今までずっと日本のマンデン図の時間を1952年4月28日 00:00:01に設定していた。
wikipedia サンフランシスコ平和条約で検索すると、「日本国との平和条約」(Treaty of Peace with Japan)となっており、1952年4月28日に効力発生と書いてあるため、日付が変更される00:00:00で設定すればいいと考えていた。
プログラミングのバグが出るとまずい為、00:00:01で作成していた。

また日本のマンデン図を他の方がこの時間で作成していたのを見た為、それに習って作成したということでもあった。
『日本が独立した日 講和発効まで(101) 日米外交60年の瞬間 特別編集委員・伊奈久喜 2014/12/27 7:00日本経済新聞 電子版』の記事によれば、アチソン長官が立ち、傍らのフィッシャー顧問に「ここの正式に米国からの対日平和条約の批准書を寄託する。これで日本との平和は発効する。この批准書を貴下に手渡し、貴下が条約原本とともに保管することを望む」と述べたと記されており、その後、フィッシャー顧問が「これで東部夏時間4月28日午前9時30分、条約は発効する。この条約はいまやアルゼンチン、オーストラリア、カナダ、フランス、メキシコ、ニュージーランド、パキスタン、英国、米国、日本の間で効力を発生した」と宣言した旨について記されている。
「wikipedia 条約」を見ると、条約が効力を生じるタイミングは、二国間条約の場合は、条約批准書を交換して条約が発効し、多国間条約の場合は、会議開催地国の政府あるいは国際機関(寄託者)に批准書を寄託することで効力が発生するとなっており、日本が独立したのは、サンフランシスコ講和条約である為、多国間条約であり、「会議開催地国の政府あるいは国際機関(寄託者)に批准書を寄託する」タイミングで効力が発生するという解釈になるはずである。
それで、アメリカ・サンフランシスコの東部夏時間4月28日午前9時30分というのは、日本時間に直すと、日本とワシントンD.C.との時差は、サマータイム中は、13時間であり、1952年4月28日 22:30となるようである。

