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スシローのおとり広告騒動について

2022 7/23

最近、スシローがおとり広告で批判されている。


スシローに措置命令 目玉商品で「おとり広告」―消費者庁
2022年06月09日16時30分 時事通信社

 ウニやカニを用いた目玉商品を、実際には在庫がないのに販売しているかのように宣伝していたとして、消費者庁は9日、回転ずしチェーン「スシロー」の運営会社あきんどスシロー(大阪府吹田市)に対し、景品表示法違反(おとり広告)で再発防止を求める措置命令を出した。

 調査した公正取引委員会近畿中国四国事務所によると、同社はテレビCMやウェブ広告で「冬の味覚!豪華かにづくし」とうたい、2021年11月末から17日間、ズワイガニなどすし4貫を税込み858円で販売すると宣伝。だが、対象店舗の9割強で在庫不足により終日提供できない日が1日以上あったほか、販売初日から提供のない店舗もあった。

 同年9月に新物のウニを1貫110円で販売するなどとした二つの広告についても同様の状況だった。広告には「入荷状況、売れ行き状況により早期完売となる場合がございます」などの記載もあったが、消費者庁は「消費者が購入できると期待して来店する可能性がある」として、おとり広告に当たると判断した。

 大阪市内で記者会見した公取委幹部は「業界シェア1位の事業者による不当表示が一般消費者に与えた悪影響は非常に大きかった」と述べた。

 あきんどスシローの話 深くおわび申し上げる。広告表現の見直しや研修を実施し、再発防止に努める。


ウニやカニを用いた目玉商品を、実際には在庫がないのに販売しているかのように宣伝していたとして批判を受けている。





途中で売り切れたのではなく、最初から全く在庫がないのであれば、悪質である。


消費者庁から再発防止を求める措置命令を出されている。


またその後もビールが半額で提供するキャンペーンを実施していたが、一部の店舗で、品切れとなっており、それを期待して来店した客から批判を受けている。



【スシロー】ウニやカニだけでなくビールまで品切れ「おとり広告」に「もやは企業体質」と批判の嵐
2022/7/21 15:53 FLASH

2022年6月に「おとり広告」問題で炎上した回転ずし大手「スシロー」が、またもや物議を醸している。

 7月21日、「スシロー」を運営するフード&ライフカンパニーズは、13日から実施している生ビール半額キャンペーンについて、一部の店舗で開始直後から生ビールが品切れとなり、客が注文できなくなっていたと明かした。

 通常価格528円の生ビールを半額で提供するキャンペーンを実施していたが、全国の少なくとも17の店舗で、7月13日~7月18日まで品切れに。「コロナ禍前の夏の生ビール需要実績を踏まえ、その2倍近くの量を準備したが、想定を上回る注文があった」と説明し、謝罪した。

「スシローはウニやカニの在庫が足りずに客に提供できないとわかっていながら、CMなどでキャンペーンを続けたことが『おとり広告』にあたるとして、2022年6月に消費者庁から再発防止を求める措置命令を受けています。

 さらに、ビール半額キャンペーンを実施する前に店内で告知し、ビールを飲んだ客が定価で請求されてトラブルにもなりました。

 回転ずし市場はファミリー層の需要を背景に10年以上成長を続けてきた人気商売。これだけトラブルが続けば、批判が出るのは当然です」(経済部記者)

 事実、ビール半額キャンペーン中の品切れが報道されると、ネット上には批判の渦が巻き起こった。

《これはもう企業体質がそうなのでしょうね。最初から売り切れを出す事を想定としたキャンペーン》

《居酒屋、ファミレス、焼肉屋勤務経験有りだけどビール欠品って経験無いな。故意的としか思えない》

《先日のウニ問題からまだいくらもたっていないのにまたこれかいと言いたいね》

《こういうことが繰り返し起こるというのはよほど常識のない企業か、故意かのどちらかだろう》

 スシローの運営会社は、「7月28日の期間終了まで欠品が起きないよう、最善を尽くす」とコメントした。失った信頼を取り戻すことはできるか。


おとり広告は、通常、不動産業界などで、よく為される行為だが、不動産業界は、そのような荒っぽい手口が横行している業界である。


然し、食品を扱う業界で、おとり広告というのは、中々見られないケースである。



スシローの親会社は、株式会社FOOD&LIFE COMPANIES で、スシローを展開する株式会社あきんどスシローは、その100%子会社である。



従って、この2つの会社の設立日で、チャートを作成すれば、この騒動の原因が分かるかもしれないと思い、チャートを作成してみた。





チャートを作成する際、設立日だけで時間が分からない為、仮に10時で設定して作成した。



通常、設立のタイミングは、セレモニーなどを考えると、関係者の活動時間帯であることが多く、10時からそれ程、離れてはいないと考えられる。



然し、ラグナは不確かである為、主にチャンドララグナで検討してみた。(但し、チャンドララグナも場合によっては間違っている)



