非伝統的知識

先日、ボーン・ポール・マンレイのジョーティッシュセミナーに参加して来たが、3日間の講習で3日目に私の出生図を講義の中で公開鑑定してもらう機会を得た。

ポールは気鋭のインド占星術師で、米国ヴェーディックアストロロジー協会の最初の卒業生の一人であり、K.N.ラオ先生が最初に渡米した頃の国際会議から出席していたという正統ラオ派のインド占星術師である。

ラオ先生主催の世界最大の占星術学校ヴァラーティア・ヴィディア・ヴァーヴァンにも入学して卒業しているようである。
そのポールの講座は、ラオ派のジョーティッシュの基本に最も忠実に沿っており、ラオ先生の講義を受けているに近いものがある。

現在でもポールはラオ先生とメールでやり取りしていて、ラオ先生が編集長を務める『ジャーナル・オブ・アストロロジー』に記事を投稿しているようである。

そのポールが私の木星を見ながら、逆行する木星は非伝統的知識を表すと分析していた。

私はそれを聞いてなるほどと思った。

というのは私の精神世界や秘教に関するバックグラウンドは、ロシア人女性のヘレナ・ヴラヴァツキー夫人が創設した神智学協会の教え、そして、それを受け継いだ、ヘレナ.レーリッヒのアグニ・ヨガの教え、さらに、神智学協会に属しながら、後に脱退して、覚者から伝えられた情報を書籍にまとめたアリス
・ベイリーの著作群などの、一連の神智学関連の情報であるからだ。

そして、この神智学の教えは現在では英国人のベンジャミン・クレーム氏によって引き継がれている。彼の仕事は、これら3者の教えを統合し、更に覚者方の人類社会への出現に関する新しい啓示について、広く人々に伝え、覚者方の到来を可能にする希望と期待の風潮を作ることである。

彼は師である覚者との二方向通行のメンタルテレパシー能力によって覚者方の動向に関する最新情報を得られることにより、懐疑的な社会において確信をもって情報を提供することが出来るのである。

これらブラヴァツキー夫人が設立した神智学協会から始まる教えや情報は比較的最近伝えられたのであり、歴史的に考えて全く新しいもので、伝統的な聖典や古典から見れば異端に見える情報である。

それに対して、ジョーティッシュでたびたび取り上げられる、パラーシャラやジャイミニなどの聖者が書き記した教えや、また聖書やコーラン、仏典、ヴェーダなどに書かれた教えは伝統的教えに属するものと思われる。

ポールはヒンズー教のヴェーダなどの思想にそって占星術を教えていたため、彼が背景とするものは伝統的な教えと言えるかもしれない。

どちらが善いとか悪いとか言うことはないと思うが、伝統的知識とは聖典に残っていたり、太古から口伝されてきたような教えであり、それらは一般に過去に属するのかもしれない。

然し、ブラヴァツキー夫人から始まる神智学の教えは、彼女が実際にクート・フーミ大師やモリヤ大師と接触し、その体験から得られたインスピレーションに基づいている。

あるいはアリス.ベイリーは口述筆記によって、ジュワル・クール大師の伝える教えを書きとめた。そして、クレーム氏に至っては一瞬一瞬の思念伝達によって、師である覚者から情報を得ることが出来るのであり、これらは過去ではなく、現在に属していることは確かだ。

そして、現在出てきたばかりの目新しい知識や情報は一般に受け入れられるのに時間がかかるのである。時の洗礼を受けていない革新的な教えや情報は伝統的知識から見れば常に異端であると言える。

然し、その異端であった非伝統的知識も後の世においては伝統的知識になるのかもしれない。

惑星が逆行することによって、特に木星が逆行することによって非伝統的知識を表すというのは初耳だったが、確かに自分のことを考えてみて、上記のような解釈で考えるとよく当てはまるように思われた。

現在、春分点が魚座から水瓶座に向かいつつあるため、伝統的知識というのは魚座の教えを指すのだろうと思われる。

そして、非伝統的知識とは水瓶座の教えを指すのだろうと思われる。
実際、ベンジャミン・クレーム氏を通して伝えられる覚者の教えや情報というのは、水瓶座時代の教えであり、霊ハイアラキーがグループで人類社会に戻ってくることや、グループ瞑想(伝導瞑想)やグループイニシェーションに関する啓示を含んでいる。
















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