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岸田文雄首相の誕生 ー自民党総裁選を振り返るー【更新】

2021 10/07

自民党総裁選の結果が出て、岸田文雄が次の総理大臣になることが決まった。

この結果は意外だったが、岸田文雄が新総裁に選ばれたことで分かったのは、岸田文雄のナヴァムシャのラグナは蟹座で、ダシャムシャも蠍座ラグナで、正しかったということである。



現在、ラーフ/火星期で、ラーフと火星が牡羊座の10室でコンジャンクションし、火星はルチャカヨーガで、ラーフもラージャヨーガを形成している。またダシャムシャで、ラグナロードの火星が10室に在住しているからこそ総裁になれたのである。この火星は、出生図の獅子座の火星と同じ星座に在住しており、いわば拡大版ヴァルゴッタマで、特別な意味と強さを持っていたと考えられる。

そうすると岸田文雄が新総裁になったことで、今後の世の中の流れがある程度、推測できる。

まもなく木星期になるが、木星はナヴァムシャで、水瓶座に在住している。これは岸田文雄がが政策として掲げた新自由主義からの脱却を意味している。

水瓶座の木星と言えば、れいわ新撰組の山本太郎の木星と同じ配置である。私は山本太郎は獅子座ラグナで、5室支配の木星が7室水瓶座に在住していると考えているが、彼のように社会的弱者に優しいリベラル左派思想を表していると考えている。水瓶座は公共の福祉、社会保障、共産主義の星座である。

おそらくこれから経済危機がやって来て、岸田文雄が大胆な社会保障的な政策、ある意味、立憲民主党やれいわ新撰組、共産党などのお株を奪うような左寄りのスタンスを取って、国民の窮状を救う政策を行うのではないかと思われる。そのようにして、保守がリベラル左派の政策を内部に取り込んで自らの存続を図る。

それが政治である。リベラル左派の存在意義は、保守を左傾化させるというぐらいの働きしか出来ない場合が多い。

はっきり言って、総裁選の投開票日の時点において今回は誰が勝ってもおかしくないぐらい候補者のチャートは皆、強かったと言える。野田聖子のチャートは検討していないが、はっきり言えば誰が首相になるのかよく分からなかったというのが正直な所だ。

だからこそ、有益なロジックを耳にして私の考えも二転三転した。

ただ岸田文雄は火星が際立って強く、高市早苗は、土星が際立って強く、河野太郎は、金星が際立って強く、水星は特にナヴァムシャやダシャムシャにおいて、金星との連携や他の惑星との連携によって強くなっていた。

今回は高市早苗は、保守層の一般大衆から熱狂的な支持を受け、土星が強いことを物語っていた。川野太郎は自民党の地方議員の得票数では一番であり、特に若者からの支持を受けていたと思われる。変化を期待する若者、既存の秩序にこだわらない人々、創造的な人々という意味では、金星や水星の強さから来る象意に合致している。ダシャムシャで形成されるサラスヴァティヨーガというものが、そうした象意であり、芸術的、創造的な人々からの支持を受ける印象はある。そして、今回、岸田文雄が勝利したのは、国会議員票を抑えたからだと言われている。派閥の論理で権力機構の上層部を抑えて勝利したというのは、まさに火星が強い象意と合致している。

つまり、結果としては各候補者はチャートそのものを表していたのだ。

今回、岸田文雄と河野太郎が1位と2位を占めて、決選投票に持ち込まれた際に安倍晋三をはじめ、高市早苗を支持する勢力は、岸田文雄支持に回ったようである。そして、総裁選後の情報によれば高市早苗は次の政権でも要職に着くという。河野太郎もダシャーの強さから言って、再び要職に就くものと思われる。

そうすると一体、誰が負けて誰が勝ったのかと思うのである。各候補者は、自民党総裁選というイベントで目一杯目立ってアピールすることができ、次の政権で要職に就くのであれば、それは勝利を意味しているのではないだろうか。