株式会社FOOD&LIFE COMPANIESは、月が蟹座に在住し、10室で、4、11室支配の金星と、5、10室支配の火星がコンジャンクトして、4-5、5-11のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。


火星は、ルチャカヨーガを形成しており、強力である。


この牡羊座の強い火星は、「おとり広告」などで強引に営業しそうな配置に思える。



2022年6月に消費者庁から再発防止を求める措置命令を出された時、ラーフと火星は、月から見て、10室をトランジットしており、スシローが強引な営業をしてしまうタイミングであった。



また土星は、月から見て、8室をトランジットして、アシュタマシャニの状態であった。



この時期は、個人であれば、妻や子供から無視され、意に反して非合法な行為を強いられ、多くの屈辱に直面すると言われる時期で、「非合法な行為」を強いられというのが当たっている。



スシローは、客を引き付ける為に非合法なおとり広告でもせざるを得ない状況に陥っていたのかもしれない。



火星とラーフが、行為においてアクセルを踏んで、土星のアスペクトがブレーキを踏むような状況で、消費者庁からの再発防止を求める措置命令は、まさに水瓶座から10室にアスペクトする土星の働きである。



もう一つ、株式会社あきんどスシローのチャートは、月が射手座で、10室に土星と火星が在住している。







10室の土星と火星は、悪名を轟かす配置である。



現在、金星/土星期で、会社にとって困難な時期かもしれず、アンタルダシャーロードの土星が月から10室で、事業の引き詰まり、中断の時期かもしれない。



月から見て、6室に在住する木星と金星は、フードビジネスで、顧客に献身する配置に見えるが、6室である為、批判を受けるようにも見える。



月ラグナから見た10室は乙女座だが、そこから見て、8室(中断)の牡羊座にラーフ/ケートゥ軸、火星がトランジットし、土星がアスペクトしていた為、事業のトラブルに陥ったかもしれない。


いずれにしてもKDDIの大規模通信障害が、牡羊座への土星、ラーフ/ケートゥ軸、火星の影響で起こっていたのと同様にスシローの騒動も牡羊座への凶星群の影響から起こっているように思える。




また日本維新の会が、セクハラで批判を受けたり、公職選挙法違反や公然わいせつでの逮捕など、度重なる不祥事を起こしたのも牡羊座へのこの3つの凶星群の影響であるが、この牡羊座での凶星群のトランジットが、様々な形のトラブルや不祥事を生み出している。







(参考資料)

スシローはなぜ「おとり広告」問題を引き起こしたのか?その「真の原因」
2022/6/23 8:02 現代ビジネス

先日、回転寿司チェーン1位のスシローが消費者庁から景品表示法違反の措置命令を受けた「おとり広告」。この言葉を初めて耳にした方も多かったのではないでしょうか。それもそのはず、この措置命令が出たのは2020年に全国で33件、2021年に41件とさほど多くないのです。

にもかかわらず、今回なぜスシローがこのような事態を引き起こしてしまったのか。同社が措置命令を受けた理由、その背景にあるプロモーション戦略の問題点とは。順を追ってご説明します。

 まず、今回の問題を簡単に振り返りましょう。

 2022年6月9日、消費者庁は大手回転ずしチェーンのスシローが昨年に実際とは異なる表示で不当に客を誘う「おとり広告」を行っていたとして、運営会社に再発防止などを命じる措置命令を出しました。

 具体的には2021年9月8日~20日に発売した「濃厚うに包み(税込110円)」が期間中に4日間も販売停止していたこと、そして9月8日~10月3日に販売した富山の鮨し人とコラボした「新物うにの3種盛り(税込528円)」は期間中に3日間の販売停止と594店中540店(90.9%)で1日以上の販売をしていなかったこと、さらに11月26日~12月12日に販売した「豪華かにづくし(税込858円)」は初日から販売していなかった店舗を含め605店中583店(96.3%)で1日以上販売しなかったこと、この3品を違反としました。