この時間で日本のマンデン図を作成すると、土星期の開始時期が1986年12月11日で、水星期の開始時期が2005年12月11日になる。
これまでずっと使い続けてきた00:00:01のマンデン図だと、土星期の開始時期は、1993年1月9日で、水星期の開始時期は、2012年1月10日であった。
日本の最近の主な出来事で分かりやすいもの、特に木星期から土星期への転換や土星期から水星期への転換を示していそうな出来事として、日本のバブル経済の崩壊と失われた20年、30年の経済的低迷と、2011年3月11日の津波による原発事故や台風などによる大規模水害の発生などである。
NHK NEWS WEBの「平成 30年の歩み」から以下のように出来事を抜粋して見ると、1989年12月29日頃、日経平均株価が史上最高値を付けているが、既に翌年の1990年3月には、大蔵省が不動産融資の総量規制を打ち出している。
不動産バブルを抑制しようとする計らいである。その後、湾岸戦争で多国籍軍に対して、100億ドルの支援をして大きく出費した後、1992年3月16日には、平均株価の終値が2万円を割っている。
1992年8月11日には日経平均 1万5,000円割れを示し、その後、クリントン大統領が就任して、日本の市場開放をアメリカが求めて来る。
バブル崩壊前後
日経平均株価 1989年12月29日 3万8915円史上最高値(終値)土星/水星/水星 大蔵省 不動産融資の総量規制 1990年3月27日 土星/水星/水星 「日米構造協議」最終報告 1990年6月29日 土星/水星/金星 サラリーマンの44%「生活に不満」 労働白書 1990年7月26日 土星/水星/金星 政府 多国籍軍支援で10億ドルの支出を緊急決定 1990年8月30日 土星/水星/金星 政府 多国籍軍支援で90億ドルの追加資金協力 1991年1月24日 土星/水星/月 東証 平均株価終値 2万円割る 1992年3月16日 土星/水星/木星 公示地価 17年ぶりに前年水準下回る 1992年3月27日 土星/水星/土星 東証 平均株価 1万5,000円割れ 1992年8月11日 土星/水星/土星 米大統領にビル・クリントン氏就任(民主党)1993年1月20日 土星/ケートゥ/火星 東京外為市場 1ドル=79.75円 戦後最高値 1995年4月19日 土星/金星/ラーフ 住専の不良債権問題で政府が処理案を決定 1995年12月19日 土星/金星/土星 NYダウ 史上最大の下げ幅 1997年10月27日 土星/太陽/金星 三洋証券 会社更生法申請 事実上倒産 1997年11月3日 土星/太陽/金星 北海道拓殖銀行 経営破たん 1997年11月17日 土星/月/月 山一証券 自主廃業を発表 1997年11月24日 土星/月/月 政府 銀行21行に公的資金投入決定 1998年3月17日 土星/月/ラーフ 日債銀=日本債権信用銀行が破たん 1998年12月14日 土星/月/水星 政府 大手15行に公的資金7兆余の資本注入 1999年3月30日 土星/月/金星 ヤフー株価が日本の株式市場初の1億円台に 2000年1月20日 土星/火星/水星 日銀 初めての「量的金融緩和政策」開始 2001年3月19日 土星/ラーフ/木星 日経平均株価 1万円下回る 1984年以来 2001年9月12日 土星/ラーフ/土星 最近の災害 東日本大震災 2011年3月11日 ー 津波、原発メルトダウン- 水星/金星 西日本水害 2018年7月6日~7日 ―土砂崩れ、河川決壊 ― 水星/木星 台風15号 2019年9月9日 -千葉での大規模停電等- 水星/木星 台風19号 2019年10月12日 -河川決壊多数- 水星/木星 もっと以前の水害 1953年6月25~29日 西日本水害 (死者・行方不明者1,001人) ラーフ/ラーフ/木星 1953年7月16日 紀州大水害 (死者・行方不明者1,015人) ラーフ/ラーフ/木星 1954年9月21日~28日 洞爺丸台風(死者・行方不明者1,761人) ラーフ/ラーフ/金星 1957年7月25日~28日 諫早豪雨 (死者・行方不明者992人) ラーフ/木星/火星 1958年9月21日~27日 狩野川台風 (死者・行方不明者1,269人) ラーフ/土星/水星 1959年9月26日 伊勢湾台風 (死者・行方不明者5,098人) ラーフ/土星/月 1961年 梅雨前線豪雨(死者357人) ラーフ/水星 1967年7月 豪雨(死者・行方不明者369人)ラーフ/太陽 1972年7月豪雨(死者・行方不明者447人)木星/木星/月 1982年 長崎大水害(死者・行方不明者299人)木星/太陽 or 木星/月 |
00:00:01で作成した日本のマンデン図だと、1993年1月9日から土星期になるが、土星期の開始が遅すぎる印象である。
1989年12月29日に日経平均株価は史上最高値を付けたが、大蔵省の不動産融資の総量規制なども始まっており、また湾岸戦争で多額の支援を行ない、サラリーマンの44%は「生活に不満」があり、1992年3月には、日経平均株価が1万5,000円を割っている。
1992年の段階で、経済的低迷の結果が十分に目に見え始めて表面に現れている。
通常は、土星期に入っても暫くの間は、前の木星期の余韻を引きずって、本格的に土星期が現象化していくのは、マハダシャー土星期のセカンドアンタルダシャー以降である。
22:30で作成したチャートでは、1989年12月14日に土星/土星期から土星/水星期に移行し、この辺りから本格的に土星期が現象化して来る時期である。
1992年8月23日から土星/ケートゥ期に移行して、この辺りで日経平均株価が1万5,000円割れして、株価が半分に下落している。
株価は経済を反映するものといっても実際は、株価に現れるのは、経済の低迷が水面下で進行してから少し遅れて現れると考えるのが妥当である。
従って、マハダシャー土星期が1986年12月11日から始まっていたというのは非常に納得できる。

また22:30の正しいマンデン図では、ナヴァムシャで土星は12室に在住して、2室(財政)支配の月と相互アスペクトし、ラーフ/ケートゥ軸と絡んで傷ついている。ラーフとケートゥは減衰している。
土星期に経済的低迷の一方であったことが説明できる。

