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ジョニー・ディップとアンバー・ハードの離婚裁判と名誉毀損裁判 -金目当ての史上最も醜い離婚劇-

2022 5/24



今、ハリウッドでは、ジョニー・ディップが元妻のアンバー・ハードを名誉毀損で訴え法廷闘争を繰り広げていることがニュースで話題になっている。


ジョニー・デップ、元妻への名誉毀損裁判で元仕事仲間が長年にわたるアルコールと薬物中毒を証言
2022年5月22日9時44分 日刊スポーツ

米俳優ジョニー・デップ(58)が、2017年に離婚が成立した元妻で女優のアンバー・ハード(35)を名誉毀損(きそん)で訴えている裁判で19日、元仕事仲間から長年にわたるアルコールと薬物中毒に関する証言が飛び出した。16年に解雇されるまで30年間にわたってデップのエージェントを務めてきたトレイシー・ジェイコブスさんが、法廷でデップは常に撮影現場に遅刻して現れ、セリフを覚えていないためイヤホンを使うこともあったと述べ、それは薬物やアルコールの影響によるものだったと証言。デップはハードが家庭内暴力(DV)を告発したことで名誉を傷つけられキャリアを台無しにされたと主張しているが、実際にはデップの問題行動が原因で業界の人たちはデップを起用するのを嫌がったと述べ、「仕事を取るのが難しくなり、スターとしての輝きを失った」と語った。また、元ビジネス・マネジャーだったジョエル・マルデル氏もデップの浪費について証言し、特にハードと共演した映画「ラム・ダイアリー」(11年)の撮影後から支出が増えてアルコールや薬物への依存度が増したと証言。その結果、依存症の治療のために月10万ドルを支出することもあったと証言した。

デップは、ハードが18年にワシントン・ポスト紙に掲載された寄稿文の中で自らをDV被害者であるとつづったことに対し、自身の名誉が傷つけられ、仕事を奪われたとして5000万ドル(約65億円)の損害賠償を求める訴えを起こしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

ジョニー・ディップとアンバー・ハードは、2015年2月3日に23歳の年齢差で結婚して話題になったが、結婚は長く続かずに2016年5月にアンバーにより離婚申請がなされている。







離婚裁判となったが、2016年8月16日に示談によって、約1年半の結婚生活に終止符を打つことで合意したと発表され、アンバー側は、ジョニー・デップから家庭内暴力を受けたという主張を取り下げている。


和解金は700万ドル(7億円)である。


然し、その後、アンバー・ハードは、雑誌やビデオメッセージで、DV被害者を勇気づけるエッセイを寄稿したりDVの被害者たちを救う活動に取り組んでおり、自分がジョニーディップからDVを受けたことを公に主張している為、ジョニー・ディップから名誉棄損裁判を起こされたようである。


ジョニーディップとアンバー・ハードの間には、離婚の条件には結婚生活についての秘密保持条項があり、ジョニー側は、アンバー・ハードのその後の活動がこの条項を破っていると主張し、またアンバー側も離婚後の財産の処理などについて不満を呈しているという。







サイゾーウーマンの記事によれば、離婚が示談で成立したことには、裏があり、アンバー・ハードとジョニーディップには、ジョニーはDV疑惑を払拭する代わりに、700万ドルどころじゃない大金を内密に支払うという合意があったのでは?という憶測が流れている。


アンバー・ハードは離婚になる前からジョニー・ディップのDVの証拠をビデオテープで撮影して弱みを握り、離婚申請で、高額の配偶者手当を求めていたことから、「アンバーは銭ゲバ女」「金目当てでジョニーと結婚した」と叩かれるようになったという。


アンバー・ハードと、ジョニー・ディップの離婚劇は、おそらく以前から私が観察し、研究してきた牡牛座ラグナの女性が射手座ラグナの男性に仕掛ける離婚ビジネス(慰謝料目的の結婚と離婚)の典型的なケースである。



そういうことで、アンバー・ハードはおそらく牡牛座ラグナであり、月ラグナが射手座であるジョニーディップから離婚によって大金を巻き上げようとしたのである。







アンバー・ハードの出生時間は分からないが、2015年2月3日、ジョニーディップと結婚している。



2012年頃に『ラム・ダイアリー』で共演したジョニー・ディップと交際を始め、一度、別れた後、再び、交際を始め、2014年1月にジョニー・ディップと婚約したとメディアに発表している。





2012年は、ラーフ/ケートゥ軸が、牡牛座/蠍座軸をトランジットしていたが、2012年5月17日の時点で、木星も牡牛座を通過し、土星は乙女座で逆行して、牡牛座にアスペクトしており、牡牛座にダブルトランジットが生じていた。





また婚約した2014年1月の段階では、木星が双子座で逆行して、7室と7室の支配星にアスペクトし、土星が7室の支配星にアスペクトして、7室にダブルトランジットを形成している。



また木星が2室(結婚生活)を通過し、8室にもダブルトランジットしている為、結婚生活を視野に入れた交際へと発展していたことが分かる。







そして、2015年2月3日に結婚しているが、この時は、土星が7室を通過し、木星は3室から7室にアスペクトして、7室にダブルトランジットしていた。







そして、離婚した2016年5月のトランジットを仮に1日として、作成してみたが、土星と火星が7室で逆行し、ラーフ/ケートゥ軸が8室の支配星を通過し、太陽、金星、水星が12室(7室から見た離婚の6室)をトランジットしていたことが分かる。



従って、アンバー・ハードは牡牛座ラグナである。







牡牛座ラグナに設定して、再び、結婚した2015年2月3日のダシャーを見てみると、ラーフ/金星期で、典型的な結婚のタイミングである。



ラーフは12室に在住しているが、ディスポジターの火星は7室の支配星で、金星はラグナの支配星(7室から見た7室の支配星)である。



然し、アンバー・ハードは、結婚してから2016年5月には早くも離婚申請をしており、結婚してからの期間が短い為、離婚申請した時は、まだラーフ/金星期であった。



結婚した時から問題を抱えた結婚であったことが分かる。そうでなければダシャーが同じであることはあり得ない。



実際、ラーフは12室(別離)に在住し、7室から見た6室(離婚)でもあり、ラーフ/ケートゥ軸という形で、6室にも絡んでいる。



また金星は6室の支配星である。従って、結婚した時に既にパートナー関係に意見の不一致や摩擦があったことを物語っている。



そして、2016年8月16日に示談によって離婚が成立しているが、この時が、ラーフ/太陽期である。



太陽は12室(別離)に在住し、7室から見た6室(離婚)であり、月から見た12室の支配星(7室から見た6室の支配星)であることから、このタイミングで離婚したことが分かる。




アンバー・ハードが、牡牛座ラグナであれば、ジョニー・デップとの結婚が、どのような結婚であったのかがありありと浮かびあがる。







ジョニー・デップの月ラグナから見ると、牡牛座6室に水星、金星、太陽が惑星集中しているが、この中の月ラグナから見た7室支配の水星や、6、11室支配の金星が、アンバー・ハードの表示体となる。



つまり、自分よりも目下の存在であり、愛人であり、交際しても長続きしない相手である。



射手座ラグナの男性とは、弁護士や医者やスポーツ選手(ハリウッドスターも含む)など、社会的地位が高く、高収入の人物を象徴するが、射手座ラグナにとっては配偶者の表示体が、6、11室の支配星になる為、最初から金目当てで近づいて来る女性を象徴しており、それが射手座ラグナにとっての牡牛座の女性なのである。


特にこのジョニー・デップのチャーとの場合、月ラグナから見て、6、11室の支配星が牡牛座に在住していることから、そうした金目当ての女性は、牡牛座にラグナや月が在住するような女性であることを物語っている。



