2017年を振り返る

今年も残りわずかだが、2017年をヒンドゥーニューイヤーチャートで振り返ってみたい。




2016年6月23日に英国で国民投票が行われ、EUを離脱することを決定している。


そして、2017年3月29日に英国のメイ首相はEUから正式に離脱するためにTEU第50条を発動した。


TEU第50条とは、欧州連合基本条約のことで、第50条は欧州連合からの脱退について定めた条項である。


その条項に基づいて、英国側の全権大使がEU大統領ドナルド・トゥスクへEU離脱を告げる一通の手紙を渡したという。


つまり、英国が正式にEUを離脱したイベントは、2017年に起こった出来事である。


英国はEUの発展に寄与するのではなく、EUから分離独立して、英国自身で発展を模索するという決断である。



米国では、2017年1月20日にドナルド・トランプが大統領に就任した。


そして、米国第一主義(アメリカ・ファースト)を掲げている。


米国は世界秩序よりも国益を優先するという宣言である。



こうした英国のEU離脱(ブレグジット)とドナルドトランプの大統領就任が、今年の年初に起こった今年一年を象徴するイベントであった。



個人主義が台頭し、国家や国益が重視され、その為、強いリーダー、独裁者というものが台頭して来ている。


中国の習近平は、毛沢東にならって自らの名前を冠する思想を党の規約に盛り込み、終身独裁者を目指しているという。


ロシアのプーチンは、2018年3月の大統領選への立候補を表明した。


1999年12月31日にエリツィンに大統領代行に指名され2000年3月26日に大統領に当選し、途中、2008年~2012年までメドベージェフの元で、首相を務めたが、実質的には実権を持ち続け、権力の座に18年間留まっている。


2018年3月に当選すれば、更に長期に渡って、大統領職に留まることになる。こちらも終身独裁といっていいかもしれない。



安倍晋三は、3月5日に開いた自民党の党大会で、総裁任期が「連続2期6年」から「連続3期9年」とする党則改正案が承認され、独裁への道が開かれている。



北朝鮮の金正恩、フィリピンのドゥテルテ大統領なども独裁的な指導者である。



独裁者の特徴は、法を超越している所である。



自分が独裁を維持し続けるために法律の方を変更してしまう。



この独裁者の象徴は、牡羊座である。



牡羊座では土星が減衰する。土星はルールや組織、秩序などを表わすが、その土星が減衰する牡羊座は、ルールを守れないし、守らないし、また自らルールを作ったり、作りかえたりするのである。



その牡羊座に2017年4月8日に天王星が入室したため、こうした独裁者が台頭する時代に突入したのである。



以前、天王星が、牡羊座に入室した1930年代において、イタリアで、ムッソリーニが台頭し、ヒトラーが台頭し、日本では青年将校による2.26事件などが起こり、天皇を中心とする国家の樹立が模索された。


ヒトラーは1933年にヒンデンブルク大統領から首相指名を受けた後、全権委任法を制定し、憲法に拘束されずに無制限に立法できる権限を得た。


つまり、牡羊座は、憲法や既存の法律に縛られずに自ら法律を作るような立場に立つのである。



天王星の公転周期は、84年間であり、12星座で割ると、1星座辺り、7年である。


従って、こうした独裁的な世界情勢は、基本的にあと7年間続くと考えられる。



こうした動きは、世界的な動きとなっており、例えば、スペインからのカタルーニャ州独立運動もそうであり、クルド、ウイグルなどでも独立運動が起こっているようである。


牡羊座は誰にも拘束や束縛を受けたくないのであり、他人が作ったルールに従いたくないのである。


従って、牡羊座は自らが属しているルールからは離脱しようとするのである。


そして、自らルールを作ろうとする。



今年はビットコイン元年と言われたが、今年の頭に数万円でしかなかったビットコインが、2017年末には200万円以上の値段を付けた。


このビットコインは、アナーキズム(無政府主義)、リバータリアニズム(自由至上主義)など、基本的に他人に迷惑をかけなければ何をしても良いとする極端な自由主義の表現である。


国家や政府によって規制されるお金ではなく、自由な経済活動をしたいと考える人々が、ビットコインを推進した。


つまり、ビットコインの激しい上昇も根っこのところは同じであり、世界的な独裁や個人主義の動きの中で、既存の銀行システムというルールを破壊して、新しいルールを自ら作りだそうとする動きである。


牡羊座の表現であると言ってもいいかもしれない。



牡羊座というのは、戦争の星座でもあるため、今はあたかも戦争に突入したかのような時代なのである。



そして、戦争が起こる時には、世界秩序が大きく変更される。そして、システムの変更などによって富の大移動などが起こるのである。



ビットコインを購入する人々の中から、大勢の億万長者が生まれているのは、そうした混乱の時代における特徴的な出来事である。




こうした世界的な動きを前提とした上で、2017年のヒンドゥーニューイヤーチャートを見ると、やはり、その特徴は顕著に表れている。






私は以前、2017年のヒンドゥーニューイヤーチャートを蟹座ラグナにしたが、太陽と月が魚座で同じ度数になる最初のタイミングを正確に測ると、実際には双子座ラグナであったようである。



従って、今回は、私は、双子座ラグナでチャートを作り直した。



6、11室支配の火星が、11室に在住し、ラグナロードで4室支配の水星と11室でコンジャンクトしている。



この火星が牡羊座自室に在住し、ラグナロードも牡羊座に在住しているという配置から考えられることは、これは日本で起こった都民ファーストの国政進出の動きを表しているのではないかと思われる。



