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森喜朗のラグナについて -女性蔑視発言から射手座ラグナに修正-

2021 2/21


東京五輪・パラリンピック組織委員会会長・森喜朗の女性蔑視発言で、激しい非難が巻き起こり、ボランティアの志願者の辞退が相次いだ。


そして2021年2月11日、遂に辞任に至り、後任は日本サッカー協会(JFA)相談役の川淵三郎氏に決まった(その後、白紙撤回)ようである。


森喜朗は、以前からたびたび失言することで知られている。


wikipediaを見ても「発言と失言」としてまとめてあり、失言を周期的に繰り返してしまうようである。

直近で、覚えているのは、2000年5月頃の「神の国」発言で、この時も問題となり、NHKなどに大々的に報じられている。


今現在、トランジットの惑星が山羊座に惑星集中して、蟹座にアスペクトし、山羊座と蟹座にダブルトランジットが生じている。


このタイミングで失言をして、東京五輪の組織委員会会長の職務が挫折するというのは、この山羊座と蟹座のどちらかがスピーチの2室、または中断、挫折の8室に該当していることが考えられる。


その観点から考えた所、双子座ラグナや射手座ラグナが考えられるが、体型やパーソナリティーの特徴からも双子座ラグナとは考えにくい為、ラグナは射手座ではないかと考えられる。






射手座ラグナに設定すると、非常に興味深いのは、8室と10室で水星と月が星座交換している配置である。


月が8室(中断、挫折)支配で10室(仕事、地位)に在住し、2、3室支配の土星のアスペクトを受けている為、スピーチ(2室)が原因で、キャリアが中断してしまうのである。


8室支配で10室に在住する月は、大衆を表わしているが、傷ついた8室の支配星である為、大衆の怒りに触れて、辞任に追い込まれたことを表わしている。



因みに月と土星の絡みは、カリスマを表わすが、森喜朗ほど大衆の怒りを激しくかきたてる人物はいないのである。



これはマイナスの意味での大衆からの人気を意味している。


2室に火星がアスペクトしたり、2室支配の土星が8室支配の月からアスペクトされていることが時々、致命的な失言をしてしまう配置である。



あるいは月から見た時に3、8室支配の火星が2室に在住し、2室支配の金星がラーフ/ケートゥ軸と絡んで、火星と土星からアスペクトされている配置もそうである。



火星が2室や2室の支配星に絡む場合、暴言が噴出してしまうのであり、中々コントロールできない。



土星が2室に絡む場合、厭世哲学や陰湿で、冷淡で、抑圧的な言葉を吐くことになる。



火星が8室の支配星となっている為、致命的な失言となってしまい、それは取り返しのつかないカタストロフィー(破局)をもたらすのである。



土星は6室の支配星であるが、8室の表示体でもあり、こうした6室支配の土星と8室支配の火星、そして、ラーフ/ケートゥ軸が、月から見た2室支配の金星と絡んでいるので、それは犯罪的とも言えるようなスピーチになってしまうのである。



2室支配の金星がケートゥとコンジャンクトする配置は、言葉足らずだったりして、言葉としての表現力に不足があることを意味している。







おそらくラグナが射手座で正しければ、現在、ケートゥ/月期にいるのであり、月は上述したように8室支配で、10室に在住し、2、3室支配の土星からアスペクトされている。


土星は生来的な意味でも8室の表示体であり、その土星が10室に在住する8室支配の月にアスペクトしているので、今回、辞任を余儀なくされたのである。


マハダシャーのケートゥは、6室に在住し、障害と戦って頑張る配置である。



これはコロナでオリンピックの開催が危うくなっている状況に合致している。



ケートゥは月から見た2室支配の金星を傷つけており、ケートゥ期はそのディスポジターが結果を与えるため、繰り返しになるが、ケートゥのディスポジターは金星で、やはりラーフ/ケートゥ軸や6室支配の土星、8室支配の火星からアスペクトされている。




従って、このマハダシャーケートゥ期のどこかのタイミングで失言することは運命づけられていたのである。




因みに森喜朗が射手座ラグナの場合、ナクシャトラはどこに在住しているかという話しになるが、おそらく哲学的、内省的なムーラではないし、非常に好人物で、困っている人を見ると助けずにはいられないウッタラアシャダーでもなさそうである。