11室の支配星は、11室が貪りのハウスであることから、最も凶意が強く、自分を利用しようとして近づいて来る人物を象徴している。





金星は蟹座ラグナから見ても11室の支配星で、11室に在住している。



11室は同僚を表わしているが、アンバー・ハードは、ジョニー・デップよりも23歳若かったが、ジョニー・デップとは全く対等なハリウッドの業界仲間という側面もあったことを物語っている。



やはり、そのぐらいの実力がないと、23歳も年上の大物スターが、中々本気にはなりにくいと思われる。



このようにアンバー・バードを象徴する金星は、ラグナから見て、4、11室支配の機能的凶星、月から見て、6、11室支配の機能的凶星ということで最悪の機能的凶星である。







貪欲で、金目当てにジョニー・デップに近づいていって、まだ結婚しているさ中にジョニー・ディップが酒や薬物に弱く、直ぐに暴力を振るう癖があるという弱みにつけ込んで、用意周到にビデオカメラで撮影して、裁判で勝つための証拠固めをしていたのである。




牡牛座ラグナの女性は、物質的快楽に弱く、ラグジャリーで贅沢な暮らしをすることを望んでいる。



従って、その為の経済的基盤を得ることを常に考えるが、最大の吉星である木星が8、11室の支配星となる為、夫の財産(8室)を収入源(11室)とするのである。







そして、8室は、離婚した時の慰謝料や、保険金、遺産相続などの8室の象意によって得られる不労所得である。



それは不道徳(8室)な収入(11室)を表わしている。



私の知人でも射手座ラグナで、6、11室支配のマハダシャー金星期に中国人の女性と結婚し、その女性が知人が稼いだお金をどんどん本国に送金してしまうので、離婚訴訟になり、中国の法廷で勝訴したという事例がある。



その当時は、中国はまだ経済的に台頭しておらず、ナショナリズムも高揚していなかったこともあるが、中国の法廷においてもその女性の行為には問題があると認定されたようである。




つまり、ジョニー・デップとアンバー・バードの離婚劇とは、射手座の男性を相手取って、牡牛座の女性によって、繰り広げられる「離婚ビジネス」の典型例である。







ジョニー・デップのチャートのナヴァムシャを見ると、2室に金星、水星、木星が在住して、ダナヨーガを形成している。



この配置は、複数の女性を囲うような配置であるが、7室をパートナーのラグナとすると、8室に惑星集中する形となり、パートナーは多額の不労所得に恵まれ、離婚となれば、多額の慰謝料に恵まれ、夫が亡くなれば、多額の保険金に恵まれる典型的な配置である。








一方のアンバー・ハードのチャートを見ると、牡牛座ラグナで、ラグナロードの金星が牡牛座に在住しており、まさにジョニー・デップのチャーとの金星の表示体であることが明らかである。




因みにジョニー・デップと離婚した後、アンハー・バードは、イーロン・マスクと知り合い、結婚を前提として交際を進めていたようである。



然し、お互いに多忙である為、別離に至ったと報じられている。







イーロン・マスクのチャートを見ると、月ラグナから見ると、7室支配の土星が10室牡牛座に在住して金星とコンジャンクションしている為、牡牛座ラグナの女性と公の交際をすることを表わしている。




従って、アンハー・バードが牡牛座ラグナであることを示すもう一つの手がかりとなる。




イーロン・マスクは、金星に土星がコンジャンクションしている為、恋愛や結婚よりも仕事を優先し、パートナーとは仕事を介在して交際するような配置である。



決して、恋愛や結婚を仕事に優先できないため、それで、お互いに多忙であるという理由で、別離に至っている。



この土星はクリティッカーに在住しているが、アンバー・ハードの金星もクリティッカーに在住し、ジョニー・デップの月から見て7室支配の水星や金星もクリティッカーに在住している。



アンバー・ハードのラグナロードの金星は、クリティッカーに在住している為、ハリウッドスターや、世界一の資産家などと交際しているのである。








アンバー・ハードのチャートに戻るが、7室に9、10室支配の土星が在住しており、7室に土星が在住すると、交際相手とは、誠実で長く続く関係を築こうとする傾向がある。



イーロン・マスクと交際していた時、結婚を前提に交際しているとメディアに発表しており、比較的、真剣に交際を長く続けようとする姿勢が見られるのはこの配置の為であると分かる。



この牡牛座ラグナで正しいと思ったもう一つの理由は、7室の支配星が8室に在住する配置である。











女性にとって、この配置は、セックスアピールを表わす典型的な配置であり、マリリンモンローにも見られる配置(蟹座ラグナで8室に火星と木星)である。



8室は泌尿生殖器を表わしており、そこに男性器を象徴する火星が在住している女性は、しばしば、複数の男性から性的に支配されることを表わしている。



従って、男性と交際して、執拗に迫られたり、暴力や性暴力を受けたりしやすい配置である。



逆に言えば、男性を誘惑し、惹きつける配置であるとも言える。



マリリン・モンローも大リーグのスター選手であったジョー・ディマジオや劇作家アーサー・ミラーと結婚し、ジョン・F・ケネディーとも交際するなど、常に男性を惹きつける存在であった。



高校生時代なども男子学生から熱狂的に注目されていたという。







アンバー・ハードが、何故、ハリウッドで、これだけ注目を浴びるかと言えば、マリリンモンローには及ばないとしても、ハリウッドにおいて、セックスシンボル的な扱われ方をしているからではないかと思われる。



以前も書いたかもしれないが、日本においては、こうした男性を性的に誘惑し、男性の庇護を受けるなどして利得を得る女性を「魔性の女」と呼んだりするが、魔性の女は、同性の女性からは、男性に媚びているなどとして、酷く嫌悪され、批判を受ける対象となる。



『北の国から』の裕木奈江が、そのようなことでバッシングを受けたことを覚えている。



アンバー・ハードも「アンバーは銭ゲバ女」「金目当てでジョニーと結婚した」と叩かれたり、ファンたちによって「アクアマン2」へ出演させないようにする署名活動なども展開されており、今回の騒動で、大分、批判を受けて、評価を下げたようである。








因みにアンバー・ハードは、ラグナロードの金星がラグナに在住しているが、古典には、「2人の妻を持つ」とか「他の女性とも結ばれる」などと記されている配置である。



古典は男性向けに書かれているが、女性に置き換えてみても「2人以上の夫(配偶者)を持つ」とか「他の男性とも結ばれる」といった象意になって来ると考えられる。



従って、パートナーシップが重要な配置であり、多くの男性からパートナーとして認識され、言い寄られたり、結婚を迫られたりする配置である。



然し、6室、7室、8室にケートゥ、土星、火星などの凶星が在住し、7室は凶星によって挟まれて、パーパカルタリヨーガを形成している。



従って、あまり、パートナー関係からの幸福が得られない配置である。



それならば、せめてお金だけでももらうしかないということかもしれない。





ヴィーパリータラージャヨーガ




ジョニー・デップからDVを受けたというのは、本当のようで、おそらくジョニー・デップは、8室に在住する7室支配の火星の表示体になっている。







ジョニー・デップの射手座に月が在住している為である。



この火星は、12室の支配星が8室に在住して、8-12のヴィーパリータラージャヨーガを形成しているが、ジョニー・デップで最初に苦労するが、最終的に離婚の示談などで多額の慰謝料という不労所得という結果をもたらした可能性がある。



この配置は、ラグナからも月ラグナからも繰り返されており、月ラグナから見ても12室支配の太陽が8室に在住している。



8室それ自体はそれ程、強いように見えない為、ヴィーパリータラージャヨーガが機能していたと考えないと、多額の慰謝料をもらった理由が説明出来ない。



アンバー・ハードは、2016年8月16日に示談で、離婚が合意に至り、700万ドル(7億円)の和解金を得たというが、この時、ダシャーはラーフ/太陽期である。



ラーフは月から8室に在住し、ディスポジターのディスポジターの火星はラグナから見て8室に在住して、8-12のヴィーパリータラージャヨーガを形成している。



アンタルダシャーの太陽は、月から12室支配で8室で高揚し、やはり、8-12のヴィーパリータラージャヨーガを形成している。



つまり、ラーフも太陽も月から見て8室(不労所得)に在住し、ディスポジターの火星はラグナから見て、8室(不労所得)に在住し、8-12のヴィーパリータラージャヨーガを形成している。




どちらが真実を語っているか?

