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女優・若村麻由美について -『この素晴らしき世界』の代役で、20年ぶりに地上波ドラマに登場-

2023 8/30



女優の若村麻由美が、本来、主演を務める予定だった鈴木京香が体調不良となっ為、7月スタートのドラマ『この素晴らしき世界』(フジテレビ系)に代役として、抜擢されることになったという。


若村麻由美と言えば、松本清張原作、米倉涼子主演の『けものみち』という作品の中での、かつては政財界の黒幕・鬼頭洪太の愛人で、鬼頭家を取り仕切る女中頭・佐伯米子役を思い出す。







寝たきりの鬼頭洪太にあてがわれた新しい愛人・成沢民子(米倉涼子)に嫉妬して恨みを募らせる役柄が印象的だった。


しばしば俳優は、その人の本来の性格やパーソナリティーに合う役柄を割り当てられるものであるが、それについては度々、ブログの中でも言及してきた。


若村麻由美の場合、この『けものみち』での影のある愛人役というのが、はまり役だったように思える。


米倉涼子主演の『けものみち』は、2006年1月~3月にオンエアされるが、実際、私生活上では、その3年前の2003年に宗教団体「釈尊会」の代表・小野兼弘と結婚している。







渡辺謙の最初の妻が、この小野兼弘に4億円の借金を背負い、この借金の返済に追われて、妻と離婚訴訟となっている。


その時の離婚訴訟で、渡辺謙の最初の妻が、渡辺謙の浮気相手として、若村麻由美を名指ししたそうである。


釈尊会の小野兼弘とは、若き日より稽古、精進した日本舞踊の坂東流関係者を通して知己となり、結婚に至ったということだが、見合い結婚のようなものである。


それで、宗教界で、地位と権力と財のある教祖と結婚したというのは、まさに『けものみち』で、鬼頭洪太の愛人兼女中頭を務めた佐伯米子役に近いものがある。


結婚した時点で、若村麻由美より、14歳年上で150キロ超の巨漢だった小野兼弘は、いかにも不健康に見えたが、2007年4月に肝不全で、死亡している。







この地位や権力のある男性と愛人のような形で結婚し、その後、相手が先に死亡して、未亡人となるというパターンは、若村麻由美が醸し出している雰囲気なのである。


そうした情報も参考にしつつ、彼女の女優としてのキャリアなども考慮した結果、ラグナはおそらく牡牛座ラグナではないかと思われた。







そして、牡牛座ラグナに設定すると、小野兼弘との結婚や、『この素晴らしき世界』で鈴木京香の代役を務めるなどした理由が見えてくる。







まず、小野兼弘と結婚したのは、2003年9月で、この時、土星は双子座を通過し、木星は獅子座を通過して、獅子座や射手座にダブルトランジットしていた。



従って、それらのハウスが1-7軸に位置する場合、若村麻由美のラグナは、獅子座、水瓶座、射手座、双子座の可能性が考えられるが、結婚は、2-8軸でも起こる為、そうすると、蠍座、牡牛座、蟹座、山羊座の可能性も出てくる。




特に若村麻由美の結婚は、限りなく愛人に近い結婚であり、相手とは経済力、社会的地位などの差が大きく、相手の経済力や権力に依存するような結婚である為、8室の象意が感じられる。



実際、小野兼弘には事実婚を含めた元妻が数人おり、その人たちとの間に5人ほどの子供がいるということから、小野兼弘が晩年に若い女性を気に入り、愛人にするかのようにして結婚したということなのである。



資産家の男性が、晩年に若い女性を迎え入れる形で、結婚する場合があるが、そうした場合、男性は家も財産も持っており、そこに転がり込む形で、女性が入ってくるという形の結婚となる。



(※その際、家族などが結婚に反対したり、男性が死亡した後に遺産相続争いに発展する場合があるが、若村麻由美の場合は、夫の死後、財産放棄したようである。)



その際、男性は2室(所有物)の象意を経験しており、女性は8室(支配者、依存する相手)の象意を経験しているのである。



若村麻由美と小野兼弘との出会いと結婚は、こうした資産家の男性が晩年に若い女性を愛人にするような結婚であったと思われる。



そうした観点で、結婚した時のトランジットを検討した場合、牡牛座ラグナで、2室双子座を土星がトランジットして、土星と木星が8室射手座にアスペクトして、8室にダブルトランジットしていたタイミングに違いないと思えた。







8室射手座には2、5室支配の水星や4室支配の太陽が在住しており、2室、4室、5室にダブルトランジットが生じている。



従って、夫の財産が自分の財産(2室)になるような機会を得て、また夫の家(4室)に住むことで、家も手に入れたのである。



2室の支配星や4室の支配星が8室に在住していることは、それらを結婚により棚から牡丹餅的に(8室)手に入れたことを表わしている。



つまり、若村麻由美は、若き日より稽古、精進した日本舞踊の坂東流関係者を通して、小野兼弘と知己となり、結婚に至ったということだが、この日本舞踊の関係者が、小野兼弘に若村麻由美を愛人としてあてがったといった状況ではなかったかと思うのである。







これは『けものみち』で、赤坂の「ニュー・ローヤル・ホテル」支配人の権力、パワーを求める野心家で策士家の小滝章二郎(佐藤浩市)が、政財界の黒幕・鬼頭洪太を操る為に成沢民子(米倉涼子)を愛人としてあてがったというのと同じである。



