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ドイツで国家転覆計画を図った極右25人が逮捕拘束される

2022 12/09


ドイツで、国家転覆計画を図っていた極右勢力が逮捕されるというショッキングなニュースが報じられている。


ドイツで国家転覆計画、極右25人拘束 「ハインリヒ13世」擁立し帝国再興企む
2022/12/8 9:25 ロイター

ドイツ連邦検察庁は、国家転覆を図っているとされる極右団体のメンバーおよび支持者と見られる25人の身柄を12月7日早朝の一斉捜査で拘束したと発表した。検察庁によると、容疑者らは極右勢力「ライヒスビュルガー(帝国の市民)」や、陰謀論を展開する集団「Qアノン」に影響を受け、「ハインリヒ13世」と名乗る男らを擁立して新国家樹立を画策していた。

ドイツ検察は、クーデターと国家転覆を狙った疑いで極右25人を逮捕した。

容疑者らは極右勢力「ライヒスビュルガー(帝国の市民)」や、陰謀論を展開する集団「Qアノン」に影響を受けたとみている。

「ライヒスビュルガー」は現代のドイツ連邦共和国の正当性を認めず、ナチスの敗北にもかかわらず「ドイツ帝国」の存在を主張している。
ドイツの領主ロイス家の「ハインリヒ13世」を名乗る容疑者は、新国家樹立後の指導者に指名されたとみられている。帝政ドイツは100年前に廃止された。
検察によると、この男は新秩序確立を目指してロシア当局に接触。ただ、前向きな反応があった証拠はなかったという。
連邦軍事防諜庁によると、捜査対象には現役兵士1人と予備兵複数が含まれ、現役兵は特殊作戦部隊に所属。裁判官で、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の元国会議員も捜査対象になっている。

容疑者らは、遅くとも2021年11月以降、少人数の武装集団での連邦議会襲撃を具体的に計画していたという。軍や警察の関係者を中心にメンバーを集めようとしていたとみられ、資材の調達や新規メンバーの勧誘、射撃訓練などを行っていたもようだ。

容疑者25人の身柄は、7日早朝の一斉捜査で拘束。国内11の連邦州での捜査には3000人以上の警官や治安部隊が参加。オーストリアやイタリアでも逮捕者が出た。
現地報道によると、ロイス家は「ハインリヒ13世」を名乗る男に対し、陰謀論を追求する錯乱した人物として距離を置いてきたという。

ドイツの領主ロイス家の「ハインリヒ13世」を名乗る男が首謀者で、ドイツ政府は、ディープステイトに支配されているという陰謀論を信じる人々であったという。


何故、このような極右の活動が活発化しているかと言えば、現在、魚座と蟹座にダブルトランジットが生じているからであり、特に蟹座にダブルトランジットが生じる時は、右翼、民族主義者、国家社会主義者が活発化する時期である。


然し、何故、その計画がドイツ政府の警察によって、未然に防がれたかと言えば、土星がまもなく水瓶座に移動するからである。


土星は2023年1月18日から水瓶座に移動するが、既に移動の2ヶ月前を切っており、既に水瓶座に移動した効果を発揮し始めている。


その為、国家や共同体、民主主義を守るドイツのリベラルな政権の治安当局によって、厳しく取り締まりを受けたのである。



因みに今回の事件は、ドナルドトランプが扇動して引き起こされた2021年1月6日のアメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件に影響されたのではないかとも言われている。


こうした治安当局の取り締まりは、再度、選挙に出馬することが予想されるドナルド・トランプが、米FBIによる家宅捜索を受けたこととも関係している。


右翼、民族主義者(蟹座)に対するリベラル勢力(水瓶座)の圧力が厳しくなっているのである。



因みに今年2022年のドイツの新月図にこの事件が示されていたのかどうかを確認してみた。





非常に興味深いことにドイツの新月図の12室にラーフが在住しているが、12室はマンデン占星術によれば、外国のスパイ活動、秘密の陰謀、テロリズムなどを表わすハウスで、ラーフ自身も暴動、政治的陰謀、スパイなどを表わす表示体である。


ラーフは、幻想をもたらす惑星で、狂信、恐怖症、過剰性などをもたらす惑星である。


従って、12室のラーフは、狂信的なイデオロギーを持つ不満分子による秘密の政治的陰謀などを表わしており、しかも外国のスパイという象意もあるが、これは、アメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件に影響されたということを考えれば、外国のエージェントによる工作活動と考えることができる。


