水泳界のヒロイン池江璃花子の復活 - 闘病生活から完全復帰へ -



池江璃花子選手は、2019年2月に急性リンパ性白血病と診断され、10ヶ月入院し、12月頃に退院している。


退院直後の2020年2月19日の『報道ステーション』のインタビューの中で、東京五輪への出場は断念し、2024年のパリオリンピックへの出場・メダルの獲得を目標とすることを表明していた。



然し、その後、8月29日に594日ぶりに競技会に出場して、競技者として現場に復帰している。


最近では、筋力トレーニングなど凄まじい努力をした結果か、退院直後の痩せた印象はなくなっており、2021年2月7日には復帰後、4戦目で表彰台に上り、4月4日には、東京五輪の代表選考を兼ねた日本選手権で、100メートルバタフライ決勝において3年ぶりに優勝して、リレーメンバーとしての東京五輪出場が決定した。


このような池江選手が過酷な闘病生活の後、最速で、完全復活を果たしたことはチャートからどう説明できるかは興味が沸く所である。




池江選手は「驚異的」 医師も驚く白血病からの回復
2021年4月5日 17時30分 朝日新聞DIGITAL

競泳の池江璃花子(りかこ)選手(20)が急性リンパ性白血病からの回復を果たし、東京五輪の代表に内定した。退院から1年半も経たないうちにトップレベルのスイマーに戻ったことに、医療関係者からも驚きの声が上がる。

急性リンパ性白血病は、白血球が非常に若い段階でがん化してしまう血液のがんで、小児や15~39歳のAYA世代(Adolescent and Young Adult)に比較的多い。
池江選手は2019年2月に体調を崩し、医師に急性リンパ性白血病と診断された。約10カ月入院し、同年12月に退院した。

抗がん剤治療中に感染症や臓器の機能障害などの合併症が起きることがある。池江さんの所属先は、合併症が起きたために骨髄移植といった造血幹細胞移植を受けたと発表した。

一般的に造血幹細胞移植を受けた後は、感染症や免疫反応による合併症が起こることがあり、合併症を防ぐため長期間、外来に通い検査や治療を続けることになる。

さらに再発することもあり、患者は常に不安を抱えている。症状が落ち着いた「寛解」を5年間維持して、ようやく病気が治ったとみなすことができる。

移植を受けなくても、薬で筋力が落ちたり、長い入院で全身の体力が低下したりする。大阪国際がんセンター血液内科の多田雄真医師(34)は「退院後、日常生活を送るだけでも体力の衰えを自覚される人が多い」と説明する。

それでも池江選手のようなAYA世代の治療成績はよくなっており、医療関係者からは「24年のパリ五輪をめざすことは可能」という見方もあった。だが、その予想を大きく上回るスピードで、回復を果たしたことになる。

多田さんは「これだけの短期間で、アスリートとしてトップレベルまで戻してこられたというのは驚異的。治療中から治療後、退院後の本人のたゆまぬ努力と、それを支えた医療者ら関係者の手厚いサポートがかみ合ったのではないか」と話す。

ただ、治療をがんばっても亡くなってしまう患者が少なくないのが現状だ。多田さんは大阪国際がんセンター内でAYA世代サポートチームを立ち上げ、若い患者の支援をしている。「池江さんの姿が、これから治療する人、いま治療をがんばっている人の励みになれば」と話す。(後藤一也)



私は、以前、池江選手のラグナを特定しようとしたことがあったが、その時は分からなかった。


然し、個人レッスンを受けている方から池江璃花子選手のチャートを是非、扱って欲しいとのリクエストを頂いた為、再度、検証してみた結果、おそらくラグナは牡羊座ではないかと思われる。






牡羊座ラグナに設定すると、チャラダシャーなども併用して検証すると、アスリートとして躍進したタイミングや闘病生活を送った時期などを説明することが出来る。


但し、池江選手の場合、結婚や出産など分かり易い材料がなく、白血病による闘病生活や2015年、2017年、2018年辺りでのアスリートとしての躍進のタイミングしか材料がない。


