
前回の記事で、安倍首相のダシャーからそれなりに善戦するとは考えていたが、これ程の勝利を収めるとは思っていなかった。
自民圧勝、与党310超…立憲民主が野党第1党 2017年10月23日 03時44分 読売新聞 第48回衆院選は22日投開票され、与党は、自民党の追加公認3人を含め、総定数465のうち憲法改正の国会発議に必要な3分の2にあたる310議席を超えた。 自民党は、単独でも国会を安定的に運営できる絶対安定多数(261)を上回り、圧勝した。安倍首相(自民党総裁)は、争点に挙げた北朝鮮への圧力強化などに国民の信任が得られたとして、第4次内閣を発足させる。立憲民主党は躍進し、野党第1党となった。希望の党は敗北した。小選挙区選の投票率は、読売新聞社の推計で53%前後となり、2014年の前回(52・66%)とほぼ同じ水準となった。 首相は22日夜のNHKの番組で、選挙結果について「安定した政治基盤のもとに、政治を前に進めろという国民の声だと考えている。一つ一つ結果を出すことに全力を尽くしたい」と述べた。首相は勝敗ラインを「与党で過半数」としていた。 自民党は、2012年12月の第2次安倍内閣発足以来の経済政策「アベノミクス」の成果を強調し、小選挙区選、比例選ともに着実に議席を獲得した。北朝鮮の核実験や弾道ミサイルによる挑発がエスカレートし、情勢が緊迫するなか、首相が国連安全保障理事会での制裁決議採択を、米国とともに主導した実績も支持につながったようだ。 公明党は幼児教育や高校無償化など、教育費負担の軽減を前面に掲げて戦ったが、小選挙区に出馬した9人のうち1人が落選した。 首相が9月25日に衆院解散を表明後、野党第1党だった民進党が分裂し、同党出身者は希望の党や立憲民主党などに分かれた。選挙戦は自民党・公明党の与党と、希望の党・日本維新の会、共産党・立憲民主党・社民党の3勢力が争う構図となった。野党候補が乱立して「政権批判票」が分散する結果となり、民進党の分裂は自民党に有利に働いた。 来年9月には、自民党総裁選が予定されている。首相が野党の意表をついた解散で自民党を圧勝に導いたことから、党内で首相の連続3選を求める声が強まる可能性もある。 一方、立憲民主党は公示前の15議席から3倍以上に増え、躍進した。憲法改正や経済政策などを巡り、与党との対立軸を打ち出し、首相に批判的な有権者の受け皿となったようだ。枝野代表は22日夜の記者会見で「想像以上に多くの国民が、これまでの政治に『国民から遠い』という意識を持っていた」と躍進の理由を語った。 希望の党は拠点とする東京都内の選挙区をはじめ、全国で苦戦した。党代表の小池百合子東京都知事は22日午後(日本時間22日夜)、出張先のパリでの記者会見で「非常に厳しい有権者の判断が下った。今回は完敗とはっきり申し上げたい」と語った。 「政権批判票」を立憲民主に奪われた形の共産党は惨敗した。日本維新の会は厳しい戦いとなった。公示前勢力が2の社民党は伸びなかった。 憲法改正を巡っては、自民、公明の与党で国会発議に必要な3分の2の勢力を維持し、改憲に前向きな希望の党、日本維新の会の両党を加えれば、さらに大きく上回った。 今回、衆院の総定数は前回より10減り、戦後最少の465(小選挙区選289、比例選176)で行われた。 |
例えば、私は、自民党の設立時のチャートでは、現在、サディサティであるため、自民党に厳しい時であると予測したが、その予測は間違っていた。
そして、自民党のチャートを改めて見返してみると、実は、以前、私が11時で作成した自民党のチャートは逆説的に正しかったのではないかと思えてきた。
山羊座ラグナであると考えると、実は、現在のトランジットは、自民党の躍進を上手く説明することが出来る。

