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米俳優ブルース・ウィリスが認知症のため、引退を表明

2023 2/19


ブルース・ウィリス(67)が、前頭側頭型認知症(FTD)と診断されたことが、2月16日の家族の発表で、判明した。


ブルース・ウィルスは昨年2022年3月の発表で、失語症と診断され、俳優業から引退することを表明していた。


今回、家族の発表で、正しい病名が分かった形である。


前頭側頭型認知症(FTD)は、診断に数年を要する場合があり、治療法は存在しないという。



ブルース・ウィルスの出生データは、アストロデータバンクによれば、「1955年3月19日 18:32 イダー=オーバーシュタイン市、ドイツ」であるが、Rodden Ratingが、Aで、正しいのかどうか今ひとつ不明であった。

その為、ラグナがこれで正しいのか検証の必要があったが、ブルース・ウィルスは、2回結婚しており、子供も最初の妻デミー・ムーアとの間に3人誕生しており、2回目の結婚で、1人誕生している。



その為、検証材料が豊富であり、こうした過去の出来事からラグナは、乙女座で正しいと分かった。



結婚のタイミング及び、子供の誕生のタイミングから、ナヴァムシャ(D9)のラグナは水瓶座、サプタムシャ(D7)のラグナは牡羊座で間違いないと思われる。






そうしたことで、ラグナが分かった所で、改めて、出生図を見ると、現在、マハダシャー土星期の終わりで、土星/木星期である。



土星期は、2006年から続いているが、土星は識別力、判断力を表わす5室の支配星だが、逆行して、病気の6室を同時に支配している。



パラシャラの原則では、乙女座ラグナにとっての5、6室支配の土星は、6室の水瓶座の方が、土星がムーラトリコーナとなる星座である為、6室の象意の方が、強く働き、土星は、全体として、トリコーナの支配星であるにも関わらず、吉意を損なっている。



そして、この土星は2、9室支配の金星と2-5の星座交換をして、良さそうに見えるが、3、8室支配で、8室でムーラトリコーナの座にあり、凶意が著しく強まった機能的凶星の火星からのアスペクトを受けている。



この火星が絡むことにより、5室の支配星が、6-8の絡みを形成し、マラカの2室と寿命の8室の軸を傷つけている。



この土星には、木星がアスペクトしているが、4、7室支配のマラカであり、月から見ても3、12室支配で、病気の6室に在住している為、機能的凶星化しており、あまり役に立っていない。



現に土星/木星期の今現在、ブルース・ウィルスの認知症の症状は、進行していると報じられている。



あるいは、こうした機能的凶星化した木星でもラグナロードの水星や5室支配の木星にアスペクトしている為、どうにか症状の進行を抑えていると解釈することも出来るかもしれない。



5室には金星と月が在住しているが、金星はダニシュター(火星)に在住し、火星はバラニー(金星)に在住して、金星と火星が5-8のナクシャトラ交換をしている。


従って、この絡みが、認知機能の障害(5-8)を生み出している。








そもそも5室に対して、火星と土星が等距離に配置されているが、これはアイヤーが言う所のパーパ・サンキャヨーガであり、火星期や土星期のどちらでも5室(認知、判断機能)にとっての悪い象意が出て来る時期である。



土星と火星は、5室に対して、ケンドラ関係(ケンドラサンバンダ)にあり、土星や火星の影響を受けているということが出来る。





5室には、2、9室支配の金星と、11室支配の月が在住し、2-11、9-11のダナヨーガを形成し、また金星と土星が星座交換をして、2-5、5-9のダナヨーガを形成している。



5室が強い配置であり、5室は3室から見た3室目のハウスであり、メディア、芸能、テレビ、映画、エンターテイメントの世界で、活躍する配置に思えた。



月ラグナから見ても1、2室支配の土星が10室でシャシャヨーガを形成し、5、10室支配の金星と1-10の星座交換をしており、1-5、1-10、2-5のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成しており、非常に強い配置になっている。




