プーチンが離婚したが、このことで、プーチンが蠍座ラグナで正しかったことが分かった。
以前、プーチンが天秤座ラグナか、蠍座ラグナか検討し、種々検討の結果、2人の子供の誕生日なども考慮して、
蠍座ラグナに修正したが、今回の離婚の発表で、プーチンが蠍座ラグナで正しいことが更に明白となった。
もし蠍座ラグナであれば、現在、木星が8室に入室し、土星が12室をトランジットして、
12室にダブルトランジットが生じ、更に土星が逆行しているため、8室にもダブルトランジットを生じている。
12室の天秤座には7室支配の金星と8室支配の水星が在住している。
その金星と水星に対して、ダブルトランジットが生じている。
そして、その天秤座は月からみた6室(離婚)である。
然し、プーチンの離婚の場合は、既に二人の娘もいる熟年離婚であり、この年で離婚といっても、
もう人生の中ば終わりの段階である。
だからプーチンの離婚の場合は結婚関係が変質(8室)するという、むしろ8室の象意の方が強く出ている。
もう既に長年連れ添った妻とは今後、会わないといっても腐れ縁は続いていくのであり、特に喧嘩別れした訳ではないのである。
話し合いによる離婚であり、結婚関係が変質、変容した(8室)のである。
12室は別離のハウスであり、その12室には8室の支配星が在住し、木星が8室からこの8室の支配星にアスペクトして、8室と8室の支配星にダブルトランジットが生じている。
8室の支配星の時期というのは、パートナーに振り回されることを表わしている。
パートナーから二股を掛けられたり、パートナーに別の愛人が出来たりして三角関係になったりするのが8室の象意である。
一方、プーチンの6室支配の火星が2室に在住しているが、その6室の支配星に対してもダブルトランジットが生じている。
であるから、今、プーチンには6室と8室の象意が両方確認できる。
これはつまりはお互いに別の相手と再度、やり直してみたいというような時期かもしれない。
つまり、8室が強調されているため、妻は妻で残りの人生を別の相手との交際に費やしたいのかもしれず、またプーチン自身も6室が強調されているということは、別の相手が出来たので、離婚をすることになった可能性もある。
現に7室支配で12室で自室に在住する金星に対しても、ダブルトランジットが生じている。
12室は隠れた交際を表わすハウスであり、性生活のハウスである。
そこに8室(不道徳)の支配星が絡んでいる。
12室は性生活のハウスであり、このハウスに7室や8室の支配星が在住しているプーチンは、この12室の象意に無縁ではないと思われる。
お互いに何か達観したような感じで、もう争うような段階ではなくなっている。もうお互いに長く連れ添ったし、お互いに勝手にやりましょう、といったそうした熟年の離婚である。
現在、土星/太陽期であり、土星も太陽も11室に在住しているが、11室は離婚のハウス(6室から6室)であり、
更に土星も太陽も離婚をもたらす惑星である。
土星から見ると太陽は12室の支配星(別離)で1室に在住している。
12室とは7室(配偶者)からみた6室目であり、やはり、12室も離婚(別離)のハウスなのである。
そうすると、チャラダシャーも見てみたいが、現在、牡羊座/牡羊座である。
今年の10月7日からメジャーダシャーが魚座に移行する。
魚座から見ると、DKの水星が8室に在住して6室と12室にジャイミニアスペクトするので、やはり、魚座の時期から、
配偶者との関係が変わることを表わしている。
現在はまだ牡羊座/牡羊座の時期であるため、牡羊座から見て7室にDKが在住し、また配偶者の表示体である金星も在住している。
然し、今後はDKが8室になるため、配偶者との関係が変容して、別離が生じ、別の相手との三角関係に移行していく可能性がある。
最初、プーチンを天秤座ラグナにしていたが、それではおかしいと思ったのは、やはり、プーチンの外見的、また性格的印象からである。
あのロシアン・マフィアのような風貌で、KGBとして多くの裏工作に関わってきた経歴が、蠍座の雰囲気を醸し出している。
11室に太陽と土星が在住していることが、権力闘争を勝ち抜いてきたことを表わしている。
決して、クリーンな人物ではない。それが11室の辺りに滲み出ている。
以前、佐藤優の『人間の叡智』という著作を読んでいたら興味深いことが書いてあった。
一部抜粋するが、この以下の文章に出てくるサーシャという人物はプーチン政権で保守思想を中心とした形での広域帝国主義をつくるというイデオロギーを構想している人物で、このサーシャが参考としているのが、イワン・イリインの思想だという。
イワン・イリインはロシア・ファシズムの提唱者であり、『神人の具体性に関する言説としてのヘーゲル哲学』という本を書いているという。
おそらく、そうした文脈から読み取れることは、ヘーゲルがかつて、ナポレオンの中に絶対精神の顕現(神人)を見たように、サーシャを含めたプーチン政権の側近たちは、プーチンを皇帝にして、プーチンの中に神人の具体性を見ようとしているのである。
だから最近、プーチンが民族指導者として台頭していたと言える。
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プーチン・ロシアは「帝政」を目指す。