おそらく最も快楽主義で、欲望を露骨に表現すると考えられるプールヴァアシャダーではないかと思われた。



そうするとナヴァムシャのラグナは、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座の4つに絞り込まれる。



そして、現在のマハダシャーケートゥ期において、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長という重要な役職に就いていたことを考えると、おそらく、ナヴァムシャのラグナは、乙女座ではないかと考えられる。







乙女座ラグナであれば、ケートゥは11室(高い地位、役職)に在住しており、そのディスポジターの月は10室(大舞台)に在住している。



現在、森喜朗は、大衆からの注目を浴び、日本の全国民、あるいは世界中から注目されている状態であり、10室に在住する月で納得できる。



その月は、12室支配の太陽、2、8室支配の火星とコンジャンクトしており、更にディスポジターの水星は、12室支配の太陽と、10-12の星座交換をしている。



これは地位(10室)を損失(12室)する配置であり、また8室支配の火星の絡みは、地位や職務の中断を表わしている。



10室に傷ついた月が在住している為、やはり、大衆からの不人気となり、猛反発を受けたのである。



因みにこの月に対して、定座の木星がアスペクトしているが、これは森喜朗を助ける配置であり、川淵三郎氏が森喜朗の要請を快諾し、就任後は、森喜朗に相談役への就任を打診したといったことなどは、木星が表わす支援に該当するかもしれない。(※川淵三郎氏はその後、会長への就任を白紙撤回)



ナヴァムシャにおいても2室は傷ついており、2室には6室支配の土星が在住し、月から2室にはケートゥが在住して、月から8室支配の土星がアスペクトし、月から2室支配の月には3室支配の太陽や6、11室支配の火星がコンジャンクトして、2室を傷つけている。




2室への傷つきが、ケートゥ/月期に顕現したこともナヴァムシャでも十分に説明することが出来る。







キャリアを表わすダシャムシャ(D10)を見ると、ケートゥは3室に在住し、ディスポジターの太陽は8室支配の土星と10室でコンジャンクトしている。



これは非常に分かり易いが、東京五輪・パラリンピック組織委員会の職務は、完全に公職であり、10室に太陽が絡むことを表わしている。



然し、そこに土星や8室の支配星が絡んでいる為、職務が頓挫することを表わしている。



またアンタルダシャーの月は、2室支配で5室に在住し、6、11室支配の火星からアスペクトされて傷ついている。



5室は10室から見た8室であり、仕事の中断のハウスである。



従って、出生図、ナヴァムシャ、ダシャムシャにおいて、ケートゥ/月期に東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の職務が挫折し、辞任に至ったことをよく示している。





人からの口利きで得る仕事


因みに森喜朗は、世渡り上手であり、棚から牡丹餅的に仕事や地位や職務を得る傾向がある。



これはずっと昔からそうである。



例えば、wikipediaによれば、早稲田大学を1960年に卒業し、水野成夫の口利きで産業経済新聞社に入社したと記されている。


この「水野成夫の口利きで」という記述がポイントである。







8室と10室の絡みは、人からの口利きといったことで、棚から牡丹餅的に仕事やポジションを得る配置である。



この産業経済新聞社に入社した1960年は、ラーフ/ケートゥ期である。



出生図にて、ラーフのディスポジターは8室支配の火星であり、ケートゥも8室の支配の火星からのアスペクトを受けている。



ナヴァムシャではラーフのディスポジターの土星は8室にアスペクトしており、ケートゥのディスポジターの月は8室支配の火星にアスペクトしている。



またダシャムシャでは、ラーフのディスポジターの土星は8室の支配星で10室に在住し、ケートゥのディスポジターの太陽は8室の支配星とコンジャンクトしている。




政治家に転じるきっかけも農機具メーカー、井関農機の取材中に岸信介側近の衆議院議員・今松治郎と知り合い、「今松の選挙を手伝ってみないか」と持ちかけられたことがきっかけだという。