従って、ラグナの特定は難しかったが、いつもの手順通りに可能性を絞っていくと正しいラグナに自ずと導かれた。




月のナクシャトラ


まず出生時間を00:00:01でチャートを作成すると、ラグナは牡羊座2°で、月は蟹座13°52’、プシュヤの第4パダになる。



一方で、出生時間を23°59’59″に設定すると、ラグナは牡羊座3°27’で、月は蟹座28°40’で、アーシュレーシャ第4パダになる。



従って、月は、プシュヤか、アーシュレーシャのいずれかである。



プシュヤの場合は、土星期は直ぐに終わり、マハダシャー水星期に入っていくが、アーシュレーシャの場合、水星期は直ぐに終わり、ケートゥ期に入っていく。




wikipediaによれば、池江選手は、生後2ヶ月頃から母親が運営する幼児教室に通い超早期教育を受けたという。


そして、3歳10か月から兄姉の影響で、水泳を始めたそうだ。



つまり、非常に早期から水泳に取り組み始めているが、それがマハダシャー水星期か、あるいは、ケートゥ期の出来事である。



ここで水泳というスポーツに取り組み、また幼少時から早期教育を施されたことを考えると、月ラグナから見て3室支配の水星期ではなかったかと思われる。



3室はスポーツのハウスだからである。



そして、水星は知性の表示体であり、その水星が双子座で定座に在住し、金星や太陽などの友好惑星とコンジャンクトしていることなどが、教育に恵まれた状況を表わしていたのではないかと思われるのである。






従って、月のナクシャトラはプシュヤで、生まれた時は土星期の終わりで、直後に水星期に移行して、以後、17年間、水星期を経験したと考えるのが妥当である。



またプシュヤとアーシュレーシャの性格を比較してもプシュヤは冷静で落ち着いている吉祥な性格であるが、アーシュレーシャは妖艶で、世間の常識を超えた倫理、道徳観を持つ人物となり、そうした性格の違いを考えると、池江選手は明らかに落ち着いていて吉祥なプシュヤではないかと思われる。


浮ついた所がなく、水泳に対する真摯な所や、インタビューやメディアに対する姿勢などを見ても、おそらくプシュヤではないかと思われる節がある。



従って、ダシャーが土星期の終わりに生まれ、直後に水星期が17年間経過したという観点と、ナクシャトラの性格的な特徴から、月のナクシャトラはプシュヤではないかと思われる。






牡羊座ラグナ


月がプシュヤだとすると、00:00:01で、牡羊座である為、2時間毎にラグナが隣の星座に移動していくが、月が蟹座16°40’に移動した時に月のナクシャトラはアーシュレーシャになるが、その時、ラグナは双子座16°54’で、ラグナはアールドラー第4パダである。



従って、月がプシュヤであると考えると、出生図のラグナは、牡羊座、牡牛座、双子座のいずれかである。



そして、池江選手には、兄と姉がいるが、その場合、11室や11室の支配星が良い状態になければならない。



11室が傷ついていたら、兄や姉に恵まれないことになる。



また11室は評価や称号も意味する為、それらにも恵まれないことになるが、池江選手は、幼少期から水泳の選手権で、常に良い成績を収めて、沢山の受賞に輝いてきて、オリンピックの選考で選ばれる実力の持ち主であることから当然、11室は強くなければならない。







そうした観点で考えると、牡羊座ラグナに設定すると、11室支配の土星が2室から11室にアスペクトバックする為、11室が非常に強くなる。



11室の支配星が11室の定座にアスペクトする配置は、兄や姉に恵まれる典型的な配置である。



また11室の支配星が9室支配の木星とコンジャンクトする為、非常に11室の状態が良くなるのである。



牡牛座ラグナや双子座ラグナでも11室や11室の支配星の状態は、悪いとは言えないが、牡羊座ラグナほどには良いとは言えない。




また牡羊座ラグナに設定すると、幼少時のマハダシャー水星期は、3、6室支配で3室で定座に在住する水星期となる。



3室や6室はスポーツのハウスであり、習い事のハウスである。



従って、牡羊座ラグナの場合に幼少期から水泳に取り組んだことが分るのである。



因みに私自身も牡羊座ラグナで、3、6室支配の水星が3室に在住しているが、マハダシャー水星期は、少年野球やサッカーやラグビーなどのスポーツに打ち込んだ為、これは実感できる。



また池江選手は、牡羊座ラグナであれば、メディア、芸能の3室に惑星が集中する為、スポーツ選手であるが、準芸能人のような扱いであり、水泳界にヒロインとして常に注目されていることが説明できる。


twitterなどでも非常に多くのフォロワーを集めており、闘病生活中なども何かをツイートすれば、直ぐに数十万アクセスが集まるぐらいメディアでの自己表現に恵まれている。


