木星が2016年8月12日に乙女座に入室したタイミングの出来事であることから、やはりヒラリークリントンは、双子座ラグナで正しそうである。
双子座ラグナであれば、乙女座の木星と蠍座の土星が8室と12室にダブルトランジットすることで、物事の停滞や中断(8室)、そして、入院、休息(12室)などを表すからである。
私はそんなことから以前から木星が乙女座に入室する効果を発揮し始める2016年の6月頃からヒラリークリントンの選挙活動に問題が生じると考えていた。
ヒラリークリントン出馬について その2
それは病気であるとは考えていなかったが、明らかに何かヒラリークリントンに失速が生じるのではないかと考えていた。
例えば、支持率が急速に落ち込むとか、そうした形で現れると考えていた。
然し、それは健康問題という形で、否応なく、物理的に現れたようである。
このことで、ヒラリークリントンが大統領に適任かどうかについての疑問符が付きつけられたのである。
これはヒラリークリントンにとって大きなダメージである。
以前の記事を抜粋するが、私はヒラリークリントンは、11月頃には大統領選から撤退するのではないかと考えた。
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私の予想としては、彼女は11月以降に大統領選から離脱して、その代わりに大学教授とか法律家に戻るのではないかと思うのである。
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ヒラリークリントンは現在、土星が10室支配の木星の上を通過して、木星が乙女座から10室にアスペクトしているため、10室にもダブルトランジットが生じている。
従って、現在、10室と8室と12室にダブルトランジットが生じている訳である。
これは非常に大舞台で活動し、非常に注目されるものの、そこに8室と12室の象意が付随することを表している。
従って、突然の病気、またその病名もパーキンソン氏病など、非常に原因の分からない難病の懸念が生じているのである。
これは8室の象意である。
また12室は休息や入院、撤退を表している。
ヒラリークリントンは、9月11日の同時多発テロの追悼セレモニーで倒れて搬送された。

従って、こうしたヒラリークリントンの状況を見ると明らかに双子座ラグナで間違いないことが分かる。
そうすると、ヒラリークリントンが現在、深刻な健康上の問題を抱えていることは、ダシャーを見ても分かるのである。
例えば、ヒラリークリントンは現在、月/木星期であるが、月は2室支配のマラカである。
月は蟹座に在住する土星と火星のディスポジターとなっており、これらの凶星の影響も受けている。
アンタルダシャーの木星も7室支配のマラカであり、病気の6室に在住して、ケートゥと接合している。
このアンタルダシャーの木星に対して、現在、土星がトランジットしている。
従って、ヒラリークリントンは現在、ハードワークで健康を害するような負荷がかかっている。
ヒラリークリントンのナヴァムシャを見ても、月は中断の8室を支配し、ラグナロードの木星は10室に在住はしているものの、2、3室支配のマラカからアスペクトされている。
従って、木星は土星から傷付けられており、また土星は8室の表示体である。
この木星は大統領に勝利するというよりもむしろ、大統領選から撤退するなどの中断を表しているはずである。
土星が10室に絡むと、仕事が中断したり、頓挫したりするからである。
従って、ヒラリークリントンのアンタル木星期はあまり良いとは言えない。
一方で、ドナルド・トランプは、ヒラリークリントンの病状に配慮して、それを攻撃の材料にはしなかった。
トランプ氏、肺炎のクリントン氏に意外な配慮 職員に批判自粛令
2016年9月13日 5時23分 AFPBB News 【AFP=時事】米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は12日、肺炎と診断されたライバルの民主党候補ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官の回復を願うと表明した。クリントン氏は11日、米同時多発攻撃から15年を迎えニューヨーク(New York)で開かれた犠牲者追悼式典に出席したものの、体調を崩して途中で退席。クリントン陣営はその後、同氏が肺炎と診断されたと発表し、カリフォルニア(California)州で12、13両日に予定していた遊説を中止していた。これについてトランプ氏が出した最初のコメントは、同氏らしからぬ控えめな内容だった。FOXニュース(Fox News)との電話インタビューに応じた同氏は、「何かあるようだが、私はただ、彼女が回復して選挙戦に復帰し、(今月26日の)討論会に臨むことを望んでいる」と表明。同時に、自身の健康記録の詳細を近く公開する方針を明らかにした。CNNとブルームバーグ(Bloomberg)の報道によると、トランプ陣営の職員らは、クリントン氏の病状に配慮し、この件に関するソーシャルメディア上の投稿を控えるよう指示を受けているという。対立候補に対する容赦ない個人攻撃で知られるトランプ氏はここ数週間、68歳のクリントン氏が一国を主導していく上での適性にも関わる深刻な健康問題を抱えていると吹聴していた。インターネット上には、クリントン氏が脳腫瘍やパーキンソン病、認知症を患っているのでは、という根拠のないうわさが出回っている。これに対しクリントン氏の側近の一人は12日、同氏には肺炎以外に患っている病気はなく、今週半ばにも選挙戦に復帰できる見通しだと述べた。 |
ドナルド・トランプは、2016年11月14日からマハダシャー木星期に入るのである。
この頃からおそらく、ドナルド・トランプは急速に今までの偏狭で右翼的な発言を急速にリベラルで、左寄りに転換していくことだろう。
全く別人のように振る舞い出すに違いないのである。
それこそが、マハダシャーラーフ期からマハダシャー木星期への変化である。
そのことによって、これまで、反ドナルドトランプキャンペーンを貼っていた人々の共感も得られるようになっていくのである。
ドナルド・トランプのナヴァムシャの木星は、10室の支配星で、ラグナロードの水星と相互アスペクトしており、1-10のラージャヨーガを形成している。
これが大統領選で勝利することの出来る配置である。
まず、何よりもヒラリーのマハダシャーやアンタルダシャーよりも圧倒的に強いことがこの配置に現われている。
そして、ドナルド・トランプは、マハダシャーの木星から見た10室と11室が非常に強いことに注目しなければならない。
これは高い地位に就き、キャリア上のピークを迎える人間にとっての重要な配置である。
ヒラリークリントンには全くそれが見られない。
ヒラリークリントンの場合、アンタルダシャーの木星から見て12室に惑星が集中しているが、今回のような式典を途中で、早退するような事態を暗示していると考えられる。
再びドナルド・トランプの大統領就任を予測する
従って、私が前から予想していたとおり、ヒラリークリントンの失速が始まったようである。
木星が乙女座に入室したら、ヒラリークリントンの失速が始まると以前の記事にはっきりと書いてきた。
特に今回のドナルド・トランプの当選は、まず、ヒラリークリントンが当選できないという推測から導き出されたものである。
ニュース記事によると、ヒラリークリントンの病状は深刻な状況を呈しており、パーキンソン氏病などの難病も懸念されるのである。
スキャンダルにまみれた、病で倒れた
という事実は
10室に在住する月が
土星のナクシャトラに在住していることが関係している気がします。