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役所広司 -カンヌ国際映画祭で、主演男優賞を受賞-

2023 6/03



役所広司が、カンヌ国際映画祭で、主演男優賞を受賞したとニュースが伝えている。


役所広司、柳楽優弥以来19年ぶり2人目のカンヌ男優賞に「やっと柳楽君に追いついたかなと」
2023年5月28日7時12分 日刊スポーツ

世界3大映画祭の1つ、第76回カンヌ映画祭の授賞式が27日(日本時間28日)フランスで行われ、「PERFECT DAYS」(ヴィム・ヴェンダース監督、日本公開未定)に主演の役所広司(67)が男優賞を受賞した。役所の同賞受賞は初で、日本人俳優としても2004年(平16)に「誰も知らない」(是枝裕和監督)で、当時最年少の14歳で受賞した柳楽優弥(33)以来、19年ぶり2人目。役所の世界3大映画祭での主演男優賞受賞は初めて。

役所は授賞式後、日本のメディアの取材に応じた。その中で「やっと、柳楽君に追いついたかなと」と、笑いながら口にして、柳楽以来19年ぶりとなる日本人俳優としての受賞を喜んだ。そして「柳楽君も素晴らしい俳優になったし…男優賞、いただきましたけど、皆さん、言いますけど、この賞に恥じないように頑張らなきゃいけないなと、改めて思いますね」と俳優業にまい進する意気込みを、改めて示した。

カンヌ映画祭男優賞受賞で、海外の仕事が増えるのではないか? との質問も出た。役所は「日本人を演じられるなら、どんな国の作品でも自分の表現が役に立つ作品があれば参加したいですね」と意欲を示した。一方で「基本的には、自分たちの国の映画で世界の人に楽しんでいただけるのが、一番の早道かなと思っております」と、日本映画へのこだわり、愛を明確に示した。

役所にとって、カンヌ映画祭への参加は、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督(59=メキシコ)が監督賞を受賞した「バベル」の出演者として参加した06年以来、17年ぶりだった。97年には主演映画「うなぎ」が最高賞パルムドールを受賞し、今村昌平監督の代わりに賞を受け取った。当時を振り返り「『うなぎ』の時は、本当に興奮していて、まさかパルムドールとは、と…。監督の代わりにもらったんですけど、欧米の方はハグしてキスするんですけど。僕は(プレゼンターのフランスの女優)カトリーヌ・ドヌーブさんに、どうするべきか? 俺もするべきかギリギリまで悩みましたけど、日本人らしく、おじぎしました」と言い、笑った。

「うなぎ」から26年。今度は、男優賞を自らの手で受け取った。「今回は、監督も近くにいましたし、スタッフと一緒に受賞を分かち合えました。緊張したというか、ずいぶん待たされましたね。ああ、カンヌ映画賞っていうのは、こういうものなのかなと思って。監督も、ジリジリしていました」と、受賞までの心境を振り返った。

何の賞を受賞するか、分からなかった中「ひょっとしたら、ありえるかな…」という思いもあったという。「監督が、しょっちゅう、『大丈夫』みたいなことを言っているんですけど…。今回、たくさん取材して、フランスのメディアも、日本の皆さんもそうですけど、とても良かったと褒められて。乗せられていたので、そう思っちゃいけない、いけないと思っている自分と…ひょっとしたら、あるかもしれないと、思ったかもしれませんね」と、前評判の良さに背中を押されていたと語った。受賞の瞬間の思いを聞かれると「今回、男優賞がすごい早くて。いろいろな人の名前を言っていて、ダメなのかなと思ったら、最終的に審査員が『コウジ・ヤクショ』と言った時…何だ、もらったのかとビックリした」と振り返った。

「Perfect Days」は、1987年(昭62)に「ベルリン・天使の詩」でカンヌ映画祭監督賞を受賞した巨匠・ドイツのヴィム・ヴェンダース監督(77)の最新作。同監督が東京・渋谷を舞台に、役所を主演に撮影した最新作で自ら脚本も担当した。製作は、22年5月に東京で開かれた会見で発表された。ヴェンダース監督は、世界的に活躍する16人の建築家やクリエイターがそれぞれの個性を発揮して、区内17カ所の公共トイレを新たなデザインで改修する、渋谷で20年から行われているプロジェクト「THE TOKYO TOILET」のトイレを舞台に新作を製作。そのため、11年ぶりに来日し、シナリオハンティングなどを行い、撮影は全て東京で行った。役所は、東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山を演じた。

