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石原慎太郎逝く -トランジットによる射手座ラグナの再検証-

2022 2/05


先日の2022年2月1日、石原慎太郎が89歳で死去した。

89歳であるため、寿命を全うしたと言ってよい年齢である。


石原慎太郎・元都知事が89歳で死去、運輸相など歴任…「太陽の季節」で芥川賞
2022/02/01 22:52 讀賣新聞オンライン

元東京都知事で、運輸相などを歴任した作家の石原慎太郎(いしはら・しんたろう)氏が1日、死去した。89歳だった。

 1932年、神戸市生まれ。弟は俳優の石原裕次郎さん(故人)。一橋大在学中、戦後育ちの若者の奔放な姿を描いた小説「太陽の季節」で芥川賞を受賞した。

 68年に参院選全国区に立候補し初当選。72年に衆院にくら替えし、環境庁長官や運輸相を歴任した。自民党衆院議員時代、保守政治の立て直しを掲げ、渡辺美智雄元副総理(故人)らと若手のタカ派集団「 青嵐せいらん 会」を結成。89年には党総裁選に出馬した。自主憲法制定を唱え、戦後を代表するタカ派政治家として活躍した。

 95年に衆院議員を辞職、96年に石原裕次郎さんとの思い出などをつづった小説「弟」がミリオンセラーとなった。99年の都知事選で初当選し、4期目途中で辞職するまで約13年間都政を担った。強い指導力を発揮し、ディーゼル車の排ガス規制や大手銀行への外形標準課税導入などに取り組んだ。2012年には沖縄県の尖閣諸島を購入する意向を表明し、民主党の野田内閣による国有化につながった。

 知事辞職後の12年11月に「たちあがれ日本」の平沼赳夫代表(当時)らと新党「太陽の党」を結成した。直後に橋下徹・大阪市長(当時)が率いる旧日本維新の会に合流し、同年の衆院選で国政に復帰した。ただ、路線対立から14年に分党。同年8月には「次世代の党」を結成し、最高顧問となった。同年12月の衆院選で落選し、政界引退を表明した。

 政界引退後も作家として新作を次々に発表し、16年には田中角栄元首相の生涯を一人称形式で振り返った「天才」がベストセラーになった。

石原慎太郎は、東京都知事に四選して、日本の総理大臣に匹敵する知名度と影響力を持つ人物であった。


日本の総理大臣は、一票の格差問題で知られるように人口密度の低い地方の地盤を持ち、そこで当選して、中央政界に進出して、当選を重ねて、党の要職を務め、サラリーマンのように出世して、それで、最後は派閥間の力学や談合によって、党の総裁に選出され、総理大臣になる。


然し、石原慎太郎は、東京都民による都知事選挙によって、沢山の票を獲得して、都知事に選ばれている為、大統領に匹敵するような人物である。


もしアメリカ大統領選挙のような国民投票のシステムが日本にあったら、石原慎太郎は大統領になっていたような人物である。


都民から直接票を得て、その地位に就いている為、サラリーマン社長と違って、大統領のような風格が出てくる。


そして、石原家は、国民的映画スターである弟の石原裕次郎と石原慎太郎を輩出した、ケネディー家のような名門の家に例えられる。


その発言は度々、注目され、何か言うたびにそれが石原語録のように注目される。


失言した場合でもそれは、石原語録のように注目される。


柄谷行人の『近代文学の終り』という著作があるが、この中で語られているようにまだ小説が社会を動かす力を持っていた時代に文壇で活動していた文化人でもある。


一橋大学在学中の1956年に文壇デビューし、『太陽の季節』が第34回芥川賞を受賞し、「太陽族」が生まれ、「慎太郎刈り」が流行したように社会現象を引き起す程の影響力があった。


欧米ではウルトラ右翼として知られ、ソニー会長・森田昭雄との共著『「NO」と言える日本』で、アメリカを批判した。


また尖閣諸島の領有権問題でも、東京都によって尖閣諸島を購入し、所有権移転登記などを行なうなどの具体的な行動を見せた。



都知事時代に「三国人」発言などを行なったり、度々、右翼、保守思想家としての特徴ある行動を示した。





このように石原慎太郎が保守思想家であるのは、射手座ラグナで、5室(知性、判断力、思想)の支配星が、蟹座(保守)に在住しているからである。



私は、石原慎太郎の作品を『太陽の季節』を含めて、何一つ読んでいないが、石原慎太郎の作風は、おそらく5室支配の火星が蟹座8室で減衰し、6、11室支配の金星や2、3室支配の土星とコンジャンクトする配置によってもたらされている。


