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歌舞伎俳優・市川猿之助(4代目) -無理心中の疑い-

2023 5/20



歌舞伎俳優・市川猿之助(4代目) が、5月18日、自宅で両親とともに倒れているのが発見されたことがニュースで報じられ、大騒ぎになっているが、セクハラ報道が為されたことを苦として、両親を巻き込んで、無理心中を図ったのではないかとの見方が浮上している。


ご両親の死亡が確認され、市川猿之助自身は、意識が朦朧とした状態で緊急搬送され、命に別状はなく、退院した後は、警察病院に収容されて24時間体制で監視され、警察の事情聴取に応じている。



マネージャーが市川猿之助の自宅を訪れた際に返答がなかった為、室内を確認して、倒れている3人を発見したというが、猿之助は、半地下にある自室クローゼット内で意識が朦朧とした状態で見つかったという。


両親は、2階リビングの床にあおむけに並んだ状態で、首から下には布団がかけられており、目立った外傷はなかったというが、非常に不可解なことに警察は、司法解剖の結果、「向精神薬中毒の疑い」 があることを発表している。






市川 猿之助と父・市川段四郎





しかし、向精神薬中毒で、両親が揃って同時に亡くなるなんてことがあるのか不可解である。


普通に考えれば、家族3人で、それぞれ自殺を図ったか、あるいは、市川猿之助が無理やり両親を巻き込んで、自殺を図ったかのいずれかであると考えられる。


「向精神薬中毒の疑い」があるとの警察発表は、何らかの圧力がかかり、梨園の悪評を免れる為に市川猿之助の殺人罪での逮捕を避ける為の試みのような気もしてくる。



私は、市川猿之助が、自宅の半地下にある自室クローゼット内で、見つかったことに注目した。


半地下のクローゼットは、明らかに地下の隠れた狭い場所を表わし、12室の象意である。



従って、現在、牡羊座にラーフ/ケートゥ軸がトランジットし、木星が牡羊座をトランジットして、土星が水瓶座からアスペクトして、牡羊座でダブルトランジットが形成されている状況だが、これが12室で形成されているのではないかと考えた。



つまり、市川猿之助は、牡牛座ラグナではないかと考えられる。








物を蒐集する牡牛座の性質


例えば、wikipediaによれば、市川猿之助には骨董品の蒐集や浮世絵を蒐集の趣味があったようで、幼少時は、仏像集めが趣味だったようである。

この物を集めたり、コレクションする性質は、典型的な牡牛座の特徴である。




趣味は骨董品の蒐集と寺院仏閣巡り。以前は浮世絵を蒐集。役者絵の浮世絵ばかりを所有。幼少の頃の趣味は仏像集め。段ボール2箱分の仏像を披露し、父・段四郎の弟子を驚かせた逸話もある。和食を外食する時には、桃山時代のお猪口を持参する事がある。

蔵書家。舞台で虚構の世界を演じるため、実生活で読む本は多くがノンフィクションであり、宗教、哲学、歴史を中心とした蔵書が多いという。スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』などの作者でもある哲学者、梅原猛を学生時代から崇拝。

(wikipedia 市川猿之助(4代目)より引用抜粋)



特に牡牛座の中央に位置するローヒニーは、「所有」というのが、主なパーソナリティーの特徴となる。


牡牛座は、しばしば物をコレクションし、それが高じて、美術館や博物館を設立するような人も多い。


和食を外食する時に、桃山時代のお猪口を持参するというエピソードもいかにも牡牛座の特徴が出ている。


審美眼があり、生活の質を豊かにすることにこだわりがあり、家具や調度類、インテリア、寝具など五感の快適さに異常に気を使うのである。


外食する際に桃山時代のお猪口(※酒を飲む為の小型の器(盃))を持参するなどといった贅沢は、相当、味覚や視覚に対するこだわりがないとしないことである。


例えば、骨董品の収集といったことを見た場合、山羊座ラグナも骨董品好きであるが、市川猿之助の出生図では、山羊座には全く惑星は在住していない。


従って、骨董品の蒐集や浮世絵を蒐集、仏像集めといったことは、牡牛座ラグナであると考えなければ説明が付かない。




歌舞伎の公演中の事故


また市川猿之助は、2017年10月9日に歌舞伎の公演中に花道の昇降装置に衣装が巻き込まれ、左腕の複数箇所を骨折する重傷を負っている。




2017年10月 – 11月、 2年ぶりに『ワンピース』誕生の地新橋演舞場で凱旋公演を行う。演出の変更、ダブルキャストの導入、ゆずの歌唱による『TETOTE』を携え、「ワンピースの完成形」と本人の語る舞台が10月6日に開幕したが、10月9日、昼の部の公演中に花道の昇降装置に衣装が巻き込まれ、左腕の複数箇所を骨折する重傷を負う。翌10日から休演。尾上右近が代役を勤め、公演は滞りなく千龝楽まで上演。

2018年1月、歌舞伎座で行われた10代目松本幸四郎の襲名披露公演で左手を庇いながらも舞台復帰を果たす。

(wikipedia 市川猿之助(4代目)より引用抜粋)


そして、2017年10月9日~2018年1月までの2ヶ月ほど、休演している。



この場合、左腕は、カーラプルシャで言えば、3室や双子座に該当し、あるいは、ラグナの度数によっては、11室、水瓶座が該当する。



ダシャーは、火星/水星/ラーフ期辺りだが、マハダシャーロードの火星は双子座で逆行し、3室支配の月にアスペクトし、アンタルダシャーロードの水星は双子座に在住する火星と星座交換し、プラティアンタルダシャーロードのラーフは怪我の6室に在住しているが、ディスポジターの金星は、ラグナロードで乙女座で減衰し、土星、火星からアスペクトされている。





トランジットを見ると、土星はちょうど蠍座の28°38’付近で、10月27日から射手座に移動していくが、既に事故で骨折した10月9日の時点で、射手座に移動した効果を発揮していた。



従って、土星は事故や災難を表わす8室射手座を通過して、6室支配の金星にアスペクトしていたと考えることができる。







木星は事故や怪我の6室を通過していたが、9月11日の時点では乙女座を通過しており、場合によっては、乙女座を通過していた時の効果が残存していた可能性がある。



その場合、木星は魚座に在住する8室支配の木星にアスペクトして、6室と8室にダブルトランジットが生じていた。



マハダシャーロードの火星は、トランジットで、3室支配の月にコンジャンクトしており、アンタルダシャーロードの水星は6室支配の金星にコンジャンクトし、プラティアンタルダシャーロードのラーフは、3室(腕)を通過していた。



ラグナロードの金星は、火星によって傷つけられた3室支配の月とコンジャンクトしていることが確認できる。





結婚しない理由


因みに市川猿之助は、現在、47歳で、歌舞伎界で活動する場合、跡継ぎ問題などもあり、結婚しない理由などが取り沙汰されている。



本人自身は、テレビの対談番組などで、「結婚は面倒くさい」とか、「結婚してない方が上手く行く」といった見解を表明しているが、理想の女性として、「原節子」などを挙げている。