日本の政治情勢において、小池百合子率いる都民ファーストが希望の党として、国政に進出し、選挙で敗れ去った。



11室には政党、議会という象意があり、希望の党が台頭し、その際に民進党というリベラル左翼を代表する最大野党が、それに巻き込まれて解体し、左翼勢力が壊滅するという事態に陥ったのである。



民進党が、解党してそこに合流しようとする決断を前原誠司氏が行ったが、これが混乱を招くこととなった。(前原誠司氏は太陽が牡羊座のバラニーで高揚している)



それが日本における今年、最大の出来事である。



こうした小池百合子を独裁者とする希望の党の政治運動が、全国民を巻き込んで、政治劇を繰り広げた。



これがおそらくラグナロードの水星が、6、11室支配の火星とコンジャンクトしている意味ではないかと思われる。




左翼勢力が壊滅したのは、水瓶座にケートゥが在住しているからではないかと考えられる。



ケートゥには失望、思い違い、期待外れという象意があり、現在、壊滅状態にある左翼リベラルの現状を表している。



然し、土星は水瓶座にアスペクトバックしている為、水瓶座は強いとも言える。



リベラル左翼の中でも立憲民主党などの検討が目立ったのはそのためかもしれない。





2017年の日本のヒンドゥーニューイヤーチャートにおいて、牡羊座にラグナロードと、火星と天王星が在住している牡羊座が強調された配置は、独裁者の台頭を表しており、小池百合子の台頭というものが、一つのニュースであった。



そして、日本の保守論客などにおいても安倍晋三を推す論客の本が書店で、平積みに並べられており、活気が感じられた。




7室に冥王星と土星が在住しているが、7室は外交を表わすため、北朝鮮が頻繁にミサイルを打ち上げるなどの物騒な状況を表しているかもしれない。



冥王星は、プルトニウムを表しており、核兵器を象徴する。




10室では金星が高揚しており、対向からは木星がアスペクトしている。



これは自民党が安泰であったことを表しているように思えるのである。



魚座は、現在の安倍内閣の背後にいる成長の家や神道関係の諸団体など宗教的な勢力を表しているとすれば、そうした保守陣営が安泰で、自民党も選挙で大勝し、安倍首相もメディアに頻繁に登場し、芸能人(お笑い芸人)と会食するなど、様々に話題を振りまいている。


先日、来日したアメリカのイヴァンカ・トランプ大統領補佐官を招いた安倍首相主催の晩餐会などもそうであるが、安倍首相が、テレビ番組に出演したり、あたかも芸能人のようにメディアをフル活用しているのも10室で金星が高揚している配置が示すものではないかと思われる。


ドナルド・トランプが大統領に就任してから最初に安倍首相がトランプタワーを訪れて、日米の友好関係を演出したのもそれに該当する。



世界の中でも安倍外交というものが、存在感を示してきたということかもしれない。



マンデン占星術において、10室は、政府、政府機関、政府の最高権力者を表しており、最高権力者の振る舞いなども10室で表されるため、上記のような象意に該当すると考えられる。





それでは2018年の日本のヒンドゥーニューイヤーチャートである。






天秤座ラグナで、ラグナロードの金星が6室に在住し、6室支配の木星がラグナに在住して、1-6室で星座交換している。



火星と土星は3室に在住している。



牡羊座には天王星以外には惑星は在住していないため、2017年度のようにポピュリズム的な動きや独裁者が激しく自己主張するような状況は一段落するのではないかと考えられる。



高揚する金星が10室ではなく、6室に在住しているということは、2018年の日本経済は厳しいのではないかと考えられる。


6室は雇用問題を表わし、労働者や社会的弱者を表している。


ラグナロードの金星が6室に在住しているということは、ラグナロードは国民や国民の状態を表わすと言われている為、国の雇用問題がそれ程、良くないということを示しており、その為、国が失業対策などをしなければならないことを意味しているかもしれない。



2017年のチャートでは11室が強かったが、11室は国の財政状態を表しており、それは日本株の値段に直結している。


2017年の日本株は高値を更新しており、11室が強いことが2017年のチャートによく現れている。



しかし、2018年のヒンドゥーニューイヤーチャートは、11室支配の太陽が6室に在住し、配置が良いとは言えない。


これは経済的には奮闘(struggle)を意味していると考えられる。


10室にはラーフが在住し、敵対星位であり、10室の支配星である月は6室に在住している。


そして、火星からアスペクトされて傷ついている。


10室が傷ついているため、安倍政権は今年ほど、優雅に政権運営をすることはできない可能性が高い。




また6室が傷ついている配置は、6室は軍事なども表わすハウスである。


そこに火星がアスペクトして傷ついている。


北朝鮮などとの緊張関係などが継続して、外交的な奮闘(struggle)も生じるかもしれない。



ラグナロードと6室の支配星が1-6室で星座交換しているということは、国民全体、国家が6室の象意とは無縁ではないということである。



但し、金星と木星は定座にいるかのように強い配置ではあるため、そうした経験によってひどく惨めな辛い状況が来るというのではなく、そうした状況に対して、奮闘し、努力して成果を収めるということかもしれない。



つまり、経済問題や外交問題で困難な状況が起こって来るが、そうした問題に対処して、それなりに上手く乗り越えることを意味しているかもしれない。


















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