
2020年の大統領選で、民主党の最有力候補だというジョー・バイデンのナヴァムシャのラグナ、ダシャムシャのラグナが正しいのかどうかについて検討が必要となった。
バイデンの周辺で起こったいくつかの重大な出来事を確認してみると、やはり、ナヴァムシャのラグナは天秤座でよさそうである。

例えば、2015年5月31日にジョー・バイデンの長男が脳腫瘍で亡くなっているが、この時のダシャーが木星/金星/火星期である。
バイデン米副大統領の長男が死去、脳腫瘍で 46歳 2015.05.31 Sun posted at 13:52 JST CNN.co.jp ワシントン(CNN) ジョー・バイデン米副大統領の長男でデラウェア州司法長官を務めたボー・バイデン氏が30日、脳腫瘍(しゅよう)で死去した。46歳だった。 米ホワイトハウスが同日夜に発表した。 ボー氏は2006年から2期8年にわたってデラウェア州の司法長官を務めた後、次期州知事選に出馬する意向を示していた。長官在任中の08年には米軍部隊とともにイラクにも赴いた。 10年に軽い脳卒中を起こしたものの、後遺症は残らなかった。しかし13年の休暇中にめまいなどを訴えて倒れ、脳腫瘍と診断された。手術で摘出したが今年春に再発し、メリーランド州の病院で治療を受けていた。30日の夕方、親族に見守られて息を引き取った。 ボー氏の母で副大統領の前妻、ネイリアさんは1972年に交通事故で死亡した。一緒に車に乗っていた子どもたちのうち、1歳の妹も亡くなったが、当時2歳だったボー氏は弟とともに助かった。 父ジョー氏はその直後に上院議員に就任したが、息子たちの子育てにも時間を惜しまなかったという。同氏は77年に現在の妻、ジルさんと再婚した。 ボー氏には妻との間に2人の子どもがいる。ジョー氏は30日、ボー氏をしのんで「仕事上の業績ばかりでなく、夫として父親としての自分、息子や兄としての自分を省みる姿勢を忘れなかった」「私の父はかつて、子育てが成功したことは子どもが自分を超えた時に分かると話していた。ボーはまさにその言葉通りの息子だった」と述べた。 |
サプタムシャ(D7)を見ると、マハダシャーの木星は子供の表示体で減衰し、アンタルダシャーの金星は12室に在住し、プラティアンタルダシャーの火星は8室に在住して、8室の支配星とコンジャンクトしている。
12室や8室などドゥシュタナハウスが強調されていることが分かる。

因みにナヴァムシャのラグナを蠍座に移動するとサプタムシャのラグナが獅子座ラグナに移動してしまう。
サプタムシャが獅子座ラグナだと、長男の死を上記のように説明することが出来ない。
ロースクール在学中の1966年に最初の妻ネイリア・ハンターと出会い、結婚している。
1966年であれば、太陽/月⇒火星⇒ラーフ期辺りだが、おそらく太陽/火星期辺りではないかと思われる。
太陽は11室で、ラグナロードの太陽とコンジャンクトして、火星は7室の支配星である。
然し、この最初の妻は、1972年12月18日に自動車事故で亡くなってしまう。
ダシャーは、月/火星/ケートゥ⇒金星である。
アンタルダシャーの火星は6室に在住し、ケートゥは3室に在住している。
この時、車に同乗していた娘のナオミ・バイデンも亡くなっている。
サプタムシャ(D7)を見ると、アンタルダシャーの火星は8室に在住し、プラティアンタルダシャーの金星は12室に在住している。

長男のボー・バイデンが亡くなった時は、木星/金星/火星期で、娘のナオミ・バイデンが亡くなった時は、月/火星/ケートゥ⇒金星期である。
どちらの場合でも8室に在住する火星、12室に在住する金星が役割を果たしている。
1977年にジル・バイデンと再婚しているが、月/土星⇒水星期辺りである。
月、土星、水星は、ケンドラやトリコーナの支配星で、ナヴァムシャで9室に在住して、ラージャヨーガを形成している。
ナヴァムシャのラグナを蠍座に移動するとサプタムシャのラグナが獅子座ラグナに移動してしまい、長男や娘が亡くなった理由を説明できない。
従って、ナヴァムシャのラグナは天秤座で正しいと思われる。

1966年に最初の妻と結婚した時、太陽/月⇒火星⇒ラーフ期辺りだが、ナヴァムシャのラグナが乙女座にすると、マハダシャーの太陽は12室支配で12室に在住しており、このタイミングでの結婚が説明出来ない。
また乙女座ラグナだと、3、8室支配の火星が7室に在住して、6室支配の土星からアスペクトされているが、このように7室が激しく傷つけられている場合、妻との相性に問題が生じると考えられるが、妻との関係自体は円満だったように思われる。
天秤座ラグナだと、7室支配の火星が6室に在住して土星からアスペクトされているため、妻を損失する配置である。
このように考えてくると、やはり、ナヴァムシャのラグナは天秤座で正しそうである。

そうすると、やはり、ジョー・バイデンのナヴァムシャの9室双子座は非常に強い配置となる。
これはフリーメーソンの中で非常に大きな役割を果たしそうな配置である。
実際、ジョー・バイデンの経歴、業績をwikipediaで調べると、彼の政策は良識のあるリベラルなもので、政治スタンスは、国際自由主義であるという。
バイデンは、オバマ大統領から、大統領自由勲章を授与されているが、フリーメーソンが創ったアメリカの大統領から高位の叙勲を受けている。
あたかもフリーメーソンの儀式のようにも感じられる。

因みにジョー・バイデンは、2016年8月15日に「日本国憲法はアメリカがつくった」「我々が(日本を)核武装させないための日本国憲法を書いた」と発言している。
一方で、最近、バイデンは「中国は競争相手ではない」と発言している。
(この中国に対する姿勢はオバマ政権の対中政策であり、トランプ政権によって認識が甘いとして批判を受けている)
第二次世界大戦で日本と戦ったフランクリン・ルーズベルトと同じく、バイデンは日本に厳しく、中国に甘い態度を示している。
バイデンの強力な双子座9室から分かることは、バイデンの外交政策及び、バイデンの国際自由主義という政治スタンスは、フリーメーソンの考え方そのものである。
ニューディール政策を行った民主党のフランクリン・ルーズベルトは親ソ連、親中国で、社会主義に共感し、日本の軍国主義に激しく敵意を抱いた。
伝統的に民主党は親中国で、今だに日本をあたかもイランでも扱うかのように戦後、核武装させないために日本国憲法(平和憲法)を与えたなどと発言しているのである。
ここから分かることは、フリーメーソンにとっては、世界平和のために日本の軍国主義を抑制し、戦後も日本をコントロールすることが課題であったということである。
バイデンの政治スタンスや、これまでの政治活動を調べることで、フリーメーソンが何を考え、何をしてきたか、それを解明することができる。
そういう意味で、バイデンは、極めて興味深い人物である。
いよいよ大統領選が始まりますが、バイデン氏以外の民主党候補者(サンダース氏やウォーレン氏)の運勢はどうなんでしょうか。