もし牡牛座ラグナの場合、7室には水星が在住し、7室の水星は結婚にはよくないと言われている。



水星は性別的に中性の惑星で、結婚相手のジェンダーがはっきりしないという特徴が生じ、男性的な女性、女性的な男性など、限りなく中性的な性質を持つ。



従って、パートナーには性別のこだわりがなくなり、必ずとは言えないが、同性愛の傾向も生じる配置である。



また太陽が、7室に在住する配置は、パートナーに王族のような権威を求め、例えば、理想の女性として「原節子」を挙げたのもそうした権威ある女性を求める結果かもしれない。




また市川猿之助の自宅から宛先がMとなる遺書が見つかったというが、そこには、「大好き。次の世で会おうね」と書かれていたという。



このMは、SixTONESのジェシーの本名(まさや)の頭文字ではないかと噂されているが、市川猿之助は、テーマパークで一緒に遊んだり、ペアルックをしてみたりと、非常に仲が良かったことが伝えられている。



牡牛座ラグナとすると、7室支配の火星が、水星(中性)と星座交換して、双子座に在住しているが、双子座はスマートで長身の人物を象徴しており、ジェシーの人物像そのものである。



双子座のシンボルは、「双子が仲よく手をつないでいる姿」であるが、男性同士、あるいは、しばしば女性同士のシンボルとしても描かれる場合も多く、同性愛の象徴でもある。



アメリカのウォール街があるニューヨークは、双子座の街であるが、ニューヨークで同性愛が多いのは、双子座を象徴する街だからだと考えられる。



また米ハリウッドは、双子座に惑星集中するアメリカの建国図から考えると、双子座が象徴するが、ハリウッドでは同性愛について啓蒙する映画が数多く創られるのもその為である。







セクハラ、パワハラ疑惑


市川猿之助は5月18日発売の「女性セブン」(小学館)で、共演者やスタッフに対するセクハラ・パワハラ疑惑を報じられていた。



ちょうど市川猿之助が自殺を試みたのが、同じ5月18日である為、どう考えても関連性があるとしか考えられない。



週刊誌は、疑惑を報じる前に本人に記事を載せた雑誌の発売日などを知らせる為、当然、市川猿之助は発売日を知っていたと思われ、その日に合わせた試みだったのである。



その記事によれば、市川猿之助は、地方興行などの際に共演者やスタッフにホテルの部屋に誘われ、キスをしたり、身体を弄んだりと、過剰な性的スキンシップを行なうらしく、業界では、それは有名な話であったという。



市川猿之助に性加害疑惑、女性誌報道 共演役者らに「性的スキンシップ」求めていたと関係者証言
2023年5月18日17時50分 日刊スポーツ

18日に病院に搬送された歌舞伎俳優の市川猿之助の性加害やハラスメントの疑惑を、雑誌「女性セブン」(小学館)が同日発行の記事で報じていた。

記事によると、歌舞伎界のトップスターである猿之助が、共演する役者たちにキスや体を触る行為といった「性的スキンシップ」を求めていたと、劇場関係者らが証言。断ったスタッフが公演から外されたこともあったといい、キャスティングや裏方にも影響力を持つ猿之助に対し、周囲が「拒否できない雰囲気」だったと指摘した。

15日夜、公演後の猿之助を記者が取材した際、「答える義務はありません」と話したという。(共同)


市川猿之助が牡牛座ラグナの場合、7室をパートナーのラグナとすると、ラグナロードの火星が8室に在住し、8室支配の水星と星座交換する配置となる。





8室の火星は、通常、パートナーから強制的に性的関係を迫られたりする配置であり、性被害に遭いやすい配置である。



また8室の火星は、合法、非合法に関わらず、そうした性的経験が俄然、多くなる為、妖艶なセックスアピールを持つ愛人的なパーソナリティーになる。



7室をラグナとした場合にこの配置があるということは、逆に言えば、市川猿之助が、女性(あるいは男性?)相手にそうしたセクハラ(強制的な性行為)を行っていることを意味する配置なのである。



こうした関係性のニュアンスが生じるのは、牡牛座ラグナで、2室に火星が在住し、2-7の星座交換をする場合のみである。



因みにおそらく、市川猿之助は、同性愛というよりもバイセクシャル的な要素が強く、7室の水星により、セクシャリティーにおいてジェンダーがはっきりしないのと同時にこうした2-7の星座交換(7室から見ると、1-8の星座交換、8室の火星)により、女性、男性に関わらず、こうした強制的な性的スキンシップを取る傾向があったと考えられる。



市川猿之助は、2013年9月頃~2020年9月頃まで、マハダシャー火星期が続いていた為、直前まで、ずっとこうしたセクハラ、パワハラ行為を行っており、半ば常態化していたと考えられ、歌舞伎界でも有名な話になっていたと考えられる。



(追記)ネット上の情報によれば、市川猿之助がセクハラをした相手は、女性と明記されておらず、男性であった可能性が浮上している。






歌舞伎役者としての配置


歌舞伎役者としての才能やスキルはどの辺りに出たかと言えば、まず、10室支配の土星が3室に在住しており、また3室支配の月が10室にアスペクトしているが、土星は蟹座で逆行している為、3室支配の月にもアスペクトしている。



3-10の絡みは、芸能の仕事の配置である。



市川猿之助は、歌舞伎役者に留まらず、テレビドラマや映画、バラエティー番組などにも幅広く出演していた。



またラグナロードの金星は、演劇、舞台芸術の5室に在住しており、8、11室支配の木星と相互アスペクトしているが、この強い5室が歌舞伎役者としての才能を表している。







金星は月から見ると、3、10室支配で、3室と10室を同時に支配することにより、芸能活動の表示体ともなっている。



この金星は、乙女座で減衰しているが、ラグナから見て、6室で減衰し、月から見て、3室の支配星が減衰している為、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮する配置である。



因みにこれと似た配置としては、木村拓哉が獅子座ラグナで、3、10室支配の金星が2室で減衰しているが、全く芸能活動の支障とはならない配置である。



歌舞伎役者として数々の受賞歴があるのは、おそらく、ラグナロードの金星が、8、11室支配で11室で定座に在住する木星と相互アスペクトして、1-11のダナヨーガを形成している為である。



11室支配で定座に在住する強い木星は、高い評価を表している。





事件のあった当日のトランジット



無理心中の疑いのある2023年5月18日のトランジットを見ると、牡牛座ラグナであれば12室に惑星集中し、ラーフ/ケートゥ軸も12室に絡み、12室にダブルトランジットも生じている。







また事件のあった日には、トランジットの月も12室を通過していた。



事件を報じた週刊誌の記事によれば、市川猿之助は、半地下にある自室クローゼット内で発見されたとのことで、明らかに12室の場所(狭い場所、監禁、隠遁)にいたことが分かる。



そして、そのまま救急搬送され、病院(12室)に収容されたのであるが、退院後は警察病院(12室)に収容され、自殺をしないように24時間体制で監視され、警察から事情聴取を受けている。



こうしたトランジットのタイミングから見て、ラグナは牡牛座ラグナではないかと考えたが、パーソナリティーや事故のタイミング、セクハラ疑惑など、個別の材料を検討しても更に牡牛座ラグナであることが明らかになった。