 もともとスシローはこれらの商品について「売切御免」と表記し、売り切れた時点で販売停止をすることも明示していましたが、消費者庁と調査を行った公正取引委員会は、期間中に多くの店舗で販売停止が起きたことを問題視したようで、「供給量が著しく限定されていたにもかかわらず大々的にキャンペーンを告知して集客したこと」「品切れになってもそれを告知せず集客し続けていたこと」以上の2点をもって悪質と認定したのでした。

 なおスシローは4ヶ月前の今年2月にも「天然本マグロ中トロ」と表記した商品に実際はインドマグロを使っていたり、中国産のうなぎを「九州産うなぎ」と銘打って販売するなどの虚偽表示をしたことで謝罪しており、近年のスシローのプロモーションについて、このころから消費者庁が問題視していた可能性は高いです。

 このプロモーションについてスシローは「日本回転すし化計画」と称し、コロナ禍も積極的に行ってきました。

 企画したスシローの担当者インタビューによれば、郊外から都心への出店を強化するために山手線をジャックしたり、東京サマーランドやハウステンボスなどのレジャー施設のプールの浮き輪をスシローの皿のデザインにしたり、渋谷や名古屋、阪急の梅田駅をジャックしたり、タクシーのラッピング広告を出すなどの過激とも思われるプロモーションを行ってきました。

 このプロモーションが功を奏し、駅前立地への出店やお持ち帰り専用店の急速な展開を進めたことでスシローは2021年9月期に17.5%の増収、営業利益で89.9%の増益と、コロナ禍で苦しんだ飲食チェーンを横目に前期比で約2倍の利益を叩き出すことに成功しました。ただ、この成功はプロモーションのみによって実現したわけではなさそうです。

客単価アップを実現した本格路線

 創業時からスシローが一貫して掲げてきたシャリとネタにこだわる本格路線。

 今や他の大手回転ずしチェーンも後につづく形となっていますが、これによって回転寿司の「安かろう悪かろう」というイメージは一新されました。それだけではありません。本格路線のおかげで顧客の支持を得ながら客単価を上げることができたことも先の成功に大きく影響したといってよいでしょう。

 今年に入ってからますます高騰している食材原価の影響を受け、2022年10月に他社に先立ち最も安価な皿の金額を税込110円から120円へと値上げに踏み込めたのも、この本格路線による自信があったからだと思われます。

プロモーションと本格路線とが生んだ矛盾

 この値上げの発表の1ヶ月後に今回の「おとり広告」問題が発覚しました。

 「なぜ起きたのか?」と聞かれれば、その答えはこれまでお伝えした中に隠されています。

 (1)「日本回転すし化計画」と銘打ったプロモーションによって既存店の集客や都心部への出店を進めたことと、(2)創業時からスシローを支えてきた本格路線、この(1)と(2)が矛盾を起こしてしまった、つまりは宣伝するほど需要が増すにつれ食材が足りなくなってしまった、これが直接の原因といってよいでしょう。

 一般的に規模が大きくなるほど取引量の多さによって値引が可能になることをスケールメリットといいますが、今回はスケールデメリットを起こしてしまった、ということです。

 そもそも今回指摘を受けた「ウニ」や「カニ」ですが、安価で大量に仕入れることが容易な食材か? といえば、そんなことはありません。

 ただでさえ海産物自体が近年、減少の一途を辿っています。2020年の国際連合食糧農業機関(FAO)によれば、世界の海洋水産資源のうち過剰に漁獲されている状態の資源が1974年から3倍以上も増えた、とありました。

 この調査結果は今後ますます規模の拡大と食材の確保との両立が難しくなるスケールデメリットを起こす可能性を示唆しており、ましてやそれが安価に、と考えるのはもはや荒唐無稽な話になると考えておくべきなのかもしれません。

ファンドが水留氏に課した3つのテーマ

 このおとり広告の問題ですが、未然に防ぐことはできなかったのでしょうか? 

