ここ数日、ドナルド・トランプがウクライナの頭越しに「ロシアとウクライナが互いのエネルギー施設への攻撃を止める『エネルギー停戦』に合意した」と一方的に発表し、「ウクライナがロシア国内の製油所やエネルギー施設を攻撃したことで世界的なエネルギー価格が高騰している」統領を批判し、「ウクライナには新しい大統領が必要だ」と述べて、公然とゼレンスキー大統領を批判し、攻撃を止めなければ軍事支援や情報共有を打ち切ると警告して、退陣要求を行なったことが米国内外で波紋を広げた。
そして、またロシア産軽油の供給合意(「ディーゼル・ディール」)を行ない、ロシア制裁を緩和する意向を示すことで、国際的に孤立するプーチン大統領に財政的命綱を与えた。
米国内の燃料高という経済問題、また中間選挙対策などの思惑が絡んでいると言われているが、プーチン政権を陰ながら支援しているトランプ政権の腐敗ぶりを露呈している。
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トランプ政権、ロシア軽油の市場供給で合意 「プーチン氏に感謝」 2026/10/10 9:14 朝日新聞 米国のトランプ大統領は9日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、ロシアが米国を含む世界の市場に軽油を供給することで合意したと自身のSNSに投稿した。米国はウクライナに侵攻したロシアに制裁を科してきたが、一時的に緩和する。イラン情勢の混乱で燃料価格が高騰し、米国民の不満が高まるなか、11月の中間選挙を前に価格上昇に歯止めをかける狙いとみられる。 トランプ氏の投稿によると、米国などにまず30万トン超が輸出され、11月に50万トン、その直後に100万トンを供給することで合意。その後も、ロシアの製油所の状況次第で300万トンが供給されるとし、「世界中の軽油価格は記録的な速さで下落するだろう!」と強調した。農家やトラック運転手ら米国民のために価格を下げることが最優先事項だとしている。 その後、トランプ氏はホワイトハウスで記者団の取材に応じ、「莫大(ばくだい)な量の石油が我が国に入ってくる。率直に、プーチン大統領に感謝したい」と語った。 |
何故、このようなプーチンに肩入れするような発言になるのかだが、トランプのダシャーは木星/金星期で、2024年頃から変っていない為、特にダシャーの変化が原因だった訳ではない。
以前から言っているようにトランプの12室支配の月が蠍座のジェーシュタに在住しており、そのジェーシュタがプーチンのラグナである為、トランプはプーチンに何でも妥協してしまう配置になっているのがまずは一つの原因である。
そして、ここ最近のトランジットが、トランプの立場に大きな変化を引き起こしたことは分かる。
木星が6月2日からトランプの蟹座12室に移動し、12室支配の月にアスペクトを開始し、土星は7月27日に魚座で逆行を開始して、12室の支配星にアスペクトしている。
12室へのダブルトランジットが生じた為、まさに損失や出費といった象意が活性化したのである。
トランプの12室にダブルトランジット ーイラン戦争で莫大な軍事費を支出し、弾薬が尽きる-
トランプのイランに対するイスラエルとの共同軍事作戦は、2026年2月28日から行われているが、アメリカの武器弾薬が尽きて、トランプ政権が苦境に陥っていると報道され始めたのは、2026年8月〜9月頃で、ちょうど、12室(損失、出費)にダブルトランジットが開始されたタイミングである。
そして、国内では、軽油価格が値上がりして、2倍の金額になっており、農業や運送業に従事している人が営業停止に追い込まれたり、非常に困ることになっている。
中間選挙を目前にしたドナルド・トランプはそうした軽油の値上げに対する対策を講じなければならなかったという事情もあったと思われる。
トランプも苦しいので、プーチンと敵対している余裕はなく、また最近、習近平を厚遇して、アメリカに招待したが、中国とも対立ではなく、対話路線を取るしかないのである。
また上述したようにトランプの12室支配の月が4室で蠍座のジェーシュタに在住しており、そこはプーチンのラグナである為、妥協する相手がプーチンであることは常にその12室の象意の現れ方の一つである。
因みにトランプのイラン攻撃で、原油が値上がりしたことは、プーチンにとっては軍事費を賄うのには有利に働いたようである。
トランプの行動は、意識するしないに関わらず、プーチンを利するように働いているようである。
プーチンの10室(地位)に木星と土星がダブルトランジット
そして、もう一つのポイントは、木星は現在、蟹座をトランジットしているが、11/1から獅子座に移動する効果が既に2ヵ月前を切っている10/10時点で働いているのである。
木星が獅子座に移動すると、魚座で逆行する土星と共に水瓶座と獅子座にダブルトランジットが生じる。
プーチンにとって、これは4室と10室にダブルトランジットが生じることを表しており、10室に木星がトランジットして、10室にダブルトランジットが生じることから、プーチンの影響力が強化され、トランプの助けを得て、より国際的な地位が安定することを示しているのである。
10室獅子座を通過する木星は、プーチンにとってドナルド・トランプからの助けを象徴している。
トランプ政権のアメリカに軽油を輸出することで、ヨーロッパから制裁を受けて、孤立していたプーチンは、トランプに助けられて戦争を継続する為の資金を得たと言える。
現在、トランプは、木星/金星期だが、金星は蟹座に在住しており、その蟹座はプーチンの蠍座ラグナから見た9室(幸運)である。
そして、9室には木星がトランジットしている。
5室には土星がトランジットし、木星がアスペクトして、5室にダブルトランジットも生じている。
5室には総理大臣という象意があり、ナチュラルゾーディアックでは獅子座であり、権威のハウスである。
木星が蟹座から獅子座に移動する動きは、プーチンにとっては、ドナルド・トランプの支援を意味しているのである。
トランプのプーチンへの肩入れは、こうした文脈の中で、起こっている。
因みにトランプのアンタルダシャーロードである金星は、12室で6、7室支配の土星とコンジャンクトして、激しく傷つけられているが、これは10室の支配星が6室支配の土星から害されていることを意味しており、トランプの海外での活動、すなわち、イラン戦争が、上手く行かなかったことを示している。
このように傷ついた10室の支配星が在住する蟹座である為、そこにトランジットの木星が移動したとしても上手く行かないのである。
イランの革命防衛隊やアメリカ国内のトランプに反対する活動家によって、その活動が害されることを示している。
この土星と金星の絡みは、ラグナから見ても月から見ても何もラージャヨーガを形成しておらず、単に10室や7室の支配星を傷つけているだけであることは注目に値する。
その蟹座に木星がトランジットしても何も上手く行かないのはその為である。
ここ最近のドナルド・トランプのイラン攻撃に関わる迷走は、12室でのダシャーの支配星の活性化や12室への木星のトランジットなどによってもたらされている。
米中間選挙の行方
そして、アメリカの中間選挙だが、トランプのラグナに木星が11/1から移動し、木星や土星が5室や9室にダブルトランジットし、12室へのダブルトランジットが解除される為、中間選挙の投票日である11/3は、トランプには有利に働くと思われる。
これまで様々な批判を受けていたのは、12室にダブルトランジットが生じていた為である。
11/3にその12室へのダブルトランジットがちょうど解除されていることを考えると、トランプがこの投票日の土壇場で、支持を回復することを意味している。
しかし、そうは言ってもダシャーは木星/金星期であり、木星をダシャーラグナとして、2、9室支配の金星と5室支配の土星が、11室で、2-5、5-9のダナヨーガを形成しており、その配置が、それでもトランプが一定の評価を受ける理由となっている。
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