ラーフ/ラーフ期、あるいは、ラーフ/木星期


因みに現在、市川猿之助は、ラーフ/ラーフ期、あるいは、ラーフ/木星期に移行するタイミングである。





ラーフは6室に在住し、ディスポジターの金星は、ラグナロードで6室の支配星で、5室で減衰しているが、牡牛座ラグナにとっての1、6室支配の金星は、機能的凶星で、マラカにも該当する。



ラグナロードであるにも関わらず、機能的凶星で、マラカにも該当するのは、牡牛座ラグナの場合のみである。



そして、その金星は、8、11室支配の木星と相互アスペクトしており、この木星も牡牛座ラグナにとっては、最悪の機能的凶星で、二次的なマラカにも該当する。



従って、ラグナロードの金星は、機能的凶星で、マラカでもあり、また同じく、機能的凶星で、マラカでもある木星と相互アスペクトしていたそんな時期だったのである。



木星と金星は、共に生来的吉星であり、富や評価において最高の軸である5-11室の軸に在住して、1-11のダナヨーガを形成しているが、犯罪を免れ得ないと言われる6-8の絡みも生じて、激しい苦悩も表わしているのである。



市川猿之助は、明治座創業百五十周年記念 『市川猿之助奮闘歌舞伎公演』の最中で、2ヶ月連続で歌舞伎を上演し、「市川猿之助が昼夜とも奮闘公演ならではの演目に挑む!」とのキャッチフレーズも付いた公演の真っ只中にいた。







また天海祐希の主演映画「劇場版 緊急取調室」の公開を間近に控えており、市川猿之助も出演していたが、公開が危うくなっており、また令和版「風雲! たけし城」にも出演していた為、その出演部分をどうするかで現場が混乱しているという。



市川猿之助、突然の事態に現場混乱 直近「たけし城」「劇場版 緊急取調室」でも重要な役
2023年5月18日15時43分 日刊スポーツ

歌舞伎俳優市川猿之助(47)が18日、東京・目黒の自宅で両親とともに倒れていたことが、関係者への取材で分かった。

猿之助は歌舞伎俳優ながら、映画、ドラマ、バラエティー番組など多数の作品に出演してきた。現在、Amazonプライムビデオで配信中の令和版「風雲! たけし城」では、たけし城の配下で第三の城の“白の甲冑(かっちゅう)の二刀流城主”役で出演している。

公開待機作では、6月16日公開の、天海祐希(55)の主演映画「劇場版 緊急取調室 THE FINAL」(常廣丈太監督)に出演。天海演じる、警視庁捜査一課の緊急事案対応取調班(通称キントリ)の真壁有希子らが“ある疑惑”を知って対決に向かう、内閣総理大臣・長内洋次郎を演じている。

両作品に限らず、作品の根幹を担う重要な役どころを演じるケースが多く、複数の関係者によると、各方面で調整や対応に追われてるという。複数の芸能関係者は「大物だけに、重要な役どころを演じている作品が多く、さらなる混乱は避けられないでしょう」と口をそろえている。


市川猿之助は、キャリア的には、非常に「順風満帆」で、多くの仕事が来ており、歌舞伎の方でも絶賛公演中であった。



その為、ラーフ/ラーフ期、あるいは、ラーフ/木星期にこうした事件が起こったことはよく分かる。



おそらく、突然のキャリアの中断が起こっている為、アンタルダシャーロードが8室(突然、中断)の支配星となるラーフ/木星期だった可能性が高く、ラーフはディスポジターが結果を与える為、金星/木星期のような結果を表わしたのである。



金星と木星は、5-11室の軸で、1-11のダナヨーガを形成している為、仕事は順調で、事件が起こるまでは、高い評価を得ていたのである。



しかし、木星も金星も、牡牛座ラグナにとっては、機能的凶星で、二次的なマラカでもあった。



そして、木星に至っては、8、11室支配で、最悪の機能的凶星であり、それが金星と連携して、6-8の絡みを生じ、それが結果を表わしたと言えるのである。



成功の真っ只中で、激しい苦痛を伴う不幸に帰結したのは、生来的吉星である金星と木星がもたらしたのである。





スキャンダルによって崩れ去った虚構の成功


これは、インド占星術の最大のテーマである惑星の機能的吉凶というテーマを考えさせられる事例である。



木星と金星は、物質的な成功、金銭的な成功をもたらしはしたが、精神的な幸福はもたらさず、6-8のカルマの噴出によって、最終的には、物質的な成功や経済的な成功まで奪い去る結果となった。



木星は8、11室の支配星として、最悪の機能的凶星として不道徳の表示体となっており、6室支配で、火星からアスペクトされる金星は、セクハラによるスキャンダルを表しており、一見、栄華の絶頂にあったように見えた市川猿之助の成功は、虚構であり、脆くも崩れ去ったのである。





これは、5-11室の軸で、形成される木星と金星の1-11のラージャヨーガが、同時に6-8の絡みを生じている為である。



これはまた木星と金星が激しく傷いていることも関係しており、木星は逆行の土星からアスペクトされており、特に金星は、土星と火星の2つからアスペクトされて激しく傷ついている。




しかし、警察の発表は、市川猿之助の両親は、向精神薬中毒で死亡したとされており、事件の幕引きが計られようとしているようである。



家族会議を開いた結果、両親と、市川猿之助のそれぞれが自殺しようと合意したのかもしれず、強引に市川猿之助が、無理心中によって両親を巻き込んだとは言えないかもしれないが、しかし、微妙な所ではあり、両親は、そうした自殺をする所にまで心理的に追い込まれたとも考えられる。





受賞歴とトランジット


今回、検証をして、市川猿之助は牡牛座ラグナだと結論付けたが、一点だけ腑に落ちなかったのは、wikipediaに示されている華麗な受賞歴がトランジットで説明できなかったことである。


受賞

1984年 – 7月松竹社長賞受賞。(『源平盛衰記・牡丹景清』)
1985年 – 9月十三夜会奨励賞受賞。(『菊宴月白浪』・『二人三番叟』)
1985年 – 7月松竹会長賞受賞。(『加賀見山再岩藤』・『二人三番叟』)
1990年 – 松竹会長賞受賞。(『連獅子』、仔獅子の精)
2002年 – 第23回松尾芸能賞・新人賞受賞
2004年 – 3月国立劇場優。(『加賀見山旧錦絵』、お初)
2006年 – 浅草芸能大賞奨励賞受賞
2007年 – 英国ローレンス・オリヴィエ賞・最優秀ダンス賞ノミネート。(『色彩間苅豆』、かさね)
2007年 – 1月第6回朝日舞台芸術賞・寺山修司賞受賞
2009年 – 3月平成20年度芸術選奨新人賞・演劇部門受賞。(『祇園祭礼信仰記』「金閣寺」、雪姫・『色彩間苅豆』、かさね)
2012年 – 第40回国際エミー賞・芸術番組部門ノミネート。(WOWOW制作番組『ブルーマン×市川亀冶郎 BLUEMAN MEETS 歌舞伎』)
2012年 – 第41回ベストドレッサー賞・学術・文化部門受賞。クールウール賞同時受賞
2013年 – 第34回松尾芸能賞・優秀賞受賞
2014年 – 第3回 水木十五堂賞受賞
2015年 – 第70回文化庁芸術祭優秀賞受賞。スーパー歌舞伎II『ワンピース』(新橋演舞場)
2016年 – 第51回紀伊國屋演劇賞 個人賞受賞。『元禄港歌』糸栄、『エノケソ一代記』田所(エノケソ)
2017年 – 第24回読売演劇大賞 男優賞受賞。『義経千本桜』



