
ビル・ゲイツが長年、共同で、ビル&メリンダ・ゲイツ財団を運営してきたメリンダ・ゲイツと離婚することを発表した。
ビル・ゲイツ氏が離婚 結婚27年「共に成長できると思えない」 2021.5.4 08:29 産経新聞 米IT大手マイクロソフト(MS)創業者で大富豪として知られるビル・ゲイツ氏(65)は3日、妻メリンダさんとの離婚を明らかにした。2人は同じ文章をツイッターに投稿し、「人生の次の段階で夫婦として共に成長できるとは思えなかった」として、27年の結婚生活を終えると述べた。 ゲイツ氏とメリンダさんが共同で設立した慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」の活動は今後も協力して行うとしている。 ゲイツ氏は2000年にMSの最高経営責任者(CEO)を退任。20年に公衆衛生や気候変動問題などの慈善活動に専念するとして取締役も退いた。米誌フォーブスで1995年から13年連続で世界一の富豪に選ばれ、21年版でも4位となっている。(共同) |
そもそもビル・ゲイツの出生データは、アストロデータバンクでは、「1955年10月28日 22:00 ワシントン州シアトル」と記載されている。
この出生時間で、チャートを作成すると、ラグナが蟹座ラグナになる。
私は以前、日本MAセンター主催のプラサナン・ヘルケ氏のセミナーに参加した時には、ビル・ゲイツのラグナが蟹座ラグナに設定されていた。
おそらく、アストロデータバンクの出生時間22:00で、素直にチャートを作成した結果なのだろうと思われる。
当時、プラサナン氏は、ビル・ゲイツは、マハダシャー月期に移行してから、ビル&メリンダゲイツ財団を設立して、慈善活動に取り組んでいるので、ラグナロードの月は9室(奉仕、慈善)に在住しているので、それで正しいと思われるといったロジックを展開していたのを覚えている。
然し、陰謀論的な観点では、ビル・ゲイツは何故、発展途上国で、井戸を掘ったりといった安上がりで効果的な奉仕活動ではなく、製薬会社と提携して、発展途上国で、予接種ばかり行っているのか、世界の人口が増大し過ぎることを心配して、アフリカで、人類を減らす為の実験を行っているのではないかといった疑惑まで存在する。
実際、ビル・ゲイツはノルウェーのスピッツベルゲン島に「世界の終末」に備えた種子貯蔵庫を設立している。
人類が核戦争などで滅亡した後に保存した種苗で、人類や生物を復活させようと考えている。
ビルゲイツは、有り余る富を蓄積した人間に特有な自分の富が存続できるかどうかといった不安や心配を抱えている。
その結果が、双子座ラグナに特有な両建て的な態度、もし万が一、人類が滅亡する事態に陥った場合の対策を行っている。
そうした観点からすると、双子座ラグナで2室支配の月が10室に在住している配置で納得できるのである。

2室の支配星が10室に在住する配置は、両方ともアルタハウス(富の蓄積)であり、お金を稼ぐ行為を意味している。
ビル・ゲイツが行なっているアフリカの病気の根絶のための予防接種などの活動は、実際には、ビジネスであり、製薬会社の過剰な在庫を処分したり、新薬を実験する場であり、製薬会社を富ませる行為であって、巡り巡って株主であるビル・ゲイツ自身の利益になる行為であり、決して、慈善活動などではない。
そうした観点から考えると、双子座ラグナで正しいのではないかといったことを以前、ブログで論じたことがある。
そうした観点は置いておいて、何故、ビル・ゲイツが双子座ラグナなのかと言えば、デリーのBVB(バラーティアヴィディアヴァヴァン)で、ビル・ゲイツは常に双子座ラグナで扱われているからである。
ジョーティッシュが日本で実践されるようになった頃にBVBで出版した書籍に掲載されているビル・ゲイツの事例が、全て双子座ラグナになっている。
それで私たちは、ビル・ゲイツは、双子座ラグナという認識を受け入れている。