サディサティは通常、ラグナや月から見て土星が機能的吉星になるような場合、凶意を発揮するのではなく、逆に良い結果をもたらすのである。
従って、やはり自民党は山羊座ラグナであると考えられ、むしろ、山羊座ラグナであると考えなければならなかったのである。
山羊座ラグナであると考えると、ラグナロードの土星が11室(成功、獲得)に在住して、1-11室のダナヨーガを形成し、7室支配の月、5、10室支配のヨーガカラカの金星とコンジャンクション1-5、1-7、1-10、5-7、5-11のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。
月は減衰しているが、月が高揚する星座の支配星(金星)が月から見てケンドラに在住しているため、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している。
そして、また減衰する月は減衰するラーフと接合することで、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している。
従って、自民党のこの設立時のマンデンチャートでは、11室は非常に強い配置である。
ここに土星がリターンしたため、この土星は、躍進をもたらしたのである。
サディサティだから良くないという単純な判断自体をしてはいけないのだが、今回、山羊座ラグナだとはっきりと分からないという前提で考えていた為、サディサティの凶意をもう少し強いものと想定していた。
つまり、蠍座では全くラージャヨーガが形成されていない可能性なども考えていた。
土星も金星も機能的凶星で、蠍座が位置するハウス自体が12室や全く別のハウスである可能性も考えていた。
しかし、土星がヨーガカラカであったり、機能的吉星である場合、サディサティの時期に逆に躍進したりするのである。
それは以前、ハンマー投げの室伏広治選手のサディサティなどでも確認していた。室伏選手はサディサティの時に良い成績を残したのである。
この自民党のチャートにおいても月から見て、土星は機能的吉星ではないため、少なくともラグナからは機能的吉星であったはずである。
従って、山羊座ラグナでやはり正しそうである。
あるいは水瓶座ラグナでもいいかもしれないが、やはり獲得、評価という11室の象意を考えると、山羊座ラグナであっているように思えるのである。
この山羊座ラグナで正しい場合、現在、木星が10室をトランジットして、土星が10室の支配星(金星)の上を通過しているため、10室にダブルトランジットが形成されている。
つまり、キャリア上の昇進の時期であり、自民党に例えれば、党の躍進ということになる。

また自民党のチャートでは、現在、ヴィムショッタリダシャーが太陽/ラーフ期である。
マハダシャーロードの太陽は8室支配で10室で減衰しており、パラシャラの例外則でラージャヨーガ的に働く配置であり、更にディスポジターの金星が月から見てケンドラに在住しているため、ニーチャバンガラージャヨーガも形成している。
従って、そこに木星がトランジットするタイミングは、そのパラシャラの例外則やニーチャバンガラージャヨーガが発現するタイミングである。
またアンタルダシャーロードのラーフもニーチャバンガラージャヨーガを形成しており、そこに土星がトランジットする形である。
このダシャーとトランジットの組合せで、特別なラージャヨーガが発現したと考えることが出来るのである。

一方で、以前、10時で作成した旧民主党のチャートを見てみたが、牡羊座に惑星集中しており、現在、牡羊座の月から見て8室に土星がトランジットしている。
月ばかりでなく太陽やその他の惑星から見ても8室を土星が通過しており、物事の中断、行き詰まりを表している。
従って、民進党が、今のタイミングで、解体して消えたことはこのチャートが物語っている。
この民進党を解体に導いたのは、前原誠司であるが、前原誠司のチャートを見ると太陽が高揚しており、典型的にこの牡羊座の惑星を象徴している。
従って、民進党が行き詰まりを示し、そして、前原誠司や他に希望の党入りを希望したメンバーによって、民進党は解体に導かれた。
一方で、民進党の解体と同時に新しく立憲民主党という名前で、生まれ変わった旧民進党左派の人々は、この時に新しい党のホロスコープを手に入れたと考えられる。
立憲民主党が設立届け出 希望、1次公認発表へ 2017年10月3日 東京新聞 衆院選(十日公示-二十二日投開票)に向けて枝野幸男元官房長官が結成を表明した新党「立憲民主党」が三日午前、東京都選挙管理委員会を通じて総務相に新党設立を届け出て、受理された。同党は全国規模での候補擁立を目指す。民進党からは、新たに辻元清美元国土交通副大臣と近藤昭一元環境副大臣が参加を表明し、規模が焦点になる。小池百合子東京都知事が代表の希望の党は民進党との合流に伴う衆院選の第一次公認候補を約百九十人とする方向で最終調整し、午後に名簿を発表する予定だ。 立憲民主党に加わった長妻昭元厚生労働相は三日、候補者に関し「調整を急ぎ、全国で擁立したい。仲間を増やし、勝利を目指して前に進む」と都庁で記者団に述べた。 届け出に先立ち、枝野氏はさいたま市内での街頭演説で、立憲民主党の代表に就くと表明。長年訴えてきた政治理念や政策が異なるため、希望に合流せず、新党結成を決断したと改めて説明した。同時に「どのような政治状況になっても、自公政権の延命に手を貸すような政治行動は取らない。国民の声に応える」と支持を訴えた。 長妻氏は届け出のメンバーについて、自身と枝野氏を含めて前衆院議員計六人だと記者団に説明した。辻元氏と近藤氏は三日、それぞれ記者団に、立憲民主党への参加を表明。菅直人元首相と赤松広隆元衆院副議長、阿部知子前衆院議員の参加も見込まれている。 枝野氏らは民進と希望の合流を巡り、リベラル系前衆院議員を「排除」するとした希望の党の小池氏に反発。二日、民進党に離党届を提出した。 一方、希望と民進両党の公認候補に関し、両党が三日、大詰めの協議を続けた。小池氏は最終的な候補者擁立の目標について「過半数の二百三十三人以上としたい」と話している。 |
10月3日の午前に総務省に届けられているため、おそらく届けられた時間は、10時~11時ぐらいの間ではないかと思われる。
出生図を作成すると、10時でも11時でも蠍座ラグナになり、4室に月が在住し、月から見て10室に土星が在住している。