通常、これらの受賞の数々は、トランジットで、土星と木星が11室にダブルトランジットを形成するタイミングであると想定されるが、調べてみた所、これらの受賞歴が、ダブルトランジットで綺麗に説明が出来なかった。


こうした受賞の年数が分かっているだけで、正確な日付が分からない為、トランジットの惑星の位置が多少前後するかもしれず、そのことで、説明困難になった可能性もあるが、上手く説明できない為、更にラグナが本当に正しいかどうかを検討する必要性を感じている。


また今回は、ナヴァムシャのラグナは検討していない為、今後も出生図のラグナと、ナヴァムシャのラグナの検討の余地はある。





チャラダシャー




事件のあった現在、チャラダシャーは、ちょうど乙女座のメジャーダシャーに移行したタイミングで、乙女座/天秤座の時期であった。



乙女座から見ると、父親を表わすBKの月は12室(損失)に在住して、ラーフ、ケートゥからジャイミニアスペクトされている。



また母親を表わすMKの太陽は、母親を損失する3室(4室から12室)に在住し、GKとコンジャンクトし、土星、ケートゥからアスペクトされている。



ラグナにマラカに相当するDKの火星からのアスペクトを受けた傷ついたAKの金星が在住することは、本人の健康などにおいては良くない配置である。



またサブダシャーの天秤座は6室であり、そこから見て、AKの金星が12室に在住し、マラカに相当するDKの火星からアスペクトされている。



こうしたチャラダシャーのタイミングは、市川猿之助の現在の状況を表していると考えることが出来る。



こうした事件を起こして、今後の市川猿之助のキャリアにも影響が及んでくると考えられるが、10室には、3、8室支配の火星が在住し、ラグナロードで、10室支配の水星と、3-10の星座交換をしているが、10室の支配星が、8室の支配星と8-10の星座交換をすることで、突然の仕事の中断を意味している。



3-10の星座交換が出来ている為、やはり歌舞伎の世界や芸能の世界で生きていくしかないのだと思うが、8室が絡んでいる為、2032年までの次の10年間は、歌舞伎役者としても中々厳しい状況になることが予想されるのである。




事件のポイント


おそらく警察の事情聴取の焦点は、市川猿之助が、家族会議の結果、それぞれ自分の意志で自殺を決行したのか、それとも市川猿之助が両親を巻き込む形で、無理心中を図ったのかのどちらかである。


もし両親の意志に反して両親を巻き込んだ場合は、殺人罪が適用されて、警察に逮捕される可能性もある。


しかし、状況は微妙であり、強制的に無理心中を図ったのではなくても、梨園という特殊な環境の中で、濃密な親族関係の中で、梨園に迷惑をかけたことに対する罪悪感には相当大きなものがあったと考えられる。


その責任を取って、家族で、自殺を決行せざるを得ないという心理状態に追い込まれた可能性があり、無理心中でなくても、心理的にそうした形に追い込まれた可能性もある。


金星と木星による6-8の絡みは、犯罪を免れ得ない配置であり、直接、手を下していなかったとしても両親を死に追いやったとも言えるのである。



また今回の事件は、同性愛の問題が深く関わっている。


調べた所によれば、市川猿之助が、セクハラを働いていたのは、男性の共演者やスタッフに対してであることが浮上してきた。


市川猿之助は、テレビの対談番組などで結婚しない理由などを聞かれて、色々理由を述べていたが、決して、同性愛的な理由は述べていなかった。


そうしたことを隠さねばならないという苦しさがあったかもしれない。


男性の男性に対するセクハラは、昔は笑い話になるような話であり、事件にするような話ではなかった。


それがコンプライアンスが厳しくなり、折しもジャニーズ事務所のジャニ喜多川が、ジャニーズ事務所のメンバーに対して、セクハラを働いていたことが大きく問題となった状況もある。


そして、両親が、週刊誌の報道で名誉が失われることを事前に察知して自殺し、市川猿之助も自殺を決行するに当たって、Mへの遺言を書き、親族ではないMに財産の一部を贈与することを考えていたようである。


遺書には、「大好き。次の世で会おうね」と書かれていたというのだ。



これは泣けてくる状況ではある。



米ハリウッド映画『ブロークバック・マウンテン』を思い出した。



『ブロークバック・マウンテン』の中でも主人公が、何故、自分に対して冷たいのかと女性に詰め寄られるシーンが出て来るが、市川猿之助もテレビの対談番組の中で、何故、結婚しないのかと詰め寄られて、「結婚は面倒くさい」とか、「結婚してない方が上手く行く」などと回答し、その理由をひねり出すのに苦労していたようである。



折しも自民党では、LGBT法案、同性婚法制化についての議論が行われており、自民党支持層の過半数が賛成しているようだが、一部の自民党議員が猛反発している。



そうした中で、ジャニーズ事務所のジャニ喜多川の性加害疑惑が報じられたり、また今回の市川猿之助のセクハラ疑惑が取り上げられてもいる。



そうした世相の中で、今回の事件が起こったのである。



歌舞伎俳優は、実際の人生の中でも激しい色恋沙汰を演じることが多々あり、不倫、三角関係、師匠の奥さんと駆け落ちしたりとか、そうしたことが絶えない世界でもある。



女遊びは芸の肥やしと言われる世界であり、色恋沙汰は普通の一般的な凡人とはかなり逸脱している。



そうした歌舞伎役者が引き起こす実際の事件は、波乱の物語で、まさに芸の延長とも言えるものであり、歌舞伎役者は、人生を通して役を演じる人々である。






(参考資料)

市川猿之助が救急搬送、両親は死亡 性加害疑惑報道で元気だった様子が今週急変との関係者証言も
2023/5/19 5:01 日刊スポーツ

 歌舞伎俳優市川猿之助(47)が18日、東京・目黒区内の自宅で両親とともに倒れ、救急搬送された。

父の歌舞伎俳優市川段四郎さん(76、本名・喜熨斗弘之=きのし・ひろゆき)は搬送先の病院で、母延子さん(75)は自宅で死亡が確認された。猿之助は意識がもうろうとした状態で搬送されたが、命に別条はない。猿之助の遺書とみられる書き置きも見つかるなど、自殺を図った可能性を含めて警視庁は詳しい状況を調べている。人気役者一家の突然の悲報に、業界内外で衝撃が広がっている。

    ◇   ◇   ◇

 捜査関係者によると、18日午前10時15分ごろ、マネジャーが猿之助らの自宅を訪れた際に返答がなかったため室内を確認。倒れている3人を発見した。すぐに119番し、救急搬送。半地下にある自室クローゼット内で見つかった猿之助は意識がもうろうとした状態だった。搬送時は呼びかけに反応するなど話ができる状況で、命に別条はないという。母は自宅で死亡が確認され、父段四郎さんは午前11時22分、搬送先の病院で死亡が確認された。