然し、ビル・ゲイツが双子座ラグナであるということは直観的に受け入れられることである。
何故なら、Windowsという作品、創作物(5室)を世に送り出したと考えると、5室に惑星が集中して、金星と土星がムーラトリコーナや高揚の座にあるということで、単純に納得できるからである。
インドゥーラグナ
因みに富が得られるかどうかを見る為のインドゥーラグナという技法によれば、双子座ラグナの場合は、インドゥーラグナは乙女座になり、そこには、水星が定座に在住して、バドラヨーガを形成し、火星が在住し、月がアスペクトして、チャンドラマンガラヨーガを形成している。
またインドゥーラグナは吉星によって挟まれており、シューバカルタリヨーガ、あるいは、シューバサンキャヨーガを形成している。
インドゥーラグナである乙女座から見て財産を表わす2室に太陽、金星、土星が惑星集中し、しかも星位も強く強力な配置である。
特にインドゥーラグナ自体に惑星が在住したり、アスペクトしたり、あるいは、インドゥーラグナから見て、2室や11室やケンドラに惑星が在住していることが、富の条件である。
これがもしビル・ゲイツが蟹座ラグナである場合、インドゥーラグナは、双子座になり、双子座には惑星は在住もアスペクトもしていない。
双子座から見たトリコーナの5室に太陽、金星、土星が集中して、11室にアスペクトしている為、それが富の条件と考えることが出来るが、インドゥーラグナ自体に惑星の在住やアスペクトがないことを考えると、若干、乙女座の方に分があるように思える。
ビル・ゲイツ離婚のロジック
今回、ビル・ゲイツが、離婚したことは、やはり双子座ラグナである方がより理解しやすい。
ビル・ゲイツは、マハダシャー月期に移行した直後にビル&メリンダ財団を設立し、彼が言う所の慈善活動に取り組み始めた。

パートナーの7室をラグナとすると、月は8室(パートナーのお金)の支配星であり、メリンダ夫人もビルゲイツの資産を使って、その慈善活動に精力的に取り組んだことを意味している。
あるいは、メリンダ夫人はビルゲイツの資産で、何不自由ない暮らしをしたことを意味している。
然し、2018年9月5日からビルゲイツは、マハダシャー火星期に移行しており、火星は6、11室の支配でラグナロードの水星を傷つけ、また7室や2室支配の月にもアスペクトして傷つけている。
従って、火星は、パートナー関係や結婚生活の破壊者である。
ちょうど4室から7室にアスペクトする火星は、クジャドーシャであり、結婚や結婚生活に問題をもたらす配置である。
従って、「人生の次の段階で夫婦として共に成長できるとは思えなかった」といった辛辣な発言となっているのである。
火星は6室の支配星である為、相手を格下の存在として見下す傾向を示し、また相手が去っていく配置でもある。
つまり、簡単に言えば、6室の支配星である火星期は、離婚を意味している。
トランジット
また現在、トランジットの土星と木星は、それぞれ山羊座と水瓶座から天秤座にアスペクトして、天秤座にダブルトランジットが生じているが、天秤座には、8室の支配星、12室の支配星、3室の支配星など在住している。従って、これらのハウスにもダブルトランジットが生じている。
12室は別離のハウスであり、8室は行き詰まり、三角関係などを表わすハウスであり、パートナー関係が変化することを意味している。
また月から見ると、6室支配の太陽、3、8室支配の金星、11、12室支配の土星などにもダブルトランジットしている為、従って、離婚のタイミングなのである。
ビル・ゲイツの離婚を報じる動画に相続税対策の為に離婚したのではないかといったコメントが付いていたが、そうではなく本当に心境に変化が生じて離婚に至ったと言える。
離婚のカルマが正確に予定調和的に発芽した結果である。
ナヴァムシャのラグナ
