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オープンAIのCEO サム・アルトマン解任される -ChatGPTの開発を巡る内紛劇-【更新】

2023 11/23


ChatGPT生みの親・オープンAIのサム・アルトマン氏が取締役会から解任されたとニュースが伝えている。


このニュースに大変驚いたが、一体どういったことなのか、非常に奇妙に思った。


というのは、サム・アルトマンのチャートを見ると、現在は、マハダシャー木星期に入ったばかりで、非常にキャリア上の上昇期にあるからである。


しかし、この上昇は一見、非常にトリッキーなものである。





木星期は7、10室支配で8室で減衰しており、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮する配置であり、また減衰する木星のディスポジターが木星にアスペクトしたり、また月から見たケンドラに在住していることで、ニーチャバンガ・ラージャヨーガの条件を満たしている。


月から見ても木星は8室の支配星で9室で減衰しており、これもパラシャラの例外則が働く余地がある。


通常は10室の支配星が8室に在住し、8室の支配星からアスペクトされている為、突然、キャリアが中断したり、キャリア的に行き詰まるという配置である。





木星はナヴァムシャでは、10室の支配星で、9室支配の土星と共に2室蟹座に在住して、9-10のラージャヨーガを形成している。





またダシャムシャ(D10)では、木星はラグナで、ハンサヨーガを形成し、減衰する水星と高揚する金星と共にあって強力である。



減衰する水星は、高揚する金星とコンジャンクトしたり、ディスポジターである木星とコンジャンクトすることで、ニーチャバンガしている為、ニーチャバンガラージャヨーガと接続しているハンサヨーガの木星である。



これがラグナで形成している為、キャリア上の上昇期であることは全く間違いないのである。



但し、出生図で、ニーチャバンガやパラシャラの例外則が形成されていることを考えると、サム・アルトマンのキャリア上の上昇は、最初は苦労するが最終的な結果は良くなるといった形になるような非常に悪運の強いものとなるはずである。



この場合、10室と8室の絡みが重要であり、8室の支配星が減衰することで、8室の中断の象意が有利な形で、働くことを示唆している。



これについては後で述べるが、ニュース記事を見ていて気づいたのは、サム・アルトマンは、マイクロソフトからの資金協力を得た上で、どんどん営利を追求していきたいと考えていたということである。



オープンAI社は、非営利の団体であり、元々はAIの健全な開発を監視する為の組織であった。



サム・アルトマンは、そうした団体の長として、公には「AIの開発には規制が必要である」とか、「AIによってもたらされる利益を人類に公平に分配することが重要である」といったリベラルで、共産主義的な発言を繰り返してきた。


そうした発言は、オープンAIの他の取締役たちの思想や考えが反映されたものであったということである。



例えば、サム・アルトマンの解任を主導したイリヤ・サツキバー氏は、ソビエトで生まれ、イスラエルで育ち、カナダのトロント大学で、AIの世界的な権威として知られるジェフリー・ヒントン博士の下で、研究を重ね、AIの機械学習の専門家として知られる人物である。




*イリヤ・サツキバー氏




*左から3人目が、グレッグ・ブロックマン氏



師匠のジェフリー・ヒントン博士は、グーグルでAIの製品開発に携わっていたが、警告のためグーグルを退社した人物である。





つまり、AIの危険性を深く懸念する人物の門下生である為、営利よりも安全性を重視し、営利先行で開発を進めて取り返しのつかない状況にならないように規制する立場である。



私の推測では、これらの非営利のオープンAIの取締役は、皆、水瓶座の象意を帯びた人々で、リベラルで、過剰に規制をする慎重なタイプであったと考えられる。




資金繰りに苦労し、そして、マイクロソフトの資金を導入して、どんどん開発を進めたいサム・アルトマンとしては、そうした非営利の取締役たちの態度が、非常に窮屈になったと考えられる。







何故なら、サム・アルトマンのチャートを見ると、10室魚座に水星、金星が在住しており、特に創造性の5室の支配星が10室魚座で高揚している。



ナヴァムシャでも10室支配の木星が、水の星座である蟹座で高揚し、土星とコンジャンクトして、水の星座の影響を強く受けている。



つまり、リバータリアン的で、資本主義的な水の星座の影響を強く受けている。



開発を独断専行で、どんどん進めていきたいと考えているのである。



一々、取締役会の生真面目な綿々と、会議や話し合いなどをしているのは面倒である為、これらの面々に相談するプロセスをすっ飛ばしたに違いない。



あるいは、一部、情報を隠蔽して、自分に賛同する一部のメンバー(例えば、グレッグ・ブロックマン氏)と、独断で開発を進めたのである。



そうしたサム・アルトマンの経営姿勢に対して、イリヤ・サツキバー氏をはじめとする他の非営利の取締役たちが、意義を唱え、サム・アルトマンの解任動議を唱えたということである。



それは、「オープンAI」がアルトマンCEOの退任を発表した時の声明文を読めば分かる。



「アルトマン氏の退任は取締役会の検討プロセスを経たもので、取締役会との意思疎通において一貫して率直さを欠き、取締役会の責任遂行を妨げたとの結論にたった。取締役会は、アルトマン氏がオープンAIを率いる能力に確信をもてない」


サム・アルトマンが、取締役会の面々と、率直にコミュニケーションしなかったことを非難する内容で、つまり、サム・アルトマンがこれらの面々との意思疎通が面倒であると感じていたことを意味する。




私も魚座が強く、蟹座も強いため、よく分かるのだが、リバータリアン(自由至上主義者)が、水瓶座の規制好きな人々と会議をすることは耐え難い苦痛をもよおすものである。



つまり、オープンAIは非営利団体であるだけに営利を追求せず、安全面の重視という保守的な取り組みをする退屈な人々で構成されており、かなり、リベラルの美徳よりもリベラルの欠点を露呈した人々ではなかったかと思われる。



サム・アルトマンと共に取締役のグレッグ・ブロックマンも解任されており、おそらくは、この2人(サムアルトマンと グレッグ・ブロックマン)が他の取締役たちによく相談せずにどんどん独断で開発を進めたのではないかということである。



サム・アルトマンがマイクロソフトの出資によって設立した会社の従業員たちは、安全などよりもむしろAIの性能面の向上や営利を追求していきたいと考えていたのであり、サムアルトマンの解任に反対して、CEOへの復帰を求める署名を募り、9割の社員が、これに賛同したと伝えられている。



「オープンAI」元CEO “復帰しなければ退社” 社員9割超が署名
2023年11月21日 11時01分 NHK

生成AIのChatGPTを開発したアメリカのベンチャー企業「オープンAI」のCEOだったサム・アルトマン氏が事実上解任されたことをめぐり、アメリカのメディアは全体の9割を超える社員がアルトマン氏が復帰しなければ退社するなどとする会社宛ての書簡に署名したと報じました。

生成AIのChatGPTを開発した「オープンAI」は先週17日、CEOだったサム・アルトマン氏の退任を発表し、事実上の解任とみられています。

アルトマン氏はその後、IT大手のマイクロソフトに入社することが明らかになっていますが、アメリカのメディアは20日、「オープンAI」のおよそ770人いる社員のうち、全体の9割を超える700人以上の社員が会社宛ての書簡に署名したと報じました。

書簡ではアルトマン氏の会社への復帰とともに、すべての取締役の辞任を求めていて、認められなければ退社し、マイクロソフトに入社するアルトマン氏のもとで働く可能性があるなどとしています。

書簡にはアルトマン氏に退任を知らせたとされる取締役の1人、イリヤ・サツキバー氏も署名しているということです。イリヤ・サツキバー氏は20日、旧ツイッターの「X」に「取締役会の行動に参加したことを深く後悔しています」と退任の決定に加わった自身の行動を悔いるようなコメントをつづっています。その上で、「オープンAIを傷つけるつもりはまったくありませんでした。私は、私たちがともに築いてきたすべてを愛しています。会社を再結成するためにできることはすべてやります」と投稿しました。

アルトマン氏は2015年にイーロン・マスク氏らとともにオープンAIを設立し、去年11月にサービスを開始したChatGPTは質問を入力すると自然な文章で回答を作成できるとして世界で急速に利用が広がっています。

退任の背景にはアルトマン氏が生成AIのサービスを急速に拡大していたことと製品の安全性をめぐり社内で内紛があった可能性が伝えられていて、会社側の対応に関心が集まっています。

米メディア “暫定CEOにエメット・シア氏”
アメリカのメディアはオープンAIの新たな暫定CEOにアメリカの動画配信サイト「Twitch」を運営する会社を経営していたことで知られるエメット・シア氏が就任したと伝えています。