ドラマの設定上、佐伯米子(若村麻由美)が、鬼頭家にどこから連れて来られたのかは分からないが、おそらく愛人は皆、そのような形で、人の紹介を得て、実力者にあてがわれるというのが、習わしなのである。




結婚した時、ダシャーは、木星/水星期である。




木星は、8、11室支配で、3室で高揚しているが、夫の財産を表わす8室(7室から2室)と11室(収入)の支配星で、ラグナロードの金星と相互アスペクトして、1-11のダナヨーガを形成している。




従って、マハダシャー木星期に財力のある男性と結婚して、棚から牡丹餅的に資産を得るというのが、この牡牛座ラグナの人の典型的なパターンである。




木星は月から見ても4、7室支配で11室で高揚しており、家(4室)や配偶者(7室)の獲得(11室)を表わしている。









因みに今回は、ナヴァムシャのラグナを乙女座に設定したが、それは乙女座ラグナにすれば、木星は7室の支配星で、ラグナに在住し、水星はラグナの支配星となり、木星/水星期が結婚を説明できる為である。



その場合、出生図のラグナは、牡牛座ムリガシラー第2パダになるが、若村麻由美の性格や外見上の特徴は、目がくりくりと機敏に動く、好奇心旺盛な鹿の頭を連想させるムリガシラーが妥当ではないかと思われる。







動作がマイペースでおっとりしており、優美な印象のローヒニーではなく、支配星の火星の影響で、機敏で、活動的なピッタ系の性格を持っているのである。




因みにムリガシラーは、アヌラーダと並んで、1、2を争うほど、金運のあるナクシャトラである。




小野兼弘と結婚して、相続放棄したとはいえ、結婚生活を送っていた4年間で、お金に不自由することはなかったと思われる。





代役でドラマの主演の座を獲得する棚から牡丹餅運



このように結婚により配偶者の財産で、経済的に棚から牡丹餅の利益を得る配置であるが、それはドラマの役柄という形でもやって来るのである。




今回の『この素晴らしき世界』の主演の座は、鈴木京香に対して、準備されていた配役であったが、鈴木京香が体調不良となった為、困ったテレビ局制作陣が、代役として、若村麻由美を抜擢したのである。




それはまさに遺産相続のようなものであり、棚から牡丹餅の配役である。




こうした機会が訪れたのは、8、11室支配の木星が3室(芸能)に在住しているからであり、もしくは5室(舞台芸術、演劇)の支配星である水星が8室に在住しているからである。




木星は逆行して、この水星にアスペクトしている。







現在、木星が牡羊座を通過し、8室にアスペクトし、土星は水瓶座で逆行して、8室支配の木星にアスペクトし、8室にダブルトランジットが生じている。







代役に抜擢さあれたのは、2023年5月18日頃だが、土星が逆行し始めるのが、6月18日で、その1ヶ月後である。



おそらく、この場合、1ヶ月前の5月18日の段階で、土星の逆行の効果が始まり、8室へのダブルトランジットの効果が始まっていたと考えられる。





土星/金星期


ダシャーは、土星/金星期だが、マハダシャーロードの土星は木星の星座に在住し、3室(芸能)に在住する8、11室支配の木星からアスペクトを受け、アンタルダシャーロードの金星は、ラグナロードで、3室(芸能)に在住する8、11室支配の木星と相互アスペクトしている。



従って、マハダシャーロード、アンタルダシャーロード共に高揚して3室(芸能)に在住する8、11室支配の木星と絡んでいる。



従って、このタイミングで、ドラマの主役の座を代役として譲り受けたのである。







因みに通常、土星/金星期、あるいは、金星/土星期は、王が乞食になるか乞食が王になる時期と言われている。



通常、この時期に酷い運気の低迷を経験する人も少なくないが、若村麻由美の場合、土星/金星期は、乞食が王になるという逆のパターンだったようである。



若村麻由美にとって、土星はラグナから見て、9、10室支配のヨーガカラカで、月から見た5室の支配星で、金星はラグナから見たラグナロードであり、月から見た2、9室の支配星で、いずれにしてもトリコーナの支配星である。



そして、土星と金星の位置関係も3-11の関係で悪くはなく、土星から見て、3、8室支配の金星が11室(獲得)に在住し、1、10室支配の木星からアスペクトされており、ここでも芸能関係で、棚から牡丹餅で利益を得る配置が繰り返されている。



従って、若村麻由美にとって、土星/金星期は、ドラマの主役の座を譲り受けるという形で、棚から牡丹餅の恩恵を得たのである。




現在はラグナから見て9、10室支配のヨーガカラカで、月から見て、5室支配の土星期である。



従って、役者として、才能を発揮して、創作活動に従事して、生まれてきた目的、人生の目的を追求できる幸運な時期に入っていると考えられる。



既に2014年頃からそのような時期に入って来ていたのである。







小野兼弘と結婚した当時(2003年9月)は、世間を驚かせ、魔物に取り憑かれたような顔つきをしていたが、牡牛座ラグナにとって8、11室支配の木星は、最悪の機能的凶星である。



聖水の販売など宗教ビジネスで荒稼ぎし、渡辺謙の奥さんを洗脳し、借金漬けにしたいわくつきの教祖は、はたから見てもまともな宗教人には見えなかった。



この胡散臭いことこの上ない教祖にある意味、騙された形か分からないが、洗脳されて、愛人にされたと言ってもいいかもしれない。



若村麻由美は、この小野兼弘が死亡した2007年の後から、徐々に仕事に復帰して、2014年にはマハダシャー土星期に移行し、今ではすっかりその当時の妖艶な面影も消えて、役者としての魅力を増しているように見える。



