
日本の建国図では、2022年12月11日からケートゥ期に入っていくが、前から言及している通り、ケートゥはナヴァムシャで12室に在住し、減衰する2室支配の月や8室支配の土星と絡んでいる。
この6-12室の軸は経済的に厳しい環境を表わしている。
ケートゥのディスポジターである金星は5室支配で10室で高揚して、11室支配の火星とコンジャンクトして、5-11のダナヨーガを10室で形成している。
日本は経済的には円安などで苦しんでいるが、文化的には世界の中でも目立ち、発信力を保つのではないかと思える。
出生図では、ケートゥのディスポジターである太陽が5室で高揚して、木星とコンジャクトしている為、文化的発信力は強く保つのではないかと思えた。
因みに最近、2022年8月2日から水星/土星/木星期だったが、サッカーワールドカップで日本が良い成績を収めた。
これは、プラティアンタルダシャーの木星が1、4室支配で5室で、9室支配の太陽との間で、ラージャヨーガを形成し、5室が国民の娯楽、芸術、祭典、国民のあらゆる楽しみのハウスであることから考えると、ワールドカップの象意と考えられる。
日本のナショナルチームが世界から注目されたというのは5室の象意である。
また日本は防衛力の強化を決定したが、国民のプライドを高めるという意味で、高揚する太陽の象意と考えられる。
ロシアが、北方領土にミサイル基地などを建設しているが、そうしたことが返って、日本の国民のナショナリズムを喚起し、プライドを醸成する可能性が高い。

2023年の新月図を見ると、国民の一般的状態を表わすラグナロードの木星は4室でハンサヨーガを形成し、月との間で、ガージャケーサリヨーガを形成している。
10室の支配星である水星や9室支配の太陽、8室支配の月も4室に在住しているが、4室は野党や国民の一般的幸福、民主主義を表わすハウスである。
2023年の日本は、比較的平穏な時期で、国内問題に取り組む時期であるように思える。
例えば、4室は国土を表わし、農林水産業や、鉱業、インフラ関係の整備に力を入れたりするかもしれない。
2、3室支配の土星が3室でムーラトリコーナの座に在住しているが、3室が非常に強い状態になっている。
3室は、ラジオ、テレビなどのメディアや電話やインターネットなどの通信、交通、運輸などを表わすが、水瓶座は特にインターネットを表わしている。
例えば、ワールドカップサッカーなどの放映権を既存のテレビ局が取得できず、インターネットTVのAbema TVが獲得するなど、インターネットの躍進が目立っている。
既存のテレビが凋落し、インターネットで、5Gなどが更に普及していくような流れがあるかもしれない。
航空、鉄道、自動車など、交通網の運用、オペレーションが、改善されていく可能性がある。
そして、5室にラーフと金星が在住し、土星がアスペクトしている為、国民の娯楽などを追求したイベントが、活発に開催されていくかもしれない。
7室には火星が在住しているが、外交的には緊張関係がまだ続くことを意味しており、ロシアや中国との関係が緊張している状況は続くと考えられる。
2023年の新月図は、2022年の新月図と比べると、それ程、過激な印象はなく、比較的平穏なチャートに思える。
特に4室の状態が良いことを考えると、国民は平穏に過ごせる年だと考えられる。

但し、2024年の新月図を見ると、国家や国民の一般的状態を表わすラグナに土星と火星が在住しているという非常に非凡なチャートになっており、これが何を示しているかについては非常に興味深い。
まず、土星は労働者階級を表わしており、その土星が水瓶座のラグナでシャシャヨーガを形成している。
そして、国家の国王や総理大臣、統治者、権力者を表わす10室の支配星が、水瓶座のラグナに在住していることが興味深い。
これは政権交代で、リベラル左翼が政治的に力を得る可能性を示唆している。
立憲民主党など、リベラル左翼政党が、力を盛り返すと考えられる。
2室に惑星集中していることから、外貨を稼ごうとする日本の経済活動も活発化するように思える。
この2024年は以前から日本の体制が大きく変化する時期であると考えて来たが、非常に重要な年になりそうである。
ロシアの新月図
2023年のロシアの新月図を見ると、

ラグナロードの水星が7室に在住している為、まだウクライナとの戦争状態が継続していることが考えられる。
労働者や戦争に召集された予備役の軍人も含めて、現在、多くの一般市民が戦争に投入されているが、6室支配の土星が6室でムーラトリコーナの座にあり、非常にこれらの人々が2023年も酷使されていることを表わしている。
国家の財政状態を表わす2室にはケートゥが在住し、2室支配の金星は8室でラーフとコンジャンクトし、6室支配の土星からアスペクトされている。
これは国家財政が疲弊し、外国からの援助を期待しても得られない状況を表わしている。
3、8室支配の火星が10室に在住して、ラグナにアスペクトしているが、10室は国家の国王や統治者を表している為、プーチン政権を表わしていると思われるが、8室の支配星が在住していることは、プーチン政権が行き詰まることを表わしており、火星が在住していることを考えると、それは外国の軍隊の力によるものかもしれない。
2023年のロシアの新月図から分かることは、ロシアは依然として、戦争を継続し、そして、経済的に疲弊し、行き詰まりに陥るということである。

2024年のロシアの新月図を見ると、6室に惑星集中しているが、国家総動員体制で、困難な情勢にあることを示しているようにも思える。
6室には大統領の表示体である太陽や一般国民の表示体である月、そして、国家や国民の一般的状態を表わすラグナロードの金星が在住し、ラーフ/ケートゥ軸と絡んで傷ついている。
5室では4、5室支配のヨーガカラカの土星が在住し、2、7室支配の火星が在住しており、5室は強い状態にあるが、土星と火星の敵対惑星同士が傷つけ合っており、国民が楽しい状況には見えない。
そして、国家権力者の10室から見ると、8室に土星と火星が在住している状態であり、国家権力者の行き詰まり状態を表わしている。
従って、2024年はプーチン政権の終わりを表わしていると考えられる。