これは1963年頃の出来事で、ダシャーはラーフ/太陽期辺りである。



ラーフのディスポジターは月から見た8室の支配星で8室にアスペクトバックし、太陽はラーフから見た10室を支配し、8室に在住している。



また太陽は月から見た12室の支配星で、10室に在住している。



政治家の選挙運動を手伝ったことから、マハダシャー、アンタルダシャーが8室に絡む太陽であったことが納得できる。



ナヴァムシャでも太陽は、12室の支配星で、8室支配の火星とコンジャンクトしている。



マハダシャーロードの土星も5室支配で8室にアスペクトし、月から見て8室の支配星である。



ダシャムシャでは、ラーフのディスポジターは8室の支配星で、太陽は10室で8室の支配星とコンジャンクトしている。





総理大臣に棚から牡丹餅的に就任する -8室と10室の星座交換の意味-


そして、これは決定的だが、森喜朗は、2000年4月5日に脳梗塞で倒れ緊急入院した小渕恵三首相の後を継ぐ形で内閣総理大臣に就任している。



この時、森喜朗の首相就任は、当時の自民党有力議員5人(森喜朗本人、青木幹雄、村上正邦、野中広務、亀井静香)が密室で談合して決めたのではないかと疑惑を持たれている。







つまり、仲間同士の馴れ合いの口利きで、総理大臣に就任したことになる。



もし自民党内で、選挙などを行なった場合、おそらく実力などが冷徹に評価される結果、森喜朗は総理大臣になれなかったのではないかと思われる。



そういう意味では、小渕恵三が倒れるという非常に緊急的で、相続、継承的な場面で、しかも仲間内の口利きで、首相に就任したというのは、明らかに8室と10室の星座交換の効果が発揮されたと考えられる。



ダシャーは、土星/木星/土星期である。



この時のダシャーは確かにそれなりの強さを持っている。







アンタルダシャーの木星はラグナから見ても月から見てもハンサヨーガを形成し、ラグナから見て、9室支配の太陽と相互アスペクトして、1-9、4-9のラージャヨーガを形成している。



ラグナから見て4室の支配星が、ハンサヨーガを形成し、月から見て4室で、ハンサヨーガを形成し、月と木星はガージャケーサリヨーガを形成している為、強い配置である。



4室は王座のハウスである。



マハダシャーロードの土星とアンタルダシャーロードの木星はケンドラの位置関係にあり、土星は木星の星座に在住していることから、木星が優勢に働いたはずである。




ナヴァムシャでも木星はラグナから見ても月から見てもハンサヨーガを形成し、ラグナから見て王座の4室で、ハンサヨーガを形成している。



また月と木星はガージャケーサリヨーガを形成している。




またダシャムシャでは、木星は7、10室の支配星で、8、9室支配で10室に在住する土星と相互アスペクトしている。



この時、土星はやはり木星の星座に在住して、木星からのアスペクトを受けている。



従って、木星の象意が優勢に出たと考えられる。




木星と土星は、出生図でもナヴァムシャでもダシャムシャでも絡んでおり、木星の強さが確実に表れたと考えられる。



また出生図では、木星と土星は、8室支配の月と絡んでいる。







土星は8室支配の月と相互アスペクトしているが、木星はガージャケーサリヨーガを形成する形で、月と絡んでいる。




月は上述したように8室と10室で星座交換を形成している。




従って、直接に月期や水星期が現れた訳ではないが、10室と星座交換する8室支配の月の象意を包含していたことは明らかである。




総理大臣に就任していた時期は、2000年4月5日 ~ 2001年4月26日だが、この間は、土星/木星期である。




そして、総理大臣の辞任後、水星/水星期に移行している。



本来は、ここで、8-10の絡みの象意が顕現するはずであるが、以下の記述を見れば、森喜朗にとってのマハダシャー水星期が何を意味していたのかよく分かる。




森の首相退陣後、政権は小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫へと受け継がれ清和会から四代続けて総理総裁が誕生。小泉政権時代に清和会は平成研(橋本派)を抜いて最大派閥となり、森は事実上の清和会オーナーとして隠然たる求心力を保ち続けた。

(wikipedia 森喜朗より引用抜粋)


