
NHK党から出馬して、当選したガーシーこと、東谷義和が話題になっている。
2021年頃から暴露系ユーチューバーとして、芸能界の裏話などを暴露して、ユーチューブの登録者数を最短で、100万人突破し、NHK党の立花孝志によれば、月4,500万円稼いでいるそうだ。
wikipediaによれば、ロンドンブーツ1号2号の田村淳や島田紳助などの芸能人と親しく、芸能事務所やアパレル会社を立ち上げるなどして、芸能界に多くの人脈を持っている。
そうした仕事をしながら、youtuberになる前の27年間、芸能人のアテンド業をしていたようである。

wikipediaの記述によれば、主に「芸能人が食事をする場所を手配する」「芸能人の旅行を手配する」「接待をする女性を紹介する」「女性を伴った飲みの席をセッティングする」「集めた女性を選別して容姿が優れている子を芸能人にアテンドする」「名前や顔の知れた有名芸能人に代わって、レストランの予約や旅行・ホテルの手配をする」「有名人の誕生日会の主催」など、芸能人たちをまめに世話して、芸能界に深く食い込んで、人脈を築き、根を下ろしたようである。
アテンドとは、「人の世話や接待をする」という意味で、典型的に蠍座のアヌラーダの得意分野である。
アヌラーダは銀座のホステスの典型的なナクシャトラであり、ホストもこのナクシャトラが多い。
アヌラーダは万能のコーディネーターと言われ、社交界の華であり、人と人の関係を取り持ったり、潤滑剤のように機能することができ、接待業などで才能を発揮する。
従って、東谷義和は、蠍座ラグナで、ナクシャトラはおそらくアヌラーダである。
典型的なホストの才能があり、芸能人たちを相互に紹介するなどして、芸能界に深く人脈を築いた銀座のママの男性バージョンである。
下品な言い方をすれば、芸能人に女性を紹介して性接待をしたり、ポン引きのようなことをして来たということである。
それで芸能人たちの世話係として実力を蓄え、優位な立場を築いてきた。
だから、芸能人の知られたくない秘密や弱点を知っていて当たり前である。
島田紳助が、自分でも言っているが、枕営業のグラビアアイドルや、女性タレントから性接待を受けたことはよく知られている。
島田紳助と仲が良かったのであれば、そうした性接待にも関わっていただろうことが推測できる。
あるいは自分で関わっていなくてもそうした現場を身近で見て来たということである。
そうした人脈を元に色々な芸能人たちの秘密を握っていたが、2021年12月10日にYouTuberのヒカルから東谷の詐欺行為を暴露されたことをきっかけに今までお世話をした芸能人たちに手のひら返しをされたことで復讐心から、暴露系YouTuberとして活動を始めたという。
よくありがちな展開である。
感情的に傾倒していた相手に裏切られた時に180度方向転換して敵対者となるパターンである。
例えば、森友学園問題で、安倍元首相に裏切られたと思った籠池泰典が、国有地売却問題で突き放されたのを機に批判に転じたのと同じである。