 猿之助は両親と3人暮らしとみられる。3人はいずれも寝間着のような半袖シャツと長ズボン姿で、父母は2階リビングの床にあおむけに並んだ状態で、首から下には布団がかけられており、目立った外傷はなかったという。この日の検視の結果、両親の死因は不詳。警視庁は今日19日にも、司法解剖と現場検証を実施する予定で、両親の死因特定を進めるとともに、猿之助からも回復を待って経緯を聴く方針だ。

 また猿之助のそばからは、文末に自身の名前が記された書き置きも見つかった。別の関係者によると、親しい知人宛てのような文章で書かれていたという。遺書とみられ、猿之助が自殺を図った可能性も視野に入れて警視庁は捜査を進めている。

 各所も対応に追われた。猿之助が主演する「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」(東京・明治座)の昼公演が中止された。また夜には、松竹が公式サイトで、猿之助について「現時点で弊社として詳細な情報を把握いたしておりません」とし、「警察ならびに病院にて対応をいただいているものと認識しており、各方面からの情報把握に努めているところでございます」と説明。段四郎さんとその妻が亡くなったことについても「弊社にとりまして痛切の極み」とコメントした。

 猿之助は段四郎さんの長男。12年に4代目猿之助を襲名し、現在は俳優としても故蜷川幸雄さんらの舞台、NHK大河ドラマ「風林火山」「鎌倉殿の13人」など数々のドラマや映画、舞台で活躍する人気役者だ。

 猿之助をめぐっては、この日発売の週刊誌「女性セブン」が、性加害やハラスメントの疑惑について報じていた。猿之助に近い関係者によると、元気だった様子が、今週に入って急変したという証言もある。男らしく胆力があるイメージから、TBS系「半沢直樹」をはじめ、悪役や黒幕などを演じる機会も増えていたが、猿之助自身は繊細で、トラブルに対し打たれ弱い面もあったといい「危機管理に欠ける面も見受けられた」という。

 一方で、猿之助は亡くなった両親とは普段、別々に暮らしていたという情報もある。段四郎さんは優しい性格で、猿之助に対しても強く何かを言うタイプではなく、一方母は気が強く、しっかりした強い女性だったという。
参照元:市川猿之助が救急搬送、両親は死亡 性加害疑惑報道で元気だった様子が今週急変との関係者証言も
2023/5/19 5:01 日刊スポーツ
「次の世で会おうね」市川猿之助さん(47)の“遺書”に残された“最愛の人へのメッセージ”《セクハラ報道直後に心中か? 両親は向精神薬を大量摂取》
2023/5/19 20:17 文春オンライン

歌舞伎界きってのトップスターをめぐる大事件。世間に衝撃を与え続けているばかりでなく、謎が謎を呼ぶミステリーの様相を呈してきた。

 歌舞伎役者の市川猿之助さん(47)の自宅で、本人と両親が倒れているのが見つかったのは18日午前のことだった。搬送時に猿之助さんは意識があり何とか一命をとりとめたものの、父親の市川段四郎さん(76)と母親(75)の死亡が確認された。その後の捜査で、事件当時の実相が徐々に明らかになってきた。社会部記者が語る。

母親は既に死後硬直が始まり、段四郎さんは病院で死亡

「昼の公演に備えて、朝10時に猿之助さんのマネージャーが自宅を訪れた際、猿之助さんが半地下の自身の生活スペースにあるクローゼットのドアで首を吊っていたところを発見されました。一方の両親は2階のリビングでパジャマを着たまま倒れている状態で見つかっています。2人は首から下に掛け布団をかけられていたといいます。

 母親は既に死後硬直が始まっていたようで、段四郎さんは搬送先の病院で死亡しました。一方、猿之助さんは命に別状はないものの、いまだに受け答えが難しい状態で、警視庁は回復を待って話を聞く方針です」

 そして新たに判明したのは、両親の死に薬物が関わっていたという事実だ。社会部記者が続ける。

両親は向精神薬を大量に摂取

「3人は発見された当初、全員が泡を吹いていたといいます。しかし、検視では死因が不明で、自宅内には薬の空き瓶や練炭など、“ブツ”となるものは見つかりませんでした。そして、その後の捜査で、3人がいずれも何らかの薬物を口から服用していたことが明らかになり、司法解剖の結果、両親は向精神薬を大量に摂取していたことが判明しています。

 ただ、服用に至った経緯はいまだにわからず、自宅には第三者が侵入した形跡も見つからないことから、両親が自殺を試みたのか、猿之助さんが服用させたのかが、今後の捜査の焦点になります」

 事件をめぐっては、猿之助さんの共演者やスタッフへのパワハラ・セクハラ疑惑などが5月18日発売の「女性セブン」で報じられた直後だったことから、スキャンダルが引き金になって一家心中あるいは自殺しようとしたという見方が強い。

 しかし、猿之助さんは病院に搬送された後も受け答えがしっかりとできない状況だといい、事件が起きた理由についてはいまだに本人の口からはっきりと語られていない。

 一方、自宅から“遺書”のようなものが見つかっていたことが明らかになっているが、その中身の詳細が新たに判明した。捜査関係者が話す。

スケッチ用のキャンバスに記された遺書の中身

「猿之助さんが見つかった場所のすぐ近くに、スケッチ用のキャンバスが壁に立てかけられた状態で、床に置いてありました。そこには、〈愛するM(*イニシャル。実際には猿之助さんと交流があった知人の名前)大好き。次の世で会おうね〉という内容が書かれていました」

 また自宅にはこの遺書の他にも、自身の財産の相続についての“書き置き”が残されていた。

「そこに書かれていたのは、親族ではないMさんに財産を相続させるという内容でした。猿之助さんは独身で妻や子もおらず、自身の財産を最愛の人物に譲渡しようとしたのだと思われます」(同前)

 高い演技力に裏打ちされた実力派で、アニメ「ONE PIECE」を舞台化するなど、日本の歌舞伎界を牽引してきた猿之助さん。2020年にはドラマ「半沢直樹」に出演、数々のドラマや映画でも“怪演”を見せてお茶の間の人気を集めてきた。

 そんなスターの衝撃的な事件にファンらも戸惑いを隠しきれない。

「猿之助さんの歌舞伎は本当に革新的でしたよ。90代の知人をアニメ原作の歌舞伎に連れて行ったときには、『孫と話題ができた』と喜んでくれて、その子も歌舞伎に興味を持つきっかけになったようです。だから、伝統芸能の歌舞伎を現代と結びつける橋渡しになってくれていると感心していたんです。一時の衝動がきっかけになったとするなら、失われてしまったものはあまりに大きいと思いますね」(女性ファン)

 事件はいまだ藪の中だ。猿之助さんの回復と事情説明が待たれる。
参照元:「次の世で会おうね」市川猿之助さん(47)の“遺書”に残された“最愛の人へのメッセージ”《セクハラ報道直後に心中か? 両親は向精神薬を大量摂取》
2023/5/19 20:17 文春オンライン
《“セクハラ報道”直後に心中か?》市川猿之助さん(47)の“遺書”の宛名に記されていた名前とは…「騒動の前は両親と3人でひっそりと暮らしていた」
2023年05月18日 18時07分文春オンライン