あるいは月、太陽、水星から見た5室支配で5室定座に在住する土星に蟹座から火星、金星がアスペクトすることによってもたらされている。


つまり、蟹座の火星や金星が石原慎太郎の作品において、大きな影響力を発揮している。


火星は12室支配で8室に在住していることで、ヴィーパリータラージャヨーガを形成し、金星は6室支配で8室に在住することで、ヴィーパリータラージャヨーガを形成している。


従って、石原慎太郎の5室支配の火星は、ヴィーパリータラージャヨーガ、パラシャラの例外則、ニーチャバンガラージャヨーガなどの二重否定の宝庫である。



非常にトリッキーで、常識的でなく、何か社会にセンセーションなどをもたらしたり、災い転じて福となすような効果があると思われる。



通常の常識的な評価ではなく、変わった評価をされたりする配置である。



wikipediaによれば、作家としての石原慎太郎は、以下のように評価されている。


評価

作家としての石原は、田原総一朗・水道橋博士・豊崎由美・栗原裕一郎などのような国家観の異なる者からも高く評価されている。

1957年10月『新潮』に発表した『完全な遊戯』について、高見順宅へ行った際、『群像』編集長の大久保房男と口論になり、『群像』には一度も執筆していない。

1959年(昭和34年)に文芸雑誌『文學界』8月号に発表した実験的ジャズ短編小説『ファンキー・ジャンプ』を三島由紀夫は見事な傑作と述べ、「現実の脱落してゆくありさまを、言葉のこのやうな脱落でとらへようとする(石原)氏の態度には、小説家といふよりは一人の逆説的な詩人があらはれてゐる」と評した。

文芸評論家福田和也は、日本の現役小説家を採点した自著『作家の値うち』(2000年)の中で『わが人生の時の時』に100点満点中96点と最高点を付け、情景の鮮烈さが特に魅力的で、「数世紀後に、20世紀日本文学をふり返った時に名前が挙がるのはこの作品ではないだろうか」と評した。

季刊文芸誌「en-taxi」2013年11月号のインタビューで集英社の文芸誌『すばる』の女性編集長に、三国人発言を理由に、作品の掲載を拒否されたエピソードを明かしている。

(wikipedia 石原慎太郎から引用抜粋)


例えば、三島由紀夫は、石原慎太郎のことを「現実の脱落してゆくありさまを、言葉のこのやうな脱落でとらへようとする(石原)氏の態度には、小説家といふよりは一人の逆説的な詩人があらはれてゐる」と評している。


ここで、「逆説的」というキーワードが出て来るが、逆説的な形で、評価されるのは、ニーチャバンガラージャヨーガやパラシャラの例外則などの二重否定の効果であると考えられる。



wikipediaによれば、石原慎太郎の「太陽の季節」を元に作られた映画「太陽の季節」は、登場人物が強姦・不純異性交遊などを行う反社会的内容から映画を見た青少年への影響が取りざたされ、映画倫理委員会(通称、映倫)が作られる契機となったという。


こうしたことが起こるのも5室支配の火星が8室(不道徳)で減衰して、ヴィーパリータラージャヨーガ、パラシャラの例外則、ニーチャバンガラージャヨーガなどの二重否定が形成されているからである。


三島由紀夫は石原慎太郎を「すべての知的なものに対する侮蔑の時代を開いた」と評したそうである。



因みに最近、安倍政権時代が「反知性主義」と評されていたが、反知性主義というのは、蟹座、魚座、蠍座などの水の星座の特徴である。



石原慎太郎の「太陽の季節」というのは、社会主義思想が流行り、学生運動などが盛んで、政治意識も高い時代にいち早く、リバータリアン的な自己中心的に快楽を追求する若者を描き、戦後の資本主義的隆盛がもたらす未来を予感させたということで、画期的だったのかもしれない。



私は作品を読んでいないが、おそらく5室の支配星が蟹座で減衰して金星とコンジャンクトしているということは、そうした作品になるはずである。




但し、石原慎太郎は単なる保守思想家ではなく、不合理で悪しき保守文化の批判者でもある。



例えば、大相撲八百長問題では、相撲界の現状を「日本の文化、伝統を踏まえた日本の文化の神髄である国技だというのは、ちゃんちゃらおかしい」と批判している。



大相撲八百長問題

2011年に発覚した大相撲八百長問題では2月4日の定例会見で、八百長疑惑について「相撲はそういうもの。昔から当たり前のこととしてあった」と自らの持論を展開、相撲界の現状を「日本の文化、伝統を踏まえた日本の文化の神髄である国技だというのは、ちゃんちゃらおかしい」と批判した。さらに、かつて就任を要請された横綱審議委員を固辞した経緯を話した。また石原は1963年9月場所千秋楽柏戸剛 – 大鵬幸喜戦で4場所連続休場中だった横綱・柏戸が勝って全勝優勝を決めた際、スポーツ紙上の手記でこの一番を八百長として糾弾。日本相撲協会の告訴にまで発展したがのちに和解した経緯がある。

