カマラ・ハリスのチャートからアメリカ大統領選挙の行方を考える



2020年11月7日にジョー・バイデンの勝利宣言の演説に先立って、カマラ・ハリスが白いスーツ姿で登壇し、印象的なスピーチを行なった。



「私は、最初の女性の副大統領かもしれないが、最後ではない」


「私がいまここにいるのは、19歳でインドから米国に移住した母をはじめ、何世代にもわたり、自由と平等、正義のために闘い続けた黒人、アジア系、白人ヒスパニック系、先住民の女性のおかげだ」



上記のようなスピーチの言葉は、民主党のリベラルな理想主義に満ちており、バラク・オバマが大統領に就任した時と同じような効果をもたらしている。



バイデン陣営もカマラがいなかったら、もっと見劣りがしたと考えられ、バイデンよりもむしろ、カマラの方が次期大統領候補としての注目を浴びた。



このカマラが副大統領になるのであれば、それなりに素晴らしい配置がチャートに示されていなければならない。






カマラ・ハリスは、マハダシャーラーフ期に移行した後の2015年1月13日、ラーフ/ラーフ/月期に上院選挙へ立候補している。


その後、民主党の公認を得て、民主党議員の支持を取り付け、2016年11月8日の一般選挙で61.6%を得票し、上院議員に選出されている。


この時のダシャーがラーフ/木星/太陽期である。


上院議員に選出されてからは、トランプの政策から移民を守ることを誓約し、大麻使用の合法化を目指す法案の共同提案者になったりして、注目を浴びている。


そして、2019年1月21日、ラーフ/土星/金星期にツイッターで2020年アメリカ合衆国大統領選挙へ立候補している。



マハダシャーラーフ期に移行する前の月期や火星期は、地方検事の仕事を経て、カリフォルニア州司法長官を務めて、マハダシャーラーフ期になると共に上院議員に立候補して、政治家に転身している。



ここでキャリア上の上昇があったことが分かるが、ちょうどマハダシャーラーフ期に移行した後にこれが起こっている。





ダシャムシャを見ると、ラーフはラグナに在住しており、出生図と同じ双子座に在住して、ヴァルゴッタマ(拡大版)を形成している。



しかもラグナに在住している為、キャリア上の上昇を表わしている。



上院議員に選出されたのが、ラーフ/木星期であるが、木星はダシャムシャの8室で減衰し、ディスポジターの土星と星座交換して、ニーチャバンガ・ラージャヨーガを形成している。



木星は8室で減衰している為、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を期待したいが、セシャドリアイヤーは分割図で3、6、8、12室に惑星が在住している配置は問題があるとみなす為、パラシャラの例外則の適用については、賛否両論が出て来る。


然し、木星は10室に在住するディスポジターの土星と星座交換しており、ニーチャバンガ・ラージャヨーガを形成すると共に7-9、9-10のラージャヨーガを形成しており、星座交換自体が強力な配置である為、この配置が結果を表わしたと考えられる。


それで、アンタルダシャーの木星は上院議員への当選をもたらしたのである。





そして続く、ラーフ/土星期に2020年のアメリカ大統領選挙へ立候補を表明している。



大統領へ立候補できること自体が上昇を意味しているが、途中で選挙戦から撤退し、その後も副大統領の有力候補に挙げられるようになっている。



これがラーフ/土星期に起きたのは、やはり、ダシャムシャの10室に在住し、木星と星座交換して、ニーチャバンガ・ラージャヨーガ及び、7-9、9-10のラージャヨーガを形成するアンタルダシャーの土星期だからである。



そして、2020年8月11日、ラーフ/水星期に移行した直後にバイデンにより副大統領候補に指名されている。



但し、このバイデンに副大統領候補に指名されたことが良かったのかどうかは非常に疑問である。



何故なら、現在、バイデンは、ドナルド・トランプの不正選挙疑惑と法廷闘争により、かなり形成不利になりつつあり、敗北する可能性が出てきているからである。


バイデンは、自身のセクハラ疑惑や息子のスキャンダルなどで、汚染されており、その尻拭いをしなければならない立場に立たされている。



因みにもしバイデンの大統領当選が確実ならば、政権移行手続きを進めるためにハリスは、上院議員を辞めなければならないが、今だに辞めていないという。



つまり、まだバイデンが大統領選挙に負けて、副大統領になれない可能性というものを考慮に入れているのである。






ラーフ/水星期は、アンタルダシャーの水星がラグナロードでケンドラの7室に在住しており、それは良い配置と言えるが、水星はラーフ/ケートゥ軸と絡んで傷ついており、6室支配の火星とコンジャクトし、8室支配の土星からアスペクトされている。



ラグナロードの傷つきは、キャリアのあり方を象徴するが、その水星が火星と土星の6-8の絡みで傷つけられて、ラーフ/ケートゥ軸からも傷つけられている。


水星は4室(議席)の支配星でもあるが、水星が激しく傷ついている為にキャリアや議席が不安定になっていると考えることが出来る。



ケンドラに在住している為、キャリアや議席を失うことはないと思うが、それらが不安定になることは示されている。



もし彼女の副大統領としてのキャリアが、そのスピーチ通りのリベラルな理想主義に満ちたものであれば、もう少しましな配置ではないかと思うのである。



水星は、出生図でも1、4室の支配星であるが、3室支配の太陽とコンジャンクトし、6室支配の火星、逆行する8室支配の土星からもアスペクトされて傷ついている。







また水星はダシャムシャにて、月から8室に在住し、ラーフ/ケートゥ軸と火星とコンジャンクトし、土星からアスペクトされている。



ラーフ/木星期やラーフ/土星期は、アンタルダシャーの木星や土星が、ダシャムシャで星座交換して、ニーチャバンガ・ラージャヨーガや7-9、9-10のラージャヨーガを形成しており、共に10室の支配星や在住星である為、この時期にキャリア上の上昇というのは、非常によく分かるのである。


月から見ても木星は9室で8室の支配星が減衰している為、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果が期待でき、また木星はディスポジターの土星と9-11の星座交換をしている。



然し、ラーフ/水星期は、アンタルダシャーの水星がラグナロードであり、ラーフと絡んでいることは良いが、6室支配の火星、8室支配の土星、ラーフ/ケートゥ軸と絡んで傷ついているとも言えるので、キャリア上の上昇は伴うが、災いも一緒に呼び込んだ感じである。



つまり、バイデンに副大統領に指名されたが為に返って災いを呼びこんだといった解釈が可能である。



また水星は射手座に在住しており、射手座は上昇と下降の星座であり、上昇したかと思えば、次に転落する可能性も秘めている。



特に射手座に在住している惑星が傷ついている場合は尚更である。



ラーフ/水星期は、2023年1月19日に終わるが、その後もマハダシャーラーフ期は続いていく為、カマラ・ハリスのキャリアはこれで終わりではないと思うが、ラーフ/水星期に副大統領の安定した職務に就いているようには見えない。



ラーフ/木星期やラーフ/土星期の方が強そうに見えて、その時期は、上院議員を務めている為、ラーフ/水星期は、上院議員を維持できるぐらいで十分で、それ以上の名誉ある地位に昇れるように見えない。



返って、上院議員のポストさえ危うくなったり、激しい上昇の後の下降を経験しそうな配置にも見える。



あるいは、副大統領に就任してから苦労すると読めなくもないが、少なくとも平穏で、名誉ある地位に安住していられる感じではない。



チャラダシャーで見ても来年2020年1月以降は、天秤座/牡羊座の時期であり、牡羊座は肩書き、役職の11室で、GKの月が在住している。





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