製作国は日本で、「ユニクロ」を中心とした企業グループファーストリテイリングの柳井正代表取締役会長兼社長の次男・柳井康治取締役(46)が、プロデューサーを務めた。同氏が個人プロジェクトとして21年に立ち上げた、有限会社MASTER MINDが企画発案、出資、製作、プロデュースを手がけた。同氏にとっても映画初プロデュースとなった作品で、いきなりカンヌ映画祭男優賞を獲得した。また共同脚本・プロデュースに名を連ねる高崎卓馬氏(53)は、電通グループグロースオフィサーでJR東日本「行くぜ、東北」などを手がけたクリエーティブディレクター。一方で小説家の顔も持ち、映画、ドラマの脚本も多数、手がけてきた。映画の脚本は2009年(平21)の岡田将生の主演映画「ホノカアボーイ」(真田敦監督)以来、2作目。

役所広司が出演したのは、「PERFECT DAYS」という作品で、「ベルリン・天使の詩」のヴィム・ヴェンダース監督の最新作だが、この映画で、日本を舞台にしたということもやはり先日、「輝かしい日本 -中身はボロボロ」で言及したように日本ブームが起こっていることの一つの事例かもしれない。


それだけではなく、例えば、ブラッド・ピット主演の『ブレット・トレイン』というアクション映画も日本を舞台にしており、東京から京都までの高速列車内(新幹線?)と停車駅を舞台にしているが、これも世界的にヒットしている。



これは中国の全体主義的な覇権主義に対する世界的な嫌悪があり、中国をボイコットする動きの中で、日本が注目されているからだと考えられるが、ジョーティッシュにおいては、日本の建国図で、ケートゥ期に移行して、ディスポジターの太陽が5室(文化活動)で、高揚している為である。


その前には、映画マトリックスの最新作、『マトリックス レザレクションズ』が全米公開に先駆けて、2021年12月17日から日本で劇場公開されたが、この映画でも日本の列車内が、一部、舞台となり、富士山の映像なども登場したと記憶している。


この時は、まだケートゥ期に入っておらず、ケートゥ期に移行する直前の最後のアンタルダシャーである水星/土星期であり、ダシャーチッドラに入っていく頃であった。


(計算上は、ケートゥ期7年×0.1= 約8ヶ月半で、公開された時は、ダシャーチッドラに入っていなかったが、公開中にダシャーチッドラに移行している)



この頃は、まだアメリカが中国と対立して、中国との関係を断絶しつつある為、仕方なく、日本を舞台にしたのだと思っていたが、最近は、それだけではないように感じる。



日本人の習慣や文化、国民性、精神性などが、牡羊座で高揚する太陽のごとく、注目を集めているのである。







日本はやはり素晴らしい、No.1であると急に思い出したように賞賛し始めたのであり、それは牡羊座で高揚する太陽の働きだとはっきりと感じられる。







そして、カンヌで主演男優賞を受賞して、凱旋帰国した役所広司だが、ヤクザ刑事から軍の司令官、掃除人など、幅広い役柄を演じることができ、それは非常に沢山の作品に出演していることが物語っている。



日本の映画界に欠かせない俳優の一人である。



出生時間が不明な為、ラグナを検討してみたが、おそらく、双子座ラグナである。







双子座ラグナに設定すると、10室支配の木星が3室に在住し、3室(メディア、パフォーマンス、演劇的芸術)支配の太陽と星座交換して、3-10の絡みが生じ、更にラグナロードの水星が、5室(演劇、舞台芸術)支配の金星とコンジャクトしている。



そして更に月ラグナから見ると、ラグナロードの太陽が5室に在住し、5室支配の木星がラグナに在住して、1-5の星座交換を生じている。



ラグナやラグナロード、10室の支配星が、3室や5室に絡んでおり、芸能人や俳優に典型的な配置となっている。




そして、この双子座ラグナに設定すると、受賞したタイミングには必ず11室にダブルトランジットが形成されていた。



例えば、1996年公開の主演映画『Shall we ダンス?』が大ヒットとなり、『眠る男』の演技も絶賛されて、日本アカデミー賞を初め、1996年の主演男優賞を総ざらいし、また翌年1997年の『失楽園』も大ヒットしている。







1996年1月1日の時点でのトランジットを見ると、土星が水瓶座から11室牡羊座にアスペクトし、木星は射手座から11室にアスペクトして、11室(受賞、称号)にダブルトランジットを形成している。



また土星は3室と10室支配の木星にアスペクトし、木星は3室の支配星とコンジャクトし、3室にアスペクトすることで、10室の支配星にもアスペクトし、3室と10室にダブルトランジットしている。



