
ここ最近、国際社会での日本が輝きや重要度を増しているように思われる。
例えば、ワールドベースボールクラシックで優勝したこともそうだが、今年3月21日に習近平がロシアに訪問するタイミングに偶然、岸田首相のウクライナへの電撃訪問が重なることで、一番、最後の訪問国となったが、返って、ロシアの侵略戦争と対峙する西側諸国に非常に日本の存在感を印象付けた。

また今回の広島でのG7にしても日本の岸田首相が議長として、やたらに中心に立つことが多かった。議長だから中心にいるのは当たり前だが、こうした絵柄も前兆学的には重要である。


またyoutueの動画やネット上のニュースなどを精査すると、現在、日本ブームが起こっているようである。
海外で、やたらと日本フェスティバルなどが行われており、日本の文化が注目を浴びて、日本ブームが起こっている。
外国人観光客が、日本の地方都市に注目し、日本人でさえ行ったことがないようなマニアックな地方都市に大挙して押し寄せているようである。

こうしたここ最近の日本の状況は、やはり、日本の建国図が、ケートゥ期に移行し、ディスポジターの太陽が5室で高揚している配置の現れではないかと思われる。
5室は国民の祭典、イベント、スポーツ、文化活動などを表わしており、まず、ワールドベースボールクラシックでの優勝は、この5室で高揚した太陽が表わしており、各国で起こっている日本ブームも日本の文化に注目が集まり、海外に出先機関を設けているようなものである。
いわば海外における日本の文化活動に該当する。
海外の旅行者が、日本の地方都市に出掛けていって、その土地の名産品などを購入したり、お茶とか、着物や戦国時代の刀や兜などをまとって、写真撮影などのよくある余興も盛んに行なわれている。
またChatgptのサービスを生みだしたOpenAIのサム・アルトマンCEOが、ユーザー数の多い日本に真っ先に訪れ、日本の岸田首相に日本語への対応を改善することを約束した。
またGoogleのCEOが、対話型AI「Bird」を率先して日本語対応させたりなど、かなり日本が重視されている。
こうした日本への扱い方、一つ見ても、やはり5室で高揚する太陽の象意が現れている。
また日本が、軍事力を増大し、米国からパトリオットなどの兵器を購入することを決定したことにも5室で高揚する太陽が現れていると考えられる。
軍事力を強化して、主権国家として、他国から侵略されない為の威厳を身に付けようとしているのであり、「威厳」、「統治する権限」を意味する5室の象意が現れている。
やはり、マンデン図というものは、良く機能していると、改めて、納得した。
出生図の配置は、日本の表面的な特徴であり、深いレベルはナヴァムシャである。

ナヴァムシャにおいては、ケートゥは12室で減衰し、8室支配の土星とコンジャンクトし、2室支配で6室で減衰する月と相互アスペクトしている。
こうした配置は、日本がどんどん円安になり、外国に対する購買力を失い、安い日本円では、国民は、国内の中に閉じ込められるしかない状況を意味している。
日本人は、外国が高くて、海外旅行が出来ず、外国人は、日本が安くて、文化的に洗練されているからと、大挙して押し寄せている。
はっきり言って、屈辱的な状況ではある。
昔の日本人がタイやインドネシアなど東南アジアに出掛けて行って、強い日本円で、食事やショッピングを楽しんで遊んで帰ってくるのと似ている。
タイの屋台のご飯が安くて美味しいとか、タイの人々は親切で、安いお金で、サービスが充実していると言って、上から目線で、その国が好きだと言っていたようなものだ。
しかし、ナヴァムシャではケートゥのディスポジターである金星は、5室の支配星で、10室で高揚している為、やはり、外国の人々を魅了するだけの文化や自然環境の美しさなどを備えているのである。
ただ、そんな中にあって、日本は円安で、インフレ傾向にあり、国民の生活は厳しいというのは変わらないのではないかと思われる。
少子高齢化で、様々な問題を抱えている。
岸田首相は、外国に多大な投資や支援を行っており、今回のG7中にもイギリスに3兆円の投資をする約束を交わしたようだが、そんなことをするなら、国民に分配してくれと言いたくなる。
国民は貧しくしておいて、海外に多大な投資や支援を行なうという感性はどういうものだろうか。
日本のインフラは老朽化しており、貧困の子供が子供食堂でやっとのことで、生存できるような深刻な状況らしいのだが、そんな海外に投資している余裕はあるのだろうかと疑問が出て来る。
以前、読者の方とのやり取りの中で、コメント欄などに記載したことをもう一度、記すが、これは、日本は、簡単に言えば、居酒屋和民(ワタミ)のようなブラック企業である。
和民(ワタミ)は従業員を長時間労働で、酷使して、過労死なども度々起こるような労働環境で、客に対して、非常に質の高いサービスを提供していた。
居酒屋和民(ワタミ)が、安くて楽しめる店だったのは、従業員の過酷な酷使によって支えられていたのである。
そのように外面(そとづら)が非常に良くて、海外には日本を良く見せようとする一方で、日本の労働者(国民一般)は、どれだけ酷使してもただ働きさせても構わないと考えているのである。
身内の人間は、酷使し、下座の行を要求し、無償の奉仕を要求するのが、日本の為政者、支配者階級の文化である。
日本国民には最低賃金ぐらいしか与えない。
日本人の給与水準が低いのは、文字通りの意味で、こうした日本の為政者の国民に下座の行や無償の奉仕を要求する文化の現れである。
例えば、海外からの留学生には、非常に大きな恩恵を与えることなど、そうしたこと一つとっても、日本の国民向けのサービスの貧困さとは大きな違いがある。
人民寺院というカルト宗教の教祖ジム・ジョーンズは、信者たちを巻き込んで集団自殺をした教祖だが、チャートを見ると、射手座ラグナで4室で高揚する金星の辺りが、日本の建国図と似ている。

ジム・ジョーンズに絶対服従する信者たちは、高揚する金星のごとく、信心深く、非常に魅力的な人々もいたと思われるが、そうした人々を自分に従わせて、最終的にその従順な信者たちに自殺を強いたのである。
日本の建国図も全く同じであり、岸田首相は、海外で、久しぶりに日本が尊重される状況の中で、鼻高々だが、日本の国民はそっちのけで、外面はよく、自尊心をくすぐられて、海外にお金をばら撒いている。
ジム・ジョーンズに信者たちが殺されたように日本の国民も日本の為政者たちに素直に従っていたのでは殺されかねないので、要注意である。
水瓶座の時代がこのような時代なら魚座の時代のほうがまだマシとすら思えてなりません。今のままですと日本はさらに貧しくなり知らないうちに粉末コオロギでも食べさせられて、外国に買われて外国人に支配される悲しい国になっている未来しか見えません。