然し、それでも5室は、上記のいくつかの理由から傷ついているように見える。







ナヴァムシャでは、土星は12室支配で5室に在住し、5室を傷つけ、更にラーフ/ケートゥ軸と絡み、8室支配の水星と相互アスペクトしている。



5室支配の水星もラーフ/ケートゥ軸や12室支配の土星から傷つけられている。




こうした出生図で3、8室支配の火星から傷つけられている5室の支配星で、ナヴァムシャでは5室を傷つけている惑星でもある為、2006年からのマハダシャー土星期において、認知症につながるような認知機能の低下が徐々に進行していたのである。



そして、土星期の終わりにそれが臨界点に達し、目に見えるような症状として現れ、疾患の最終段階に来たと言ってもいいのかもしれない。









次の2025年7月15日からのマハダシャー水星期は、身体を表わすラグナロードで、知性の表示体でもあるが、病気の6室に在住し、ディスポジターの土星は、やはり、3、8室支配の火星からアスペクトされる5室の支配星である。



そして、水星は、シャタビシャー(ラーフ)に在住しているが、支配星のラーフは、射手座に在住し、5、6室支配の土星からのアスペクトを受けている。



またナヴァムシャでも5室支配の水星は、ラーフ/ケートゥ軸や、12室支配の土星からのアスペクトを受けている。




因みに前頭側頭型認知症(FTD)とは、脳の前頭葉と側頭葉が萎縮し、血流が低下することによって、様々な症状が引き起こされる、難病に指定される病気だという。



制限、縮小、萎縮といった症状は、土星の働きであり、血流の低下や原因不明で、治療法がなく、難病に指定されているという所は、8室の象意が感じられる。




アルツハイマー病、認知症についての惑星配置について意識したのは、ロナルド・レーガン元大統領のチャートを見た時である。







レーガン元大統領は、5室にラーフ、8室支配の月、2、3室支配のマラカの土星が在住し、5室が激しく傷ついている。



ナヴァムシャでは5室の支配星が8室に在住し、土星からのアスペクトを受け、8、11室支配の機能的凶星化した木星からのアスペクトを受けている。



従って、出生図でもナヴァムシャでも5室が8室の支配星と絡みながら激しく傷ついている。



レーガン元大統領は、1994年のマハダシャー土星期の最後のアンタルダシャーである土星/木星期に自身がアルツハイマー病の初期段階であることを明らかにした。



木星は、ラグナロードで、土星と相互アスペクトしていたが、土星から傷つけられており、マハダシャーが土星期であったことを考えると、この木星の吉意もあまり役に立っていない。



むしろ、土星やラーフ/ケートゥ軸、8室支配の月から傷つけられたラグナの支配星(身体)という象意が発揮されたようである。




ロナルド・レーガン元大統領の場合も8室支配の月やラーフ/ケートゥ軸と共に5室を傷つけるマハダシャー土星期にアルツハイマー病の症状が水面下で進行していたのである。




土星期の最後にその症状が臨界点に達し、目に見える形で顕在化したと考えられる。




そして、ロナルド・レーガン元大統領は、2004年6月5日の水星/火星/土星期に93歳で死去した。




水星は、マラカの7室の支配星で、火星はラグナに在住する12室の支配星で、マラカの水星とコンジャンクトし、土星は2、3室支配のマラカであった。




このレーガン大統領の事例を見て、アルツハイマー病、すなわち、認知症とは、5室の傷によって表されることを理解した。




ブルース・ウィリスは、私が中学生だった頃、当時、映画ファンだったことから、ブルース・ウィリスの『ダイ・ハード』が公開された時のことは覚えている。









あの映画で、ブルース・ウィリスは、映画スターになったのである。




それ以前は、テレビドラマの人気俳優に過ぎなかった。



マニアな人なら、「こちらブルームーン探偵社」で、シビル・シェパードと共演していた頃のブルース・ウィルスのことも知っているかもしれない。



若い頃、スターだった人たちが、引退の時期に近づいて来ている。



ブルース・ウィリスの最近の写真を見ると、やはりどこか虚ろな表情をしていて、自分が誰なのかまだかろうじて分かるが、徐々に分からなくなりつつある、ぼんやりとした兆候を示しているように見える。