因みにアンバー・ハードとジョニー・デップのどちらが真実を語っているかを調べるには、2室の状態を見れば分かる。


2室は真実を語るかどうかのハウスである。


その傷つき具合によって、真実を語るか、嘘をつくかが分かる。


アンバー・ハードのラグナから2室と2室の支配星には火星がアスペクトし、月から見た2室にはケートゥが在住して、12室支配の太陽がアスペクトし、逆行の6室支配の土星が絡んでいる。


また月から2室支配の金星には逆行の土星がアスペクトしている。


2室と2室の支配星が激しく傷ついていることが分かる。



ジョニー・デップは、ラグナから見て、火星が2室に在住し、月から見た2室に逆行の土星が在住している。但し、定座に在住している。


ラグナから見た2室に在住する火星は、ヨーガカラカである。


2人とも2室は傷ついているが、ジョニー・デップの火星は、ヨーガカラカであり、アンバー・ハードよりも多少状態は改善している。


結局、世間に対して、示談内容を明かさず、ジョニー・デップがDV疑惑以外の要求を飲み込む代わりに慰謝料700万円の他に大金を支払う密約を交わしていたのであれば、両者は、世間を欺いて、嘘をついていたと解釈することもできる。


また記事によれば、アンバー・ハードは既に法廷において、数々の嘘が暴露されており、全額寄付すると主張していた慰謝料700万も全額寄付していなかったことが明らかになっている。


批評家によれば、ハリウッド史上、最も醜い離婚劇であるそうだ。




現在のダシャー:木星/土星期


そして、ジョニー・デップが元妻アンバー・ハードを名誉毀損で訴え、賠償金5000万ドル(約64億6000万円)を求めている裁判が行われている今、アンバー・ハードは、木星/土星期である。



アンバー・ハードが2018年にワシントン・ポスト紙に掲載された寄稿文の中で自らをDV被害者であるとつづったことで、自身の名誉が傷つけられ、仕事を奪われたとして、ジョニー・デップが訴訟を起こしたのである。



アンバー・ハードにとって、7室支配で8室に在住する火星が象徴するジョニー・デップは、腐れ縁が続く相手であり、中々縁が切れない相手である。



木星は月から6室(訴訟)に在住し、土星は月から見て、6室の支配星である。



アンバー・ハードにとっては、今は、木星は8室支配で10室に在住し、土星は木星から見て、12室支配で10室に在住しており、仕事の中断や損失を示す配置も見られ、女優業の方も中断を強いられている。



「アクアマン2」への出演に反対する署名運動などが起こされ、彼女の出演シーンが大幅に減らされたことなどが、これに該当する。



アンバー・ハードにとって、マハダシャー木星期は、前途多難である。



8、11室支配の木星期であるため、不労所得が得られ、その資金で暮らしていくことが出来るかもしれないが、木星はラグナから見ても8、11室支配の機能的凶星で、月から見ても4、7室支配の機能的凶星であり、人生の目的、理想の追求が得られにくい時期である。



木星/土星期は、木星が土星の星座に在住し、アンタルダシャーの影響下に入っている。



従って、アンタルダシャーが優勢に表れると思われるが、土星はラグナから見て、9-10室支配のヨーガカラカで、ラグナロードの金星と相互アスペクトして、1-9、1-10のラージャヨーガを形成し、月から見ても5室支配で、2、9室支配の金星と相互アスペクトして、2-5、5-9のダナヨーガを形成している為、土星は6室の支配星である一方で、ラージャヨーガやダナヨーガも形成している為、女優としての活動も続いていくと思われる。



但し、マハダシャー木星期は、基本的にラグナから見ても月から見ても機能的凶星で、10室に在住し、他の吉星と絡んでいない。



この木星期は、7室支配で8室に在住する火星のディスポジターとなっている為、ジョニー・デップとの離婚裁判の影響を今後も受けていくように見える。



おそらく、本当に人生の理想や目的を追求できるのは、土星がラグナから見て9、10室支配のヨーガカラカになったり、月から見て5室の支配星になる2036年以降のマハダシャー土星期においてである。







(参考資料)

ジョニー・デップとアンバー・ハード、泥沼離婚劇には「裏がある」!? 今振り返る、裁判の一部始終
2022/05/18 19:30 サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman)

 世界で実際に起きた衝撃の事件にまつわるミステリーを推理するバラエティ番組『ワールド極限ミステリー』(TBS系)。5月18日の放送は、“慰謝料総額195億円”となったジョニー・デップとアンバー・ハードの泥沼離婚裁判が取り上げられる。

 映画『ラム・ダイアリー』(2011年)での共演をきっかけに、交際を始めたというジョニーとアンバー。その後、14年に2人は婚約し、翌15年には挙式も行ったが、16年にアンバーから離婚を申請したことが明らかに。アンバーは、ジョニーからドメスティック・バイオレンス(DV)を受けていたと主張し、裁判所に離婚を申し立てた際には、顔に青アザができた自身の“証拠写真”も提出していた。

 結果的に、この裁判はジョニーの敗訴で幕を閉じた。しかし現在、ジョニーはアンバーを名誉毀損で訴えており、再び2人の泥沼裁判に注目が集まっている。

なかなか“決着”がつかないジョニーとアンバーの騒動だが、16年に離婚騒動が勃発した際、世間は2人の姿をどう見ていたのだろうか? 『ワールド極限ミステリー』の放送に合わせて、当時に公開した記事を改めて掲載する。

(編集部)

突如終止符が打たれたジョニー・デップの泥沼離婚劇に、ネット上では「裏がある」という意見が多数

 「史上最も醜い離婚劇の1つ」と世界中の注目を集めていたジョニー・デップとアンバー・ハードが、突然離婚に合意したと発表した。

 2011年に公開された映画『ラム・ダイアリー』での共演がきっかけで、恋に落ちたとされるジョニーとアンバー。12年6月、ジョニーは14年間連れ添い、2人の子どもをもうけた歌手のヴァネッサ・パラディと別れ、直後からアンバーとの交際を公に。14年1月に婚約し、4月には男なのに婚約指輪をはめたジョニーが、インタビューで「子どもは100人ほしい」と上機嫌に子作り宣言。15年2月にジョニーが所有するバハマの島で結婚式を挙げ、めでたく夫婦になった。

 一部タブロイド誌で、「アルコール依存症のジョニーを、アンバーがフォローしきれなくて困っている」と報じられたが、2人はどこに行くにも一緒で、夫婦円満をアピール。15年6月に、税関で申告せずに愛犬を持ち込んで、オーストラリア農相から大目玉をくらった際には2人結束して文句を言い、「似た者夫婦」「同じ価値観で幸せそう」と呆れられたものだった。この件に関して、2人は今年4月17日に謝罪ビデオを公開。その後、一緒にいるところを目撃されることがなくなり、5月25日になんの前触れもなく、離婚報道がなされた。

 報道によると、長年闘病を続けていたジョニーの最愛の母親が同月20日に81歳で死去し、その3日後にアンバーが離婚を申請したことが明かされ、アンバーが嫁姑の関係に苦しんでいたという臆測が流れた。

