差が400倍とかそれ以上に開いた社会を想像してみれば分かる。その社会には巨大な悪と不平等が存在することは間違いないのである。

そのように富と力を得た人々は、元々は覚者方から教えを受けた人々で覚者方の弟子だったり、追随者だったりしたと思われるが、その後、覚者の利他的な教えに背いて離反した人々であったということである。

この2つの勢力の戦いが最高潮に達した時、ハイアラキーが介入して人類文明を一度、終わらせたという。

そして、文明が再興して、第二次世界大戦の時、この古の物質性の勢力と光の勢力の戦いが、再現して、当時の対立する勢力がそれぞれ転生して、当時と同じような役割を演じて、相対峙したそうである。

枢軸国が物質性の勢力側で、連合国が光の勢力側であったということである。

ドイツのヒトラーを通じて物質性の勢力が顕現したことになる。

つまり、物質性の勢力は、民族主義やナショナリズムを通して顕現したということである。
既に前回の記事でも示したように民族主義やナショナリズムというものは蟹座によって顕現するということを実証しているが、蟹座は自己中心的で自己の利益を追求するため、その中に悪が顕現しやすいと思われる。そして、悪によって利用されやすいのである。
そして、大衆は感情的に反応して、その民族指導者やナショナリストに追随し、力を与えるのである。

悪の勢力(物質性の勢力)というものは、ドイツ民族の高揚を目指したヒトラーにおいて顕現したり、アメリカ国民のナショナリズムを鼓舞してイラク戦争を強固に主張したネオコンの中に現れたり、そして、イスラム国の指導者を通じて顕現したり、形や場所を変えて、様々な場所に出現する。

今、アメリカがシリアを倒すためにせっせと原理主義者に武器を提供しているという。

従って、アメリカが渡した武器がイスラム国にも渡っているという。

つまりイスラム国の拡大を招いたのはアメリカの支援があってのものであるという。

第二次世界大戦の時にアメリカの巨大企業やブッシュ大統領の一族などがヒトラーに資金提供をして共産主義に対抗する手段としてこの独裁者を育てたのと構図が似ているのである。

戦後もアメリカの支配者階級が各国の独裁者、麻薬王、そしてイスラム過激派などの右翼勢力に武器や資金を提供して、共産主義に対抗するために協力関係を構築したようである。(引用:『ナチスとアメリカ企業の協力関係』)

つまり、アメリカが民族主義、ナショナリズムの大元であり、アメリカ自体が右翼的な国家であるということを意味している。アメリカに巨大な悪が顕現したというのはこの為である。

そして、今日付けのニュースでは元CIAの人物がニューヨークでテロが起こることを警告している。

物質性の勢力は民族主義やナショナリズムを利用して何とか戦争を起こしたいのである。

そして、戦争になれば戦争によって経済が刺激され、今の軍産複合体の体制やアメリカの優位な状況が継続していく。

そして、アメリカがだめなら中国の南シナ海の人工島を使って戦争を起こそうとする。

世界的な民族主義、ナショナリズムの動きは、利己主義の発現であり、それ自体、悪が培養される要素が潜んでいる。

おそらく今後、起こることはアメリカが衰退し、ヨーロッパやロシアや中国の団結の前に指導力を発揮できなくなり、本来の保守の姿に戻って、うちに引きこもる。
世界の警察になろうとするのではなく、国内問題だけに傾注することになる。

USA_chart
アメリカの建国図でも12室に在住するラーフ期に2018年10月からまもなく移行するため、アメリカは、世界を支配するのをやめて、国内に引きこもることになるのである。

そして、アジアインフラ投資銀行(AIIB)が軌道に乗り、中国が世界経済を牽引するようになり、人民元がIMF特別引き出し権の通貨バスケットの中に入れられて、基軸通貨の一翼を担う。

その後、EUやロシア、中国、そして、大人しくなったアメリカとそれに追従する日本が、国際連合を通じて新世界秩序を創る。その時、アメリカにはもう決定権はない。この段階で地域覇権国の一つになっている。

問題は中国が軍事大国化しないかどうかである。

然し、今の中国の動きは長い間、アメリカに制海権を奪われてきたということもある。

アメリカが衰退して完全に引きこもった場合、中国はそうした行動をとる必要もなくなる可能性がある。

CHINA_chart
中国の建国図でも、2019年9月からマハダシャーが9室支配の水星期に入るため、この水星期からは領土への野心は表現しないようになっていることが予想される。

従って、今、着々と新世界秩序への移行が進行しているのである。

現在の不穏な動きは、物質性の勢力の最後のあがきの状況に思えてくる。

それは、第二次世界大戦の時にはヒトラーを通じて顕現した巨大な悪の力が、つい最近、9.11で、ネオコンを通じて、イラク戦争という形で顕現し、今回は人工島での中国の暴走、あるいは、フランスでの同時多発テロ、あるいは、各国での民族主義、ナショナリズム、新自由主義政策などの全体的な右傾化の中に出現している。

但し、明らかに以前よりもそのスケール感が小規模である。

物質性の勢力は、フランスで同時多発テロが起こって、第三次世界大戦に何とか持ち込みたいのであるが、大衆はそれ程、愚かではなくなっている。

トンキン湾事件、ルシタニア号事件、9.11など、大衆を戦争に引きずり込む手口も分かってきている。

従って、それ程、感情的には反応しない。

結局、今現在、有志連合というものが、イスラム国に空爆をしているが、第二次世界大戦の時に連合国に封じ込まれたドイツのようにイスラム国も、これだけ害を与えている以上、政治上の現実主義、つまりは軍事力行使によって封じ込まれる運命にある。

そして、イスラム国を通じて、世界を戦争に引きずり込もうとした悪の勢力のもくろみやあがきも失敗することが予想される。

そして、そのイスラム国封じ込めではロシアがフランスと同盟を結び、空爆を続けているが、アメリカの影響力は排除されている。

アメリカは、シリアを倒すためにイスラム国に武器を渡しているという。

つまり、イスラム国の過激派に武器を渡しつつ、イスラム国に空爆を行っている。

そのようなでたらめのことをしているアメリカは排除されようとしている。

従って、今、イスラム国に空爆をしている有志連合は、悪が顕現したドイツや枢軸国に勝利した連合国と似ているのである。

この国際情勢を不安定にしている大きな問題を取り除くことで、アメリカを抜きにして各国が協力して取り組んだ後、そうしたつながりから新世界秩序が生まれてくるのではないかと思えるのである。

表面的には今の世界情勢は不安定で、右傾化が進み、これで本当に良い時代がやってくるのか疑問も出てくるが、実際には舞台裏で着実に良い状況が生まれてきている。

政治にそれ程、詳しくないし、個別の事柄を詳しく知っている訳ではないが、今、確認できるニュースから大体に全体的な動きを概観して、上記のように状況を分析している。

現在、物質性の勢力と光の勢力の激突は激しいが、明らかに良い兆候が生まれてきていることが予想されるのである。















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