 昨年からこのおとり広告に対して不満を抱いた多くの顧客が本社にクレームを寄せていたようですので、問題を知らなかったはずはありません。こういった声を受け、先のような派手なプロモーションを抑え、出店ペースを遅らせ、時間をかければ問題は防げたように思います。

 ただ、そうできない事情があったようです。それは2012年にスシローに出資した英大手ファンド、ペルミラの日本代表、藤井良太郎氏のインタビューから読み取ることができました。

 2015年にスシローのトップとして水留浩一氏を迎えた際、ペルミラは水留氏に3つのテーマを課しました。1つ目はシステム化によるオペレーションの合理化、2つ目は昼と夜の間のアイドルタイムの売上アップと客単価の底上げ、3つ目は都市部への出店による海外展開モデルの構築。

 このファンドからの3つのテーマを果たすために水留氏はスシローのトップに就任し、その経営手腕を振るってきました。

 オペレーションのシステム化を進め、アイドルタイムの売上を上げるためにテイクアウトやデリバリーを強化し、駅構内にお持ち帰り専門店を出店。加えてそれまでの本格路線を継承したことで顧客の支持を保ちながら客単価の底上げにも成功。

 そして海外展開を視野に入れた都心部への出店を進め、これらの施策によって2021年9月期は前期比で約2倍の230億円もの利益を出しました。

 ペルミラは2017年の上場に伴いスシロー株を完全に売却しましたが、これまでファンドから課された要望に応え続けながら最短距離での躍進を遂げたスシローは、コロナ禍においても独り勝ちであったことも手伝って、そのスピードを緩めることができなかったのかもしれません。

 これが今回の問題の真の原因であり、スシローは今回の問題について少なからず予見はしていたものの、海外展開に向けた都心部への出店や派手なプロモーションを優先してしまった。それによってこれまで顧客の信頼を勝ち取ってきた「縁の下の力持ち」であった本格路線にストップをかけられてしまったのではないでしょうか? 

スシローの次の一手は?

 今回の問題を受け、スシローは「真摯に受け止め再発防止に努める」とコメントしました。

 おそらく、これまで「売切御免」で済ませていた食材量を伴わないプロモーションを控え、たとえば郊外店と都心店とで商品を分けるなどの無理の起きないプロモーションをしていくのではないでしょうか? 

 これは私の想像ですが、そもそも郊外と都心とでは需要やターゲットが異なりますので商品やプロモーションは分けるべきですが、もしかしたらそういった猶予が許されないほど都心部への出店を急がなくてはならない事情があったのかもしれません。

 なによりプロモーションは短期的な施策ですが、創業時から38年間にわたって歩んできた本格路線によって築き上げられたブランドが、今回の問題で落ちていくことがないよう願いつつ、今後のスシローの信用回復に向けた一手に注目していきたいと思います。

白岩 大樹(飲食店コンサルタント)
参照元:スシローはなぜ「おとり広告」問題を引き起こしたのか?その「真の原因」
2022/6/23 8:02 現代ビジネス
社長の報酬3割返上 スシロー「おとり広告」
2022/7/8 19:16 時事通信社

 回転ずしチェーン「スシロー」を運営するあきんどスシロー(大阪府吹田市)は8日、消費者庁から景品表示法違反(おとり広告)で措置命令を受けた問題で、親会社フード&ライフカンパニーズの水留浩一社長が月額報酬の3割を3カ月間、自主返上すると発表した。

 同日公表された外部専門家らによる調査報告書は、キャンペーン開始直後に商品が販売されなくなった点について「故意に実現不可能な広告を掲載した事実はない」と認定した。しかし、品切れは販売予測の検討が十分でなかったことが原因だと指摘。さらに、広告を修正しなかったことについて「欠品に対する意識が著しく低かった」と批判した。
参照元:社長の報酬3割返上 スシロー「おとり広告」
2022/7/8 19:16 時事通信社
スシロー3度目の謝罪「半額生ビール」“開店と同時に完売”も…運営会社「すぐに改善しきれない」
2022/7/21 0:43 日テレNEWS

トラブルが相次いでいる回転ずしチェーン「スシロー」の“生ビール半額キャンペーン”で、開店同時の完売など品切れで提供できない事態が一部店舗で発生しました。「公正取引委員会からのおとり広告指摘」、「キャンペーンのフライング表示」に続く3度目の謝罪となっています。