つまり、3室、10室、11室にダブルトランジットを形成しており、この年、映画が大ヒットし、主演男優賞などを総なめしたのは、この為である。







1997年も1月1日の時点では、1996年のトランジットと土星と木星の位置はほぼ同じで、木星は山羊座に入った直後で、まだ射手座での影響が残存していた。



また8月9日の時点で、土星は魚座で逆行し、木星は山羊座で逆行して、やはり、3室、10室、11室にダブルトランジットを形成していたことが分かる。



ダシャーは、月/金星期、月/火星期辺りの出来事である。



月は、木星と太陽の星座交換に接続しており、金星は水星との間で、ラージャヨーガを形成している。







2012年には、紫綬褒章を受賞しているが、木星が11室をトランジットし、11室の支配星にもアスペクトし、土星が天秤座で、11室の支配星とコンジャンクトして、11室にアスペクトして、11室と11室の支配星にダブルトランジットしている。







2018年には、『孤狼の血』の演技で最優秀主演男優賞受賞と、日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞しているが、土星は射手座から9室水瓶座にアスペクトし、木星は天秤座から9室にアスペクトして、9室にダブルトランジットしていたが、9室は11室から見た11室目で、11室の本質のハウスである。



また月から見た11室に土星と木星がアスペクトして、11室にダブルトランジットしている。







そして、今回、カンヌ国際映画祭で、主演男優賞を受賞したが、受賞した現在のトランジットを見ると、木星が11室をトランジットし、土星が水瓶座から11室にアスペクトして、11室にダブルトランジットしている。



また更にラグナロードの水星も11室をトランジットしており、ラーフ/ケートゥ軸が11室を通過していたのは、外国での受賞を表していると考えられる。





無名塾時代の同僚と結婚


因みに役所広司は高校卒業後、千代田区役所土木工事課で4年間、勤務した後、仲代達矢が主宰する俳優養成所「無名塾」に入門し、そこから俳優としてのキャリアをスタートしている。



この無名塾時代に知り合った舞台女優の河津左衛子と1982年に結婚しているが、結婚後、1984年にこの夫人と共に個人事務所を起ち上げて、後に「ワイ・ケイ事務所」となり、現在、左衛子夫人は事務所の社長として、役所広司のマネジメントを一切取り仕切っているという。






この夫人は、敏腕社長として、知られているようである。



双子座ラグナの場合、7室の支配星が、同時に10室も支配する為、職場の同僚と結婚することが多く、パートナーと共に共同で、仕事をするというパターンも多いのである。



例えば、同じ双子座ラグナであるスティーブン・スピルバーグは監督の立場で、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で、女優として一緒に仕事をしたケイト・キャップショーと結婚している。








役所広司の場合、7、10室支配の木星が3室支配で7室に在住する太陽と、3-7の星座交換をしており、3室、7室、10室が濃密に結びついている。



従って、俳優仲間と結婚し、そして、俳優仲間と二人三脚で仕事をしているのである。



3-7の星座交換は、パートナーが女優や芸能人など、メディア関係の仕事をしている典型的な配置である。




7室をラグナとした場合には7、10室支配の水星が、金星と共に2室に在住しており、2-10の絡みは、起業して、事業を起ち上げる配置であり、また2-7の絡みは、パートナーと共に事業を起ち上げることを表わしている。



それで、夫人は、役所広司のマネジメントを行い、また事務所の社長にもなったことが分かる。



役所広司は、無名の俳優時代があったが、夫人と結婚してから、急に売れ出したようであり、やはり、役所広司と夫人とは、ビジネスパートナーとして一体であり、二人三脚で、仕事をしてきたと言っていいかもしれない。








夫人とは、1982年に結婚しているが、トランジットを見ると、ラーフ/ケートゥ軸が1-7軸にあり、木星が5室からラグナにアスペクトし、土星が乙女座からラグナにアスペクトして、ラグナ(7室から見た7室)にダブルトランジットしている。



ダシャーは、金星/ケートゥ期、あるいは、太陽/太陽期辺りだが、おそらく、太陽/太陽期ではないかと思われる。



太陽は3室支配で、7室に在住し、7、10室支配の木星と3-7の星座交換しており、それで同じ俳優仲間と結婚したのである。





子供の誕生のタイミング



役所広司には、一人息子がいるが、橋本一郎という名前で、俳優として活動している。









誕生したのは、1985年10月17日で、トランジットを見ると、木星が5室支配の金星にコンジャンクトし、土星が5室支配の金星にアスペクトして、5室にダブルトランジットを形成している。







ダシャーは、太陽/土星/ラーフ期で、タプタムシャ(D7)を見ると、マハダシャーロードの太陽は、表示体の木星と相互アスペクトし、アンタルダシャーロードの土星は5室支配で9室に在住し、プラティアンタルダシャーロードのラーフはラグナに在住している。