またアンタルダシャーの月期に日本の大手銀行、証券会社が経営破綻し、公的資金を投入しているが、月はナヴァムシャで、2室支配で6室(負債、奮闘)に在住し、減衰するラーフとコンジャンクトし、8室支配の土星と6-12室の軸で相互アスペクトしている。
北海道拓殖銀行 経営破たん 1997年11月17日 土星/月/月 山一証券 自主廃業を発表 1997年11月24日 土星/月/月 政府 銀行21行に公的資金投入決定 1998年3月17日 土星/月/ラーフ 日債銀=日本債権信用銀行が破たん 1998年12月14日 土星/月/水星 政府 大手15行に公的資金7兆余の資本注入 1999年3月30日 土星/月/金星 |
出生図でも月は8室の支配星で、2、3室支配の土星からアスペクトされており、8室は破綻とか、行き詰まりのハウスである。
日本の金融システムの行き詰まり状態を表わしている。
そこに国民の税金を投入したのは、月が国民を表わし、8室は国民の税金に依存することを表わしている。
この8室支配の月がマンデン図のラグナにアスペクトして、国民の一般的状況を表わしている。
この22:30の正しいマンデン図だと、その他にも興味深いことが分かる。
例えば、2000年1月20日にヤフー株価が日本の株式市場初の1億円台に到達し、ITバブルのさきがけのようなことが起こっている。
この時は、土星/火星/水星で、アンタルダシャーが火星であるが、火星は、5室支配で11室に在住し、1、4室支配の木星、9室支配の太陽と相互アスペクトし、ラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。
火星はナヴァムシャでも11室支配で、5室支配の金星と10室で、5-11のダナヨーガを形成している。
経済不況の最中の部分的な好況であり、ヤフーはテクノロジー企業である為、火星が表わしている。
またダシャムシャで、火星が3、10室支配で3室(通信インフラ、メディア)に在住していることも注目に値する。
また過去の水害の時期を調べて見ると、ほとんどマハダシャーラーフ期に起こっていた。
ラーフは国土の損失を表わす3室に在住し、ディスポジターの土星は4室(国土)に在住する水星と金星にアスペクトして傷つけている。
水星と金星は水の星座である魚座に在住しており、この魚座での水星と金星の傷つきは、国土の水害による被害を表わしている。
従って、ラーフ期に国土の水害が発生するというのは納得できる。
然し、1952年12月11日~1970年12月11日までのラーフ期は、ラーフが水瓶座に在住していることから、日本の産業界などにおいて、コンピューターが導入されていった時期ではないかと思われる。
戦後の復興期で、日本人は長時間労働で、会社に献身して良く働いて戦後の復興を成し遂げた為、ラーフのディスポジターの土星は10室に在住しているのである。
主に製造業などで、日本の労働者が良い製品を沢山つくって、海外に輸出して外貨を稼いだ。
最近の失われた20年、30年において、マハダシャー土星期が続いていたが、経済不況の中、経費削減や効率化などをして、日本の企業は売り上げを上げられるように体質改善して来た。そうした努力が土星期の間に起こったと考えることが出来る。
因みに22:30のマンデン図を使うと、マハダシャー水星期に移行するのが、ちょうど2005年12月11日である。
00:00:01のマンデン図だと、水星期に移行するのは、2012年である。
それで私は、2011年3月11日以降から続いている日本の国土の津波による被害や原発の災害、台風などによる水害は、この水星がもたらしたと考えた。
ダシャーバランス的にちょうどぴったりで、ダシャーチッドラーで水星期になる少し前から東日本大震災のようなことが起こったと考えた。
然し、22:30のマンデン図では、既にマハダシャー水星期に移行していた。
ITバブルは、1995年~2001年だが、その間、ダシャーは、土星/金星、土星/太陽、土星/月、土星/火星、土星/ラーフ期などが続いていた。
アンタルダシャーの金星期、太陽期、火星期などは、IT関連など部分的に経済の状況が良かったと考えられる。
2005年12月以降、マハダシャー水星期に入ってからの日本をどう考えればいいかであるが、2002年2月~2008年2月ぐらいまで、日本は景気回復したと政府によって宣伝された時期である。
リーマン・ショックが、2008年9月15日のリーマンブラザーズの経営破綻からスタートしているので、この景気回復は、2008年でストップしている。
そして、2012年11月ぐらいから政府はまた日本は穏やかに景気回復していると主張している。
その景気回復に根拠があるかどうか疑問も生じるが、日本のマンデン図のナヴァムシャでは、水星は1、4室支配で7室に在住し、7、10室支配の木星と星座交換し、また相互アスペクトもしている。
またダシャムシャでは、水星は、5室支配で4室に在住しており、ケンドラでラージャヨーガを形成している為、この配置も良いことが分かる。
水星期に経済回復したという主張が全く根拠がないようには見えない。
最近の自然災害は、以下のように水星/金星期、水星/木星期に生じている。
東日本大震災 2011年3月11日 ー 津波、原発メルトダウン- 水星/金星 西日本水害 2018年7月6日~7日 ―土砂崩れ、河川決壊 ― 水星/木星 台風15号 2019年9月9日 -千葉での大規模停電等- 水星/木星 台風19号 2019年10月12日 -河川決壊多数- 水星/木星 |
水星/金星期に津波による原発事故は、アンタルダシャーの金星が6、11室支配で4室に在住し、土星からアスペクトされているからと考えると納得できる。
然し、西日本の水害や台風の被害が、水星/木星期に起こったということは、分かりにくい。
このようにまだ完全に納得できた訳ではないが、00:00:01で作成した日本のマンデン図よりも過去の出来事を説明出来そうである。
日本の今後
因みにこのマンデン図だと日本の今後については見通しが暗いことが分かる。
例えば、2020年4月2日から水星/土星期に移行するが、土星は、ナヴァムシャで12室に在住して、2室支配の月と6-12室の軸で相互アスペクトして、減衰したラーフ/ケートゥ軸と相互アスペクトしているからである。
アンタルダシャーの土星期(2020年4月2日~2022年12月11日)は、バブル崩壊後の失われた20年の経済低迷が再現することを表わしている。

