斉藤由貴の不倫騒動について-再ブレイクと魔性の魅力-

斉藤由貴の不倫疑惑などがワイドショーを賑わせている。


状況的に見て、斉藤由貴が不倫していたことは明らかなようだが、世間は斉藤由貴が、会見でどのような発言をするか、どのようにこの状況を釈明するのかといった好奇心からこの様子を眺めていたのではないかと思われる。

つまり、こうした芸能人の不倫疑惑騒動というのは、他人の私生活を覗き見たいという願望と、人の生きた作り物ではない人生ドラマを垣間見たいという大衆の欲求なのである。


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また大衆が芸能人に自身の願望などを投影し、そこで疑似体験するそうした存在が、芸能人である。


反グローバリゼーション、トランプ現象など、個人が自らの欲望を剥き出しにして表現する自由至上主義(リバータリアニズム)的な風潮の中で、大衆の欲望に訴えかけるのが、芸能人の不倫疑惑である。


これが、今、メディア業界で、最も視聴率を稼げるエンターテインメントである。


斉藤由貴は、1980年代、1990年代初期に活躍していた歌手、女優で、モルモン教の夫と結婚して芸能界からは引退して主婦として生きていた。


2016年になって、50代を過ぎた辺りから、斉藤由貴は、テレビで番組から引っ張りだこになり、再ブレイクを果たした。


50歳で再ブレーク中 斉藤由貴ばかり芸能界でなぜモテる
2017年6月8日 日刊ゲンダイ

斉藤由貴(50)が7月スタートのTBS系ドラマ「カンナさーん!」で初のおばあちゃんを演じることになり、話題だ。「トシとったもんだ」と語った斉藤は「卒業」での歌手デビューから2015年ですでに30年が経過。同世代の中高年も時の流れの早さを感じているのではないか。

 とはいえ、斉藤由貴は枯れていないどころか、再ブレーク中ともっぱらだ。女優、歌手、ラジオパーソナリティーのほか、神奈川県の「手話普及推進大使」にも選ばれるなど仕事のオファーが引きも切らない。ある民放プロデューサーがこう言う。

「斉藤さんのファンは彼女よりちょっと上の年代、55~60歳くらいが多いんです。芸能界でもリリー・フランキーさんら斉藤さんを敬愛している人はたくさんいるし、ドラマなど制作するスタッフも若い頃から斉藤さんのファンで、ある程度の地位と実力がついた今、一緒に仕事したいとの思いを抱えている者が少なくない。そして歌でも演技でも、そうしたオファーに前向きで楽しんでやってやろうとしてくれるので、ますます人気ですよ。たとえば元キャンディーズの伊藤蘭さんにキャンディーズの曲を歌ってくださいといっても難しいところ、斉藤さんはロックフェスにも出てくれたりする。リクエストすれば、快く『卒業』を披露してくれる。演技もトークもうまい。だからこそ三谷幸喜さんや宮藤官九郎さんらがオファーを出すのでしょう。薬師丸ひろ子さんもそうですが、50代になってますます意気盛んですね」

■私生活では3人の子供のママ

 再ブレークのきっかけは約5年前、3カ月で11キロ落とすダイエットをしたこと。私生活では、3人の子供の母親だ。30周年のときの雑誌取材では「お仕事がある、ないにかかわらずウイークデーは必ず午前5時過ぎには起きています。それから、末娘(10)のお弁当を作って、彼女を起こして身支度させて、朝ごはんを食べさせて、車で駅まで送っていきます。大急ぎで家に戻って、上の2人の子供(長女=15、長男=11)のお弁当を作って、朝ごはんの準備」などと語っていた。

 それから2年だから、長女は17歳の高校2年、長男は13歳の中1、次女は小6か。実生活でおばあちゃんになる日はまだちょっと先のようで、「何度言ってもダメなときはスケバンママになります」と、今は子育てに奮闘しているのだろう。


 この4月のインタビューでは、こんなモットーを語っている。


「自分の中に、“おもしろいことは上質である”という強い信念があるので。美しいとか、かっこいいということにももちろん存在意義はあるけど、私は自分をよく見せることよりも、見ている人を楽しくさせることが一番大事だと考えています」

 時を経て、斉藤由貴は成熟したエンターテイナーになった。

再ブレイクのきっかけは、5年前にダイエットに成功したことだという。


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5年前というと、2012年辺りであり、おそらく、マハダシャー水星期の最後、水星/土星期辺りである。