総裁選候補者たちは、皆、この自民党の選挙パフォーマンスによって勝利を収めたのである。

岸田文雄に関しては、総裁になれたものの、安倍晋三に配慮し、支持に回ってくれた高市早苗やその支持者たちに配慮しなければならない。

また今後は官僚やその背後にいるアメリカの意向に配慮しなければならない。

また総理大臣というのは大統領職ほど絶大な権限を持っている訳ではない。各大臣の当番制の長ぐらいの力しかないのである。またアメリカの大統領には、実質的な権力はないことを考えると自民党の総裁は尚更である。

こうした状況を考えると、安倍晋三ー高市早苗ラインの背後に日本会議がいる自民党の保守勢力が最大の勝利者なのである。まさに岸田文雄を通して、自らを存続させたと言ってもいいかもしれない。

総裁が各大臣、各派閥の当番制の役割に過ぎないのであれば、大臣以上になればそれでいいのであり、あえて総理大臣になれなくても、大臣になるだけで、十分にキャリア上の上昇を表している。

今回、総裁選の結果を見て、そもそも各候補者のチャートをそれぞれ個別に見て、そのダシャーの支配星の強さやそれが属しているヨーガなど評価するという方法論が正しのかどうかにも疑問が浮かんだ。そもそも岸田文雄が他の候補者を差し置いて、総裁選で勝利することを決定するための明確なロジックがあったのかどうかに疑問が生じる。おそらく、それはあったのだがそれが読み取れていないということなのだが、それが何であるのか未だに分からない。

但し、岸田文雄と河野太郎と高市早苗のラグナやナヴァムシャのラグナなどは正しく修正出来たと考えている。

まず何かを予想するにはラグナが修正出来なくては話にならないが、その後で解釈の問題や方法論の問題も出てくる。

アメリカ大統領選挙の場合は、敗北すれば、政権を担当するスタッフなどが総入れ替えになるため、明暗がはっきりしており、また最初から一対一の対決のため、強い方が勝つということではっきりしている。

しかし、過半数が取れなかった場合の決選投票ということになれば、消極的選択などにより、本来、勝てないはずの候補が勝ったり、分かりにくい結果となる。

そういう意味で総裁選の複数の立候補者のうち誰が当選するかといった問題は非常に難しい問題だったと言わざるを得ない。

その候補者たちが、今どんな時期で、キャリア上の重要な時期にいるかどうかを占う場合、皆、重要な時期という結果になり、そうした見立ては、それなりに当たっていると思うが、誰が総理大臣になるかと言えば、それは簡単には思えない。総理大臣になることと大臣になることの占星学的な象意の現れにおける違いはどのようなものになるのか、また実質的権力者と傀儡の権力者の占星学的な象意の表れにおける違いはどのようなものになるのかはっきりしない。

岸田文雄も高市早苗も河野太郎も皆、上昇の時期であり、自民党の総裁選という大舞台に立ち、その後の地位も保証されているという意味では、皆、勝利者なのだ。

岸田文雄のナヴァムシャにおける木星は、蟹座ラグナであれば、9室支配で8室に在住しており、水瓶座の師匠の言いなりになるという象意である。

またダシャムシャにおける5室支配の木星が双子座8室に在住する配置は、双子座の考え方の影響を受けるという意味である。

従って、岸田文雄は、リベラル左派の社会的弱者を救済し、税金を平等に再分配するという活動家や言論人の社会主義的な考え方の影響を受けそうである。それが、新自由主義からの脱却という思想である。

また岸田文雄は、ダシャムシャで8室双子座に木星が在住しているため、ウォール街の意思や思想の影響を強く受けると思われる。

それはウォール街の影響を強く受けた日銀や財務省の影響を強く受けるということである。

しかし、ウォール街とはまさに新自由主義を推進して来た勢力ではないかと思われる。

そのようにして岸田文雄の理想主義は早くも挫折する可能性を示している。



【岸田文雄が総裁に選ばれた理由(ロジック)】

その後、岸田文雄が総裁になった理由を考え続けていたが、やはり、ラーフ/火星期で、ナヴァムシャで火星は10室に在住していたこと、そして、ラーフも10室に在住していたこと、火星はヨーガカラカで、ルチャカヨーガを形成していたことで質も非常にいいのだが、とにかく10室ということが大事であったと思われる。