また2022年12月11日からのマハダシャーケートゥ期をどう考えればいいかであるが、ケートゥはやはりナヴァムシャの12室で減衰し、土星や月と6-12室の軸で絡んでいる。
但し、ディスポジターの金星は5、12室支配で10室で6、11室支配の火星とコンジャンクトして、5-11のダナヨーガを形成している。
解釈としては吉凶混合するが、良いとは言えない時期である。

出生図では、ケートゥは9室に在住し、ディスポジターの太陽が5室で高揚して、1、4室支配の木星、5、12室支配の火星と絡んで、ラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。
9室は法律や司法システムを意味しており、9室のケートゥは法律や司法システムへの失望などを表わしているかもしれず、ディスポジターの太陽が5室で高揚している配置は、支配者階級の隆盛、支配者階級のイベント、催しなどを表わすかもしれない。
牡羊座は階級や上下関係などにこだわる星座であり、また日本のマンデン図の5-11室の軸に在住する木星、太陽、火星の絡みは、日本の軍国主義的な経済を推進した配置である。
護送船団方式という官民一体となって、世界市場で、売り上げを伸ばしていく、そうした日本社会の古い体制を蘇らせようとするかもしれない。
然し、基本的にはケートゥがナヴァムシャの12室で土星とコンジャンクトしていること、
然し、ケートゥはダシャムシャでは8室に在住し、7室支配の太陽と8室でコンジャンクトしており、ケートゥ期はあまり良いとは思えない。
日本が経済的に良くなりそうに見えるのは、2029年12月11日以降のマハダシャー金星期以降である。
ケートゥ期は経済的物質的な豊かさは期待できない為、教育、学習に力を入れて、哲学、宗教的な素養を身に付けていくのがよいと思われる。
ケートゥのディスポジターである太陽が5室で高揚しているため、日本の国民の文化的なレベルは高まるはずである。
国民の中から優れた人材、指導者が育っていく時期であるとも考えられる。

中国占星術や西洋占星術で見ても、2020〜2022年は世界的に株価は低迷し、2022〜2030年は株価は上昇トレンドだと判明しております。
似たようなことは、占星術を全く知らない経済予測家の若林栄四さんも、2022年に1ドル65円の大円高になり、日銀はその時新たなヘリコプターマネーを断行すると言ってます。
ですから、おそらく2022〜2029年のマハダシャーケートゥ期は9Hにケートゥが在住して木星のアスペクトを受けていて、支配星の太陽は高揚して木星と接合しているので、株価だけは金融緩和や自社株買いで上昇していくと思います。
ケートゥ期はD1、D9で吉凶混合してますが、これは私はケートゥ期は格差社会がより進展し、上流国民や株価にとっては良い時期だが、大半の一般国民には悪い時期であることを示していると思いますね。
私も日本経済復活はマハダシャー金星期からだと思います。
特に、金星ー土星期、射手座ラグナにとっては金星ー水星期は運勢が大激変しやすい時期らしいですが、この時期が2040年代の奇しくもシンギュラリティと同じ時期です。
私は金星ー土星期や金星ー水星期から、日本は劇的良くなると思いますね。
この時期に日本はアメリカの支配から脱却すると思いますね。