この頃にダイエットして、そして、私生活では、午前5時過ぎに起きる生活を送っていると記されている。



ちょうどマハダシャーが、ケートゥ期に移行するタイミングである。


ケートゥは、6室に在住しており、良い配置である。


ウパチャヤの凶星でもあり、また特にケートゥが6室に在住する場合は、敵を粉砕するという象意がある。


まず、ケートゥ期の特徴として、無執着、放棄といった特徴が出て来るため、無駄なぜい肉を削ぎ落したということである。


そして、早起きし、生活をシンプルにして、6室が強い人の特徴である集中力が生じたと考えられる。


ケートゥが在住する天秤座をラグナとすると、11室に1、8室支配の金星、9、12室支配の水星、11室支配の太陽が在住しており、1-9、1-11、9-11のダナヨーガを形成している。


ジャイミニスキームで見ても、現在、2015年9月10日から天秤座のメジャーダシャーに入っており、2025年9月10日まで続くが、天秤座から11室にはAmKの水星、PKの金星が在住しており、11室(ステータス、称号)で、ジャイミニラージャヨーガを形成している。


AmKが9、10、11室に在住する星座ダシャーの時期は、基本的にキャリア上の上昇の時期である。



従って、斉藤由貴の再ブレイクは、天秤座、そして、天秤座からの11室獅子座に在住する金星、太陽、水星がもたらしたのである。




斉藤由貴は、ラグナがクリティッカー(太陽)であり、どこか高貴な育ちの良いお姫様的なイメージを持つ女優である。


4室で太陽が自室に在住して、ラグナロードの金星、2、5室支配の水星と共に1-4、1-5、4-5のラージャヨーガを4室に形成している。



1994年12月にモルモン教で出会った一般男性と結婚し、その時のダシャーが、土星/木星期である。


直後にマハダシャー水星期に移行している。



水星は、ナヴァムシャの4、7室の支配星であり、9室に在住しており、家庭や配偶者との生活を充実させていく時期である。


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出生図でも水星は、4室でラージャヨーガを形成しており、3人の子供に恵まれて、幸福な家庭生活を得てきたことが分かる。



そして、これらを形成する金星、太陽、水星は、月から見た場合、1、4室支配の水星、5室支配の金星が、3室(芸能)でコンジャンクトし、1-5、4-5のラージャヨーガを3室で形成している。


これらはメディアの世界で活躍する配置であり、女優としての才能を表しており、芸能活動を表している。



斉藤由貴の4室は非常に強いため、そこには幸福感があふれており、太陽も強く、高貴で、威厳を伴っている。



従って、今回の不倫騒動でも斉藤由貴を擁護する声が大変多い。



あるラジオ番組では、400通の激励のメールが届いたそうである。



これらは、今、斉藤由貴がブレイクの真っ只中にいることを表してもいる。




・不倫のカルマの噴出


それでは、こうした再ブレイクの只中で、何故、斉藤由貴は、不倫に陥り、メディアからスキャンダルを追及される結果となったのかが問題である。



それは、現在のダシャーに良く表れているが、現在、ケートゥ/木星期である。




牡牛座ラグナにとって、木星は8、11室支配の機能的凶星であるが、ドゥシュタナハウスで最も凶意が強い8室と、トリシャダヤハウスで最も凶意が強い11室を同時に支配する最凶の機能的凶星である。




木星は、師匠を表す表示体であり、コンサルタントとか医師も含めて、何か相談するような相手を表している。



それは宗教的指導者の場合もある。



そして、その木星は8室の支配星であるため、頼りにする存在であり、また支配者を表している。



それが、おそらく現在、メディアに騒がれている不倫相手とされる開業医師のA氏を表しているのではないかと考えられる。



木星は、8、11室の支配星となることで、支配的なグル(教師、医師)という象意になっており、この木星は蟹座プシュヤで高揚していることから、非常に包容力があり、親身に相談に乗るメンターを示していると思われる。