ジャーナルオブアストロロジーの2007年8月6日付の記事によれば、シュリ・K.N.ラオは、ビル・ゲイツのラグナを双子座26°57’で、ヴァルゴッタマ、つまり、ナヴァムシャも双子座ラグナに設定しているようである。
BILL GATES KN RAO 2007年8月6日、午後2時3分 ゲート・クラッシュ 私がインドのインターネット新聞Rediff on the Netに執筆していた1997年2月、私はビル・ゲイツについてこのように書いた。そのビル・ゲイツ氏が起こした事件で、NY証券取引所が大暴落しているのです。もともと米国の占星術師が10月20日のホロスコープを使っていたのですが、その後、マイクロソフトに関する小さな本で手に入れた10月28日が正しいと教えてくれました。さらにいくつかの出来事を知った後、彼のラグナの度数を26°57′ vargottamaとしました。もし、私の出生地がワシントン州シアトルであれば、出生時刻は変わりますか?K.N.Rao 1997年4月の予言は クリスタルボール/K.N.Rao ビル・ゲイツは世界で最も裕福な男ではなくなる。 1997年2月は、デーブ・ゴウダ政権にとって占星術的には良い月だった。P.チダンバラム蔵相と彼の先見性のある予算は、連立与党のイメージアップに大きく貢献した。 しかし、Chidambaram氏の予算に盛り込まれた改革の多くを20年以上にわたって提言してきたICSの故Bhoothalingam氏のことは誰も覚えていないようです。 通信、新聞、旅に関しては、今月は奇妙な出来事が多い月になりました。パキスタンで起きた列車事故は、インドでの同様の事故に備える必要性を私たちに教えてくれます。…… しかし、ゲイツ氏は本当にインドへの投資に興味があるのだろうか? この質問は、占星術で調べることができますが、確実な答えはありません。あるアメリカ人の友人は、ゲイツ氏に関する占星術の記事の中で、1955年10月20日午後9時55分を正しい時刻と生年月日として使っていました。私にはそれが正しいとは思えませんでした。その後、1955年10月28日という別の日付を目にしました。 1992年から1995年の間に結婚していること、父親が弁護士であること、という2つの事象を見つけました。ゲイツ氏は、1994年1月1日に元マイクロソフトのプロダクトマネージャーであるメリンダ・フレンチ氏と結婚している)という2つの事象が確認できた。 さらに、現在の期間は、彼の両親、特に父親にとって好ましいものではありません。そこで、インドのコンピュータ文化の発展に向けた彼の投資の有効性について考えてみる。少なくとも、インドの若い人たちに活力を与えることになるだろう。 私が作成しているホロスコープが正しければ、彼は国内外の政府と喧嘩をすることになるでしょう。優雅で物腰の柔らかいゲイツ氏は、確実に自分を主張するだろう。1997年10月以降、外国への莫大な投資が現実のものとなりますが、病気や家族の悲劇で精神的な影響を受けることになります。 ゲイツはあと4年間、コンピューターの世界を支配するだろう。しかし、1999年以降、彼は多くの戦いに敗れ、2年間の損失を被り、世界で最も裕福な男という評価を失うことになる。 |
それを論じる文の中で、1994年1月1日に元マイクロソフトのプロダクトマネージャーであるメリンダ・フレンチと結婚しているという情報を重視している。
1994年1月1日は、金星/木星期である。
双子座ラグナであれば、金星はナヴァムシャのラグナに在住し、そして木星は7室の支配星となる。
従って、結婚のタイミングとして理解できる。
マハダシャー月期は、2室の支配星で6室で減衰している為、無償のサービスをした期間として理解はできる。
そして、今回、2018年9月以降、マハダシャー火星期に移行した為、出生図と同様、火星は6、11室の支配星である為、それで離婚したということが納得できる。
