息子を刺した元農水次官について考察する - 欲望が満たされない苦しみから更に否定的なカルマを積み増す -



一昨日、元農水事務次官であった熊沢英昭氏が息子を刺し殺すというショッキングな事件が報じられている。


元農水次官、自宅で長男刺す 東京・練馬、容疑で逮捕 搬送先で死亡
株式会社 産経デジタル 2019/06/01 21:25

1日午後3時40分ごろ、東京都練馬区早宮の民家から「息子を刺し殺した」と110番通報があった。駆け付けた警察官が血を流している男性を発見。警視庁練馬署は殺人未遂容疑で、この家に住む元農林水産省事務次官で無職、熊沢英昭容疑者(76)を現行犯逮捕した。調べに「長男を刺したことは間違いない」と容疑を認めている。

 同署によると、男性は熊沢容疑者の長男で無職、英一郎さん(44)。搬送先の病院で死亡が確認された。同署は容疑を殺人に切り替え、トラブルの有無などを調べている。

 逮捕容疑は1日午後3時半ごろ、自宅で英一郎さんの胸など複数箇所を包丁で刺すなどし、殺害しようとしたとしている。

 熊沢容疑者は岐阜県出身で東大卒。昭和42年に農林省(現農水省)に入り、経済局長などを経て平成13年に事務次官に就任したが、牛海綿状脳症(BSE)問題の責任を問われる形で14年に退官した。その後、駐チェコ大使を務めた。

 現場は東京メトロ有楽町線平和台駅の南約650メートルの閑静な住宅街。熊沢容疑者は妻と英一郎さんの3人暮らしで、近所の男性(86)は妻と出掛ける姿をよく見掛けたといい、「10年ほど前に引っ越してきたと思うが、息子の姿は見たことがない」と驚いていた。


熊沢英昭氏のチャートを作成すると、00:00:01で作成しても23:59:59で作成しても月は天秤座であるため、チャンドララグナを天秤座に設定して、チャートを吟味することができる。




天秤座から見ると、5室(息子)支配の土星は8室(深い精神的苦悩)でラグナロードの金星とコンジャンクトし、火星からアスペクトされている。


また子供運を見る場合、木星をラグナとして見るが、木星からみた5室支配の金星が12室で、8室支配の土星とコンジャンクトし、6、11室支配の火星からアスペクトされている。


5室には火星が在住し、土星と相互アスペクトして2つの凶星の絡みが見られ、月ラグナから見ても、木星から見ても5室の支配星は、ドゥシュタナハウスに在住し、凶星からのアスペクトを受けている。


ラグナロードの金星が5室支配の土星と共に8室でコンジャンクトする配置は、息子と一心同体で離れられず、苦悩しており、それが人生のテーマであることを物語っている。


また木星から見た5室の支配星が12室に在住し、8室支配の土星と6室支配の火星と絡んでいる配置からは、息子が世間から隔離されていて隠されている配置である。




熊沢英昭氏の自宅



記事によれば、近所の男性(86)は妻と出掛ける姿をよく見掛けたといい、「10年ほど前に引っ越してきたと思うが、息子の姿は見たことがない」と驚いていたという。


この息子は、ドラクエなどのゲームを自宅でずっと行っているようなニートだったようである。


またtwitterで父親のキャリアを自慢げに語る投稿なども見られる。



月から見て11室支配で7室で高揚する太陽は、9室支配の水星とコンジャクトして、9-11のダナヨーガを7室で形成しているが、この配置は、国家公務員としての輝かしいキャリアを表わしている。


月から見た5室支配の土星や木星から見た5室支配の金星は、それらの水星や太陽とはほとんど絡んでいない。


但し、水星はバラニーに在住しており、支配星の金星が5室支配の土星と共に8室に在住している為、仕事にもこの絡みが影響したかもしれない。


例えば、これは、牛海綿状脳症(BSE)問題の責任を問われる形で14年に退官しているが、そうしたキャリア上の問題につながったと考えられる。


何故なら牡牛座に在住する金星と土星の絡みは、まさに牛肉の問題を表わすからである。



牛海綿状脳症(BSE)問題と、息子のニート問題というのは、熊沢英昭氏のチャートにおいて、同じ金星と土星の絡みが表すカルマとして現れている。


ダシャーが土星や金星、火星、月、ケートゥのダシャーの時には常にこの息子の問題が影響したと考えられる。


息子を表わす5室とは、前世の功徳を表わすハウスであるが、前世の不徳の表れとしての5室の苦悩を息子を殺害することで終わらせたということである。


8室や12室などのモクシャ(解脱)ハウスは、困難な人生を通して、カルマ(因縁)を解消するハウスである。


その不幸な状況自体が、浄化のプロセスなのである。


従って、家でゲームしか出来ず、職に就いてまともな社会生活を送れない息子と一心同体で、その息子から逃れられず、面倒を見続けるという人生こそが、浄化のプロセスなのだと考えられる。