ナヴァムシャでも太陽は5室の支配星で、土星は5室に在住して5室の支配星とこんじゃんくとし、ラーフのディスポジターである土星は再び、5室に在住して、5室の支配星とコンジャンクトしている。









出生図では、太陽は表示体の木星と星座交換し、また表示体の木星から見て5室に在住し、5室の支配星と星座交換している。




土星は、9室の支配星で、ラーフは9室支配の土星とコンジャンクトし、ディスポジターの火星は5室に在住している。




出生図、ナヴァムシャ、サプタムシャのいずれでも、太陽、土星、ラーフは、5室や5室の支配星、9室、9室の支配星に絡んでいることが確認できる。







ナヴァムシャのラグナ


因みに出生図が双子座ラグナの場合、ラグナはムリガシラーかアールドラーかプナルヴァスになるが、役所広司の温和な性格は、いかにもプナルヴァスという感じであり、支配星の木星は3室の支配星と星座交換して、まさに俳優の仕事を表している。



ラグナが在住しているナクシャトラの支配星が、俳優人生を象徴していると考えれば納得するものがある。



出生図のラグナが、双子座プナルヴァスである場合、ナヴァムシャのラグナの取り得る範囲は、牡羊座、牡牛座、双子座の3通りになるが、この中で、俳優としてのキャリアを表しているように見えるのは、牡羊座ラグナの場合である。







ラグナロードの火星が、7室の支配星と共に3室に在住し、10室の支配星が5室の支配星と共に5室に在住している配置などは、芸能界への関わりや俳優の仕事を表わす配置である。



但し、この場合、太陽は5室支配で5室に在住しており、太陽期に結婚しているというのはナヴァムシャの配置としては分かりにくい配置である。



ナヴァムシャのラグナに関しては、牡羊座ラグナの可能性があるが、もう少し検討の余地はありそうである。





スタッフへの差し入れエピソード、恐妻家


因みに2017年10月~12月に放送されたドラマ「陸王」では、撮影現場の番組スタッフに「叙々苑」の最高級焼肉弁当(4,200円)を100人分を2回差し入れしたという。



このエピソードを表わす惑星表示体は、8、9室支配で6室に在住して、減衰するラーフとコンジャンクトする土星である。







蠍座は水の星座である為、飲食などのサービスを意味するが、それが叙々苑の焼肉弁当であったというのは、土星とラーフのコンビネーションがもたらしたと考えると納得できる。




7室を夫人のラグナとすると、2室支配の土星が12室に在住しており、事務所からの出費を表している。




しかし、こんなエピソードがある為、日頃からスタッフに大判振る舞いするかと言えば、そうではないという。




普段は、割り勘主義で、芸能界では、最も年長者(先輩)が後輩やスタッフの分も支払う習慣になっているが、そうしたことは行なわないという。




基本的に6室に土星とラーフが在住している為、部下やスタッフなど目下のものに厳しく接し、こき使う配置であるが、特に大盤振る舞いせずに出費を制限するという形で、現れた可能性もある。




その一方で、事務所社長である夫人には、スケジュールや金銭を管理され、「失楽園」に出演した時には、夫人に出てもいいか確認したという。




そうしたことで、夫人に仕事上でかなり依存し、夫人に頭が上がらない面があるのは、ラグナロードの水星が8室に在住している配置が表わしていると考えられる。





今後の役所広司


2023年4月からマハダシャーが木星期に移行しているが、木星は上述したように7、10室支配で、3室支配の太陽と星座交換している為、夫婦での二人三脚の仕事を意味しており、今後の木星期16年間も役者として、仕事をし続けることを表わしている。



木星はマラカの7室の支配星でもあり、マラカの2室支配の月とコンジャンクトし、8室支配の土星からのアスペクトを受けている為、年齢的には、67歳と高齢にもなって来ており、健康問題なども気を付けなければならない時期に差し掛かっている。



しかし、夫人と共に俳優としての仕事を生涯し続けるような配置である。



少なくともマハダシャー木星期の間、今後、16年間は、俳優としてのキャリアを歩み続けるはずである。



役所広司のチャートを見て、同業者である夫人と二人三脚で、仕事を行なう人、配偶者と仕事が、切っても切れない関係性にある人の配置というものがよく分かった。




(参考資料)

役所広司、知られざる夫婦生活…妻は元女優!セリフの練習も付き合ってもらう
2021年2月13日(土) 10時25分 エンタメRBB

 役所広司が、13日放送の『サワコの朝』(TBS系)に出演。知られざる夫婦生活を明かした。

 今年で結婚40年目の役所。妻は、仲代達矢主宰の俳優養成所「無名塾」出身の元女優。阿川佐和子から「奥様の力は感じられますか?」と聞かれると、「いやぁもう!」と実感を込め、「僕はものすごい“緊張しぃ”なんです」と切り出した。