運営会社は日本テレビの取材に対し、今後の再発防止策について「すぐに改善しきれない」 などと説明しています。

(7月20日放送『news zero』より)
参照元:スシロー3度目の謝罪「半額生ビール」“開店と同時に完売”も…運営会社「すぐに改善しきれない」
2022/7/21 0:43 日テレNEWS
スシロー「生ビール半額」ポスター巡り謝罪…返金へ
2022/07/14 10:03 テレ朝news

 先月、ウニやカニなどの“おとり広告”が問題となった回転寿司チェーン「スシロー」に、再び批判が集まっています。

 きっかけは、SNSに投稿された画像です。

 「スシローで生ビール何杯飲んでも半額ってあったから、注文して会計が半額にされてなくて確認したら、これは予告であって今は実施していないとのこと…」

 店内に「何杯飲んでも生ビールジョッキ半額キャンペーン」のポスターが掲載されていましたが、まだキャンペーンが開始されておらず、半額にならなかったのです。

 画像を投稿した人:「(生ビール)2杯注文しました。これって半額にされてないんですか?と聞いたら、それは告知にすぎないので、割引はできませんと、はっきり言われました」

 ポスターをよく見ると、終了日は記載されていますが、開始日は書かれていません。

 これを受け、スシローを運営する「あきんどスシロー」は、30店舗で、始まっていないキャンペーンのポスターを張り出していたとして、公式サイトで謝罪しました。

 ポスターを見て、生ビールを注文した客には、店舗でレシートと引き換えに、1杯あたり差額の264円を返金するとしています。

(「グッド!モーニング」2022年7月14日放送分より)
参照元:スシロー「生ビール半額」ポスター巡り謝罪…返金へ
2022/07/14 10:03 テレ朝news
【独自】スシロー「生ビール半額」品切れ…現役バイト店員語る“相次ぐトラブル”原因
2022/7/21 14:17 テレ朝news

大手回転寿司チェーン「スシロー」で、またトラブルです。生ビール半額キャンペーンの期間中にもかかわらず、開店直後に「売り切れ」となって、注文できないという声が相次ぎました。なぜ、こうしたトラブルが続くのか。スシローのアルバイト店員に話を聞きました。

■“品切れ”客怒り「行かなかった」

 スシローの利用客:「テーブルに『何杯飲んでも半額』っていうのがあって。話題になっていた広告だとは思いました」

 13日から28日まで開催されている、スシローの「生ビール半額」キャンペーン。ホームページには「何杯飲んでも半額」と表記されているのですが…。

 撮影した利用客:「スシローのビール半額目当てできたのに、品切れって。じゃあ、来なかったわ」

 この店舗では、ビール半額のキャンペーンを知ってお店に入り、席に着いてからビールが品切れだと知らされたといいます。

 撮影した利用客:「彼氏に半額セールをやっているから、行こうと言われ、ビール目当てで行きました」

 席に着いて、早速タッチパネルで半額ビールを注文しようとした、その時でした。生ビールの所には「品切れ中」の文字があります。

 撮影した利用客:「入店した時も、何も言われていなくて…。彼氏が店員さんに聞いたら、『申し訳ありません』と言われました。無かったのを知ってたら、行かなかったです」

■11時の開店直後に「売り切れ」

 また別の店舗では、店の入り口には「完売」を知らせる紙が貼られていました。撮影した男性は、疑問に思ったといいます。

 撮影した来店客:「11時の開店時点で売り切れとは…」

 開店から10分後の11時10分だったといいます。

 撮影した来店客:「ああ、またこういうことするんだ。生鮮品ではないから、在庫管理も発注も、そこまで難しくないだろうし。ロシアの戦争も関係ないだろうに」

 今回の半額キャンペーンを巡っては、開始前からトラブルが相次いでいました。

 SNSから(12日投稿):「スシローで生ビール何杯飲んでも半額ってあったから、注文して会計が半額にされてなくて確認したら、これは予告であって、今は実施していないとのこと…」

 投降者がこのポスターを見て、生ビールを注文したのは、キャンペーンが始まる前日の12日でした。

 撮影した来店客:「(生ビール)2杯注文しました。これって半額にされてないんですか?と聞いたら、『それは告知にすぎないので、割引はできません』と、はっきり言われました」