それは木星期を得て、土星期に移行した為である。






木星期は、小野兼弘との結婚生活に入り、物質的には恵まれていたかもしれないが、その間、せっかく才能を携えて生まれて来たにも関わらず、役者の仕事から遠ざかる結果となっていた。



これこそが、木星期の不幸であったと思われる。






若村麻由美の天職としての女優業



このように若村麻由美のラグナを牡牛座に設定すると、釈尊会の胡散臭い教祖・小野兼弘と結婚し、経済的には何不自由ない生活をしたことや、代役で、ドラマの主役を座を勝ち取ったカルマというものが説明できる。



そもそも牡牛座ラグナに設定した場合、10室(仕事)支配の土星が3室(芸能)支配の月と相互アスペクトし、芸能の仕事を表わす典型的な配置が見られる。



月ラグナから見ても2、9室支配の金星が5室(舞台芸術、演劇)に在住しており、木星のアスペクトを受けており、5室が強いことが分かる。



8、11室支配の木星が3室で高揚し、ラグナロードの金星や、9、10室支配の土星にアスペクトする配置なども、芸能を表わす3室の強い在住星から、ラグナロードや10室の支配星にアスペクトしているということで、芸能との関係を表わしている。





渡辺謙との不倫を指摘され、芸能活動が中断した理由 -木星/土星 or 木星/水星期 -


また部分的ではあるが、月ラグナから見て、3室支配の火星が、10室支配の水星にアスペクトしている配置も芸能との関係を表わしている。



しかし、これは3、8室支配の機能的凶星で、それが10室の支配星にアスペクトしている為、スキャンダルなどで、メディアから叩かれ、仕事が中断する配置である。







この火星は、ラグナから見ると、7、12室支配で、5室に在住しているが、3室支配の月と10室支配の土星との相互アスペクトに接続して、芸能の仕事を意味する配置に絡んでいる。



つまり、これは女優業をしていて、現場で、恋愛をする配置(5-7の絡み)であり、火星は12室の支配星でもある為、性的関係もそこに絡んでくるのである。



しかし、その火星は月ラグナから見ると、3、8室の支配星で、メディアの支配や中断を意味しており、スキャンダルが暴露されて、女優業が中断に追い込まれる結果となったのである。






若村麻由美は、渡辺謙と、1995年にドラマ「御家人斬九郎」で夫婦役で、共演しているが、この時は、ラーフ/金星 or 太陽期である。







ラーフは12室に在住し、ラーフのディスポジターは、7、12室支配で、恋愛の5室に在住する火星で、3室支配の月と10室支配の土星との相互アスペクトの中に含まれている。



従って、ドラマで共演する相手と、恋愛関係になったことを意味している。



これはドラマの役柄の中で、夫婦になったか、あるいは私生活上で、交際していたかはあまり関係ないのである。



俳優は、現実の生活とドラマの役柄の区別がつかなくなり、両者がオーバーラップして、どちらにも影響を及ぼすような人々である。



その為、夫婦役で共演した後、実際に結婚するというケースもよく見られる。





渡辺謙は、最初の夫人と2年に及ぶ離婚調停の結果、2005年3月に離婚しているため、渡辺謙との不倫が暴露されたのが、2003年3月以降である。



この頃はダシャーは、木星/土星、木星/水星期であり、土星は、月ラグナから見て、6室の支配星で、3、8室支配の火星と相互アスペクトしており、またラグナロードで、10室支配の水星にアスペクトしている為、この土星のアンタルダシャーの時期にこの不倫スキャンダルが暴露されるタイミングであったことを物語っている。



また次の木星/水星期は、アンタルダシャーロードの水星が、まさに月ラグナから見た1、10室の支配星で、3、8室支配の火星や6室支配の土星からアスペクトされている。



従って、不倫スキャンダルで、まさに芸能活動が中断に追い込まれたのである。



そのように芸能活動が中断に追い込まれた結果、仕方なく、その状況から逃げるようにして、釈尊会の小野兼弘と結婚するのである。




これらの時期は、マハダシャーロードの木星が、ラグナから見ても8、11室支配の最悪の機能的凶星で、月から見ても4、7室支配の機能的凶星であり、アンタルダシャーロードの土星や水星は、木星の星座に在住している為、この機能的凶星である木星の凶意が優勢的に顕現するタイミングであった。



まさに若村麻由美にとっては、苦悩の時期であったことを物語っている。





牡牛座ラグナは基本的に美人である


私の占星術の友人知人からの意見もあったが、牡牛座ラグナはラグナの支配星が美や芸術を表わす金星である為、美人が多い。







天秤座ラグナも支配星が金星で、しかも金星がムーラトリコーナとなる星座であることから、美人であるが、天秤座の場合は、ギラギラしていて落ち着きがない。



牡牛座ラグナは、古風で、落ち着いた美人が多いのである。







若村麻由美は、ラグナロードの金星が9室山羊座(伝統芸能)に在住しているからか、日本舞踊の坂東流の家元に師事して、若き日より稽古、精進して来たのである。



そうしたことで、着物も似合う、和風美人である。







ファッションセンスは、もっとカジュアルで落ち着きのない天秤座ラグナとは明らかに異なっている。



そうした容姿の点からも牡牛座ラグナに違いないと最初の時点で、直感した。



検証の過程においては、最後になってしまったが、実は、最初の時点で、牡牛座ラグナではないかと考えていたというのが、実際の所である。





今後の若村麻由美について


現在、若村麻由美は、マハダシャー土星期であり、土星はラグナから見て、9、10室支配のヨーガカラカで、11室に在住し、月から見ても5室の支配星である。



女優のキャリアにおいて、高い評価を受けて、仕事も充実する一番良い時かもしれない。



そうした傾向が、基本的には、マハダシャー土星期の終わる2033年11月まで続くと思われる。





(参考資料)