 が、この離婚劇はすぐに急展開を見せた。27日に顔に青タンを作ったアンバーが裁判所に現れ、ジョニーに対する接近禁止命令を要求。「21日に暴れたジョニーに携帯電話を投げつけられ負傷した」「薬物とアルコール依存症のジョニーからずっと心身的な虐待を受けていた」と主張し、マスコミは「ジョニーはDV男だった!」と色めき立った。これに対して、ジョニーの娘や最初の妻、そしてアンバーのために捨てられたとウワサされているヴァネッサまでも「ジョニーはDV男じゃない」と擁護する声明を発表。アンバーが離婚申請時から高額の配偶者手当を求めていること、27日にはくっきりあった顔のあざが28日にはきれいに消えていたことなどから、「アンバーは銭ゲバ女」「金目当てでジョニーと結婚した」と叩かれるようになった。

 世間からは「婚前契約を結んでいなかったジョニーが甘かった」という声も上がったが、ジョニーは全米でも指折りの敏腕弁護士を雇い、8月6日に予定されていた宣誓証言で、アンバーを徹底的に叩き潰すつもりだったと伝えられている。が、アンバーがその手に引っかかるわけはなく、ジョニー側が提案した前日の話し合いを拒否し、しかも宣誓証言当日は遅刻。さらに「ジョニーの弁護士から、突然示談の申し込みがあったので、宣誓証言はなくなった」という報道が流れた。

 この報道にジョニーの弁護士は驚き、「アンバーは遅刻した上で、泣くわ叫ぶわした挙げ句に拒否したので、宣誓証言できなかったのだ」と大激怒。15日、16日に予定されている裁判では、さらにドラマチックな展開になるのではと、マスコミは色めき立った。

アンバー・ハードは「ワケありオンナ」? バッシングが起こったワケ

 この宣誓証言報道を受け、ネット上では、アンバーはやっぱり「ワケありオンナ」「ビッチ」だとバッシングが巻き上がった。しかし、12日。とんでもないビデオがネット上に流出し、世間を戸惑わせた。ジョニーがブチ切れ、台所の家具を蹴ったり、荒っぽく戸棚を開け閉めしたり、なだめようとするアンバーを非難したり、ワインの瓶とグラスを投げ、その様子を録画していた彼女の携帯電話をテーブルから投げ落とす、という衝撃的な内容だったのだ。

 このビデオは、深く考えずに見ると、酒に酔ったジョニーが一方的にブチ切れているように思える。しかし、ネット上には「ビデオはアンバーに都合よすぎる内容だ」という声が多数上がった。

 というのも、アンバーはしきりに「今朝はケンカしてないじゃない」「私はごめんなさいとだけ言ったわ」と話しているのだが、なにに対して謝ったのかは一切触れていない。また、グラスにワインを注ぐジョニーに「今朝だけで、こんなに飲んだの?」と聞くなど、いちいち怒りを煽るようなことを言っている。ジョニーはワインを投げる直前、携帯電話で撮影されていることに気づいたように見えるのだが、ジョニーの姿をはっきりと撮るため携帯電話の位置を手早く変えており、アンバーが隠し撮りに慣れているようにも見えるのだ。

 このビデオを入手し公開した米「TMZ」は、「これはアンバーが撮影したものだが、彼女は流出させていないと主張している」とし、ジョニー側は「ビデオはあちこち編集されたもので、アンバーがせせら笑いながらジョニーをけしかける部分が丸々カットされている」「アンバーによるでっちあげ」だと激怒していると伝えた。

ジョニー・デップとアンバー・ハード、離婚劇は突然の決着

 その後ジョニーが、この動画が撮影されていた時に、自身の右手中指の先を切り落とす大ケガをしたことが判明。その指を彼女の絵の具に浸し、鏡に「主演 ビリー・ボブ 尻軽アンバー」と書き殴ったという写真も公開された。手当てをせず、絵の具に浸したため、傷は悪化。『パイレーツ・オブ・カリビアン』最新作の撮影を長期間中断して治療しなければならなくなったと報じられ、「多くのスタッフに迷惑をかけた原因が痴話げんかだったとは」と呆れる声が上がった。

 ちなみに、アンバーいわく、このケガをした時ジョニーは大量の酒を飲んでいた上、ドラッグでハイになっていたとのこと。そのため、痛みは感じなかったようである。また、鏡に名前を書かれた張本人で、アンジェリーナ・ジョリーの元夫としても知られるビリー・ボブ・ソーントンとアンバーは『London Fields』という映画で共演しているが、ビリーは「TMZ」の取材に対して「アンバーとはまったく交流しなかった」「浮気なんてとんでもない」とコメント。ビリー自身既婚者であるため、迷惑がっているようだと伝えられている。

 そんなジョニーとアンバーの醜い離婚劇が突然、決着したと報じられたのだ。

 2人は16日、メディアに対して共同で離婚の話し合いが決着したという声明を発表。「私たちの関係は極めて情熱的なものであり、緊迫したこともあったが、常に愛で結ばれてきた」「私たちのどちらも、金銭目的のために誣告(虚偽の告発)したわけではない。物理的または感情的に傷つけようとする意図もなかった」「アンバーはジョニーの今後の幸せを切に願っている。アンバーは、離婚で得たお金はチャリティー団体に寄付するつもりである」という内容で、アンバー側が作成した声明にジョニーが同意したと、世間は受け止めた。

「アンバー・ハードはジョニー・デップの弱みを掴んだ?」泥沼離婚劇のその後

 一方で、アンバーも妥協したと感じる人も多かった。「私たちのどちらも、金銭目的のために誣告したわけではない。物理的または感情的に傷つけようとする意図もなかった」は、明らかにジョニーのDV疑惑に関する文章だが、DVの有無は明確に書かれていない。また、今回合意したことで、アンバーはジョニーに対して求めていた接近禁止命令を、「2度と彼に対する接近禁止命令は求めない」という条件のもとに取り下げことも明かされ、「ジョニーはアンバーに危害を加えることはない」と証明する形になった。

 また、ジョニーは慰謝料などで700万ドル(約7億円)をアンバーに支払うとも報じられた。この700万ドルの一部をチャリティーに寄付するということになるが、一体いくらを寄付するのかは明かされていない。

 ビッグスターの泥沼離婚劇はこれにて終了したわけだが、ネット上では、今回の離婚発表の内容をうさんくさいという目で見ている人が多いようだ。「どうせ離婚に関する詳細は外部に漏らさないと契約しているのだろうが、今回公開された情報は表向きのものだろう。ジョニーはDV疑惑を払拭する代わりに、700万ドルどころじゃない大金を内密に支払うことで合意したのでは?」「アンバーは、小まめにジョニーの姿を盗撮していたようだから、弱みを掴んでいるのでは? だから、ジョニーがDV疑惑以外のアンバーの要求を飲み込む代わりに世間には内緒で大金を払うことを提案し、今回の発表をしたのではないか」という声も飛び交っている。

 法的な手順があるため、2人の離婚はまだ正式に成立していない。そのため、アンバーが今後も「私が流出させたんじゃない」と言いながら爆弾を投下する可能性もありそうだ。

※2016年8月17日初出の記事に追記、編集を加えています。
参照元:ジョニー・デップとアンバー・ハード、泥沼離婚劇には「裏がある」!? 今振り返る、裁判の一部始終
2022/05/18 19:30 サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman)
ジョニー・デップの不在中、不倫相手を招くために自宅の鍵を変えた! アンバー・ハードの数々の嘘が暴かれる【SPURセレブ通信】
2022/5/20 20:30 SPUR.JP

2022年5月17日(現地時間)、ジョニー・デップ(58)が元妻アンバー・ハード(36)を名誉毀損で提訴している裁判の中で、2日間にわたって行われていたアンバーの反対尋問が終わった。

今回の反対尋問では、アンバーがジョニーと離婚する前から関係を持っていたとされる俳優で映画監督のジェームズ・フランコ(44)との不倫疑惑や、以前アンバーが交際していたフォトグラファー、ターシャ・ヴァン・リーが暴行を加えられたとしアンバーを提訴した過去などについて、アンバーが追及される形になった。

