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アリーナ・カバエワ -プーチンの愛人-

2022 7/14


新体操でオリンピックの金メダリストでもあるアリーナ・カバエワがプーチンの愛人だという話は、以前から報じられて来た。


アストロデータバンクによれば、カバエワは、1983年5月12日 11:30 ウズベキスタン・タシュケントの生まれで、Rodden Ratingが、AA(ダブルエー)で信頼できるデータである。

早速、チャートを作成してみると、ラグナは蟹座プシュヤで、ヴァルゴッタマである。





出生図でもナヴァムシャでも9室支配の木星が5室の蠍座に在住しており、プーチンのラグナは蠍座である為、9室支配の木星とはプーチンの表示体である。


『大統領の忠実な部下』を自認するカバエワは、文字通りの意味で、プーチンの弟子であり、愛人関係の前に良好な師弟関係を築いていると言える。


ナヴァムシャを見ると、7、8室支配の土星が蠍座5室に在住しており、師匠が蠍座の人物であるというだけでなく、パートナーも蠍座の人物であることを意味している。


またその7室の支配星は、土星であり、自分よりも年配の男性であり、土星は8室の支配星でもあるが、そこに9室支配の木星がコンジャンクトすることによって、この師匠から生活を支えてもらうことになる。


チャートからは、カバエワの相手がプーチンであることは非常によく理解できる。


2008年にロシアのタブロイド紙がカバエワとプーチンの交際について報じており、その時は、月/金星期辺りで、マハダシャー火星期の直前である。


2009年の月/金星期にスイスで、男子を出産しており、2015年の火星/金星期の辺りに双子の娘を出産している。


いずれもプーチンとの子供であると噂されている。


実際、火星期に入ると、火星はナヴァムシャの7室で高揚しており、7、8室支配の蠍座の土星と星座交換している為、火星期にプーチンとの関係が深まり、その子供が誕生したことを物語っている。


5室と7室の星座交換は、恋愛結婚を意味している。







カバエワの隣に並んだプーチンの写真からは、恋愛感情の熱度が伝わってくる。


土星は年配の男性を意味し、火星は血の気の多い男性、軍人、警察などを意味しており、KGBでならしてきたプーチンの人物象と一致する。



やはり、火星期にプーチンと事実婚の状態になり、子供が誕生したというのはチャートから見て、自然である。



このカバエワは、ロシアによるウクライナ侵攻以降、4人の子どもとスイスに潜伏していると報じられている。


現在、ラーフ/木星期であるが、2017年5月頃からマハダシャーラーフ期に移行している。



ラーフは外国を意味して、海外を表わす12室に在住し、住まいを表わす4室支配の金星とコンジャンクトしている。







ナヴァムシャでもラーフは住まいの4室に在住し、ディスポジターの4室支配の金星は、12室支配の水星とコンジャンクトしており、やはり、海外に住まいを得て、居住していることを示す配置が見られる。


あるいは、プーチンの家族として、シベリアのアルタイ山脈に位置する核シェルターに匿われていると報道されており、その場合であっても海外に居住するという象意がよく現れている。


この辺りは、ダシャーに非常に分かりやすく出ている。


ロシア・ベラルーシ・ウクライナの市民によりスイスからロシアへの強制送還を求める署名運動や五輪メダルの剥奪を求める署名運動が起こっており、イギリスやEUからは、資産凍結など制裁対象のリストに加えられているというが、それは、4室支配の金星がラーフ/ケートゥ軸とコンジャンクトし、逆行の土星からアスペクトされて傷つけられている為である。


土星は8室の支配星で中断を意味しており、住まいの不安定を表わし、4室に在住することで、居場所を転々としなければならないことを意味している。


おそらくそのようにスイスで反対運動が起こったのでは、安心して住み続けることは出来ないと思われる。



今は、ラーフ/木星期だが、2022年6月29日からラーフ/土星期に移行すると、8室支配の土星が4室に在住し、4室の支配星にアスペクトしている為、引っ越しを余儀なくされると思われる。


これまで永世中立国としての姿勢を貫いてきたスイスも西側への支持を明確にしており、ウクライナ情勢がロシアにとって厳しいものになるにつれ、制裁対象となっているカバエワもスイスにも住みにくくなると考えられる。



因みに最初の子供が誕生したのは、2009年の月/金星期で、2番目の双子の娘が誕生した時は、2015年の火星/金星期辺りだったが、いずれもアンタルダシャーが金星期の付近であり、サプタムシャを見ると、金星は、5室の支配星で表示体の木星とコンジャンクトしており、出産を表わしている。