鈴木京香の代役に決定した若村麻由美、20年ぶり地上波ドラマ主演の裏に「遺産放棄」と「盟友・天海祐希」
2023.05.26 16:00 女性セブン

大女優の危機に代役を務めることが決まったのは、「無名塾」出身のベテラン女優・若村麻由美(56才)。世間を騒がせた亡き夫との関係や30年来の親友の存在、そして彼女が20年ぶりの地上波主演となる“この役”を引き受けた理由とは──。

 自分自身に「当て書き」された脚本で、主演で一人二役という難役を務めるはずだった鈴木京香(54才)。しかし、クランクインした矢先に彼女を病魔が襲う。予期せぬ事態にドラマは制作中止の危機に見舞われたが、ここで救いの手を差し伸べたのは同世代の演技派女優だった。

 7月スタートのドラマ『この素晴らしき世界』(フジテレビ系)で、京香が演じるはずだったのは、ひょんなことから大物女優の替え玉に抜擢される平凡な主婦という役柄。

「撮影初日の夜に京香さんが体調不良を訴え、2日後には降板が決定しました。現場は大混乱で、脚本の内容を変更し、代役を立てずに放送するという案も検討されました。

 しかし、療養中の京香さんから『素晴らしい脚本を変えてしまうのは本当に申し訳ない。私のことは気にせず、代役を探してほしい』と制作陣に要望があり、代役を立てて撮影する方針が決定したのです」(フジテレビ関係者)

 とはいえ、代役探しは難行した。綱渡りのスケジュールのうえ、木村佳乃(47才)ら共演陣とのバランスにも配慮が必要だったためだ。

「アラフィフでも、京香さんと同じく50代をということで、調整が進められました。稲森いずみさん(51才)や高島礼子さん(58才)、若村麻由美さんの名前が挙がり、奇跡的にスケジュールが調整できた若村さんが代役に決まったと聞いています」(前出・フジテレビ関係者)

 若村の地上波ドラマ主演は『夜桜お染』(フジテレビ系)以来、20年ぶりとなる。

 若村が女優を志したのは高校3年生のとき。たまたま、仲代達矢(90才)が主宰する「無名塾」の公演を見たことがきっかけだった。

「舞台に感銘を受けた若村さんは、そのまま『無名塾』の入塾試験に応募。130倍超の難関を突破して、演劇の道に飛び込んだのです。まだ養成期間だった3年目の1987年に、NHK連続テレビ小説『はっさい先生』でドラマデビュー。その後は役の幅を広げ、女優としてのキャリアを着実に重ねていきました」(テレビ局関係者)

渡辺謙の不倫相手と法廷で名指し

 だが、結婚がそんな彼女のイメージを大きく変える。

「2004年2月に会見を開いた若村さんは、前年の9月に岡山県に本拠を置く宗教団体『釈尊会』の教祖・小野兼弘氏(当時51才)と入籍していたことを発表したのです。

 若村さんよりも14才年上で、体重150kgを超える巨漢だった小野氏のインパクトは大きく、2度の離婚歴があることや政財界の華麗な人脈も相まって“女優と怪僧”の組み合わせは大きな注目を浴びました。しかも、ひとりで会見に臨んだ若村さんは、『プロポーズはお釈迦様の前です』『私のことを私以上に理解してくれる人に出会った』『婚約指輪は、小野さんのお心よりは小さなダイヤです』などと、終始、夫となった小野氏を持ち上げ続けたのです」(芸能関係者)

 若村の幸せアピールを感じさせる結婚会見となったが、その裏では、真逆の事態が進んでいた。渡辺謙(63才)との不倫騒動だ。

「渡辺さんは1989年に急性骨髄性白血病にかかったのを機に、当時の妻A子さんと夫婦で『釈尊会』に入信。しかし、闘病の過程でA子さんが小野氏から4億円以上の借金をしていたことが判明したのです。小野氏以外にも債権者がいて、負債総額は5億円以上に膨らみ、渡辺さんとA子さんは離婚訴訟に発展しました。A子さんは借金の理由は白血病治療のお金と主張しましたが、同時期、小野氏も親族や新橋(東京)の料亭と金銭トラブルを抱えていたことから、実態は小野氏への寄進だったのではないかという声もありました」(前出・芸能関係者)

 さらに法廷では周囲を仰天させる証言が飛び出した。

「A子さん側は渡辺さんの不倫相手として複数の有名女優の名前を挙げたのですが、その中に若村さんの名前もあったのです。この騒動が若村さんの結婚会見とほぼ同時に発覚。渡辺さん、若村さんともに関係を否定したものの、小野氏、渡辺夫妻との奇妙な“四角関係”が盛んに報じられた若村さんのイメージダウンは避けられず、結婚後、仕事は急激に減っていきました」(前出・芸能関係者)