ジョニーの弁護人はアンバーがジョニーに暴力を振るっていたことを主張し、2009年、アンバーが当時交際していたターシャにもDV(家庭内暴力)で提訴されていることを指摘。

弁護人が「あなたが暴行したのはジョニー・デップだけではありませんよね?」と質問すると、アンバーは「私はパートナーに危害を加えたことはありません。デップ氏にも、今まで恋愛関係にあった人にも、一度も暴行をしたことはありません」と反論した。

ジョニーの弁護人がさまざまな証拠を提示し、アンバーが重ねてきたとされる“嘘”を追及する展開になった反対尋問。中でも大きな話題を集めているのが、アンバーがジェームズと不倫関係にあった、というものだ。

ジョニーの弁護人が「2016年5月27日に(ジョニーに対する)接近禁止命令を申請したのは、(ジョニーと住んでいた)ペントハウスの鍵を変えたかったからだと証言しましたね。覚えていらっしゃいますか?」とアンバーに質問。アンバーが「イエス」と答えると、弁護人は続けて「でも実際のところ、あなたは5月22日にすでに鍵を変えています。この日、ジェームズ・フランコをペントハウスに招くためですね」と追及。

アンバーが「ジェームズが来たのがいつだったのか、覚えていません」と返答するも、弁護人は「では思い出させて差し上げます」とペントハウスのエレベーターに設置されていた監視カメラの映像を再生した。

映像にはアンバーとジェームスが親密そうに身を寄せ合っている姿が映っており、撮影されたのは2016年5月22日の22時57分(現地時間)。この日ジョニーは外出中で、そのまましばらくバンドのツアーでロサンゼルスを離れることになっていた。それを知ってアンバーはジェームズを家に呼び、万が一ジョニーが帰ってきても大丈夫なように、家の鍵を変えておいたのだ、と弁護人は主張した。

その主張にアンバーは「私は彼のスケジュールを知りませんでした」と返答したものの、ペントハウスの持ち主であるジョニーの許可を取らず、ジェームズと浮気するために勝手に鍵を変えた、という疑惑が深まることとなった。

また、ファンの間で話題になっているのは、アンバーの弁護人がジョニーがアンバーのキャリアを阻害しようとしていた、と主張した場面。ジョニーが「彼女がどうして『アクアマン』の役をもらえたと思っているんですか?」と返答したのだ。

ジョニーの弁護人が「『アクアマン』に出演できたのはデップ氏のおかげだったんですか?」と尋ねると、アンバーは苛立った表情で「いいえ、私はオーディションを受けて自分で勝ち取ったのです」と答えた。

アンバーが『アクアマン』のヒロイン役を務めることになった経緯は不明だが、2023年3月に公開が予定されている続編では、アンバーがジョニーからDV被害で訴えられていることを理由に、アンバーの降板を求め200万人を超える署名が集まる騒動も。それを受け、続編でのアンバーの出演シーンが大幅に減らされることになったと、映画ジャーナリストは語っている。

この他にもジョニーの弁護人は、アンバーがジョニーにDVを受けたと主張する翌日に出席したイベントでの写真を提示し、アンバーが主張したアザが見当たらないことを指摘。さらに、DVの通報を受けて駆け付けた警察官が「彼女に暴力を受けた形跡がなく、彼女自身も捜査に協力しようとしないので、名刺を渡して立ち去った」と証言するなど、アンバーの主張が虚偽であるという疑惑が深まる反対尋問となった。

終盤に差し掛かった今回の裁判はどんな結末を迎えるのだろうか。今後の展開に注目したい。
参照元:ジョニー・デップの不在中、不倫相手を招くために自宅の鍵を変えた! アンバー・ハードの数々の嘘が暴かれる【SPURセレブ通信】
2022/5/20 20:30 SPUR.JP
ジョニー・デップ、元妻への名誉毀損裁判で元仕事仲間が長年にわたるアルコールと薬物中毒を証言
2022年5月22日9時44分 日刊スポーツ

米俳優ジョニー・デップ(58)が、2017年に離婚が成立した元妻で女優のアンバー・ハード(35)を名誉毀損(きそん)で訴えている裁判で19日、元仕事仲間から長年にわたるアルコールと薬物中毒に関する証言が飛び出した。16年に解雇されるまで30年間にわたってデップのエージェントを務めてきたトレイシー・ジェイコブスさんが、法廷でデップは常に撮影現場に遅刻して現れ、セリフを覚えていないためイヤホンを使うこともあったと述べ、それは薬物やアルコールの影響によるものだったと証言。

デップはハードが家庭内暴力(DV)を告発したことで名誉を傷つけられキャリアを台無しにされたと主張しているが、実際にはデップの問題行動が原因で業界の人たちはデップを起用するのを嫌がったと述べ、「仕事を取るのが難しくなり、スターとしての輝きを失った」と語った。また、元ビジネス・マネジャーだったジョエル・マルデル氏もデップの浪費について証言し、特にハードと共演した映画「ラム・ダイアリー」(11年)の撮影後から支出が増えてアルコールや薬物への依存度が増したと証言。その結果、依存症の治療のために月10万ドルを支出することもあったと証言した。

デップは、ハードが18年にワシントン・ポスト紙に掲載された寄稿文の中で自らをDV被害者であるとつづったことに対し、自身の名誉が傷つけられ、仕事を奪われたとして5000万ドル(約65億円)の損害賠償を求める訴えを起こしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)
参照元:ジョニー・デップ、元妻への名誉毀損裁判で元仕事仲間が長年にわたるアルコールと薬物中毒を証言
2022年5月22日9時44分 日刊スポーツ
アンバー・ハード、ジョニー・デップを数回殴ったと反対尋問で明かす
2022/5/20 6:45 RollingStones

ジョニー・デップが元妻で女優のアンバー・ハードを名誉毀損で訴え、賠償金5000万ドル(約64億6000万円)を求めている裁判で、現地時間17日にハードの反対尋問が行われ、デップの弁護士との一騎打ちが見られた。

デップの弁護を務めるカミーユ・ヴァスケス弁護士は序盤から主導権を握り、結婚生活で身体的暴力をふるったのはハードのほうだとアピールしようと数々の音声を再生した。その中でハードはデップの年齢とキャリアを馬鹿にし、彼を「お払い箱」と呼んだ。別の音声では、私の息子ジャックから男らしさを教えてもらったらどう、あんたにはできないでしょうから、と言っていた。

また別の音声では「とんだ笑い者ね」と言い、笑いながら小ばかにしたように「私もあんたみたいになれたらさぞ良かったでしょうね」と付け加えた。

映画『アクアマン』に出演できたのはデップのおかげだとヴァスケス弁護士がほのめかすと、ハードは明らかに気を悪くして「いいえ、私自身がオーディションで役を手にしたのです」と述べた。

ヴァスケス弁護士は、口論の途中でデップに出ていくなとハードが「執拗に」要求する携帯メッセージと音声を法廷で提示した。これに対してハードは、夫――メッセージの中では「怪物」と呼んでいる――が出ていくのを止めようとしたのは、ドラッグをやりにいくのではないかと恐れたからだと答えた。

「ジョニーが次の段階に移る時はたいていこうでした――クスリをやると決まっていたのです。それで私たちの生活はさらに悪化しました」と彼女は言った。「彼がクスリに走るのを止めようとしました……悪循環を止めるためなら何でもしました。私にとってはそのぐらい重要だったんです」

だがヴァスケス弁護士は反撃し、ハードがデップを「怪物」と呼んだのは麻薬の使用が理由ではなく、彼が距離を置きたがったからだと述べた。「距離を置きたい……イライラしてきた……俺も君もそれぞれ距離を置こう」と、音声の中でデップは言っている。「数時間もすればお互い話ができるだろう」