 セリフを練習するときは妻にも相手役のパートを覚えてもらって稽古をするという役所。「セリフを覚えるときも緊張しているから(なかなか)覚えられない」としながら、「(その姿を見た)うちのカミさんは、この人は(俳優に)向いてないかもしれないと思っていたみたい」と笑った。

 阿川から「役所さんは亭主関白ではないんですか?」と尋ねられると、「手はかかると言われているが、亭主関白ではないと思っている」と回答。阿川が「手がかかるんですか?」と驚くと、「らしいですよ」と返し、この収録の朝、家で起きた事件を回顧。

 これまで2台ある加湿器の水を役所が交換してきたという。だが彼はこの後、阿川に会うため緊張していたこともあり、交換するのをつい忘れていたそう。

 しばらくして自身が気づき、水を換えようとすると、すでに交換されていたのだとか。「あれ、換えたの?」と何気なく聞くと、妻から多少怒った口調で「やりました!」と返されたそう。このエピソードを語った上で、役所が「今まで俺が、自粛中ほとんどやってたのに……」と言うと、阿川も笑っていた。

《杉山実》
参照元:役所広司、知られざる夫婦生活…妻は元女優!セリフの練習も付き合ってもらう
2021年2月13日(土) 10時25分 エンタメRBB
役所広司 食事は割り勘、現場に差し入れもナシ!20億円資産を生んだ「倹約家」素顔
2023/5/17 11:01 女性自身

キャップにカーゴパンツというカジュアルな服装で歩いていたのは役所広司(67)。連れだっていたのは4歳年上の妻・さえ子さん。2人とも若々しい足取りなのが印象的だった。

本誌が夫妻を目撃したのは5月上旬。さえ子さんは役所の事務所の代表取締役も務めている。さえ子さんが所用を済ませている間、役所は車の中で待っていた。

「役所さんが河津左衛子として女優活動をしていた奥さんと結婚したのは’82年。結婚して1週間後に、大河ドラマ『徳川家康』の織田信長役のオファーがあったそうで、役所さんにとってはまさに“幸運の女神”なのです」(舞台関係者)

神社での挙式費用は5千円、新居は6畳1間家賃3万円でスタートした結婚生活だったが、役所はいまや日本を代表する名優となり、“芸能界の不動産王”とも呼ばれるようになった。

おもな不動産としては都内の高級住宅地に約290坪の土地と複数の家屋を所有しており、渋谷区には4階建ての自社ビルもある。

「少なく見積もっても、トータルで20億円の不動産資産ということになります」(不動産業者)

若手俳優たちからの人望も厚いようだ。

「映画『銀河鉄道の父』の完成披露試写会で、役作りのためダイエットしていた菅田将暉さんに対して、『差し入れでいただいた五平餅。ものすごくおいしかった』『(差し入れのカリントウも)食べてないの? かわいそう』と、イジっていたのです。信頼関係が築けているからこそのやりとりだと感じました」(前出・舞台関係者)

だが、役所と長年仕事をしているテレビ局関係者は別の感想を持ったという。

「役所さんが喜々として差し入れの話をしているので、少しだけ笑ってしまいました。実は役所さんにはよく言えば“倹約家”、悪く言えば“ドケチ”なところがあるのです。

まず差し入れで言えば、番組制作に際して、ほかの俳優さんや女優さんからは、よく差し入れをしていただくのですが、役所さんからいただいた記憶はありません。また番組の打ち上げ代をもっていただくこともあるのですが、やはり役所さんから払っていただいたこともなく……。さらに言えば、地方のロケでいっしょに食事をした際も、私やほかのスタッフが支払っていたのです」

はからずも飛び出した意外な証言。ほかの仕事関係者にも取材をしてみたところーー。

「役所さんが“割り勘主義”だということは聞いたことがあります。業界の飲み会では、その場でいちばん格上の人が払うことが多いのです。役所さんより格上の人はそうそういませんが、役所さんがまとめて払うことはないとか。千代田区役所での勤務経験もあるからか、業界の古い慣習にはこだわっていないのかもしれません。

あれぐらいのベテラン大物俳優さんですと、駐車係や下足番に心づけを渡したりもしていますが、役所さんは気にしていないようですね」

■仕事関係者が聞いた名優の切実な本音

役所はオフの過ごし方もつつましやかだ。彼は関東近郊に“小屋”を持っているというが、インタビューでこう語っている。

《庭の葉っぱを掃除したり、焚き火をしたり。山菜の時期にはタラの芽やコシアブラを採って天ぷらにしたり》(『田舎暮らしの本』’23年2月号)