 ポスターには終了日は記載されていますが、開始日は記載されていません。

 スシローでは49店舗で、ビール半額のポスターをキャンペーンが始まる前に張り出していたとして、公式サイトで謝罪。ポスターを見て、生ビールを注文した客には、店舗でレシートと引き換えに、差額を返金すると発表しました。

■消費者庁“おとり広告”措置命令

 スシローを巡っては、先月…。

 公正取引委員会:「消費者庁は、大阪府吹田市に本社を置く株式会社あきんどスシローに対しまして、景品表示法の規定に基づきまして、措置命令という行政処分を行いました」

 スシローでは、去年9月から12月にかけ、「濃厚うに包み」「3種盛」「かにづくし」など、この3商品が提供できない店があったにもかかわらず、テレビCMなどで期間限定のキャンペーンとして、大々的に宣伝をしていました。

 公正取引委員会によると、キャンペーン期間中、全国にあるおよそ600店舗のうち9割以上の店で、その商品が終日提供できない状態が、1日以上あったことが確認されています。

 公正取引委員会:「『表示通りにこれらの料理を提供していなかった』ということから、これらの表示が景品表示法で禁止されている、いわゆる“おとり広告”にあたるとされたものです」

 中には、キャンペーン初日から商品を販売していない店舗もあったといいます。

 あきんどスシロー(先月9日):「この度の措置命令を真摯に受け止め、再発防止に努めて参ります」

 スシローの運営会社は、予想を上回る売れ行きによって、在庫が不足したものの、CMなど告知の対応を変える認識ができていなかったとして、謝罪しました。

■またトラブル…17店舗で“品切れ”

 それからわずか1カ月、またもキャンペーンを巡るトラブルが起きました。

 あきんどスシロー:「実際に、こうしてご来店頂きながらも、ご注文ができなかった方へのおわびを申し上げると共に、まだこのキャンペーンは28日まで続けていく予定でございますので、品切れが起こらないように、最善を尽くして営業して参りたいと思っております」

 全国で少なくとも17店舗で、品切れとなったケースがあったとし、その理由については、「想定を上回る売り上げ」を挙げました。

 あきんどスシロー:「コロナ前、かつ同じ時期である夏に販売させて頂いていた、ビール半額キャンペーンの販売数をもとに、その時の倍以上の販売数量を計画しておりました。ただ、一日の販売数量が想定を上回ってしまい、一部店舗では一定の時間から閉店までのお時間完売となってしまった店舗もございました」

■現役店員語る 相次ぐトラブル原因は…

 度重なるトラブルは、なぜ起きたのでしょうか?

 スシローの現役のアルバイト店員に話を聞くことができました。

 スシロー・現役アルバイト店員:「(バイト仲間と)『問題起こりそうだね』って、ずっと話してて。実際問題になって、『あーやっぱそうだよね』って、話していた」

 取材に答えてくれたのは、東海地方の店舗に、1年半勤めている20代の女性アルバイトです。

 キャンペーンが始まる前日、今回の半額を知らせるポスターを店内に張る作業をしていた時に、異変を感じたといいます。

 スシロー・現役アルバイト店員:「ビール半額のやつは、13日からっていう記載が無くて。社員さんに聞いても『分からない』ってなって。社員さんがどこからか調べてきて、(始まるのは)『13日だよ』って言われたんですよ」

 アルバイトだけではなく、社員もキャンペーンについて、正確な情報を把握していなかったといいます。

 スシロー・現役アルバイト店員:「元々、限定品の用意されている数が少ないことは結構多くて。結構、早い時間帯に完売とか多いんですよ。『数量限定だから』って言われて、『きょうの分これだけだから、無くなったら教えて』みたいな感じで言われます。(本部と店舗で)ちゃんとした情報が共有できていないんだと思います」

 度重なるトラブルについて、20日に消費者庁の長官は、次のように話しました。

 消費者庁・新井ゆたか長官:「今回の半額キャンペーンについても、私共状況を注視しているところ。いずれにしても、消費者に対して誠実であることが、企業としての務めだと思っている。必要なことがあれば、厳正に対処していきたい」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年7月21日放送分より)
参照元:【独自】スシロー「生ビール半額」品切れ…現役バイト店員語る“相次ぐトラブル”原因
2022/7/21 14:17 テレ朝news
【スシロー】ウニやカニだけでなくビールまで品切れ「おとり広告」に「もやは企業体質」と批判の嵐
2022/7/21 15:53 FLASH