認知症であることの発表が家族からのものであったということがそういう意味なのである。






ブルース・ウィリスのラグナ検証



1987年11月21日 女優デミ・ムーアと結婚・・・・ラーフ/太陽/金星
【D1】
ラーフのディスポジターは7室の支配星
太陽は7室に在住
金星は結婚生活の2室の支配星で、結婚の表示体(Marriage Maker)

【D9】
ラーフはラグナロードの土星とコンジャンクト
ディスポジターの水星は月から見た7室の支配星
太陽は7室の支配星で7室に在住
金星は7室に在住


【トランジット】
木星が7室魚座で逆行
土星が射手座に移動する約1ヶ月前で、既に7室の支配星にアスペクトする効果を発揮
7室にダブルトランジット
火星は75日以内に7室にアスペクト
ラーフ/ケートゥ軸が、1-7室の軸をトランジット


1988年8月16日 ルーマー・ウィリス誕生(長女)・・・・ラーフ/月/木星 or 土星

【D1】
ラーフのディスポジターは木星(子供の表示体)、ラーフは5室の支配星からアスペクトされている
月は5室に在住
木星は子供の表示体で、5室の支配星からアスペクトされている
土星は5室の支配星で、5室在住の金星と星座交換


【D7】
ラーフのディスポジターはラグナに在住
月はラグナロードの火星とコンジャンクト、月のディスポジターである水星はラグナに在住し、火星と星座交換し、月はラグナに密に絡んでいる
木星は9室の支配星で9室に在住
土星はラグナに在住


【トランジット】
土星は射手座で逆行し、5室にアスペクト
木星は牡牛座から5室にアスペクト
5室にダブルトランジット
火星は魚座から5室の支配星にアスペクト



1991年7月20日 スカウト・ラルー・ウィリス誕生(次女)・・・木星/木星/ケートゥ

【D1】
木星は子供の表示体
ケートゥは木星とコンジャンクト
木星、ケートゥは天秤座の逆行の土星からアスペクトされている


【D7】
木星は9室支配で9室に在住
ケートゥはディスポジターの月がラグナに在住する水星とラグナロードの火星との星座交換にコンジャンクトして、ラグナ、ラグナロードに密に絡んでいる


【トランジット】
5室支配の土星が5室山羊座をトランジット
木星が蟹座から5室にアスペクト
5室にアブルトランジット
山羊座に9室の支配星が在住している為、9室の支配星にもダブルトランジット
火星は75日以内に5室と5室の支配星にアスペクト

更にラグナロードの水星が蟹座から5室にアスペクト
太陽が5室にアスペクト




1994年2月3日 タルーラ・ベル・ウィリス誕生(三女)・・・・木星/土星/太陽

【D1】
木星は子供の表示体
土星は5室の支配星
太陽はディスポジターが木星(子供の表示体)、逆行の5室の支配星からアスペクトされている
太陽はウッタラバードラパダー(土星)に在住し、土星は5室の支配星


【D7】
木星は9室の支配星で9室に在住
土星はラグナに在住
太陽は5室の支配星



【トランジット】
土星は水瓶座だが、少なくとも9か月前には5室をトランジットし、5室の支配星にアスペクト
火星は5室をトランジット
木星は5室の支配星にコンジャンクト
5室にダブルトランジット




2000年 デミ・ムーアと離婚・・・・木星/金星


【D1】
木星はケートゥとコンジャンクトし、6室支配の逆行の土星からアスペクト
金星は11室の支配星とコンジャンクト
木星から見て、金星は12室支配で8室に在住
※木星はラグナから見ても月から見ても機能的凶星で、それと絡まない9室支配で、月から見て、ヨーガカラカの金星が木星と6-8の関係



【D9】
木星は11室の支配星で逆行の土星と絡み、火星からアスペクトされている
金星は4、9室支配で、7室に在住し、12室支配の土星からアスペクト
月から見て、金星は3、8室支配で6室に在住し、6室の支配星とコンジャンクト



【トランジット】
土星と木星が8室牡羊座をトランジットし、5、6室支配の土星にアスペクトして、6室にダブルトランジット
75日以内に土星が山羊座から8室にアスペクトし、土星も8室をトランジットして、8室と8室の支配星に対して、土星と火星が絡んでいる