蠍座ラグナに設定すると、ラグナに2、5室支配の木星が在住しているが、島田紳助は蠍座ラグナである為、島田紳助と親しくしていた理由が分かる。
島田紳助は、東谷義和の父親の葬儀に忙しい間をぬって訪れて、東谷義和に声をかけたという。
またNHK党の立花孝志から参議院選に擁立されたのは、立花孝志が蟹座ラグナで、蠍座ラグナとは相性がいいからである。
木星が蠍座から蟹座9室にアスペクトしている。
そして、立花孝志との関係から、堀江貴文(蟹座ラグナ)との関係も成立しているようである。
どことなく雰囲気が、蠍座ラグナである清原和博と似ている。
ロンドンブーツの田村淳は、蟹座ラグナで、5、10室支配の火星が10室牡羊座でルチャカヨーガを形成している。
その牡羊座には、東谷義和の月が在住している。
この辺りの芸能界のつながりは、占星術的になるべくしてなっていることが分かる。
東谷義和が、2022年2月17日からYouTubeチャンネル『東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】』を開設し、暴露系ユーチューバーとして活動し始めたのは、土星が山羊座をトランジットしている間に起こったことである。
蠍座ラグナから見ると、3室(メディア、芸能)の山羊座でラグナロードの火星が高揚し、ラーフとコンジャンクトしているが、この配置がユーチューブで何でも暴露してしまう配置である。
特に3室が強い人物は、何でもメディア媒体を使って表現せずにはいられない。
自分が知っていることを全て、洗いざらいメディアを通じて表現してしまう。
3室で火星が高揚し、ラーフとコンジャンクトすることで、このメディアを通じた表現欲が極限まで高まっていることが分かる。
月が6室に在住する配置は、無償の奉仕を表わしており、まめに無報酬で、芸能人たちのお世話をしたことを表わしている。
11室に水星、太陽、金星が在住しているが、水星は高揚しているが、金星は減衰し、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している。
この強い11室が芸能界に幅広い人脈を持ち、自ら立ち上げたアパレルブランドなどでも、芸能人たちの協力が得られた配置である。
月ラグナから見ると、ラグナロードの火星が10室でルチャカヨーガを形成し、ラーフとコンジャンクトしている為、強い実行力を持っており、暴露話をして、最短で、登録者数を100万人にして、その後、自らが犯した過去の詐欺事件で逮捕されるのを恐れて、ドバイに逃亡している。
ダシャーバランスが正しければ、2016年からラーフ期に移行しており、ラーフは3-9軸に位置しており、海外を表わしている。
アンタルダシャーは土星で、現在、ラーフ/土星期である。
土星は住まいの4室を支配して、7室(外国)に位置しているが、7室は4室から見た4室目のハウスであり、4室の本質のハウスである。
従って、引っ越しを意味している。土星は7室から4室水瓶座にアスペクトバックして、4室に土星が在住しているかのように働いているが、4室の土星は居心地が悪いので家にいられないことを表わしている。
つまり、日本国内が居心地が悪いので、外国に引っ越した配置である。
因みに土星は4室にアスペクトバックして、4室が強くなっているが、4室の強さは政治家としての議席を意味している。

従って、東谷義和氏は、参議院議員になることが出来たと考えられる。
土星は、選挙によって民主主義によって選ばれたリーダーを表しており、ダシャムシャでも土星は金星と星座交換しており、強いことが分かる。
ナヴァムシャでもおそらくニーチャバンガラージャヨーガを形成し、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮している。
このラーフ期は、ラーフのディスポジターである土星が4室にアスペクトバックし、木星からアスペクトされている為、強いことが分かる。
ラーフはナヴァムシャでも定座の水星とコンジャンクトしており、強い。
ガーシーこと、東谷義和が、参議院議員に当選したことを期に今後も世間に激しく露出していくと思うが、追い詰められて、ドバイに逃亡し、暴露系ユーチューバーを初めて、参議院議員にまでなってしまう辺りは、ナヴァムシャで減衰する土星が災い転じて福と為すような二重否定の効果を発揮しているのは間違いない。
時代の変わり目ということもあるが、普通の時では絶対に出て来れないような人物が、世界が右傾化し、戦争が起こり、民族主義者が頭角を表わす弱肉強食の時代にいつ逮捕されてもおかしくないような人物がなりふり構わず、大舞台に出てくるようなそんな時代である。
ガーシーは、芸能人たちの世話をしていたインナーサークルの人間であり、通常は、立場上、秘密にしなければならないことを暴露している。
暴露している内容自体は、くだらないという話もあるが、やはり普通の外部の人間が知らないことであり、芸能界の実態が分かるという意味で、面白い。
堀江貴文、立花孝志、東谷義和・・・こういう人間が出てくること自体、テレビの時代が終ろうとしていることの徴である。
西側諸国がプーチンのことを止められないのと同じように既存の秩序を維持しようとする権力層は、これらの人々の台頭を止めることが出来ない。
私も月がアヌラーダなんですが、自分で言うのもなんですが、蠍座のたちの悪さというのは、世の中のほとんどの人より繊細で洞察力が鋭く、ちょっとした背後の裏切りも感じ取り、しかも許すことが無いんですよね…
他の人たちからしたら、その人たちは、何が気に障ったのだろう…としか見えないわけですよ、蠍座がそんなことまで気付いてるのが分からないから。
それで、蠍座は独りでも平気、孤立して全世界を敵に回しても平気、みたいな強さもあるし、権謀術数で負けることはないし、ま、蠍座からしたら、鈍感で愚鈍な奴らが許せない、って感じなんですが、標準的な感性の人たちからしたら、なんで嫌われてるの?てな感じでしょうね…
蠍座はその全てが分かってても、また、譲歩なんかしないので、敵対すると断絶しちゃうんですよね…