2013/1/15からラーフ/ケートゥ軸が牡牛座-蠍座の軸から、牡羊座-天秤座の軸に移動した。
ケートゥが私のラグナである牡羊座に移動した辺りから、突然、私の心に変化が生じ、厭離の心境になってしまった。
厭離というと、かっこつけた言い方だが、何か人とコミュニケーションしたくない、静かにしていたいといった心理状態が支配的となったのである。
それは1室にケートゥがトランジットし、そこに土星がアスペクトしているからである。
土星は月、太陽からみても4室をトランジットしており、月、太陽にアスペクトしている。
土星が月から見て、4室目と8室目をトランジットする時期は困難な時期であると言われている。
もちろん、そう言われればそうなのであるが、苦痛とは主観的なものである。
だから苦痛に気づかなければそれは苦しみではない。
肩凝りに気づかない人にとっては肩凝りは存在しないのと同じである。
そうした心理状態にありながらも、ラーフが7室に入室したからか、人からの連絡はラーフが7室に入室してから、
ひっきりなしにやってくる。社会的関係は活発化している。
7室は10室から10室目であるし、社会参加という意味合いもあるため、人との関わりは増えているのである。
この心理的には人を避けながらも、人の接触は多いという矛盾した状態、内と外が分裂している状態が、1-7室軸のケートゥとラーフなのだと理解した。1-7室軸のケートゥ-ラーフのお約束通りのことが起こっている。
1室にケートゥがトランジットするタイミングは、アイデンティティ・クライシスの時期のようだ。
とにかく、これまでの過去を振り返り、自分がこのままでよいのか、今後の進むべき道などを沈思黙考し、模索する。
土星がラグナにアスペクトして、そのケートゥを刺激しているため、なおさら、その自分の内側に向かう傾向が支配的となる。
然し、矛盾していることに5月から木星が双子座に入室すると7室にダブルトランジットが生じるため、ますます、この内と外の分裂は激しくなる見込みである。
人との関わりに積極的ではない心理状態の自分がいるのだが、一方で、社会的には人との接触を否応なくさせられる。
そのような状況が用意されている。
さらに悪いことに私にとって今は金星/火星であり、火星は8室の支配星で金星からみて8室に在住している。
8室の象意が強調されている。火星は土星からアスペクトされている。
8室の象意というのは深い精神的苦悩である。
実際、8室の象意というものはそれを味わうとよく理解できる。
深い精神的苦悩というものはどういった状態なのか。
然し、それもやはり慣れによってその苦痛に気づかなくなれば苦痛ではない。
8室の状態が慢性化している人にとっては、それが苦痛であることも、もはや忘れてしまうようなものなのだ。
通常、8室の象意の中にいる時には人は自分のことを語らないものだ。自分に起こっていることは人に秘密にする。
それは8室の象意というものは、冗談や笑いですまされない状態だからである。
また例えば遺産相続したこと(8室)を人は人には語らないものである。それは秘密にすべきことである。
然し、私はそのような状態にありながらも、やはり、書きたいという欲求から逃れることはできないので、今こうして記事を投稿する。
それが3室の支配星が3室に在住する定めというものだろうか。
かつて作家の柳美里が自分の子育てについての実況中継を赤裸々に雑誌に連載したように自分のプライバシーであってもネタにして書くのが3室惑星集中の自己表現である。
※柳美里は月が牡羊座で月からみて3室に惑星集中している。
木星がまもなく双子座に入室するが、12年前の2001年頃、トランジットの木星が双子座を運航していた時、私はジョーティッシュの学習を本格的に始める直前であった。
当時、秋津氏のstargazerというソフトで自分の身の回りの人々の出生図をトロピカル方式で作成して、それで何が読み取れるかをいろいろと試していた頃であった。
それで程なくして、ジョーティッシュと出会うことになったのだが、木星が双子座に戻ってきたということは自分の中ではまた学習と実践の振り出しに戻ったような感覚である。
木星が回帰したということは理論的には同じ学習をするにしても何か上昇の弧を描いて、一次元、上の次元で、また同じ道程を歩むべきなのである。
占星術の学習を始めて12年が経過し、そのような地点に戻ってきたようだ。
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