3室はヒーローイズムのハウスである。



白血病に倒れ、過酷な闘病生活の後、見事復活するという大ドラマを演じたというのは、スーパースターで、ヒロインの証である。



2020年5月9日、「NHKスペシャル」『ふり向かずに 前へ 池江璃花子 19歳』(NHK総合)という闘病生活や再起へ歩む日々を追ったドキュメンタリー番組が放映されたが、こうした私生活と芸能に全く区別がなくなってしまうのが、ヒーロー、あるいは、ヒロインである。



まさに牡羊座ラグナで、ラグナロードの火星が3室(芸能)に在住して、3室の支配星とコンジャンクトしている配置がもたらしたと考えられる。




急性リンパ性白血病


因みに白血病で闘病生活に入ったのが、2019年2月以降であるが、この時のトランジットを確認すると、以下のような配置である。





牡羊座ラグナであれば、この時、木星は8室をトランジットし、土星は8室の支配星にアスペクトして、8室にダブルトランジットが生じている。



8室は、致命的な病や物事の中断、行き詰まりのハウスである。



またこの直後の3月30日から木星が射手座に入室するが、既に2月の時点で、2ヶ月前である為、射手座入室の効果が始まっていたと考えられる。






そうすると、木星と土星が9室をトランジットして、9室にダブルトランジットが生じ、3室にもダブルトランジットが生じている。



また月から見ると、病気の6室にダブルトランジットが生じ、入院の12室にもダブルトランジットが生じている。







9室は大舞台から退いて、休暇を取る時期であり、池江選手の場合、病院で医師の診断を受けることを意味しているとも考えられる。



また闘病生活中の2020年4月8日に日本大学スポーツ科学部に入学し、水泳部に入部することをメディアに発表したり、5月8日には公式サイトを開設して、メディア活動は継続して行っている。


twitterなどで、ツイートする活動も行って、多くのフォロワーを集めている。



従って、この時、3室(メディア、芸能)にダブルトランジットが生じていることに納得できる。



入院という象意は、主に月から見た12室へのダブルトランジットという形で現れていたと考えられる。




水星/土星期 -闘病生活-


もし牡羊座ラグナで正しければ、闘病生活を行なったのは、水星/土星期である。



マハダシャーの水星は3、6室の支配星で、マラカの2、7室支配の金星とコンジャンクトしており、月から見て、入院の12室の支配星で、12室に在住している。



またアンタルダシャーの土星は、10、11室の支配星で、マラカの2室に在住している。



因みにマラカの中で、最も凶意の強いのが、2室の在住星であり、また土星は無条件のマラカともされる惑星である。



月から見ても土星は、7、8室支配のマラカで、ラグナにアスペクトしている。



但し、このマラカの土星は、ラグナ、月から見て9室支配の木星がコンジャンクトしており、その凶意を最大限、緩和しているのが分かる。




ここまで見て来て、ほぼ牡羊座ラグナで間違いないと思われる。




最速の復活劇の理由


何故、池江選手が、急性リンパ性白血病になり、死の縁を彷徨うどん底の状態からオリンピックの代表に選ばれる急上昇を成し遂げたかを考えると、それは、この闘病生活中の土星と木星のダブルトランジットが9室の射手座で形成されていたからではないかと思われる。



この凄まじい上昇と下降をもたらす射手座が、まずは池江選手にどん底への転落を経験させ、その後、奇跡の復活という急上昇を体験させたのである。









9室の次は10室であり、これは栄光の舞台であり、第一線の舞台である。



このキャリア上の最も重要なハウスが、闘病生活を行なった9室の次に来ていることが重要である。



通常は、これが引退、終了の12室などであれば、次の1室は再出発を意味しており、再び、人生の長い道のりを歩んでゆく始まりの時点を意味している。



然し、池江選手の場合、病気になったのは、9室のタイミングであり、重要な医師や恩師との出会い、そして、再び飛躍する為の調整の期間であったと考えられるのである。



2020年2月19日の『報道ステーション』でのインタビューで、池江選手は、病名を告げられた時や闘病中の心境を吐露し、「今、生きていることが奇跡。人生のターニングポイントになった」などと率直に語ったというが、おそらく精神的な成長を遂げた時期とも言えるのではないかと思われる。



何か自分が生きていることを奇跡と感じるなど、自分を生かしている聖なる力や、神への信仰心さえ芽生えるタイミングとも言えるかもしれない。



そして、もう一つ重要なのは、このアンタルダシャーの土星は、10、11室の支配星であり、9室支配の木星と9-10、9-11のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成しているということである。