但し、このモクシャハウス(解脱:4、8、12室)にトリシャダヤハウス(欲望、怒り、貪り:3、6、11室)が絡んでくる場合、欲望の苦しみ(欲望がかなえられない苦しみ)が更なるカルマを積み増してしまう絡みである。



この金星と土星の絡みには、火星がアスペクトしており、火星は6室の表示体である為、トリシャダヤハウスの絡みであると考えることが出来る。


また木星から見た場合でも5室支配の金星が8室支配の土星と12室でコンジャンクトした状態で、6、11室支配のトリシャダヤハウスを支配する火星がアスペクトしている。



従って、熊沢英昭氏は、息子の面倒を見ることで、モクシャの人生を歩んで来ていたのだが、ここに来て、更なるカルマを積み増したと考えられる。


そこには息子が自分の理想通りにまともな社会人として適応してくれないことに対する絶望や悲嘆があったかもしれない。


あるいは、このまま自分たち両親が年老いて亡くなっていく場合にこの息子は一人で生きていくことが出来ない。


それならば親である自分が息子を殺すしかないとの絶望に近い結論、あるいは、閉ざされた思考、早急な決断などがあったと思われる。


ネット上の意見を見ていると、「自分が老いて死んでいく場合に息子は一人で生きていけないので息子を殺したのではないか」といった分析をしている方がいるようである。



息子の人生を完全に支配している自分が死んでいく場合に自分が面倒を見れないなら息子は生きていけないので殺すしかないという発想は、社会が息子の面倒を見てくれるという可能性を全く考えておらず、息子自身が何とか自分で生きていく可能性も一切、考えにない。


絶望に近い閉ざされた思考である。



トリシャダヤハウスの3室は食欲、性欲、睡眠欲などの低次の肉体的欲求を意味しており、6室は怒りのハウスであるというが、これは主に人間関係の欲望である。

人は相手が自分の期待通りに振る舞ってくれないと怒るのである。人間関係に伴う感情が絡む欲望である。



11室は貪りのハウスであるが、自分が既に十分に持っているのに更に欲しがる欲望である。


例えば、富を持っているのに更に富を欲しがる、名誉を持っているのに更により高位の肩書きや称号を欲しがるといった欲望である。


11室は、競争心を剥き出しにして成功を追い求めるのであり、その過程で、全く弱者などに対する思いやりや同情といったものは完全に無視される。



これらの3、6、11室を支配する惑星が機能的凶星となるのは、これらの欲望(欲望、怒り、貪り)は、決して満たされることがないからである。


だから、これらのハウスの支配星の時期には苦しみが生じるのである。


仏陀が苦しみがあるのは欲望があるからで欲望を捨てれば苦しみはなくなるといったのは、そういうことである。


欲望は決して満たされることがないため、欲望があると苦しみが生じる。



熊沢英昭氏の場合、息子の面倒を見ることで、モクシャの人生を歩んで来たのだが、やはり、自分の期待通りにまともな社会人として適応してくれないことに対する絶望や怒りがあったと思われる。


近所の男性が、「10年ほど前に引っ越してきたと思うが、息子の姿は見たことがない」と語っているのは、ある意味、息子のことを部屋に隔離して、人に見せないようにして来たとも言えるのである。


息子がニートで社会参加できないことをあってはならないこと、恥ずかしいこと、世間に隠さなければならないことと考えて来たかもしれない。


それは現状のありのままの息子、その息子がいることの社会の評価というものを受け入れられない、認めることが出来ないことを意味しており、私の息子は、こうでなければならないとする理想の息子像を追い求める欲求である。


そして、それが満たされないため、苦悩が生じるのである。




息子に受験勉強を強いる親などにもよく現れる欲望で、理想の息子像を追い求める欲求は、実は、息子を通して、自分の名誉欲を満たし、世間からの評価を得たいという自己中心的な欲求なのである。