2009年3月21日 エマ・ヘミングと再婚・・・・土星/土星/木星


【D1】
土星は2室の支配星(結婚生活)と星座交換
木星は7室の支配星



【D9】
土星はラグナの支配星で、8室(結婚生活)支配の水星と相互アスペクト
木星は2室(結婚生活)の支配星で、4室に在住




【トランジット】
木星が山羊座からラグナにアスペクト
土星が獅子座で逆行し、ラグナにアスペクト
ラグナ(7室から見た7室)にダブルトランジット
月から見た7室に山羊座から木星がアスペクト
月から見た7室に獅子座で逆行する土星が絡んでいる
月から見た7室にダブルトランジット





2012年 マーベル・レイ・ウィリス誕生(娘)・・・土星/水星 or ケートゥ


【D1】
土星は5室の支配星
水星のディスポジターは5室の支配星、また水星は木星(子供の表示体)からアスペクトされている
ケートゥは子供の表示体とコンジャンクト、またケートゥは逆行の5室の支配星からアスペクトされている



【D7】
土星はラグナに在住
水星はラグナに在住し、ラグナの支配星と星座交換
ケートゥはディスポジターの月が、ラグナに在住する水星とラグナの支配星の火星の星座交換に密に絡んでいる



【トランジット】
土星は5室の支配星にコンジャンクト
木星は牡羊座から5室の支配星にアスペクト
火星は75日以内に5室と5室の支配星にアスペクト









(参考資料)

ブルース・ウィリスさん、認知症と診断 家族が公表
2023年2月17日 BBC NEWS JAPAN

米アクション映画「ダイ・ハード」シリーズの主人公ジョン・マクレーン役などで知られ、昨年に俳優業を引退したブルース・ウィリスさん(67)が、前頭側頭型認知症と診断されたことが明らかになった。家族が16日に公表した。

ウィリスさんは昨春、失語症と診断されたため俳優業を引退した。

ウィリスさんの家族はソーシャルメディアに声明を投稿し、「ようやく明確な診断が出て安堵しています」と述べた。

ウィリスさんの症状は失語症を発表した後に進行し、今回具体的な診断が出されたという。

家族は世界中からウィリスさん信じられないほどの愛を注いでいただいたことへの心からの感謝」を表した。

前頭側頭型認知症への認識高めたい

家族はまた、前頭側頭型認知症は60歳以下が発症する認知症の中で最も多いとし、「現在、この病気の治療法はなく、私たちは何年か先にこの現実が変わることを望んでいます」と述べた。

「ブルースは常に、自分の声を世の中に届けることが他者を助けることにつながると信じ、公的にも私的にも、重要な問題に対する意識を高めることにつながると信じていました」

家族は前頭側頭型認知症に関する認識が高まることを望んでいるとしている。

「ブルースがいま、もし自分で行動できるのなら、世界的注目を集めて、身体を衰弱させるこの病気と向き合っている人々とつながり、この病気が多くの人やその家族にどのような影響を与えるかを示すことで応えたいと考えるだろうということを、私たちは分かっています」

この声明は、妻エマ・ヘミング=ウィリスさんや元妻デミ・ムーアさん、3人の娘らが連名で出した。

脳障害患者のケアや研究に関する著名な運動家で米ジャーナリストのマリア・シュライヴァーさんは、「ブルース・ウィリス氏とそのご家族を気の毒に思うとともに、この病気に待ち望んでいた光を当ててくれたことに感謝します」とツイートした。

「誰かが名乗り出てくれることで私たち全員が助けられます。病気だと診断されることは非常に困難なことですが、ほとんどの人は診断を受けることで安堵するのです」

ウィリスさんは1980年代から90年代にかけて「ダイ・ハード」シリーズや「シックス・センス」、「アルマゲドン」、「パルプ・フィクション」などの大ヒット映画に出演し一躍有名になった。