こうした役所の倹約生活の陰には妻の方針もあるようだ。前出のテレビ局関係者によれば、

「あるとき『財布のヒモは妻に握られていて、自由に使える金がないんだ』と、しみじみ語っていたことがありました。

確かに、奥さんはとてもしっかりしている方です。担当マネージャーが、毎日夕方6時に、役所さんの一日の行動について奥さんに報告することが習慣になっているのです。そのなかにはどんな買い物をしたのかも含まれています。

’17年に役所さんがドラマ『陸王』に主演していたころ、役所さんが現場へ高価なお弁当などを差し入れたと報じられたことがありました。とても驚きましたが、15年ぶりの連ドラ主演という重要な作品でしたので、奥さんが差し入れを指示したのかもしれません。

奥さんの管理は体調面にも及んでいます。ある時期には、ロケ中にも肉にはいっさい手を付けず、魚だけを口にしていたこともありました」

結婚から41年、すでに67歳の役所だが、インタビューでは意気軒高だった。

《年を取ることを無駄にはできません。年齢を重ねたことで出る顔や首のシワも武器になる。(中略)だから頑張りますよ。ぎりぎりまでね》(『夕刊フジ』5月4日付)

“幸運の女神”である妻と“無駄”を省きながら邁進する役所。70歳、80歳での名演にも期待できそうだ。

「女性自身」2023年5月30日号
参照元:役所広司 食事は割り勘、現場に差し入れもナシ!20億円資産を生んだ「倹約家」素顔
2023/5/17 11:01 女性自身
役所広司 稼げない役者を名優にした“恐妻のダメ出し39年間”
2021/02/24 11:00 『女性自身』編集部

「(妻に演技の)相手をしてもらって、セリフを覚えさせてもらって……」

20代のころの夫婦の思い出を阿川佐和子(67)に語ったのは役所広司(65)。

彼が無名時代のことを明かしたのは、2月13日放送のトーク番組『サワコの朝』(TBS系)だった。役所の古くからの知人はこう語る。

「役所さんは、すごくシャイなので、最近はプライベートのこと、特に家族のことはあまり語りたがりません。それがテレビ番組で、珍しく奥さんのことをかなり長く話していたので驚きました」

現在は主演映画『すばらしき世界』が公開中、そして7月にも主演映画『峠 最後のサムライ』の公開が控えている。

いまや日本を代表する俳優だが、’82年に妻・さえ子さん(69)と結婚したときは“稼げない役者”の1人だった。

さえ子夫人は当時、河津佐衛子として活躍していた先輩女優。結婚について役所本人は、雑誌のインタビューで恥ずかしながらも次のように語っていた。

《体も弱っていたし、気弱になっていたし、女房がそばにいてくれないとダメになっていきそうで、勢いで結婚を迫っていましたね。好きだったしね。

でも女房は迷ったでしょう。生活力はないし、将来のことはわからないし、酒飲みで酔うとだらしないし、年下だし。相当悩んだらしいですよ》(『週刊平凡』’86年7月4日号)

ブレークのきっかけとなった大河ドラマ『徳川家康』の織田信長役について、役所本人も「結婚祝いで役をもらったようなもの」と、語っている。

大抜擢だったが、本人はかなり重圧に悩んだという。『サワコの朝』では、こんなコメントも……。

「いやぁ僕は本当にものすごい緊張しいなんですよね。だから、セリフを覚えているときから緊張しちゃっているから覚えられない。うちのカミさんなんかは、『この人は向いていないかもしれない』って思ったみたいですよ」

どうやら当時はかなりダメ出しされたようだ。

自らを“緊張しい”と語る役所。女優を引退し、所属事務所の社長として夫のプロデュースに徹するようになった、さえ子夫人との関係も、いつも緊張をはらんでいるという。

■飽きないのは役者の仕事と妻だけ

前出の知人が続ける。

「若いころに苦労をかけたからか、役所さんはものすごい恐妻家なんです。奥さんは仕事には妥協は許さない人です。役所さんはいつも奥さんの評価に戦々恐々としています。

役所さんの現場マネージャーには、関係者の間で“日報”とも呼ばれているレポートの提出が課せられています。“何時、○○氏と打ち合わせ。その後、雑談”“何時、昼食。メニューは……”など、マネージャーがこと細かく1日の出来事をまとめて、社長である奥さんにメールなどで報告しているのです。