 18日午前10時18分、東京都目黒区にある歌舞伎役者の市川猿之助さん(47)の自宅で、本人と両親2人が倒れているのを、猿之助さんの男性マネージャーが発見し、119番通報した。救急隊がかけつけたところ、猿之助さんは自宅の半地下で意識がもうろうとした状態だった。搬送時は意識があったという。

 一方、猿之助さんの父親である段四郎さん(76)と母親(75)は死亡が確認された。人気歌舞伎役者の身に突然、何が起こったのか。社会部記者が語る。

■猿之助さんの本名名義で〈M〉に宛てられた遺書

「段四郎さんは2階のリビングで仰向けで倒れており、病院に搬送されましたが、死亡しました。母親も同じく2階のリビングで倒れており、その場で死亡が確認されています。2人とも寝ていた様子だったといいます。

 自宅からは〈M〉という宛名(※イニシャル。実際には知人と見られる人物の名前)で、〈たかひこ〉と猿之助さんの本名名義で書かれた“遺書”が見つかっています。3人とも目立った外傷はなかったことなどから、警視庁は猿之助さんが心中を図った可能性もあるとみて捜査を進めています」

 猿之助さんは2012年におじの名跡を継いで、「四代目 市川猿之助」を襲名。高い演技力に裏打ちされた歌舞伎界屈指の実力派だ。市川猿翁さん(83)が確立した「スーパー歌舞伎」を受け継ぎ、大人気アニメ「ONE PIECE」を舞台化するなど歌舞伎界をリードし続けてきた。2020年にはドラマ「半沢直樹」で、伊佐山泰二役を務め、「詫びろ、詫びろ、詫びろ……」と8連発するシーンなどが話題となり、お茶の間の人気を集めていた。

 騒動後、そんな猿之助さんの自宅周辺には規制線が張られ、ものものしい空気が漂っていた。近隣では猿之助さんが住んでいることは知られていたようだが、赤いスポーツカーを洗車したり、自宅前をほうきで掃く姿が時折見かけられるぐらいで、人の出入りなどはあまりなかったという。

 近隣住民の男性が猿之助さんの人柄について振り返る。

■「家族3人でひっそりと目立たないように暮らしていた」

「10年ぐらい前に近所で猿之助さんにお会いしたことがありますよ。『ご活躍ですね!』と声をかけると、気さくに『はい!』と応じてくれました。それからすれ違えば会釈をしてくれましたね。

 お母さんもお見掛けしたことがありますが、芸能人の母といっても服装も派手な印象はなく控えめな方なのだなと思いました。40年以上は住んでいると思いますが、ここ最近は姿を見かけることも全くなかったので、もう住んでいないのかなと思っていました。家族3人でひっそりと目立たないように暮らしていたのでしょうね」

 別の近隣住民の女性も、同様の印象を抱いていたようだ。

「数年前に町内会の会費をもらいに自宅を訪れたことがあり、お母さんとお会いしました。落ち着いた品のある女性でしたので、私の方がすごい緊張しちゃいました。家を出たタイミングでちょうど猿之助さんが車で帰ってきたので、生の姿を見ようと少し離れて待っていたのですが、人に見られるのが嫌なのか、一向に車から降りてこなかったのを覚えています。町内会では以前の『亀治郎』時代に、歌舞伎を皆で見に行ったことはありましたが、ご家族の方はそっとしておいて欲しかったのかもしれませんね」

■共演者へのパワハラ・セクハラなどスキャンダルが報じられたばかりの出来事

 歌舞伎役者としての輝かしいキャリアを重ねる一方、市川猿之助さんをめぐっては、5月18日に「女性セブン」で、共演者へのパワハラ・セクハラや、コロナ禍でのパーティー開催などのスキャンダルが報じられたばかりだった。

「これは憶測でしかありませんが、スキャンダルのすぐ後に事件が起こったということもあり、心中を企てようとした動機と何らかの関連があるのではと疑う声が上がるのは当然でしょう」(前出・社会部記者)

 市川猿之助さんは5月3日にスタートした「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」に出演中で、28日まで公演される予定となっていたが、事件を受けて18日の昼公演は中止が決定した。今後の公演についても開催は未定という。

「公演は今日も開催される予定でしたが、今朝、『体調不良で休演する』と本人から連絡があったそうです。猿之助さんは一命をとりとめたようで、体調回復を待って、警視庁は詳しく事情を聞く方針です」(同前)

 突如起こった白昼の惨事。歌舞伎界きってのトップスターの身に、一体何が起こったのか。歌舞伎界の歴史に残る大事件の真相解明が待たれる。

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
参照元:《“セクハラ報道”直後に心中か?》市川猿之助さん(47)の“遺書”の宛名に記されていた名前とは…「騒動の前は両親と3人でひっそりと暮らしていた」
2023年05月18日 18時07分文春オンライン
両親は死亡し、本人は自殺未遂か…市川猿之助を「最悪の選択」に追い込んだ特殊な背景
2023/5/18 21:03 現代ビジネス

公演の真っ最中に――

歌舞伎界に激震が走った――。

 18日10時過ぎ、歌舞伎俳優の市川猿之助さん(47歳)宅から緊急搬送を求める通報が入った。

「目黒区の自宅で父の歌舞伎俳優の市川段四郎さん(76歳)と母親(75歳)、そして猿之助さんの3人が倒れているのを40代の男性マネージャーが発見しました。両親は意識不明、猿之助さんは意識があったそうですが朦朧とした状態だった」(スポーツ紙芸能記者)

 3人は病院に運ばれたが、段四郎さんと母親はそれぞれ死亡が確認された。

 「猿之助さんは命に別条がない状態で、話もできるそうです。ただ、自宅からは遺書のようなメモも見つかっているとのことで自殺を図ったものとみられています。両親を巻き込んだのか、両親から一緒に、と持ちかけられたのかは分かりません……今後、警察の捜査によって明らかになるでしょう」(前出のスポーツ紙芸能記者)

 猿之助さんは東京・明治座で自らが座長を務める「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」の真っ最中だった。

 「猿之助さんと言えば、スーパー歌舞伎で有名。『ONE PIECE』や『鬼滅の刃』といった人気漫画を取り上げたエンターテイメント性の高い演目は好評で、歌舞伎界の新たな可能性とも期待されていました。それに従兄弟の香川照之さん(57歳)とともに出演していたドラマ『半沢直樹』(TBS系)での怪演も話題になるなど、歌舞伎だけではなく舞台やドラマなどにも活躍の幅を広げていました。そんな矢先に起きたのが今回の事件だったのです」(前同)

 動機は不明だが、今日発売の週刊誌によって報じられた猿之助さんの「ハラスメント報道」がなんらかのトリガーとなってしまったのだろうか。

特殊な環境

 歌舞伎界の事情に詳しい芸能記者が明かす。

 「『女性セブン』で弟子筋へのセクハラ・パワハラ疑惑が報じられていました。酒に酔った猿之助が彼らの身体を触ったり、一緒に寝るなど強要したり、彼の醜聞が赤裸々に語られていました。そんな報道も何らかの影響を与えていたのかもしれません。猿之助さんはこうした不祥事が明るみに出たことについて、いくら自分がしたこととはいえ、恥ととらえたのではないでしょうか」