シア氏も20日、旧ツイッターの「X」に、オープンAIから暫定CEOの打診を受け、引き受けたと投稿しました。

この中で、シア氏は「アルトマン氏の退任をめぐる経緯やコミュニケーションは非常にひどいもので信頼を著しく損なった」として今回の退任の経緯を調べるため今後、30日以内に独立した調査員を雇って報告書をまとめる意向を示しました。


社員たちは、そうした安全面を重視する頭の固い取締役たちよりも、冒険的で、ワクワクさせてくれるサム・アルトマンについて行きたいと思ったのである。




そうした従業員たちの反対署名の動きに対して、あわてふためいたのが、サム・アルトマンの解任を主導したイリヤ・サツキバー氏自身であり、奇妙なことに自分で、サム・アルトマンを解任しておいて、サム・アルトマンにCEOへの復帰を求める書名にサインをしているのである。




こうしたサム・アルトマンの解任への動きに対して、いち早く、マイクロソフトが、リクルートを行い、サム・アルトマンとグレッグ・ブロックマン氏のマイクロソフト社への入社が決定した。




つまり、マイクロソフト社としては、規制などは関係なしにどんどんAIの機能向上を実現していきたいのであり、そのことで営利を追求したいのである。




その為にマイクロソフトは、オープンAIに巨額の出資をしたのだが、リベラルで頭の固い連中が、安全面の配慮から開発に規制をして、推進力を削いでくることに辟易していた。




困ったのは、イリヤ・サツキバー氏であり、もし従業員たちの9割が、皆、サム・アルトマンについていき、オープンAIを辞めて、マイクロソフトの下で、仕事をすることを選択する場合、技術や知識を持った従業員たちがいなくなってしまい、オープンAIはもぬけの殻になってしまう。



従業員たち9割のサムアルトマンのCEO復帰を求める署名の嵐に直面して、イリヤ・サツキバー氏は、あわてふためいて自らもサム・アルトマンを呼び戻そうとしたのである。




つまり、今回のオープンAIのサムアルトマンCEO解任動議は、リベラル派のぶざまな失態を露呈したものである。



安全面への配慮などといった非営利でリベラルで、コンプライアンスを重視する態度によって、従業員たちにそっぽを向かれ、自分たちの墓穴を掘ってしまったのである。



安全面ばかり言うことによって、AIの性能面の向上という前人未到の冒険を行いたい、冒険精神に富んだ従業員たちは、皆、退屈なリベラル派を見放したのである。




サム・アルトマンもグレッグ・ブロックマンも従業員たちもマイクロソフトの資本を使って、どんどんAIを開発して、性能面を向上させ、ライバルたちとの競争に勝って、営利も上げたいと思っていたのである。





安全面の過剰な配慮が、AIの進歩を鈍化させる


私もChatGPTを翻訳などで使っているが、最近、気づいたのは、何か翻訳しようとする文章の中に暴力的であったり、性的な表現があると、ChatGPTがエラーを起こして、結果を返さないという事態に何度も直面している。



翻訳しようとする文章が、過去の歴史上の事件や犯罪などを扱っている場合、そこには暴力や性的な表現などが付きものであり、それらを翻訳した時にエラーが出るのでは、使いにくいことこの上ない。



私自身が、最近、ChatGPTの安全面を過剰に配慮した機能のせいで、作業効率が妨げられ、非常に困惑することが何度もあった。



そんな矢先の出来事であった為にやはり、ChatGPT内部で、何か開発の方向性についての方針で衝突があったということは、非常に理解できることであった。



オープンAIのChatGPTが方針について揉めている間にライバル社は、「Cloude 2」というLLM(大規模言語モデル)をリリースし、ChatGPTの性能を上回ると盛んに宣伝している。



使ってみたが、非常に高性能で使いやすいのは確かである。



オープンAIは、安全面の配慮などといったお役所的なことを言っている間にライバル社に瞬く間に技術的に追い抜かれていくことは間違いないのである。



現にこうした「Cloude 2」といったものがリリースされてきたこと自体が、それを物語っている。



オープンAI社は、ChatGPTをリリースした時点で、ぶっちぎりの一番であったにも関わらず、非営利団体で、保守的で、安全面の配慮といったコンプライアンスを重視して、もたついている間にライバルに追いつかれたのである。



これはオープンAIのリベラルで、利益追求をしないなどといった綺麗ごとを述べている取締役たちの失態である。





サム・アルトマンの二重否定による躍進 -ニーチャバンガラージャヨーガとパラシャラの例外則など




ここでサム・アルトマンのチャートに戻るが、サム・アルトマンの木星は、出生図で、ニーチャバンガラージャヨーガやパラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮する配置がある。







特に木星が8室で減衰していること、また月から見て8室支配の木星が減衰していることは、一見、今回のようなCEOを解任されるという形で、キャリアが行き詰まったのであるが、逆にマイクロソフトにリクルートされて、長いものに巻かれる形で、棚から牡丹餅的に新たに有望なポジションを獲得したことを意味している。



サム・アルトマンは、マイクロソフトで、グレッグ・ブロックマンと共にいくらでも資金提供するから思う存分、AIの研究開発を進めて欲しいと出資者からのお墨付きを得たのである。



オープンAIの社員達は、9割方、サム・アルトマンについていき、オープンAIを辞めて、AIの研究開発をしたいと表明している。




無様なのは、イリヤ・サツキバー氏をはじめとする他の非営利の取締役たちである。



彼らは墓穴を掘り、これから資金も人材も失って、最終的には、サム・アルトマンやマイクロソフトに頭を下げて、支援を要請しなければならない。



マイクロソフトとしては、サム・アルトマンや、グレッグ・ブロックマンといった優秀な人材を得て、こうした人材が、新たにAI研究部門を立ち上げてくれるため、オープンAIがこけた時の保険をかけることが出来た。



オープンAIが、マイクロソフトの思惑通りに動かない時でも、保険があれば安心である。




イリヤ・サツキバー氏は、今回の事態はかなり計算違いで、彼らはおそらく、マイクロソフトの資本の影響で、営利の追求を要請される微妙な立場にいたはずである。



サム・アルトマン氏をCEOから追放したことで、自分たちの基盤を脆弱にし、返って、サム・アルトマン氏をマイクロソフトに引き抜かれて、マイクロソフトの影響力を強化してしまったのである。



これは、イリヤ・サツキバー氏にとって大きな誤算であったに違いないのである。






リベラル派(社会主義)と営利追求派(資本主義)との内部闘争



ということで、今回のサム・アルトマンCEOの解任劇は、リベラル派(社会主義)と営利追求派(資本主義)との内部闘争劇であり、魚座と水瓶座の勢力の対立を表わしていた。




内部紛争劇といっても、オープンAIの中の数名の取締役の仲間内での争いごとであり、内輪の揉め事である。




しかし、人類の未来を左右するAIを開発する会社内の出来事である為、ニュースとして伝えられると、大きな内部紛争劇のように感じられる。




現在、水瓶座には、土星がトランジットしているだけで、木星の影響がないため、水瓶座のコンプライアンス、安全面の配慮といった公益的な観点が、否定的に働いてしまうのである。




土星はしばしば制限をかけ、重苦しさを与え、過剰に石橋を叩いて渡る為、規制やルールで人々をがんじがらめにしてしまう。




そうした水瓶座の否定的な面というものは、かつてソビエト連邦や東欧の共産主義諸国の中で生じたが、過剰な規制やルール、平等の強制、監視などで、人々が窒息してしまうのである。




土星だけが水瓶座をトランジットする今は、そうしたリベラル派(共産主義派)の否定的な側面、水瓶座の負の面が顕現する時期である。





サム・アルトマンの「電撃解任」を決断した4人の取締役



因みにForbes JAPANの2023/11/20付の記事「OpenAIサム・アルトマンの「電撃解任」を決断した4人の取締役」(文末の参考資料を参照)によれば、サム・アルトマンの解任を決議したのは、以下の4人の取締役だという。

一人は、アダム・ダンジェロで、事業を拡大することよりも世界のために良いことをすることをオープンAIのミッションとして考えるような理想主義者である。


もう一人は、ターシャ・マコーリーで、米国のシンクタンクのランド研究所で非常勤の上級経営科学者を務めている人物だが、哲学者のピーター・シンガーらが提唱した「効果的利他主義(Effective Altruism)」の運動にも関わっており、英国の慈善団体Centre for Effective Altruism の母体であるEffective Ventures Foundationの理事会メンバーであるという。