音声の中でハードは涙ながらにこう答えている。「今出て行ったら、私にものすごいストレスを負わせることになる……お願いだからやめてちょうだい」

ハードはデップを数回殴ったことも認めたが、いずれの暴力行為も正当防衛だったと主張した。「身体を張って自分の身を守らなくてはならないことが何度もありました。手あたり次第平手打ちをしたのもそのひとつです」と彼女は言った。「それで逃げられるなら当然です、顔を腫れあがらせるか鼻を折るかの差だとしても……可能な時は自分の身を守ろうとしました。ただ、それ以前は何年も自分を守れませんでした」

例えば、法廷で再生された音声には浴室のドアがデップの頭に当たったとして2人が口論しているが、ハードはその中でデップに「わざと」当てたと語っている。これについてハードは、デップからドアを爪先にぶつけられて痛かったので、直感的に反応したのだと述べた。

その後ヴァスケス弁護士は、ハードの元交際相手タシア・ヴァン・リーと過去の家庭内暴力容疑を話題にした(ハードは2009年、ヴァン・リーを殴ったとしてシアトル空港で逮捕されている。ただし起訴はのちに取り下げられた)。

「私はデップ氏にも、むかし交際した誰に対しても、暴行したことは一度もありません」と彼女は答えた。

ハードがデップに書いた「手紙」の内容

この日の証言の大半は、ハードとデップ側の弁護士の激しいバトルがメインだった。女優が質問にことごとく反論しようとするのを、弁護士はしばしば遮った。2人とも午後中ずっと平静を保っていたが、引き下がるつもりがないのは明らかだった。

途中でヴァスケス弁護士は、交際が始まったばかりの2012年にハードがデップに贈ったナイフを法廷に提示した。ハードは以前、この時期から暴行が始まっていたと主張していた。ヴァスケス弁護士は、暴行されていたとみられる時期にデップに武器をプレゼントした理由を尋ねた。

「あげた時、彼がそれで刺してくるという心配はありませんでした」とハードは答えた。「それは確かです」

だがヴァスケス弁護士による反対尋問の序盤は、オーストラリアで数日にわたって行われたとされる暴行に集中した。ハードのこれまでの主張では、喧嘩が最高潮に達した時デップはキッチンカウンターに彼女を押し付け、酒瓶をヴァギナに挿入した。ハードの証言の信ぴょう性と喧嘩の記憶力を切り崩そうとしたヴァスケス弁護士は、彼女がデップの指先を切り落とした後も暴行が続いた、という女優の主張に異を唱えた。

ハードはすべて実際の出来事だったと一貫して主張したが、喧嘩の具体的な時間軸は覚えていないことを認めた。

「これらが起きた順番を正確に覚えていると主張したことは一度もありません」と女優。「恐怖の3日間にわたって、連日行われた暴行でした」

ヴァスケス弁護士は、この時の喧嘩で負ったとハードが主張する「重傷」にも反論した。割れたガラスで前腕と脚に負った切り傷と、あご全体にわたるあざだ。

「あの当時、あごに傷を負ったりあざができたりするのはそこまで深刻ではありませんでした」とハードは言い、傷の写真を撮らなかったこと、治療を受けようともしなかったことを認めた。代わりに彼女は、けがやもっと重要な証拠には目もくれず、現場の特定のアイテム(叩き壊されたと彼女が主張する携帯電話や、血まみれだったという枕など)を撮影した――デップ側の弁護士はこれを「都合のいい」行為と呼び、他の暴行容疑が話題の時にも指摘し続けた。

元夫婦の会話を収めた音声が再生されると、オーストラリアの喧嘩で俺が浴室に籠った後も君は付きまとい続けたじゃないか、というデップの声が流れた。その後弁護士はこう尋ねた。「彼をまったく恐れていなかったようですね?」

「ジョニーとは複雑な関係なんです。恐れていると同時に、心から愛してもいます」とハードは言った。「私を殺そうとした男です。恐ろしいのは当然でしょう」

するとヴァスケス弁護士は、交際中に2人がやり取りした交換日記の中に書かれたハードからデップ宛ての一連の手紙に焦点を移した。これはオーストラリアの喧嘩から2カ月後、妹がデップに階段から突き落とされそうになったとハードが主張する時期の直後に書かれた「ラブレター」で、ハードはこう書いている。「これまで私はあなたの中に友情と敬意が染みついているのを見てきた。だけどやっぱり、多分これまで以上に、あなたの身体を切り裂いてむさぼりつき、じっくり味わいたい気分だわ」

この手紙を書いたのは、デップが素面になった後の「新婚モード」の時期だったとハードは証言した。また自らの言動を謝罪する別の手紙に関しても弁明した。手紙のひとつには「私はおかしくなることがある。ごめんなさい。あなたを傷つけた……私のほうこそ本当にごめんなさい。こんなことを言ってもあなたを傷つけた言い訳にはならない。だって、あなたを傷つけるのに十分な理由なんてひとつもないというのが真実だもの」

「私はいつも(状況を)改善しようとしていました。どんな人間関係でも、喧嘩を水に流すには謝罪が重要だと思っています」とハードは手紙について説明した。「あらゆる手を試みました……でも関係を変えることはできませんでした」

米ワシントンポスト紙に意見記事を出した理由

デップの弁護士は、俳優のジェームズ・フランコが彼女のペントハウスを訪問するエレベーターの映像も提出した。法廷で陪審員に提示された監視カメラの映像には、2018年5月22日の午後11時直前にエレベーターに乗り込む2人の姿が映っていた。フランコを招いた時、デップが街を離れることを知っていたのかと尋ねられると、ハードはデップのスケジュールは知らなかったと否定した。

「ジェームズは友だちで、近所に住んでいました。正直あの時は、いつもの友達のサポートネットワークを使い果たして、友達ならいくらでも大歓迎という状態でした」とハートはのちに説明した。

ヴァスケス弁護士は今回の裁判の争点となっている2018年に掲載されたワシントンポスト紙の寄稿記事(名指しこそしないものの加害者がジョニーであると示唆したために仕事や評判を失ったとし、ジョニーが彼女を相手取り名誉棄損で訴えを起こした)に話題を移し、デップについて書いた記事だとハードに認めさせようとした。代わりにハードは、記事ではデップに特化したわけではなく――権力を持つ男性や性的暴行、当時もち切りだった#MeToo運動に関連する問題を書いたのだと述べた。

「彼のことではありません」と彼女は言った。「ジョニーのことではありません。(関係が終わった)後日、私の身に起きたことを書いたものです。当時私が書きたかったのもこういうことです」

さらに彼女はこう続けた。「あの当時、著名人や名前を知られている多くの男性が同じように非難されていたという背景をふまえてあの記事を書きました。ジョニーだけでなく、もっと全般的な現象を総体的に指していたのです」

ヴァスケス弁護士は、ハードの反論の根拠となっているデップの元弁護士アダム・ウォルドマン氏による3つの発言に話題を移し、これらの発言とキャリアに対する悪影響を関連付けることはできないと述べた。ハードはこれに異を唱え、L‘Orealとの契約打ち切りやドラマ『ザ・スタンド』宣伝活動の中止、『アクアマン』続編の役柄変更など、進行中だった複数のプロジェクトから降ろされたと述べた。

「記事がインターネットで注目されたせいで、誰からも起用されなくなりました」と彼女は言った。「(私に対する)中傷運動がが一斉に起きています。まるで白い目で見るように」

仕事を失ったのはウォルドマン氏の発言のせいかという質問には、「オファーされなかった仕事や、ゲットできなかった仕事を特定するのはちょっと難しいですね」と答えた。最新作『アクアマン2』で役を確保するために「戦った」ものの、「完成した作品で実際に」自分の出番がどのぐらいあるかはわからない、と言った。

この日はほとんどハードの反対尋問に費やされたが、その後ハードの弁護団が再尋問を終えた――もっとも、デップの弁護士はことごとく質問に異議を唱えた。ハードの弁護を務めるエレイン・ブレデホフト弁護士は最初の質問で、デップが裁判の間ずっと目を合わせない理由は何だと思うか、と尋ねた。

