米連邦最高裁が49年前の判断を覆す


米連邦最高裁が、“中絶は女性の権利”だとした49年前の判断を覆す判決を出したことで話題になっている。

その一方で、最近、銃乱射事件で、多数の若者が犠牲になっている為、銃の規制議論が高まっていたが、連邦最高裁は、けん銃の携帯制限のニューヨーク州法は憲法違反だとして、保守的な判断を下した。

米連邦最高裁の判事は、現在、保守派の人数の方が多くなっているようだ。

そのため、最高裁の判決が保守的なものに先祖返りしている。

リベラル派は、中絶賛成、銃規制賛成であり、保守派は、中絶反対、銃規制反対である。

非常に分かりやすいが、49年前の判断を覆す判決を下したということは、49年前の時代に逆戻りしてしまったということである。

またロシアがこの現在の時代に侵略戦争を起こし、核兵器の使用に言及するなどに及んでいること自体も歴史の退行現象である。

第二次世界大戦後、小規模な小競り合いはあったといても二度と、大規模な戦争は起こることはないと思われていたし、核兵器も過去のものと思われていたが、戦争が現実のものになったこともそうである。

こうした理由はよく分かるのであり、現在、木星と土星のダブルトランジットが、魚座、蟹座、蠍座の水の星座に形成されているからである。

水の星座は古い封建的な価値観を表している。

日本でも参政党が、彗星のごとく現れ、支持を集めているが、復古主義的であり、日本の伝統的な価値を訴えている。

然し、インターネットが登場して以来、水の星座が表すサービス業というものが、どんどんインターネットを活用したプラットフォームビジネスに顧客を奪われて、直接、受注できなくなった結果、水の星座は、風の星座が表すプラットフォームビジネスの下請けのようになってしまった。

この10年、20年だいぶ世界は様変わりし、GAFAのような巨大IT企業も出現した。

水の星座の勢力は、風の星座の勢力に力を奪われ、不利になっていくというのは、春分点が、魚座から水瓶座に移動していくことによる歴史法則である。

従って、今の保守の力が強くなっている状況はそんなに長く続かない。

因みに以前も書いたかもしれないが、プーチンのロシアが国家として成り立っているのは、原油などを外国に売ることによってであり、プーチンが大統領に就任後、原油が値上がりしたため、それでロシア経済が復活したと言われている。

原油は液体であり、水の星座の世界を象徴する資源である。

プーチンが大統領に就任した頃から歴史の逆回転が始まっており、アメリカではジョージ・ブッシュが前面に出てきて、イラク戦争を始めた時期である。

原油の値上がりも歴史の逆回転と関係していると考えられる。世界の原油を支配する人々が原油の値上がりを望んだからである。

過去20年ぐらい歴史の揺り戻しが起こっている。


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