ロシアの建国図を見ると、この頃からマハダシャー木星期に移行しており、その前のラーフ(ラーフ期)とは全く絡んでおらず、ディスポジターを経由しても全く絡んでいない。
従って、この頃にプーチン政権が終焉して、国体が新しいものに入れ替わるような状況になる可能性がある。
以前、木星期は、木星が4室の支配星で4室にアスペクトバックしている為、プーチンが領土を拡大する時期だと考えて来たが、どうもそうではないらしいと最近、考えている。
あるいは、プーチン政権が崩壊し、ロシアが新しい政治体制の下で生れ変わる時にロシアが占領した地域が、一部、認められるなどの妥協が図られる可能性も考えられる。
然し、2024年の新月図を見ると、10室から見た8室に土星と火星が在住している状況は、国家権力者の行き詰まりを表わしていることは確かである。
中国の新月図
中国の2023年の新月図を見ると、5室に惑星集中し、国民の娯楽や楽しみ、文化的な状況が発展していく状況が見える配置である。

国家の統治者の10室から見ると、8室惑星集中である為、国家の権力者から見ると、行き詰まり状態に見える。
4室水瓶座で土星が定座に在住している配置は、民主化運動などが起こってくることを示しているように見える。
一方で、AIや監視技術の発展によって、統制的な状況がより一層深刻化するようにも思える配置である。

然し、2024年の新月図を見ると、国家財政の2室で、ラグナロードで2室支配の土星と4、11室支配の火星が強力なダナヨーガを形成している。
中国は、AIや監視技術などのテクノロジーや、5Gの技術などで、再び、経済的に潤い、多くの税収を挙げるのではないかと考えられる。
国家と企業が一丸となって世界市場で荒稼ぎするように見える配置である。

習近平が乙女座ラグナだとすると、2024年付近から火星/太陽期に移行するが、火星は3、8室支配で、太陽は12室支配で、10室でコンジャンクトし、6室支配の土星からのアスペクトを受けて、10室と10室の支配星に6、8、12室の支配星、3つの凶星が絡んでいる。
チャラダシャーは蟹座/山羊座付近で、蟹座から見て、AmKは12室でGKとコンジャンクトし、山羊座は10室から見た8室で、山羊座から見て、AmKとGKが6室に在住している。
従って、2024年は習近平の失脚の時期ではないかと考えられる。
習近平が失脚した後、中国が経済的な躍進を得る可能性なども考えられる。
アメリカの新月図
アメリカの新月図は極めて興味深いが、2023年の新月図では、双子座ラグナで、ラグナロードの水星が10室に在住し、木星と月とコンジャンクトして、10室でハンサヨーガと、ガージャケーサリヨーガを形成している。

アメリカが、国際社会の中で、リーダーシップを発揮することを表わしていると考えられる。
これはウクライナ情勢で、アメリカがリーダーシップを取って、ロシアの侵略に対処したことの流れの中で生じた地位である。
9室支配の土星が9室に在住する配置は、社会主義的な思想や哲学が出て来ることを表わしているかもしれず、最高裁判所の判事が民主党系の判事が優勢になったり、リベラル色が強くなる可能性がある。
5室支配の金星が11室に在住し、ラーフとコンジャンクトして、5室にアスペクトバックする配置は、芸術や科学などの文化の発信地としての力を発揮すると考えられる。

2024年の新月図を見ると、極めて興味深いのは、8室で土星と火星がコンジャンクトしている配置である。
特に国家の支配層を表わす10室の支配星が、8室に在住して、水瓶座でムーラトリコーナの8室の支配の土星とコンジャンクトしている配置である。
これはアメリカの資本家層が、共産主義的な水瓶座の理念によって行き詰まり、制限を掛けられることを意味しているように思われる。
つまり、グレートリセットということが言われているが、2024年はそうしたことが起こりそうな新月図となっている。
資本主義の国アメリカが遂に社会主義に影響されていくタイミングかもしれない。
アメリカでそうしたことが起こる為、アメリカの影響を受けやすい日本の2024年の新月図ではラグナである水瓶座に土星と火星が在住しているのである。
アメリカが変われば、日本も速やかに変わらざるを得なくなる。
2024年の新月図は、世界的に土星と火星が水瓶座でコンジャンクトする為、多かれ少なかれこうした動きが生じるのである。
マンデンだと、日本は2024年新月図のラグナは水瓶座になるのですね…
また、YouTubeのNipun Joshiさんの動画からですけど、
https://youtu.be/oNZP0g1r_bw
彼によると、水瓶座ラグナにとって、土星と火星はそれ程凶意のある天体ではないということなんですね…
まぁ、これは、どの宝石を身に着ければいいか?というのが本題の動画で、ついでに天体の説明もしているわけですが、
11:51のところで、火星はとてもよいラージヨーガカラカになると。
12:56のところで(他のラグナであれば違うけれども)水瓶座ラグナにとっては、土星と火星のコンジャンクションでさえ、とてもよいラージヨーガになる、と言ってるんですよね…
まぁ、私自身水瓶座ラグナなんですが…
土星と火星が悪く働いてるようには自分自身の場合には感じたことがないのですよね…
まぁ、土星の試練、節制や遅延はあるので、最終的には、ということではあるんですけど(但し、周囲の人たちには破壊力を発揮しているのですが…汗)
なので、2024年の日本はよくなるのかな?
等と思ったのですよね…