月から見ても7-9のラージャヨーガを形成し、マハダシャーの水星から見ても9-10のラージャヨーガを形成している。




従って、土星はマラカの2室に在住しているが、闘病生活から再び上昇するだけのポテンシャルを持っていたと言える。





ナヴァムシャのラグナ



因みにナヴァムシャのラグナはどこかということになるが、出生図のラグナは、池江選手の性格からすると、陽気で清々しく明るいアシュビニーではないかと思われる。



欲望にストレートで異端児の親分肌の牡羊座バラニーのようなダークなアクの強さというものは持っていない。



爽快な清々しさに溢れている。



従って、アシュビニーの可能性が高いと考えると、ナヴァムシャのラグナの可能性は、牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座に絞り込まれる。



この4つのラグナを検討すると、例えば、幼少期のマハダシャー水星期は、やはり出生図と同じようにスポーツに取り組んだことが、ナヴァムシャでも説明出来なければならない。



そうすると、やはり水星が3、6室の支配星となる牡羊座ラグナが有力候補である。




牡牛座ラグナの場合、水星は、2、5室支配となり、少しスポーツの象意とは異なってくる。



また双子座ラグナでも同様である。



蟹座ラグナの場合、水星は3室の支配星となる為、スポーツを意味するが、それ以外の点も考慮に入れなければならない。



因みにジャイミニシステムで、ナヴァムシャでのみ見ることが出来るパダナダムシャダシャーを使うと、池江選手が、闘病生活に入ったのが、蠍座/牡牛座もしくは蠍座/山羊座の時期であり、主に蠍座/山羊座である。



メジャーダシャーが蠍座であるが、牡羊座ラグナであれば、蠍座は致命的な病を表わす8室で、そこで月が減衰し、マラカに相当するDKの土星、ケートゥ、ラーフからアスペクトされている。



この蠍座が、蟹座ラグナの場合、5室に位置する為、蟹座ラグナの可能性は却下した。



また双子座ラグナだと、2室にラーフが在住し、8室支配の土星がアスペクトする形になるが、この配置だと幼少期の家庭環境が悪かったり、両親との関係に問題が生じる配置である。



また暴飲暴食をしたり、食生活にも問題が生じてくる。然し、池江選手のプロフィールからはそうした兆候が確認できない為、双子座ラグナの可能性も却下された。



牡牛座ラグナの場合、11室の支配星が11室で定座に在住している為、兄姉がいることは説明できるが、水星期は2、5室の支配で12室に在住することになる。






但し、池江選手は出生図では月から見て12室に惑星集中しており、やはり12室の象意が強く出ていなければならない。



また水泳の競技会で海外遠征することも多いため、海外の12室が強調されていることは妥当に思える。




白血病で倒れる前の2018年の水星/木星期は、アジア競技大会で、ジャカルタなどに海外遠征して、多くの金メダルを獲得している。



従って、牡羊座ラグナで、9、12室支配の木星が12室(海外)に在住して、5室支配の太陽、1、8室支配の火星とコンジャンクトしている配置は海外という象意は表している。