 しかし、若村の結婚生活は長くは続かなかった。結婚4年目の2007年に小野氏が肝不全で他界したのだ。

「小野氏が亡くなった直後は喪失感に打ちひしがれていましたが、『仕事を辞めてはいけない』という小野氏の言葉から、若村さんは役者を続ける決意をしたそうです。『釈尊会』からも距離を置いて、小野氏の遺産は相続放棄しましたが、本名は現在も『小野』姓のままです」(前出・芸能関係者)

 亡き夫とともに、若村の励みになったのが家族の存在だった。東京・練馬区で、5人きょうだいの長女として育った若村は一家を支える存在だったという。

「お父さんはいろんな商売を手がけていて、若村さんの誕生前後は、居酒屋を営んでいました。その後、とんかつ店を始めたんです。一時は景気がよかったものの、腕のいい職人さんが辞めてしまってからは売り上げが落ち、経営が苦しくなってしまったようでした……。すでに女優になっていた若村さんが店の資金を援助し、弟妹の経済的な面倒も見ていました」(近隣住民)

 ここ数年はテレビや舞台の仕事が途切れない若村。仕事の順調さを裏付けるかのように、2019年には地元に一戸建てを新築している。

「土地も建物も若村さんの個人名義ですが、お母さんや親族のために建てたのでしょうか。すでにローンも完済しているそうです」(若村の知人)

 さらに若村が京香の代役という“難題”を引き受けた背景には、「盟友・天海祐希(55才)の影響があるのでは」と、別の芸能関係者は語る。

「2人は30年来の仲で、会うときはすっぴん、裸のつきあいもする関係。紆余曲折あった若村さんにとって、ずっと寄り添ってくれた唯一無二の親友です。天海さんも『コロナ禍、家族以外でいちばん話したのは若村麻由美』と明かしたこともあります。一昨年公開の映画『老後の資金がありません!』では、映画初共演を果たし、役者としてお互いに大いに刺激を受けたようです」

 その天海は10年前、軽度の心筋梗塞のため入院し、主演舞台を降板。宮沢りえ(50才)が急遽代役を務めて千秋楽を終えたが、天海は退院時に「事の重大さに心が痛みます」とコメントした。

「天海さんの姿をそばで見続けてきただけに、若村さんは代役のオファーがきたときに『何が何でもやり遂げよう』と快諾したのでは。天海さんが舞台を降板したときと今回の京香さんの降板を重ね、同世代の無念を晴らしたいという思いも強かったのでしょう」(前出・芸能関係者)

 今回の“緊急登板”でどんな演技を見せてくれるのか、若村の女優魂に注目だ。

※女性セブン2023年6月8日号
参照元:鈴木京香の代役に決定した若村麻由美、20年ぶり地上波ドラマ主演の裏に「遺産放棄」と「盟友・天海祐希」
2023.05.26 16:00 女性セブン
フジ 鈴木京香降板の「この素晴らしき世界」 若村麻由美が代役で話数削減も「大きな影響はなかった」
2023年7月7日 15:23 スポニチアネックス

フジテレビは26日、東京・台場の同局で定例会見を行い、鈴木京香(55)が体調不良で主演を降板した7月期の連続ドラマ「この素晴らしき世界」(木曜後10・00)について言及した。  同作は平凡な生活を送る主婦が、ひょんなことから芸能界で活躍する大女優に成り済ましながら二重生活を強いられるというコメディー。主人公は1人2役のような役柄となる。代役には若村麻由美が決定し、6月中にクランクインした。

 大多亮専務は「かなり早い段階での鈴木京香さんの降板という状況でしたので、そして、若村さんに早く代役を決めていただいたという影響もありまして、現場的には大きな影響はございません」としたが「1話スタートが遅れたりとか、本数が短くなっているみたいなことが正直ある」と説明。

 なお、鈴木の降板が決まった当初のような混乱はないといい「撮影も順調に進んでますし、そういった意味では大きな影響はなかった」と話した。
参照元:フジ 鈴木京香降板の「この素晴らしき世界」 若村麻由美が代役で話数削減も「大きな影響はなかった」
2023年7月7日 15:23 スポニチアネックス
若村麻由美、『この素晴らしき世界』で鈴木京香の代役に 約20年ぶりに地上波連ドラ主演
2023.05.18 18:00 Real Sound

 体調不良により鈴木京香が降板した7月期のフジテレビ木曜劇場『この素晴らしき世界』の主演を若村麻由美が担当することがフジテレビより発表された。

 鈴木が20年ぶりにフジテレビ系連続ドラマの主演を務めることが話題となっていた『この素晴らしき世界』は、平凡な生活を送る“主婦”が、ひょんなことから芸能界で活躍する大女優になりすましながら二重生活を強いられてしまう“なりすましコメディー”。5月11日、鈴木が体調不良により降板することが発表されていた。

 今回の主演交代による役名の変更はなく、若村が主人公・浜岡妙子/若菜絹代の2役を演じる。なお、若村が地上波連続ドラマで主演を務めるのは、『夜桜お染』(フジテレビ系)以来、約20年ぶり。共演として決まっている木村佳乃、沢村一樹、マキタスポーツとは初共演となる。