つまり、自分は何もしないにも関わらず、清和会から四代続けて、総理大臣が誕生した為、清和会の会長として、キングメーカーのような立場に留まり続けたのである。


これは明らかに8-10の星座交換の象意である。



他の首相たちの仕事を棚から牡丹餅的に派閥の会長としてその恩恵に与かったということである。



また自民党は、一度、首相経験者になると、後は比例名簿の最も上の方に載せてもらえることになる。



こうした優遇がある為、この後は、特に努力しなくても議員でいられるのである。



まして、森喜朗は派閥の会長であったので、人のふんどしで相撲を取る棚から牡丹餅的な境遇を得たことは明らかである。





結婚



因みにもう少し分かり易い出来事で、ナヴァムシャのラグナの妥当性を検討しておきたいと思うが、森喜朗は、早稲田大学の雄弁会時代以来の付き合いである牧千恵子夫人と1961年11月に結婚している。



この時のダシャーは、ラーフ/金星/ラーフ期である。




通常、ラーフ/金星期、あるいは、金星/ラーフ期は、無条件で、結婚が起こりやすい時期である。




そして、社会的なデビューの時期ともなる。




実際、この頃、産業経済新聞社に入社して、日本工業新聞に勤務し、昼夜の別なく取材先を飛び回っていたという。




ラーフのディスポジターの火星は月から2室に在住し、金星は月から2室の支配星である。







ナヴァムシャでもラーフは5室で、ディスポジターの土星は2室で高揚し、金星は2室の支配星で9室で定座に在住している。




従って、マハダシャーもアンタルダシャーも結婚生活の2室の在住星や支配星となっている。




結婚した1961年11月のトランジットを見ると、2室山羊座に木星と土星がトランジットして、結婚生活の2室と8室にダブルトランジットし、更に7室支配の水星にもダブルトランジットしていたことが分かる。



従って、このタイミングで結婚したことが分かる。






長男(森祐喜)の誕生


1964年10月15日に長男が誕生しているが、この時は、ラーフ/月/火星 or ラーフ期である。





サプタムシャを見ると、ラーフ/ケートゥ軸は1室に絡んでおり、月は4室支配で4室で自室に在住し、ラグナロードの火星のアスペクトを受けている。


また火星はラグナロードでラグナに在住している。


トランジットの木星は6室牡牛座で逆行し、5室牡羊座に逆行して、5室の支配星にアスペクトし、土星も水瓶座から5室にアスペクトし、逆行して5室の支配星にアスペクトしており、5室にダブルトランジットが生じている。





長女の誕生


ネットからの情報によれば、1968年生まれとのことである。


1968年7月半ばのトランジットを確認すると、土星は5室牡羊座をトランジットし、木星は獅子座9室から5室にアスペクトして、5室にダブルトランジットを形成している。


ダシャーは、木星/木星期で、出生図では木星は5室にアスペクトし、サプタムシャでは、9室の支配星で、5室支配の太陽と相互アスペクトしており、子供の誕生のタイミングであることを表わしている。






長男の不祥事と事故


因みに長男の森祐喜は、2010年8月7日、飲酒運転で、コンビニに突っ込む事故を起こして逮捕され、石川県議会の議員を辞職している。







この時の森喜朗のダシャーは、水星/月/ラーフ期であるが、5室を息子のラグナとすると、マハダシャーの水星とアンタルダシャーの月は、4室(乗り物)と6室(事故)で星座交換しており、車の事故を表わしている。


プラティアンタルダシャーのラーフは5室から見て8室に在住しており、ディスポジターの火星はマラカの7室に在住している。



また2010年10月31日に石川県能美市の自宅で倒れ、一時心肺停止状態に陥り入院し、一命は取り留めたが、2011年5月頃に体調を崩して、再び、入院し、2011年7月25日に急性膵炎による多臓器不全のため亡くなっている。



この時のダシャーは、水星/火星/ラーフ ⇒ 水星/火星/金星期である。



5室をラグナとすると水星は3、6室支配で4室に在住し、6室に在住する月と4-6の星座交換をしている。



4室は肺の表示体であり、水星も肺の表示体である。



5室を息子のラグナとすると、火星はマラカの7室に在住し、ラーフは8室で、ディスポジターの火星はマラカの7室、金星は、2、7室支配のマラカである。







また2009年8月2日に押尾学が六本木ヒルズの一室で、銀座のホステスと合成麻薬MDMAを服用し、ホステスの容態が急変して死亡したが、保身のため、救急車も呼ばず死に至らしめたとして逮捕された事件があった。押尾学は懲役2年6月の実刑判決を受けている。