「有罪だからです」と彼女は答えた。「自分が嘘つきだとわかっているからです。なぜ彼は私の目を見ないのか? 私があの男の手から逃げ延びて、今ここにいるからです。私は彼と目を合わせられます」

デップはハードの証言中、笑みを漏らした。

最終陳述は5月27日の予定。評決が言い渡されるのは戦没将兵記念日の週末後になるとみられる。

参照元:アンバー・ハード、ジョニー・デップを数回殴ったと反対尋問で明かす
2022/5/20 6:45 RollingStones
ジョニー・デップ、23歳年下女優と婚約!複数メディアが伝える
2014年1月18日 10時48分 シネマトゥデイ

俳優のジョニー・デップが、23歳年下の女優アンバー・ハードと婚約したとPeople.comをはじめとする複数のメディアが報じた。

 People.comによると、関係者は婚約を認めており、「二人は婚約してこの上なく幸せそうです。残りの人生を共に歩むことにとても喜びを感じているようです」とコメント。アンバーもすでに親しい友人に婚約を明かしているという。また、Us Weeklyは別の関係者の「プロポーズはしばらく前に行われたようですよ」というコメントを紹介している。

 今週半ば、アンバーが左手の薬指に指輪をしているところをパパラッチされたことをきっかけに、ジョニーとアンバーはまもなく結婚するのではないかとささやかれていた。その一方で、英紙The Sunは、指輪が婚約指輪ではなく、コミットメントリングであると報じており、続報が待たれていた。

 現在ジョニーは50歳で、アンバーは27歳。二人は2011年に行われた映画『ラム・ダイアリー』の撮影中に出会ったものの、当時ジョニーは長年のパートナーだったヴァネッサ・パラディと交際中。その後、ヴァネッサとの破局を発表した2012年6月ごろに、アンバーとの交際が明らかになった。昨年7月の来日時も、アンバーはジョニーに同行していた。(編集部・福田麗)
参照元:ジョニー・デップ、23歳年下女優と婚約!複数メディアが伝える
2014年1月18日 10時48分 シネマトゥデイ
ジョニデ アンバー・ハードと結婚
2015.02.06 デイリー

 米俳優ジョニー・デップ(51)が3日、米ロサンゼルスの自宅で、婚約中だった女優のアンバー・ハード(28)と結婚した。出席した関係者の談話を基に米ピープル誌が報じている。

 一部ではバハマに所有しているプライベートアイランドにて今週末にも挙式するのではと報じられていたが、予定を前倒したとみられる。

 2人は1月26日に、デップの主演映画「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」(6日公開)のキャンペーンで来日した際も手をつないで現れるなどラブラブぶりを見せつけていた。週末の7日か8日には予定通りバハマで挙式する予定。映画の日本公開前後に、タイミングのよい慶事となった。
参照元:ジョニデ アンバー・ハードと結婚
2015.02.06 デイリー
ジョニー・デップ、新恋人のため10億円以上の愛の巣購入
2012年12月7日 18時41分 シネマトゥデイ

 ジョニー・デップが、真剣交際が取り沙汰されている女優アンバー・ハードのため、1,600万ドル(約12億8,000万円・1ドル80円計算)の地所を購入したと英国The Sunが報じた。

 ジョニーが邸宅を購入したのは、テネシー州ナッシュビルにある地所。19の部屋と、テキサス出身のアンバーが十分に乗馬を楽しめる広大な土地を持つという。関係者は、「アンバーは長らく牧場を持つことを夢見ていたんです。そこで、彼女の出身であるテキサス州の土地を購入しようとしていたのですが、ナッシュビルの地所を見つけると、一目で気に入ってしまたようです」と証言。

 さらにジョニーがアンバーのために邸宅を購入したことに「ジョニーがアンバーとの交際に、どれだけ真剣なのかを示すサインのようなものです」とも語ったとのこと。アンバーが乗馬を楽しむ間、ジョニーは作曲と楽器演奏に取り組んでいるという。

 バイ・セクシュアルを公言していることでも知られるアンバーは、2011年製作の映画『ラム・ダイアリー』でジョニーと共演。ジョニーがヴァネッサ・パラディとの交際に終止符を打った後、新恋人として交際がうわさされ、先日ついにジョニー自身が真剣交際を認めたと報じられた。(西村重人)
参照元:ジョニー・デップ、新恋人のため10億円以上の愛の巣購入
2012年12月7日 18時41分 シネマトゥデイ
ジョニー・デップ、「魔の女」に人生破壊されるまで
勝訴でジャック・スパロウ役を取り戻せるか
2022/05/13 12:00 東洋経済ONLINE (猿渡 由紀 : L.A.在住映画ジャーナリスト)

ジョニー・デップが窮地に立たされている。彼は今、ハリウッドで事実上ブラックリスト入りとなっているのだ。

原因を作ったのは、元妻アンバー・ハード。2016年5月、デップに離婚申請をした直後、ハードは彼からDVを受けていたとして接近禁止命令を取得した。そして離婚成立からほぼ2年後の2018年12月、ハードは「Washington Post」紙にDV被害者として意見記事を執筆。記事の中にデップの名前はなかったものの、誰のことかは明らかだとして、デップはハードを名誉毀損で告訴、それを受けてハードもデップを逆告訴した。裁判は現在、ヴァージニア州で行われている。

この裁判に先立ち、2020年、デップは自分をDV男呼ばわりしたイギリスのタブロイド紙を訴え、敗訴している。そのせいでデップは『ファンタスティック・ビースト』のゲラート・グリンデルバルド役を失った。今回の裁判では、デップの元エージェントが、デップが『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウ役を失ったのはハードが彼からDVを受けたと言ったからだと認めている。

裁判を異例のライブ中継

だが、デップは、女性に対して暴力を振るったことは一度もないと一貫して主張してきた。この汚名を絶対晴らしてみせると、デップは裁判という手段に出るだけでなく、それをライブ中継することも許したのだ。

ハードとカップルでいる間、ハードは彼に暴力を振るい、愚か者を見るような目で自分を見たと、デップ。そんなことがあるたび、「30年も一生懸命仕事をしてきたのに、どうして俺はこんなところに来てしまったのか」と思ったとも、彼は述べる。

そう、ハードと会うまで、デップのキャリアは順調だった。彼はまた、とても幸運だったとも言える。そもそも彼は、すばらしい偶然のおかげで、役者という天職を発見しているのだ。

デップは元々ミュージシャンとしての活躍を夢見て、20歳の時にバンド仲間とともにロサンゼルスに引っ越してきた。ギターを弾くようになったのは、12歳の頃。彼は母から日常的にDVを受けており、逃げるために部屋にこもってはギターを練習したのだという。

だが、ロサンゼルスに来てまもなくバンドは解散。家賃を払うために仕事を探さねばと、デップはレンタルビデオ店や服飾店の求人に応募しようとした。そんな折、知り合いになっていたニコラス・ケイジが「俳優になれば?」と、彼のエージェントを紹介してくれたのだ。

そのエージェントは『エルム街の悪夢』(1984)のキャスティングディレクターを紹介してくれ、次にウェス・クレイヴン監督に会いに行くようにと言われて、あっというまに映画デビューが決まったのである。ギャラは、映画俳優組合の規定で最低賃金である1週間あたり1284ドル。当時のデップにしてみたら大金だった。

『プラトーン』で役者に目覚める

それでも彼はずっと「自分は俳優ではない。ミュージシャンだ」と思い続けてきた。だが、ある時「これが自分の道なのだろう」と受け入れると、レッスンを受けたり、本を読んだりして、本格的に演技を学び始めた。自信を持って自分は役者だと思えるようになったのは、オリバー・ストーン監督から『プラトーン』(1986)の役をオファーされた時だったと彼は振り返る。