3室は食欲、性欲、睡眠欲を表すハウスであり、そうしたメンターとの関わりが、性的な関係性へと発展しやすい配置である。



しばしば、8室の支配星の象意を経験する場合は、三角関係の中で、自分が愛人にされるという立場を表している。



但し、この木星はプシュヤで強いことから、本質的な悪人とは言いにくく、つまりは有能な教師である。



従って、当事者間で、治療のため、などと言った合理化、正当化が行われていたと考えられる。



当人たちはそのようにして、罪の意識を逃れていたのであろうと思われる。



斉藤由貴の釈明会見で出てきた家族ぐるみでお世話になっている医師という表現は、そうしたことから日頃からの斉藤由貴の合理化、正当化のリハーサルがそのまま出てきたに過ぎない。



木星が機能的凶星化したり、傷ついていたりする場合、木星は世間体(体面)を気にしたり、偽善的に振る舞う傾向が出て来ると言われている。



つまり、例えば、お互いの精神的成長のためとか、お互いにサポートし合う関係といった理想主義的な合理化によって、単に快楽を貪り合う関係であったとしても当人たちにとっては都合よく解釈されていたりするのである。



木星は月からみると、7、10室支配で2室で高揚し、6、11室支配の火星と接合している。



ラグナから見ても木星は、8、11室支配で、3室で、7、12室支配の火星と接合している。



従って、この3室での木星と火星の絡みは、7室や8室、6室と7室の絡みが強く出ており、従って、これを経験する場合、不倫や三角関係、パートナーとの不和などの問題が生じる時期である。


これは、斉藤由貴の輝かしい4室の配置、金星と太陽と水星で形成されるラージャヨーガの配置とは対照的である。



斉藤由貴には、非常に幸福で、家庭の平穏な幸せを経験している主婦のイメージがある一方で、1990年代に尾崎豊や川崎麻世との密会不倫などが報じられ、魔性の女としてのイメージがあるのはその為である。




今、ケートゥ/木星期のため、そうした彼女の魔性の女としてのカルマが噴出している時である。





・斉藤由貴の過去の恋愛パターン


尾崎豊にしても、川崎麻世にしてもどこか憎めない坊ちゃん的なイメージを持った男性であり、彼女が、そうした男性を慕って頼っていくというのは、蟹座のプシュヤに在住する木星の恋愛のパターンである。



尾崎豊などは、精神的存在であり、斉藤由貴にとって、メンターや相談役として見れば、イメージによく一致している。



当時、尾崎豊は、斉藤由貴と不倫疑惑があった際、既に家庭を持っていたと言われているが、つまり、家庭を持っている男性との三角関係を意味している。



1990年代というと、土星/火星、土星/ラーフ、土星/木星期辺りである。



火星は、木星と蟹座でコンジャンクションし、ラーフはディスポジターの火星が木星とコンジャンクションし、木星は、頼りにするメンターの表示体であり、パートナーの表示体である。



従って、アンタルダシャーが、火星期、ラーフ期、木星期は、彼女が3室で形成する不倫のカルマが噴出する時期である。



そして、3室はメディアのハウスでもあり、8室(スキャンダル)と絡んでいる為、突然にメディアにスクープされて、釈明会見などに追われることになる。




因みにジャイミニスキームで見た場合、彼女は、仕事上のブレイクをしていく天秤座のメジャーダシャーであると書いたが、パートナー関係を考える時、天秤座から7室にはラーフが在住して傷つけており、DK(ダラカラカ)の土星は、6室(意見の不一致)に在住している。



また彼女は、現在、天秤座/山羊座(2017/5/11~2018/3/11)であるが、山羊座から見た7室にはGK(グナティカラカ)が在住し、減衰する火星とコンジャンクトしている。



従って、彼女は、パートナー関係においても非常に問題を抱えていると考えられる。



釈明会見が終わった後、彼女は、夫は伴わずに子供を連れて、沖縄に飛んでいる。



8月3日の会見で、「(夫の反応は)怖くて聞けていない。主人も特に何も聞いてこなくて」と話しているが、非常に正直である。


斉藤由貴「7年不倫」会見翌朝に夫を置いて沖縄へ逃げた
8/7(月) 11:00配信

不倫釈明会見の翌朝、8月4日の8時40分。女優・斉藤由貴(50)の姿は、羽田空港にあった。数日分の荷物が入っていそうな大きなキャリーバッグを手荷物として預ける。空港の保安検査所に入る直前に声をかけると、ギクッとした表情を見せた。

ーー斉藤さん、おそれいります。今日はどちらへ?