もう一人は、既に上述したイリヤ・サツケバーで、グーグルに抗議して辞めたAI学者のジェフリー・ヒントン氏の弟子で、師匠に習って、AIの安全面を重視する人物である。


最後の一人は、ヘレン・トナーで、ジョージタウン大学の安全保障・新技術センター(CSET)のディレクターで、AIの安全について考えることが役割であるという。


トナーは2023年6月に「中国のAIの実力という幻想」と題した共著のエッセイをフォーリン・アフェアーズ誌に寄稿し、アルトマンが引用した米上院の証言に反論するかたちで、2国間の競争において規制が米国を減速させることはないと主張した人物である。


このように見て来ると、オープンAIのこの4人の人物は、明らかに営利の追求やAIの機能面の進歩よりも安全性を重視し、その為には、規制をかけていく必要があると考えている。


最後のヘレン・トナー氏は、中国にAIの技術力で追い抜かれることはなく、中国との競争に勝つことよりもAIの安全面を優先して規制をかけるべきだと主張している。



これらの人々は、皆、水瓶座的な観点で、人類の長期的な未来の繁栄のためにAIの危険性を考慮し、安全面を重視しなければならないと唱える非常に真面目な人々である。


例えば、最初の一人目のアダム・ダンジェロは、株主としての利益よりも世界のために良いことをすることが、オープンAIのミッションだと考えるような欲のない人物である。



こうした人々は、かなり水瓶座的な冷静さと成熟を備えた人々で、人類全体の利益を考えているという点で、視野も広い。



そうした人々が、アルトマンは、マイクロソフトの資本の力に毒されて、安全面よりも営利を優先していると判断したのかもしれない。



しかし、アメリカは資本主義と欲望が渦巻く国家である。



サム・アルトマンや従業員、そして、資本家であるマイクロソフトの方が、今回の騒動の勝利者に見える。



最大の勝利は、従業員たちが、皆、サム・アルトマンや、グレッグ・ブロックマンについて行こうとしている点である。



いくらこれらの人々が、欲のない人々で、地球全体の福利を考えているとしても、土星だけが水瓶座をトランジットする状況下では、毒々しい規制や制限、重苦しさとして、響くだけのようである。




【2023/11/22追記】

結局、11/22付けのニュースによれば、サム・アルトマンがOpenAIに復帰した模様である。

【速報】サム・アルトマンがOpenAIに復帰、解任劇は異例の決着へ
2023.11.22 WIRED

OpenAIを追われたサム・アルトマンが、CEOとして復帰することが明らかになった。突然の追放からマイクロソフトへの移籍を経たドラマチックな解任劇は、異例の決着を迎えたことになる。
テック史上に残る異例の解任劇は、サム・アルトマンのOpenAIへの復帰で幕を閉じることになった。取締役会から“追放”されたアルトマンを再び最高経営責任者(CEO)に迎える「基本合意に達した」ことを、OpenAIが11月21日深夜(米国時間、日本時間の22日15時過ぎ)に発表したのである。
これに伴い、グレッグ・ブロックマンも復帰すること明らかにした。OpenAIの従業員の95%以上がアルトマンが復帰しなければ辞めると表明していたが、こうした“圧力”も奏功した可能性が高い。
新しい取締役会はアルトマンのほか、セールスフォースの元共同CEOのブレット・テイラーが取締役会長を務め、元米財務長官のラリー・サマーズやアダム・ディアンジェロで構成されることになる。ディアンジェロはアルトマンを解任した際の取締役会メンバーのひとりだ。

今後、OpenAIはガバナンス体制を再構築するために取締役会を再編する可能性が高そうだ。マイクロソフトからも経営幹部が取締役会に加わるかもしれない。OpenAIのミッションである「安全で全人類に利益をもたらす汎用人工知能(AGI)を構築する」という理念は維持されながらも、今回の解任劇を許す結果になったOpenAIの特異な組織構造にも見直しの声が出る可能性もある。
アルトマン解任後のOpenAIは、最高技術責任者(CTO)だったミラ・ムラティをはじめ2人の暫定CEOを任命するなど迷走を続けていた。その過程で、GitHubの共同創業者のクリス・ワンストラスにも声をかけていたようだ(彼は週末に「スーパーマリオRPG」をプレイしていてメールに気付かなかったとXに投稿している)。
また、ほぼ全従業員からの“反乱”に加えてマイクロソフトからの圧力などもあり、異例の決定に至った。2人目の暫定CEOのエメット・シアは、取締役会がアルトマンを解任した明確な理由を示すよう強く求めたとされている。

シアはXへの投稿で、次のように表明している。「わたしは72時間にも及ぶ大変な取り組みの末の今回の結果に、心から満足しています。OpenAIに加わったとき、わたしは何が正しい道なのかわかりませんでした。これは関係するすべての利害関係者に正しく対応すると同時に、安全性も最大化するための道のりでした。この解決策の一助になれたことをうれしく思っています」
今後は体制の立て直しに加えて、今回の動きでも重要な役を演じたサティア・ナデラ率いるマイクロソフトとの協力関係が深まることが予想される。そしてなにより、解任劇がなぜ起きたのか真相究明が望まれることになるだろう。

つまり、木星がヴィーパリータラージャヨーガやニーチャバンガラージャヨーガを形成し、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮する配置をし、更にダシャムシャ(D10)で、高揚する金星と減衰する水星によるニーチャバンガラージャヨーガに接続し、自らもハンサヨーガを形成するような強力な木星期にサム・アルトマンが、仕事において、惨めな状況になることはあり得なかったのである。


一旦、取締役会に退任させられたが、その後、従業員の9割もが連名で、サム・アルトマンについていき、オープンAIをやめることに署名した反響の力によって、CEOに返り咲いたが、状況は全く異なっている。


つまり、取締役会の面々が失脚し、サム・アルトマンの体制が強化されたということである。


今後、マイクロソフトの資本協力を得たサム・アルトマンと、グレッグ・ブロックマンは、オープンAIの開発方針の主導権を握ることになった。


AIの性能面での向上を追求し、営利も追求していくという路線が、推進されていくことになる。



そして、サム・アルトマンを退任させておきながら、再び、復帰を乞うた取締役陣は、完全に主導権を失った形になる。


リベラル派で、安全重視派、規制推進派の面々は、皆、失脚したのである。




(参考資料)

AI界の“ゴッドファーザー” ヒントン博士の警告
2023年5月15日 NHK国際ニュースナビ

「人類の終わりを意味する可能性がある」

そう警告する1人の技術者がいます。

グーグルでAIの製品開発にも携わり、警告のためグーグルを退社したジェフリー・ヒントン博士です。

「ChatGPT」に代表される、質問を入力するだけで、まるで人間が書いたような文章で回答を作成できる生成AI。解き放たれた高度な技術は人々の暮らしを豊かにする一方で、核戦争並みの脅威になりうると警告しています。

単独インタビューで生成AIの利点と危険性をじっくり聞きました。

(ロサンゼルス支局 山田奈々)

世界的な権威がグーグル退社

ジェフリー・ヒントン博士(75)は、イギリス生まれのコンピューター科学者で、半世紀にわたってAI=人工知能、特にディープラーニングの中核となる技術を研究してきた人物です。1980年代に別の2人の研究者と提案した、「バックプロパゲーション」というアルゴリズムの手法の研究で知られており、「AIのゴッドファーザー」とも称される世界的権威です。

2013年からグーグルに入社し、音声によるネット検索機能などAI分野の製品開発に広く携わりましたが、企業による生成AIの開発競争が激しさを増し、AIの性能が良くなるにつれて危険が高まると懸念を持つようになり、2023年4月にグーグルに退社を申し出て会社を辞めました。

「グーグルへの影響を考えることなく、AIの危険性について話ができるようにするため」とツイッター上でその理由を説明しています。

※以下、ヒントン博士の話

高度なAIつくった責任感から辞めた?

もしかしたらそういうことも多少はあるかもしれません。でも、この技術が生まれること自体は避けられなかったと思います。なぜなら私たちにとても大きな利益をもたらしてくれるからです。本当に多くのメリットがあります。人間をより生産的にしてくれるんです。

たとえば創薬の分野では、薬をより効率的に作ることができるようになります。誤った診断もなくすことも可能になるでしょう。洪水や地震などの災害の予測まで、ほぼすべての分野に役立てることができます。

AIが人間の知能を超えると思ったきっかけは?