カバエワは、10室に太陽が在住し、月から見た10室の支配星と太陽が相互アスペクトしている。


その為か新体操選手として引退した後は、プーチンの口利きもあったのか、政治家に転身している。







10室在住する高揚する太陽に対して、7、8室支配で高揚する土星がアスペクトしている辺りは、プーチンの口利きで、政治家になれたことを意味している。



因みにカバエワは月や太陽が牡羊座に在住している為、プーチンのチャートでは、5室支配の木星やナヴァムシャでも5室支配の月が牡羊座に在住している為、プーチンにとって、カバエワは、弟子か子供のような存在であることを物語っている。





プーチンのチャートでは、出生図では7室支配の金星は12室で天秤座に在住し、ナヴァムシャでも7室支配の水星が8室で天秤座に在住している。







パートナーの象意として、天秤座が強調されている為、天秤座がラグナだったり、天秤座に月が在住するような相手がいるはずである。


それは、最初の妻であるリュミドラ・プーチナや、あるいは、他にそうした相手がいるのかもしれない。


7室支配の金星は12室に在住しているため、あくまでも隠された存在で、表に出てこない。



因みにカバエワは現在、トランジットの土星が8室の水瓶座を通過して、10室にアスペクトしているが、そこには財産を表わす2室の支配星が在住している。


従って、アメリカやイギリスやEUなど西側諸国が、資産凍結など、カバエワに制裁を加えているのは、こうした配置が関係していると思われる。


まもなく、2022年6月29日からラーフ/土星期に移行していくが、アンタルダシャーロードの土星が8室を通過して、2室支配の太陽にアスペクトし、また10室に影響を及ぼす為、資産凍結の効果が表れて、カバエワの行動はかなり制約を受けるように見える。


特に土星が本格的に水瓶座に移動していく2023年からの2年半は特に厳しくなりそうである。





(参考資料)

英国、カバエワ氏らに制裁 プーチン大統領の「事実婚」パートナー
2022年5月13日 22時39分 朝日新聞DIGITAL

英政府は13日、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの制裁として、プーチン大統領の親族や友人への新たな資産凍結などを発表した。元新体操の五輪メダリストで、事実婚の関係にあるとされるアリーナ・カバエワ氏や、元妻らを対象に含めた。英政府は発表文で、プーチン氏は公開資産は質素だが、実際には豪勢な暮らしをしており、それを支える「財布」に対する制裁だと指摘した。

 同日発表した制裁対象の筆頭に英政府が記したカバエワ氏は、2004年アテネ五輪で金メダルを獲得した元新体操選手で、ロシア最大手のメディア企業「ナショナル・メディア・グループ」の取締役会長を務める。英政府は「プーチンの現在のパートナーともうわさされる」とした。

 他にも、リュドミラ元夫人や、企業経営者の甥、国営企業ガスプロム取締役の親類らが名を連ねた。英政府は、これらの人物は、「プーチン氏は彼らの忠誠の見返りに地位や富を与えていた」としている。

 英政府がこれまでに制裁対象にした個人は1千人を超えている。
参照元:英国、カバエワ氏らに制裁 プーチン大統領の「事実婚」パートナー
2022年5月13日 22時39分 朝日新聞DIGITAL
「プーチン氏と事実婚」カバエワさん制裁、米政権が発表直前で見送りか…資産隠しに加担として検討
2022/4/26 16:03 讀賣新聞

 【ワシントン=田島大志】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、バイデン米政権がウクライナ侵攻を巡る対露制裁で、プーチン露大統領と事実婚の関係にあるとされる2004年アテネ五輪金メダリストの元新体操選手アリーナ・カバエワさん(38)を対象とすることを検討したものの、発表直前で見送られたと報じた。

 同紙によると、プーチン氏の資産隠しに加担したとして制裁対象にすることを検討したが、プーチン氏との個人的関係の近さから、「(米露間で)過度な対立を招く」(米当局者)と判断されたという。

 一方、ロシア有力紙イズベスチヤなどは、カバエワさんが、モスクワで自身の慈善団体主催の新体操イベントに参加したと報じた。カバエワさんが公の場に姿を見せるのは珍しい。

 23日に開かれたイベントは、第2次世界大戦でナチス・ドイツに勝利した旧ソ連軍の奮闘がテーマで、ウクライナに侵攻した露軍を称賛する内容だったという。カバエワさんはプーチン氏との間に複数の子どもがいるとされる。プーチン氏は13年に前妻との離婚を発表後、再婚はしていない。
参照元:「プーチン氏と事実婚」カバエワさん制裁、米政権が発表直前で見送りか…資産隠しに加担として検討
2022/4/26 16:03 讀賣新聞
「プーチンの愛人」カバエワが強烈な制裁を逃れた意外な理由
2022/4/28 10:32 FRIDAY DIGITAL