長男の森祐喜はこの時、現場にいたと言われており、押尾学が身代わりになって逮捕されたと言われている。


その身代りになった口止め料として、巨額の金額が押尾学に支払われたと言われており、押尾学が出所後、異常に羽振りが良かったことなどもそのことを証拠づけるものと言われている。



この時のダシャーは、水星/月/ラーフ期である。


水星/月/ラーフ期というと、長男の森祐喜が、コンビニに突っ込む事故を起こして逮捕された事件を起こしたのと同じダシャーで、ちょうど押尾学が逮捕される事件から1年後の2010年8月7日の出来事である。


この時、森祐喜は、車から降りる時に意味不明な言葉を発しており、ドラッグの使用が疑われている。


そして、その後、体調不良を繰り返して、2010年10月31日に自宅で倒れ、心配停止状態に陥り、2011年7月25日に多臓器不全で亡くなったと言われる。



これらは皆、主に水星/月期に起こったことであり、時系列的に考えても辻褄が合う話になっている。




そして、この時、森祐喜自身も、水星/月期で、8-10の絡みが生じており、またアンタルダシャーの月が8室支配で10室に在住し、土星からのアスペクトを受けていた為、息子の不祥事で、政治生命の危機を迎えていたことが分かる。



このように見て来ると、森喜朗の出生図のラグナは射手座プールヴァアシャダー第2パダ、ナヴァムシャのラグナを乙女座、ダシャムシャのラグナを双子座、サプタムシャのラグナを牡羊座に設定すると、過去の事象を上手く説明することが出来る。






森喜朗の今後


現在、ケートゥ/月期であるが、ケートゥ期のアンタルダシャーの期間は短く、現在、大衆からバッシングを受けて、辞任に追い込まれたが、2021年8月頃には、ケートゥ/月期は終わるため、また状況が変化するはずである。


火星は出生図では月から、3、8室の支配星で、ナヴァムシャでもラグナから見て3、8室支配で10室に在住し、ダシャムシャでも6、11室支配で2室で減衰している。



次の火星期も暫くは状況はよく無さそうに見え、しかも火星は暴言や失言などをもたらす可能性もある。



辞任して暫く神妙にしていたとすれば、ケートゥ/火星期頃から、再度、活力を取り戻すはずである。







ケートゥ期は、ケートゥがナヴァムシャの11室に在住し、ディスポジターの月が10室に在住する為、政府のプロジェクトなどを引き続き、引き受ける機会が、あと2023年2月~2024年1月辺りの間で、来るかもしれない。




但し、この時のアンタルダシャーの木星は、ケートゥと絡んでおらず、6-8の位置関係にある為、良いということはできない。




ケートゥ期が終わる2026年2月ぐらいまで、ダシャムシャではケートゥのディスポジターである3室支配の太陽が10室に在住している為、政府の仕事に携わる可能性もある。



そして、それがスポーツなのは太陽が3室(スポーツ)の支配星だからである。



然し、ケートゥは6室に在住し、ディスポジターの金星はマラカの6、11室の支配星で、マラカの2、3室支配の土星のアスペクトを受け、火星のアスペクトも受けている為、健康問題にも気をつけなければならない時期である。



また金星は2室の支配星である為、傷ついた2室の支配星として、失言にも気を付けなければならない。




(参考資料)

森喜朗会長の「女性蔑視発言」なぜ出たか…透ける暗闘の思惑
2021/2/4 21:16 FRIDAY

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が3日の日本オリンピック委員会(JOC)評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と発言した問題は、「女性蔑視ではないか」と、国内にとどまらず、海外メディアにも取り上げられた。

森会長の進退までに発展するのでは、とみられたが、当初から辞任する気など森氏の頭の片隅にもない。大問題発言の背景を探ると、スポーツ界の勢力争いを巡る森氏の焦りと策謀がみえてくる。

