ZOOM講演会でしたが、既に存在するコミュニティーの学習会に招かれての講演であり、当日も80人ぐらいオンラインで参加されて、私の日頃からの考察を発表できる良い機会となりました。
昨年11月頃に福岡で同じようなテーマで依頼を頂いてセミナーをしたことが役に立ちました。
春分点が魚座から水瓶座に向かって移動しており、現在、魚座の6°付近まで近づいているので、それで地球の文明が魚座の性質を帯びた文明から水瓶座の性質を帯びた文明に移行しつつあるというのは、私の長年のテーマでした。
こうした話を初めて知ったのは、まだ10代の終わりでしたが、非常に興味深いテーマである為、その後、継続して、人類の歴史をこの概念で考え続けています。
地球が歳差運動によって、25800年で1回、首振り運動をし、地球から見て、春分点が、2150年毎に黄道12星座の星座に次々に入っていく、そうした占星学的な天文現象が、地球文明の変遷の歴史を説明することが出来ます。
これは、アクエリアスの時代と呼ばれて、ニューエイジ思想、ニューエイジムーブメントの中で、語られてきました。
個人のアセンダント(ASC)が在住する星座が、人の性格、行動傾向などを示すように春分点が在住する星座は、地球文明の性質を示す訳です。
それで、魚座の性質と、水瓶座の性質を考えながら、過去2000年の人類の歴史を振り返ってみると、歴史的な事件は、表現されようとする、これらの2つの星座の性質が、衝突した結果、生じたものだということがはっきりと分かります。
これから春分点が入ってゆく水瓶座の影響が徐々に強くなっていき、魚座の影響が徐々に弱くなっていく為、歴史的な現象としては、魚座の表現が徐々に敗北して廃れ、水瓶座の表現が勝利して、徐々に隆盛していくという形を取ります。
例えば、魚座が、伝統的な封建社会であるとすれば、水瓶座は、それを打倒する形で起こってきた民主主義社会であったりします。
ルネッサンスからフランス革命や産業革命を経た西洋近代の歩みが、この魚座から水瓶座への春分点の移動という観点で説明できます。
特に水瓶座は、高度なテクノロジーを表わす星座である為、最近、人工知能が世界のあり方を変えてゆくという議論が盛んになされています。
今現在の社会とは、この水瓶座の力が、徐々に強くなってきた結果として、ここに表現されていることが分かります。
そして、今後、この水瓶座の影響が、更に強く深みを増して、社会を根本的に変えていくことになります。
昨年の12月に西洋占星術では、水瓶座の最初の度数で、木星と土星のグレートコンジャンクションが起こったと話題になり、水瓶座の時代というキーワードがかなり広まっているようです。
新型コロナウィルスが流行っていて、社会に不可逆的な根本的な変化が生じつつあり、そうしたこともあって、水瓶座の時代の生き方ということが非常に注目されています。
ただ同じ水瓶座を論じるのでも西洋占星術とジョーティッシュでは、若干、意味する所が違いますので、それは理解した方がいいかもしれません。
最近、書店にいってもコロナ後の社会について論じる本が増えてますが、例えば、『新しい世界 世界の賢人16人が語る未来』講談社現代新書といった新刊が出ていました。
科学の世界で様々な理論を提唱する世界の有名な論客16人が、これから生じる世界の変化を様々に論じていますが、この中で、占星学の観点、特に水瓶座の概念で、これから来る新しい社会について語っている人は一人もいません。

本の表紙に2021年、世界は回復へ向かうと書いてますが、新月図(ヒンドゥーニューイヤーチャート)によれば、2022年は破局的な出来事が起こる可能性を示しています。
何故なら、土星は星座を出ていく時に最も結果を表わすからで、2022年は土星が山羊座を抜けていく年だからです。
2022年に土星が山羊座を抜けてゆく最後のタイミングで、何か悲惨な状況が起こるかもしれません。
それは私は世界的な経済危機だと考えています。
それが来て初めて、水瓶座に土星が移動した際に大規模な救済事業や社会改革が行われます。
こうした観点は、世界的な16人の論客たちの誰も持っていませんので、ジョーティッシュの占星学的な観点というものは貴重だと思います。
テーマは、今年、来年ぐらいの話である為、価値がなくならないうちにyoutube公開動画としてアップロードして頂いたので、興味ある方は、ご覧下さい。

そのへんの解説をお願いします
何座に何星があるとどうのこうのという、テクニカルな話はあまり興味ありません
頭に入らないしw