ゴールデングローブ賞には5回ノミネートされ、「Moonlighting」で受賞。また、エミー賞には3回ノミネートされ、2度受賞している。

しかし昨年3月、家族は失語症によってウィリスさんの「認知能力に影響が出ている」ため、ウィリスさんが俳優業を諦めると述べていた。

俳優からメッセージ

米犯罪ドラマ「ブレイキング・バッド」に出演していた米俳優アーロン・ポールさんは、ウィリスさんは「とんでもないレジェンドだ」、「友よ、心から大好きだ!」と述べた。

米歌手で女優のクイーン・ラティファさんは、「神のご加護がありますように。私たちみんな、あなたのことが大好き!!幸運を祈ります。あなたとあなたの家族へ、あらゆるエンターテインメントを提供してくれてありがとう!!!」とインスタグラムに投稿した。

多発性硬化症を患う米女優セルマ・ブレアさんは、シンプルに「愛を送ります」と投稿した。

英国民保健サービス(NHS)のウェブサイトによると、前頭側頭型認知症は行動や言語に問題が生じる「めずらしい」病気の1つ。

動作が遅くなったり、動きが硬くなったり、筋力が低下するといった症状のほか、進行すると膀胱や腸のコントロールができなくなるという。

(英語記事 Bruce Willis has dementia, family announces)
参照元:ブルース・ウィリスさん、認知症と診断 家族が公表
2023年2月17日 BBC NEWS JAPAN
ブルース・ウィリスが発症した「前頭側頭型認知症」とは
Marisa Dellatto | Forbes Staff
2023.02.17 Forbes JAPAN

米俳優ブルース・ウィリス(67)が前頭側頭型認知症(FTD)と診断されたことが、家族の16日の発表で明らかになった。昨年3月には失語症の診断が公表されていたが、その後「病状が進行した」という。

家族の声明は、妻エマ・ヘミング・ウィリスと元妻のデミ・ムーア、娘5人の連名で、米国の前頭側頭型認知症協会(AFTD)を通じて出された。声明では、失語症はFTDの症状の1つだと説明。FTDは60歳未満で最も多い認知症のタイプで、診断には数年を要する場合があり、治療法は存在しないという。

米総合病院メイヨー・クリニックによると、FTDは認知症全体の10~20%を占める。脳の前頭葉と側頭葉が萎縮する病気で、原因はわかっていない。症状には行動の変化や、発話・言語障害、運動障害などがある。

ジョンズ・ホプキンス・メディスンによれば、発症後も生存は可能だが、肺炎や感染症、転倒によるけがなどのリスクが高まる。AFTDは、発症後の余命を7~13年としている。

家族は声明で、「ブルースは常に、世界での自分の声を使って他者を助け、公私ともに重要な問題についての意識を高めるために使いたいと考えていました。今、もし彼が可能だであれば、同じくこの病気と向き合っている人々や、この病気がどれほど多くの人とその家族に影響を与えているかについて、世界の注目を集め、人々をつなげたいと思うに違いない、と私たちは考えています」と述べている。

家族は2022年3月の発表で、ウィリスが失語症と診断され、俳優業から引退することを明らかにしていた。失語症は、意思疎通に問題が生じる言語障害で、思考力には影響しない。FTD以外でも、頭部外傷や脳卒中、感染症による脳損傷が原因で生じる場合がある。

家族は今回の声明で、FTDは「残酷な病気」であるものの、「ようやく明確な診断が出て安堵(あんど)している」と述べている。

(forbes.com 原文)

翻訳・編集=遠藤宗生
参照元:ブルース・ウィリスが発症した「前頭側頭型認知症」とは
Marisa Dellatto | Forbes Staff
2023.02.17 Forbes JAPAN
ブルース・ウィリスさん、認知症と診断…失語症で昨春引退表明
2023/02/17 08:30 讀賣新聞オンライン

 【ニューヨーク=寺口亮一】米アクション映画「ダイ・ハード」などで知られる米俳優ブルース・ウィリスさん(67)が認知症と診断されたと、ウィリスさんの家族が16日公表した。ウィリスさんは失語症のため、昨年3月に俳優業からの引退を表明していた。