しかもラーフが在住しているのは、牡羊座のクリティッカーであるが支配星は太陽である為、貴族、王族を表わしている。


この首謀者の「ハインリヒ13世」を名乗る男は、ドイツの領主ロイス家の一族の者で、貴族の家柄の人物で、クリティッカーの象意そのものである。



従って、牡羊座12室のクリティッカーに在住するラーフは、この狂信的な国家転覆計画の首謀者の象意そのものである。





そして、興味深いのは、更にナヴァムシャを見ると、再び、ラーフが12室に在住している配置であり、しかも王族、貴族を表わす太陽とコンジャンクトしている。



従って、同じ象意がナヴァムシャでも繰り返されているのである。



最近、マンデン図や新月図を作成してみて、ナヴァムシャも機能しているのではないかということを感じている。



実際、マンデン占星術におけるナヴァムシャの役割についてまとめた書籍も存在するようである。



こうした配置を見ると、マンデン占星術において、明らかにナヴァムシャが機能していることが分かる。



※第二次世界大戦後、逮捕拘束されて裁判にかけられたり、追跡されたのは、ナチスの大物だけで、一般のナチスの残党は、そのまま生き残って、戦後のドイツ社会は、ナチスの残党だらけで、警察、司法にもナチスの協力者がいて、ネオナチの犯罪への捜査が妨害されることもあるという。

(参考文献:ドイツの民主主義を脅かす右翼とネオナチ 東西ドイツ再統一、大量難民受け入れで伸長―政治混乱に対抗する“戦う民主主義”)






因みにドイツの建国図を見ると、5室牡羊座のバラニーに火星が在住し、ラーフがコンジャンクトしている。


5室は人間にとっては思考や判断力、マインドを表わすハウスだが、マンデン図においては、子供や教育施設や娯楽、国民の祭典を表わすハウスである。


支配者のメンタリティーという象意もあり、国家を代表する考え方や思想などを表わしていると考えられる。(何故なら、国家の基本的な考え方が、教育現場で、子供に伝達されるからである)


その5室牡羊座に火星が定座で在住し、ラーフがコンジャンクトする配置は、いかにも弱肉強食、適者生存の力の思想を表わしているように思われ、現在でも狂信的なネオナチ思想の持ち主が多数存在することを物語っている。


そうした人物がかなり社会の上層部、支配層にも存在するのである。




(参考資料)

ナチスドイツには「脱走兵」が30万人もいた!
2020/11/30 デイリーBOOKウォッチ

 中公新書には歴史関係の良書が多いが、本書『ヒトラーの脱走兵――裏切りか抵抗か、ドイツ最後のタブー』もその一冊に入るだろう。ナチスドイツ政権下の国防軍では、意外なほど多くの脱走兵がいたというのだ。彼らはなぜ脱走したのか。その後どうなったのか。日本ではあまり知られていない現代史の裏面を教えてくれる。

死刑判決が約3万5000人

 まず驚かされるのは、第二次世界大戦ではドイツ国防軍に脱走兵が非常に多かったという事実だ。1939年9月の開戦から1945年5月の終戦までに約30万人。捕まった約13万人のうち死刑判決が約3万5000人。処刑数は2万2000~2万4000人。減刑された者も含めて軍懲罰収容所などに送られたのは10万人以上。生きのびたのは約4000人に過ぎない。

 これを他国と比較すると、アメリカ軍の脱走兵は2万1000人、死刑判決は162人、処刑は1人。大差がある。

 本書ではこのほか、軍事裁判による処刑者数も比較している。一般犯罪も含めた処刑者数は、ドイツの場合、陸軍だけで1万9600人。アメリカは146人(うち殺人・強姦・強盗殺人が145人)、イギリスは40人(殺人36、武器を持った反抗3)というわけで、これまた大差がある。

 これらの数字からは二つのことが読み取れる。ドイツ軍においては、軍紀に背いたり、反抗したりする兵士が多かったこと、しかも、その追及と処罰は、他国に比べて極めて苛烈であったということだ。ナチスドイツの軍隊は鉄の規律のもと、一糸乱れぬ団結で戦争遂行に突き進んだ、という世間のイメージとは相当に異なる。

ナチズムの抵抗者を研究

本書は以下の構成。

 1 軍法会議と庶民兵士の反逆(ヒトラーの国防軍;苛酷な軍法;生きのびた脱走兵ルートヴィヒ・バウマン)