そうした名誉欲、世間体を追い求める欲望が満たされない時、大きな挫折感につながり、理想通りに振る舞わない人物(息子)への怒りや暴力となって現れるのである。






現在、トランジットの土星が射手座で逆行し、木星は蠍座で逆行しているが、木星と土星のダブルトランジットが、この熊沢英昭氏の8室に在住して火星からアスペクトを受ける5室の支配星に生じている。



従って、息子と一心同体で離れられない束縛の中で、理想の息子と食い違っている現状の息子に対する絶望、怒りが噴出したと思われる。



8室は深い精神的苦悩のハウスである為、息子と鎖でつながれた密着した束縛の中でのどうしようもない行き詰まり感、絶望感の中での犯行である。


(この文章を書いている途中で、その後、息子が日常的に家庭内で暴力を振るっていたことや、息子が近所の「小学校の運動会の音がうるさい」と言うのを注意し、関係者に迷惑をかけたくないから殺害したといった事実関係が出てきているが本質的には変わらないと思われる)




然し、その犯行によって更なるカルマを積み増した時、そこにはやはり、トリシャダヤハウスの欲望が関係していたのである。



ラグナロードが5室の支配星と共に8室に在住し、6室の表示体としての火星からアスペクトされる配置、そして、木星から見た5室の支配星が8室の支配星と共に12室に在住し、6、11室支配の火星がアスペクトしている配置の中に現れており、犯行には特に火星が大きな役割を果たしたと考えられる。



8室や12室などのモクシャハウスが強調されている人は、束縛や損失、隠遁的な不幸で困難な状況を通して、カルマの解消(浄化、解脱)を行なっている場合が多いと思われるが、その際にいかにトリシャダヤハウスの関与を抑えて、更なるカルマを積み増すことを避けることが出来るかがポイントである。



しばしば聖者のホロスコープには通常の一般人に適用されるような占星術の法則が働かないと言われているが、私の考えでは、それは、聖者のホロスコープの場合、欲望がないため、3、6、11室の欲望のハウスが、通常の一般人のように凶意をもたらさないからではないかと考えている。



長い人生経験と苦闘の末に聖者は、食欲、性欲、睡眠欲に振り回されず、他人に対する期待とそれが満たされないことから来る怒りからも自由である。


そして、世間体や評価や名誉を求める欲求、成功への甘い誘惑とそれを追求して得られなかった場合の落胆、成功を掴んだ場合のそれに対する執着や束縛といったものも味わい尽くして、それらからも自由になった聖者にとって、トリシャダヤハウスの3、6、11室が、敏感な中立ハウスである8、12室に絡んで、8、12室がドゥシュタナハウスとしての最悪の機能的凶星として働くといったパラシャラが規定する法則からも自由なのではないかと思われる。



それで、聖者は欲望の苦しみからカルマを積み増すことはなく、カルマを全て焼却して、浄化し尽くした為に聖者になったのである。



従って、3、6、11室のトリシャダヤハウスとしての働きを弱めるために瞑想や奉仕などの霊的実践を行なう必要があると言える。



そうすれば、欲望が満たされない苦しみの為に更にカルマを積み増すという悪いサイクルから逃れられると考えられる。



(参考:2010/11/10 開運のための理論-『バガヴァッドギータの世界』より-)





(参考資料)



元農水次官「迷惑かけたくないと思った」 長男殺害容疑
2019年6月2日20時16分 朝日新聞DIGITAL

元農林水産事務次官の熊沢英昭容疑者(76)が東京都練馬区の自宅で長男(44)を殺害したとされる事件で、熊沢容疑者が警視庁の調べに対し、「長男は引きこもりがちで、家庭内で暴力を振るうこともあった」という趣旨の供述をしていることが同庁への取材でわかった。「周囲に迷惑をかけたくないと思った」とも話しているという。

事件前には「小学校の運動会の音がうるさい」と言う長男を注意した、と説明していることも判明。当日は朝から隣接する区立小で運動会が開かれていた。同庁は事件に至る経緯を詳しく調べている。

 練馬署によると、熊沢容疑者は1日午後3時半ごろ、自宅で長男の無職英一郎さんの胸などを包丁で複数回刺したとして、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。英一郎さんは搬送先の病院で死亡が確認された。一家はこの2人と熊沢容疑者の妻の3人暮らし。妻は当時不在だったという。

 近所の住民たちは「息子さんがいるなんて知らなかった」と口をそろえた。女性の一人は「数年前に熊沢容疑者の奥さんと会ったとき、『娘を迎えに行く』と言っていた。娘さんがいて、今は夫婦2人暮らしだと思っていた」と話した。
参照元:元農水次官「迷惑かけたくないと思った」 長男殺害容疑
2019年6月2日20時16分 朝日新聞DIGITAL