 放送開始日などの詳細は決まり次第発表される。
参照元:若村麻由美、『この素晴らしき世界』で鈴木京香の代役に 約20年ぶりに地上波連ドラ主演
2023.05.18 18:00 Real Sound
若村麻由美が“代役”主演「この素晴らしき世界」は今期ドラマのダークホース!
2023/08/02 06:00 日刊ゲンダイDIGITAL

 ドラマでも映画でも、代役を務めるのは楽ではない。元々他の俳優のために用意された役柄だ。うまく演じても「穴埋め」といわれ、失敗すればキャリアに傷がつく。

 ましてや「この素晴らしき世界」(フジテレビ系)の場合は主役だ。体調不良で降板した鈴木京香の代わりが若村麻由美と聞いて、「よく引き受けたなあ」と感心した。

 主人公はパート主婦の浜岡妙子(若村)。ある日、芸能事務所から驚きの依頼を受ける。看板女優・若菜絹代(若村の二役)のスキャンダルが発覚し、謝罪会見を開きたい。しかし本人はアメリカへと遁走。姿形がそっくりの妙子に代役となって欲しいというのだ。報酬は300万円。一度だけのつもりで会見を乗り切ったが、事務所は妙子を手放そうとせず……。

■堂々たる主演ぶり

 まず、若村の堂々たる主演ぶりが目を引く。平凡な主婦、大物女優、さらに“女優になりすました主婦”という3態を見事に演じ分けているのだ。中でも、無理だったはずのなりすましや異世界だった芸能界に、かすかな快感を覚えて戸惑う妙子の表現など、若村自身が代役とはとても思えない。

 このドラマはオリジナル作品であり、妙子同様見る側も先が読めないところがミソだ。しかも「烏丸マル太」と称する脚本家の正体は不明。これまた誰かの“なりすまし”なのか、“代役”なのか。今期ドラマのダークホース的な一本となった。
参照元:若村麻由美が“代役”主演「この素晴らしき世界」は今期ドラマのダークホース!
2023/08/02 06:00 日刊ゲンダイDIGITAL
若村麻由美さんが結婚/お相手は宗教法人会長
2004/02/26 12:02 四国新聞社

 女優の若村麻由美さん(37)が26日、東京都内で記者会見を開き、昨年9月に宗教法人釈尊会の会長、小野兼弘さん(51)と結婚していたことを明らかにした。

 若村さんによると約10年前に、偶然会った知人を通じて小野さんを紹介され、約1年半前から結婚を意識するようになったという。若村さんは「誠実で人情深く、少年のような性格にひかれていった」と笑顔で話した。

 半年近くも結婚を公表していなかったことについて、若村さんは「お互い忙しく発表の日取りを探していたところだった」と説明している。
参照元:若村麻由美さんが結婚/お相手は宗教法人会長
2004/02/26 12:02 四国新聞社
鈴木京香の降板でフジを救った若村麻由美 「代役女優」のその後に共通点がある
2023/6/17 11:04 デイリー新潮

代役を引き受け、クラインクイン

女優の若村麻由美(56)が主演する7月スタートのフジテレビ系連続ドラマ「この素晴らしき世界」が先ごろクランクインした。

 家では夫と冷め切った関係にある平凡な主婦・浜岡妙子(若村)は、スーパーでパート勤めの日々を送っている。だが、ある日を境に、週刊誌が報じたスキャンダルで海外に失踪した大女優・若菜絹代(若村・二役)になりすまして生活することに――。

 ドラマの前半は平凡な主婦が家族に内緒で大女優の替え玉を演じるドタバタ劇、後半は芸能界や一般社会の不正や矛盾に立ち向かう社会派ドラマの様相を強めていくという。

 これまでに発表された共演者は、若菜が所属する芸能事務所の社長を木村佳乃(47)、若菜の夫でヒモ状態の売れない俳優を沢村一樹(55)、印刷会社に勤務する妙子に無関心な夫をお笑い芸人のマキタスポーツ(53)が演じ、いずれも若村とは初共演となる。

 また、小田和正(75)が歌う主題歌「what’s your message?」は、同ドラマのために書き下ろされた新曲だ。

 ドラマは当初、5月9日にクランクインしていた。しかし、主演を務めるはずだった鈴木京香(55)が同日夜に体調不良を訴え、11日に同局と所属事務所が降板を発表。急きょ代役を探し、若村がオファーを受けた。

 クランクイン後、若村は自身のInstagramに第1話の台本を手にした笑顔の現場写真をアップ。《鈴木京香さんからバトンを引き継いだ連続ドラマ『この素晴らしき世界』がクランクインしました》と報告した。

 フォロワーに対しても、《みなさまからの応援メッセージやお手紙、とっても嬉しく拝読しています。明るいスタッフ・キャストと共にゴールに向けて完走しますので、応援を宜しくお願いします》と呼びかけた。

フジの救世主になった若村

「降板が発表される前日の10日、NHKの『クローズアップ現代』で、建築関係の話題でインタビューを受ける鈴木さんの元気な様子が放送されました。その翌日に降板が発表されるとは……。どうやらクランクインした時点で、鈴木さんは撮影を続けられるような状態ではなかったようです。ですが、共演者も主題歌も発表されクランクインしていたので、放送中止は選択肢になかった。そのため大急ぎで代役探しがスタートしました。鈴木さんと同年代の女優が候補だったので、常盤貴子さん、松嶋菜々子さん、石田ゆり子さん、斉藤由貴さん、高岡早紀さんらの名前が挙がりましたが……」(フジテレビ関係者)