 2 引き継がれるナチスの判決と罵倒される脱走兵(アデナウアーの内政と居座るナチス軍司法官;引き継がれるナチスの判決;脱走兵ルートヴィヒ・バウマンの苦悩と絶望)

 3 「我々は裏切り者ではない」――歴史家たちの支援と世論の変化(立ち直ったバウマンと脱走兵復権の動向;脱走兵追悼の動き;ナチス軍司法への批判――シュヴィンゲ対メッサーシュミット/ヴュルナー;「ナチス軍法犠牲者全国協会」の設立;司法の転換と世論の支持)

 4 復権する脱走兵(政治課題となった脱走兵の復権;院外活動と連邦議会の変化;脱走兵の復権なる――「改正ナチス不当判決破棄法」;バウマン最後の闘い――調査研究所『最後のタブー』)

 著者の對馬達雄さんは1945年生まれ。東北大学大学院教育学研究科博士課程中途退学。教育学博士。秋田大学教育文化学部長、副学長等を歴任。秋田大学名誉教授。専攻はドイツ近現代教育史、ドイツ現代史。

 主著に『ヒトラーに抵抗した人々』(中公新書、2015)、『ナチズム・抵抗運動・戦後教育――「過去の克服」の原風景』(昭和堂、2006年)、『ドイツ 過去の克服と人間形成』(編著書,昭和堂、2011年) 、訳書に『反ナチ・抵抗の教育者――ライヒヴァイン1898-1944』(ウルリヒ・アムルンク著、昭和堂、1996年)などがある。長年、ナチズムの抵抗者について研究している人だ。

「裏切者」「面汚し」と罵倒される

 目次にもあるように、本書では、「元・脱走兵」として戦後を生き抜いたルートヴィヒ・バウマン(1921~2018)の人生をたどりながら、ドイツの脱走兵問題を掘り下げていく。

 まず、意外なのは、戦後のドイツで「脱走兵」がさげすまれたということ。「反ナチ」での英雄として称賛されたのかと思いきや、世間の目は厳しかった。彼らは裏切者、犯罪者とみなされ、のけ者にされて、政府による補償もなく年金も支給されなかったのだという。

 実際、25歳のバウマンは、戦後まもなく故郷のハンブルクのわが家に戻るのだが、家族全員が温かく迎えてくれたわけではなかった。一歳年長の姉は、無事を喜び、しっかりと弟を抱き寄せたが、65歳の父は黙って立っているだけだった。ある日、「人は自分の義務を果たすものだ」とつぶやいた。息子は「義務」を果たさなかった、と父は考えていた。

 国防軍からの脱走は、ヒトラーの独裁が崩壊した戦後のドイツで高く評価されると思い込んでいたバウマンにとって、予想外の反応は、家の外でさらに拡大した。闇市場でふと自分が脱走兵だったことを口にすると、兵士上がりの男たちに取り囲まれた。「臆病者」「兵隊仲間の面汚し」などと面罵され、袋叩きにあった。助けを求めて警察に駆け込むと、事情を知った数人の警官からも袋叩きに。

 要するに戦後のドイツ社会は、かつてのヒトラーの「忠実な部下たち」がそのまま生き残っていたのだ。こうしてバウマンは自身が「脱走兵」だったことを隠すようになり、酒におぼれる日々となる。これは、多くの元脱走兵たちに強いられた「戦後」でもあった。

司法・警察はナチスの残党だらけ

 ドイツは戦後、ナチズムの過去を厳しく追及し、戦前のドイツと縁を切ったという風に教わることが多い。しかし、この「脱走兵」への対応を見てもわかるように、単純ではなかった。

 そういえば、日本で2017年に公開されたドイツ映画「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」にも、戦後ドイツ社会の裏事情が描かれていた。ナチス犯罪の告発に燃え、有名な戦犯アイヒマンの所在確認に直結する重要情報を入手したのは、西ドイツ・ヘッセン州の検事長フリッツ・バウアー(1903~68)。しかし、当時の西ドイツには、検察査当局や政府部内にナチの残党がたくさんいて、独自捜査をしようにも妨害が予想された。そこでバウアーは自分がつかんだ極秘情報をこっそりイスラエルの秘密機関モサドに流し、それがアイヒマンの身柄確保につながったのだという。つまり司法・警察などは、ナチスの残党だらけ、彼らは強力なネットワークを保持し、「抵抗勢力」になっていたというのだ。