いくつかありますが1つは、グーグルのAI、大規模言語モデルを使っていた時のことです。このAIがなぜジョークが面白いのかを説明できたのを見て、これは私が思っているよりずっと賢いなと気づいたんです。ジョークがなぜ面白いのかを説明するのにはかなり多くのことを理解できていないと出来ません。

これまで50年にわたって、AIが人間の脳のような働きをできるようにしようと研究してきました。AIのモデルを人間の脳に近づけることができれば、より賢くなれると信じていたんです。

でも突如として、今のAIは脳よりも優れたアルゴリズムを持っていると思うようになりました。

AIの短期的な危険とは何だと考えるか?

フェイク動画やフェイク画像、偽の音声が世の中にまん延してしまい、いったい何が真実なのか分からなくなってしまうことです。これはとても深刻な問題になるでしょう。何が真実か知ることが不可能になるんですから。

アメリカではすでに選挙広告などにAIで作成された動画や画像が使われています。野党・共和党の広告動画には、中国が台湾を侵略した場合を想定した画像や、移民と見られる人が大勢国境に押し寄せてくる様子を描いた画像が使われていますが、どれも本物ではありません。

あるツイートにはトランプ前大統領が警察官に引きずられる様子が描かれ、拡散しましたが、こちらもAIが作成したもので、本物ではありませんでした。

選挙にAI作成のフェイク画像、その影響は?

民主主義に対するとても深刻な脅威だと思います。民主主義において、有権者は政策を元に判断して誰に投票すべきか決めるべきです。それなのに、AIによるフェイク画像に対する感情的なリアクションが優先されるおそれがあります。

フェイク画像は人々の感情を操作する良い手段なんです。芝居を演じ、怒りの感情をかき立てることができる方の政治家に人々が投票してしまう。これは民主主義にとって、とても悪いことだと思います。

グーグルは、「ChatGPT」に対抗意識があったか?

似たような機能のAI「PaLM」がグーグル社内にあったので、「ChatGPT」には驚きませんでした。それより1年前に開発中の「PaLM」を見たときの方が驚きでした。

一方、マイクロソフトは脅威そのものでした。グーグルが対話式AI「Bard」を公開したあとの世間の受け止めはグーグルのほうがマイクロソフトより開発が遅れている、というものでした。

実際には技術そのものでグーグルが遅れていたということはありません。ただ、その技術をすぐに一般に公開する予定ではなかったのでそのための準備が出来ていなかったということなんです。

もしグーグルが何も行動を起こさなければ、シェアが今は数パーセントしかないマイクロソフトの検索エンジン「Bing」がシェアを伸ばす可能性がある。

今シェアが少ないマイクロソフトにとっては失敗してもさほど痛手になりませんが、グーグルの検索エンジンは評判を落とすことは許されないわけです。

AIの長期的な危険とは?

AIが私たち人間より賢くなった場合に、人間を支配しようとしてくる可能性があります。

中には、AIに達成すべき目標を与えるのは常に人間側なので、そうしたことは起きないという人もいます。でも私の懸念は、AIが、私たちが意図していない目標を自分で勝手に作ってしまうことなんです。

人間は、たとえば、ヨーロッパに行くとなったら、その目的を達成するために、まず空港に行くという小さな目標を達成します。小さい目標の積み重ねで最終的な目標を達成していくんです。人間はこれを繰り返していますが、AIが最終的な目標を達成するための小さな目標をクリアしていくうちに、意図しない方向に進んでしまうのではないかという懸念があるんです。

AIによる支配とは?何が起きるのか?

いまは、とてつもなく不確実な時で、我々には何が起きるのか分かりません。たとえるなら霧の中を運転するような感じです。

霧の中にいても、たぶん100ヤード先くらいまではよく見えるでしょう。そしてそれが300ヤード先だとしても、同じように見えるだろうと錯覚してしまう。しかし実際には、霧の中では一種の壁のようなものができて、その壁のような境界線までは、はっきりと見えるのです。それを越えると一気に何も見えなくなります。

AIの未来を予想することはこれに似ています。何かを急速に進めようとする時、数年先までは予測ができます。でも、5年後を見据えようとなると、目の前に壁が立ちはだかり、その先を予測することが困難になるのです。

AIが人間より賢くなったら?

もし、AIが人間より賢くなり、私たちを支配できるようになったら、それは人類の終わりを意味する可能性があります。

核戦争と同じく人類が直面する最大の脅威の1つでしょう。それは避けなければいけません。防げないのかもしれませんが、防げるのだとしたらそうすべきです。

人間の脳はそれぞれ固有で、私の脳の中にある知識を、あなたの脳に書き写すことはできません。でもAIは全く同じ知識を持つコピーを何千も作れます。

AI同士は、他のAIから瞬時に学んで知識を共有できる。1つが賢くなれば、それを他の何千にそっくりそのままシェアできる。世界中のリーダーたちが検討すべき課題です。

ある国でAIが人間より優れた知能を持ち始めたらそれはほかの国にとっても悪影響があるわけです。核戦争と同じく、全員が負けます。だから協力すべきなんです。規制が必要です。そして、開発の過程において、科学者たちにどんな不具合があり得るか調査をさせるべきです。

危険性を最小限にするためにできることは?

企業は今後5年間、AIの開発を止めることはないでしょう。競争がコントロールできない状況だとして、開発を中断するよう求める署名活動がありましたが、私はサインしませんでした。生成AIを使った興味深いビジネスがありすぎます。開発の中断は、非現実的だと思いました。

そこで、政府は、企業に対し、AIが制御不能になってしまわないよう、十分な人材や資金を開発に投じるよう促すべきです。私は政策の専門家ではありませんが、AIが生成した画像などにウォーターマークと呼ばれる透かしのようなものを付けることは、重要なことだと考えています。

AIによるフェイク画像の問題については、政府は、明確にフェイクだと表明せずに、フェイク音声やビデオを送ることを重罪とすべきです。

AIに仕事をとって代わられる?

人間より賢いAIが登場した場合、AIに人間の仕事を取って代わられるという現象が起きるため、貧しい人はより貧しくなってしまう。すでに富める者はさらに富み、貧しいものはさらに貧しくなるという社会なのに、その差を広げるテクノロジーがやってくる。貧富の差が開けば開くほど、社会はより暴力的になっていくおそれがあります。

今後のプランは?

私は75歳になりそろそろ引退する時が近づいてきました。50年にわたって一生懸命働いてきたのですから。ネットフリックスでいい映画をたくさん見たいです。

ただ、引退する前に人々に警告したいと思ったのです。人間を超越するAIは、もうすぐそこまでやってきているかもしれません。どう対処していくべきか、解決策を見つけなければなりません。世界中の若い研究者たちの背中を押し、連携して対応していきたいと思っています。

そして若い世代による新しいアイデアが必要なのです。
参照元:AI界の“ゴッドファーザー” ヒントン博士の警告
2023年5月15日 NHK国際ニュースナビ
「オープンAI」元CEO “復帰しなければ退社” 社員9割超が署名
2023年11月21日 11時01分 NHK

生成AIのChatGPTを開発したアメリカのベンチャー企業「オープンAI」のCEOだったサム・アルトマン氏が事実上解任されたことをめぐり、アメリカのメディアは全体の9割を超える社員がアルトマン氏が復帰しなければ退社するなどとする会社宛ての書簡に署名したと報じました。

生成AIのChatGPTを開発した「オープンAI」は先週17日、CEOだったサム・アルトマン氏の退任を発表し、事実上の解任とみられています。

アルトマン氏はその後、IT大手のマイクロソフトに入社することが明らかになっていますが、アメリカのメディアは20日、「オープンAI」のおよそ770人いる社員のうち、全体の9割を超える700人以上の社員が会社宛ての書簡に署名したと報じました。

書簡ではアルトマン氏の会社への復帰とともに、すべての取締役の辞任を求めていて、認められなければ退社し、マイクロソフトに入社するアルトマン氏のもとで働く可能性があるなどとしています。

書簡にはアルトマン氏に退任を知らせたとされる取締役の1人、イリヤ・サツキバー氏も署名しているということです。イリヤ・サツキバー氏は20日、旧ツイッターの「X」に「取締役会の行動に参加したことを深く後悔しています」と退任の決定に加わった自身の行動を悔いるようなコメントをつづっています。その上で、「オープンAIを傷つけるつもりはまったくありませんでした。私は、私たちがともに築いてきたすべてを愛しています。会社を再結成するためにできることはすべてやります」と投稿しました。

アルトマン氏は2015年にイーロン・マスク氏らとともにオープンAIを設立し、去年11月にサービスを開始したChatGPTは質問を入力すると自然な文章で回答を作成できるとして世界で急速に利用が広がっています。