◆ターゲットになった人物とは……

森会長といえば、2000年5月の「日本の国は、まさに天皇を中心としている神の国であるということを国民のみなさんはしっかり承知していただきたい」をはじめ、失言を重ねてきた。

コロナ禍によって1年延期された東京五輪が今年7月に開催できるかどうかを決める期限が迫っているときに飛び出した女性軽視発言に「いや、参った。内容も内容だけどタイミングが悪過ぎる」と競技団体関係者は突き放す。

前日の2日には自民党本部で開かれた会議で「新型コロナウイルスがどうであろうと、必ずやり抜く」と語り、聖火リレーの際の三密を避けるために「有名人は田んぼを走ったらいいんじゃないか」と意味不明のコメントまで口にした。

多くの人は何も考えず、唐突に言いたいことばかり、と思うかもしれない。しかし、それは表面的な見方である。森会長の真意を見抜かなければならない。そこにこそ本当の問題があるからだ。手練手管を使い総理大臣まで上り詰めた政治家だけに、どこで何を喋るかは、それなりに計算している。

JOC評議員会の場にて、なぜあんな発言をしたのか。長年、五輪の現場を取材してきたベテラン記者は「JOC理事に森会長のターゲットになる人物がいますからね。
森さんにすれば、積もり積もった思いがあり、ここで一発食らわしておくという浅はかな考えがあったのでしょう」と指摘する。

では、標的にされたのは、一体、誰なのか。前出の記者が続ける。

「1988年ソウル五輪女子柔道銅メダリストの山口香理事です。彼女は昨年、いち早く東京五輪開催延期を唱え、今年1月には『中止を議論したほうがいい』『開催は難しいのでは』と新聞のインタビューに答えています。森会長のなかには『なりふり構わずみんなで突き進もうとしているのに、冷や水を浴びせるのか』という恨みがあったのではないでしょうか」

2011年にJOC理事となった山口理事といえば、2012年ロンドン五輪後に柔道女子選手が監督、コーチらから暴力を受けていたと訴え出た際、後輩たちのために奔走。スポーツ界のガラスの天井を突き破ろうと、女子選手の地位向上のために先頭に立ち続けている。

ここに現れたのが1984年のロサンゼルス五輪金メダリストの山下泰裕氏だった。実は山下氏と森氏の間には太いパイプが存在する。それはあらためて後述するが、山下氏が2019年6月、JOC会長に就任すると、最初に手をつけたのが理事会の「非公開化」だった。

それまで理事会の場では報道陣用の席が設けられ傍聴が許されていたが、「記者がいると言いたいことが言えない」などという理由で扉を固く閉じる案を提案。この際、反対したうちの一人が山口理事だった。たとえ相手が同じ競技の先輩で、国民栄誉賞受賞者だろうが、言うことは言う、ダメなものはダメと、自らの考えを貫いた(ちなみにこの時、山口理事に賛同して反対した人が4人いたが、全員が女性だった)。

結局、賛成多数で非公開が決まったものの、山下会長は出ばなをくじかれたうえに、何より身内の柔道界からの突き上げが面白くなかったはずだ。山下会長は、昨年3月、山口理事が五輪開催延期論を口にしたときは「内部で発言せず、外に発言するのは極めて残念」と強く批判した。

◆「女性蔑視発言」は単なる自爆ではない

前述した「森ー山下ライン」は鉄壁といわれる。女性蔑視発言が飛び出した評議員会でも、森会長は「オリンピックを失敗したら、菅(首相)さんに責任を取らせるし、森にも責任を持たせるし、山下さんも。ということを考えている方がスポーツ関係者の中にはかなりおられる」と牽制球を投げたあと「山下さんのリーダーシップ、あらためて、大いに評価をし、これからもオリンピックにむけてしっかり頑張っていただきたい」と語り、「女性がたくさん入っている理事会は…」という女性蔑視発言につながっていく。