2022年6月に「おとり広告」問題で炎上した回転ずし大手「スシロー」が、またもや物議を醸している。

 7月21日、「スシロー」を運営するフード&ライフカンパニーズは、13日から実施している生ビール半額キャンペーンについて、一部の店舗で開始直後から生ビールが品切れとなり、客が注文できなくなっていたと明かした。

 通常価格528円の生ビールを半額で提供するキャンペーンを実施していたが、全国の少なくとも17の店舗で、7月13日~7月18日まで品切れに。「コロナ禍前の夏の生ビール需要実績を踏まえ、その2倍近くの量を準備したが、想定を上回る注文があった」と説明し、謝罪した。

「スシローはウニやカニの在庫が足りずに客に提供できないとわかっていながら、CMなどでキャンペーンを続けたことが『おとり広告』にあたるとして、2022年6月に消費者庁から再発防止を求める措置命令を受けています。

 さらに、ビール半額キャンペーンを実施する前に店内で告知し、ビールを飲んだ客が定価で請求されてトラブルにもなりました。

 回転ずし市場はファミリー層の需要を背景に10年以上成長を続けてきた人気商売。これだけトラブルが続けば、批判が出るのは当然です」(経済部記者)

 事実、ビール半額キャンペーン中の品切れが報道されると、ネット上には批判の渦が巻き起こった。

《これはもう企業体質がそうなのでしょうね。最初から売り切れを出す事を想定としたキャンペーン》

《居酒屋、ファミレス、焼肉屋勤務経験有りだけどビール欠品って経験無いな。故意的としか思えない》

《先日のウニ問題からまだいくらもたっていないのにまたこれかいと言いたいね》

《こういうことが繰り返し起こるというのはよほど常識のない企業か、故意かのどちらかだろう》

 スシローの運営会社は、「7月28日の期間終了まで欠品が起きないよう、最善を尽くす」とコメントした。失った信頼を取り戻すことはできるか。
参照元:【スシロー】ウニやカニだけでなくビールまで品切れ「おとり広告」に「もやは企業体質」と批判の嵐
2022/7/21 15:53 FLASH
『スシロー』が再び謝罪…“炎上トラブル”頻発も反省の色ナシ?
2022年07月13日 17時00分 まいじつ

今年6月に〝おとり広告〟問題で炎上した寿司チェーン『スシロー』に再び批判の嵐が吹き荒れている。

コトの発端は7月12日、ある「スシロー」利用客がツイッターに投稿した文章だった。ツイートと共にアップされていたのは「何杯飲んでも『生ビールジョッキ』半額」のポスター。

会計時、生ビールが半額になっていないことに気づいた客が指摘をしたところ、「フェアはまだ開始されていない」と店員が返答したという。

同ツイートは瞬く間に広がり、ネット上では

《もはや騙してるレベルじゃない。会社側がすぐ対応しないとこの前のほとんど売ってませんでしたを超えるマイナスダメージくらいそう》

《CMでは開始日も書いてあるのに、なぜ店のPOPには開始日が書いてない? 狙ってるんだよね?》

《マニュアルで「当日まで貼るな」とうたっていれば起きないトラブル。これは言い訳できないね》

《キャンペーンの終了日しか載ってないって悪質すぎる。おとり広告の前科がある以上まったく信用ないわ》

《企業としての危機感が足りないよね もう利用することはないです》

など、不満の声が相次いだ。

これを受け、「スシロー」は騒動を謝罪。公式サイトにて《本来キャンペーン開始日から掲出すべきところ、一部店舗にてキャンペーン開始前に店頭に掲出していたことが判明いたしました》と事実を認め、差額を返金するとの対応を示している。

『はま寿司』支持者が増加?