「言わないでおきたいので……」

 そう答えた斉藤は、子供とともに、沖縄行きの飛行機に乗り込んだ。だが、そこに2歳年上の、斉藤の夫の姿はなかった。

 8月3日発売の「週刊文春」が報じた斉藤のW不倫。1980年代を代表するアイドルであり、現在再ブレイク中の彼女の道ならぬ恋を本誌が耳にしたのは、2017年6月のことだった。

「斉藤は、横浜市内で開業している50代の医師・A氏と不倫交際している。A氏の病院で、斉藤や家族が診察を受けているうちに親しくなった。交際は7年に及ぶ。A氏にも妻と子供がいる」

 2人の交際を憂える人物の証言を得た本誌が取材を開始すると、2人は横浜・元町商店街に近い賃貸マンションで、たびたび密会を繰り返していた。

 7月4日、斉藤は昼の12時半にマンションに入ると、エレベーターで最上階に昇っていく。その20分後、青いTシャツ姿のA氏が、鞄も持たずにマンションに入っていく。エレベーターの行先は、斉藤と同じ最上階だった。

 A氏がマンションを出たのは14時半。病院の午後の診察開始ぎりぎりの時間だ。斎藤がマンションを出たのはその5分後だった。

 翌5日の昼も、2人は同じような行動を見せる。12時半過ぎに15分差でマンションに入ると、午後2時過ぎ、やはり15分差でマンションを出る。逢瀬がよほど楽しかったのか、斉藤が車を停めたパーキングメーターは60分以上の超過時間を刻んでいた。

 7月30日、日曜日の朝9時過ぎ。マンションを出た斉藤は、本誌の直撃取材に、狼狽した様子を見せた。

ーーA氏をご存じですよね?

ーーいま会われていましたよね?

 記者が何を質問しても「やめてください」と言うばかりで、ずっとうつむいたまま、信号が青になったことにも気づかない。やっと黒のポルシェ・カイエンに乗り込むと、車で15分ほどの自宅へ帰っていった。

 その40分後、いつもより時間をかけてマンションから出てきたA氏に話を聞いた。

「僕は医者なので、まず最初に個人の守秘義務があります」

ーー斉藤さんを知っていますよね?

「一般的芸能人としての斉藤由貴さんはよく知っています」

ーー今日、お会いになってますよね?最上階の一室で。

「正式に言うと、彼女の事務所です」

ーーおつき合いされてますよね?

「医療法の守秘義務に抵触します」

ーー不倫期間は7年と聞いている。

「主治医と患者の関係で、年数は守秘義務に抵触します」

 斉藤の所属事務所も「主治医と患者の関係であり、斉藤の個人事務所に、おもに美容関係の往診に来ていただいています」と説明する。

 8月3日におこなった緊急会見で斉藤は「(夫の反応は)怖くて聞けていない。主人も特に何も聞いてこなくて」と話している。その翌日、斉藤は話し合いを避けるように、夫を残して沖縄に旅立った。

(週刊FLASH 2017年8月22日・29日合併号)

斉藤由貴は、この医師のA氏と、交際は7年に及ぶという。


つまりは、マハダシャーケートゥ期にほぼ一致している。



ケートゥは、まず6室(離婚)に在住しており、またナヴァムシャで、ケートゥは3室で減衰している。


その前が、マハダシャー水星期で、水星は4、7室支配で9室に在住し、パートナー関係が安定していたことを考えると、マハダシャーケートゥ期に移行したことで、関係に変化が生じたことを表している。


それが、ナヴァムシャでマハダシャーロードのケートゥが3室で減衰している意味である。




おそらく、配偶者とは婚姻関係を維持しているが、何か停滞感、中断状況が出てきたと考えられる。



そして、2015年9月10日からジャイミニのチャラダシャーで、メジャーダシャーが天秤座に移行している。


天秤座から見ると、DK(ダラカラカ)の土星は6室(離婚)に在住している。



その前が、蠍座のメジャーダシャーで、2007年9月10日から2015年9月10日まで8年間続いていたが、この時、蠍座から見てDKの土星は、5室(恋愛)に在住していた。


従って、この違いは、対称的である。



斉藤由貴のパートナー関係は、ヴィムショッタリダシャーで、ケートゥ期に移行した2013年7月、そして、チャラダシャーで、2015年9月からのタイミングで、段階的に変化が生じていたのである。



そして、その変化は今、深刻な状況を迎えている。



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