前に過去の検証をしていた時に自分の高校時代のダシャーと事象の検証で、納得できたことがある。
その当時、ラグビー部に所属していたのだが、ラグビーはご存知のように敵にタックルしたり、されたりと激しいスポーツである。
それで、3年間の活動で、2回大きな怪我をして、一つは、試合中に相手の下敷きになって、左足の靭帯を骨折したことで、もう一つは、また別の試合の時であるが、タックルの時に胸骨がぶつかった時の圧力で、少し陥没したりした。そのため、今でもその陥没部分が時々痛んだりするので、一生付き合わなければならない肉体の損傷を抱えてしまったと言える。
別にそれほど、スポーツが好きだった訳ではないが、当時、父親の「高校時代にスポーツぐらいやらないと軟弱になってしまうぞ」という一言に影響されて、スポーツをやったのを思い出す。然し、今ではバカなことをしたものだと今では思う。スポーツなどするくらいなら、もっと勉強しておけばよかったと後悔している。しかし、そうであってもよかったことも少なからずあったことは確かである。
その当時のダシャーは、水星/火星期で、水星からみると、6、11室支配の火星が10室に在住している。
火星が10室に在住しているからか、当時試合中に随分目立つ活躍が出来たことが何回かあり、その一つは、県大会のトーナメントのシード権を巡るシード校との対戦の時に、一番、端のウイング(バックスの中でもっとも端にいて、左右の端のトライゾーンのトライする)をやっていて、ボールが回ってきた時に、ディフェンスラインを突破して、30~40メートルぐらい独走して、トライを決めた時がある。
ラグビーは直ぐに敵にタックルで、倒されるので、あまりボールを持って走れる時間も距離も少ないので、独走したとなると、ちょっとしたヒーローみたいになるのだが、この時が、3年間で、一番輝いた瞬間だったと思う。そのトライのおかげで、チームは勝利し、シード権を対戦相手から奪うことが出来た。
さすがに10室の火星だけあって、やはり大舞台で活躍できる体験を与えてくれたのである。
然し、この同じ水星/火星期に2回怪我をしたのは、やはり、6室支配の火星のせいだと今では分かる。
さらに火星はラグナロードで8室を支配し、12室に在住して、土星からアスペクトされている。いわゆるアリシュタヨーガである。火星は12室に在住しているので、病院にお世話になったし、ラグナロードが8室も支配しているので、慢性的な疾患を抱えたのである。
この時の胸の陥没が未だに痛むのは、やはり、アリシュタヨーガの効果だと思うのだ。
そして、この配置がもたらす効果は、この胸の陥没ばかりではない。
例えば、ITの会社で働いていて、やはり12室的な監視ルームという密室の中で、技術的な仕事に就いていて、その環境がやはり、土星のアスペクトがあるからか束縛もあるというのは、やはり、このラグナロードの火星が12室に在住している効果とも思える。
ハウスや惑星がつくる絡みが、複数の象意を表すことは、占星術ではよくあることであり、というよりもそのように象意が複数重なり合って構成されているのが普通である。
だから、例えば、ジョン・F・ケネディのラグナロードの水星が8室に在住して、8室支配の火星と接合しているのは、アリシュタヨーガだが、それは彼が大学時代のスポーツや戦争中などに何度も脊髄を損傷したことも表すし、また、大統領になってからダラスで暗殺されたことも表している。
惑星やハウスがつくる絡みの象意は一つではなく、大抵、複数重なって存在するのが普通である。
その理由を考えてみると、この世界を管理している惑星ロゴス(神?)は地球上の様々な出来事をたった12の星座と12のハウスと9つの惑星で表現しなければならないため、類似する複数の象意を、ハウスや惑星やそれらの絡みで、ひとくくりにして、まとめ、数を減らしていかなければならないからだ。そうしなければ、この単純で数が限られている占星術の要素の中に、人間社会の沢山ある様々な出来事やドラマを、象徴させることが出来ない。
効率よく、似たような象意はひとくくりしてまとめなければならないのである。
だから、私たちは、予測する際は”足し算の論理”によって、惑星やハウスや星座の知っている象意をどんどん並べて合成して、その象意を列挙していけばいいだけである。
ある惑星、ハウス、星座の絡みには複数の象意が潜在しているので、そうして列挙した象意のいくつかは、実際に高い確率で当たっているのである。
というよりも最近は、そうして列挙した全ての象意は実際に調べてみれば全て、起こっている可能性もあるのではないかとも思うのである。
つまり、起こっていないことはそもそも惑星、ハウス、星座の象意を使って、そもそも考え出すことも出来ないとも思えるのである。
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