金星や木星のマハダシャーやアンタルダシャーの時期に結婚し、火星のマハダシャーの時期に離婚したということを説明するには、やはり、ナヴァムシャのラグナは、双子座ラグナが妥当である。

また双子座ラグナに設定する場合、11室の支配星がラグナで5室や9室の支配星とコンジャンクトすることで、11室が非常に強い状態になるが、ビルゲイツは巨額の富を築くと共に英国の王室から名誉騎士、日本からは旭日大綬章、シルバー・バッファロー章、アメリカ国家技術賞、メアリー・ウッダード・ラスカー公益事業賞、大統領自由勲章など、数々の称号を得ていることから、11室が強くなければならない。
双子座ラグナはそのことを説明する配置である。
またビルゲイツは、マイクロソフトの事業で得た収益よりもその後、株式市場で、その富を運用して得た富の方が莫大に大きく、それはナヴァムシャの双子座(ウォール街)で、金星、火星、土星がダナヨーガを形成している為であると分かる。
このダナヨーガは、木星と水星に挟まれており、シューバカルタリヨーガ、またシューバサンキャヨーガを形成し、この富の配置を更に強化している。
現在、火星/土星期であり、アンタルダシャーの土星はラグナから見た8室の支配星で、月から見た11、12室の支配星である。
11室は6室から見た6室目のハウスであり、6室(離婚)の本質のハウスである。
また12室は別離のハウスであり、7室から見た離婚の6室である。
従って、月から見た11、12室支配の土星期とは、離婚が生じやすい時期である。

土星は、ナヴァムシャでは8室の支配星であり、6室支配の火星とラグナでコンジャンクトして、6-8の絡みを生じている。
つまり、マハダシャーロードの火星とアンタルダシャーロードの土星がナヴァムシャのテーマ(結婚)を象徴するラグナで、6-8の絡みを生じているのである。
これは、ビル・ゲイツとメリンダの不仲を決定するような致命的な意見の不一致、不調和が生じたことを意味している。
それで、「人生の次の段階で夫婦として共に成長できるとは思えなかった」という発言になったのである。
この発言自体は、非常に辛辣なものだが、このような発言にならざるを得なかったのだと思われる。
ビル・ゲイツの今
因みにビルゲイツはマハダシャー火星期において全く平穏な日々を送れていない状況ではないかと思われる。
今回のコロナ騒動について、ビルゲイツは、事前にパンデミックを予想するような発言をしていた為、今回のコロナはビルゲイツが仕組んだものだとする意見が存在する。
その真偽はともかく、そういう意見が存在すること自体には注目した方がよいと思われる。
ビルゲイツは批判を浴びることが多く、全く人気がない人物である。

また4室は、喜びのハウスであり、自分のプライベートの平安や住まいを表わすが、この4室に6、11室支配の火星が在住して傷つけている。
これは一体、何を意味しているかである。
因みにダライ・ラマのチャートも双子座ラグナで、4室に6、11室支配の火星が在住しているが、この配置が、自分の住まいであるチベットの宮殿に中国人民解放軍が攻め込んで来て、自分の母国を捨てて、インドの辺境の地に逃げなければならなかった配置である。
ビル・ゲイツのチャートの4室にもこの配置がある為、マハダシャー火星期には似たような出来事が起こるのではないかと考えられる。
少なくともビル・ゲイツはこれまでのようにアフリカの発展途上国の貧困や病気を解決するといった活動を行なう余裕はなくなったと考えられる。
火星は、ナヴァムシャでは、6、11室支配でラグナで、ダナヨーガを形成している所を見ると、より収益を目的にアグレッシブに活動せざるを得なくなったのではないかと考えられる。

ツイッターでビルゲイツと検索すると、人工的な蚊をオーストラリアで放ち、新たな感染を起こすのではないか、など
ビルゲイツ本人もオーストラリアで感染が起こると発言をしていますが
インド占星術だと、現在のビルゲイツについて、どういった解釈になると思われますか?