有名人になるとはどんなことかを初めて知らされたのは、テレビドラマ『21ジャンプストリート』(1987年開始)に出演してからだ。知らない人からちらちら見られたりするたび、彼は居心地の悪さを感じた。

デップは生来シャイで、目立つのが嫌い。だからバンドでもフロントマンにはなりたくなかったのである。そんな彼の人気は、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003)で大爆発した。この大ヒット映画のおかげで、突然彼は個性派俳優から世界的トップスターになったのだ。

この映画の後、彼の家にはジャック・スパロウの衣装を来たファンがやってきたり、門を乗り越えて敷地内に入ろうとしてきたりするようになった。その前の年、パートナーのヴァネッサ・パラディとの間に下の子ジャックが生まれ、ふたりの子供の父親になっていたデップは、家族の安全を守るべく、ボディガードの数を大幅に増やした。

それでも、レストランに行くと誰かがパパラッチに通報して帰る時には30人ものカメラマンが待ち構えていたりするため、ろくに外出もできない。「かつて僕はただの『ジョニー』だったのに、『ジョニー・デップ』になってしまった。僕はまだその名前を口にするのは抵抗がある。商品みたいで」と、デップは語っている。

だが、人々と業界は「ジョニー・デップ」を愛し続け、その後彼は『ネバーランド』(2004)、『チャーリーとチョコレート工場』(2005)、『パブリック・エネミーズ』(2009)、『アリス・イン・ワンダーランド』(2010)など幅広い作品に主演していく。

ハードとの出会いは約10年前

そして、彼が主演とプロデューサーを兼任する2011年の『ラム・ダイアリー』で、ハードに出会うのである。

撮影中からふたりはお互いに惹かれたが、交際が始まったのは映画の公開に合わせたプロモーション活動がきっかけだ。その頃までに、ハードは同性のパートナーと別れ、デップもパラディとの関係がこじれていた(フランス人のパラディが、ロサンゼルスにいるせいで思うようなキャリアを築けないことに不満を募らせたことが原因のようだ)。

表向きにはパラディと平和な関係にあると装っていたため、デップとハードはお家デートで愛を深めていく。しかし、純粋に楽しかったのは最初の1年半ほど。その後は諍いが絶えなくなったにもかかわらず、ふたりは結婚した。

デップがハードに離婚を切り出すのは、それからわずか1年後。その直後、デップがバンド活動のためにロサンゼルスを離れると、ハードが離婚を申請し、接近禁止命令を出した。

デップが最後にジャック・スパロウを演じたのは、ハードと結婚してまもない2015年のことだ。オーストラリアでのロケ中、ハードがウォッカのボトルを投げつけてきたせいで、デップは指先を切断する大怪我をしている。『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(2017)に出てくるデップの手は、大きな包帯を隠すべくCG処理がなされたものだ。

そもそもデップが『パイレーツ』に出ようと思ったのには、1999年に長女リリー=ローズが生まれたことが大きい。娘と一緒にアニメーションばかり見ていた彼は、『パイレーツ』の脚本を読んで、ジャック・スパロウを漫画のようなキャラクターにできるのではないかと考えたのだ。

脚本にあるジャック・スパロウは典型的なヒーローだったが、デップは漫画的なものや彼の敬愛するキース・リチャーズの要素を入れ、まるで違うものにしてみせた。デップにとって、ジャック・スパロウは、特別な思い入れのあるキャラクター。記者会見でも毎回、「ジャック・スパロウを一生演じていきたい」と語っていた。

裁判で失われた名誉と役を取り戻せるか

なのに今、彼はそれを奪われてしまったのだ。デップのマネージャーは、シリーズ6作目のデップの出演料は2250万ドルと決まっていたと証言している。つまり、スタジオは、デップでシリーズを続けるつもりだったのだ。それが一転して彼を出さないとなったのは、ハードが自分に着せた汚名のせいだとデップは確信する。

やはりDV疑惑が原因で失った『ファンタスティック・ビースト』のゲラート・グリンデルバルド役は、すでにマッツ・ミケルセンにわたってしまった。映画はすでに公開もされている。

だが、『パイレーツ』シリーズ6作目の企画は準備段階で、キャスティングも発表されていない。デップがこの裁判で真実を証明し、人々と業界を信じさせることができたら、果たしてどうなるのだろう。裁判は今月27日まで続く。これから出てくる証言や証拠は、デップのジャック・スパロウを連れ戻すことになるだろうか。
参照元:ジョニー・デップ、「魔の女」に人生破壊されるまで
勝訴でジャック・スパロウ役を取り戻せるか
2022/05/13 12:00 東洋経済ONLINE (猿渡 由紀 : L.A.在住映画ジャーナリスト)
名誉棄損裁判/ジョニー・デップとアンバー・ハードの戦い
2020年10月28日 KWP News

名誉棄損裁判の行方

イギリス、ロンドン王立裁判所(ロイヤル・コート・オブ・ジャスティス)は、11月2日にジョニー・デップ氏(57歳)を「妻を殴打する男」と名付けたタブロイド紙「The Sun」に対する名誉棄損の訴えを裁定する。

デップ氏の弁護士はThe Sunに対し、「俳優の評判を破壊し、キャリアに打撃を与える虚偽の記事」と主張している。

27日、イギリス司法局のアンドリュー・ニコル裁判官は、11月2日に書面で評決を下し、高等法院での公聴会は開かないと発表した。

デップ氏の薬物乱用、感情的な混乱、泥酔状態の戦いなどに関連するThe Sunの告発記事は波紋を広げ、7月の法廷闘争は世界の注目を集めた。

デップ氏と元妻のアンバー・ハード氏(34歳)はコメディ映画「ラムダイアリー」のセットで出会い、2015年にロサンゼルスで結婚。その後、様々な疑惑やトラブルが浮上し、翌年に別居、2017年に離婚した。

2018年4月、タブロイド紙The Sunの記者と編集長のダン・ウートン氏は記事の中で、「パイレーツ・オブ・カリビアンのスターは、妻を殴打する男」と主張、ハード氏への暴力を非難した。

2020年7月、高等法院に出廷したデップ氏は記事について、「記載された内容はデマ」「二人の関係を破綻させたのはハード氏の不安定な性格」と強く反論した。

デップ氏の弁護士を務めるデヴィッド・シャーボーン氏は最終弁論で、「彼は一度たりとも女性を殴ったことはない」と述べた。

これに対しハード氏の弁護士は、元夫がアルコールと麻薬の影響で暴力的になり、妻に暴力を振るったと主張。

証言台に立ったハード氏は、「2013年から2016年の間、ジョニーは私の顔を殴り、平手打ちし、髪を引っ張り、手榴弾のようにガラスのボトルを投げつけてきた」と証言。計14の暴力事件を生々しく語った。

アンバー・ハード氏:

「私は自分が受けたひどく暴力的な仕打ちを世間に暴露したいとは思わなかった」

「私は二人の間に起きた全てを話したいとは思わない。しかし、一連の暴行については証言せざるを得なかった」

The Sunの弁護士、サーシャ・ワス氏はハード氏の証言を要約し、「デップ氏が定期的かつ体系的に元妻を虐待したことは間違いない」と述べている。

これに対しデップ氏の弁護士は、ハード氏が証拠を偽造したと非難。彼女は信頼できない証人であり、「脅迫的な嘘つき」と切り捨てた。

高等法院がどのように裁定したとしても、ふたりのドラマが終結する可能性は極めて低い。

デップ氏はハード氏への家庭内暴力をまとめたワシントン・ポストの記事をめぐり、5,000万ドルでハード氏を訴えている。

この訴訟はバージニア州の裁判所で来年開廷する予定。
参照元:名誉棄損裁判/ジョニー・デップとアンバー・ハードの戦い
2020年10月28日 KWP News

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