 さすがに突然だったこともあり、急なキャスティングは無理だった。

「ところが、若村さんは鈴木さんと同年代で、所属事務所のトライストーン・エンタテイメントとうちの関係は良好。若村さんは6月23日にスタートするNHKのBS時代劇『大富豪同心3』のクランクインを控えていたこともあって、ハードスケジュールを承知でオファーを受けてくれました。苦しい現場を救ってくれた、まさに“救世主”です。今後、彼女に何があっても、フジは若村さんを重宝することになるでしょうね。降板の余波で撮影は約1カ月中断しました。そのため、放送開始が8月にずれ込むかと思われましたが、さすがに経験豊富な若村さん。共演者たちともすっかり打ち解けて、スムーズに撮影が進行しています。それもあって、7月中旬にはドラマをスタートできそうな状況です」(同前)

 同ドラマが放送される木曜午後10時の「木曜劇場」といえば、2021年7月期の「推しの王子様」に主演予定だった深田恭子(40)が適応障害により放送直前の5月末に活動休止を発表。そのため比嘉愛未(36)が代役を務め、無事、放送にこぎ着けた前例がある。

「全11話の平均世帯視聴率は4・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でしたが、おそらく深田がそのまま主演していても、それほど数字は変わらなかったかもしれません。しかし、数字よりも急な代役を受けてくれたことに、フジは比嘉と所属事務所に感謝しました。昨年7月期の木曜劇場『純愛ディソナンス』にも、比嘉はしっかり3番手でキャスティングされています。もともと脇役での好演が目立っていた比嘉だけに、今後もフジは積極的にオファーするでしょうね」(放送担当記者)

 通常、代役といえば、ある作品の出演者が何らかの事情で演じることができなくなった場合、代わりの役者を立てるが、危険を伴うアクションシーンでその役者と同じような体型の役者やスタントマンが代わりに演じることも多い。

 比嘉のほかにも話題作で急きょ代役を受けた俳優はいるが、切羽詰まった危機的状況で代役を引き受けた場合、以後の仕事運が上昇することが多い。

 先月18日に緊急搬送された歌舞伎俳優の市川猿之助(47)の明治座公演で代役を務めた市川中車(香川照之=57)の長男・市川團子(19)は、その演技をファンから絶賛されたどころか、一気に歌舞伎界のホープに踊り出た。

「かなりの量の台詞を覚えたり、共演者とのやりとりを覚えたりなど、急きょ代役を引き受けることがいかに大変かは、一般人から見てもハッキリ分かります。視聴者や観客も代役を引き受けた役者に対して“応援モード”にり、その作品にも注目が集まります。役者の側も修羅場を乗り切ったことでスキルや経験値が格段にレベルアップするのかもしれません」(同前)

代役を引き受けると大成する? 

 近年だと2013年5月に舞台「おのれナポレオン」で主演の天海祐希(55)が公演途中に入院、残りの公演は宮沢りえ(50)が代役を引き受けた。かなり短い準備期間にもかかわらず完璧な演技で、女優としての評価はうなぎ上り。以後、主演映画の「紙の月」(14年)と「湯を沸かすほどの熱い愛」(16年)で映画賞を総なめに。プライベートでは18年3月、元V6の森田剛(44)と再婚を果たした。

「20年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』では、薬物事件で降板した沢尻エリカ(37)の代役を川口春奈(28)が引き受けました。時代劇の経験がほとんどない川口だけに最初は不安視されていましたが、馬術や所作を短期間でしっかり叩き込んで好演。今や20社以上のCM契約を抱え、昨年主演したフジの恋愛ドラマ『silent』は社会現象になるほどのヒット作となりました」(前出・放送担当記者)

 話を「この素晴らしき世界」に戻すと、鈴木の代役を引き受けた若村は、なかかなか苛烈な人生経験の持ち主だけに、鈴木とは違った部分での内面からにじみ出る演技が注目されているという。

 若村は高校卒業後に仲代達矢が主宰する俳優養成所「無名塾」に入塾して演技を磨き、1987年の連続テレビ小説「はっさい先生」(NHK)のヒロイン役でデビュー。88年放送のドラマ「飢餓海峡」(フジ)では大胆な濡れ場を披露するなど、女優としてのキャリアを重ねてきた。

「そんな彼女の転機になったと言われているのが、山崎豊子さんの不朽の名作をドラマ化した『白い巨塔』(03~04年、フジ)です。主人公・財前五郎(唐沢寿明)の妻・財前杏子を演じました。教授夫人になることで周りからの脚光と優越感を得たいものの、夫に対する愛情は希薄。しかし、財前が危篤に陥り延命治療を持ちかけられた時、妻として反対するシリアスなシーンでは、その複雑な感情を見事に表現しました。その後、08年から出演している沢口靖子が主演のテレビ朝日の人気シリーズ『科捜研の女』でのサバサバした監察医・風丘早月(かざおか・さつき)教授のイメージも強いですね』(同前)

 これまでプライベートについてほとんど語ることがなかった若村だが、「白い巨塔」の撮影時に大きな出来事があった。

「02年、俳優の渡辺謙が一般人だった最初の妻と泥沼の離婚裁判になり、妻側は共演経験のあった若村を不倫相手の1人として名指ししたのです。結局、真偽は不明。そして翌03年、宗教団体・釈尊会の代表・小野兼弘氏と結婚し、結婚後は芸能活動をセーブしていました。ところが、07年に小野氏が急逝。親族や信者らからの“無言の圧力”があったようで、若村は遺産相続を放棄し、以後、仕事を徐々に増やしていったのです」(ベテラン芸能記者)