家族によると、症状が進行して「前頭側頭型認知症」と診断された。治療法は確立されていないという。家族は声明で「つらいことだが、明確な診断がついてほっとしている。報道によってこの病に光が当たるよう願っている」と訴えた。

 ウィリスさんは「ダイ・ハード」(1988年)のほか、「アルマゲドン」(98年)や「シックス・センス」(99年)などに出演した。
参照元:ブルース・ウィリスさん、認知症と診断…失語症で昨春引退表明
2023/02/17 08:30 讀賣新聞オンライン
米俳優ブルース・ウィリスさんが認知症と診断 65歳未満の発症割合が多い前頭側頭型認知症とは・・・家族「病気に光が当たることを願う」
2023年2月18日(土) 15:14 TBSテレビ

「ダイ・ハード」や「アルマゲドン」など数々のヒット作に出演してきた米俳優ブルース・ウィリスさん。

「前頭側頭型認知症と診断された」と家族が公表しました。

この型の認知症は40代から65歳未満での発症割合が多く、進行を止める治療薬もまだ開発されていません。

ウィリスさんの家族は「この病気に光が当たることを願っています」とコメントしています。

「誰もがかかる可能性があります」

これまで「ダイ・ハード」シリーズや「アルマゲドン」など数々のヒット作に出演してきたウィリスさん。映画の舞台挨拶でたびたび来日し、日本でも人気を得ていました。

しかし去年3月、突然俳優業の引退を公表。言葉を使う機能が失われる「失語症」と診断されたことを明かしていました。

ブルース・ウィリスさんの家族

「『前頭側頭型認知症』であると診断されました。つらいことではありますが、ようやく明確な診断を得られたことにほっとしています」

症状については意思の疎通に困難が生じているとも…。

ブルース・ウィリスさんの家族

「残念ながらコミュニケーションの問題は、ブルースが直面している1つの症状にすぎません。私たちが聞いたこともないような残酷な病気で、誰もがかかる可能性があります」

ウィリスさんが診断された「前頭側頭型認知症」は、65歳未満で発症する人の割合が多いと言います。

アルツクリニック東京 新井平伊院長

「物忘れとかそういった有名な症状はあまり出なくて、行動が変わったり性格も変わったり、言葉がうまく使えなかったり」

「(ウィリスさんは)最初、失語症と診断されていた以上はおそらく、まず側頭葉中心で変化を受けてきた」

影響を受ける脳の部位によって、大きく症状が異なる認知症。

根本的な原因はまだ解明されていません。

アルツクリニック東京 新井平伊院長

「進行を止める力の治療薬はない。行動異常的なところをうまくコントロールして、生活の質を高めるという治療。対症療法」

認知症の人は全国で600万人を超えると推計されています(厚生労働省)。

アルツクリニック東京 新井平伊院長

「『前頭側頭型認知症』は40~65歳の初老期においてはよく見られます。言葉がしゃべれなかったり、どうしても意欲が下がって来ちゃって、病気のせいなのだけど『お前は何をやっているんだ』というふうに誤解されるのは、アルツハイマー病より多いと思います。変化を周りで見落とさずに、サインとして見つけられるかがポイントになる」
参照元:米俳優ブルース・ウィリスさんが認知症と診断 65歳未満の発症割合が多い前頭側頭型認知症とは・・・家族「病気に光が当たることを願う」
2023年2月18日(土) 15:14 TBSテレビ

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 五室のラーフが親分のような存在だと感じており

    そういう人が脳梗塞などの病気になるパターンが多く、共感します

    人の面倒を見るタイプの人が脳梗塞など麻痺で誰かの手を借りる必要があり

    強気だったのに誰も懐に入れることができなくなり、落ち込んだりイライラしてる様子です



    ちなみに顔面は1室だと感じる事例を最近何度か見かけました

    具体的には山羊座に土星火星在住のトランジットで、顔面の損傷(吹き出物から帯状疱疹など)です
    • 1室は頭で、2室が顔面(目、鼻、口)です。

      山羊座ラグナで、土星、火星が山羊座にトランジットしてそういうことがあったということですか?

      頭を含めて顔全体が損傷したということならありそうです。

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