また不倫愛をテーマにした映画『失楽園』については、役所さん本人も“出演するかどうかを奥さんに相談した”と語っていました。日々のスケジュールから、どんな仕事を受けるかも、さえ子夫人がしっかり管理しています。役所さんの成功は、もちろんご自身の努力の賜物です。しかし半分は、さえ子さんの功績ともいえると思います」

キャンピングカーを衝動買いしたものの、結局一度もキャンプにはいかず……といった飽きっぽいエピソードにも事欠かないという役所。だがその彼が“飽きないこと”は2つだけあり、それが俳優という仕事と、さえ子夫人なのだという。

「’98年に『週刊文春』で阿川佐和子さんと対談したときの見出しが《飽きっぽいのに役者と女房だけは続いています》でした」(前出・知人)

冒頭で紹介した『サワコの朝』で、役所はこんなエピソードも明かしていた。

「乾燥しているから加湿器を2台くらい回しているんですけど、水が意外と重たいから、僕がけっこう替えていたんですよ。でも今朝かな、(妻から)替えてって言われていたのを忘れてたんですよ。替えようかなって思っていたら、(すでに)替わっていて、(妻が)『(私が)やりました』って……」

さえ子夫人の呆れた口調のモノマネまで披露した役所。

そのときの様子について、前出の知人は、

「似ているがどうかは置いておいて、奥さんへの深い愛情を感じました。さえ子さんについて珍しく語ったのは、長年支えてくれた彼女への役所さんなりの“ラブレター”なのだな、と思いました」

39年間に及ぶ結婚生活のなか、仕事や家事への、さえ子夫人のたゆまぬダメ出しが、名優の演技を磨き続けたのかもしれない。

「女性自身」2021年3月9日号 掲載
参照元:役所広司 稼げない役者を名優にした“恐妻のダメ出し39年間”
2021/02/24 11:00 『女性自身』編集部
推定資産15億円の役所広司 都内豪邸の「隣の土地」を購入検討の狙い
2021.11.25 16:00 女性セブン

 押しも押されもせぬ日本を代表する俳優の役所広司(65才)。すべてを手に入れたように見える一方で、趣味が高じた自宅の“拡大計画”は止まらない。だが、65才の役所にとっては後々、憂いを残すかもしれない。

「じいさんのロードムービーがやりたいです。もう、いいじいさんになってきたので(笑い)」

 11月21日、『TAMA映画賞』の授賞式で、最優秀男優賞に輝いた役所は今後の目標をそう明かした。20才のときに観劇した劇団俳優座の舞台『どん底』に衝撃を受け、演技の道を志してからすでに45年──日本トップレベルの名優は、プライベートに目を向けると“じいさん”と自虐するには早すぎるほど野望は尽きないようだ。

「都会のオアシス」として親しまれている、緑豊かな都内の閑静な住宅街。四季折々の自然を楽しめる散歩コースのところどころにヨーロッパ風のカフェや雑貨店が充実し、小学校から大学まで教育施設が並ぶ。その一角、ゆるやかな坂道を上ったところにある、白い壁で覆われた3階建ての豪邸が役所の自宅だ。

「純和風の造りで、まるで高級料亭と間違えそうになるほどの風情あるたたずまいです。立派な日本庭園は、役所さんのこだわりがつまっているといいます」(芸能関係者)

 近隣住民が話をつなぐ。

「いまから20年ほど前に、役所さんが引っ越してきました。その時点で築50年は過ぎていた邸宅があったんですが、役所さんがいたく気に入って、購入を決めたと聞いています。とはいえかなりガタがきていたみたいで、早々にいろいろと工事をしていましたね。引っ越し翌年には、隣地を買って増築。いまから5年ほど前にも、大きく増改築していました」

 そうして“自分の城”を作り上げた役所だが、最近になってこんな話が持ち上がっているという。

「実は、近々新たにお隣の土地が空く予定があるそうで、その土地を購入するか悩んでいるそうなんです。自宅の増改築は役所さんの趣味のようなものですが、それを継ぐ人にとっては相続という厄介事になりかねません。役所さんもさまざまなことを考えていると思います」(前出・芸能関係者)

「役所勤め」だったから“役所”広司

 長崎県出身の役所は、高校卒業後に東京への憧れを胸に上京。公務員試験を受け千代田区役所に就職したが、遅刻を繰り返すような不良職員だった。そんなとき、知り合いからチケットを譲ってもらった『どん底』の舞台を見て俳優を志し、仲代達矢(88才)が主宰する演技塾「無名塾」の門を叩いた。「役所」という芸名は、役所勤めをしていたからという理由で仲代がつけたものだ。

「とはいえすぐに俳優として芽が出るわけもなく、お酒に溺れる日。そんなときに親身に面倒を見てくれたのが、同じ無名塾の先輩女優で、後に妻となるさえ子さんでした」(演劇関係者)