「あの2人はロシアのプーチン大統領と関係が深いことで知られています。森会長は総理の時から政治家として今日に至るまで関係を築き、山下会長も、柔道家としても知られるプーチン大統領から『尊敬する日本人』として名前をあげられたことがある。東京大会が開催されてもロシアはドーピング違反で個人資格の参加となりますが、プーチン大統領に頼まれたら、IOC(国際オリンピック委員会)に救済策をねじ込むかもしれません。山下会長はJOC会長に就任直後、スポーツや社会活動で顕著な功績があったとして、プーチン大統領から『ロシア名誉勲章』をもらっているから、そのお返しをしないといけない気持ちもあるのでは」(前出のベテラン記者)

山口理事は4日、スポーツ報知の取材に対し、「東京大会は男女平等や障害者への配慮を前提にした大会だったはず。組織委の代表のそうした発言は残念」と語る。

こうした背景から出た、女性蔑視とも受け取られかねない発言。国内外からの批判は覚悟のうえで、決して思いつきのものではないだろう。だから批判をされても、森会長は平気な顔をしていられるのだ。しかし、非難の声は想定以上のものになるはずだ。

実は、森会長を追い詰めているのは、この発言への批判だけではない。

森会長が代表理事を務める一般財団法人「嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センター」が、昨年末をもってひっそりと活動を停止した。この財団については、ロイター通信が「東京招致委員会から約1億4500万円が支払われているのが銀行口座記録にある」と報じている。

この組織はスポーツの発展を図ることを目的に設立されたといわれているものの、その内情は明らかになっていない。活動停止も突然で関係者には知らされていなかった。なにかしらの不都合を感じて、活動を停止した可能性がある。

日本人はマスコミを含めて忘れっぽいが、海外は違う。フランスの検察当局は2019年1月に発覚した五輪招致における贈賄容疑の捜査を続け、現地メディアも取材を続けている。今回の森発言、本人は「時間が過ぎれば忘れられる」と高をくくっているかもしれないが、海外からも二の矢三の矢が放たれ、スポーツ界に激震が走る日は遠くないかもしれない。
参照元:森喜朗会長の「女性蔑視発言」なぜ出たか…透ける暗闘の思惑
2021/2/4 21:16 FRIDAY
森喜朗会長の3日の“女性蔑視”発言全文
2021/2/4 15:21 スポニチアネックス

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が4日、報道陣の取材に応じ、3日の日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会での女性を巡る発言について、「深く反省をしている。発言をいたした件については撤回をしたい。不愉快な思いをしたみなさまについてはお詫び申し上げたい」と謝罪した。国内外で批判の声が高まっているが、辞任は否定した。

 【3日のJOC臨時評議員会での森会長の女性を巡る発言】これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは文科省がうるさくいうんですね。だけど女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言いますが、ラグビー協会は今までの倍時間がかる。女性がなんと10人くらいいるのか今、5人か、10人に見えた(笑いが起きる)5人います。

 女性っていうのは優れているところですが競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局女性っていうのはそういう、あまりいうと新聞に悪口かかれる、俺がまた悪口言ったとなるけど、女性を必ずしも増やしていく場合は、発言の時間をある程度規制をしておかないとなかなか終わらないから困ると言っていて、誰が言ったかは言いませんけど、そんなこともあります。

 私どもの組織委員会にも、女性は何人いますか、7人くらいおられますが、みんなわきまえておられます。みんな競技団体からのご出身で国際的に大きな場所を踏んでおられる方々ばかりです。ですからお話もきちんとした的を得た、そういうのが集約されて非常にわれわれ役立っていますが、欠員があるとすぐ女性を選ぼうということになるわけです。
参照元:森喜朗会長の3日の“女性蔑視”発言全文
2021/2/4 15:21 スポニチアネックス
川淵氏会長就任後、森氏に「相談役」就任要請の意向
2021/2/11 18:32 日刊スポーツ

東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)が辞任する意向を固め、後任として起用の最終調整に入っている日本サッカー協会(JFA)相談役の川淵三郎氏(84)が11日、千葉県内の自宅前で取材に応じ、正式に会長に就任した後には、森氏に「相談役」就任を要請する意向を明らかにした。

森氏は12日に開かれる組織委の理事、評議員、幹事による合同懇談会で表明する見通し。
参照元:川淵氏会長就任後、森氏に「相談役」就任要請の意向
2021/2/11 18:32 日刊スポーツ
森喜朗氏辞任へ 「許容できぬ」「批判に違和感」アスリート反応
2021/2/11 20:28 毎日新聞