(wikipedia 石原慎太郎から引用抜粋)


また天皇制に対しても三島由紀夫とは、一線を画しており、三島由紀夫が、天皇を崇拝し、天皇制を理想化しているのに対して、石原慎太郎は、「君が代」の歌詞を一種の滅私奉公みたいな内容だとして批判的にとらえる天皇制廃止論者である。



このように石原慎太郎は、右翼思想家であるにも関わらず、保守文化への批判者であったのは、6室支配の金星が8室蟹座に在住していたからである。



本来、射手座ラグナというのは、蟹座が8室になるため、地縁血縁的な土着的な因習や伝統文化は苦手であり、それを不合理と見なし、そこから遠ざかろうとする。



然し、5室支配の火星が6室支配の批判的な金星と共に蟹座に在住していることで、保守思想家でもあり、保守思想の批判者でもあるという形で、蟹座の保守思想にどっぷり関わるカルマを持っていると言える。




以前、右翼の青年が街宣車で突入する心理状態を小説で描きたいと話していたのが印象的だったが、常に保守思想や保守文化を批判的に捉えるのも石原慎太郎の特徴である。




これまでに石原慎太郎のラグナについては、かなり時間をかけて検証してきた。



然し、かなり時間が経過して、本当に射手座ラグナかどうか疑問が生じた為、再度、過去の出来事について、トランジットの観点から検証して見た結果、やはり、石原慎太郎は、射手座ラグナである。





石原慎太郎の過去の出来事をトランジットにより検証



例えば、石原慎太郎の過去のトランジットを調べれば射手座ラグナであることは明らかである。





自民党総裁選挙に出馬し、海部俊樹に敗れた後、1995年4月14日に議員辞職しているが、その時、射手座ラグナであれば木星が12室を通過し、土星が12室にアスペクトして、12室にダブルトランジットしていた。





2012年10月25日に都知事を辞任して、新党を結成した時は、射手座ラグナであれば、木星が12室にアスペクトし、土星が12室の支配星にアスペクトして、ラーフ/ケートゥ軸も12室をトランジットし、火星や水星も12室をトランジットしていた。12室をトランジットしていた水星は10室の支配星である。


但し、この時、5室にもダブルトランジットが生じており、その辺りは新党結成ということで新しい党を作り、それを発表するという、イベント企画的な5室の創造活動を表している。







2014年12月16日に政界引退した時、射手座ラグナであれば、トランジットの土星が12室を通過し、木星がアスペクトして、12室にダブルトランジットしている。



太陽も12室をトランジットしており、またラーフ/ケートゥ軸が10室をトランジットしているが、これはキャリアを不安定し、終わらせたという意味である。



月はこの日、10室を通過して、政界引退の会見などで、世間的に注目を浴びたことを示している。






2011年4月10日に東京都知事選で四選をかけて出馬したが、一時、3期目での退任を考えていた中での出馬であった。


この時、射手座ラグナであれば、木星が4室から10室にアスペクトし、土星は10室をトランジットして、10室にダブルトランジットが形成されている為、出馬を決断したことは分かるが、然し、12室にもダブルトランジットが生じていた為、退任も考えていたという微妙なニュアンスを伝えている。





また石原慎太郎は、兵庫県神戸市須磨区生まれであるが、1936年の幼少期(4歳)に父親の転勤で、北海道小樽市に引っ越ししている。


この時、射手座ラグナであれば、木星が12室を通過し、土星が12室にアスペクトして、12室(辺境の地)にダブルトランジットしている。


兵庫県神戸市の都会から、北海道小樽の辺境の地に引っ越したことをよく示している。


またこの時、木星が逆行していた為、3室にダブルトランジットが生じており、住まいの損失(3室:4室から見た12室)を表している。





1934年12月28日に弟の石原裕次郎が誕生した時、トランジットの土星は3室を通過し、木星が3室にアスペクトして、3室(弟)にダブルトランジットしている。







またこれ以外にも基本的な所として、結婚した1955年12月頃(日付不明)は、射手座ラグナであれば、木星が9室をトランジットし、土星が12室から9室にアスペクトして、1室の支配星(7室から見た7室)にダブルトランジットし、月から見た7室の支配星にもダブルトランジットしていた。