然し、母親は教育熱心で、池江選手にとって恩恵を与えてくれる存在である。



そのように考えると、牡羊座ラグナで4室支配の月が8室で減衰している配置は、それ程、相応しくないとも言える。



牡牛座ラグナで、11室支配の木星が11室に在住しているからこそ、水星/木星期に多くの金メダルを受賞したと考えることも出来る。



従って、ナヴァムシャのラグナは、牡羊座、あるいは、牡牛座辺りではないかと思われる。




今後、池江選手は、マハダシャーケートゥ期に移行していく為、そのケートゥ期に起こることで、ナヴァムシャのラグナが明らかになると考えられる。






出生図のラグナが牡牛座であることに関するジャイミニスキームによる検証




因みに出生図を牡羊座ラグナに設定すると、最初は、牡羊座のメジャーダシャーから始まり、期間は2年、そして、次の牡牛座のメジャーダシャーは期間は1年である。







その次は、3歳から双子座のメジャーダシャーが12年間続くが、双子座はスポーツの3室であり、双子座には3室の表示体であるBKと、3Pも在住している。



これは池江選手がちょうど3歳10か月から水泳を始めたという事実に合致する。



この後、水泳の才能が開花して、小学校、中学校、高校1、2年と水泳界で優秀な成績を収めて、大成功してゆくのだが、





双子座にはAKとAmK、5Lが在住しており、AK-AmK,AK-5L、AmK-5Lのジャイミニラージャヨーガを形成しているからである。



そして、池江選手は、母親が幼児教室を運営していたことから、生後2ヶ月頃から、超早期教育を受けている。



これは幼少期に母親から良い恩恵を受けたことを意味しているが、双子座には、MKの火星が在住しており、ジャイミニラージャヨーガに参加していることは注目である。



この双子座のメジャーダシャーを通じて、母親のサポートを得て、水泳界で、力を付けて行ったことが分かる。




然し、その後、15歳以降になると、メジャーダシャーが蟹座に移行する。



蟹座から見ると、AKは12室に在住している。



12室は海外を表わす為、12室でジャイミニラージャヨーガを形成する配置は、海外での活躍を表わしているが、然し、wikipediaの経歴情報を見ると、海外での活動中にかなり肉体は消耗していたことが分かる。



2017年4月、第93回日本選手権に出場。50m、100m、200m自由形、50m、100mバタフライの5種目にエントリーし、4日間で10レースを泳いだ池江は、ドーピング検査が長引いたことによる睡眠不足や、食事を満足に取れずに体重を3kg落とすほどの過密スケジュールを物ともせず、エントリーした種目すべてで優勝を果たした。自身が持つ日本記録の更新こそならなかったが、100m自由形および50m、100mバタフライの3種目では、2位に1秒以上の大差をつける圧倒的な強さを見せた。これによりそれまで最多だった2002年の萩原智子と2015年の渡部香生子の4冠を上回り、初めて日本選手権で5冠を達成した女子選手となった。

(wikipedia 池江璃花子より引用抜粋)


『ドーピング検査が長引いたことによる睡眠不足や、食事を満足に取れずに体重を3kg落とすほどの過密スケジュールを物ともせず、エントリーした種目すべてで優勝を果たした。』と記されているが、良い成績を残したものの非常に肉体的には消耗していたことが分かる。



それは、メジャーダシャーの蟹座から見て、AKが12室に在住し、火星や太陽などの凶星と絡んでいた為である。



そして、蟹座/魚座(2018/7/4~)が訪れた時についに急性リンパ性白血病を発病してしまう。




2020年東京オリンピックでの活躍が期待されていた中、2019年1月18日からオーストラリアで合宿を行っていたが、2月7日、体調不良のため予定を切り上げて帰国することが発表された。そして同月12日、自身のTwitterで、帰国後に検査をした結果白血病と診断されたことを公表した。このため、同年2月のコナミオープン水泳競技大会、4月の第95回日本選手権水泳競技大会といった公式競技会への出場を全て取り止めて療養生活に専念することとなった。その闘病生活は想像を絶するほど過酷で、高校の卒業式にも出席できなかったという。

(wikipedia 池江璃花子より引用抜粋)


サブダシャーの魚座は入院の12室で、6P(病気)が在住し、魚座から見て、6Lの太陽、3、8Lの金星、4、7Lのマラカの水星、2、9Lの火星が4室でコンジャンクトして、魚座のサブダシャーにおいては、ラグナ(身体)に相当する魚座にアスペクトしている。


2、9Lの火星は、通常は、9Lの象意に影響されて、2Lはマラカとしての凶意を発揮しないが、6Lや3、8Lとコンジャンクトしている為、この2Lの火星もマラカとしての凶意を発揮したと考えなければならない。



このようにパッと見では、魚座から見てケンドラの4室にAKやAmKなどの有益な変動表示体が在住しているので、それ程、悪くは見えないが、然し、魚座をラグナとして、支配と在住を注意深く確認すると、双子座4室の惑星群は、機能的凶星化して激しく傷ついており、魚座にアスペクトして、サブダシャーの魚座をひどく傷つけている。







従って、この魚座の時期に急性リンパ性白血病に罹患したというのはチャラダシャーで説明することが出来る。



池江選手は、現在、蟹座/山羊座だが、東京オリンピックが予定されている2021年7月23日~8月8日は、蟹座/射手座である。



射手座は9室で、射手座から見た10室には、AK、AmK、5Lがアスペクトしており、もしオリンピックが開催されれば活躍できそうな配置である。




このようにチャラダシャーの観点から見ると、更に牡羊座ラグナで正しいことを明確に表わしている。



池江選手が、白血病に倒れた後、短期間の間に復活を遂げたのは、ちょうどトランジットの土星や木星が射手座を通過していた時期だからである。



つまり、上昇と下降の象意がドラマチックに顕現したことを意味している。



ナヴァムシャのラグナという問題がまだ残っているが、池江選手の今後の活躍などを見て、更に検討したいと考えている。





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