 すぐに転機を迎える。結婚から1週間後に大河ドラマ『徳川家康』(NHK)に織田信長役での出演が決まり、翌年には同じくNHKの『宮本武蔵』でテレビドラマ初主演を果たした。役者人生を大きく動かしたのは40才、1996年公開の映画『Shall we ダンス?』が日本アカデミー賞の各賞を独占し、役所は最優秀主演男優賞を獲得。空前の社交ダンスブームを巻き起こした。

 以降、『失楽園』や『劒岳 点の記』『日本のいちばん長い日』『三度目の殺人』といった重厚な作品から、三谷幸喜作品の『THE 有頂天ホテル』や『清須会議』といったコメディータッチの映画まで幅広く出演。現在はハリウッドにまで活躍の場を広げている。

 一方のプライベートでは、1985年にさえ子夫人との間に一男をもうけた。息子の名前は橋本一郎(36才)。役所と同じく役者の道を志し、『JIN -仁-』(TBS系)や『龍馬伝』(NHK)などに出演する傍ら、映画監督としても活動している。

「オダギリジョーさん(45才)や田中哲司さん(55才)、小林稔侍さん(80才)といった実力派の俳優ばかりが集う事務所に所属しています。役所さんは親の名前に頼らず、自分の力で勝負したい息子さんの考えを尊重しています。それゆえ、まだ顔と名前が一致しない人が多いでしょう。いい役者さんですけどね」(テレビ局関係者)

2階建てログハウスを手作りした

 私生活をあまり語らない役所は、休日に外出したりすることに消極的だという。

「仕事のスタンスとして、複数の仕事をかけもちすることを好んでいません。なので、1本作品を撮り終えたら、インターバルが空くことが多い。長く海外に行く人もいますが、役所さんの場合は、時間を忘れるほどに、何かに没頭して過ごすそうです。

 あるときは習字に凝って三日三晩書き続けたり。植木に凝ったときは、日に何度もガーデニングのお店に足を運んで質問攻めしたり。木工にハマったときには、プロ顔負けの道具を買い集めて、家具をDIYしたこともあったみたいです。役所さんご自慢の自宅の日本庭園も、そんな凝り性の結果なのかもしれませんね」(前出・芸能関係者)

 こだわりが高じて、ついには庭に手作りの2階建てログハウスまで建ててしまったというのだから驚きだ。いくら豪邸とはいえ、手狭になってしまうのも頷ける。「隣の土地は借金してでも買え」とは有名なことわざだが、役所はそれを地で行っている。

「具体的な使い方は未定のようです。居住スペースは充分なので、また趣味に使うんですかね。以前から“映像作品を撮る側にまわりたい”とも言っていたので、撮影スペースとして使うのかもしれません。あるいは、この先の映画界を支えていく若い人たちに自分の演技論を教え、後進を育てたいという思いもあるようですから、自分が育った無名塾のような稽古場を作ろうと考えているのかもしれませんね」(別の芸能関係者)

 当初役所が個人事務所名義で購入した自宅の土地は約130坪。翌年、約90坪の土地を買い増ししている。今回、役所が購入を検討している土地は約40坪程度だという。

「それ以外に、都内に4階建てビルを所有しているそうで、意外にも資産は15億円をくだらないとか。すごいですね」(前出・別の芸能関係者)

 折しも、役所は12月4・5日に2夜連続で放送されるスペシャルドラマ『女系家族』(テレビ朝日系)に出演する。老舗木綿問屋の壮絶な遺産相続争いを描くドラマで、役所は巨額遺産と身ごもった愛人を残して亡くなる当主役を演じる。

「息子の一郎さんは、まだこれからの俳優さんです。役所さんの巨額資産を相続する際には税金面など、不安な面もあるのではないでしょうか」(前出・演劇関係者)

 夢相続代表で相続実務士の曽根恵子さんが解説する。

「あくまで概算ですが、不動産の時価が約15億円だとしたら、相続税は億単位になります。土地は時価の8割、建物も時価より低く評価され、仮に8割だとしても評価額は12億円。この時点で現金と比べて節税メリットがありますが、基礎控除を引いても課税対象は約11億5800万円です。妻1人子1人で、1人の相続分は半分の5億7900万円。50%課税のため、息子さんは相続税として2億9000万円程度のお金を納める可能性があります」

 名演技が生んだ莫大な財産──あくまで自分のために購入しているとはいえ、今後については頭を悩ますことになりそうだ。

※女性セブン2021年12月9日号
参照元:推定資産15億円の役所広司 都内豪邸の「隣の土地」を購入検討の狙い
2021.11.25 16:00 女性セブン

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