元農水事務次官が刺殺した“引きこもり長男”の目を疑うツイート
2019/6/2 まぐまぐ編集部 MAG2NEWS

1日午後3時半ごろ、東京・練馬区早宮4丁目の住宅から、元農林水産相事務次官の熊澤英昭容疑者(76)が「息子を刺した」と警視庁に通報した。警官が駆けつけたところ、1階の和室の布団の上で、長男の無職・熊澤英一郎さん(44)が包丁で胸など複数箇所を刺されてあおむけの状態で倒れており、その後、搬送先の病院で死亡した。警察は、容疑を殺人に切り替えて、逮捕した熊澤英昭容疑者から詳しい経緯について聴取している。また、その後の調べで、事件の直前、隣の小学校の運動会の音がうるさいと腹を立てていた長男を父親がたしなめたことで口論になったと判明。週刊文春オンラインなどによると事件当日、隣の小学校では運動会が催されていたという。

新聞やテレビの報道によると、長男は家庭内で日常的に暴力をふるっていたという。熊澤容疑者は、家族に対して「身の危険を感じる」などと話すこともあったという。

また、NHKが報じたところによると、捜査関係者からの話として、長男は以前、都内の別の場所に住んでいたが、ごみ出しなどをめぐって近隣住民とトラブルになっていたという。その後、長男は実家に戻り、両親と同居していたとしている。同居後は引きこもりがちだったが、数カ月に一回程度、父親である熊澤容疑者と同じ理髪店で散髪をしていたという。長男は同理髪店に昨年から訪れていないことも判明している。

農林水産省元事務次官の熊澤容疑者は、東京大学法学部を卒業後、昭和42年(1967)に旧農林省に入り、畜産局長や経済局長を経て平成13年(2001)から14年(2002)まで事務方トップの事務次官を務めていたエリート。BSE(牛海綿状脳症)問題の対応にあたり、責任をとる形で、2002年1月に辞任した。また、平成17年(2005)から20年(2008)までチェコ大使も務めていたという。

調べに対し、「長男を包丁で刺したことは間違いない」と供述しているという。熊澤容疑者は妻と長男と3人暮らし。

事件翌日の現場を独自取材

MAG2 NEWSは、事件翌日の現場を独自に取材。朝6時すぎの現場付近は、住宅と住宅の間に畑が広がるのどかな雰囲気で、周辺では「野焼き」のような焦げ臭い匂いが漂い、静けさに包まれていた。

時折、近所を散歩する住民が規制線の貼られている理由を警察に尋ね、事件があったことを初めて知り驚く様子なども見られた。

近所に住む男性は「とても真面目な人だった、まさかあんな事件を起こすとは」と大変驚いた様子で警察官に話しかけていた。現場は、朝6時過ぎから週刊誌の記者やテレビ局などのマスコミ関係者が住民にコメントを求める光景、警察関係者などが出入りする様子などが見られた。

殺害された長男のTwitterアカウントが特定される

ネットなどでは、「殺害された英一郎さんはネットゲーム界で有名だった」などの情報も飛び交い、長男と思われるTwitterアカウントとなども特定されている。本名も公表していたSNSによると、オンラインゲームの「ドラゴンクエスト」を連日プレイしていたことがわかっている。

最後にツイートしたのは、殺害される数時間前と見られているが、ネット上ではこの投稿について「意味深だ」「誰も一人では生きられない、とは皮肉だな」などのコメントが投稿されている。また、過去には、両親に対して恨みを抱いていたとも取れる「愚母を殺したい」などのツイートを複数回投稿していた。

長男は無職で、近所の人にもその存在が知られていなかったことから「引きこもり」だったと見られ、熊澤容疑者が「引きこもり」の長男から家庭内暴力を受けていたことも殺害の背景にあるとみて捜査しているという。
参照元:元農水事務次官が刺殺した“引きこもり長男”の目を疑うツイート
2019/6/2 まぐまぐ編集部 MAG2NEWS

「長男が家庭内暴力」 逮捕の元農水事務次官
2019.6.2 14:48 産経新聞

東京都練馬区早宮の自宅で長男の胸などを包丁で刺したとして、元農林水産省事務次官の無職、熊沢英昭容疑者(76)が警視庁練馬署に殺人未遂容疑で現行犯逮捕された事件で、熊沢容疑者が死亡した長男の英一郎さん(44)について「家庭内暴力があった」と供述していることが2日、捜査関係者への取材で分かった。同署は事件直前に2人の間で何らかのトラブルがあったとみて、詳しい経緯を調べている。

