2020年4月8日 9:27 PM ケララのインド占星術師が昨年に2020年は世界的に酷い状態になると言っていたそうです。 また2022年にはそれよりもさらに酷くなるとも。 このようなことからも印度には昔からある特定の惑星の位置から読む方法があるみたいです。 |
このケララのインド占星術師は、おそらく2020年の新月図(ヒンドゥーニューイヤーチャート)と、2022年の新月図で、土星と火星が山羊座に在住している配置を見て、そのように言っているのだと思われる。

これらの2つの新月図と2021年の新月図を比較すると、2021年の新月図では、こうした配置が見られない為、それで、2021年については除外されているのである。

2020年のこの悲劇が一旦、2021年には収まったかに見えて、2022年に再び、ぶり返す可能性は十分あり得る。
従って、この試練は、少なくとも土星が山羊座を通過している間は続くと考えなければならないのである。
前回記事『信用収縮・食糧危機の占星学 - トレンド転換のクリティカルポイント -』で、特に山羊座に木星と土星の2つが通過しているトランジットにおいて、山羊座と蟹座にダブルトランジットが生じている状況は非常に良くない象意を表わすということについて改めて納得した。
それは、独裁者の台頭、非常事態宣言、経済における信用収縮(下降トレンド)、食料物資の不足である。
それは山羊座が、木星が減衰する星座であるということと、蟹座が個人主義的で、自由至上主義で、自己中心的な独裁者タイプであることからもたらされる象意である。
おそらくケララのインド占星術師は、山羊座と蟹座軸というものが、マンデン占星術的にこうした問題をもたらすということを経験的に知っていたということである。
シュリK.N.ラオの「運命と時輪」の中でも蟹座への木星と土星のダブルトランジットが、インディラガンディーの非常事態宣言のような独裁者の台頭をもたらすことについて述べられている。
マンデン占星術を実践する者の間で、こうした知識が、経験的に共有されているのである。
その為、特に難しい数学的なテクニックを使っているということではなく、マンデン占星術における、このような山羊座と蟹座軸の性質について理解しているということなのである。
因みにもし私が本当の山師であったら、木星と土星が山羊座に入室する前の段階で、もし資金があれば大量の売りを仕掛けるべきである。
そうすれば、山羊座と射手座のクリティカルポイントにおいて、信用の収縮が生じ、株価が大暴落して、大儲けできるだろうからである。
然し、私は今回、この大暴落で、大損してしまった。
山羊座に入室したら、株式市場において下落が生じることは分かっていたが、その規模、スケールについては全く誤解していた。
それは一度、起こったら、その後、12年とか30年ぐらい続くような大きなトレンドなのである。
次に木星と土星の両方が同時に山羊座をトランジットするのは、60年後であるから、生きているうちにはもう来ない。
こうした秘儀的な知識は、世代を通じて伝承していかなければ、先人の書籍を参考にしながらであっても、この知識を学び、自分で経験的に納得するとなると、相当な時間がかかってしまう。
この射手座と山羊座の境界付近のクリティカルポイントというのは、土星や木星のような動きの遅い惑星ばかりでなく、太陽や火星、金星、水星、月のような動きの速い惑星であっても使えるのではないかと思われる。
もし注意深く観察してみれば、射手座から山羊座へ惑星が移動するタイミングにおいて、短期的な小規模なトレンド転換というものが、起こるのではないかと思われる。
おそらく月のような動きの早い惑星であっても起こるはずである。
こういった知識は、金融占星術といった分野の究極的な知識になってくると思われる。
冒頭で『2020年のこの悲劇が一旦、2021年には収まったかに見えて、2022年に再び、ぶり返すのではないかと思われる』と書いたが、あるいは、全く別の現象として現れる可能性もある。
何故なら、2022年の新月図を作成すると、2020年の新月図とは、ラグナが異なるからである。
例えば、2020年のイタリアの新月図は、双子座ラグナで8室(災難、災害)に土星、火星、冥王星などが集中しているチャートである。

この為、イタリアでは、新型コロナウィルスの被害の拡大が凄まじく、悲惨な状態をもたらしたということが出来る。
然し、2022年のイタリアの新月図は、牡羊座ラグナで、10室に土星、火星、冥王星が在住しているチャートである。

これは新型コロナウィルスがこの時まで続いているということも考えられるが、新型コロナウィルスの苦痛を経た上で、国家社会主義が台頭し、再び、イタリアにファシズムのような政治状況が現れる可能性もある。
また2022年の中国の新月図は、蟹座ラグナで7室に土星、火星、冥王星が集中している。

7室は外交のハウスであり、7室への凶星の集中は、右翼民族主義的な敵対的外交を表わすかもしれない。
新型コロナウィルスの責任を各国から問われて、外交関係が緊張することを表わしているとも言える。
7、8室支配の土星が7室に在住して、5、10室支配の火星とコンジャンクトしているからである。
7室と8室の絡みに火星が参加しており、外交関係における混乱、中断、行き詰まりという象意が見られる。
日本の2022年の新月図も獅子座ラグナで、6室に土星、火星、冥王星が集中する不吉なチャートである。

これは2020年の中国の新月図に似ており、国民に対する福祉、医療サービス、国民の政府に対する批判、デモや暴動に対する対応など、様々な6室の象意を物語っている。
中国政府が武漢の市民に対して行ったのと同じような状況が、日本的なレベルで、再現する可能性もあり得る。
2022年、日本が経済的に厳しい状況になり、国民の不満が高まる状況が予想される。
アメリカの2022年の新月図は、射手座ラグナで、2室に土星、火星、冥王星が集中して、8室にアスペクトするチャートになっている。

2室は政府の財政のハウスであるから、米国が国家社会主義的な手法で、財政難を乗り切ろうとする動きに繋がるかもしれない。
例えば、戦争経済とか、何らかの強引な手法によって、外貨を稼ごうとする手法などが、考えられる。
2022年に起こることは、新型コロナウィルスの継続とは限らず、むしろ、その結果であり、政治、経済のあり方に影響を及ぼしていくと考えられる。
やはり、キーとなるポイントは、独裁者の台頭、非常事態宣言、経済における信用収縮(下降トレンド)、食料物資の不足である。

※イメージ画像
https://www.udayavani.com/english-news/abhigya-anand-boy-who-predicted-covid-19-warns-world-of-another-severe-outbreak
この子は、2020年12月20日から2021年の3月末まで深刻な災害と言ってるみたいです。
コロナも予測してたみたいなので、信用性高いですね。
ところで、ニューイヤーチャートが、毎年
3月末まで含まれるものなのか、分かりませんが、
この子の言う事が正しければ、
2020年のチャートを見るのが正しいのか、
2021年のチャートを見るのが正しいのか。
コロナの国別のニューイヤーチャートも、
2020年じゃなくて、2019年を見た方が良いのか否か。
大変な災害を前にして、これは、
悩みますね。