土曜日に府中市の生涯学習センターでインド占星術講座の第3回目の授業を行ってきました。
参加した方の出生図を配布して、自分のチャートを検証しながら学習していける体験型授業にしたので、
第1回、2回、3回と非常に皆さん真剣で授業に集中してくださいました。
<第3回>
それで、今回は第3回ということで、PACDARESメソッドにおけるP(ポジション)の話をしたのですが、
例えば、第○室の支配星が第○室に在住する時に第○室と第○室の象意が結びつくといった話を説明したのですが、皆さん、中々理解するのに苦労されていたようでした。
何故、こんな簡単なことが分かってもらえないんだろうと思い、何度も説明したのですが、それでも分からない方が何人もいました。
それで、昔、自分が初めて、ジョーティッシュを習った時のことを思い出しました。
考えてみると、私が初めて習った時には講師が言っていることの意味が何が何だか訳が分からず、
ハウスとか支配星とか全く理解できなかったことを思い出しました。
考えてみると、最初はそんなものなのです。
そして、その後、暫く学習を重ねても意味がまだ分からずじまいで、最終的に分かるようになったのは、
実際にネットで鑑定している人たちがどのように解釈しているかを見てからでした。
そして、見よう見まねで鑑定をしてみて、それで分かるようになっていったのです。
ですから、ジョーティッシュを初めて習って何を言っていたのか分からなくても全く大丈夫です。
今でこそ、当たり前のようにナヴァムシャのラグナとか、ラグナがナクシャトラの第○パーダであるとか
書いてますが、最初はかなりひどかったことを思い出しました。
ですから地道に続けていくと、ある時から分かるようになります。
<第1回>
確かに才能のあるなしや適性などがないとは言いませんが、占星術的な論理や考え方などは初めて体験する人は戸惑うということは、今回、私の昔の体験を思い出して、改めて再認識しました。
講師をやっていて直面することは、ジョーティッシュの基礎知識を習得する上で、知っておかなければならない知識の量がかなりあるので、教えても教えてもまだ教えていなかったことが後から湧き出してくることです。
あれも教えていなかった、あれを前提知識として教えていないと、このことが分からないということで、あわててその前提知識の説明をすると、また更に教えなければならない前提知識があったりします。
始めから話す順番などを周到に計画していないとあわてふためくことになります。
今回、言いたかったのは、とにかくジョーティッシュを初めて学習する人は、最初は全然分からなくてもそれは普通のことであるということです。
府中市生涯学習センターは東府中駅から歩いていくと自衛隊の府中駐屯地と森林を抜けた所にたたずんでいる非常によい環境の施設です。
7月から横浜の高島町で、全8回シリーズのジョーティッシュアカデミー・インド占星術マスターコースを行います。
もし宜しければどうぞご参加下さい。
秀吉
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