そしてダシャムシャで、火星が『ラグナの支配星で10室に在住していた』ことが決定的に重要であったと思われる。この辺りはセシャドリアイヤーの原則に立ち返る必要がある。出生図の10室、ダシャムシャのラグナと10室である。
基本に立ち返る必要があるのだ。
10室、MCは、頭上の最も高い所にあるハウスで地位の高さを表すという基本的な認識が重要である。

やはり、自民党総裁という案件は、社会的地位に関係することであるから、10室が重要であり、またダシャムシャのラグナや10室が重要だったのである。

岸田文雄のダシャムシャの火星は出生図では、ディスポジターの太陽が隣の蟹座に在住して強い友好星位に在住しており、ダシャムシャでも獅子座に在住してディスポジターの太陽が同じように蟹座に在住して強い友好星位である。
このことは興味深く、火星とディスポジターの太陽が共に出生図と同じ配置で拡大版のヴァルゴッタマである。
出生図と全く同じように複製されているダシャムシャでのこの配置が、特別に意義を持たされ、強調されていたと思われる。

こうした配置は、マハープルシャや星位の強さなどよりも優先されるのではないかということである。

高市早苗のアンタルダシャーの土星は星位は強いのであり、シャシャヨーガも形成しているが、10室やダシャムシャのラグナやラグナロードとの絡みが少ないのである。

河野太郎も金星はダシャムシャのラグナに在住して星位もムーラトリコーナで強くマハープルシャヨーガも形成しており、アンタルダシャーの水星は、ラグナや月から見たサラスヴァティヨーガで、他の吉星との連携で強くなっているが、9室支配で4室であり、ラグナや10室との絡みが弱い。

従って、アンタルダシャーの火星がシンプルに10室やダシャムシャでのラグナや10室にダイレクトに関わっている岸田文雄が一番高いポジションに就いたのである。

星位そのものも強いに越したことはないのだが、10室が大事だったのである。

真実というものは割と単純で基本的な所に隠されているのだ。基本が大事だということが分かるし、技術的に発展して来たとしても基礎的なことが改めて大事なこととして現れてくる。

トランプの2016年の大統領選を振り返ると、ラーフ/火星/月期に当選している。

ラーフは出生図で10室に在住し、ダシャムシャでラグナに在住している。

2020年の再選を賭けた大統領選では、木星/土星/ラーフ期であったが再選出来なかった。

10室に絡むラーフがプラティアンタルダシャーで来ていてもダメだった。

プラティアンタルダシャーだけでは結果を与える力としては弱いかもしれない。

また勝った方のバイデンは、木星/ラーフ/土星だったが、アンタルダシャーのラーフは、出生図の10室、ダシャムシャで、ラグナに在住していた。

バイデンの方が10室との絡みという観点で見た時、より高い地位に就くことを表していたと言えるのだ。

この10室と10室の支配星が結局、大事だったという考えは、多くの事例で検討してみたいが、取りあえず、高市早苗、河野太郎、岸田文雄の三者のチャートを比較して、気づいた所はそんな所である。この説は今後、検討する必要があり、またセシャドリアイヤーの基本的な考え方である。


今回は、三者の最終的に出生図のラグナ、ナヴァムシャのラグナ、ダシャムシャのラグナなどを正しく導き出す所までは出来たと思う為、惜しい所までいったのである。


あと最後の解釈の詰めの所で、つまづいた。


因みに出生図、ナヴァムシャ、ダシャムシャのラグナが正しく導き出せなければ、今回の予想に参戦することはできないし、これらが分からない状態で参戦したとしても当てずっぽうということになってしまう。


それがジョーティッシュの厳しい現実である。


ダシャムシャは、ナヴァムシャのラグナが修正できればほぼ自動的に修正されるため、ナヴァムシャのラグナの修正が極めて重要である。



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