そして、ヴィムショッタリダシャーはラーフ/土星期である。
誕生して直ぐに選挙で躍進して、野党第一党なったのは、アンタルダシャーの土星が月から10室に在住しているからではないかと思われる。

因みに枝野代表のチャートをもう一度、見てみるが、強い土星が水瓶座に在住している。
これは立憲民主党のチャートにおける水瓶座の月に相当し、また旧民主党の水瓶座に在住する金星や木星も象徴しているのである。
このリベラルで左翼的な理想主義を持つ人々が立憲民主党に踏み留まったのである。
これは立憲民主党のチャートの水瓶座の月が象徴している。
小池百合子の希望の党は、今回の選挙で自民党から政権を奪うという意気込みで、非常に大勢の候補を擁立したものの惨敗の結果となった。
小池百合子は牡牛座ラグナで土星が8室に移動する直前のタイミングで、早くもその8室の行き詰まり感が出てきたようである。

従って、既に確認している通り、小池百合子は牡牛座ラグナである。
そして、8、11室支配で12室に在住する木星のヴィーパリータラージャヨーガの効果は極めて怪しいと言わざるを得ない。
ヴィーパリータラージャヨーガに別の惑星が絡むことによって、キャンセルされたとみなすか、またこの結果をどう考えるかは非常に難しい所である。
小池百合子自身は、自分は都知事のポストを保持したまま、希望の党を起ち上げ、解体した民進党の議員たちを取り込んで、党首として、国政に切り込むことが出来たのであり、失敗と言い切ることも出来ない。
安倍首相に関しては、来年2018年の2月7日から金星/月期に移行するが、このタイミングでどうなるか見ていきたいと考えている。
月はナヴァムシャで木星と1-5室で星座交換しており、森友学園問題、加計学園問題の呪縛から解放されて、外遊に明け暮れそうなチャートをしている。
金星/月期において、安倍首相がどの程度のパフォーマンスを発揮するかは、非常に興味深い所である。
時々読ませていただいています。全く鑑定はできませんが興味深く読ませていただいています。
さて早速選挙についての鑑定が出ていたので読ませていただきました。
以前、山尾志桜里さんの鑑定で
「そして、土星の配置を見ると、今後のキャリア的展望は、あまり楽観的ではない。~~~
~~~3室に在住しているということは、キャリア上の立場が安定しないことを表しており、今後は、彼女は出世することが難しくなるのである。
現に民進党を離脱して、現在、彼女は、根無し草の状態であり、非常に不安定な状態であり、政治活動の継続を断念するのではないかとまでささやかれている。
マハダシャー土星期になった後は、山尾 志桜里の政治的キャリアは、厳しいと言わざるを得ない。」
とありましたので、山尾さんの今回の選挙を注目して見ていました。
結果的に山尾さんは当選されましたが、これはどのような理由からでしょうか?
当選はしたけれど、これからの議員としての仕事は難しいという風に考えれらるのでしょうか?
今後の山尾氏についてなど、わかりましたらまた書いていただけると楽しみです。
よろしくお願いします。