 そこには歌舞伎界、という特殊な環境も影響していると前出の芸能記者は推測する。

 「意外に思われるかもしれませんが、芸能人のような図太さと強かさは、歌舞伎界にはありません。子どもの頃から家に守られているため、彼らは実に繊細に育つんです。今回の報道が事実だとすれば、被害者とファンらに謝罪して、しばらく活動を自粛することもできた。しかし彼は表に出たことを恥ずかしいことだととらえてしまい、スルー出来なかったのではないでしょうか」(前出の芸能記者)

 前出の芸能記者によると猿之助さん本人は悪気なくやっていた可能性が高いことも指摘する。

 「ジャニーズ問題同様、歌舞伎界も非常に厳しい上下関係、家と家との関係がある格式社会のため、上に睨まれたらその後は非常にやりにくくなる。そのため、上から下への要求を拒否できない環境下にあるんです。そのようななかで、自分のしていたことを『当たり前のこと』のようにとらえてしまい、行為もエスカレートしていった可能性は十分に考えられます。だからこそ自分が加害者であったという事実を報じられたことでショックを受けてしまったのではないでしょうか」

 とはいえ、「芸能界と違って、再起できない世界ではない」と話すのは歌舞伎関係者だ。

 「梨園は基本的には犯罪以外は見逃されます。恋愛関係のスキャンダルはもちろん、さまざまな揉め事もこれまで明るみに出てきた。それでもみんな表舞台に復帰します。不文律は『うまくやること』なんです。タニマチだっておおらか、そう簡単に離れるわけではありません。歌舞伎ファンは離れません」

悲しみだけが連鎖する

 しかし、事態は一番最悪の方向へと進んでしまった。

 「これから捜査が進みますが、何らかの罪に問われる可能性もあるでしょう。なにより、自分の積み上げてきたものだけでなく、両親を一度に失ったショックは計り知れない。彼の歌舞伎役者としての復活ももう難しいですね。歌舞伎は家柄と名跡が引っ張るので、澤瀉屋は彼の代で終わりでしょう。『市川猿之助』を巡っても、永久欠番となってしまう可能性も十分に考えられます」(前出の歌舞伎関係者)

 猿之助さんの被害者たちも報じる側も、こんな結果を望んだわけではないはずだ。誰も救われない、むしろ悲しみだけが連鎖する結果となった今回の事件。故人の冥福を祈ると共に、真相について猿之助さんが話す日を待ちたい。
参照元:両親は死亡し、本人は自殺未遂か…市川猿之助を「最悪の選択」に追い込んだ特殊な背景
2023/5/18 21:03 現代ビジネス
「24時間体制で警察官が張り付いている」市川猿之助は都内病院を退院して警察病院へ
2023.05.19 21:00 NEWSポストセブン

 歌舞伎俳優の市川猿之助(47)が5月19日、救急搬送された都内病院を退院した。

 5月18日午前10時過ぎ、東京都目黒区内にある自宅の半地下で意識がもうろうとした状態で見つかった猿之助。

 同日、自宅で死亡が確認された母親と、搬送先の病院で死亡が確認された父親・市川段四郎さん。翌19日には司法解剖が行われ、ともに死因が「向精神薬中毒の疑い」だと警視庁が公表した。今後、両親の血液を調べ、体内から発見された薬物の成分を鑑定するという。

 一方で、目黒区内の自宅では現場検証も入念に行われた。18日に続き、19日の日中にも複数の職員が出入りし、午後4時45分ごろ、押収品が入っているとみられる段ボール箱が6箱ほど運び出された。複数のスマートフォンなどが押収されているという。またこのほか自宅には遺書も見つかっている。捜査関係者が明かす。

「まずは、キャンバスに手書きで書かれた遺書のようなもの。そして、猿之助さんが書いたとみられる書き置き。遺産相続に関する内容で、親族以外に相続するような趣旨の内容だった」

 猿之助は今、何を思うのか。直近の様子を社会部記者が明かす。

「都内病院では24時間体制で、2名の警察官が交代しながら猿之助さんに張り付いて監視している状況でした。緊急搬送された当日は、都内の病院に酸素マスクをつけて搬送されていましたが、意識自体はあった。ただ、本人はまだ言葉がしっかりと出てこない状況。警察病院に移動させて、管理を厳重に行いながら回復の様子を見て聴取を行なう予定だと聞きます」

 自宅には薬の空き瓶などが見つかっておらず、また土足の跡なども確認できていない。今回の死因について第三者の介在はなかったとみて、警察は捜査を進めている。

 回復した猿之助は警察に何を語るのか。
参照元:「24時間体制で警察官が張り付いている」市川猿之助は都内病院を退院して警察病院へ
2023.05.19 21:00 NEWSポストセブン

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • 秀吉先生、

    私もこの件、非常に注目しており、先生が記事をアップするのを待っていました。

    私がもう一つ考えていたのは、先生が仰る、家族会議の上、それぞれが、或いは、無理心中、というシナリオの他に、

    これらのシナリオを描いた第三者がいて、そうしたのではないか?ということです。

    歌舞伎界で自身の名前を冠して興行できる数少ない演者である猿之助のスキャンダルをもみ消して、逆に同情を集めて有耶無耶にするには、自殺未遂騒動ぐらいしかないですから。

    興行は昔から闇の世界が裏で仕切ってますから、記事が出ることが分かって、香川照之の二の舞いでマイナスイメージがついて、興行成績、収入その他に影響が出るなら、こういうシナリオで行こう、と第三者が考え、それに、少なくとも猿之助が同意して… というようなことです。

    その可能性はどうですかね?

    それと、猿之助の芸能人生はこの後、どう展開するとお読みになりますか?

    いつもありがとうございます。
    • それは可能性として全くない訳ではないと思います。

      8、11室支配で11室魚座定座に在住する木星は、伝統芸能の世界の実力者、松竹の大株主とか、タニマチとか、歌舞伎界を裏で仕切っている人々かもしれません。

      猿之助が、歌舞伎界で輝かしい受賞歴に恵まれているのもそうした人々の口利きがあるからかもしれません。

      警察が、両親の死を向精神薬の過剰摂取と即座にメディアに発表するのもおかしな感じがします。

      まだ事情聴取をしている最中なので、もう少し慎重に時間をかけて最終的な結論を出すべきであるにも関わらず、猿之助には責任はなく、両親が自殺を選んだことを印象づけるような内容です。