 今回、代役とはいえ、03年にフジで放送された「夜桜お染」以来となる地上波連ドラの主演の座をゲットした。ドラマで演じる大女優と多少なりとも重なる部分があるだけに、若村にとっては確実に代表作になるだろう。
参照元:鈴木京香の降板でフジを救った若村麻由美 「代役女優」のその後に共通点がある
2023/6/17 11:04 デイリー新潮
和服での激しい絡みでヌードを披露、“体重150キロ超”の教祖と結婚…若村麻由美56歳の波乱万丈
2023/03/13 「週刊文春」編集部 (週刊文春 2023年3月16日号)

 3月6日に初日を迎えた舞台「ハムレット」で、女優・若村麻由美(56)が貫禄の演技を見せている。

「演出は野村萬斎で、若村は萬斎の長男・裕基が演じるハムレットの母親役。日本舞踊・坂東流の名取でもある若村の立ち姿や身のこなしも見所です」(演劇記者)

若村は東京・練馬区の出身。高3の時、仲代達矢主宰の俳優養成所「無名塾」の舞台を見て感銘を受け、入塾試験に応募。130倍を超える難関を突破した。

 入塾3年目の1987年、NHK朝ドラ「はっさい先生」のヒロインに応募者723人の中から選ばれ、一躍ブレイクする。

「『無名塾だから演技はできるだろう』と演技指導がなくて苦労したというが、おてんばな英語教師役を演じ切り、エランドール賞新人賞も受賞した」(同前)

 翌88年にはドラマ「飢餓海峡」に娼婦役で出演。萩原健一と大胆な濡れ場を演じ、清純派の殻を破った。

「当初は躊躇していたが、共演した仲代から『しっかりやれ』と言われ、吹っ切れたそうです。入浴シーンや和服での激しい絡みではヌードを披露。一気に役の幅が広がった」(芸能デスク)

 その後、NHK大河「春日局」「信長」に出演し、2時間ドラマで主演するも、「役者に向いていない」と自信がなかったという若村。

「31歳の時、NHKの番組でヒマラヤ登山を経験し、物の見方や考え方が激変。『シンプルに生きよう』と決めたそうです」(同前)

芸能マスコミが騒然となった“教祖”との電撃結婚

 ところが――。女優として脂の乗ってきた2003年、宗教法人「釈尊会」の教祖・小野兼弘氏と電撃結婚。小野氏は14歳年上で150キロ超の巨漢だったが、入籍会見で若村は「私のことを私以上に理解してくれる人に出会った」「(婚約指輪は)小野さんのお心よりは小さいダイヤです」「(プロポーズは)お釈迦様の前です」などと述べ、芸能マスコミは騒然となる。

「さらに渡辺謙の夫人が小野氏から4億円超の借金をしていたとして、離婚裁判に発展。その際、夫人が渡辺の浮気相手として若村を名指ししたこともあり、仕事が激減。芸能活動は実質、休止状態に」(前出・記者)

 結婚4年後、小野氏は肝不全で死去。若村は喪失感に包まれるも「あなたには役目があるのだから仕事をやめてはいけない」という夫の言葉を思い出し、役者を続ける決心をしたという。

「その後、小栗旬らが所属する少数精鋭の事務所に入り、時代劇や舞台の仕事が徐々に増加。2年前の朝ドラ『おちょやん』でも劇団の女座長役を好演するなど演技力は健在です」(同前)

 師である仲代の「役者は生涯修行」の言葉を胸に、女優道を歩み続ける。
参照元:和服での激しい絡みでヌードを披露、“体重150キロ超”の教祖と結婚…若村麻由美56歳の波乱万丈
2023/03/13 「週刊文春」編集部 (週刊文春 2023年3月16日号)

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 秀吉先生、

    >おそらく愛人は皆、そのような形で、人の紹介を得て、実力者にあてがわれるというのが、習わしなのである

    ここを読んで思い出したのですが、デヴィ夫人も、東日貿易のタイピストとして、日商岩井が贈り物としてスカルノ大統領に送ったのが、大統領との馴れ初めであることが知られてますよね…
    デヴィ夫人の場合は上手く愛人から第三婦人として正式な地位を得ましたが…

    そう言えば、先生が別の記事を以前アップされてましたが、デヴィ夫人も牡牛座ラグナでしたねぇ…
    • 忘れてましたが、デヴィ夫人も以前の検証で、牡牛座ラグナに修正していましたね。


      デヴィ夫人も若い時は、一国の国王に献上しても恥ずかしくない程の日本人離れした落ち着いた美人だったと思います。


      戦国大名が自分の娘を同盟する武将に嫁がせて同盟関係を強固にしたように日商岩井が石油の出る重要な資源国インドネシアと友好関係を強固にするために愛人としてあてがったのだと思います。


      今でも社会的地位が高かったり、家柄がいい人々の結婚というものは、そうした家同士の契約または同盟といったニュアンスが強いです。


      末端の労働者階級は、マッチングサイトなどで知り合って、家柄など気にせずに結婚する訳ですが、こうした伝統社会よりもよほど、リベラルかもしれません。

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