退任の背景にはアルトマン氏が生成AIのサービスを急速に拡大していたことと製品の安全性をめぐり社内で内紛があった可能性が伝えられていて、会社側の対応に関心が集まっています。

米メディア “暫定CEOにエメット・シア氏”

アメリカのメディアはオープンAIの新たな暫定CEOにアメリカの動画配信サイト「Twitch」を運営する会社を経営していたことで知られるエメット・シア氏が就任したと伝えています。

シア氏も20日、旧ツイッターの「X」に、オープンAIから暫定CEOの打診を受け、引き受けたと投稿しました。

この中で、シア氏は「アルトマン氏の退任をめぐる経緯やコミュニケーションは非常にひどいもので信頼を著しく損なった」として今回の退任の経緯を調べるため今後、30日以内に独立した調査員を雇って報告書をまとめる意向を示しました。
参照元:「オープンAI」元CEO “復帰しなければ退社” 社員9割超が署名
2023年11月21日 11時01分 NHK
最新 ChatGPTのアルトマン氏が解任!社員も辞める?
2023年11月20日 19時12分 NHK

世界で急速に利用が広がっている生成AI。そのブームをつくりだしたChatGPTを開発したアメリカのベンチャー企業「オープンAI」が揺れています。会社の顔であるサム・アルトマンCEOが11月17日、突如、取締役会から解任されました。その後、日本時間20日にはマイクロソフトがアルトマン氏をヘッドハント。

21日にはオープンAIの700人以上の社員が、アルトマン氏の復帰がなければ退社するとする会社宛ての書簡に署名しました。実に会社全体の9割を超える人数です。

シリコンバレーで激震が走っています。この先どうなるのでしょうか。

(アメリカ総局記者 江崎大輔/国際部デスク 豊永博隆)

※11月21日時点の最新情報に更新しました。

社員がほぼ全員辞める?

「取締役会の行動は、オープンAIを監督する能力がないことを明白にした。私たちは、能力、判断力、そして私たちの使命と従業員への配慮に欠ける人たちのために、そしてそういう人たちと一緒に、働くことはできない」

社員の書簡

オープンAIの700人以上の社員が署名した書簡の内容です。痛烈に取締役会を批判し、解任されたアルトマン氏と社長だったブロックマン氏の復帰と、すべての取締役の辞任を求めています。こうした内容を11月20日、日本時間の21日にアメリカのメディアが次々と報じました。

突然の“解任”辛辣な文章

ChatGPTのサービスを提供する「オープンAI」がアルトマンCEOの退任を発表したのは2023年11月17日(金)。突然の発表で、シリコンバレーに激震が走りました。

プレスリリースを読み込むと奇妙なことに気がつきます。

普通、CEOの退任となれば、いくら英語文化がストレートな表現を好むとはいえ、儀礼上、その人物の貢献などが書き出しで示されるものです。

しかし、2段目のパラグラフは後任として暫定的なCEOについたミラ・ムラティ最高技術責任者がどんな立派な人物かを記す内容。

そして、そして次に辛辣(しんらつ)に近いストレートな表現で以下のように書かれています。

「アルトマン氏の退任は取締役会の検討プロセスを経たもので、取締役会との意思疎通において一貫して率直さを欠き、取締役会の責任遂行を妨げたとの結論にいたった。取締役会は、アルトマン氏がオープンAIを率いる能力に確信をもてない」

そして、ミラ・ムラティ氏こそが会社の調査、製品、安全機能を取りしきるリーダーとして適任だとしています。

この「調査、製品、安全機能」ということばに取締役会の思いが込められているように読み取りました。

このことは後で詳しく説明します。

急成長する生成AI

オープンAIがChatGPTの無料サービスを公開したのは2022年11月30日。

まもなく1年になります。

まるで人間が書いたかのような自然な表現で、高度な内容も短時間で回答できるとして、世界に衝撃が走りました。

公開からわずか5日で100万ユーザーに到達したとの調査もあります。

これはインスタグラムが2か月半、フェイスブックが10か月、旧ツイッターが2年かかったのと比べても圧倒的な早さであることが分かります。

短時間で決まった解任動議

なぜ、アルトマン氏は解任されたのか?内情は詳しくは分かりませんが、オープンAIの社長でアルトマン氏の右腕だったグレッグ・ブロックマン氏(同氏も今回の騒動でみずから社長を辞任すると表明)が旧ツイッターの「X」にそのいきさつを記載しています。

それによりますと次のようになっています。

------------------------------------------------------------------------------------------------------

11月16日夜

アルトマン氏はオープンAIの共同創業者で取締役の1人であるイリヤ・サツキバー氏から17日の正午に話をしようというメッセージを受け取った。

11月17日昼

アルトマン氏が17日正午のオンライン会議に参加すると、ブロックマン氏を除く取締役の全員が会議に参加していた。

サツキバー氏がアルトマン氏に対して解任を伝えた。

11月17日 12:19pm

ブロックマン氏はサツキバー氏から電話をすぐくれとのメッセージを受けた。

11月17日 12:23pm

サツキバー氏はオンライン会議のリンクを送った。

会議でブロックマン氏は取締役を解任されたと伝えられた。

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取締役会での解任動議が短時間に行われているようすが伝わります。

解任の原因は権力闘争の末?

アルトマン氏の解任をめぐってはさまざまな報道が飛び交っています。

アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは11月17日、「アルトマン氏は、解任後、取締役会の決定についてショックを受け、怒りを感じたとある人物に語った。そして取締役会のメンバーとの間の権力闘争の結果だと感じたと語った」と報じました。

さらに、関係者の話として、「取締役会と緊張が高まった原因の1つは、サービスの急速な拡大の一環として展開した製品の安全性が十分に考えられているかという点だった」と伝えています。

生成AIのビジネス展開と安全性をめぐる確執か

これまでのさまざまな情報を総合すると、取締役の1人であるイリヤ・サツキバー氏が解任を主導した中心人物として浮かび上がります。

サツキバー氏はソビエトで生まれ、イスラエルで育ち、10代でカナダに移住したとされています。

カナダのトロント大学でAIの世界的な権威として知られるジェフリー・ヒントン博士とともに研究を重ね、AIの機械学習の専門家として知られるようになります。

2015年に当時働いていたグーグルを離れ、アルトマン氏らとともにオープンAIを設立した時には、グーグルや他の会社と違って、オープンAIは商業的な動機では動かないと語っていたといいます。

有力紙、ニューヨーク・タイムズによれば、ChatGPTの人気によってアルトマン氏がテクノロジー業界で最も知られる経営者の1人となっていきましたが、その成功が社内の緊張を高めたといいます。

サツキバー氏は、オープンAIの技術が危険になりうること、アルトマン氏がそのリスクに十分に注意を払っていないことに懸念を強めるようになっていくとともに、彼の社内での役割が小さくなっていることに反対していたとも伝えています。

複雑な組織構造

路線対立とも受け取れるオープンAIの社内事情。

話を複雑にしているもう1つの要因として会社の複雑な構造が指摘されています。

オープンAIは2015年にサンフランシスコに設立されましたが、もともとはAIの開発と普及を目指すための非営利の研究機関でした。

アルトマン氏は当時、スタートアップ企業に資金を出したり、経営の助言をしたりするアクセラレーター、「Yコンビネーター」の社長として、オープンAIの創業に関わりました。

しかし、研究を進めるうえで資金調達などに苦労したことを受けて、2019年に営利企業へと転換したのです。

こうした経緯もあることから、取締役会が監督する非営利の組織が民間企業であるオープンAIを監督する二重構造になっています。

安全なAIの開発や普及に力を入れることに力点を置く取締役会と、ビジネス優先・営利を追求するアルトマン氏とのあいだで意見の相違があったことは容易に想像できます。

冒頭で書きましたように、プレスリリースに「調査、製品、安全機能」を強調していたことの背景には、AIの安全機能を重視する取締役会、もっというとサツキバー氏の思いが込められていたのではないでしょうか。

そのサツキバー氏はどういうことか、アルトマン氏の復帰を求める書簡に署名したと伝えられ、20日、自身のSNSに「取締役会の行動に参加したことを深く後悔しています」と解任の決定に加わった行動を悔いるようなコメントをつづっています。かなりの動揺があったのではないかと推察されます。

復帰を働きかける投資家

アルトマン氏の解任後、さまざまな動きが報じられています。

会社が混乱していることに懸念を示しているのは投資家たちです。

オープンAIに多額の投資を行っているマイクロソフトやベンチャーキャピタルのスライブ・キャピタルなどがアルトマン氏の復帰を働きかけるべく動いていることが報じられました。

