稲田朋美とLGBT




マツコ・デラックスについて言及する中で、LGBTの話題が出た為、稲田朋美元防衛相とLGBTの関係について、以前から何度かテーマにしてきたが、再度、論じてみたい。


稲田朋美は、安倍首相の秘蔵っ子で、父親が成長の家頑張れ日本全国会議委員会の京都本部代表を務めている関係もあって、成長の家の創始者である谷口雅春の教えについて若い頃から学んできたと思われ、実際、谷口雅春が書いた「生命の実相」を掲げる姿が写真に収められている。


谷口雅春の成長の家と言えば、信者たちが、日本会議の中心メンバーで、憲法を旧憲法に戻そうと考える保守勢力である。


日本会議が安倍政権を陰で支え、その安倍政権の中で、防衛相まで務めた人物が、LGBTに理解を示し、LGBT法案の成立に向けて熱心に取り組んでいるというのは、不思議に思える。


然し、これはチャートを見れば明らかであり、稲田朋美の8室に在住する太陽と水星、そして、双子座に在住するラグナロードでヴァルゴッタマの月が、その原因である。


蟹座ラグナで、金星が魚座で高揚し、木星が蠍座に在住して、水の星座が強いため、保守論客なのだが、何故か、アンバランスに水星と太陽が、8室の水瓶座に在住している。(※因みに稲田朋美は出生時間が分からないが、以前、検証の結果、蟹座ラグナに修正している)







従って、稲田朋美は、パーソナリティー的に純粋に保守で、5室支配の火星が5室にアスペクトバックし、蠍座に在住する木星にアスペクトされているように思想的にも保守なのだが、知性を表わす水星が、水瓶座の8室に在住している為、LGBTの人権に理解を示し、その権利の拡大に配慮するのである。



一見、矛盾するように見えながら、一人の人格の中にこうした思想、行動傾向が共存しているのである。



月から見ると、ラグナロードで4室支配の水星が9室水瓶座に在住している為、稲田朋美はリベラルな左翼的な価値にも共感し、そこに価値を見出すのである。



水瓶座は、多様性(ダイバーシティー)を尊重する星座であり、マイノリティー(少数民族、LGBTなどの性的少数者、障害者、病人、女性、子供、老人、貧困層、宗教的少数派)などの権利の保護に熱心な星座である。



博愛性というのは、水瓶座を説明する言葉であるが、広く分け隔てない配慮を意味している。




トランジットの木星が2021年4月から水瓶座に入室してから、稲田朋美は、LGBT法案の成立に向けて努力してきた。



然し、自民党内に保守の立場からすると理解出来ない稲田朋美の振る舞いに対して、造反だとする意見や、強い反発が起こり、LGBT法案は先送りされて、国会への法案提出はならなかったという。



稲田朋美の変節とは、自民党内でも全く理解できないことのようであり、これを理解するには、やはり占星術によらなければ不可能である。




このように人間とは非常に奇妙に出来ている。



一人の人間の中にも相矛盾する思想や行動パターンが共存して、それが時期を変えて、表面化するのである。



それは本人にも制御不可能である。



人間とは星の描いたカルマの赴くままにその役割を演じるしかない存在である。




因みに木星は6月半ばから水瓶座で逆行を開始し、9月半ばには山羊座に戻ってしまい、山羊座と蟹座軸で、ダブルトランジットを形成する。



従って、再び、保守が優勢な状況に戻ってしまう。



稲田朋美の法案成立への努力は頓挫する可能性が高い。



稲田朋美自身のチャートを調べていないが、8室に在住する水星というのは、反対に遭って頓挫する運命を表わしている。



再び、木星が水瓶座に移動するのは、11月半ば頃だが、木星が単独で、水瓶座を通過する状況では、何かリベラルな理念を現実化させる力に乏しいかもしれない。



やはり、土星の力も必要であり、土星が水瓶座に入室するのは、2022年4月である。



ところが、土星が水瓶座に入室すると同時に木星は魚座に移動してしまう。



木星と土星が共に水瓶座に留まってくれないのである。



そして、土星は2022年7月半ばから逆行して、山羊座に戻ってしまい、魚座にアスペクトして、魚座に滞在する木星との間で、魚座にダブルトランジットを形成する。



従って、再び、保守が優勢となる。



土星は再び、2023年の初めに水瓶座に入室するが、その時は木星は魚座を通過中で、水瓶座にはダブルトランジットは成立しない。



その後、木星は2023年4月末に牡羊座に移動してしまい、その後、牡牛座に移動して、双子座まで進めば、水瓶座にアスペクトして、水瓶座にダブルトランジットするが、木星が双子座に移動する前の2025年4月半ばに土星は、魚座に移動してしまうのである。



つまり、土星と木星のどちらかが水瓶座を通過する形で、水瓶座で、ダブルトランジットを形成することは無さそうである。



水瓶座プロジェクトは、不完全な形でしか顕現しないように見える。





既に述べたが、水瓶座-双子座-天秤座の風のトライアングルのうち、水瓶座の支配星である土星と双子座の支配星である水星は、中性の惑星である。



従って、性別や異性愛というものに拘らない星座である。



因みに保守派は、もしLGBTの人ばかりになったら、子孫が作れない為、どうやって、人類は繁殖していけるのか、人類は滅亡してしまうと反発する。



然し、LGBTがもし主流派になったら、その時は、子供が試験管の中で、人工授精によって生まれて育てられるというディストピア小説の一場面のような未来もあり得るのである。



双子座は、そこまで進むことにも動じることはない。



何故なら、双子座とは理性と科学の星座であり、自然を改変するからである。



自然を改変することに全く恐れを抱くことはない。





金星/土星期


もし蟹座ラグナであれば、稲田朋美は、現在、金星/土星期(2021年5月~2024年7月)である。



金星/土星期は、王になるか乞食になるタイミングと言われるが、稲田朋美の場合、もし蟹座ラグナで正しければ、土星も金星も機能的凶星で、金星から見て、土星は、11、12室支配のマラカである。



従って、金星/土星期に上昇した田中みな実の土星や金星の質と比べると、違いは明らかである。



稲田朋美にとって、LGBT法案の働き掛けで、自民党内でも反発され、また野党内でも稲田朋美は、信用できないという評価になってしまった可能性があり、非常に痛手であった。



これはまさに金星/土星期が言う所の乞食への転落を象徴している。



今、株式市場が下落の兆しが見え始めているが、株式市場が暴落して、稲田朋美が保持する株式の資産価値が吹き飛ぶとすれば、これは本当に乞食への転落になってしまう。気をつけた方がいいかもしれない。





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