 関係者によると、英一郎さんは事件当日、近所の小学校で行われていた運動会の音に文句を言って、熊沢容疑者と口論になっていたとされる。熊沢容疑者は「周囲に迷惑をかけるといけないと思った」との趣旨の供述もしており、同署は事件との関係を調べる。

 同署によると、英一郎さんは室内の布団の上にあおむけの状態で倒れており、布団には大量の血痕が付着していた。周囲に引きずったような痕はなく、同署は熊沢容疑者が布団の上で英一郎さんを刺したとみて、容疑を殺人に切り替えて捜査している。

 熊沢容疑者は妻と英一郎さんとの3人暮らしで、事件当時妻は不在だった。調べに「息子は引きこもりがちだった」などと話しているという。

 英一郎さんのものとみられるツイッターのアカウントには、オンラインゲームに関する書き込みが連日のように投稿され、元事務次官の息子であることを示す内容もあった。
参照元:「長男が家庭内暴力」 逮捕の元農水事務次官
2019.6.2 14:48 産経新聞

死亡長男、傷は十数カ所 元農水次官強い殺意か
2019.6.3 08:51 産経新聞

自宅で長男を包丁で刺したとして殺人未遂の疑いで元農林水産事務次官の熊沢英昭容疑者(76)=東京都練馬区=が逮捕された事件で、死亡した長男の無職、英一郎さん(44)の遺体の傷が十数カ所に上ることが3日、捜査関係者への取材で分かった。

 傷は胸や腹など上半身に集中していた。警視庁練馬署は、強い殺意があったとみて当時の状況や動機を調べている。練馬署は同日、熊沢容疑者を送検した。

 捜査関係者によると、熊沢容疑者は「(英一郎さんが)引きこもりがちで家庭内暴力もあった」と説明。「周囲に迷惑を掛けるといけないと思った」との趣旨の供述もしている。練馬署は、長年にわたり家族間にトラブルがあったとみている。
参照元:死亡長男、傷は十数カ所 元農水次官強い殺意か
2019.6.3 08:51 産経新聞

元農水次官の長男、傷は十数カ所 上半身に集中、強い殺意か
2019年6月3日 8時46分 秋田魁新報社

 自宅で長男を包丁で刺したとして殺人未遂の疑いで元農林水産事務次官の熊沢英昭容疑者(76)=東京都練馬区=が逮捕された事件で、死亡した長男英一郎さん(44)の傷が十数カ所に上ることが3日、捜査関係者への取材で分かった。胸や腹など上半身に集中していたほか、自宅で殺意をほのめかすメモも見つかり、警視庁練馬署は強い殺意があったとみて当時の状況や動機を捜査。熊沢容疑者を同日送検した。

 捜査関係者によると、英一郎さんは10年以上前から都内の別の場所に住んでいたが、本人の希望で5月下旬から実家に戻っていた。別居中にはごみ出しを巡り近隣住民ともめることもあったという。
参照元:元農水次官の長男、傷は十数カ所 上半身に集中、強い殺意か
2019年6月3日 8時46分 秋田魁新報社

逮捕の元事務次官の男「身の危険を感じる」
2019年6月2日 19時8分 日テレNEWS24

1日、東京・練馬区で44歳の息子が包丁で刺されて死亡し、農林水産省の元事務次官の父親が逮捕された事件で、父親が息子から日常的に暴力を受けていたとみられることがわかった。「身の危険を感じる」などと話すこともあったという。

この事件は、1日午後、東京・練馬区の住宅で熊沢英一郎さんが胸などを包丁で刺されて死亡し、父親で農林水産省の元事務次官・熊沢英昭容疑者が殺人未遂の疑いで逮捕されたもの。警視庁の調べに対し、熊沢容疑者は容疑を認めているという。

近所の人「(1週間前に会ったときは)普通だよ、おかしいところは全然ない。息子の話は一切しなかった」

近所の人「本当に穏やかで、すてきなご夫婦だなと」「(Q長男の存在はご存じなかった?)私は全く(知らなかった)」

その後の捜査関係者への取材で、熊沢容疑者が息子の英一郎さんから日常的に暴力を受けていたとみられることがわかった。

熊沢容疑者は、家族に対して「身の危険を感じる」などと話すこともあったという。

英一郎さんは無職で、警視庁は家族間のトラブルがあったとみて容疑を殺人に切り替えて調べる方針。
参照元:逮捕の元事務次官の男「身の危険を感じる」
2019年6月2日 19時8分 日テレNEWS24