11月19日、SNSのXにアルトマン氏は、ゲストパスを持つ顔写真を公開。

「これを着用するのはこれが最初で最後だ」と投稿し、復帰に前向きとも受け取れる発言です。

一方、オープンAIの取締役会はアルトマン氏の復帰に同意せず、動画配信サイト「Twitch」を運営する会社を経営していたことで知られるエメット・シア氏が暫定CEOについたと報じられています。

マイクロソフトが手を差し伸べる

そして、11月19日深夜、日本時間20日夕方になって、なんとマイクロソフトがヘッドハントに動き出しました。

アルトマン氏と、社長で取締役を解任されたグレッグ・ブロックマン氏がマイクロソフトに入社することをマイクロソフトのサティア・ナデラCEOが19日、SNSのXに投稿したのです。

2人は新たに設置する先進的なAIの研究チームを率いるとしています。

また、協業関係にあるオープンAIとは新CEOのもとで今後も協業を続けていくとしています。

ただ、一寸先は闇です。多額の投資を行っているマイクロソフトが、果たしてこのままオープンAIと仲よく協業していくのか、疑問も残ります。

何より、9割の社員が辞めるぞと言っているのは重く、生成AIをリードしてきたパイオニア的な存在であるオープンAIがどうなってしまうのか、先は見通せません。

革新的なテクノロジーだからこその対立か

小さいベンチャー企業から、世の中にない新しいテクノロジーを生み出すシリコンバレーの企業はこれまでも経営をめぐり、内紛や辞任がたびたび起きてきました。

古くはアップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏も一度は会社を追われました。

起業家のイーロン・マスク氏も経営していた電子決済のペイパルから追い出され、そのときの反骨心から旧ツイッターを買収し、今、思いを実現しようとしているとも言われています。

アルトマン氏の解任は生成AIという革新的なテクノロジーが急成長する過程で起きています。

生成AIはビジネスや人々の暮らしにとっていいことばかりではなく、誤った情報の拡散やフェイク、雇用の喪失などさまざまな負の面もかかえています。

それだけ大きな変化を生むテクノロジーだからこそ、意見の対立も大きく、今回の解任劇につながったように感じています。

(11月20日の「おはBiz」で放送)
参照元:最新 ChatGPTのアルトマン氏が解任!社員も辞める?
2023年11月20日 19時12分 NHK
ChatGPT開発 アルトマン氏 マイクロソフト入社へ 先週CEO解任
2023年11月20日 18時54分 NHK

生成AIのChatGPTを開発した「オープンAI」のCEO職を先週17日に事実上、解任されたサム・アルトマン氏がIT大手のマイクロソフトに入社することが明らかになりました。

これはマイクロソフトのサティア・ナデラCEOが19日、旧ツイッターのXに投稿したものです。

それによりますとサム・アルトマン氏と、社長で取締役を解任されたグレッグ・ブロックマン氏がマイクロソフトに入社し、新たに設置する先進的なAIの研究チームを率いるとしています。

アルトマン氏をめぐっては先週17日に取締役会が「会社を率いていく能力に確信をもてない」などとして退任すると発表、事実上、解任されました。

アメリカのメディアは内紛の可能性を伝えていました。

その後、会社の混乱を収束させようと投資家が復帰を働きかけていると伝えられるなど、アルトマン氏の去就が注目されていました。

アルトマン氏はSNSで、ナデラ氏の投稿に対し「ミッションは続いていく」とコメントしています。

マイクロソフトは「オープンAI」に多額の投資を行っており、協業関係にありますが今後も協業を続けていくとしています。
参照元:ChatGPT開発 アルトマン氏 マイクロソフト入社へ 先週CEO解任
2023年11月20日 18時54分 NHK
ChatGPT開発企業 アルトマンCEO退任発表 ”内紛か”米メディア
2023年11月18日 16時28分 NHK

生成AIのChatGPTを開発したアメリカのベンチャー企業「オープンAI」は、サム・アルトマンCEOが退任すると発表しました。事実上の解任とみられていて、アメリカのメディアは、背景にアルトマン氏と取締役会との内紛の可能性があると伝えています。

生成AIを開発するアメリカのベンチャー企業「オープンAI」は17日、アルトマンCEOが退任すると発表し、後任としてミラ・ムラティ最高技術責任者が暫定的なCEOを務めるとしています。

退任の理由について会社は、アルトマン氏が取締役会との意思疎通において率直さを欠き、取締役会が業務の責任を果たすことに支障をきたしていると結論づけたとしています。

また、アルトマン氏が会社を率いていく能力に取締役会が確信をもてないなどとしていて、事実上の解任とみられています。

アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは17日、「今回の決定についてアルトマン氏は、取締役会のメンバーとの間の内紛の結果と感じたと語った」と報じました。

さらに、関係者の話として、「取締役会と緊張が高まった原因の1つは、サービスの急速な拡大の一環として展開した製品の安全性が十分に考えられているかという点だった」と伝えています。

アルトマン氏は、2015年にイーロン・マスク氏らとともにオープンAIを設立し、生成AIの開発を進めてきました。

去年11月にChatGPTのサービスを始め、質問を入力するだけで自然な文章で回答を作成できるとして世界で急速に利用が広がっています。

経営トップの突然の退任が注目を集める生成AIの開発にどのような影響を及ぼすのかに関心が集まりそうです。アルトマン氏「変革であったことを願う」と投稿 サム・アルトマン氏は17日、旧ツイッターの「X」に投稿し、「オープンAIで過ごした時間をいとおしく思う。私にとって、そして世界にとっても、変革であったことを願う。今後のことについては追ってお伝えする」と述べました。

また、オープンAIの社長で共同創業者のグレッグ・ブロックマン氏も17日、自らの「X」に、「私は辞める」と投稿しました。

マイクロソフト「今後も関わり続けていく」

オープンAIに出資しているIT大手のマイクロソフトは17日、ナデラCEOの声明を発表し「私たちはオープンAIと長期的な合意をしており、今後も関わり続けていく」としてオープンAIとの関係は変わらないと強調しました。

アルトマン氏 4月の来日時には岸田首相とも面会

サム・アルトマン氏はシカゴ出身で、アメリカ中西部ミズーリ州で育ち、西部カリフォルニア州のスタンフォード大学でコンピューターサイエンスを学びました。

成長力の高いスタートアップ企業に投資するベンチャーファンドを立ち上げるなどしたあと、2015年にサンフランシスコで起業家のイーロン・マスク氏らとともに「オープンAI」を設立しました。

去年11月に生成AI、ChatGPTのサービスを始め、質問を入力するだけで自然な文章で回答を作成できるとして世界で急速に利用が広がったあとは、公の場で発言する機会が増え、生成AIブームの“顔”とも言われてきました。

ことし4月には日本を訪れて岸田総理大臣と面会、6月には再び日本を訪れ、ソフトバンクグループの孫正義社長と面談しました。
参照元:ChatGPT開発企業 アルトマンCEO退任発表 ”内紛か”米メディア
2023年11月18日 16時28分 NHK
【速報】サム・アルトマン氏 マイクロソフトに入社へ
2023/11/20 17:23 テレ東BIZ

生成AI「チャットGPT」を手掛けるアメリカのオープンAIのCEOを事実上解任されたサム・アルトマン氏と、オープンAIの幹部だったグレッグ・ブロックマン氏がマイクロ ソフトに入社することがわかりました。

マイクロソフトのサティア・ナデラCEOが19日、自身のXで明かしました。

ナデラCEOによると、アルトマン氏とブロックマン氏はマイクロソフトで新たなAI研究チームを率いるということです。

発表後、アルトマン氏はXで「任務は続く」と投稿しました。

参照元:【速報】サム・アルトマン氏 マイクロソフトに入社へ
2023/11/20 17:23 テレ東BIZ
OpenAIサム・アルトマンの「電撃解任」を決断した4人の取締役
2023/11/20 11:30 Forbes JAPAN

人工知能(AI)企業OpenAIを監督する非営利団体の理事会は11月17日、サム・アルトマンCEOを解任し、グレッグ・ブロックマン社長を理事会から追放すると発表した。ブロックマンは、その数時間後に辞任した。

この動きは、OpenAIの特異な企業構造を考慮に入れても衝撃的だ。OpenAIの資料によると、同社の取締役らは株式などの報酬を得ておらず、アルトマン自身も、彼が以前社長を務めていたYコンビネータが行った小規模な投資を通じて間接的に株式を保有しているのみという。