しかし、この件だけでなく、「スシロー」で現在提供されている「生うに」がメニュー掲載写真とひどく異なるとして、一部で炎上を招いている。

SNSの投稿を見てみると、確かにドロっと溶けたかのようなウニの写真が見受けられる。これに対し、6月におとり広告が問題になっていたこともあり、ネット上では《寄せ集めたようなウニ》《反省が足りない》との指摘が相次いでいる。

「『スシロー』はウニやカニが品薄だったにもかかわらず、昨年9月に『世界のうまいもん祭り』と題し、それらを使った商品を提供すると宣伝。しかし後々、店舗によっては、キャンペーン初日に訪れても商品はなかったという事実が発覚。その後もCMを流し続けるなどし、6月9日には景品表示法違反による再発防止の措置命令を受けていました。しかし、こうした店の信頼が失われる問題はパワハラが明るみに出た『くら寿司』でも起こっています。それによって、利用者は回転すし業界へのイメージがダウンしている模様。最近は、その中でもクリーンなイメージが強い『はま寿司』を支持する声が上がっていますね」(ネットニュースサイト記者)

事あるごとにブランドイメージを落としている「スシロー」。ここから信頼回復の策は生まれるのだろうか…。
参照元:『スシロー』が再び謝罪…“炎上トラブル”頻発も反省の色ナシ?
2022年07月13日 17時00分 まいじつ
「ひるおび」スシローの“おとり広告”猛批判の直後に、売切御免CM垂れ流し!
2022/6/13 11:08 アサ芸Biz

消費者の誤解を招くCMをさんざん批判していたものの、ちゃっかり問題となった企業のCMを垂れ流す局の姿勢に多くの視聴者が疑問を持ったようだ。

 売上業界1位の回転寿司チェーン「スシロー」が、「景品表示法違反」(おとり広告)で消費者庁から再発防止を求める措置命令を受けたのは6月9日。CMやポスターでお値打ち商品のキャンペーンを大々的にPRしながら、全国に展開する約600店舗のうち、実際には初日から“在庫切れ”になっていた店舗もあったという。問題となったのは「濃厚うに包み」(税込110円)、「うに3種盛り」(税込528円)、「豪華かにづくし」(税込858円)の3つ。これらを目当てに、開店時間に合わせて店舗に足を運んでも、すでに「売切御免」となっていたことから、消費者庁には多くの苦情が寄せられていたようだ。

   6月10日放送の「ひるおび」(TBS系)はこの問題を取り上げ、「陳謝 スシロー『おとり広告』措置命令受け謝罪」「慢心 スシロー『おとり広告』シェア1位の“おごり”か」といったテロップのもと、およそ40分にわたって専門家やコメンテーターが厳しい批判を繰り広げた。

   複数の店舗で商品の在庫が切れた状態でもCMをオンエアしていたことについて、コメンテーターの八代英輝弁護士は「(売れ行きや入荷の)読み間違えとか、そういうことは飲食に関してはまま起こることだと思うんですね。それは誰も責めていないんです。購入することができないのであれば、それを消費者に通知するべきですし、CMを打ってるんでしたらやめるべきですし」とコメント。さらに「それを目当てに来るお客さんに対して裏切ることになるからこれは問題視されてるわけです」と続けた。

 さらに批判の矛先は「広告動画」にも向けられる。「新物うに」のキャンペーンを伝える動画では、最後の約1秒で「販売状況により早期完売となる場合がございます」との表示が出ることについて、進行担当アナは「これに気付いた方は果たしてどれくらいいたのかな」と、その広告に疑問をぶつけていた。さらにコーナーの終盤では八代弁護士が「これだけの大きな企業が期間を銘打って、キャンペーンをやってるわけですから、そういう不確実な広告は許されないでしょ、というところが問われた」と見識を示した。だが、この直後にスシローのCMが流れる展開に、多くの視聴者が番組不信に陥ったようだ。テレビ誌ライターが振り返る。

「スシロー問題を扱っていた午後0時30分ごろ、スシローの『未来輝け 大創業祭』と銘打ったCMがオンエアされました。一日数量限定で販売される税込110円の『倍とろ』を猛プッシュ。『スシローぜ』『食べまくろうぜ』というフレーズとともに、まぐろのネタが次々と画面に映し出されましたが、『6月12日まで/売切御免』の文字が表示されたのは1秒間にも満たなかったように思えました。CMがあけても、専門家が『こういう売り方はダメ』などとスシローを猛批判していたのが印象的でした」

 視聴者に注意喚起するも、番組内でCMを垂れ流しては、やはり説得力に欠けるかもしれない。
参照元:「ひるおび」スシローの“おとり広告”猛批判の直後に、売切御免CM垂れ流し!
2022/6/13 11:08 アサ芸Biz

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