〈彼女を制裁対象のリストに加える予定だったが、保留となった。米国とロシアの緊張を高める恐れがあり、プーチン大統領が攻撃的な対応をする危険があるからだ〉

4月24日、米紙『ウォールストリート・ジャーナル』はこう報じた。米国の制裁対象から外れた〈彼女〉とは、04年8月のアテネ五輪新体操女子金メダリストのアリーナ・カバエワ氏(38)のこと。プーチン大統領の愛人といわれる女性だ。

「08年4月にロシアのタブロイド紙『モスコフスキー・コレスポンデント』が、プーチン大統領とカバエワ氏は男女関係にあると報じました。プーチン大統領は関係を否定していますが、2人きりでいるところをたびたび目撃されています。『大統領の忠実な部下』を自認するカバエワは、09年12月に父親を明らかにしないまま男児を出産。プーチン大統領との間には、少なくとも3人の子どもがいると言われているんです」(全国紙国際部記者)

プーチン大統領の寵愛のためか、カバエワは08年2月に現役引退後、ロシア下院選挙に出馬し当選。14年2月に行われたソチ五輪広報責任者や、メディアを牛耳る「国家報道グループ」の総帥を歴任している。

「カバエワ氏は子どもたちと一緒に、中立国スイスで暮らしていると言われます。4月23日には、ロシアの首都モスクワで行われた軍の礼賛イベントに参加。カバエワ氏が公の場に姿を見せるのは、珍しいことです」(同前)

◆特別視されるワケ

カバエワ氏が、プーチン大統領にかなり近い人物であることは間違いない。そのため、冒頭で紹介した通り米国当局が制裁対象に加えることを検討したのだろう。

「不可解なのは、対象から外れたことです。米メディアは『プーチン大統領が攻撃的な対応をする危険があるから』としていますが、なぜカバエワ氏が特別扱いされたのでしょう。プーチン大統領には、13年6月に離婚した前妻との間に2人の娘がいます。彼女たちの資産は凍結されている。娘たちの措置に対して、プーチン大統領が攻撃的になってもおかしくありません」(同前)

米国政府が、カバエワ氏を気遣った理由はなんだろう。ロシア情勢に詳しい、筑波学院大学の中村逸郎教授が推測する。

「カバエワ氏との間にいる、男児の影響が大きいと思います。プーチン大統領の野望は、自身の王朝を築き偉大なロシアを復活させること。カバエワ氏が生んだ息子は、プーチン大統領にとって後継となるかけがえのない存在なんです。

後10年は自分が大統領としてがんばり、息子にバトンを渡そうと考えているのでしょう。カバエワ氏を制裁対象にすれば、家族の生活は困窮します。米国政府は、プーチン大統領の過剰反応を恐れたのだと思います」

「大統領の後継者」がいる限り、カバエワ氏の身は安泰のようだ。
参照元:「プーチンの愛人」カバエワが強烈な制裁を逃れた意外な理由
2022/4/28 10:32 FRIDAY DIGITAL

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 秀吉先生、

    アシュタマシャニ、8室の土星って辛いですよね。
    古典的な解釈の一つに酷たらしい死、なんてのもあるわけですし。
    まぁ、物凄く酷い思いをして生まれ変わるなんてこともあるんでしょうけど。

    私なんて、月が10室にあるので、サディサティの9、10、11室通過の前に8室のアシュタマシャニが有って連続してて、それはそれは長い…

    それはそうと、昨晩は蠍座29°のガンダーンタの満月でしたけど、なんだかそれに相応しい記事ですね、これ。
    • 昨日の深夜に思いついて書きましたが、確かに月は蠍座のガンダーンタ付近をトランジットし、満月でした。

      私は牡羊座ラグナである為、4室支配の月が8室で減衰し、満月になっているという配置で、突然、深夜に研究意欲をモチベートされるものがあったかもしれません。

      月、太陽から見て5室(創作、文筆)を通過しており、蠍座の月に相応しく、蠍座が強調された人物について論評したということかもしれません。

      木星と土星がある星座をダブルトランジットする時、そのタイミングに調べたいと思う有名人のラグナは、その星座であったりすることが多いです

      昨日は蠍座にダブルトランジットしていて、更に月が蠍座を通過していた為、蠍座にまつわることを書いたということだと思います。

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