OpenAIのコーポレートガバナンスによると、取締役の主な義務は株主価値の維持ではなく「広く利益をもたらす 安全なAGI(汎用人工知能)の創造」という会社のミッションにあるとされ、利益は最優先ではないという。

OpenAIのウェブサイトは、リード・ホフマンやシヴォン・ジリス、ウィル・ハードらが会社を離れた後の7月に初めて取締役会メンバーの名前を掲載し始めた。

AIに特化したベンチャーキャピタリストらは、ホフマンの離脱後に、OpenAIの非営利の理事会が伝統的なガバナンスに欠けていると指摘していた。「彼らは、世界で最も重要な民間企業を管理すべきビジネスリーダーや経営リーダーとは言い難い」と彼らは述べていた。

この記事では、アルトマンとブロックマンの解任を決定したメンバーを紹介する。ニュースサイトThe Informationは、アルトマンは投票できなかったと報じている。ブロックマンは、X(旧ツイッター)の投稿で、取締役会が彼の知らないところで決議を行ったことを示唆した。

OpenAIはコメント要請に応じなかった。

■アダム・ダンジェロ

質問サイトQuora(クオーラ)のCEOを務めるアダム・ダンジェロ(Adam D’Angelo)は、2018年4月にOpenAIの取締役会に加わった。その当時、彼は「安全性を考慮した汎用人工知能に向けた取り組みは重要であり、かつ過小評価されていると考え続けている」と書いていた。彼は1月のフォーブスのインタビューで、OpenAIの強みが、非営利で運営される利益が制限された事業構造にあると述べていた。

「この組織が5大テクノロジー企業の1つになるようなことは起こり得ない。この会社は、根本的に異なるものであり、私が望むのは、ただ単に事業を拡大することではなく、世界のために良いことをすることだ」とダンジェロは述べていた。

そして3人の取締役

■ターシャ・マコーリー

ターシャ・マコーリー(Tasha McCauley)は米国のシンクタンクのランド研究所で非常勤の上級経営科学者を務めている。彼女は、自律移動型サービスロボットを開発するFellow Robots(フェロー・ロボッツ)を共同創業し、その後、都市の仮想モデルを作成するスタートアップのGeoSim Systems(ジオシム・システムズ)を共同創業し、昨年までCEOを務めていた。

彼女は、夫の俳優のジョセフ・ゴーデン=レビットとともに、2017年に発表された23のAIガバナンス原則からなる「アシロマAI原則」に署名した。この原則には、サム・アルトマンやイーロン・マスクも署名している。

マコーリーは現在、同じくOpenAIの取締役であるヘレン・トナーとともに、英国が設立した国際AIガバナンス・センター(Center for the Governance of AI)の諮問委員を務めている。彼女はまた哲学者のピーター・シンガーらが提唱した「効果的利他主義(Effective Altruism)」の運動にも関わっており、英国の慈善団体Centre for Effective Altruism の母体であるEffective Ventures Foundationの理事会メンバーでもある。

■イリヤ・サツケバー

イリヤ・サツケバー(Ilya Sutskever)は現在、OpenAIの共同設立者の中で唯一、取締役会に残っている。彼は、トロント大学でコンピュータ・サイエンスの博士号を取得し、2015年末までグーグルに勤務した後に、OpenAIに入社し、2018年にチーフ・サイエンティストに就任した。

サツケバーは、2012年に伝説的なAI学者のジェフリー・ヒントンとともにニューラルネットワークの重要な論文を執筆し、現代のAI研究史における重要なマイルストーンとなったAlphaGoプロジェクトのリーダーを務めた。

OpenAIは、7月にサツケバーが、AIの能力が将来的に人間を上回った場合に備えるソリューションを開発するチームの共同リーダーを務めると発表した。彼は、10月6日のXの投稿で「知性こそが、人間にとっての最良の資質だと考えている人は、将来的に苦しい状況に直面することになる」と述べていた。

イーロン・マスクも過去にOpenAIの取締役を辞任

■ヘレン・トナー

ジョージタウン大学の安全保障・新技術センター(CSET)のディレクターであるヘレン・トナー(Helen Toner)は、2021年9月にOpenAIの理事会に加わった。彼女の役割はAIの安全について考えることとされ、ブロックマンは当時の声明で「私は、AIの長期的なリスクと影響に関するヘレンの深い洞察を非常に高く評価している」と述べていた。

トナーは、最近では中国のAI事情と、地政学的対立にAI規制が果たす役割に関する専門家として注目を集めている。彼女は、CSETでの職務の合間に北京に滞在し、現地のAIエコシステムを調査していた。

トナーは6月に「中国のAIの実力という幻想」と題した共著のエッセイをフォーリン・アフェアーズ誌に寄稿し、アルトマンが引用した米上院の証言に反論するかたちで、2国間の競争において規制が米国を減速させることはないと主張した。

今回のアルトマンらの解任に関与していないOpenAIの元取締役としては、リンクトインの共同創業者のホフマンや、共和党議員で2024年の大統領選の候補指名争いへの出馬を表明したウィル・ハード、Open Philanthropy(オープン・フィランソロピー)の共同創業者でAI 戦略担当ディレクターのホールデン・カーノフスキーらが挙げられる。

また、イーロン・マスクも2015年のOpenAIの設立当初に10億ドルの資金提供を約束し、取締役に就任したが、意見の相違によって2018年に辞任していた。さらに、マスクとの間に双子を設けたことで知られるNeuralink(ニューラリンク)の幹部のシヴォン・ジリスは、2016年にアドバイザーとして、2020年には取締役としてOpenAIに加わったが、マスクが同社を批判する発言をしたことをきっかけに同社を去ったと報じられている。

Alex Konrad
参照元:OpenAIサム・アルトマンの「電撃解任」を決断した4人の取締役
2023/11/20 11:30 Forbes JAPAN

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 秀吉先生、

    ちょっと個人的に当てはまる部分もあり、エピソードをシェアさせて頂きます。

    私も水瓶座ラグナで土星がラグナ在住のシャシャヨーガでかつ土星はヴァルゴッタマで強力なんですが、

    私の土星由来の厳しさは周りの人々に向かうのですね。

    それで、うちのマンションは古くて、一部の人たちは何十年も前から住んでいて、かつ、ニ、三世代、また、複数の家族で住んでいる人たちがいて、その人たちは先生の記事で言えば、魚座的な情緒的な人たちです。

    それと、別の記事のコメントで書かせて頂きましたが、前の理事長の婆さんが典型的な蟹座です。

    私は、彼女の誕生日を知りませんが、蟹座だと推察できるのですね。
    というのは、彼女はとても自己中心的で、自分の感情中心に生きている人で、また、私が観察してきた限り、月の周期にものすごく影響を受けています。
    どういうことかと言うと、新月満月、特に満月の時に、彼女はおかしくなるのですね。
    被害妄想的になったり、周りに色々どうでもいいことを大騒ぎして訴えたり、躁鬱的でもあります。
    (そういう彼女の性質や周期を私は分かりきっているので、満月前とか特に月蝕の前等に私は彼女を煽ってました。もちろん、法に触れない範囲で。そうすると彼女は墓穴を掘るのですが、ずっとその繰り返しです)

    それで、蟹座的なその婆さん理事長と、昔から住んでいる魚座的な人たちは、群れて私に圧力かけてくるのですが、

    典型的な水瓶座のユニバーサルな個人主義の私は、そういう特定の群れやグループの同調圧力には一切屈しない、というより、それ以前の、バカは相手にしない、という態度なので、彼らの同調圧力技は、私には全く効果が無く、むしろ彼らが無駄に疲弊するだけなのですね…

    (水瓶座の個人主義については、大谷翔平の、色んなエピソード… 周りが何してようと、何に誘ってこようと、我関せずで、自分のやりたいこと、やるべきこと…彼の場合は野球ですが… をやるだけ、というのが、とても分かりやすいですよね。私も、自分の信念を曲げてまで無駄に周りに情緒的に合わせる必要無し…という考えなので。

    ついでに言うと、先生が他の記事で仰ってる、蟹座の個人主義、というのは、水瓶座の私から見ると、ものすごくローカルなもので…ほとんど、自己都合、自分、自分たちの都合でしかない、自己中心的なもの…と見えるのです… 水瓶座は、真の意味で、誰も世界の中心ではない、誰も特別ではない、という考えなので、その場その場、特定グループ内でのルールとか、関係ない、と、思うのですね。まぁ、極端な例ですけど、その、私が距離を置いて、忌避して、挨拶さえしなくなったその老人たちは、挨拶しない私を、批判的に見ているのですが… 私からすれば、挨拶しない自由もあるはず、むしろ、そんな風に求められたら意地でもしたくない…これは、少しでも自由意志を侵害される、またそういう感じで向かってこられると、強固に固定的に反応する水瓶座的な部分だと思います)