次期、プーチン政権は何をするのかとサーシャに聞いたら、「これから憲法改正だ。ただし旧ソ連に戻すなどという見方は間違えている。帝政に戻すのだ」という。帝政でなければ生き残れない。これからは国家イデオロギーの時代だ、というのです。
これも新・帝国主義時代をふまえてのことでしょう。プーチンが2007年4月26日の大統領年次教書演説で、「大統領職を退いた後は古からのロシアの楽しみである民族理念の探求に従事したい」と述べていました。まさにそのことです。
サーシャがベースにしているのは、イワン・イリインの思想です。『神人の具体性に関する言説としてのヘーゲル哲学』という本があります。1918年にロシア革命が起きた後、修士論文としてイリインが提出したもので、これはすごいと評価されてすぐ博士号を与えられた。レーニンが、最も危険な思想家だと思うと同時に最も尊敬もしたのがイリインで、秘密警察がイリインを捕まえていると聞いてすぐ釈放させた。そのことを中沢新一が『はじまりのレーニン』(岩波現代文庫)で書いています。
イリインは1922年にソ連から追放されましたが、一種のロシア・ファシズムの提唱者なのです。本家ファシズムのイタリアの負の資産を全部学び直して、知的なレベルの高いファッショ国家としてロシアを再編していくことを考えていた。それにはやはり天皇のような存在が必要になる。
そこで、サーシャたちが構想しているのはプーチンを「皇帝」にしようという計画です。プーチン皇帝が幸せなら国民も幸せで、周辺諸国の人たちもい幸せだというイデオロギーを作る。言いかえればロシアの国体を作るということです。
イリインの本は、日本では1つも翻訳が出ていない。ものすごく難しいから、翻訳できるロシア語力のある人はほとんどいないと思います。
ヘーゲルのポイントは、真理は具体的であるということで、抽象的な真理について問うているのではないと論じます。ロシア人は一見抽象的な議論から新しいことを見つけて行くのが得意です。イリインは「ロシア人」というのは元からそのまま存在するものではなく、生成していくものだという考え方をします。これはムッソリーニのイタリア人理解と近いものです。
ムッソリーニのファシズムは、イタリア人はこうであるという静的な概念ではなくて、常に戦闘精神で動員して、イタリア人になっていくのだというものでした。イタリア人はそもそも19世紀にカルボナリ(炭焼)党なんかがあったころまでは分裂した国で、それを統合するには、常に「イタリア人」を生成していくというイタリア統一運動をやらないといけなかった。イリインが言うのも、ロシア人になっていこうとする運動です。
(『人間の叡智』P.76-78 佐藤優著 文藝春秋から引用抜粋)
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然し、同じく日本の民族指導者として台頭しつつあった蠍座ラグナの橋下徹が、木星が8室の双子座に入室した途端に失言や彼への評価の変化、支持率の急激な低下に直面している。
それと同じようにプーチンにとっても木星が8室に入室し、8室の支配星にダブルトランジットが形成される時期は変化の時期である。
彼への支持率や好感度などが変化しやすい不安定な時期である。
その前触れとして、今回、長年連れそった夫人との離婚が出てきたといえる。
8室と12室にダブルトランジットが形成されているプーチンにとって、今は厳しい状況に直面している。
ダシャーの支配星は土星/太陽期であり、太陽は10室支配で11室に在住しているため、地位が変化するということはないとは思うが、トランジットがもたらす状況は、彼にとっては日の目を見れない時期である。
プーチン政権がイワン・イリインの思想を採用しているということになると、プーチンは自らを神人(絶対精神)の顕現として見なしているのである。
それで、あの北方領土に対して「引き分け」が妥当だという余裕の発言をしているのではと考えられる。
自らを何か精神的なカリスマとして意識している余裕ではないかと思われる節があるのだ。
つまり、そのような自己意識からは英雄主義のような、歴史に名を残す指導者として自らの徳を示すといった考えが出てくるかもしれない。
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北方領土引き分け 「双方受け入れ可能な策」
2013.2.22 01:00 産経ニュース
ロシアのプーチン大統領(右)と会談する森喜朗元首相。2人を描いた日本の新聞漫画を見せ、和やかな雰囲気を作った =2月21日、モスクワのクレムリン (AP)
【モスクワ=酒井充】安倍晋三首相の特使としてロシアを訪問中の森喜朗元首相は21日午後(日本時間同日夜)、プーチン大統領とモスクワ市内のクレムリン(大統領府)で1時間10分会談した。プーチン氏は、昨年3月に北方領土問題で「引き分け」と言及したことを「双方が受け入れ可能な解決策のことだ」と説明したが、「なかなか難しい問題だ」とも述べた。さらに、「日露間に平和条約がないのは異常な事態だ」と語り、今年前半の首相の訪露に期待感を表明した。
両氏は平成13(2001)年、平和条約締結後に歯舞群島、色丹島を引き渡すと明記した日ソ共同宣言を「交渉の出発点を設定した基本的な法的文書」とするイルクーツク声明で合意しており、会談ではその重要性を確認した。
森氏は会談で、首相からの親書を伝達し、今年前半に予定される首相の訪露に向け調整。プーチン氏は「首相の訪問を待っている」と述べた。首相は昨年12月のプーチン氏との電話会談で「双方が受け入れ可能な解決策を生み出すべく努力する」と伝えていた。