      警察やメディアに対して歌舞伎界の影の実力者からの圧力がかかった可能性があります。


      猿之助は、おそらくそうした歌舞伎界の実力者に守られてきたというのは、確かにあると思います。

      それは8、11室支配の機能的凶星の木星が物語っています。


      6室と8室の支配星が、5室(判断力、識別力)に絡んでいるので、何をすべきか正しく判断する能力がなかったと思います。

      世間の同情を買いたいといった打算もあったかもしれません。

      第三者の直接の関与はなくても、第三者の大物の意向や梨園の空気に忖度して、自分たちで、死んで詫びを入れるといった考えに陥った可能性もあります。

      私はこの一家が気が弱く、図太さが足りなかったのであり、梨園の関係者に迷惑をかけたことを、死ぬことで償おうと考えたのではないかと思いました。

      第三者の陰謀を仕組み、シナリオ通りに実行されたと考えるのは少し陰謀論が入り過ぎるかもしれません。

      両親や猿之助は不祥事をなるべく梨園の実力者にも隠したかったのであり、そうした計算高いことを行なう余裕があったのか疑問です。

      突然の出来事であり、むしろ、判断力を失って、パニックになって行った可能性が高いと思います。


      しかし、忖度というのは日本社会の習慣である為、色々な関係者の意向を先回りして、実行に移したということはあったと思います。

      おそらく、セクハラを隠したかったし、同性愛というのも隠したかったのではないかと思います。

      歌舞伎界の価値観では、女遊びも芸の肥やしで、女遊びをするのは名誉ですが、同性愛というのは不名誉だというのもあるかもしれません。

      LGBT法案などに最も反対する勢力が、歌舞伎界の人々です。


      親はそれを不名誉と考え、家族会議で、それが明らかにされるならもはや自分たちの居場所はない為、

      一家心中を図ることを決定したと思いますが、猿之助は何故か生き残ってしまったということだと思います。

      梨園の世界は、江戸時代の日本や明治時代の日本の価値観、道徳感が残っている世界で、家父長制的な世界です。

      男尊女卑の世界ですから、父親の市川段四郎が死ぬと決めたら、猿之助の母親も従わざるを得なかったという状況もあったかもしれません。


      カルト宗教の集団自殺に似ている状況があったかもしれません。



      ただ実際の所、家族会議で、どのような力学、思惑が働いて、一家心中を決めたのかは、ミステリーであり、当人たちが心の中で何を考えていたのか、非常に気になる所ではあります。


      猿之助は、ラーフ期が始まったばかりであり、ラーフのディスポジターである5室の金星の象意が続くと思います。


      それは歌舞伎界、すなわち、舞台芸術、演劇の世界(5室)で生きていくことを意味していると思います。


      ラーフのディスポジターである金星は月から見ても3、10室の支配星で2室に在住し、5室支配の木星と相互アスペクトしており、やはり、芸能の仕事を表しています。


      しかし、金星が木星との間で、6-8の絡みを形成している為、今後もこのイメージが残り続け、何かと芸の道での中断や行き詰まりなど、問題を生みだし続けるのかもしれません。


      チャラダシャーでも乙女座から見て、3-10の星座交換が見られ、芸能の世界で生き続けると思います。


      ほとぼりが冷めた頃、つまり、12室へのダブルトランジットが終わる頃に歌舞伎、芸能の世界に復帰すると思います。


      それ以外に道はないと思います。


      週刊誌でセクハラ疑惑の記事が出る為、両親は自らの意志で自殺し、猿之助も自殺を図ったが、すんでの所で生き残ったということになり、世間に同情されて、ほとぼりが冷めた頃、舞台に復帰するのかもしれません。
  • 猿之助さんのメモが公開されたことで、これ以上追及するのは残酷なように感じていましたが、指摘されるような内容の記事を見かけたので、驚いてます

    ーー

    「両親の死には疑問がたくさんあります。まず薬での自殺は苦しみながら死亡するケースが多く、なぜあえてその手段を取ろうとしたのか…。

     また、発表によると、今のところ見つかった遺書は猿之助さんのものだけです。社会的地位を築いている段四郎さんであれば、兄の猿翁さんなど関係者に遺書を書き残すのが自然ではないでしょうか。

     さらに、両親は発見時にパジャマを着ていたということですが、こういった地位にある方が身なりを全く気にしないまま自殺することについても違和感があります。

     猿之助さんが首を吊っていたというのも、事前にマネージャーが自宅に迎えにくる時間を知っているなら、タイミングが遅いと思います」

    ーーー

    文春の記事ですが、これが本当ならパジャマ姿と遺書がないことが、今回のことで自殺したこととの矛盾を感じます
    • 確かに家族会議までして覚悟の上での自殺であるなら、パジャマ姿でなく、正装で自殺をするのが、自然かもしれません。

      詐欺などでは、所々の細かい所に微妙な違和感が出て来ますが、

      真実を隠して虚偽を装うとする場合に細かい所に辻褄が合わない所が出てくるといったのと似ています。

      金星と木星の6-8の絡みというのが、働いており、特に8、11室支配で魚座に在住する木星というものが、貪欲で、狡猾な伝統的な歌舞伎界の実力者を表しており、

      それが政治家や警察、メディアなどとつながっていて、事件の詳細が改ざんされているような印象があります。
  • 秀吉先生、

    猿之助関連の続報出てますが、両親が薬を飲んで寝た後、ビニール袋を被せた…ってことですが…

    もう薬飲んでるのに、ビニール袋さらに被せるのもおかしい気がするんですよね…

    厳しい家庭で育ち、常人には想像できない繊細さを持ち合わせた猿之助が、両親が醜聞を知るのを恐れ、薬を飲ませ(人が無理に飲ませるのは無理…との記述も見受けられますが…そこも絶対そうかなと思います)ビニール袋を被せた…つまり、本当は両親の自殺や、両親の自殺+猿之助の自殺幇助ではなく、猿之助による他殺、という線は、

    チャート的には有り得ますかね?
    • 暴力の配置は、6室の凶星ですが、特に6室に火星が在住する場合に凄まじい暴力となります。

      猿之助は6室にラーフが在住しており、一応、暴力的な配置にはなっています。

      事件が起こったのは、ラーフ/ラーフ期か、ラーフ/木星期です。

      ラーフから見ると、木星は3、6室支配で、6室に在住しています。

      6室(暴力)という象意が繰り返し現れます。

      6室に木星が在住する場合は、動物を可愛がるような形で、目下のものをお世話する配置ですが、

      動物を飼っている人、例えば動物王国のムツゴロウ氏なども動物を可愛がっていましたが、

      間引きをしていたなどといったショッキングな報道も過去にあったと思います。

      6室というのはどんなに可愛がっていたとしてもそれは下の者という扱いで、若干、暴力的ではあります。

      そうしたことを考えると、完全な暴力とまではいかなくても自殺幇助ぐらいはしたかもしれません。

      記事を確認すると、捜査関係者は「刑法第202条の自殺幇助罪は免れない」とみているということで、

      結局の所、自殺幇助も暴力の一種だと思います。

      自分の部下やスタッフにセクハラを無理やりするというのも暴力であり、そうしたものが常態化していた為、

      能動的に自分の意図することを行なうだけの実行力はあると思います。

      しかし、自らビニールを被せて、殺害するほどの暴力を振るえたかというと、6室の火星ではない為、

      そこまでの暴力性があったかどうかは、疑問にも思えますが、ディスポジターの金星は減衰している場合、敵を粉砕する配置であり、

      やはり、敵を容赦なく徹底的に破壊するという配置であり、木星がアスペクトしているとはいえ、木星は8、11室支配の機能的凶星である為、

      ほとんど保護の役目を果たさなかった可能性もあり、6-8の絡みも形成されている為、あまり良い意図の行為が出来ません。

      自殺幇助であっても動機の上では非常に良くない訳で、両親には長生きしてもらうように考え、両親を道連れにしないのが普通の正常な考え方です。

      自殺幇助ということであれば、6-8の絡みが、5室(判断力)に絡んでいるということがまさに現れたと言えるかもしれません。

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