    それで、水瓶座と、魚座蟹座の噛み合わなさ…ですが、まぁ、相性なんでしょうね…
    先生が仰る6―8的なもので。

    私自身も、そこまで分かって見ているので、彼ら、魚座や蟹座、また、そういう人たちを、批判しているわけでも、心底嫌いでも無いわけなんですが…

    ただ、そういう人たちもいるよね、でも、おれは関係ないよ、ほっといてくれたらいいんだよ、というスタンスなのですが、

    如何せん、魚座、蟹座の情緒的な人たちは、自分たちに取り込もうとしたり、絡んでこようとしたり、が関わりを持とうとしてくるのですよ。

    それで、水瓶座的には、ただほっといてくれたら、こっちだって、何もしないのに…
    そっちがそんなしつこくするんだったら、そういう侵害は許さないよ、という固定的は反応に出るわけなんですね。

    それで、私は、他人の生活に(私からしたら必要以上に)関心を持つそういう人たちに対して、批判をしたり、公然と対立するわけなんですが、

    それで、ちょっと長くなりましたが、うちのマンションの古くからいる人たちの(聞こえよがしな)弁を借りれば、北朝鮮みたいな雰囲気になってる、とのことなんですね(笑)

    まぁ、私の土星の厳しさが周りに向けられて、そういうことになってるわけですが、
    先生のこの記事読んで、水瓶座の徹底管理社会的な厳しさが、周りにどう影響を及ぼすか、みたいなところを、私自身、実地に発揮して生きているので…

    ものすごくこの記事の内容が腑に落ちるんですよね。

    多分、水瓶座と、魚座や蟹座には、お互い落とし所は無い気がします。

    魚座や蟹座が団結して、排除できればいいですが…このオープンAIの場合はそうですよね、でも、もし、そのグループに所属する必要が無いという状況なら、水瓶座はただ、我道を行くだけなので、魚座蟹座が水瓶座という彼らにしてみたら腫れ物に我慢してストレス感じながらそのまま為すすべもなく放置せざるを得ない…そうなるんじゃないかと思います。
    • フィードバックありがとうございます。


      個人主義にも様々な意味を付与することが出来ると思いますが、私がよく使っている個人主義という言葉は、蟹座的な情緒的で、その場その場の感情に振り回されて、ころころ自分勝手に態度を変えるという意味での自己中心的な個人主義です。


      水瓶座の個人主義とは、ルールや原則に従い、感情に振り回されない、大衆の群れの動きに煽られないという意味での独立した個人、近代的自我を持ち、人権や民主主義という形で、権利意識が発達し、自由を獲得したという意味での個人主義だと思います。


      そのマンションの状況がよく分かりませんが、通常は、都会の都心に立っているマンションであれば、お互いに一定の距離を置いて、あまり深く関わろうとしないというのが普通だと思います。

      都会だと常に新陳代謝で、新しい人が入れ代わり、知らない人が多い訳で、お互いに相手をあまり深く知る前にどこかに行ってしまったり、人間関係の距離を縮めていくような時間はないです。

      何十年も住んでいるような人々が多くいるローカルなマンションであれば、それはその人たちの間では、濃密な感情的な繋がりを持つ、コミュニティーが出来上がっているかもしれません。


      住んでいる場所が変化の激しい都会か、ずっと固定的に変化しないローカルな場所なのかでも変わって来ると思います。



      例えば、最近は富裕な外国人が、日本に家を持つケースが増えています。


      ハリウッドのスターたちも日本に家を持っているようです。


      そうした人々が、ローカルな日本のコミュニティーとは全く関わりを持たず、インターネットや国際電話などを通して、世界中の自分のネットワークと仕事をして、地元と全く関わりを持たない場合は、何だあの人はということになるでしょうね。


      これは移民の問題などで出て来ると思います。


      移民たちが、自分たちだけのネットワークを築いて、日本社会に溶け込まない場合に何だあの集団はということになってきます。


      日本国内でも、都会から地方に引っ越しをした人が、地元のローカルなコミュニティーに上手くなじめないで、去っていくケースもありますが、そうしたことなどに常に出てくる問題だと思います。


      私は両方の気持ちがよく分かります。


      水瓶座、双子座、天秤座などの風のグループと、魚座、蟹座、蠍座などの水のグループとの対立として常に現れてくる問題です。


      風のグループはグローバルに関係を築いていくタイプで、ただ社会があり、そこに個々の独立した個人が存在しているという感覚で、国民国家にこだわりませんが、


      水のグループは、国家とか、民族とか、地方のコミュニティーとか、家、家族にこだわりを持ちます。


      そうした意味で、価値観がずれています。


      人間を個人として見なすか、家族として見なすかの違いだと思います。



      今の所は、魚座や蟹座などの水の星座のグループが復古的に頑張っており、水瓶座の世界への変化に抵抗していますが、


      やがて、もっと春分点が水瓶座に移動していくと、風のグループの方が優勢になり、主導権を得ていきます。


      そうすると、安全性とか、コンプライアンスとか、そうしたものが厳しい社会になっていくと思います。



      しかし、そうならなければ、世界の問題は解決しそうにないとは思います。



      つまり、今現在のテクノロジーというのは、世界的な影響が大きいので、一人の個人や特定の集団だけの問題ではなくなっています。


      人工知能にしても、原子核融合にしても、それは万人に影響してくる為、安全性とかコンプライアンスという締め付けは大きくなってくると思います。


      そうしてやはり、社会主義的な世界に移行していくと思います。



      資本主義だと、どうしても成長重視、利益重視になる為、地球環境が壊れるまで、競争するだけです。


      しかし、魚座、蟹座、蠍座などの水のグループは、地球が壊れようが何をしようが、自分たちの自由、あるいは競争する自由は決して制限されたくない訳です。



      最近、水瓶座に土星が通過している影響として、日本では、ジャニーズ事務所の性加害問題にメスが入り、また宝塚の自殺問題にもメスが入ろうとしています。


      こうした相撲協会のように古い組織、そこで行なわれている悪しき慣習に水瓶座を通過する土星が、厳しいメスを入れています。


      家族的な集団の中の不正に首を突っ込んでいます。



      アメリカの場合、根っから資本主義の国である為、そうした水瓶座の土星の締め付けに対して、サム・アルトマンやマイクロソフトや従業員、皆で抵抗したということだと思います。
  • 秀吉先生、

    価値観や時代背景の違いですよね…

    社会がまだ前近代の頃までは、そういう魚座蟹座の情緒的な繋がりによるグループの持つ力が、社会を発展させるのには必要だったわけで。

    今のように個人が直接インターネットで情報を得たり発信することができるようになれば、水瓶座や双子座の個人プレーが可能となるインフラが十分整っているわけですから。

    仰る通り、私の住むマンションは、都心に近いにもかかわらず、古いマンションなので、一部にそういう、村社会のようなコミュニティが存在しているのです。

    もちろん、全員がそうではなく、近年越してきた若い家族の方等も住んでいるので、その人たちは、私のような水瓶座と、何十年も住んでいる老人やその家族親戚の魚座蟹座コミュニティの対立とは関係ないし、知らない人もいるわけなんですが、

    私は、その一部の老人、特にお喋りな婆さんたちが、外廊下で聞き耳を立てたり、他人の家庭内のことを平気で噂話をして広めたり、そういう島国根性、出歯亀根性が許せなかったので、マンションの口コミで(訴えられても負けないように、個人情報は書いてないが)読む人が読めば誰か分かるように、そういうお喋り婆さん等のことを批判して街の人たちにも晒したりしたのですよね…

    それで、老人たちがロビーで立ち話もできないように、マンションがなったので、その昔からのお喋り婆さんとかには、聞こえよがしに、あ〜ぁ、住みにくくなっちゃったわね、とか言われたり(笑)、北朝鮮みたいな雰囲気になってる、等と揶揄してくる人もいるのですが、

    私にしてみたら、そもそも他人の家庭内の話を外廊下で誰が聞いているか分からないのに話していたりするのが悪い、そっちの方が住みにくいわ!と思うわけですよ…

    ま、ちょっと卑近過ぎるエピソードになりましたが、先生の記事と同じ、水瓶座と魚座蟹座の対立軸みたいなことを、ここ数年、日常で経験したので、シェアさせて頂きました。

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