「発言は許容できるものではない」「新会長に五輪の機運を盛り上げてほしい」。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が辞意を固めたことを受け、現役アスリートからはさまざまな声があがった。

これまでに陸上男子400メートル障害の世界選手権銅メダリスト、為末大さん(42)が処遇の検討を求めるとともに「いかなる性差別にも反対します」とツイッターで発信するなどスポーツ界からも森発言を否定的に受け止める声が出ていた。

 ロンドン、リオデジャネイロに続いて東京五輪で3大会連続の五輪出場を目指すレスリング選手の高谷惣亮さん(31)は「五輪に向けて一生懸命に尽力された方なので、本当によくやってくれたと思う」と森会長について一定の評価をしつつ、「今回の発言や謝罪会見を見て、根本的な部分で五輪憲章を理解していないのではないかと感じた。そういう方がトップにいる状況では、国民も、戦って笑顔を届けたいと考えているアスリートも、遠く離れてしまう」と懸念する。「レスリングは世界的に男性がやる競技と考えられがちだが、日本はいち早く女子レスリングに取り組み、2004年のアテネ五輪から女子の種目に採用された。レスリングの分野で男女平等を実践したと考えている。レスリング選手として今回の発言は許容できる内容ではない」と指摘し、辞任はやむを得ないとの考えを示した。

 開催まで半年を切った時期での会長交代については「正直、アスリートは練習をしていくしかない。一選手としての影響はない」ときっぱり。後任の会長には「五輪はアスリートのためだけのものではない。新型コロナウイルスの状況を踏まえ、いろいろ対策をするなど世界をみて判断してほしい」と求めた。

 一方、東京五輪出場を決めている現役アスリートの一人は「許される発言ではなかったけれど、それ以上に過剰なまでの批判に違和感はあった。五輪の準備に向けて森会長でなければ突破できないことはたくさんあり、引っ張ってきてくれたことはとても心強かった」と素直な思いも口にした。「辞任は残念だが、新会長には違ったムードで五輪の機運を盛り上げてほしい」と期待した。【椋田佳代、浅妻博之】
参照元:森喜朗氏辞任へ 「許容できぬ」「批判に違和感」アスリート反応
2021/2/11 20:28 毎日新聞
森会長 後任選びでも政治手腕発揮 川淵氏「もらい泣きしちゃって…外堀埋められた」
2021/2/11 22:34 スポニチアネックス

東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長就任が決定的となった川淵三郎氏(84)が11日、千葉市内の自宅前で報道陣の取材に応じ、女性蔑視発言で辞意を固めた森喜朗会長(83)の“政治手腕ぶり”を明かした。

前夜に弁護士の境田正樹氏を通じて面会の打診を受けた川淵氏は、「会長(就任打診)の話もなくはないかなと、半分思った」と警戒。家族にも反対されたことから、森氏後任の腹案を練って、この日の面会に臨んだという。

 ところが本人と会う前に、境田氏を含む関係者2人と会談。その席で森氏の家族が心を痛めていること、森氏が自宅では涙を流すほど憔悴(しょうすい)しきっていることなどを明かされ、「もらい泣きしちゃって」。安倍晋三前首相、菅義偉首相、小池百合子東京都知事らにも既に根回しが終わっていることも明かされ、「外堀が埋まっていて、断るような状況じゃなかった」と観念したことを明かした。

 その後、面会の場所に登場した森氏は「凄くお元気で、いつも通り」だったという。そして、ほぼ開口一番で「何とか後を引き受けてほしい」と打診され、川淵氏も二つ返事で受諾したという。

 首相や自民党総裁を歴任し、19年ラグビーW杯招致でも主導的役割を果たした森氏の調整力や根回しといった政治手腕が今回も発揮された形。川淵氏も「僕が“勘弁して下さい”とか言うのは、時既に遅しだよ。本当に主たる人たちに全部相談してもらっているわけだから」と舌を巻いた。
参照元:森会長 後任選びでも政治手腕発揮 川淵氏「もらい泣きしちゃって…外堀埋められた」
2021/2/11 22:34 スポニチアネックス

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