元農水事務次官“御曹子殺人” 「運動会の音がうるさい」と口論 殺された44歳“引きこもり息子”の素顔 - 「週刊文春」
編集部 文春オンライン2019年06月02日 13:15

「昨日は、隣の小学校で運動会が行われていたので、そんなことが起きていたなんて、まったく気付きませんでした。いきなりパトカーや救急車が何台も来て、騒然となっていた。私のところにも夕方4時くらいに警察が来て、いろいろ聞かれて。特にお父さんと息子さんの関係について聞かれました」(近隣住民)

6月1日(土)の夕方、東京・練馬区の住宅街で元農水事務次官の熊澤英昭容疑者(76)が、同居する息子の熊澤英一郎さん(44・無職)を刺殺。川崎市・登戸の小学生児童ら連続殺傷事件を起こした岩崎隆一容疑者(51・死亡)が長期にわたって就労しない”引きこもり傾向”にあったことが改めて社会的に議論となる中、一報は飛び込んできた。

 熊澤容疑者は東大法学部を卒業後、1967年に旧農林省入省。畜産局長や経済局長を経て、2001年からは事務方トップの事務次官を務めた。BSE(牛海綿状脳症)問題の対応にあたり、記者会見では汗をふきながら質問に答えていたが、結局、このBSE問題の責任をとる形で、2002年1月に辞任。退官後は2005年から2008年にかけてチェコ大使を務めた。

「熊澤さんのことは農水次官で偉かったこともあり、『先生』と呼んでいました。先生は自分の家の前を通るのでよく挨拶していた。奥さんと2人で年中いっしょにいて、仲はよさそうだったけれど、息子の悩みはもとより、息子がいるとは知らなかった。先週もお会いしましたが、家庭内で悩んでいる様子は見えませんでした」(別の近隣住民)

「周囲に迷惑をかけてはいけなかった」と熊澤容疑者は供述

 一家が引っ越してきたのは十数年前だが、不動産関係者は「今度すごい人が来ますよ!」と近隣に触れ回っていたという。最近でも黒塗りの車が自宅前に迎えに来るのが目撃されていた。熊澤容疑者は背広を着て、車に乗り込んでいたという。

「年に1回、秋くらいに同期会をやっていて、お酒を飲んだりしていたが、家庭の話は一切することはなかった。息子や娘がいることは知っているが、詳しくは聞いたことがない。(熊澤容疑者)本人はとても真面目な人間です」(元農水省の同期官僚)

 だが、熊澤容疑者が抱える家庭内でのストレスは暴発寸前だった。捜査関係者が話す。

「熊澤容疑者は息子の家庭内暴力のことでかなり精神的に参っていたようです。周囲や官僚仲間にも息子の引きこもりについての相談をしていました。

 この日も小学校の運動会がうるさくて、そのことが原因で口論に発展。日頃から家庭内に暴力を振るっていたが、熊澤容疑者は『周囲に迷惑をかけてはいけなかった』と話しています」

連日ゲームをやり続けていた息子

 殺された息子の英一郎さんは、ネットで本名の「熊澤英一郎」を名乗り、ゲーム「ドラゴンクエスト」についてのツイートをしていた形跡が残っている。また、SNSには本人と思しき人物による、こんな書き込みも残されていた。

〈あの本名、熊澤英一郎と申しまして元事務次官の愚息であります。凄い人でしょ?w 国家レベルの人なんですw〉

 SNSやウェブ上には、連日ゲームをやり続けていた形跡が残されている。近隣では生前の英一郎さんを見たという人が一人だけいた。

「私がここに住むようになって何年も経つけれど、一度しか息子さんを見ていない。3年前の昼間で、白いTシャツ姿。今風の長めのマッシュルームカットだった。あいさつなどもなく、ムスッとした様子でした。

 お父さんは朝からウォーキングしたり、お母さんもお花に水やりしたり、とてもやさしそうな、感じのいいご夫婦でしたが……」(別の近隣住民)

 熊澤容疑者は明日6月3日、送検される。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年6月6日号)
参照元:元農水事務次官“御曹子殺人” 「運動会の音がうるさい」と口論 殺された44歳“引きこもり息子”の素顔 - 「週刊文春」
編集部 文春オンライン2019年06月02日 13:15





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