 ドイツは戦後、西と東に分かれ、西ドイツでは共産圏に対する防衛が最優先された。おそらく「元ナチ」のメンバーは仕事と居場所を見つけたことだろう。日本で旧軍人の一部が、戦後は対米協力者として延命、あるいは警察予備隊に入ったといわれることに似ている一面がある。

 バウアーは紆余曲折を経て65歳になって平和運動にかかわるようになる。1990年、70歳を前にして「ナチス軍司法犠牲者国民協会」を結成、脱走兵や軍によって断罪された人々の名誉回復に人生の目標を見出す。この運動は、歴史学者たちの研究による支援を受け、最終的には2009年、連邦議会で満場一致で名誉回復が決議された。

 本書は、このように「脱走兵」を手掛かりに、戦前・戦後のドイツ社会を再考し、「過去の清算」に至る長い道のりを辿る。

 本書を読むと、それでは日本はどうだったのかということが気になってくる。著者は本書ではあえて触れないようにした、と記しつつ、『戦場の軍法会議――日本兵はなぜ処刑されたか』(NHK出版)を興味深い一冊として推している。

 BOOKウォッチでは関連で、「新書大賞2020」を受賞した『独ソ戦――絶滅戦争の惨禍 』(岩波新書)のほか、『闘う文豪とナチス・ドイツ――トーマス・マンの亡命日記』(中央公論新社)、『ヒトラーとドラッグ――第三帝国における薬物依存』(白水社)、『ナチスに挑戦した少年たち』(小学館)、『戦後ドイツに響くユダヤの歌――イディッシュ民謡復興』(青弓社)、『否定と肯定――ホロコーストの真実をめぐる闘い』(ハーパーコリンズ・ ジャパン)なども紹介済みだ。
参照元:ナチスドイツには「脱走兵」が30万人もいた!
2020/11/30 デイリーBOOKウォッチ
独極右のクーデター計画事件、数日中にさらに逮捕者出る可能性
2022年12月8日 5:58 ロイター

[ベルリン/バートローベンシュタイン(ドイツ) 8日 ロイター] - ドイツで7日早朝、国家転覆を図っているとされる極右団体のメンバーおよび支持者と見られる25人が拘束された問題を巡り、今後数日中にさらなる強制捜査や逮捕が行われると予想されている。また、ドイツ当局は8日、拘束された23人に対する尋問を命じた。

今回拘束された容疑者らは、極右勢力「帝国の市民」や、2021年1月に起きた米連邦議会襲撃事件の逮捕者の中にも支持者がいた「Qアノン」の陰謀論に影響を受け、「ハインリヒ13世」と名乗る男らを擁立して新国家樹立を画策していたとされている。

テューリンゲン州のゲオルク・マイヤー内相は8日、放送局ドイチュラントフンクに対し「逮捕の第2波があるのが通例だ」と述べた。

ドイツ連邦刑事庁のホルガー・ミュンヒ長官も8日、放送局ARDに対して、事件の容疑者の数は現在54人だが、今後さらに増える可能性があると語った。

グループのリーダーとされている「ハインリヒ13世」は、かつて現在のテューリンゲン州を支配していた貴族のロイス家の子孫という。

オーストリア在住でロイス家を率いるハインリヒ14世は陰謀との関連を否定。中部ドイツ放送(MDR)に対し、今回の件は「一族に壊滅的な影響を与える」とし、ハインリヒ13世とは10年間連絡を取っていないと指摘。「テューリンゲン州では850年間にわたり寛容で国際的な貴族だったと思うが、今では世界中からテロリストや反動主義者とみなされている」と嘆いた。
参照元:独極右のクーデター計画事件、数日中にさらに逮捕者出る可能性
2022年12月8日 5:58 ロイター

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 秀吉先生、

    出ました、バラニー…

    先生もバラニーに表示体お持ちでしたよね?
    私もバラニーに木星があるんですが…

    確か、記述では、卑しくて、肉を葬る、貪るもの…みたいなことでしたよね…

    自分もそこに表示体があるからか、なんとなく実感で分かるんです。

    目的のためには、残虐なことも厭わない、そういう部分がありますよね…
    諜報活動もバラニーが表すそうですが、裏で邪魔者を消す、政府の諜報機関や諜報部員の性質にピッタリですよね。

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