一方、プーチン氏は北朝鮮による核実験に関し、「断じて容認できない。国際社会の責任ある一員に取り込むためには日露両国が協力する必要がある」と強調した。両氏は極東地域開発やエネルギー分野での日露間協力の重要性も確認。森氏は会談に先立ち、プーチン氏が尊敬するロシア帝政末期の首相、ストルイピンの銅像に献花した。
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【プーチン離婚に関するニュース】
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プーチン大統領夫妻が離婚を発表
2013年(平成25年)6月10日[月曜日]NHK NEWSweb
ロシアのプーチン大統領が離婚することを明らかにし、家族については多くを語ることのなかった大統領の突然の発表に高い関心が集まっています。
プーチン大統領は、6日、妻のリュードミラさんとクレムリンの中にある劇場でバレエを観劇したあと、2人そろって国営テレビの取材に応じ、離婚すると発表しました。
プーチン大統領は「私の活動は絶えず公の目にさらされているが、それに耐えられない人もいる。リュードミラは9年もの間、それに直面し続けてきた」と述べ、離婚は2人で出した結論であることを明らかにしました。
また、リュードミラさんも「大統領は完全に仕事に没頭しているので、顔を合わせることはほとんどないし、子どもたちは成長して独立している。それに公の場は好きではない」と、離婚を決めた理由を語りました。リュードミラさんが公の場に姿を現すのは珍しく、去年5月に行われたプーチン大統領の就任式以来のことです。
プーチン大統領も家族については多くを語ることがなかったため、夫婦そろっての突然の離婚の発表に高い関心が集まっています。
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プーチン大統領が離婚「2人で決めた」 激務が原因か
2013年06月07日10時18分 朝日新聞デジタル
6日、モスクワの国立クレムリン宮殿で、バレエ「エスメラルダ」を鑑賞後に記者団の質問に答え、離婚することを明かしたプーチン大統領(左)とリュドミラ夫人(国営テレビ「ロシア24」から)=AP
【モスクワ=関根和弘】ロシアのプーチン大統領(60)は6日、リュドミラ夫人(55)と離婚することを明らかにした。大統領としての激務が原因と示唆している。プーチン氏が私生活について発言するのはまれで、突然の発表にロシアでは関心が高まっている。
2人はこの日夜、国立クレムリン宮殿でバレエ「エスメラルダ」を鑑賞。その後、国営テレビ「ロシア24」のインタビューにそろって応じた。「2人は一緒に暮らしていないのではといううわさもある」と問われたプーチン氏は夫人と目を合わせ、「その通り。私は公人で、それを好きになれず折り合いをつけられない人もいる。リュドミラはもう9年もそれに付き合った。(離婚は)2人で話し合って決めた」と語った。
夫人も「私たちの結婚は終わった。それはお互いが会えなかったことに関係している。夫は仕事に没頭していた。子どもは成長し、それぞれの生活を送っている。私は公人になるのは好きではないし、公務であちこちに移動するのが私にはつらい」と打ち明けた。さらに、「これは『文明的な離婚』です」と円満な別れを強調した。
プーチン氏は旧ソ連国家保安委員会(KGB)に勤務していた1983年、国内線の客室乗務員だったリュドミラさんと結婚。マリアさん(28)とカテリーナさん(26)の2人の娘がいる。おしどり夫婦として知られていたが、最近は夫人が公の場に出ることはまれで、離婚のうわさが浮上していた。
突然の「離婚宣言」について、ペスコフ大統領報道官は発表の場所や日時を決めていたわけではないと話した。また、2人はまだ正式な離婚手続きはしていないという。
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プーチン大統領離婚のTV発表は吉か凶か ロシア国民は再婚に注目
2013.6.10 15:45 産経ニュース
ロシアの国営テレビ局から提供されたプーチン大統領(左)と妻のリュドミラさんの映像=6日(AP)
ロシアのプーチン大統領(60)と妻のリュドミラさん(55)が破局した。国家元首のテレビでの離婚発表が吉と出るか凶と出るか。国民の関心は大統領が再婚するか否かに移った。次回大統領選は5年先。離婚が選挙に影響しないタイミングを狙って発表したとの見方も。しかし、政治評論家、ボリス・メジュエフ氏はイズベスチヤ紙に「彼はかなりリスクの高い行動に出た。彼の最も強固な支持層の一つである既婚女性の信頼に悪影響が出るかもしれない」と指摘。
国民が注目するのは大統領の今後。同国大衆紙は2008年、新体操のアテネ五輪金メダリストで与党「統一ロシア」の下院議員、アリーナ・カバエワさん(30)とプーチン氏が再婚すると報道。これが同氏の逆鱗に触れ、休刊に追い込まれた。インターネット掲示板には、離婚の背景にカバエワさんがいるとの臆測も書き込まれた。大統領報道官は「うわさやゴシップにすぎない」と火消しに懸命だ。(共同)
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