子供の誕生に関しても以前も検証したが、射手座ラグナであれば、全て説明可能である。





第一子(石原伸晃)は、1957年4月19日に誕生しており、5室に惑星集中し、木星は9室で土星が9室にアスペクトして、9室にダブルトランジットしていた。



また土星は逆行している為、5室にもアスペクトし、木星は獅子座から5室にアスペクトして、5室にもダブルトランジットしている。





第二子(石原良純)は、1962年1月15日に誕生しているが、土星と木星は山羊座をトランジットしており、5室の支配星にアスペクトして、5室にダブルトランジットしている。またラーフ/ケートゥ軸が5室の支配星にかかっていることにも注目である。





第三子(石原宏高)は、1964年6月19日に誕生しており、土星が5室と9室にアスペクトし、木星が牡羊座の5室から9室にアスペクトして、5室と9室にダブルトランジットしている。





第四子(延啓)は、1966年生まれで、日付は不明だが、おそらく1月15日の時点で、木星が牡牛座から9室の支配星にアスペクトし、土星は水瓶座から9室にアスペクトして、9室にダブルトランジットが生じていた。




非常に興味深いことだが、石原慎太郎が、都知事選に立候補した時、常に11室にダブルトランジットしていることが確認できる。



これは都知事という資格、肩書きへの挑戦であり、選挙とは、都民から評価を得られるかどうかの試みである為、11室の象意が活性化すると考えられる。



これは政治家のチャートでは、6室の支配星が11室に在住するなど、6室(戦い)と11室(評価)の組み合わせが多く見られることから納得できる。



政治家とは当選した時から、次の選挙のことを考える生き物だと言われており、11室を常に追求している存在である。






1999年4月11日に最初に東京都知事選に出馬した時、木星が11室の支配星にアスペクトし、土星が11室にアスペクトして、11室にダブルトランジットが生じている。





二選を目指して、 2003年4月13日に東京都知事選に出馬した時、木星は11室の支配星の上を通過し、土星は直前まで牡牛座を通過して、11室の支配星にアスペクトし、11室にダブルトランジットが生じている。






三選を目指して、2007年4月8日に東京都知事選に出馬した時は、木星は蠍座から11室の支配星にアスペクトし、土星は11室の支配星の上を通過して、11室にダブルトランジットが生じている。また木星は逆行しているため、11室に影響している。





既に述べたが、四選を目指して、2011年4月10日に東京都知事選に出馬した時、直前まで3期での退任も考えていたという。



この時、土星は逆行して、11室にアスペクトし、木星は11室の支配星にアスペクトして、やはり、11室にダブルトランジットしていた。



但し、12室にもダブルトランジットしていた為、退任も考えていたのである。



10室に土星がトランジットして、10室にダブルトランジットしている為、何か新しいことをしなければならないと感じていたとも思われ、それが翌年の2012年10月25日での都知事の途中での辞任と新党立ち上げにつながったのである。



日本の為に何かしなければならないというような形で、何か行動する責任を感じたかもしれない。







2015年4月29日に春の叙勲で、旭日大綬章受章している。



この時は、土星が12室を通過し、木星が12室にアスペクトしている為、政界引退を宣言した2014年の直後でもあり、引退、隠遁の時期である。



然し、木星が11室の支配星の上を通過し、土星があたかも忘れた仕事を行なうかのように逆行して、11室の支配星にアスペクトして、11室にダブルトランジットしている。


従って、引退した直後に叙勲を受けることになっている。








最後に遡って、1951年10月に父親が脳溢血で急死した時のトランジットを確認するが、この時、火星とラーフ/ケートゥ軸が9室をトランジットして、9室を傷つけていた。



金星もトランジットしていたが、6、11室支配で、父親の健康には良さそうには見えない。また火星は12室の支配星でもある。



土星は父親の9室の支配星にコンジャンクトし、それは、父親の表示体の太陽でもある。



9室と表示体の太陽を傷つけており、また9室から見たマラカの2室にトランジットの惑星が集中し、木星と土星のダブルトランジットも生じている。



従って、このタイミングで、父親の死が訪れたことが納得できる。




このように改めて、石原慎太郎の人生のイベントをまずはトランジットだけで確認し、そして、出生図のラグナが正しいことを再度、確認した。




何故、これが必要かと言えば、石原慎太郎のナヴァムシャのラグナを確定したいからである。




その為にそもそも出生図のラグナをもう一度、正しいかどうかを確認したくなったのだ。




出生図のラグナが正しくなければ、ナヴァムシャのラグナを議論しても意味がないからである。




出生図のラグナが正しいことを改めて確認し、納得した為、別の記事で、ナヴァムシャのラグナを検証してみたい。











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